JP4704779B2 - 林地残材結束装置 - Google Patents
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Description
本発明は、山林が伐採された後、現地山元に全木集材され積出しされる際に発生する林地残材を結束するための装置に関する。
山林が伐採され、現地山元に全木集材された原木は、枝木および梢を切落して所定長の丸太とされ、積出されている。原木から切落された枝木および梢すなわち林地残材は、殆どの場合、現地山元の集材地付近に切落されたままの状態で放置されている。このように現地山元に放置された林地残材は積出し作業の障害になり、豪雨の際には流出して流木被害、廃棄物被害等を発生させている。放置状態が長期間になると朽ちてくる。林地残材はバイオマス資源としての活用法があるが、切落された状態で集積して積出すには、嵩密度が小さくまた含水率が高いので輸送効率が非常に低くて採算に合わず、殆ど活用されていない。
このような課題を解決するために、現地山元において、林地残材を集めて減容結束し、所定の太さおよび長さの束とし、一定期間集積貯蔵して乾燥し、その後積出すことが考えられる。結束し貯蔵乾燥することにより、林地残材は嵩密度が大きくなるとともに含水率が低くなり、輸送効率が向上し、活用の可能性が出てくる。このような林地残材を結束するための装置として、廃木材のパッキング装置(特許文献1参照)の利用が考えられる。この装置は、建築物の解体現場から排出される廃木材をトラックで搬出する際の、積込み作業の効率化および積載効率を高めるための装置である。
すなわち、廃木材のパッキング装置は、廃木材容器、折り曲げ装置、畳み込み装置、押し込み装置、押し上げ装置および結束装置により構成されている。廃木材容器は上下両面を開放された矩形の筒状容器であり、容器内を上方向へ押上げ可能な押し上げ装置の押し上げ板により底面を構成されている。折り曲げ装置は、廃木材容器の一方の長辺上部端に回転支持された折り曲げ板が回転して廃木材容器内へ押し込み可能に構成されている。畳み込み装置は、廃木材容器の両方の短辺上部端にそれぞれ回転支持された畳み込み板が回転して廃木材容器内へ押し込み可能に構成されている。押し込み装置は、押し込み板が、押し込み時に廃木材容器の上方から廃木材容器内へ押し込み可能であり、それ以外は廃木材容器の外側面に沿って待機可能に構成されている。結束装置は、廃木材容器の他方の長辺上部端に配置されている。
このような各装置により構成される廃木材のパッキング装置において、廃木材は、グラブ等の重機あるいは人力により、廃木材容器の対向する短辺上端間に廃木材容器を跨ぐようにして置かれ、折り曲げ装置、畳み込み装置および押し込み装置を順次作動させることにより、廃木材容器内に折り曲げて押し込まれ、減容化され、結束され、その後、押し上げ装置により押上げられて廃木材容器から排出される。以上の一連の操作により、廃木材が減容化して結束され、この一連の操作が繰返される。
また、図10に示す構成の林地残材の結束装置がある(非特許文献1参照)。図10において、符号40で示すものは結束装置であり、結束装置40は第1減容機を兼ねた供給機41を上流端とし、順次下流方向へ移送機42、第2減容機43、第3減容機44、結束機45および切断機46を図示しない架台上に直線状に配置して構成されている。第1減容機を兼ねた供給機41は左右に離間して直立配置され、それぞれ油圧モータで回転駆動される2本の突起付きローラにより構成されている。移送機42は上下に離間するとともに間隔調整可能に水平配置され、それぞれ油圧モータで回転駆動される2本の突起付きローラにより構成されている。第2減容機43および第3減容機44は、軸直角断面が多角形の筒状通路の内径を油圧シリンダにより絞り可能に構成されている。結束機45は梱包荷造り用の結束機を用途に応じた必要な改良を加えて構成されている。切断機46はチェンソーにより構成されている。なお、第3減容機44と結束機45とは一体となって、第2減容機43と切断機46との間を直線的に往復移動可能に構成されている。
このように構成された結束装置40において、まず、林地残材が、第1減容機を兼ねた供給機41に供給され、第1減容機を兼ねた供給機41および移送機42により左右方向、続いて上下方向に減容されながら緩めの束となって下流方向へ供給され、第2減容機43へ侵入する。つぎに、第2減容機43において、林地残材の束は、適宜に調整された周囲からの締付けにより減容されながら、第1減容機を兼ねた供給機41および移送機42の移送作用により下流方向へ押出され、後退した第3減容機44および結束機45に引取られる。つぎに、第2減容機43の締付けを緩め、林地残材の束を引取った第3減容機44および結束機45が、第1減容機を兼ねた供給機41および移送機42の移送作用とともに、第3減容機44において林地残材の束を締付けて保持しながら切断機46の手前まで前進し、停止する。この間、林地残材の束は第3減容機44の締付けにより最終的に減容されながら前進し、締付けられた状態で結束機45により結束され、切断機46へ送り出される。つぎに、第2減容機43が林地残材の束を締付けにより減容し、締付けを緩めた第3減容機44が結束機45とともに第2減容機43直前まで後退し、その後、林地残材の束を締付けて保持する。以下同様にして、第3減容機44および結束機45が第2減容機43と切断機46との間を往復し、減容され結束された林地残材を順次切断機46へ送り出す。切断機46において、切断機46を通過した結束状態の林地残材は、通過長さが所定長に達したときに切断される。
特開2001−213520号公報
OPERATOR‘SMANUAL1490DBundler(Finland国Timberjack社製1490DSlashBundler)、11−1−1〜11−1−10ページ
従来の林地残材結束装置は以上のように構成されているため、つぎのような課題が存在していた。すなわち、林地残材結束装置としての利用が考えられる特許文献1の廃木材のパッキング装置では、最初に一度に処理可能な林地残材を処理容器に供給し、一連の操作の後、結束された林地残材を処理容器から排出すものであり、連続供給による連続処理ができず、処理効率が低い。また、非特許文献1の林地残材の結束装置では、連続供給による連続処理が可能であるが、多角形の筒状通路で構成される第2減容機43および第3減容機44において、不規則に多数の突起部のある林地残材の束を減容するとともに減容状態が緩まないようにスムーズに通過させることが困難である。さらに、第2減容機43および第3減容機44とにおける締付け状態および緩めた状態の関連操作、第3減容機44の往復動作と第1減容機を兼ねた供給機41および移送機42との作動および停止の関連操作など、複雑な操作が必要である。
本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、処理効率の高い連続供給による連続処理が可能であるとともに、スムーズな処理が可能であり、操作が簡単な林地残材結束装置を提供することを目的とする。
本発明による林地残材結束装置は、架台上に、供給部、第1減容移送部、案内部、第2減容移送部、結束部および切断部が順次直線状に配置して構成されていることを特徴とする。
詳細には、前記第1減容移送部が上下に離間して水平に配置される2本の突起付きローラにより構成されるとともに上ローラが間隔調整可能に構成され、案内部が案内筒により構成され、前記第2減容移送部が左右に所定間隔離間して直立に配置される2本の突起付き縦ローラにより構成され、第2減容移送部の直後に前記結束部が配置されていることを特徴とする。
また、詳細には、前記第1減容移送部が上下に離間して水平に配置される2本の突起付きローラにより構成されるとともに上ローラが間隔調整可能に構成され、前記案内部が案内筒により構成され、前記第2減容移送部が移送方向に直交する面において移送中心軸から放射方向に開閉する複数個に分割された圧縮チャックにより構成されるとともに、案内筒から移送方向に離間して配置された前記結束部との間を往復移動可能に構成されていることを特徴とする。
さらにまた、詳細には、前記第1減容移送部が上下に離間して水平に配置される3本の突起付きローラにより構成されると共に、上ローラが間隔調整可能に構成され、下ローラは水平に並べて配置されると共に、案内部が案内筒により構成され、前記第2減容移送部が移送方向に直交する面において移送中心軸から左右に所定間隔離間して配置されるクランプにより構成されると共に、前記案内筒から移送方向に離間して配置された前記結束部との間を往復移動可能に構成されていることを特徴とする。
本発明による林地残材結束装置は以上のように構成されていることにより、以下のような効果を得ることができる。すなわち、林地残材結束装置が、架台上に、供給部、第1減容移送部、案内部、第2減容移送部、結束部および切断部を順次直線状に配置して構成されている。その結果、供給部に供給された林地残材が各部を順次経由する過程で、2工程の減容処理を受けて減容され、結束され、所定長に切断して排出されるので、処理工程数が少なく、処理効率の高い連続供給による連続処理が可能になった。
また、案内筒を介して配置される第1減容移送部および第2減容移送部がそれぞれ離間して配置される2本の突起付きローラにより構成され、第2減容移送部の直後に結束部が配置されている。その結果、不規則に多数の突起部のある林地残材の束が、第1減容移送部から案内筒を介して第2減容移送部へ減容されながら容易に移送され、第2減容移送部の後方に殆ど間隔無く配置された結束部へ、減容状態が緩む間もなく移動して結束されるので、スムーズな処理が可能であり、林地残材の束を減容状態を保持しながら移送するための複雑な操作を必要としなくなった。
また、案内筒を介して配置される第1減容移送部および第2減容移送部において、第1減容移送部が離間して配置される2本の突起付きローラにより構成され、第2減容移送部が圧縮チャックにより構成されるとともに案内筒と移送方向に離間して配置された結束部との間を往復移動可能に構成されている。その結果、第1減容移送部において減容された林地残材の束が案内筒を経てスムーズに第2減容移送部に移送されて保持され、第2減容移送部が減容された林地残材の束を緩ませること無く結束部へ移動して結束されるので、同様に、スムーズな処理が可能であり、林地残材の束を減容状態を保持しながら移送するための複雑な操作を必要としなくなった。
さらにまた、案内筒を介して配置される第1減容移送部および第2減容移送部において、第1減容移送部が離間して配置される3本の突起付きローラにより構成され、第2減容移送部がクランプにより構成されるとともに案内筒と移送方向に離間して配置された結束部との間を往復移動可能に構成されている。その結果、第1減容移送部においては、上ローラの押さえを水平に並んだ2本の下ローラが受けるため、林地残材の束が広い面積で上ローラの押さえ荷重を受け、減容された状態を保持したまま、案内筒を経てスムーズに第2減容移送部へ移送される。
第2減容移送部においては、移送方向に直交する面において移送中心軸から左右に所定間隔離間して配置されたクランプで締め付け、案内筒と結束部の間を往復移動して結束されるので減容された束から不規則にはみ出した枝木などが多少存在してもスムーズな処理が可能であり、圧縮率の高い結束が可能となった。また、第2減容移送部が構造的にシンプルなクランプで構成されるため装置全体の重量が軽くなり、山林現場への輸送や荷下ろし、積み込みなどが容易となる。
第2減容移送部においては、移送方向に直交する面において移送中心軸から左右に所定間隔離間して配置されたクランプで締め付け、案内筒と結束部の間を往復移動して結束されるので減容された束から不規則にはみ出した枝木などが多少存在してもスムーズな処理が可能であり、圧縮率の高い結束が可能となった。また、第2減容移送部が構造的にシンプルなクランプで構成されるため装置全体の重量が軽くなり、山林現場への輸送や荷下ろし、積み込みなどが容易となる。
以下、図面とともに本発明による林地残材結束装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。図1は本発明による林地残材結束装置の第1実施例を示す正面図、図2は図1の平面図、図3は本発明による林地残材結束装置の第2実施例を示す正面図、図4は図3における矢視IV−IV図、図5は図3に示す第2実施例の供給部の他の実施例を示す正面図、図6は第3実施例を示す正面図、図7は図6の側面図、図8は第3実施例における第2減容移送部の構造説明する矢視図、図9は第3実施例の第2減容移送部の他の形状を示す矢視図である。
なお、図1における右端を「一端」、左端を「他端」、他端方向を「処理方向」という。
なお、図1における右端を「一端」、左端を「他端」、他端方向を「処理方向」という。
まず、第1実施例について詳細に説明する。図1および図2において、符号10で示すものは林地残材結束装置であり、林地残材結束装置10は、架台11上の一端に供給部12が配置され、他端方向へ順次、第1減容移送部13、案内部14、第2減容移送部15、結束部16、切断部17および排出部18が直線状に配置して構成されている。架台11は、処理方向に長尺の略直方体形状に構成されて水平配置された水平架台11aと、水平架台11aの他端部寄りに直立し処理方向を跨ぐように直交して設けられた門形架台11bと、により構成され、水平架台11aの他端部が排出部18として構成されている。
前記供給部12は略直方体の箱状容器であり、上面の全面および前記第1減容移送部13側側面の全面あるいは下方部分を開放して構成されている。供給部12は前記水平架台11aの一端の上面に配置されている。
前記第1減容移送部13は、2本の突起付きローラすなわち上ローラ13aおよび下ローラ13b、上ローラ13aの両端を回転可能に保持するアーム13d、アーム13dを回転可能に支持する回転支持軸13c、アーム13dを回転作動させる油圧シリンダ13g、上ローラ13aおよび下ローラ13bをそれぞれ回転駆動する上油圧モータ13eおよび下油圧モータ13fにより構成されている。
前記上ローラ13aおよび前記下ローラ13bは処理方向に直交するとともに相互に上下方向に離間して水平に配置され、上部ローラ13aが間隔調整可能に構成されている。すなわち、前記回転支持軸13cが前記門形架台11bの上部に上ローラ13aと平行して固定支持されている。回転支持軸13cの両端部にそれぞれ前記アーム13dの後端が回転可能に支持されている。両側のアーム13dの中間部とそれぞれの側の前記水平架台11aとの間に前記油圧シリンダ13gが設けられている。一方のアーム13dの先端付近に上油圧モータ13eが設けられ、上油圧モータ13eの軸端と上ローラ13aの軸端とがそれぞれに設けられたスプロケットをチェーンにより連結され、上ローラ13aを回転駆動可能に構成されている。下ローラ13bが、その上面を水平架台11aの上面から僅かに突出するように、水平架台11aの内部において回転可能に支持されている。水平架台11aに下油圧モータ13fが設けられ、下油圧モータ13fの軸端と下ローラ13bの軸端とがそれぞれに設けられたスプロケットをチェーンにより連結され、下ローラ13bを回転駆動可能に構成されている。
前記第2減容移送部15は、2本の突起付きローラすなわち2本の縦ローラ15aおよびそれぞれの縦ローラ15aを回転駆動する縦油圧モータ15bにより構成されている。縦ローラ15aは前記門形架台11bの両側直立部の内側に、所定の間隔を設け、それぞれ直立して回転可能に支持されている。前記水平架台11a内に位置するそれぞれの縦ローラ15aの軸端に縦油圧モータ15bが直接連結され、縦ローラ15aを回転駆動可能に構成されている。前記上ローラ13aおよび下ローラ13bの直後から縦ローラ15aの直前までの間に、前記案内部14を構成する案内筒14aが水平架台11aおよび門形架台11bに支持して配置されている。案内筒14aは軸直角断面の水平方向間隔を処理方向へ徐々に減少するように構成されている。
前記結束部16は梱包荷造り用と同様の結束機16aにより構成されており、略矩形の枠形状に構成されている。結束機16aは、前記門形架台11bの直後において、処理方向に直交するとともに直立して配置され、前記水平架台11aおよび門形架台11bに固定保持されている。前記切断部17はチェンソー17aにより構成されている。チェンソー17aは、結束部16の処理方向下流部において、水平架台11aの一方の側部に直立状態で固定支持され、処理方向に鉛直な内面を横断往復可能に配置されている。切断部17の処理方向下流部は、水平架台11aの端部が前記排出部18を構成している。なお、排出部18は本発明において必須の構成要件ではない。また、前記上油圧モータ13e、前記下油圧モータ13f、前記油圧シリンダ13g、前記縦油圧モータ15b、結束機16a、チェンソー17a等は図示しない動力源により駆動され、図示しない制御装置により操作および制御が行われる。
以上のように構成された第1実施例の林地残材結束装置10は以下のように作動する。すなわち、林地残材結束装置10はトラック等の荷台に載せて山林が伐採される現地山元に運ばれ、トラックの荷台上あるいは平地に降ろされて運転される。林地残材を結束処理するには、まず、グラブ等の重機あるいは人力で林地残材すなわち原木から切落された枝木および梢を掻き集めて供給部12へ、その上面開放部から投入する。つぎに、第1減容移送部13の油圧シリンダ13gを操作して上ローラ13aと下ローラ13bとの間隔を調整する。つぎに、第1減容移送部13の上油圧モータ13e、下油圧モータ13fおよび第2減容移送部15の2台の縦油圧モータ15bを起動し、上ローラ13a、下ローラ13bおよび2本の縦ローラ15aを処理方向へ回転駆動する。第1減容移送部13において、供給部12の側面開放部から突出した林地残材の下方部分が回転する上ローラ13aと下ローラ13bとの間に引込まれるように引出される。上ローラ13aと下ローラ13bとの間に引込まれた林地残材は上下方向から押付けられて減容されながら処理方向へ移送される。
減容されながら第1減容移送部13を通過した林地残材は、第1減容移送部13の移送作用により、案内部14を通過して第2減容移送部15へ移送される。案内部14では、林地残材が案内筒14aにより第1減容移送部13における減容状態を維持しながら通過する。第2減容移送部15に到達した林地残材は、2本の縦ローラ15aにより左右方向から押付けられて減容されながら処理方向へ移送される。すなわち、林地残材は2度目の減容作用を受け、第1減容移送部13における減容作用と合せて、束の直角断面において2次元的に減容される。
第2減容移送部15を減容されながら通過した林地残材は、減容状態が緩む間もなく直ちに結束部16へ移送され、結束部16において結束機16aにより、減容された束の状態で結束される。なお、結束機16aの結束時には、第1減容移送部13および第2減容移送部15の移送作用を一時停止する。結束された林地残材は、再起動された第1減容移送部13および第2減容移送部15の移送作用により、切断部17を通過し、排出部18へ移送される。結束部16において、林地残材の束は適宜の間隔で順次結束される。結束された林地残材が切断部17を所定の長さ、例えば3メートル通過したところで、結束部16における結束時すなわち移送作用の一時停止時に合せてチェンソー17aを起動し、林地残材の結束された束を横断して切断する。
以上のように、供給部12へ供給された林地残材は、順次第1減容移送部13へ引込まれ、一時停止しながらも連続的に各部を順次通過し、その間に減容されて結束され、所定長の束に切断され、排出部18から排出される。その結果、所定長、例えば3メートルの適宜の間隔で両端部および中間部を結束された林地残材の束が連続的に作り出される。
以上のように、供給部12へ供給された林地残材は、順次第1減容移送部13へ引込まれ、一時停止しながらも連続的に各部を順次通過し、その間に減容されて結束され、所定長の束に切断され、排出部18から排出される。その結果、所定長、例えば3メートルの適宜の間隔で両端部および中間部を結束された林地残材の束が連続的に作り出される。
つぎに、第2実施例について詳細に説明する。図3、図4および図5において、符号20で示すものは林地残材結束装置であり、林地残材結束装置20は、架台21の一端(図3の右端)部を供給部22とし、架台21の他端(図3の左端)方向(以下において、この方向を「処理方向」という。)へ順次、第1減容移送部23、案内部24、第2減容移送部25、結束部26、切断部27が直線状に配置され、架台21の他端部を排出部28として構成されている。架台21は、処理方向に長尺の略直方体形状に構成されて水平配置される水平架台21aと、水平架台21aの中間部両端に直立して処理方向へ伸びるように設けられた案内架台21bと、により構成され、架台21の一端部21cが供給部22を、他端部21dが排出部28を構成している。
前記供給部22は前記架台21の一端部21cであり、両側に囲い用の板状部材22aが設けられている。また、図5に示すように、一端部21cの上に横断面が凹形あるいは円弧形の受台22bを配置し、受台22bの処理方向下流端の蝶番を介して水平架台21aに支持し、受台22bの一端側を油圧シリンダ22cで上下方向へ揺動可能に支持して構成してもよい。
前記第1減容移送部23は、2本の突起付きローラすなわち上ローラ23aおよび下ローラ23b、上ローラ23aの両端を回転可能に保持するアーム23d、アーム23dを回転可能に支持する回転支持軸23c、アーム23dを回転作動させる油圧シリンダ23e、上ローラ23aおよび下ローラ23bをそれぞれ回転駆動する図示しない油圧モータにより構成されている。
前記上ローラ23aおよび前記下ローラ23bは処理方向に直交するとともに相互に上下方向に離間して水平に配置され、上部ローラ23aが間隔調整可能に構成されている。すなわち、前記回転支持軸23cが前記案内架台21bの上部に上ローラ23aと平行して固定支持されている。回転支持軸23cの両端部にそれぞれ前記アーム23dの後端が回転可能に支持されている。両側のアーム23dの先端間に上ローラ23aが回転可能に支持されている。両側のアーム23dの中間部とそれぞれの側の前記水平架台21aとの間に前記油圧シリンダ23eが設けられている。下ローラ23bが、その上面を水平架台21aの上面から僅かに突出するように、水平架台21aの内部において回転可能に支持されている。上ローラ23aおよび下ローラ23bにはそれぞれ図示しない油圧モータが回転駆動可能に連結されている。
前記第2減容移送部25は、図4に示すように、矩形の枠体25a、4組の圧縮チャック25b、および2本の油圧シリンダ25cにより構成されている。枠体25aは、処理方向に直交して配置され、上部の両角を前記案内架台21bの棒状部材に貫通させ、下部の両角を前記水平架台21aの棒状部材に貫通させ、処理(図3の矢印A)方向へ往復移動可能に配置されている。4組の圧縮チャック25bは、枠体25aの内部中心方向へ伸縮可能なように、各辺にそれぞれ支持されている。図4では4組の圧縮チャック25bが伸びた場合それぞれの先端が円形を形成するように構成されている。2本の油圧シリンダ25cは枠体25aの対向する2辺(図4では左右の2辺)にそれぞれ一端を支持して水平配置され、他端を案内架台21b(図4では処理方向下流側)に支持されている。
すなわち、前記第2減容移送部25は、前記圧縮チャック25bにより減容するとともに、前記油圧シリンダ25cにより処理方向へ往復動可能に構成されている。前記上ローラ23aおよび下ローラ23bの直後から第2減容移送部25の後退位置の直前までの間に、前記案内部24を構成する案内筒が前記水平架台21aおよび前記案内架台21bに支持して配置されている。なお、圧縮チャック25bは4組に限定されるものではなく、伸縮可能であるために複数個に分割されておればよい。また、圧縮チャック25bが伸びた時の先端の形状は円形に限定されるものではなく、多角形など他の形状でもよい。
前記結束部26は梱包荷造り用と同様の結束機により構成されており、略矩形の枠形状に構成されている。結束機は前記案内架台21bの直後であり前記第2減容移送部25の前進位置の直後において、処理方向に直交するとともに直立して配置され、前記水平架台21aおよび案内架台21bに固定保持されている。前記切断部27はチェンソーにより構成されている。チェンソーは、結束部26の処理方向下流部において、水平架台21aの一方の側部に直立状態で固定支持され、処理方向に鉛直な内面を横断往復可能に配置されている。切断部27の処理方向下流部は、前記架台21の前記他端部21dが前記排出部28を構成している。なお、排出部28は本発明において必須の構成要件ではない。また、前記上ローラ23aおよび前記下ローラ23b用油圧モータ、前記油圧シリンダ23e、前記圧縮チャック25b、前記油圧シリンダ25c、結束機、チェンソー、油圧シリンダ22c等は図示しない動力源により駆動され、図示しない制御装置により操作および制御が行われる。
以上のように構成された第2実施例の林地残材結束装置20は以下のように作動する。すなわち、林地残材結束装置20はトラック等の荷台に乗せて山林が伐採される現地山元に運ばれ、トラックの荷台上あるいは平地に降ろされて運転される。林地残材を結束処理するには、まず、グラブ等の重機あるいは人力で林地残材すなわち原木から切落された枝木および梢を掻き集めて供給部22へ載せる。つぎに、第1減容移送部23の油圧シリンダ23eを操作して上ローラ23aと下ローラ23bとの間隔を調整する。つぎに、第1減容移送部23の油圧モータを起動し、上ローラ23aおよび下ローラ23bを処理方向へ回転駆動する。なお、起動時には、第2減容移送部25を案内部24の直後まで後退させ、圧縮チャック25bを縮めて先端部を開いておく。
つぎに、供給部22に載せられた林地残材を回転する上ローラ23aと下ローラ23bとの間に噛ませて引込ませる。枝木および梢を掻き集めて積重ねると互いに絡み合い、供給部22へ載せられた林地残材は第1減容移送部23へ順次引込まれる。また、図5に示すように、油圧シリンダ22cを伸ばして受台22bを傾斜させることにより、林地残材は受台22bを滑り落ち、容易に第1減容移送部23へ引込まれる。上ローラ23aと下ローラ23bとの間に引込まれた林地残材は上下方向から押付けられて減容されながら処理方向へ移送される。
減容されながら第1減容移送部23を通過した林地残材は、第1減容移送部23の移送作用により、案内部24を通過して第2減容移送部25へ移送される。案内部24では、林地残材が第1減容移送部23における減容状態を維持しながら通過する。第2減容移送部25において、到達した林地残材の束は、第2減容移送部25の前方へ所定長突出した時点で圧縮チャック25bが伸びて先端部を閉じ、掴まれて圧縮減容される。圧縮チャック25bが先端部を閉じた時点で、油圧シリンダ25cを縮むように作動させる。第2減容移送部25は第1減容移送部23の移送速度に合せて処理方向へ前進する。第2減容移送部25が結束部26の直前に到達した時点で油圧シリンダ25cの作動を停止し、第2減容移送部25の前進を停止する。同時に第1減容移送部23の上ローラ23aおよび下ローラ23bの回転も一時停止させる。
減容されながら第1減容移送部23を通過した林地残材は、第1減容移送部23の移送作用により、案内部24を通過して第2減容移送部25へ移送される。案内部24では、林地残材が第1減容移送部23における減容状態を維持しながら通過する。第2減容移送部25において、到達した林地残材の束は、第2減容移送部25の前方へ所定長突出した時点で圧縮チャック25bが伸びて先端部を閉じ、掴まれて圧縮減容される。圧縮チャック25bが先端部を閉じた時点で、油圧シリンダ25cを縮むように作動させる。第2減容移送部25は第1減容移送部23の移送速度に合せて処理方向へ前進する。第2減容移送部25が結束部26の直前に到達した時点で油圧シリンダ25cの作動を停止し、第2減容移送部25の前進を停止する。同時に第1減容移送部23の上ローラ23aおよび下ローラ23bの回転も一時停止させる。
第2減容移送部25が結束部26の直前で停止した状態で、第2減容移送部25から前方へ突出した林地残材の束が結束部26内に挿入された状態となり、結束部26を作動させて林地残材の突出部を結束する。結束後、第2減容移送部25は、圧縮チャック25bを縮めて先端部を開き、油圧シリンダ25cを伸ばして案内部24直後まで後退し、圧縮チャック25bを伸ばして先端部を閉じ、第1減容移送部23の上ローラ23aおよび下ローラ23bを回転起動し、同時に油圧シリンダ25cを縮むように作動させ、第2減容移送部25を処理方向へ前進させる。
すなわち、第1減容移送部23の減容移送作用と第2減容移送部25の前進時の減容移送作用により、林地残材の束が減容されながら順次処理方向へ移送され、結束部26において適宜の間隔で結束される。結束された林地残材の束は、順次切断部27を通過し、排出部28に到る。結束された林地残材が切断部27を所定の長さ、例えば3メートル通過したところで、結束部26における結束時すなわち移送作用の一時停止時に合せて切断部27のチェンソーを起動し、林地残材の結束された束を横断して切断する。
以上のように、供給部22へ供給された林地残材は、順次第1減容移送部23へ引込まれ、一時停止しながらも連続的に各部を順次通過し、その間に減容され、所定長の束に切断され、排出部28から排出される。その結果、所定長、例えば3メートルの適宜の間隔で両端部および中間部を結束された林地残材の束が連続的に作り出される。
つぎに、第3実施例について詳細に説明する。図6、図7、図8および図9において、符号30で示すものは林地残材結束装置であり、林地残材結束装置30は、架台31の一端(図6の右端)部を供給部32とし、架台31の他端(図6の左端)方向(以下においてこの方向を「処理方向」という)へ順次、第1減容移送部33、案内部34、第2減容移送部35、結束部36、切断部37が直線状に配置され、架台31の他端部を排出部38として構成されている。架台31は、処理方向に長尺の略直方体形状に構成されて水平配置される水平架台31aと水平架台31aの中間部両側に直立して処理方向へ伸びるように設けられた案内架台31bと、により構成され、架台31の一端部31aが供給部32を、他端部31cが排出部38を構成している。
また、第3実施例では架台31に、供給部32、第1減容移送部33、案内部34、第2減容移送部35、結束部36および切断部37が直線状に配置された構成としているが、結束部36および切断部37を一つの枠形状の架台に収納できれば、第2減容移送部までを架台31に配置し、これに結束部、切断部が収納された架台を取り付ける構成としてもよい。
前記供給部32は前記架台31の一端部31aであり、両側に囲い用の板状部材32aが設けられている。
前記供給部32は前記架台31の一端部31aであり、両側に囲い用の板状部材32aが設けられている。
前記第1減容移送部33は、3本の突起付きローラ、即ち、上ローラ33a、下ローラ33b、33c、上ローラ33aの両端を回転可能に保持するアーム33d、アーム33dを回転可能に支持する回転支持軸33g、アーム33dを回転作動させる油圧シリンダ33e、上ローラ33aを回転させる油圧モータ33h、下ローラ33bおよび33cを回転させる油圧モータ33fにより構成されている。
前記上ローラ33aおよび前記下ローラ33b、33cは処理方向に直交すると共に、相互に上下方向に離間して水平に配置され、上ローラ33aが間隔調整可能に構成されている。
すなわち、前記回転支持軸33gが前記案内架台31bの上部に上ローラ33aと平行して固定支持されている。回転支持軸33gの両端部にそれぞれ前記アーム33dの後端が回転可能に支持されている。両側のアーム33dの先端間に上ローラ33aが回転可能に支持されている。両側のアーム33dの中間部とそれぞれの側の前記水平架台31aとの間に前記油圧シリンダ33eが設けられている。下ローラ33bおよび33cが、その上面を水平架台31aの上面から僅かに突出するように、水平架台31aの内部において回転可能に支持されている。上ローラ33aは、アーム33dに設けられた油圧モータ33hが、また下ローラ33bおよび33cは、水平架台31aの内部に設けられた油圧シリンダ33fがそれぞれ回転駆動可能に連結されている。
すなわち、前記回転支持軸33gが前記案内架台31bの上部に上ローラ33aと平行して固定支持されている。回転支持軸33gの両端部にそれぞれ前記アーム33dの後端が回転可能に支持されている。両側のアーム33dの先端間に上ローラ33aが回転可能に支持されている。両側のアーム33dの中間部とそれぞれの側の前記水平架台31aとの間に前記油圧シリンダ33eが設けられている。下ローラ33bおよび33cが、その上面を水平架台31aの上面から僅かに突出するように、水平架台31aの内部において回転可能に支持されている。上ローラ33aは、アーム33dに設けられた油圧モータ33hが、また下ローラ33bおよび33cは、水平架台31aの内部に設けられた油圧シリンダ33fがそれぞれ回転駆動可能に連結されている。
前記第2減容移送部35は、図7および図8に示すように左右に配置された爪形のクランプ35aとクランプ35aの左右の爪を開閉可能に支持する回転支持軸35d、クランプ35aを処理(図6の矢印A)方向へ往復移動可能に固定支持する支持台35c、支持台35cを処理方向へ往復移動可能にする図示しない油圧シリンダとクランプ35aを開閉作動させる油圧シリンダ35bと、により構成されている。爪形のクランプ35aは、図8に示すように湾曲した3組の爪で構成され、両端に2組、中央に1組の爪が互いに向き合って、処理方向に直交して配置され、クランプ35aの下端部が前記開閉支持軸と共に支持台35cに所定間隔を置いて固定されている。左右に配置されたクランプ35aはそれぞれに設けられた油圧シリンダ35bの伸縮動作により互いに中心方向へ開閉するように構成され、左右の爪が同期して作動するように構成されている。
すなわち、前記第2減容移送部35は、前記クランプ35aを前記油圧シリンダ35bで動作することにより減容すると共に、前記図示しない油圧シリンダにより処理方向へ往復移動可能に構成されている。前記クランプ35aが固定支持された支持台35cは、前記油圧シリンダ35bと共に、前記案内部34の直後から第2減容移送部35の後退位置の直前までの間に処理方向に沿って前記架台31aに平行して設けられた2本のレール31e上を往復移動可能なように配置されている。なお、前記クランプ35aにより林地残材を掴む接触面の形状については、特にフラットな面に限定されるものではなく、図9に示すように例えば鋸歯状に切り欠きを入れた形状(A)、あるいは互いに開閉するクランプの爪の一部を覆うように、自在に曲がる板を設けた形状(B)のものでもよい。
前記結束部36は梱包荷造り用と同様の結束機により構成されており、略矩形の枠形状に構成されている。結束機は前記案内架台31bの直後であり前記第2減容移送部35の前進位置の直後において、処理方向に直交すると共に、直立して配置され、前記水平架台31aおよび案内架台31bに固定保持されている。前記切断部37はチェンソー37aにより構成されており結束部36の処理方向下流部において結束機が配置された枠構造の中に収納され、処理方向に鉛直な内面を横断往復可能に配置されている。切断部37の処理方向下流部には、排出部38が配置され、前記結束機36により結束された林地残材の束が排出される構成となっている。
なお、排出部38は本発明において必須の構成要件ではない。また、前記上ローラ33aおよび前記下ローラ33b、33c用油圧モータ33hおよび33f、前記油圧シリンダ33e、前記クランプ駆動用油圧シリンダ35b、結束機、チェンソー等は図示しない動力源により駆動され、図示しない制御装置により操作および制御が行われる。
以上のように構成された第3実施例の林地残材結束装置30は以下のように作動する。すなわち、林地残材結束装置30はトラック等の荷台に乗せて山林が伐採される現地山元に運ばれ、トラックの荷台上あるいは平地に降ろされて運転される。林地残材を結束処理するには、まず、グラブ等の重機あるいは人力で林地残材すなわち原木から切り落とされた枝木および梢を掻き集めて供給部32へ載せる。つぎに、第1減容移送部33の油圧シリンダ33eを操作して上ローラ33aと下ローラ33bおよび33cとの間隔を調整する。つぎに、第1減容移送部33の油圧モータ33h、33fを起動し、上ローラ33aおよび下ローラ33b、33cを処理方向へ回転駆動する。なお、起動時には、第2減容移送部35のクランプ35aおよびクランプ35aが固定支持される治具35c、クランプ35aを開閉作動する油圧シリンダ35bを案内部34の直後まで後退させクランプ35aは油圧シリンダ35bを縮めて開いておく。
つぎに、供給部32に載せられた林地残材を回転する上ローラ33aと下ローラ33bおよび33cとの間に噛ませて引き込ませる。枝木、梢を掻き集めて積み重ねると互いに絡み合い、供給部32へ載せられた林地残材は第1減容移送部33へ順次引き込まれる。 上ローラ33aと下ローラ33b、33cとの間に引き込まれた林地残材は、上下方向から押しつけられて圧縮減容されながら処理方向へ移送される。
減容されながら第1減容移送部33を通過した林地残材は、第1減容移送部33の移送作用により、案内部34を通過して第2減容移送部35へ移送される。案内部34では、林地残材が第1減容移送部33における減容状態を維持しながら通過する。第2減容移送部35において、到達した林地残材の束は、第2減容移送部35の前方へ所定長突出した時点でクランプ35aが油圧シリンダ35bにより閉じる方向に作動し、林地残材の束はクランプ35aに掴まれて圧縮減容される。つぎに第2減容移送部35は第1減容移送部33の移動速度に同期して図示しない油圧シリンダにより処理方向へ前進する。この時クランプ35aに掴まれた林地残材の束は、処理方向に沿って架台31に固定された平板31dを滑りながら前進する。
第2減容移送部35のクランプ35aが結束部36の直前に到達した時点で、図示しない油圧シリンダの作動を停止し、クランプ35aの前進を停止する。同時に第1減容移送部33の上ローラ33aおよび下ローラ33b、33cの回転も一時停止させる。
第2減容移送部35のクランプ35aが結束部36の直前に到達した時点で、図示しない油圧シリンダの作動を停止し、クランプ35aの前進を停止する。同時に第1減容移送部33の上ローラ33aおよび下ローラ33b、33cの回転も一時停止させる。
第2減容移送部35のクランプ35aが結束部36の直前で停止した状態で、第2減容移送部35から前方に突出した林地残材の束が結束部36内に挿入された状態となり、結束部36の結束機を作動させて林地残材の突出部を結束する。結束後、第2減容移送部35はクランプ35aの爪を開き、図示しない油圧シリンダにより案内部34直後まで後退し、油圧シリンダ35bによりクランプ35aの爪を閉じ、林地残材の束を掴んで圧縮減容する。クランプ35aが林地残材を掴んだ時点で、第1減容移送部33の上ローラ33aと下ローラ33b、33cを回転起動し、同時に図示しない油圧シリンダによりクランプ35aを処理方向へ前進させる。
すなわち、第1減容移送部33の減容移送作用と第2減容移送部35の前進時の減容移送作用により、林地残材の束が減容されながら順次処理方向へ移送され、結束部36において適宜の間隔で結束される。結束された林地残材の束は、順次切断部37を通過し、排出部38に到る。
結束された林地残材が切断部37を所定の長さ、例えば3メートル通過したところで、結束部36における結束時すなわち移送作用の停止時に合わせて切断部37のチェンソー37aを起動し、林地残材の結束された束を横断して切断する。
結束された林地残材が切断部37を所定の長さ、例えば3メートル通過したところで、結束部36における結束時すなわち移送作用の停止時に合わせて切断部37のチェンソー37aを起動し、林地残材の結束された束を横断して切断する。
以上のように、供給部32へ供給された林地残材は、順次第1減容移送部33へ引き込まれ、一時停止しながらも連続的に各部を順次通過し、その間に減容されて結束され、所定長の束に切断され、排出部38から排出される。その結果、所定長、例えば3メートルの適宜の間隔で両端部および中間部を結束された林地残材の束が連続的に作り出される。 なお本発明の林地残材結束装置は架台に供給部、第1減容移送部、案内部、第2減容移送部、結束部、切断部および排出部が順次直線状に配置されており、この架台に車輪、無限軌道帯、その他の接地推進手段を設け、また、本発明の林地残材結束装置を駆動するための油圧ユニットおよび制御盤を配置することにより自走可能な装置にすることもできる。
10、20、30 林地残材結束装置
11、21、31 架台
12、22、32 供給部
13、23、33 第1減容移送部
14、24、34 案内部
15、25、35 第2減容移送部
16、26、36 結束部
17、27、37 切断部
18、28、38 排出部
40 結束装置
41 第1減容機を兼ねた供給機
42 移送機
43 第2減容機
44 第3減容機
45 結束機
46 切断機
11、21、31 架台
12、22、32 供給部
13、23、33 第1減容移送部
14、24、34 案内部
15、25、35 第2減容移送部
16、26、36 結束部
17、27、37 切断部
18、28、38 排出部
40 結束装置
41 第1減容機を兼ねた供給機
42 移送機
43 第2減容機
44 第3減容機
45 結束機
46 切断機
Claims (4)
- 架台(11、21、31)上に、供給部(12、22、32)、第1減容移送部(13、23、33)、案内部(14、24、34)、第2減容移送部(15、25、35)、結束部(16、26、36)および切断部(17、27、37)が順次直線状に配置して構成されていることを特徴とする林地残材結束装置。
- 前記第1減容移送部(13)が上下に離間して水平に配置される2本の突起付きローラ(13a、13b)により構成されるとともに上ローラ(13a)が間隔調整可能に構成され、案内部(14)が案内筒(14a)により構成され、前記第2減容移送部(15)が左右に所定間隔離間して直立に配置される2本の突起付き縦ローラ(15a)により構成され、第2減容移送部(15)の直後に前記結束部(16)が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の林地残材結束装置。
- 前記第1減容移送部(23)が上下に離間して水平に配置される2本の突起付きローラ(23a、23b)により構成されるとともに上ローラ(23a)が間隔調整可能に構成され、前記案内部(24)が案内筒により構成され、前記第2減容移送部(25)が移送方向に直交する面において移送中心軸から放射方向に開閉する複数個に分割された圧縮チャック(25b)により構成されるとともに、案内筒から移送方向に離間して配置された前記結束部(26)との間を往復移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の林地残材結束装置。
- 前記第1減容移送部(33)が上下に離間して水平に配置される3本の突起付きローラ(33a、33b、33c)により構成されると共に、上ローラ(33a)が間隔調整可能に構成され、下ローラ(33b、33c)は水平に並べて配置されると共に、案内部(34)が案内筒により構成され、前記第2減容移送部(35)が移送方向に直交する面において移送中心軸から左右に所定間隔離間して配置されるクランプ(35a)により構成されると共に、案内筒から移送方向に離間して配置された前記結束部(36)との間を往復移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載の林地残材結束装置。
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