JP4704760B2 - 光ファイバ母材の製造方法及び光ファイバ母材 - Google Patents

光ファイバ母材の製造方法及び光ファイバ母材 Download PDF

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Description

本発明は、シングルモードファイバと呼ばれる汎用光ファイバの製造に用いられる光ファイバ母材とは異なり、比較的特殊な光ファイバの製造に用いられる光ファイバ母材の製造方法及び光ファイバ母材に係り、特には、コアロッドとチューブを溶融して一体化するジャケッティング法に関する。
シングルモードファイバの製造に用いられる光ファイバ母材は、例えば、VAD法でコア用バーナーを用いて各バーナーに供給する原料ガス中のGeCl4の含有量を変えてコア部の屈折率分布を調整し、この上にクラッド用バーナーでSiO2からなるガラス微粒子を堆積させてクラッド部を形成した後、脱水、透明ガラス化して製造される。
他の製造方法として、ジャケッティング法は、予め屈折率分布を調整したコアロッドをチューブ内にセットして溶融一体化する際に、コアロッドとチューブの界面に気泡や不純物等の欠陥が残りやすく、このような光ファイバ母材から得られる光ファイバは、光伝送ロスが大きくなる。
この対策として、特許文献1,2は、コアロッドとチューブの間隙をハロゲンガスで満たして溶融一体化することにより、ガラス表面の汚れや吸着水分の除去の効果で、光伝送ロスが低減できる旨記載している。
ジャケッティング法においては、チューブとコアロッドを互いに接触しないようにすることが重要であり、コアロッドのセット方法について、特許文献3〜5に記載の方法が挙げられる。
特許文献3,4は、縦型炉でジャケッティングする際の、両端の2点支持と下端部の支持方法、支持部材等について記載している。他方、特許文献5は、気相エッチングや減圧のためにコアロッドに切り欠き部を設け、チューブの両端部に接続したダミーチューブを縮径して、コアロッドをチューブ内にセットする方法を記載している。
特開昭61-117126号公報 特開2003-48737号公報 特開平11-139841号公報 特開2001-247326号公報 特開2003-160351号公報
しかしながら、上記特許文献に記載の方法は、コアロッドの重量が軽いと、ジャケッティングチューブ内にガスを導入した際に、ガス流の勢いによりコアロッドが移動することがあり、このために、(a)チューブの内面及びコアロッドの外面に傷が付く、(b)十分な量のガスを流せない、(c)移動したコアロッドは元の位置に戻す必要があるが、作業が大変である、等の問題があった。
これらの問題は、ジャケッティング後の光ファイバ母材から得られる光ファイバ特性にも影響を及ぼすため、コアロッドに傷を付けず、かつ十分な量のハロゲンガスでコアロッド及びチューブ内を処理する必要があった。
本発明は、クラッドチューブとコアロッドのジャケッティングの際に、チューブ内に十分な量の処理ガスを供給しても、そのガス流によって内部にセットされたコアロッドが移動し、傷を付けることのない光ファイバ母材の製造方法及び光ファイバ母材を提供することを目的としている。
本発明の光ファイバ母材の製造方法は、クラッドチューブの両端に、これより大きな内径を有するガス給排気用のダミーチューブを接続し、該接続の前又は後に、クラッドチューブの内径より大きくダミーチューブの内径より小さなかつ長さが30mm以上の頭部を有するコアロッドをクラッドチューブ内に挿入し、チューブ内に処理ガスを流し加熱して、クラッドチューブとコアロッドを該コアロッドの頭部を含めて溶融一体化することを特徴としている。
なお、コアロッドの頭部と、ダミーチューブ及びクラッドチューブとの間にガス流路が確保されているようにする。このようにして本発明の光ファイバ母材が得られる。
本発明の光ファイバ母材の製造方法によれば、ジャケッティング中、クラッドチューブとコアロッドとの間に供給される処理ガスによって、コアロッドが移動しないため、十分な量の処理ガスを供給することができる。よって、作業性がよく、かつコアロッドとクラッドチューブとの界面に欠陥のない光ファイバ母材が得られ、品質の向上及び生産コストの低減に寄与する。
以下、実施例1、比較例1,2に基づいて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されず、様々な態様が可能である。
(実施例1)
内径10mmφで長さ300mmのクラッドチューブの両端に内径19mmφのダミーチューブを溶着し、外径15mmφで長さ50mmの頭部と外径8mmφで長さ320mmの直胴部を有するコアロッドを、図1に示すようにチューブ内にセットした。左方のダミーチューブ側から、脱水処理ガスとして塩素ガス500ml/min及びヘリウム2000ml/minを流し、内部を十分に脱水した後、溶融一体化した。
このように十分な量の処理ガスをチューブ内に流しても、コアロッドの頭部がクラッドチューブの内径よりも太く加工されているため、コアロッドが処理ガスによってその下流側に押されて移動することもなく、作業性が良好であった。
(比較例1)
内径10mmφで長さ300mmのクラッドチューブの両端に内径19mmφのダミーチューブを溶着し、外径15mmφで長さ10mmの頭部と外径8mmφで長さ320mmの直胴部を有するコアロッドを、図2に示すようにチューブ内にセットした。左方のダミーチューブ側から、脱水処理ガスとして塩素ガス500ml/min及びヘリウム2000ml/minを流し、内部を十分に脱水した後、クラッドチューブの端から溶融一体化を開始した。
コアロッドの頭部の長さが短いため、実施例1よりもジャケッティング位置が変化し、このため僅かに不良部が形成された。コアロッドは、処理ガスによってその下流側に押されて移動することはなく、作業性も良好であった。
(比較例2)
内径10mmφで長さ300mmのクラッドチューブの両端に内径19mmφのダミーチューブを溶着し、外径8mmφ、長さ320mmのコアロッドを図3に示すようにチューブ内にセットした。左方のダミーチューブ側から、脱水処理ガスとして塩素ガス500ml/min及びヘリウム2000ml/minを流し、内部を十分に脱水した後、溶融一体化した。
このように脱水処理に必要な量の処理ガスをチューブ内に流したところ、コアロッドが処理ガスによってその下流側に押されて移動した。このため、移動したコアロッドを処理ガスの下流側から清浄なガラス棒で押して、元のセット位置まで戻した。この作業の際、コアロッドとクラッドチューブとが擦れ、泡の発生原因となった。また、この作業の際に大気に触れ、光伝送ロスが実施例1のものに比べて大きくなった。
なお、実施例1及び比較例1,2の結果を下記の表1にまとめて示した。
Figure 0004704760
本発明によれば、コアロッドとクラッドチューブとの界面に欠陥のない光ファイバ母材が得られ、かつ作業性がよく生産コストの低減に寄与する。
本発明の実施例1を説明する概略説明図である。 比較例1を説明する概略説明図である。 比較例2を説明する概略説明図である。

Claims (3)

  1. クラッドチューブの両端に、これより大きな内径を有するガス給排気用のダミーチューブを接続し、該接続の前又は後に、クラッドチューブの内径より大きくダミーチューブの内径より小さなかつ長さが30mm以上の頭部を有するコアロッドをクラッドチューブ内に挿入し、チューブ内に処理ガスを流し加熱して、クラッドチューブとコアロッドを該コアロッドの頭部を含めて溶融一体化することを特徴とする光ファイバ母材の製造方法。
  2. 前記コアロッドの頭部と、ダミーチューブ及びクラッドチューブとの間にガス流路が確保されている請求項1に記載の光ファイバ母材の製造方法。
  3. 請求項1又は2に記載の光ファイバ母材の製造方法を用いて製造されてなることを特徴とする光ファイバ母材。
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