JP4703958B2 - 摩擦攪拌接合装置 - Google Patents

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Description

本発明は、回転による摩擦熱で被接合物を軟化、攪拌して接合する摩擦攪拌接合装置に関する。
摩擦攪拌接合では、先端にピンを有する回転子を高速で回転させながら、ピンをワークに挿入し、摩擦熱でワークを軟化、攪拌して接合する。従来の摩擦攪拌接合、特にスポット接合において、回転子を引き上げて、埋入していたピンを抜き出すと、該接合部位には、ピンに対応した空洞が生じる。
このように空洞部が形成されると、この空洞部分に応力が集中し、接合強度が低下する。特に、疲労破壊が生じやすい。また、外観も悪化し、美観上好ましくなく、汚れも入る。このように、用途面で様々な支障を来たし、製品品質上問題となっている。
このような問題に鑑み、本件発明者は、ピンを可動とし、接合後にピンを引き抜き、その後再押圧することで、空洞の形成を抑制する方法を提案した。
しかしながら、上記したピンを引き抜く方法では、ピンを抜く動作と再押圧動作には時間的なずれがあるため、この時間分、接合に要する時間が長くなっていた。また、一旦ピンを引き抜くと、母材が冷却され、充分に空洞を埋めることができない場合がある。
本発明の目的は、短時間で空洞を埋めて接合することができる摩擦攪拌接合装置を提供することである。
本発明は、高速回転する回転子を回転軸線方向に移動させ、回転子先端部を被接合物に押圧し、回転子先端部と前記被接合物との接触部を、回転による摩擦熱で軟化させ、攪拌して被接合物をスポット接合する摩擦攪拌接合装置において、
前記回転子は、回転子に挿通され、回転軸線方向に相対直進移動可能に設けられる軸状のピンを有し、
前記軸状のピンがともに回転する回転子の回転、および前記軸状のピンの回転子に対する相対直進移動は、同一の駆動源によって行なわれ、
ピンが回転子先端部から突出する状態で、ピンと回転子先端部に形成されたショルダー部の端面とで摩擦攪拌された後、
接合物を、前記回転子先端部の端面の押圧力を維持して押圧した状態で、前記軸状のピンを相対移動させ、前記押圧力によって、前記軸状のピンが引き抜かれた空間に、摩擦熱軟化した被接合物を流れ込ませて前記空間を埋めることを特徴とする摩擦攪拌接合装置である。
また本発明は、回転子先端部は、円筒状のリング部を有し、前記軸状のピンは、リング部に変位可能に挿入される内軸であることを特徴とする。
また本発明は、高速回転する回転子を回転軸線方向に移動させ、回転子先端部を被接合物に押圧し、回転子先端部と前記被接合物との接触部を、回転による摩擦熱で軟化させ、攪拌して被接合物を連続接合する摩擦攪拌接合装置において、
前記回転子は、回転子に挿通され、回転軸線方向に相対直進移動可能に設けられる軸状のピンを有し、
前記軸状のピンがともに回転する回転子の回転、および前記軸状のピンの回転子に対する相対直進移動は、同一の駆動源によって行なわれ、
ピンが回転子先端部から突出する状態で、ピンと回転子先端部に形成されたショルダー部の端面とで摩擦攪拌された後、
被接合物を、前記回転子先端部の端面の押圧力を維持して押圧した状態で、前記軸状のピンを相対移動させ、前記押圧力によって、前記軸状のピンが引き抜かれた空間に、摩擦熱軟化した被接合物を流れ込ませて前記空間を埋めることを特徴とする摩擦攪拌接合装置である。
また本発明は、回転子と軸状のピンとが一体となって直進移動する一体移動状態と、回転子と軸状のピンとが相対移動する相対移動状態とが、ブレーキ機構またはクラッチ機構によって切り換えられることを特徴とする。
また本発明は、回転子の回転方向を切り換えることで、前記相対移動の方向が切り換えられることを特徴とする。
また本発明は、接合終了時には、前記回転子先端部の端面と前記ピンの先端部とを面一の状態となるまで軸状のピンを移動させて押圧することを特徴とする。
また本発明は、前記回転子先端部の端面と前記ピンの先端部とを面一の状態となるまで軸状のピンを移動させた後、所定時間押圧することを特徴とする。
本発明に従えば、軸状のピンが回転子に相対直進移動可能に挿通され、接合終了時に、軸状のピンを引き抜く。ここで、本発明では、回転子先端で被接合物を押圧した状態で引き抜くので、軸状のピンが引き抜かれた空間に周囲の母材が流れ込み、軸状のピンを引き抜いた後の空洞が埋められる。このように、前述した従来技術よりも速く空洞を埋めることができる。また、一旦引き抜いてから空洞を埋めるのでなく、押圧した状態で軸状のピンを引き抜くので、軟化した母材が冷却されて硬化することなく、確実に空洞を埋めることができる。
本発明に従えば、回転子先端にリング部が設けられるリング型の摩擦攪拌接合装置にも本発明を適用することができる。
本発明に従えば、連続接合においても、回転子先端による被接合物の押圧を維持した状態で軸状のピンを引き抜くので、軸状のピンが引き抜かれた空間に周囲の母材が流れ込み、軸状のピンを引き抜いた後の空洞が埋められる。このように、前述した従来技術よりも速く空洞を埋めることができる。また、一旦引き抜いてから空洞を埋めるのでなく、押圧した状態で軸状のピンを引き抜くので、軟化した母材が冷却されて硬化することなく、確実に空洞を埋めることができる。また、駆動源を共通とすることで、装置自体の重量を軽減し、製造コストも削減することができる。
本発明に従えば、駆動源を共通とすることで、装置自体の重量を軽減し、また製造コストも削減することができる。
本発明に従えば、ブレーキ機構またはクラッチ機構など、簡単な構成で一体移動状態と相対移動状態とを切り換えることができる。
本発明に従えば、回転子の回転方向を切り換えることで、一体移動状態と相対移動状態とが切り換えられるので、接合制御が容易となる。
本発明に従えば、平坦となった回転子先端で押圧することで、接合語のワーク表面を平坦とし、美観を向上させることが可能となる。
本発明に従えば、回転子先端を平坦にした状態で、所定時間押圧することにより、さらに確実に空洞を埋め、凹所を防ぐことができる。
本発明によれば、回転子先端による被接合物の押圧を維持した状態で軸状のピンを引き抜くので、軸状のピンが引き抜かれた空間に周囲の母材が流れ込み、軸状のピンを引き抜いた後の空洞が埋められる。
また本発明は、回転子先端にリング部が設けられるタイプの摩擦攪拌接合装置にも本発明を適用することができる。
また本発明は、連続接合を行なう場合にも適用することができる。
また本発明によれば、駆動源を共通とすることで、装置自体の重量を軽減し、また製造コストも削減することができる。
また本発明によれば、ブレーキ機構またはクラッチ機構など、簡単な構成で一体移動状態と相対移動状態とを切り換えることができる。
また本発明によれば、回転子の回転方向を切り換えることで、相対移動の方向を切り換えるので、接合制御が容易となる。
また本発明によれば、回転子先端が平坦になるまで軸を移動させるので、被接合物表面を平坦とすることが可能となる。
また本発明によれば、平坦となった回転子先端で所定時間押圧することで、さらに空洞を確実に埋め、被接合物表面を平坦にすることができる。
図1は、本発明に実施の一形態である摩擦攪拌接合装置1の構成を示す図である。摩擦攪拌接合装置1は、たとえば6軸垂直多関節型ロボットの手首に装着され、接合ガンとして用いられる。
摩擦攪拌接合装置1は、回転子2、回転用モータ3、直進用モータ4および、これらを支持するガンアーム(図示せず)を備え、ガンアームがロボットの手首に装着される。回転子2は、回転子保持部材5に保持され、回転軸線Lまわりに回転自在で、かつ回転軸線L方向に移動可能にガンアームに支持される。回転用モータ3は、本実施形態ではインダクションモータからなり、ガンアームに固定され、回転子2を回転軸線Lまわりに回転駆動する。直進用モータ4は、本実施形態ではサーボモータであり、ガンアームに固定され、回転子2を、回転軸線L方向に直進駆動する。
回転子保持部材5は、円柱状であり、下端部に回転子2が、回転軸線Lを同軸として装着されて固定される。この回転子保持部材5の外周部には、スプライン10が形成され、スプライン受け11によって受けられる。スプライン受け11は、軸受け12によって、ガンアームに固定支持される。スプライン受け11の外周にはベルト車が固定され、また、回転用モータ3の出力軸にもベルト車14が固定される。このベルト車14からスプライン受け11のベルト車にわたってVベルトが巻きかけられる。このような構成によって、回転用モータ3を駆動させることによって、回転子2を回転軸線Lまわりに高速で回転駆動することができる。また、スプライン10を介して回転力が伝達されるため、回転駆動しながら回転軸線Lに沿う直進移動を許容することができる。
回転子保持部材5の下端部には、直進駆動部材20が装着される。直進駆動部材20は、円筒状であり、回転子保持部材5に対して一対の軸受け21を介し、回転軸線Lまわりに回転自在で、かつ回転軸線L方向への変位が阻止されて連結される。この直線駆動部材20の外周には外ネジが形成されており、リング状の内ネジ部材22が、直進駆動部材20の外ネジに螺合する。この内ネジ部材22は、ガンアームに固定される軸受け23を介して、ガンアームに、回転軸線Lまわりに回転自在に取り付けられる。
この内ネジ部材22の外周には有歯ベルト車が固定される。また、直進用モータ4の出力軸にも有歯ベルト車24が固定され、この有歯ベルト車24から内ネジ部材22の有歯ベルト車にわたってタイミングベルト25が巻き掛けられる。また、直進駆動部材20の外周部には、回転軸線Lに平行な溝27が形成されている。直進駆動部材20の外周には、リング状で、直進駆動部材20を外囲し、前記溝27に嵌りこむ凸部を有する周り止めリング26(図2参照)が、ガンアームに固定支持される。これによって、直進駆動部材20が回転軸線Lまわりに回転することが防がれる。
直進用モータ4を駆動させることで、タイミングベルト25を介して、内ネジ部材22が回転駆動し、これに螺合する直進駆動部材20が回転軸線L方向に直進移動し、これによって回転子保持部材5および回転子2が回転軸線L方向に直進移動する。また、直進駆動部材20と回転子保持部材5とは軸受け21を介して連結されているので、回転子2および回転子保持部材20が回転軸線Lまわりに高速で回転駆動しながら、回転軸線L方向に直進移動させることができる。また、回転子2および回転子保持部材5に直進駆動力を与える直進駆動部材20は、回転軸線Lを共通の軸線として直進力を与えるので、力の伝達効率が良好である。
また、回転子保持部材5の中央部には、スプライン受け29が回転子保持部材5に嵌り込む。このスプライン受け29は、軸受け28によってガンアームに回転自在に支持される。このような構成により、回転子保持部材5が回転軸性L方向に直進移動可能で、かつ回転軸線Lまわりに回転可能に支持される。
回転子2および回転子保持部材5には、回転軸線Lに沿って挿通孔35が形成され、この挿通孔35に軸状のピンであるピン軸36が挿通される。このピン軸36は、回転子保持部材5の後端(図1の上端)から回転子2の先端にわたって挿通し、回転軸線Lに沿って回転子2および回転子保持部材5に対して相対直進移動可能に設けられる。
回転子保持部材の後端には、前記ピン軸36が連結されてピン軸36と一体となる円柱状の軸駆動部材37が設けられる。この軸駆動部材37の外周部には、外ネジが形成される。また、回転子保持部材5の後端部には、軸駆動部材37の外ネジに螺合する内ネジ部材38が固定される。駆動部材37は、回転軸線Lを中心とする円柱状であり、後部(図1の上部)にスプライン軸39が挿入される。つまり、駆動部材37の後部にスプライン受けが形成された挿入孔が、回転軸線Lに沿って形成され、この挿入孔にスプライン軸39が、回転軸線L方向に変位可能で、回転軸線Lまわりの回転が阻止されて挿入される。
スプライン軸39の後端部にはユニバーサルジョイント40を介して電磁ブレーキ41が連結される。この電磁ブレーキ41はガンアームに固定され、ONされて励磁されると、スプライン軸39の回転を阻止し、OFFされるとスプライン軸39の回転を許容する。
回転子2先端は、円錐状となり、先端部に円柱状のショルダー部50が形成され、このショルダー部50の端面中央に挿通孔35が開口している。ピン軸36が先端側に直進移動すると、ショルダー部50の端面からピン軸が突出する。この突出したピン軸36が突出部であり、摩擦攪拌接合時に、この突出したピン軸36がワークに挿入される。ピン軸36は、ピン軸先端が突出した突出状態と、ピン軸が退避して、ピン軸先端とショルダー部50の端面とが面一となる面一状態の2つの状態に切り換わることができる。この切り換わりは、回転子保持部材5の後端部に設けられる切り換え機構51によって行なわれる。
図3は、切り換え機構51を示す拡大図である。切り換え機構51は、回転子保持部材5の後端部に形成される空間47を有し、軸駆動部材37は、下端部が空間47に露出する。軸駆動部材37の下端部にはフランジが形成され、このフランジがストッパ45として機能する。
回転子保持部材5は、回転用モータ3によって回転軸線Lまわりに回転する。このとき、前記電磁ブレーキ41がOFFされている場合には、軸駆動部材37も回転子保持部材5とともに回転する。
電磁ブレーキをONすると、軸駆動部材37の回転が停止する。つまり、軸駆動部材37が回転子保持部材5のねじ部材38に対して回転することになり、これによって、軸駆動部材37およびピン軸36が回転子保持部材5および回転子2に対して軸線Lに沿って相対的に直進移動することになる。
このような相対移動状態で、軸駆動部材37のストッパ45が、空間47の下面48または上面49に行き当たると、軸駆動部材37の移動が停止し、軸駆動部材37と回転子保持部材5とが一体となって移動し、一体移動状態となる。このようにして、相対移動状態と一体移動状態とは電磁ブレーキ41によって切り換わる。
ストッパ45が下面48に行き当たったとき、ピン軸36の先端はショルダー部50の端面から突出した突出状態となり、ストッパ45が上面49に行き当たったとき、ピン軸36が退避し、面一状態となる。
軸駆動部材37のストッパ45と回転子保持部材5との間には、ばね部材46が介在される。ばね部材46とストッパ45および下面48とに摩擦力が発生するので、電磁ブレーキ41がOFF状態で、回転子保持部材5が回転したとき、回転子保持部材5と軸駆動部材37とが確実にともに回転する。
ガンアームには、回転子先端に対向配置される受け部(図示略)が取り付けられており、接合時には、この受け部と回転子先端とでワークを挟んで接合する。
つぎに図4のタイムチャートを参照して、本発明の摩擦攪拌接合装置の接合方法について説明する。ここでは、水平に重畳配置された2枚のワークをスポット接合するものとする。ワークは、たとえばアルミニウム合金である。
まず、ロボットによって摩擦攪拌接合装置1の位置決めを行なう。つまり、接合点の下に受け部が配置されるように摩擦攪拌接合装置1の位置決めを行なう。
(1)まず、初期状態では、回転子2が接合点から所定距離離反した原位置に配置されており、回転子2は、回転用モータ3によって所定速度、たとえば2000rpm程度の高速で逆転(上から見て反時計まわり)しており、ピン軸36は、面一状態となっている。このとき、軸駆動部材37のストッパ45は、空間47の上面49に当接している。また電磁ブレーキ41はOFFとなっているので、回転子保持部材5、回転子2とともにピン軸36が回転している。
(2)つぎに、ロボットの動きに合わせて直進用モータ4を駆動させて回転子2を前進(下降)させる。
(3)ガンの開度(受け部と回転子先端との距離)が所定開度に達すると、電磁ブレーキ41を所定時間ONにする。すると、回転子2とともに回転していたピン軸36および軸駆動部材37が、電磁ブレーキ41により回転が拘束される。ただし、電磁ブレーキ41とはスプライン軸39を介して連結されるので、回転軸線L方向への進退は自由となっている。また、軸駆動部材37の外ネジおよび回転子保持部材5のねじ部材38は右ネジであるので、軸駆動部材37の回転を拘束することで、回転子保持部材5および回転子2に対して、軸駆動部材37およびピン軸36が下方に移動する。そして、軸駆動部材37のストッパ45が、空間47の下面48に行き当たるまで下降を続ける。このようにストッパ45が下面48に行き当たるのに必要な時間よりも少し長い時間だけ、電磁ブレーキのON継続時間が設定される。なお、ストッパ45が行き当たり、回転子保持部材5とともに軸駆動部材37が回転するときの回転力よりも、電磁ブレーキ41のブレーキ力は小さく設定してある。このようにして、ピン軸36が、回転子2に対して相対直進移動することにより、ピン軸36の先端がショルダー部50の端面から突出し、ストッパ45が行き当たって停止する。このようにして、ピン軸36は、突出状態となる。
(4)電磁ブレーキ41をOFFした後、回転用モータ3を正転にする。また、回転子2の下降は継続している。
(5)回転子先端から突出するピン軸36がワークに当接して、押圧力が発生する。そして、ピン軸36先端とワークとの摩擦熱でワークが軟化し、押圧されてピン軸36がワークに挿入される。
(6)ピン軸36が挿入され、ショルダー部50の端面がワークに当接すると、さらに押圧力が発生する。このときの状態を、図5(A)に示す。そして、所定時間押圧する。この間、ピン軸36およびショルダー部50の端面による回転によって攪拌され、ワークの摩擦攪拌接合が行なわれる。
(7)所定時間経過すると、電磁ブレーキ41を所定時間ONする。すると、(3)とは逆で、回転子保持部材5のねじ部材38が、上からみて時計回りに回転している状態で、軸駆動部材37の回転が拘束されるので、軸駆動部材37が、回転子保持部材5に対して上方に直進移動する。そして、ストッパ45が空間47の上面49に行き当たって、面一状態となる。このときの状態を、図5(B)に示す。このようにして、ピン軸36が上昇するとき、ショルダー部50の端面からワークに作用する押圧力が維持される。押圧せずにピン軸36を引き上げた場合には、図6(A)示すように、引き上げたピン軸の後に空洞hが形成されるが、上述したように、ショルダー部50端面で押圧した状態でピン軸36を引き抜くと、図6(B)に示すように、ピン軸36が引き抜かれた空間に、摩擦熱で軟化した母材が押圧力によって順次流れ込み、空洞が埋められる。
(8)そして、回転子先端が面一の状態で所定時間押圧する。
(9)所定時間押圧後、直進用モータ4を逆転させて回転子2を上昇させる。ショルダー部50の端面がワークから離反すると、押圧力が0になる。そして、所定開度になると、回転用モータ3を逆転させ、次のスポット接合点の準備をする。
(10)そして、回転子2が原位置に到達すると、1サイクル終了する。
このようにして、空洞を形成することなく、スポット接合を行なうことができる。
ピン軸36が動くと好ましくない時に、ワークとピン軸との摩擦力により、ピン軸36が動く可能性がある場合がある。つぎに、このピン軸36の好ましくない場合ついてついて考察する。
(1)ワークとピン軸36との当接なし。
(2)ワークとピン軸36との当接なし。
(3)ワークとピン軸36との当接なし。
(4)ワークとピン軸36との当接なし。
(5)ワークとピン軸36と当接。ピン軸突出状態。回転用モータ正転 → ピン軸上昇の好ましくない方向
(6)ワークとピン軸36と当接。ピン軸突出状態。回転用モータ正転 → ピン軸上昇の好ましくない方向
(7)ワークとピン軸36と当接。 → ピン軸上昇の好ましい方向。
(8)ワークとピン軸36と当接。 → ピン軸上昇の好ましい方向。
(9)ワークとピン軸36と当接なし。
(10)ワークとピン軸と当接なし。
したがって、(5)と(6)でのワークとピン軸との摩擦力に対抗するために、図3で説明したように、軸駆動部材37のストッパ45と空間47の下面48との間にばね部材46が介在される。また、このばね部材46が設けられない構造としてもよい。
また、上述した実施形態では、スポット接合の場合について説明したが、ピン軸を突出させるピン型の摩擦攪拌接合装置1は、スポット接合だけに限らず、連続接合の場合にも適用することができる。その場合、(6)工程で、ピン軸突出状態で押圧しながら、ロボットで摩擦攪拌接合装置1を移動させ、接合線に沿って連続的に接合する。このような連続接合の場合においても、接合終了点において、前述と同様に押圧を維持した状態で、ピン軸を引き抜くことによって、空洞を生じさせずに接合することができる。
つぎに、本発明の摩擦攪拌接合装置の他の実施形態であるリング型摩擦攪拌接合装置について説明する。図7は、リング型摩擦攪拌接合装置の回転子先端部を拡大して示す断面図である。リング型摩擦攪拌接合装置は、前述したピン型摩擦攪拌接合装置1とほぼ同一の構成を有するので、対応する構成には同一の参照符号を付して説明を省略する。
リング型摩擦攪拌接合装置は、回転子先端のショルダー部50に、端面から筒状のリング部61が突出する。リング部61は、回転子2の回転軸線Lと同軸であり、ショルダー部50と一体に形成される。回転子2に形成される挿通孔35は、リング部61を貫通し、先端で開口する。この挿通孔35に、内軸62が挿通され、回転子2に対して回転軸線L方向に直進移動する。この内軸62は、ピン型の摩擦攪拌接合装置1と同様に、軸駆動部材37によって駆動され、軸駆動部材37の移動方向は、切り換え機構60によって切り換えられる。
図8は、リング型摩擦攪拌接合装置の切り換え機構60を示す拡大図である。リング型摩擦攪拌接合装置では、ピン型摩擦攪拌接合装置1とは逆に、内軸62が前進した位置にあるときが、内軸62先端とリング部61の先端とが一致して面一状態となり、通常接合時には、内軸62を、ショルダー部50の端面と同じ位置まで引き込ませる。このように、ピン型摩擦攪拌接合装置1とは動作が逆になるので、切り換え機構60も、図8に示すように、ばね部材63の介在される位置が異なり、ストッパ45と空間47の上面49の間に介在される。
つぎに、このリング型摩擦攪拌接合装置の接合方法について、図9のタイムチャートを参照して説明する。
(1)まず、初期状態では、回転子2が接合点から所定距離離反した原位置に配置されており、回転用モータ3は、正転(上から見て時計まわり)しており、内軸62は、面一状態となっている。このとき、軸駆動部材37のストッパ45は、空間47の下面48に当接している。また電磁ブレーキ41はOFFとなっている。
(2)つぎに、ロボットの動きに合わせて直進用モータ4を駆動させて回転子2を前進(下降)させる。
(3)ガンの開度が所定開度に達すると、電磁ブレーキ41を所定時間ONにする。すると、回転子2とともに回転していた内軸62および軸駆動部材37が、電磁ブレーキ41により軸駆動部材37の回転が拘束される。ただし、電磁ブレーキ41とはスプライン軸39を介して連結されるので、回転軸線L方向への進退は自由となっている。また、軸駆動部材37の外ネジおよび回転子保持部材5のねじ部材38は右ネジであるので、軸駆動部材37の回転を拘束することで、回転子保持部材5および回転子2に対して、軸駆動部材37および内軸62が上方に移動する。そして、軸駆動部材37のストッパ45が、空間47の上面49に行き当たるまで、軸駆動部材37は上昇を続ける。このようにストッパ45が行き当たるのに必要な時間よりも少し長い時間だけ、電磁ブレーキのON継続時間が設定される。なお、ストッパ45が上面49に行き当たり、回転子保持部材5とともに軸駆動部材37が回転するときの回転力よりも、電磁ブレーキ41のブレーキ力は小さく設定してある。このようにして、内軸62が、回転子2に対して相対直進移動することにより、内軸62がリング部61から引込み、引込み状態となる。
(4)電磁ブレーキ41をOFFした後、回転用モータ3を逆転にする。回転子2の下降は継続している。
(5)回転子先端から突出するリング部61先端がワークに当接して、押圧力が発生する。そして、リング部61先端とワークとの摩擦熱でワークが軟化し、押圧されてリング部61がワークに挿入される。
(6)リング部61が挿入され、ショルダー部50の端面がワークに当接すると、さらに押圧力が発生する。このときの状態を図10(A)に示す。そして、所定時間押圧する。この間、リング部61およびショルダー部50の端面による回転によって攪拌され、ワークの摩擦攪拌接合が行なわれる。リング部61は、ピンよりもワークへの接触面積が大きいので、摩擦効率および攪拌効率を向上させることができる。
(7)所定時間経過すると、電磁ブレーキ41を所定時間ONする。すると、(3)とは逆で、回転子保持部材5のねじ部材38が、上からみて反時計回りに回転している状態で、軸駆動部材37の回転が拘束されるので、軸駆動部材37が、回転子保持部材5に対して下方に直進移動する。また、電磁ブレーキ41をONすると同時に、直進用モータ4を逆転させ、軸駆動部材37の下降量と同じ量だけ回転子2を上昇させる。つまり、内軸62先端はワークから見ると同じ位置となる。このようにして、内軸36による押圧状態を維持した状態で、リング部61が引き抜かれる。そして、ストッパ45が空間47の下面48に行き当たるまで軸駆動部材37が下降し、かつリング部61が上昇し、リング部先端が面一でワークに当接する状態となる。この段階では、ショルダー部50による押圧はなくなり、内軸62とリング部61とによる押圧に変わる。そして、リング部61および内軸62により押圧されつつ、内軸62が面一になる動作になる。
(8)そして、回転子先端が面一の状態で所定時間押圧する。
(9)所定時間押圧後、回転子2を上昇させる。回転子先端がワークから離反すると、押圧力が0になる。そして、所定開度になると、回転用モータ3を正転させ、次のスポット接合点に準備をする。
(10)そして、回転子2が原位置に到達すると、1サイクル終了する。
このようにして、リング型ピンの摩擦攪拌接合装置においても、リング部61の引き上げ時に、内軸62を下降させることで、押圧状態を維持しながら引き上げることができ、リング部61引き上げ時に形成される空洞を埋めることができる。
つぎに、リング型摩擦攪拌接合装置において、ワークとピン軸との摩擦力により、内軸62が動く可能性がある場合について考察する。
(1)ワークと内軸62との当接なし。
(2)ワークと内軸62との当接なし。
(3)ワークと内軸62との当接なし。
(4)ワークと内軸62との当接なし。
(5)ワークと内軸62との当接なし。
(6)ワークと内軸62と当接。内軸62引込み。回転用モータ逆転 → 内軸突出状態。
(7)ワークと内軸62と当接。 → 内軸62下降の好ましい方向。
(8)ワークと内軸62と当接。 → 内軸62が下降して突き当たる。好ましい方向。
(9)ワークと内軸62と当接なし。
(10)ワークと内軸62と当接なし。
したがって、工程(6)でワークと内軸62との摩擦力に対抗するために、図8に示すように、ばね部材49が設けられる。また、このばね部材49が設けられない構造としてもよい。
上述した各実施形態では、ピン軸36および内軸62の駆動の切り換えに電磁ブレーキを用いたが、本発明はこれに限らず、電磁クラッチを用いて切り換えるように構成してもよい。また、直進駆動用モータとして、上述した実施形態では、インダクションモータを用いたが、サーボモータとしてもよい。これによって、モータの回転方向を迅速に切り換えることができる。
本発明は、次の実施の形態が可能である。
(1)高速回転する回転子を回転軸線方向に移動させ、回転子先端部を被接合物に押圧し、回転子先端部と前記被接合物との接触部を、回転による摩擦熱で軟化させ、攪拌して被接合物を接合する摩擦攪拌接合装置において、前記回転子は、回転子に挿通され、回転軸線方向に相対直進移動可能に設けられる軸状のピンを有し、被接合物をスポット接合し、接合終了時に、被接合物を押圧した状態で、前記軸状のピンを相対移動させることを特徴とする摩擦攪拌接合装置。
本発明に実施の一形態であるピン型の摩擦攪拌接合装置1の構造を示す図である。 回り止め26を示す図である。 切り換え機構51を拡大して示す図である。 ピン型の摩擦攪拌接合装置1の接合方法を示すタイムチャートである。 ピン軸挿入時の状態を示す断面図である。 ピン軸引き抜き時の状態を、従来と比較して示す断面図である。 本発明の他の実施形態であるリング型摩擦攪拌接合装置の回転子先端部を示す断面図である。 リング型摩擦攪拌接合装置の切り換え機構60を拡大して示す図である。 リング型摩擦攪拌接合装置の接合方法を示すタイムチャートである。 リング型摩擦攪拌接合装置の接合時の状態を示す断面図である。
符号の説明
1 摩擦攪拌接合装置
2 回転子
3 回転用モータ
4 直進用モータ
5 回転子保持部材
41 電磁ブレーキ

Claims (7)

  1. 高速回転する回転子を回転軸線方向に移動させ、回転子先端部を被接合物に押圧し、回転子先端部と前記被接合物との接触部を、回転による摩擦熱で軟化させ、攪拌して被接合物をスポット接合する摩擦攪拌接合装置において、
    前記回転子は、回転子に挿通され、回転軸線方向に相対直進移動可能に設けられる軸状のピンを有し、
    前記軸状のピンがともに回転する回転子の回転、および前記軸状のピンの回転子に対する相対直進移動は、同一の駆動源によって行なわれ、
    ピンが回転子先端部から突出する状態で、ピンと回転子先端部に形成されたショルダー部の端面とで摩擦攪拌された後、
    接合物を、前記回転子先端部の端面の押圧力を維持して押圧した状態で、前記軸状のピンを相対移動させ、前記押圧力によって、前記軸状のピンが引き抜かれた空間に、摩擦熱軟化した被接合物を流れ込ませて前記空間を埋めることを特徴とする摩擦攪拌接合装置。
  2. 回転子先端部は、円筒状のリング部を有し、前記軸状のピンは、リング部に変位可能に挿入される内軸であることを特徴とする請求項1記載の摩擦攪拌接合装置。
  3. 高速回転する回転子を回転軸線方向に移動させ、回転子先端部を被接合物に押圧し、回転子先端部と前記被接合物との接触部を、回転による摩擦熱で軟化させ、攪拌して被接合物を連続接合する摩擦攪拌接合装置において、
    前記回転子は、回転子に挿通され、回転軸線方向に相対直進移動可能に設けられる軸状のピンを有し、
    前記軸状のピンがともに回転する回転子の回転、および前記軸状のピンの回転子に対する相対直進移動は、同一の駆動源によって行なわれ、
    ピンが回転子先端部から突出する状態で、ピンと回転子先端部に形成されたショルダー部の端面とで摩擦攪拌された後、
    被接合物を、前記回転子先端部の端面の押圧力を維持して押圧した状態で、前記軸状のピンを相対移動させ、前記押圧力によって、前記軸状のピンが引き抜かれた空間に、摩擦熱軟化した被接合物を流れ込ませて前記空間を埋めることを特徴とする摩擦攪拌接合装置。
  4. 回転子と軸状のピンとが一体となって直進移動する一体移動状態と、回転子と軸状のピンとが相対移動する相対移動状態とが、ブレーキ機構またはクラッチ機構によって切り換えられることを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の摩擦攪拌接合装置。
  5. 回転子の回転方向を切り換えることで、前記相対移動の方向が切り換えられることを特徴とする請求項記載の摩擦攪拌接合装置。
  6. 接合終了時には、前記回転子先端部の端面と前記ピンの先端部とを面一の状態となるまで軸状のピンを移動させて押圧することを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の摩擦攪拌接合装置。
  7. 前記回転子先端部の端面と前記ピンの先端部とを面一の状態となるまで軸状のピンを移動させた後、所定時間押圧することを特徴とする請求項記載の摩擦攪拌接合装置。
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