JP4703781B2 - 誘導加熱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、直流電流が供給される超伝導コイルヨークに設けられた誘導加熱装置に関するものである。
特許文献1には誘導加熱装置が開示されており、電導性材料から成るビレットを加熱するために、C字状のヨークの断面における2つの柱状部間の空間部において当該ビレットが回転するようになっている。このヨーク上には直流電流が供給される高温超伝導コイルが設けられており、高温超伝導体(HTSL)としての例えばイットリウム系超伝導体(YBCO)などの銅酸化物高温超伝導体及び一般的なすべての超伝導体(SL)は、液体窒素の沸点を超える転移温度によって特徴付けられている。
通常、誘導加熱装置は生産ラインに組み込まれているため、ビレットは、生産ラインにより所定の周期内で誘導加熱装置によって処理される必要がある。
特許文献2には略E字状のヨークを備えた誘導加熱装置が開示されており、この略E字状のヨークの3つの柱状部は、磁極片として形成されている。また、各柱状部は、これら各柱状部間の空間部において、柱状部に設けられつつ交流電流が供給されるコイル部によってワークピースを誘導加熱するために、互いに120°の角度をなして星状に配置されている。
特許文献3にはE字状のヨークを備えた他の誘導加熱装置が開示されており、このヨークの中央柱状部には第1のコイル部が配置されているとともに、前記ヨークの外側柱状部は互いに重なるようにして配置されている。また、加熱されるワークピースは、前記外側柱状部における互いに離間した端面間に配置されるとともに、他のコイル部によって包囲される。なお、このコイル部は、交流電流が供給されるものであり、主にワークピースの誘導加熱を行うものである。
特許文献4にはE字状のヨークを備えた他の誘導加熱装置が開示されており、3つの柱状部それぞれは、各柱状部間でワークピースを誘導加熱するために、交流電流が供給されるコイル部を備える構成となっている。
独国特許出願番号102005061670.4号明細書 米国特許第5412183号明細書 仏国特許発明第904159号明細書 欧州特許出願公開第266470号明細書
本発明の目的は、時間当たりのビレット生産能力を高めるとともに、エネルギー消費を低減することが可能な誘導加熱装置を提供することにある。
上記目的は、請求項1に係る発明の構成を備えた誘導加熱装置により達成される。なお、各従属請求項は、好ましい実施形態に対応している。
請求項1に係る誘導加熱装置は、断面が少なくとも略E字状で、かつ、2つの外側柱状部とその間の中央柱状部とで構成されたヨークを備えている。ここで、中央柱状部及び両外側柱状部は、横架部材によって互いに接続されている。また、少なくとも1つの超伝導コイルが中央柱状部及び両外側柱状部のうちいずれかに設けられている。
さらに、中央柱状部と各外側柱状部の間にはそれぞれ空間部が形成されており、この空間部においてビレットが回転し加熱される。このように、空間部が2つ形成されるため、2つのビレットを同時に加熱することが可能である。例えば、加熱されたビレットを新しい加熱されていないビレットと交換する場合でも、もう一方のビレットについては、これをもう一方の空間部内で加熱し続けることが可能である。これにより、誘導加熱装置の生産能力が向上することとなる。
また、E字状のヨークによれば、1つのみの超伝導コイルによって加熱されたビレットの生産能力を大幅に向上させることができる。通常、この超伝導コイルは、少なくとも更にコイルへのコネクタを含んで構成されたコイル部として形成されている。そして、これら超伝導コイルあるいは超伝導コイル部を中央柱状部に設けることが考えられる。一方、これに代えて、例えば、2つの超伝導コイルあるいは超伝導コイル部を横架部材(好ましくは中央柱状部の両側に1つずつ)に設けるようにしてもよい。さらに、各外側柱状部に1つずつ超伝導コイルを設けてもよい。
以下に説明する本発明の実施形態は、ヨークのE字状の形状、特に空間部の数に限定されるものではない。
両外側柱状部及び中央柱状部は、横架部材によって互いに接続されている。ここで、超伝導コイル部あるいは超伝導コイルを、横架部材に当接するよう中央柱状部上でスライドさせるのが望ましい。これにより、コンパクトなヨークを得ることができるのに伴い短い磁気層が得られ、誘導加熱装置の効率の向上を図ることが可能である。
また、ヨークにおける各柱状部を中実体として形成するのが好ましい。超伝導コイルには直流電流が供給されるので、渦電流によって引き起こされるヨーク内での渦電流損失について妥協する必要がないとともに、多層状のパネルから成るような高価なヨークを用いる必要もない。また、絶縁材を含むラミネート加工を必要としないため、多層状のパネルの場合と比較して磁気的な充填比を高めることが可能である。これにより、磁場の強化、又は同じ磁場強度に対してより簡易な材料を用いて、かつ、安価な構造を達成することができる。
ところで、超伝導コイル部は、少なくとも1つの高温超伝導コイルを収容する真空室を備える構成となっている。この真空室により、高温超伝導コイルの良好な断熱が達成される。さらに、金属蒸着(好ましくはアルミニウム蒸着)されたフィルムを重ねた層によって高温超伝導コイルを被覆すれば、断熱性を更に向上させることができる。なお、高温超伝導コイルを、プラスチックホルダによって真空室内に保持することが考えられる。
そして、コイル部と空間部の開口端部との間で断熱を行うことにより、高温超伝導コイルを冷却するのに必要なエネルギーを低減することが可能である。この場合、この断熱材を、特にケイ酸カルシウムなどの微孔性材料で形成するのが好ましい。さらに、このような断熱に代えて、又は加えて、例えば金蒸着されたセラミックから成り、赤外線をビレットへ向けて反射する赤外線反射材を空間部に設けてもよく、これにより熱損失が低減される。なお、赤外線反射材をU字状に形成し、その中心部においてビレットが回転するようにするのが望ましい。
また、コイル部を保護するために、ヨークに比して大きな磁気抵抗を有する、例えば特殊鋼(V2A,V4Aなど)から成る衝撃吸収プレートを各空間部に設けるのが好ましい。すなわち、この衝撃吸収プレートは、回転しているビレット10がその取付部から脱離した場合に、高価かつ衝撃に弱い超伝導コイル部を損傷から保護する役目を果たすものである。なお、この衝撃吸収プレートについて、これを、例えば空間部におけるそれぞれ互いに対向する2つの溝内に配置することが考えられる。
また、各空間部を、各柱状部の自由端の方向へ先細に形成するのが好ましい。すなわち、各柱状部はその自由端の方向へ厚みが増すように形成される。これによって、各柱状部間の空間、すなわちビレットが回転する空間が狭まり、磁気抵抗の低減並びに最大加熱出力及び効率の向上を図ることが可能となる。
また、各空間部を、外部に対して、断熱材によって閉鎖してもよい。なお、この場合、この断熱材は、各空間部が開口するよう可動に構成される。さらに、このような構成に代えて、又は加えて、各空間部を、外部に対して、非磁性材料から成る保護プレートで閉鎖することが考えられる。この保護プレートは、ビレットが加熱中に不意にその取付部から脱離するような場合に、このビレットが空間部へ到達したり、他の部材が損傷したり、あるいは人が負傷したりするのを防ぐものである。なお、この場合にも、各空間部が開口するよう保護プレートを可動に構成してもよい。
また、各空間部の幅を調整可能に構成するのが好ましい。こうすることで、異なる直径を有する様々なビレットに空間部を対応させることができる。このような調整は、例えば、外側柱状部の少なくとも下部を摺動又は揺動させることで行える。この場合、この外側柱状部の下部を一平面内において回転軸に対して直角に分割されるように構成することが考えられる。そして、各空間部の調整時には、この分割された部分が独立して摺動又は揺動するようになっている。なお、このような構成に代えて、各空間部の幅の調整を、ヨークにおける各柱状部に交換可能に設けられた強磁性金属プレートにより行うようにしてもよい。
この強磁性金属プレートはヨークよりも大きな透磁率を有しているため、強磁性金属プレートによる磁束は、該強磁性金属プレート及び該強磁性金属プレート間で回転するビレットを集中的に通過することになる。一方、比較的大きなビレットを加熱する場合には、強磁性金属プレートの透磁率をヨークの透磁率よりも小さく設定することも考えられる。このようにすることで、強磁性金属プレートが分散的に作用し、磁束が均一に作用することになる。
ところで、空間部の幅の調整は、該幅がヨークの端面側から中央側へ増大するようになされる。このために、強磁性の金属製くさび状部材をヨークの各柱状部に設けることが考えられる。空間部のこのような形状によりヨークの端面側に生じる漏れ磁界を低減されるのに伴い、ビレットを通過する磁束が増大することになる。
また、外側柱状部の一部を摺動又は揺動させたり、交換可能に設けられた強磁性金属プレート又は金属製くさび状部材を交換するなどして空間部の幅を調整する際には、まず、高温超伝導コイルの作動が停止され、次いで、空間部の幅が容易に変更される。このとき、高温超伝導コイルの作動を停止した後、かつ、各空間部の幅を変更する前にヨークを消磁すれば、特に容易に空間部の幅の変更を行うことが可能である。
さらに、例えば、ヨーク上に配置されたコイル部(特に超伝導コイル部)に交流電流を供給するようにしてもよい。このとき、交流電流の電流値は、直流電流における定格電流値よりも小さく、特に直流電流における定格電流値の10〜20%に設定される。
本発明によれば、誘導加熱装置において、時間当たりのビレット生産能力を高めるとともに、エネルギー消費を低減することが可能である。
部分的に断面で示す、誘電加熱装置の側面図である。 図1に示す誘導加熱装置における磁石ユニットの断面図である。 図1に示す誘導加熱装置における磁石ユニットの側面図である。 図3におけるB−B線に沿った断面図である。 誘導加熱装置における磁石ユニットの別形態の断面図である。 別形態の磁石ユニットを下から見た図である。 本発明の一実施形態に係る誘導加熱装置の断面図である。 本発明の一実施形態に係る誘導加熱装置の断面図である。 本発明の一実施形態に係る誘導加熱装置の断面図である。 本発明の一実施形態に係る誘導加熱装置の断面図である。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
図1に示す誘導加熱装置は、2つの部材で構成されつつ誘導加熱装置100の空間部内にビレット10を保持する取付器具2a,2bを備えている。このビレット10は、取付器具の一部2a、ギヤ装置3及びモータ1によって回転駆動される。また、ビレット10は、取付器具2a,2bによって、図中に双方向の矢印で示すように上下動するようになっている。さらに、取付器具2a,2bも、図中に双方向の矢印で示すように水平方向に変位するようになっている。
ビレット10はE字状のヨーク140の断面における空間部151l内に配置され、このヨーク140の中央柱状部にはコイル部120が設けられている(図2及び図4参照)。このヨーク140は、その断面がE字状に形成されているとともに、横架部材141を介して中央柱状部143に接続する外側柱状部142l,142rを備えている。また、外側柱状部142lと中央柱状部143の間及び外側柱状部142rと中央柱状部143の間には、それぞれ下方へ開口した空間部150l,150rが形成されている。なお、ヨーク140は、中実体(固体)で構成されている。
ところで、コイル部120は真空室125から成っており、この真空室125内には、例えば液体窒素により冷却された高温超伝導コイル121が収納されている(冷却回路及び電気配線については図示していない。)。ここで、高温超伝導コイル121は、不図示のプラスチックホルダにより真空室125において固定されている。
また、高温超伝導コイル121は、断熱のために、アルミニウム蒸着されたポリエステルフィルム123を多数重ねた層で被覆されている。ここで、良好な断熱性を得るためには、フィルムを約40〜60層重ねるのが好ましく、また、エッジ部においては更に10〜20層重ねるのが望ましい。
また、真空室125の下部における各空間部150l,150rにはそれぞれ衝撃吸収プレート153が設けられており、これら衝撃吸収プレート153は、例えば特殊鋼などの非磁性材料から成るとともに、空間部150l,150rにおいて、互いに向き合う長手方向溝152内に配置されている。ここで、この衝撃吸収プレート153の組付は、当該衝撃吸収プレート153をヨーク140の端面から長手方向溝152へ挿入し、ここで固定することにより行われる。なお、この衝撃吸収プレート152は、回転しているビレット10が取付器具2a,2bから脱離した場合に、コイル部120を損傷から保護する役目を果たすものである。
衝撃吸収プレート153の下部には、ここではケイ酸カルシウムプレートから成る断熱材154が直接設けられている。この断熱材154は、該断熱材154に結着されつつ金蒸着されたセラミックから成るU字状断面の赤外線反射材158と同様、コイル部120をビレット10の熱から保護する役目を果たすものである。さらに、ビレット10からヨーク140への熱損失も低減されることになる。
空間部150l,150rは、その下端部において、外側柱状部142l,142r又は中央柱状部143に交換可能に取り付けられた強磁性金属プレート155により、先細となっている。これにより、ヨーク140における各柱状部142l,142r,143とビレット10との間の間隙が小さくなり、これに伴い、誘導加熱装置100の磁気抵抗も低減される。また、強磁性金属プレート155はヨーク140よりも大きな透磁率を有しているため、強磁性金属プレート155による磁束は、ビレット10を集中的に通過することになる。
上記のような実施形態は、空間部が強磁性金属プレート155との間にわずかな一定幅の間隙を有するような実施形態に比して、空間部150l,150rを上方へ効果的に拡張することができ、これにより真空室125がより大きく突出し、高温超伝導コイル121の断熱性が向上するという利点が得られるものである。また、強磁性金属プレート155が交換可能であることにより、誘導加熱装置100の容易な組付や、空間部150l,150rの幅をビレット10の幅に対応させることが可能である。
空間部150l,150rの下部は更なる断熱材156によって閉鎖されており、この断熱材156は、3つの保護プレート157から成る通路内に配置されている。この保護プレート157は、例えば特殊鋼などの非磁性材料から成っており、事故防止の役割を果たすものである。すなわち、保護プレート157は、万一、ビレット10が加熱中に不意に取付器具2a,2bから脱離するような場合に、このビレット10が空間部150l,150rへ到達しないようにするためのものである。これにより、他の部材が損傷したり、人が負傷したりすることが防止される。
なお、図中に双方向の矢印で示すように、断熱材156及び保護プレート157は、上下動可能となっている。これにより、ビレット10を下方から空間部へ導入できるよう空間部150l,150rを開口させることが可能である。
図5に示す実施形態は、図1〜図4に示す実施形態とほぼ同様であるが、空間部150l,150rの幅をビレット10の幅に対応させることができるよう、外側柱状部142l,142rの下部が摺動するようになっている(図5において、図1〜図4に示したものと同一の要素には同一符号を付している。)。ここで、図5においては、外側柱状部142l,142rにおけるこの摺動可能な部分について、2つの位置が示されており、開位置における摺動可能部分は、ヨーク140に対して付された斜線に対して逆(垂直)の斜線で示されている。
そして、断熱材154及び赤外線反射材158を空間部の変化する幅に対応させるためには、これらを完全に交換するか、又は望遠鏡状に(レンズのピント合わせのように)調整することが考えられる(不図示)。
図6に示す誘導加熱装置100は、他の図に示すものとほぼ同様だが、図2及び図5に示す衝撃吸収プレート153の代わりに、金属製の複数のくさび状部材155bが、外側柱状部142l,142r及び中央柱状部143の両側において、交換可能かつ互いに摺動可能に設けられている。これにより、空間部150l,150rの幅が端面側から中央側へ増大することになる。
そして、これにより、端面側に生じる漏れ磁界が減少するとともに、所定の磁界形状を形成するための適合が可能である。また、金属製のくさび状部材155bを回転軸に対して平行に摺動させることにより、様々な材料又は形状に対応することが可能である。さらに、これに伴い、誘導加熱装置100の効率も向上することになる。
図7〜図10に示す誘導加熱装置100は図1〜図4に示す誘導加熱装置100に類似しているので、以下では、同一要素又は類似要素には同一符号を用いて、相違点についてのみ説明する。
図7に示す誘導加熱装置100は、図1〜図4に示すような中央柱状部143上のコイル部120の代わりに、外側柱状部142l,142r上にコイル部120を有している。
図8に示す誘導加熱装置100は外側柱状部142l上に配置されたコイル部120のみを有しており、このコイル部120は、横架部材141に当接するまで上方へ移動可能となっている。
図9には、外側柱状部142lと中央柱状部143の間において横架部材141上にコイル部120を配置した誘導加熱装置100が示されている。あらかじめ組み立てられたコイル部120を組み付けるために、外側柱状部142lを取り外すことができるようになっている(不図示)。
図10には、中央柱状部143の両側において横架部材141上にコイル部120を配置した誘導加熱装置100が示されている。あらかじめ組み立てられたコイル部120を組み付けるために、外側柱状部142l,142rを取り外すことができるようになっている(不図示)。
1 モータ
2a,2b 取付器具
3 ギヤ装置
10 ビレット
100 誘導加熱装置
120 コイル部
121 高温超伝導コイル
122 ケーシング
123 ポリエステルフィルム
125 真空室
140 ヨーク
141 横架部材
142l 外側柱状部
142r 外側柱状部
143 中央柱状部
150l 空間部
150r 空間部
152 長手方向溝
153 衝撃吸収プレート
154 断熱材
155 強磁性金属プレート
155b くさび状部材
156 断熱材
157 保護プレート
158 赤外線反射材

Claims (18)

  1. 直流電流が供給される少なくとも1つの超伝導コイル(121)ヨーク(140)における所定の面に設けられた、ビレットを加熱するための誘導加熱装置において、
    前記ヨーク(140)が、共通の横架部材(141)の両端部から下方へ向けて設けた2つの外側柱状部(142l,142r)と、これら各外側柱状部(142l,142r)の間に位置する1つの中央柱状部(143)を備えるとともに、該中央柱状部(143)と前記各外側柱状部(142l,142r)との間にそれぞれビレットを収容するための空間部(150l,150r)を備える構成としたことを特徴とする誘導加熱装置。
  2. 前記超伝導コイル(121)を、前記ヨークにおける前記中央柱状部(143)上の前記横架部材(141)に当接するまで変位可能に構成したことを特徴とする請求項1記載の誘導加熱装置。
  3. 前記ヨークにおける、前記横架部材(141)、前記外側柱状部(142l,142r)及び前記中央柱状部(143)のうち少なくとも1つを中実体としたことを特徴とする請求項1又は2記載の誘導加熱装置。
  4. 前記超伝導コイル(121)を、高温超伝導コイルとして形成するとともに真空室(125)によって包囲したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の誘導加熱装置。
  5. 前記超伝導コイル(121)を、プラスチックホルダにより前記真空室(125)内に保持する構成としたことを特徴とする請求項4記載の誘導加熱装置。
  6. 前記超伝導コイル(121)を、金属蒸着されたフィルム(123)を重ねた層によって被覆したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の誘導加熱装置。
  7. 前記空間部(150l,150r)において、前記ビレット(10)と該ビレット(10)の上方に位置する前記超伝導コイル(121)との間に第1の断熱材(154)を設けたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の誘導加熱装置。
  8. 前記第1の断熱材(154)を微孔性材料で形成したことを特徴とする請求項7記載の誘導加熱装置。
  9. 前記第1の断熱材(154)をケイ酸カルシウムで形成したことを特徴とする請求項7又は8記載の誘導加熱装置。
  10. 非磁性材料から成る衝撃吸収プレートを前記各空間部(150l,150r)に設けたことを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の誘導加熱装置。
  11. 前記各空間部(150l,150r)に、前記衝撃吸収プレート(153)を配置するための、互いに対向する2つの長手方向溝(152)を設けたことを特徴とする請求項10記載の誘導加熱装置。
  12. 前記各空間部(150l,150r)の自由端を、前記外側柱状部(142l,142r)及び前記中央柱状部(143)の自由端の方向へ先細に形成したことを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の誘導加熱装置。
  13. 前記各空間部(150l,150r)を、外部に対して、第2の断熱材(156)で閉鎖するとともに、該第2の断熱材(156)を、前記各空間部(150l,150r)が開口するよう可動に構成したことを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の誘導加熱装置。
  14. 前記各空間部(150l,150r)を、外部に対して、非磁性材料から成る保護プレートで閉鎖するとともに、該保護プレート(157)を、前記各空間部(150l,150r)が開口するよう可動に構成したことを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の誘導加熱装置。
  15. 前記各空間部(150l,150r)における前記中央柱状部(143)と前記各外側柱状部(142l,142r)の間の間隔を調整可能に構成したことを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の誘導加熱装置。
  16. 前記各空間部(150l,150r)における前記間隔の調整を、前記外側柱状部(142l,142r)の少なくとも一部を摺動又は揺動させて行うよう構成したことを特徴とする請求項15記載の誘導加熱装置。
  17. 前記各空間部(150l,150r)における前記間隔の調整を、前記ヨークにおける前記外側柱状部(142l,142r)及び前記中央柱状部(143)に交換可能に設けられた強磁性金属プレート(155)により行うよう構成したことを特徴とする請求項15又は16記載の誘導加熱装置。
  18. 前記強磁性金属プレート(155)の透磁率を、前記ヨーク(140)の透磁率と異ならせたことを特徴とする請求項17記載の誘導加熱装置。
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