JP4702966B2 - 二次電池の電極接点ボード - Google Patents

二次電池の電極接点ボード Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、熱可塑性ポリエステル樹脂をマトリックスとし、難燃性に優れ、しかもリジットで表面が平滑であり、曲げ強度等の機械的特性においても異方性が少なく、電気絶縁性や、寸法安定性や、耐熱性にも優れた難燃性樹脂積層板、およびこれを用いてなる二次電池の電極接点ボードに関する。
【0002】
【従来の技術】
ポリエチレンテレフタレート(以下「PET」と称す。)に代表される熱可塑性ポリエステル樹脂は、機械的特性や、電気絶縁性や、耐熱性や、耐薬品性等に優れた樹脂であり、多くの工業製品に使用されている。
【0003】
熱可塑性ポリエステル樹脂の機械的特性や熱的性質をさらに向上させるものとして、熱可塑性ポリエステル樹脂にガラス繊維等の繊維状強化材を配合し、それを射出成形により成形する方法が提案されているが、射出成形による成形では、成形品の大きさや厚み等に制限があり、大型製品を作製することができないという問題があった。
【0004】
また、高弾性率のシートを製造する方法として、PET等の熱可塑性ポリエステル樹脂にガラス短繊維等を充填して複合化したチップをTダイより溶融押出して、シート化するという方法が提案されている。この方法では、表面が平滑でシートの長手方向(以下「MD方向」と称す。)が高弾性率であるシートを製造することができる。しかし、シートの幅方向(以下「TD方向」と称す。)では、Tダイによる溶融押出時に熱可塑性ポリエステル樹脂分子とガラス繊維とが配向するため、MD方向に較べ曲げ強度および曲げ弾性率が極端に低くなる傾向にある。このように異方性の強いシートは、設計上制約を受け利用分野を大幅に狭めてしまうため、好適に使用できるものではなかった。
【0005】
そのため、上記シートの異方性を緩和する方法として、樹脂組成物をTダイより溶融押出してシートを形成した直後に、ランダム配向のガラス短繊維マットやガラス長繊維スワールマットやガラス繊維織物等をこのシートにラミネートするという方法が提案されている。しかし、この方法は設備が大規模なものとなって、設備費が高く、生産性も悪くなるという問題があった。
【0006】
また、熱可塑性樹脂からなるシートを積層して一体化させた積層板を作製することが知られている。その際において、一般に塩化ビニル樹脂等を用いた場合には、シートを積層して熱圧延することによって積層板としている。しかし、熱可塑性ポリエステル樹脂のみを用いた場合には、シートの成形性は良いがシートの積層性が悪く、熱圧延による一体化が困難であるという問題があった。このため、熱可塑性ポリエステル樹脂を用いた厚肉のシートを成形する方法として、Tダイのスリップ巾を広げてシートを成形するといった方法をとっているが、その場合にはシートの内部と外部とで温度勾配が発生して、均一なシートが得られていないのが現状である。
【0007】
他方、熱硬化性樹脂を用いた積層板としては、耐熱性や寸法安定性や強度や電気絶縁性等に優れたフェノール樹脂やエポキシ樹脂等のワニスを紙やガラス布等の基材に含浸したプリプレーグを用い、これを複数枚重ねてラミネートした積層板が広く利用されている。しかしこの方法は、設備が大規模となり、このため設備費が高く、生産性も悪く、製造原価も高いものになるという問題がある。
【0008】
さらに、一般的に熱硬化性樹脂は耐薬品性や耐水性等に優れているが、積層板用基材に紙を用いた場合には、紙自身の耐薬品性が悪く、水分の吸湿による寸法変化も大きいため、使用範囲がかなり限定されることとなる。また、切削加工時には切削粉が発生するといった加工性における問題も残存したままである。
【0009】
また、特に、上記のような熱硬化性樹脂を用いた積層板として、エポキシ樹脂をガラス布等の基材に含浸したガラスエポキシ樹脂からなる積層板は、耐熱性や寸法安定性や強度や電気絶縁性等に優れているため、従来よりリチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池等の電極接点ボードとして用いられていた。
【0010】
このような二次電池の電極接点ボードは、その使用目的から接点を接続するための多数の孔をあける必要があるが、上述のようにガラスエポキシ樹脂は加工性が悪く孔の成形時に欠けが生じることがあった。また、ガラスエポキシ樹脂はコスト的にも高いため、コストの低減が求められていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は前記問題点を解決し、難燃性に優れ、リジットで表面が平滑であり、曲げ強度等の機械的特性においても異方性が少なく、電気絶縁性や、寸法安定性や、耐熱性等にも優れた難燃性樹脂積層板を提供するものである。また、加工性に優れ、しかも安価な前記難燃性樹脂積層板を用いてなるリチウムイオン二次電池等の電極接点ボードを提供するものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、本発明に至ったものである。すなわち本発明は、熱可塑性ポリエステル樹脂100重量部に対して、繊維状強化材5〜40重量部と、粒状無機化合物5〜50重量部と、臭素系難燃剤としての臭素化ポリスチレン30〜40重量部と、難燃助剤3〜15重量部とを配合した樹脂組成物を押出成形してなるポリエステル樹脂含有シートを複数枚重ね、それを熱圧延して一体化することで厚み5〜12mmの積層板とした難燃性樹脂積層板にて形成された二次電池の電極接点ボードを要旨とするものである。
【0013】
このように本発明によれば、熱可塑性ポリエステル樹脂をマトリックスとしたシートを用いることで、電気絶縁性や、寸法安定性や、耐水性や、耐薬品性や、切削加工性等に優れた厚み5〜12mmの積層板とすることができる。
【0014】
また、熱可塑性ポリエステル樹脂100重量部に対して、繊維状強化材5〜40重量部を配合することで、積層板にしたときに優れた機械的特性や耐熱性が付与される。なお、熱可塑性ポリエステル樹脂に繊維状強化材を単に配合しただけでは、繊維状強化材が配向して成形品の表面にうねりや反りが生じて平面平滑性に劣り、また機械的特性においても著しい異方性を示すことになるが、本発明においては、粒状無機化合物5〜50重量部をさらに配合することで、繊維状強化材の配向性が緩和されて平面平滑性が付与され、機械的特性の異方性も緩和される。
【0015】
さらに、熱可塑性ポリエステル樹脂100重量部に対して、臭素系難燃剤としての臭素化ポリスチレン30〜40重量部と、難燃助剤3〜15重量部とを配合することで、積層板に難燃性が付与される。
【0016】
そして、繊維状強化材と、粒状無機化合物と、臭素系難燃剤、難燃助剤とを上記本発明の範囲で配合したポリエステル樹脂含有シートを複数枚重ねて、それを熱圧延して一体化することで、難燃性に優れ、リジットで表面が平滑であり、曲げ強度等の機械的特性においても異方性が少なく、電気絶縁性や、寸法安定性や、耐熱性、切削加工性等にも優れた難燃性樹脂積層板を得ることができる。
【0017】
また、本発明の難燃性樹脂積層板を用いて二次電池用の電極接点ボードを作製することで、加工性がよく安価な二次電池接点ボードとすることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の難燃性樹脂積層板を構成する樹脂組成物の主成分となる熱可塑性ポリエステル樹脂は、結晶性のものであり、例えばPET、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリブチレンナフタレート、ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレート等が挙げられるが、中でも特にPETが好適に使用できる。
また、本発明で機械的特性の向上を目的として用いられる繊維状強化材には、耐熱性を有し、ヤング率、剛性率、強度、弾性回復率等の力学特性に優れたものが用いられ、このような繊維状強化材としては、例えば、短繊維やウィスカーやフィブリド等の繊維状の配合材が用いられる。このようなものとしては例えば、ガラス繊維、炭素繊維、炭化ケイ素繊維、チタン酸カリウムウィスカー、石綿等の無機繊維、アラミド繊維等の有機繊維等を挙げることができる。中でも力学特性や経済性等を総合的に考慮するとガラス繊維が特に好ましい。
【0019】
また、繊維状強化材の直径及び長さについては特に制限されないが、繊維長が長すぎるとマトリックス樹脂であるポリエステル樹脂や他の配合物と均一に混合、分散させることが難しく、逆に繊維長が短すぎると、強化材としての効果が不十分となるため、通常は、繊維長が0.1〜10mmの範囲にあるものを使用する。中でも、繊維状強化材がガラス繊維である場合には、繊維直径が3〜20μmで繊維長が0.1〜7mmであるものが好ましく、繊維直径が9〜15μmで繊維長が0.3〜5mmのものが特に好ましい。
【0020】
繊維状強化材の配合割合は、積層板の機械的特性や表面平滑性等のバランスの点から、ポリエステル樹脂100重量部に対して5〜40重量部とすることが必要である。配合割合が40重量部を超えると、繊維状強化材の異方性が顕著になって、シートの表面平滑性や積層板の切削加工性等が悪くなり、配合割合が5重量部未満では、機械的特性に優れた積層板が得られなくなる。
【0021】
また必要に応じ、マトリックス樹脂であるポリエステル樹脂との界面接着力を向上させ、補強効果を向上させる目的で、種々の化合物で処理した繊維状強化材を使用することが有効である。繊維状強化材がガラス繊維の場合には、例えばビニルエトキシシラン、γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘキシル)−エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−クロロプロピルトリメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン等のシラン系処理剤、メタクリレートクロミッククロリド等のクロム系処理剤で処理したものが好ましい。
【0022】
本発明で用いる粒状無機化合物は、特に材料が限定されるものではないが、具体的には、マイカ、ガラスフレーク、タルク、ワラストナイト、シリカ、炭酸カルシウム、合成ケイ酸又はその塩、亜鉛華、ハロサイトクレー、カオリン、塩基性炭酸マグネシウム、石英粉、酸化チタン、硫酸バリウム、硫酸カルシウム、アルミナ等を使用できる。中でも、マイカ及びガラスフレークが好適に使用できる。
【0023】
上記の粒状無機化合物を用いずに熱可塑性樹脂に繊維状強化材を配合しただけでは繊維状強化材に配向性が生じ、押出成形に不適であるばかりか、成形品の表面に繊維の浮きや反りが生じるが、粒状無機化合物を配合することで繊維状強化材の配向性が緩和され成形品の表面の浮きや反りが解消され、しかも表面平滑性も有するようになる。さらに粒状無機化合物は、強化材や機械的特性の異方性緩和や結晶核剤等の機能も発揮するものである。
【0024】
このような効果を上げるためには、粒状無機化合物の平均粒径は1000μm以下のものが好ましく、1〜600μmの範囲にあるものがより好ましい。
粒状無機化合物の配合割合は、機械的特性や表面平滑性等のバランスの点で、ポリエステル樹脂100重量部に対して、5〜50重量部とすることが必要である。配合割合が5重量部未満であるとシートの表面平滑性に劣るものとなり、さらにシートを積層して熱圧延したときの積層性にも劣るものとなる。逆に配合割合が50重量部を超えると、ペレット成形性が低下し、積層板の機械的特性等が低下するので好ましくない。
【0025】
本発明に用いられる臭素系難燃剤は、積層板に高度な難燃性(UL−94規格における最高の難燃性であるグレードV−0)を付与することを目的としており、このような臭素系難燃剤としては少なくとも1個の芳香環を含む臭素化物で、臭素含有率が50〜90重量%の範囲であるものが好ましい。この臭素含有率が50重量%未満のものでは、樹脂組成物に多量の難燃剤を添加する必要があり、難燃性樹脂積層板の強靱性が低下する傾向にある。一方、この臭素含有率が90%を超える場合は、シート成形加工時に臭素が遊離しやすく、成形加工性や機械的特性が低下する傾向がある。
【0026】
上記の臭素系難燃剤は、臭素化ポリスチレンであることが必要である。
【0027】
臭素化ポリスチレンを臭素系難燃剤として用いる場合には、ポリスチレンに臭素を付加させたもの、もしくは臭素が付加したスチレンモノマーを重合したもの、あるいはこれらの両者の混合物が挙げられ、中でも、ポリスチレンに臭素を付加したフェロ社製のパイロチェック68PB、臭素を付加したスチレンモノマーを重合したグレートレイクス社製のPDBS−80が、耐熱性に優れている点で特に好ましい。
【0028】
臭素系難燃剤の配合割合は、高度な難燃性が得られるのであれば、機械的特性や成形時のガス発生量を考慮すると少ない方が好ましいが、ポリエステル樹脂100重量部に対して30〜40重量部の範囲とすることが必要である。この配合割合が10重量部未満では高度の難燃性が得られず、また40重量部を超えると、シートの成形性等が低下し、積層板の機械的特性が損なわれ、しかも積層性が悪化して良好に積層化できなくなる。
【0029】
本発明に用いられる難燃助剤の配合割合は、この難燃助剤の種類やどの難燃剤と組み合わせるかによって変化するが、ポリエステル樹脂100重量部に対して3〜15重量部の範囲とすることが必要である。この配合割合が3重量部未満では、難燃助剤効果に乏しく、また15重量部を超えると積層板の機械的特性が損なわれ、また、積層性が悪化し、良好に積層化できなくなる。
【0030】
本発明のポリエステル樹脂含有シートからなる積層板には、上記配合物以外に、必要に応じて熱安定剤、酸化防止剤、光安定剤、滑剤、顔料、可塑剤、架橋剤、耐衝撃性向上剤等の各種のプラスチック添加剤を併用することができる。
【0031】
特に耐熱性が要求される用途においては、シートの押出成形時には架橋せず、熱圧延成形時あるいは熱圧延成形後に、高温熱処理、紫外線照射もしくは電子線照射等の高エネルギー処理により架橋させることのできる後架橋型の架橋剤を配合させることが極めて有効であり、本発明における難燃性樹脂積層板に対しては、例えばトリアリルイソシアヌレート、トリアリルシアヌレート等のアリル基を有する架橋剤が好ましく用いられる。
【0032】
本発明のポリエステル樹脂含有シートからなる積層板は、リチウムイオン二次電池やニッケル水素二次電池やニッケルカドミウム二次電池等の二次電池の電極接点ボードとして好適に使用できる。
【0033】
図1は、一般的なリチウムイオン二次電池の電極接点ボード1を示し、図2はその一部を拡大した図を示したものである。一定の厚みを有するリチウムイオン二次電池の電極接点ボード1には、接点を接続するための孔である多数のスルーホール2が穿孔されている。このような電極接点ボード1は、スルーホール2を穿孔する際に粉塵が飛散しないことや、穿孔されたスルーホール2に割れや欠けが生じないことが要求される。この電極接点ボード1は、本発明の樹脂積層板からなるため、上述のように、熱可塑性ポリエステルがマトリックスとなっており切削加工性や寸法安定性等に優れたものである。従って、図示のような多数のスルーホール2を、割れや欠けを生ずることなしに穿孔することができる。また、従来より電極接点ボード1の材料として用いられていたガラスエポキシ樹脂に較べて安価であり、しかも寸法安定性や難燃性や電気絶縁性や耐熱性等にも優れているため、リチウムイオン二次電池などの二次電池用の電極接点ボードとして好適に使用できる。
【0034】
本発明の難燃性樹脂積層板は、上述の熱可塑性ポリエステル樹脂と、繊維状強化材と、粒状無機化合物と、難燃剤と、難燃助剤と、必要に応じて配合した各種の添加剤とを押出機により混練してペレットを作製し、このペレットをTダイにより押出成形してシートを作製し、得られたシートを複数枚積層して熱圧延により一体的に積層することにより得ることができる。
【0035】
この時、前記シートは、熱可塑性樹脂を用いているため熱圧延による積層加工性に優れており、接着性のよい積層板を得ることができる。また、シートの厚みは0.1〜2mmの範囲であるものがシート成形性やシートの表面平滑性の点で好ましく、0.2〜1.5mmの範囲にあるものが特に好ましい。
【0036】
積層板の熱圧延には熱プレス成形機を用いる。そのプレス条件としての加熱温度は熱可塑性ポリエステル樹脂のガラス転移点より高くする必要があり、この加熱温度は100〜260℃の範囲とする。また昇温速度は速いほど積層しやすくなる傾向にあるので、3〜20℃/minの範囲とする。より好ましくは加熱温度120℃〜200℃、昇温速度5〜10℃/minの範囲である。また、プレス時の押圧力は15〜100kg/cm2、好ましくは30〜80kg/cm2の範囲である。押圧の保持時間は、通常3〜20minで、好ましくは5〜15minである。
【0037】
【実施例】
次に、実施例に基づき本発明を具体的に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。なお、実施例における各種物性値の測定は、以下の方法により実施した。
【0038】
(1)極限粘度:フェノールとテトラクロロエタンとの等重量混合物を溶媒として、温度20℃で測定した。
【0039】
(2)ペレット成形性:ポリエステル樹脂組成物の混練物を2軸押出機を用いてストランド状に押出し、冷却後、切断してペレット化する際の状況によって次の3段階で評価した。
【0040】
○:ストランド切れが全く発生しない
△:ストランド切れが一部発生するがペレット化は可能
×:ストランド切れが多発し、ペレット化が不能
(3)シート成形性:シートを押出成形する際の状況によって次の3段階で評価した。
【0041】
○:シート切れが全く発生しない
△:シート切れが一部発生するがシート化は可能
×:シート切れが多発し、シート化が不能
(4)表面平滑性:シートの表面粗さを、表面粗さ計(ミツトヨ社製、サーフテスト201)で測定し、最大高さRmax の数値を指標として次の3段階で評価した。
【0042】
○:Rmax が30μm未満
△:Rmax が30μm以上60μm未満
×:Rmax が60μm以上
(5)積層性:積層板を構成する各シート間の接着状況を次の3段階で評価した。
【0043】
○:層間剥離が全く発生しない
△:層間剥離が端部で発生
×:層間剥離が全面で発生し、熱圧延による積層が不能
(6)難燃性:UL−94規格に準じて評価した。すなわち、長さ127mm、幅12.7mm、厚さ0.8mmの試験片を垂直に保ち、下端にバーナーの火を10秒間接炎させた後で炎を取り除き、試験片に着火した火が消える時間を測定した。次に、火が消えると同時に2回目の接炎を10秒間開始し、1回目と同様にして着火した火が消える時間を測定した。また、試験片の下に置いた綿が落下する火種により着火するか否かについても同時に評価し、1回目と2回目の燃焼時間および綿の着火の有無等から、燃焼ランクをつけた。
【0044】
難燃性のランクはV−0が最高のものであり、以下V−1、V−2、HBとなるにつれて燃焼性は低下する。
○: グレードV−0
△: グレードV−1、V−2
×: グレードHB
(7)曲げ強度(MPa):ASTM−D790に記載の方法に準じて測定し、積層板のMD方向およびTD方向の曲げ強度をそれぞれを測定した。
(8)曲げ弾性率(MPa):ASTM−D790に記載の方法に準じて測定し、積層板のMD方向およびTD方向の曲げ弾性率をそれぞれを測定した。
(9)切削加工性:超硬チップを有した刃物を用いて積層板をフライス加工し、切断加工面の表面粗さを表面粗さ計(ミツトヨ社製、サーフテスト201)で測定し、最大高さRmax の数値を指標として次の3段階で評価した。なお、フライス加工は刃物回転数1000rpm、送り速度500mm/minの条件で行った。
【0045】
○:加工面のRmax が10μm未満で、切削加工端部にカケが発生しない
△:加工面のRmax が10μm以上20μm未満で、切削加工端部にカケが一部発生
×:加工面のRmax が20μm以上で、切削加工端部にカケが多量に発生
【0046】
実施例1
極限粘度0.78のPET(ユニチカ社製)100重量部に、繊維状強化材としての平均直径13μm、平均長さ3mmのガラス繊維(日本電気硝子社製)25重量部と、粒状無機化合物としての平均粒径100μmのマイカ(レプコ社製)21重量部と、臭素系難燃剤としての臭素化ポリスチレン(フェロ社製、パイロチェック68PB)30重量部と、難燃助剤としての三酸化アンチモン(日本精鉱社製、PATOX−M)8重量部とを配合した。これを2軸押出機を用いて280℃で溶融混練した後、ストランド状に押出、冷却した後、切断することによりペレットを得た。
【0047】
このペレットを用い、Tダイを備えた押出成形装置で、厚み1.05mmのシートを作製した。
これらの押出成形シートを5枚重ねて20段の多段熱プレス成形機を用いて、圧力80kg/cm2で常温から180℃まで昇温速度5℃/minで加熱し、180℃で15分間保持した後に速やかに冷却して、厚み5mmの積層板を得た。この際、プレス板としてマット加工をした厚み3mmのアルミ合金板を使用した。
【0048】
得られた樹脂とシートと積層板の性能等を表1に示す。
【0049】
【表1】
Figure 0004702966
【0050】
実施例2
樹脂組成物の配合割合を表1に示すようにした。そして、それ以外は実施例1と同様にして、樹脂組成物を作製した。
【0051】
得られた樹脂とシートと積層板の性能等を表1に示す。
【0052】
実施例3
マイカの代わりに顆粒状ガラスフレーク(日本板硝子社製)を用い、樹脂組成物の配合割合を表1に示すようにした。そして、それ以外は実施例1と同様にして、樹脂組成物を作製した。
【0053】
得られた樹脂とシートと積層板の性能等を表1に示す。
【0054】
比較例10
樹脂組成物の配合割合を表1に示すようにした。そして、それ以外は実施例1と同様にして、樹脂組成物を作製した。
【0055】
得られた樹脂とシートと積層板の性能等を表1に示す。
【0056】
実施例1〜3では、熱可塑性ポリエステル樹脂と、繊維状強化材と、粒状無機化合物と、臭素系難燃剤と、難燃助剤との配合割合を本発明の範囲内としたため、ペレット成形性やシートの成形性が良く、シートの表面平滑性も良いものであった。また、積層板は、繊維状強化剤と粒状無機化合物とを配合しているため、曲げ強度や曲げ弾性率等の機械的特性に優れ、難燃剤と難燃助剤とを配合しているためいずれも難燃性に優れたものであった。さらに、積層性が良くて層間剥離等がなく、切削加工性もよい積層板が得られた。
【0057】
実施例4
実施例1と同様にして樹脂ペレットを作製した。そして、このペレットを用い、Tダイを備えた押出成形装置で、厚さ0.7mmのシートを作製した。
【0058】
これらの押出成形シートを17枚重ねて20段の多段熱プレス成形機を用いて、圧力80kg/cm2で常温から180℃まで昇温速度5℃/minで加熱し、180℃で15分間保持した後に速やかに冷却して、厚み10mmの積層板を得た。この際、プレス板としてマット加工をした厚み3mmのアルミ合金板を使用した。
【0059】
得られた厚さ10mmの積層板を縦480mm、横360mmのボードに裁断し、超硬刃を有するマシニングセンター加工機を用いて、図1に示すような直径1mmの導通用のスルーホール2が多数形成されたリチウムイオン二次電池用の電極接点ボード1を作製した。
【0060】
得られた電極接点ボード1は、スルーホール2での欠け等の発生がなく、良好な切削加工性を示すものであった。
【0061】
実施例5
実施例4と同様にして厚さ0.7mmのシートを作製した。そして、この押出成形シートを13枚重ねて20段の多段熱プレス成形機を用いて、圧力80kg/cmで常温から180℃まで昇温速度5℃/minで加熱し、180℃で15分間保持した後に速やかに冷却して、厚み8mmの積層板を得た。この際、プレス板としてマット加工をした厚み3mmのアルミ合金板を使用した。
【0062】
得られた厚さ8mmの積層板を用いて、縦480mm、横360mmのボードに裁断し、超硬刃を有するマシニングセンター加工機を用いて、図1に示すような直径1mmの導通用のスルーホール2が多数形成されたニッケル水素二次電池用の電極接点ボード1を作製した。
【0063】
得られた電極接点ボード1は、スルーホール2での欠け等の発生がなく、良好な切削加工性を示すものであった。
【0064】
実施例6
実施例5と同様にして厚さ0.7mmのシートを作製した。そして、この押出成形シートを20枚重ねて20段の多段熱プレス成形機を用いて、圧力80kg/cmで常温から180℃まで昇温速度5℃/minで加熱し、180℃で15分間保持した後に速やかに冷却して、厚み12mmの積層板を得た。この際、プレス板としてマット加工をした厚み3mmのアルミ合金板を使用した。
【0065】
得られた厚さ12mmの積層板を用いて、縦480mm、横360mmのボードに裁断し、超硬刃を有するマシニングセンター加工機を用いて、図1に示すような直径1mmの導通用のスルーホール2が多数形成されたニッケルカドミウム二次電池用の電極接点ボード1を作製した。
【0066】
得られた電極接点ボード1は、スルーホール2での欠け等の発生がなく、良好な切削加工性を示すものであった。
【0067】
実施例4〜実施例6に示すように、本発明の難燃性積層板をリチウム電池等の二次電池用の電極接点ボードとして用いると、スルーホールを多数形成しても欠け等がなく切削加工性に優れたものが得られた。また、このような積層板は、従来のガラスエポキシ樹脂からなる電極接点ボードに比べて低コストで作製することができた。
【0068】
比較例1
マイカの配合割合を本発明の下限よりも少なくした。そして、それ以外は実施例1と同様にしてシートおよび積層板を作製した。
【0069】
得られた樹脂とシートと積層板の性能等を表2に示す。
【0070】
【表2】
Figure 0004702966
【0071】
比較例2
ガラス繊維の配合割合を本発明の下限よりも少なくした。そして、それ以外は実施例1と同様にしてシートおよび積層板を作製した。
【0072】
得られた樹脂とシートと積層板の性能等を表2に示す。
【0073】
比較例3
ガラス繊維の配合割合を本発明の上限よりも多くした。そして、それ以外は実施例1と同様にしてシートおよび積層板を作製した。
【0074】
得られた樹脂とシートと積層板の性能等を表2に示す。
【0075】
比較例4
マイカの配合割合を本発明の上限よりも多くした。そして、それ以外は実施例1と同様にしてシートおよび積層板を作製した。
【0076】
得られた樹脂とシートと積層板の性能等を表2に示す。
【0077】
比較例5
マイカ及びガラス繊維の配合割合を本発明の下限よりも少なくした。そして、それ以外は実施例1と同様にしてシートおよび積層板を作製した。
【0078】
得られた樹脂とシートと積層板の性能等を表2に示す。
【0079】
比較例6
難燃剤の配合割合を本発明の上限よりも多くした。そして、それ以外は実施例1と同様にしてシートおよび積層板を作製した。
【0080】
得られた樹脂とシートと積層板の性能等を表2に示す。
【0081】
比較例7
難燃剤及び難燃助剤の配合割合を本発明の下限よりも少なくした。それ以外は実施例1と同様にしてシートおよび積層板を作製した。
【0082】
得られた樹脂とシートと積層板の性能等を表2に示す。
【0083】
比較例8
ガラス繊維およびマイカを配合しなかったこと以外は実施例1と同様にしてシートを作製した。そして、得られたシートを5枚重ねて実施例1と同様に熱圧延処理を行ったが、各シートは一体的に接着せず積層板は得られなかった。
【0084】
得られた樹脂とシートの性能等を表2に示す。
【0085】
比較例9
PETのみを用いて実施例1と同様にしてシートを作製した。そして、得られたシートを5枚重ねて熱圧延処理を行ったが、各シートは一体的に接着せず積層板は得られなかった。
【0086】
得られた樹脂とシートの性能等を表2に示す。
【0087】
比較例1は、マイカの配合割合が本発明の下限よりも少なかったため、ガラス繊維及びPET分子が配向してシートの表面平滑性に劣るものであった。
比較例2は、ガラス繊維の配合割合が本発明の下限よりも少なかったため、ペレット化する際にストランド切れが発生し易くなりペレット成形性に劣るものとなり、また、積層板の曲げ強度や、曲げ弾性率に劣るものであった。
【0088】
比較例3は、ガラス繊維の配合割合が本発明の上限よりも多かったため、ペレット化する際にストランド切れが発生し易くなりペレット成形性に劣るものとなった。また、シート成形性に劣り、シートの表面平滑性にも劣るものであった。さらに、積層板においては、マトリックス樹脂に対してガラス繊維、マイカ等の充填材の配合割合が多いため、切削加工性に劣るものとなった。
【0089】
比較例4は、マイカの配合割合を本発明の上限よりも多くしたため、ペレット化する際にストランド切れが発生し易くなってペレット成形性に劣り、シート成形性にもやや劣るものであった。また、積層板においては、マイカの配合割合が多すぎたため樹脂組成物全体に対する難燃剤の配合割合が少なくなり、難燃性にも劣るものとなった。さらに、マトリックス樹脂に対してガラス繊維、マイカ等の充填材の配合割合が多いため、切削加工性に劣るものとなった。
【0090】
比較例5は、難燃剤と難燃助剤の配合割合は本発明の範囲内となっているが、ガラス繊維の配合割合が少なすぎたため、難燃性試験の際に樹脂が溶融して流動して火種が落下し、試験片の下に置いた綿に着火が起こり難燃性に劣るものとなった。また、マイカ及びガラス繊維の配合割合を本発明の下限よりも少なくしたため、積層板の曲げ強度や曲げ弾性率に劣り、積層性にも劣るものであった。
【0091】
比較例6は、難燃剤の配合割合を本発明の上限よりも多くしたため、ペレット化する際にストランド切れが発生し易くなりペレット成形性に劣るものとなった。また、シート成形性やシートの表面平滑性に劣り、積層板は曲げ強度や曲げ弾性率に劣り、積層性にも劣るものであった。
【0092】
比較例7は、難燃剤及び難燃助剤の配合割合を本発明の下限よりも少なくしたため、難燃性や積層性に劣るものであった。
比較例8は、ガラス繊維およびマイカを配合しなかったためペレット化する際にストランド切れが発生し易くなりペレット成形性に劣り、シート成形性にもやや劣るものであった。この比較例8では、シートを成形することはできたが、積層板を作製することができなかった。
【0093】
比較例9は、PETのみを用いたためペレット成形性が良く、シートの成形性や表面平滑性には優れていたが、このシートを用いて積層板を作製することはできなかった。
【0094】
【発明の効果】
本発明によれば、熱可塑性ポリエステル樹脂に、繊維状強化材と、粒状無機化合物とを配合することで、機械的特性に異方性が生じることがなく表面平滑性に優れた、積層性のよい、厚み5〜12mmの積層板を得ることができる。この積層板は、熱可塑性ポリエステル樹脂を用いているため切削加工性にも優れたものとなる。また、難燃剤と難燃助剤とが配合されているため難燃性にも優れた積層板を得ることができる。さらに、従来の溶融押し出しシート成形方法で得られたシートを複数枚重ねて熱圧延するだけで製造することができ、大きさに制限のない積層板を得ることができる。
【0095】
また、このような積層板からなるリチウム二次電池等の電極接点ボードは、切削加工性が良く、しかもコストの低減を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一般的なリチウム二次電池の電極接点ボードを示した図である。
【図2】一般的なリチウム二次電池の電極接点ボードの一部を拡大した図である。
【符号の説明】
1 電極接点ボード
2 スルーホール

Claims (1)

  1. 熱可塑性ポリエステル樹脂100重量部に対して、繊維状強化材5〜40重量部と、粒状無機化合物5〜50重量部と、臭素系難燃剤としての臭素化ポリスチレン30〜40重量部と、難燃助剤3〜15重量部とを配合した樹脂組成物を押出成形してなるシートを複数枚重ね、それを熱圧延して一体化することで厚み5〜12mmの積層板とした難燃性樹脂積層板にて形成されることを特徴とする二次電池の電極接点ボード
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