JP4702527B2 - 外部端子接合方法 - Google Patents

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本発明は、電池またはコンデンサ、キャパシタ等の圧力容器に用いられる封口板において、特に過酷な条件(例えば車載用)に耐える特性すなわち、耐振性を向上させるために案出した外部端子の接合方法に関するものである。
図8に示すように、従来から、硬質の封口板51に設けた貫通孔52にリベット53を挿入し、外部端子54を上から重ねて、位置ずれや電気的特性を低下させることなく、外部端子54をリベット53に溶接接合して固定する方法が提案されている。
しかしながら、この接合方法によると、外部端子54接合部の形状は、その表面にバリ状の凸部55を設けただけであって、この凸部55が極めて小さいことから、厳しい条件環境下、例えば車載用として耐えるに十分な強度を得られず、よって信頼性に乏しい溶接状態となる。
特開2002−164259号公報
本発明は以上の点に鑑みて、封口板のリベットに外部端子を溶接接合するに際して、厳しい条件環境下、例えば車載用として耐えるに十分な強度を備えた外部端子接合方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の請求項1による外部端子接合方法は、封口板に取り付けられるとともに前記封口板から露出する外側端面に差込み用突起を設けたリベットと、前記差込み用突起を差し込む貫通穴の周縁部に前記リベットへ向けて溶接用突起を設けた外部端子とを有し、前記リベットに前記外部端子を溶接接合する外部端子の接合方法において、前記外部端子における前記溶接用突起の内周面と前記リベットにおける前記差込み用突起の外周面との間に径方向隙間を設定するとともに前記外部端子における前記溶接用突起の先端面と前記リベットにおける前記外側端面とを接触させた状態で溶接電流を通電させることにより前記リベットに対し前記外部端子を溶接接合することを特徴とするものである。
また、本発明の請求項2による外部端子接合方法は、請求項1記載の外部端子接合方法において、前記溶接電流を通電する前に、前記外部端子における前記溶接用突起の先端部を前記リベットにおける前記外側端面に所定量圧入することを特徴とするものである。
以下、外部端子の接合方法について記す。図1に、封口板1と、この封口板1に取り付けられた電極端子としてのリベット11と、このリベット11に溶接接合される外部端子21との断面図を示す。封口板1は、電気絶縁材料、例えば樹脂にてプレート状に成形されており、リベット11は、アルミニウム等にて円柱状に成形され、インサート成形により樹脂製の封口板1に対してその厚さ方向に貫通するように一体化されている。また、リベット11の外側端面12には、小径の円柱状をなす差込み用突起13が設けられている。外部端子21は、鉄または鉄系合金にて成形され、前記差込み用突起13を差し込む貫通穴23の周縁部に溶接用突起24が設けられている。
上記リベット11においては、差込み用突起13の外径寸法φAおよびリベット11の外径寸法φB、外部端子21については、溶接用突起24の内径寸法φaを定義する。溶接用突起24の内径寸法φaはすなわち、貫通穴23の内径寸法でもある。ここで、
Figure 0004702527
という、無次元のパラメータに関し、3つの範囲に分類する。
<接合原理>
外部端子21の貫通穴23の周縁部に設けた溶接用突起24の一部または全部が、通電による発熱で溶融し、リベット11を締め付けることにより、外部端子21がリベット11に溶接接合される。
この場合の前提条件は、
a≦B
である(なぜなら、
a>B
であると、外部端子21の溶接用突起24がリベット11ではなく封口板1と接した状態で通電がなされることになり、よって外部端子21をリベット11に溶接することができないからである)。
Figure 0004702527
図2は、上下一対の溶接電極31,32にて、外部端子21およびリベット11を挟み込んだ状態を示している。この場合、図示するように
Figure 0004702527
であると、溶接電流Iは溶接用突起24の先端部を通らず、溶接用突起24の内周部からリベット11の差込み用突起13を通る。なぜなら、外部端子21とリベット11との接触面積が径方向(外部端子21における溶接用突起24の内周面とリベット11における差込み用突起13の外周面との接触部)よりも軸方向(外部端子21における溶接用突起24の先端面とリベット11における外側端面12との接触部)の方が小さいことから、接触抵抗は径方向よりも軸方向の方が大きく、よって溶接電流Iは径方向を通り易いからである。したがって、溶接用突起24の先端部を溶接電流Iが通らないことから、溶接用突起24が発熱・溶融せず、よって溶接用突起24の溶融物によるリベット11の締付け効果が得られないことから、溶接不十分な状態が発生する。
Figure 0004702527
これに対して、図3に示すように
Figure 0004702527
であると、外部端子21とリベット11との間に径方向隙間(外部端子21における溶接用突起24の内周面とリベット11における差込み用突起13の外周面との間の径方向隙間)が生じて、外部端子21とリベット11とは軸方向(外部端子21における溶接用突起24の先端面とリベット11における外側端面12との接触部)のみにて接触することから、溶接電流Iは溶接用突起24の先端部を通る。したがって、図4(A)(B)に示すように、溶接用突起24の一部24aが通電による発熱で溶融してリベット11の差込み用突起13を締め付けることから、外部端子21がリベット11に対して強固に溶接接合されることになる。
一方、図5(A)に示すように、外部端子21は、通電する前に、その先端部をリベット11の外側端面12に所定量ΔL圧入すると、溶接強度を最大限にすることが判っており、図5(B)または上記図4に示すように、溶接後は、溶融した溶接用突起24の一部(溶融部)24aがリベット11の差込み用突起13を締め付けることにより、溶接強度が発現する。
また、そのときの溶接用突起24の長さLに対する圧入後のギャップgの比すなわちg/Lと、差込み用突起13の外径Aに対する締込み量dの比すなわちd/Aとの関係は、図6のグラフに示すようになっており、d/Aは7×10−2弱で飽和している。すなわち、
d/A≦7×10−2
となる。
また、締込み量dと溶接用突起24の内径aおよび差込み用突起13の外径Aとの関係は、図4(B)より、
a−2d<A
だから、
Figure 0004702527
となる。
以上の結果から、
Figure 0004702527
の値は、
Figure 0004702527
の両値よりも小さくなければならない。
Figure 0004702527
また、図7に示すように、
Figure 0004702527
であると、溶接電流Iは溶接用突起24の先端部を通るが、同時にリベット11の外周側を通ることから、溶接用突起24の溶融部24aとリベット11とが十分に接合しない。すなわち、十分な締付け効果が現れないので、所望の強度が発現しない。
以上のように、接合強度を確保するには、適正な範囲が存在することが判り、その範囲は、
Figure 0004702527
である必要がある。
そして、この範囲であれば、所期の目的どおり、過酷な使用条件(例えば車載用)に耐える特性すなわち、耐振性を十分に備えた外部端子21の接合構造を得ることができる。
本発明は、以下の効果を奏する。
すなわち、上記構成を備える本発明の外部端子接合方法においては、外部端子における溶接用突起の内周面とリベットにおける差込み用突起の外周面との間に径方向隙間を設定するとともに外部端子における溶接用突起の先端面とリベットにおける外側端面とを接触させた状態で溶接電流を通電させることによりリベットに対し外部端子を溶接接合することによって、またこれに加えて、溶接電流を通電する前に、外部端子における溶接用突起の先端部をリベットにおける外側端面に所定量圧入することによって、過酷な使用条件(例えば車載用)に耐える特性すなわち、耐振性を十分に備えた外部端子接合方法を得ることができる。
以下、上記図1を用いて本発明の実施例を説明する。
上記したように、図1は、封口板1、リベット11および外部端子21の接合前の状態を示す断面図である。封口板1は、フェノール樹脂など電気絶縁材料にて例えば円板状に成形されている。リベット11は、アルミニウムにて円柱状に成形され、インサート成形により樹脂製の封口板1に対してその厚さ方向(図上上下方向)に貫通するように一体化されている。また、リベット11の外側端面(図上上面)12にはその平面中央に位置して、小径の円柱状をなす差込み用突起13が上方へ向けて設けられている。リベットの種類によっては、リベットの外周に環状の鍔部(図示せず)を設け、この鍔部を封口板1の材料に埋め込むことにより抜け止めの強化を図ったものがあるが、この場合でもリベットの外径寸法Bは、鍔部を含まないリベット本体の外径寸法のことを云う。外部端子21は、鉄または鉄系合金にて成形され、リベット11の差込み用突起13を差し込む貫通穴23を設けた平面状取付部22を有している。また、貫通穴23の周縁部には、溶接用突起24が下方へ向けて設けられており、この溶接用突起24は複数が貫通穴23の周りに並ぶように設けられているが、全体としては略円筒形をなすように形成されている。
上記構成において、例えば、溶接用突起24の内径寸法aを2.3mm、差込み用突起13の外径寸法Aを2.2mm、リベット11の外径寸法Bを5.0mmとして、これらの数値を上記(イ)式に代入すると、これらの数値は上記(イ)式を充足する。そして、その試料を実際に作成して外部端子21とリベット11の接合強度を測定したところ、十分な接合強度を確認することができた。
本発明の実施例に係る外部端子接合構造の接合前の状態を示す断面図 比較例に係る外部端子接合構造の接合開始時の状態を示す断面図 本発明の実施例に係る外部端子接合構造の接合開始時の状態を示す断面図 (A)は同外部端子接合構造の接合完了時の状態を示す断面図、(B)はその一部拡大図 同外部端子接合構造の接合過程を示す断面図 溶接用突起の長さLに対する圧入後のギャップgの比(g/L)と差込み用突起の外径Aに対する締込み量dの比(d/A)との関係を示すグラフ図 比較例に係る外部端子接合構造の接合開始時の状態を示す断面図 従来例に係る図であって、(A)は封口板の分解斜視図、(B)は封口板の要部断面図、(C)は封口板の他の例を示す要部断面図
1 封口板
11 リベット
12 外側端面
13 差込み用突起
21 外部端子
22 平面状取付部
23 貫通穴
24 溶接用突起
24a 溶融部
31,32 溶接電極

Claims (2)

  1. 封口板(1)に取り付けられるとともに前記封口板(1)から露出する外側端面(12)に差込み用突起(13)を設けたリベット(11)と、前記差込み用突起(13)を差し込む貫通穴(23)の周縁部に前記リベット(11)へ向けて溶接用突起(24)を設けた外部端子(21)とを有し、前記リベット(11)に前記外部端子(21)を溶接接合する外部端子の接合方法において、
    前記外部端子(21)における前記溶接用突起(24)の内周面と前記リベット(11)における前記差込み用突起(13)の外周面との間に径方向隙間を設定するとともに前記外部端子(21)における前記溶接用突起(24)の先端面と前記リベット(11)における前記外側端面(12)とを接触させた状態で溶接電流(I)を通電させることにより前記リベット(11)に対し前記外部端子(21)を溶接接合することを特徴とする外部端子接合方法
  2. 請求項1記載の外部端子接合方法において、
    前記溶接電流(I)を通電する前に、前記外部端子(21)における前記溶接用突起(24)の先端部を前記リベット(11)における前記外側端面(12)に所定量(ΔL)圧入することを特徴とする外部端子接合方法
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