JP4701202B2 - 位相可変装置、及び内燃機関用カム軸位相可変装置 - Google Patents
位相可変装置、及び内燃機関用カム軸位相可変装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4701202B2 JP4701202B2 JP2007112163A JP2007112163A JP4701202B2 JP 4701202 B2 JP4701202 B2 JP 4701202B2 JP 2007112163 A JP2007112163 A JP 2007112163A JP 2007112163 A JP2007112163 A JP 2007112163A JP 4701202 B2 JP4701202 B2 JP 4701202B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating body
- lock pin
- pin
- lock
- engaging portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
Description
(1)ロック位置までの駆動力について説明すると、エンジン始動時にロック位置でロックされている必要があり、前回のエンジン停止時から停止中及びクランキング中の期間に、前回エンジンが停止したときのVTC位相からロック位置まで位相が変換(シフト)されていなければならない。上記の期間はVTCの本来の駆動力(油圧駆動では油圧,電磁駆動では電磁力)が得られないので、バネ力や摩擦抵抗などにより自力でロック位置に向かう駆動力を確保しなければならない。
(2)変動トルクの存在について説明する。相対位相を中間位置でロックするためには自力でロック位置に復帰するため、遅角方向に加えて進角方向への駆動力も必要であるが単に両方向の自力駆動力を発生するだけで良ければ、力の方向の異なる2つのバネを組み合わせればよい。しかし、カムシャフトにバルブスプリングからの反力による変動トルクが作用していることが課題を複雑にしている。自力で復帰する位置は2つのバネ力(正確にはそのバネ力が発生するトルク)以外にカムシャフトに作用する変動トルクも含めたトータルモーメントの釣合いで決まるので、釣合い位置は必ず変動することとなる。
の課題が生じてくる。
さらに、本実施例の特徴構成による効果の説明をする。本発明のロックピン46は、ボディ20に対してある有限の範囲でピン軸回りに回転可能であり、ベーン26に対しては当接面52にロックピンの被当接面58が倣う構成である。
14 カム軸
16 スプロケット
18 VTC
20 ボディ
24 ボルト
26 ベーン
28 センターボルト
30 遅角用油圧室
32 進角用油圧室
36 解除ピストン
38 解除油圧室
40 ロックバネ
44 連結ピン
46 ロックピン
48 プラグ
50、64 支持面
52、66 当接面
54、68 ストッパ面
56 逃げ部
58 被当接面
60 被支持面
Claims (6)
- スプロケットと共に回転する第1回転体と、該第1回転体に対して同一回転軸上にかつ位相角を可変に設けられ、カム軸と共に回転する第2回転体と、前記第1回転体と第2回転体との相対的な位相角を固定するロックピンとを備えた内燃機関用カム軸位相可変装置であって、
前記ロックピンは、前記第1回転体及び第2回転体のいずれか一方の回転体に形成された第1係合部に係合可能に設けられ、第1係合部にピン軸方向に沿って進退可能に支持されるとともに、他方の回転体に形成された第2係合部に係合可能に設けられ、
前記第2係合部は、前記第2回転体の遅角方向への回転時に前記ロックピンと当接する当接面が前記ピン軸に対して傾斜して形成され、
前記ロックピンは、前記第2係合部の前記当接面に対向させて前記ピン軸に対して傾斜して設けられた被当接面を有し、かつ前記第1係合部に前記ピン軸周りに回転可能に支持され、前記ピン軸が前記第1回転体及び第2回転体の回転軸と平行するように設けられてなり、
前記他方の回転体の第2係合部に形成された当接面、及び前記ロックピンの被当接面は、平面で形成されてなることを特徴とする内燃機関用カム軸位相可変装置。 - 前記ロックピンをピン軸方向に沿って一方向に付勢する付勢機構と、該付勢機構による付勢を押し戻す油圧力を発生する油圧機構とを備え、
前記ロックピンの前記ピン軸に沿う方向の移動位置に応じて、前記第1回転体と第2回転体との相対的な位相角を固定するロック状態と、ロック状態を解除したロック解除状態とをとることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関用カム軸位相可変装置。 - 前記一方の回転体の第1係合部と、前記他方の回転体の第2係合部とが、第1回転体及び第2回転体の回転軸を中心とする所定の半径を有する円を境として、一方が径方向の内側に、他方が外側に設けられてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関用カム軸位相可変装置。
- 前記一方の回転体の第1係合部、及び前記ロックピンの前記第1係合部に支持される被支持部のうち少なくともいずれか一方は、部分円筒面で形成されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関用カム軸位相可変装置。
- 前記他方の回転体の第2係合部は、前記第2回転体の進角方向への回転時に前記ロックピンと当接するストッパ面が形成され、該ストッパ面は、階段状に拡幅して形成されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の内燃機関用カム軸位相可変装置。
- スプロケットと共に回転する第1回転体と、該第1回転体に対して同一回転軸の径方向内側にかつ位相角を可変に設けられ、カム軸と共に回転する第2回転体と、前記第1回転体と第2回転体との相対的な位相角を固定するロック機構とを備えた内燃機関用カム軸位相可変装置であって、
前記ロック機構は、前記第1回転体の内周部に形成された第1係合部と前記第2回転体の外周部に形成された第2係合部とに挟まれる位置に、ピン軸が前記第1回転体及び第2回転体の回転軸に沿うように設けられたロックピンと、該ロックピンをピン軸に沿った一方向に付勢する付勢機構と、前記ロックピンを前記付勢と反対方向に押し戻す油圧力を発生する油圧機構とを有し、
前記第1回転体の第1係合部は、前記ロックピンを前記ピン軸方向に進退可能に支持する部分円筒面を有して形成され、
前記第2回転体の第2係合部は、前記第2回転体の遅角方向への回転時に前記ロックピンと当接する前記ピン軸に対して傾斜した平面状の当接面と、前記第2回転体の進角方向への回転時に前記ロックピンと当接する2段階に拡幅されたストッパ面とを有して形成され、
前記ロックピンは、円柱状部材の前記付勢機構の付勢方向の端部に前記ピン軸に対して傾斜して前記第2係合部の当接面と当接する平面状の被当接面が形成され、かつ前記第1係合部に前記ピン軸周りに回転可能に支持されてなることを特徴とする内燃機関用カム軸位相可変装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007112163A JP4701202B2 (ja) | 2007-04-20 | 2007-04-20 | 位相可変装置、及び内燃機関用カム軸位相可変装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007112163A JP4701202B2 (ja) | 2007-04-20 | 2007-04-20 | 位相可変装置、及び内燃機関用カム軸位相可変装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2008267289A JP2008267289A (ja) | 2008-11-06 |
JP4701202B2 true JP4701202B2 (ja) | 2011-06-15 |
Family
ID=40047095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007112163A Expired - Fee Related JP4701202B2 (ja) | 2007-04-20 | 2007-04-20 | 位相可変装置、及び内燃機関用カム軸位相可変装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4701202B2 (ja) |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11311109A (ja) * | 1998-04-28 | 1999-11-09 | Aisin Seiki Co Ltd | 弁開閉時期制御装置 |
JP2002213262A (ja) * | 2001-01-19 | 2002-07-31 | Denso Corp | 内燃機関用バルブタイミング調整装置 |
-
2007
- 2007-04-20 JP JP2007112163A patent/JP4701202B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11311109A (ja) * | 1998-04-28 | 1999-11-09 | Aisin Seiki Co Ltd | 弁開閉時期制御装置 |
JP2002213262A (ja) * | 2001-01-19 | 2002-07-31 | Denso Corp | 内燃機関用バルブタイミング調整装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2008267289A (ja) | 2008-11-06 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2423476B1 (en) | Device for controlling valve opening/closing time | |
JP5403341B2 (ja) | 弁開閉時期制御装置 | |
JP2009062978A (ja) | 回転子の権限範囲の一部のみを介して回転子を偏向させるよう予荷重を加えられたばねを有するカム位相制御器 | |
JP4883244B1 (ja) | 油圧式バルブタイミング可変機構の制御装置 | |
JP2009250073A (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
JP5916441B2 (ja) | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 | |
JP6084847B2 (ja) | 内燃機関のバルブタイミング制御装置及びその組立方法 | |
JP5180135B2 (ja) | 可変バルブタイミング装置およびこの可変バルブタイミング装置に組み込まれるローラ減速機 | |
JP2004257373A (ja) | バルブタイミング調整システム | |
JP4238903B2 (ja) | 内燃機関用カム軸位相可変装置および位相可変装置 | |
JP4701202B2 (ja) | 位相可変装置、及び内燃機関用カム軸位相可変装置 | |
JP4260084B2 (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
JP2007092674A (ja) | 回転位相可変装置 | |
JP5057232B2 (ja) | バルブタイミング調整装置、および、その製造方法 | |
JP5793116B2 (ja) | 内燃機関の可変動弁装置 | |
JP4448826B2 (ja) | 位相可変装置および内燃機関用カム軸位相可変装置 | |
US20200292035A1 (en) | Unlocking mechanism for a variable camshaft phaser | |
JP2006312888A (ja) | 位相可変装置および内燃機関用カム軸位相可変装置 | |
JP5793107B2 (ja) | 内燃機関の可変動弁装置 | |
JP5376219B2 (ja) | 弁開閉時期制御装置 | |
JP5793115B2 (ja) | 内燃機関の可変動弁装置 | |
JP3964158B2 (ja) | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 | |
JP6115201B2 (ja) | 弁開閉時期制御装置 | |
JP2008255974A (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
JP2005133544A (ja) | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20090525 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20100120 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20101028 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20101102 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20101228 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20110208 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110307 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |