JP4701102B2 - タイミング補正装置 - Google Patents

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Description

本発明は、クロック信号とデータ信号との間のタイミングを補正するためのタイミング補正装置に関する。
データ通信システムにおけるデータ受信装置は、クロック信号のクロックエッジよりも一定時間(セットアップ時間)以前にデータ信号が確定していることを要求する。また、クロック信号に対して所定のセットアップ時間が確保されるようにデータ信号が送信された場合においても、クロック信号の伝搬遅延時間とデータ信号の伝搬遅延時間とが異なると、データ受信装置が受け取るクロック信号とデータ信号との間でタイミング誤差が生じ、位相関係に問題が生じる。特に、通信速度が高速になるに従って、このタイミング誤差は誤データ発生の原因になりやすい。
そこで、データ信号の遷移を検出し、クロック信号のエッジと実質的に同相になるようにデータ信号を遅延させることにより、クロック信号とデータ信号との間のタイミングを補正するようにしたスキュー補正装置が、例えば、下記特許文献1に開示されている。これにより、温度変化等の環境変化に応じたタイミング補正も可能となる。
特開平11−168365号公報
クロック信号とデータ信号との間では、送信側装置のメーカーの違い、ケーブルの長さや品質等の伝送経路の差異、品質ばらつき、温度等の動作条件によって様々なタイミング誤差が発生する。また、クロック信号やデータ信号にはジッタ(エッジの「揺らぎ」)が存在しているため、タイミングは常に変動する。ジッタは複数の周波数成分から構成されており、正確なデータ受信を行うためには、通常、高い周波数のジッタをフィルタにより除去する一方、低い周波数のジッタには追従して動作することが好ましい。よって、タイミング補正装置は、これらのタイミング誤差に対して、十分な遅延量の可変範囲(遅延レンジ)を備える必要がある。
また、一般に、アナログ方式のディレイラインは制御電圧に対する遅延量の変化率(遅延ゲイン)が制御電圧に従って変化するので、補正すべきタイミング誤差の量によってシステムの安定性に差が生じるという問題があった。
本発明は、動作条件の影響を受けにくく、安定したデータ受信を可能とするタイミング補正装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、請求項1の発明が講じた手段は、縦続に接続され、信号を遅延させる複数のディレイセルを有し、制御電圧に従って前記複数のディレイセルの各々の遅延量を制御し、前記複数のディレイセルのうち制御信号に応じた個数のディレイセルに第1の信号を通過させ、得られた遅延信号を出力する可変ディレイラインと、第2の信号と前記遅延信号との間の位相を比較する第1の位相比較器と、前記位相比較器の位相比較結果に応じて、前記第2の信号と前記遅延信号との間の位相差が小さくなるように、前記制御電圧を生成して出力する遅延制御回路と、前記制御電圧を変化させて、前記第1の信号と前記遅延信号とに基づいて前記可変ディレイラインの特性を検出し、前記制御電圧を所定の初期値にしたときに必要な特性が得られるように前記可変ディレイラインの初期設定を行うための信号を、前記制御信号として求め、出力する可変ディレイライン制御回路とを備え、前記可変ディレイライン制御回路は、前記特性として前記可変ディレイラインの遅延量の可変範囲を検出し、必要な遅延量の可変範囲が得られるように前記可変ディレイラインの初期設定を行うための信号を、前記制御信号として求めるものである。
請求項1の発明によると、必要な特性が得られるように可変ディレイラインに初期設定が行われる。このため、タイミング補正装置は、動作条件の影響を受けにくく安定した動作が可能である。また、タイミング補正を行う前に必要な遅延量の可変範囲が得られるように可変ディレイライン制御回路に初期設定が行われる。このため、タイミング補正装置は、遅延量がそれぞれ異なる様々な要因によるタイミング誤差に対してもタイミング補正を行うことができる。
請求項2の発明では、請求項記載のタイミング補正装置において、前記可変ディレイライン制御回路は、前記可変ディレイラインの特性を検出する際に前記制御電圧を発生する基準電圧発生回路と、各々が入力信号を遅延させる複数のディレイセルが縦続に接続された基準ディレイラインを有し、前記第1の信号と前記遅延信号との間のタイミング誤差をそれに相当する前記ディレイセルの段数として検出し、検出結果を出力する時間評価部と、前記制御電圧が第1の電圧のときの前記タイミング誤差と、前記制御電圧が第2の電圧のときの前記タイミング誤差とに基づいて、前記可変ディレイラインの遅延量の可変範囲を求め、その結果に基づいて前記制御信号を生成する演算回路とを備えるものである。
請求項の発明は、縦続に接続され、信号を遅延させる複数のディレイセルを有し、制御電圧に従って前記複数のディレイセルの各々の遅延量を制御し、前記複数のディレイセルのうち制御信号に応じた個数のディレイセルに第1の信号を通過させ、得られた遅延信号を出力する可変ディレイラインと、第2の信号と前記遅延信号との間の位相を比較する第1の位相比較器と、前記位相比較器の位相比較結果に応じて、前記第2の信号と前記遅延信号との間の位相差が小さくなるように、前記制御電圧を生成して出力する遅延制御回路と、前記制御電圧を変化させて、前記第1の信号と前記遅延信号とに基づいて前記可変ディレイラインの特性を検出し、前記制御電圧を所定の初期値にしたときに必要な特性が得られるように前記可変ディレイラインの初期設定を行うための信号を、前記制御信号として求め、出力する可変ディレイライン制御回路とを備え、前記可変ディレイライン制御回路は、前記特性として前記制御電圧に対する遅延量の変化率を検出し、必要な制御電圧に対する遅延量の変化率が得られるように前記可変ディレイラインの初期設定を行うための信号を、前記制御信号として求めるものである。
請求項の発明によると、必要な制御電圧に対する遅延量の変化率が得られるように可変ディレイライン制御回路に初期設定が行われる。このため、タイミング補正装置は、制御電圧に対する遅延量の変化率が所望の値の近辺となるように動作するので、安定して動作することができる。
請求項4の発明では、請求項記載のタイミング補正装置において、前記可変ディレイライン制御回路は、前記可変ディレイラインの特性を検出する際に前記制御電圧を発生する基準電圧発生回路と、各々が入力信号を遅延させる複数のディレイセルが縦続に接続された基準ディレイラインを有し、前記第1の信号と前記遅延信号との間のタイミング誤差をそれに相当する前記ディレイセルの段数として検出し、検出結果を出力する時間評価部と、前記制御電圧の第1の電圧と第2の電圧との差に対する、前記制御電圧が前記第1の電圧のときの前記タイミング誤差と前記第2の電圧のときの前記タイミング誤差との差に基づいて、前記可変ディレイラインの前記制御電圧に対する遅延量の変化率を求め、その結果に基づいて前記制御信号を生成する演算回路とを備えるものである。
請求項の発明は、縦続に接続され、信号を遅延させる複数のディレイセルを有し、制御電圧に従って前記複数のディレイセルの各々の遅延量を制御し、前記複数のディレイセルのうち制御信号に応じた個数のディレイセルに第1の信号を通過させ、得られた遅延信号を出力する可変ディレイラインと、第2の信号と前記遅延信号との間の位相を比較する第1の位相比較器と、前記位相比較器の位相比較結果に応じて、前記第2の信号と前記遅延信号との間の位相差が小さくなるように、前記制御電圧を生成して出力する遅延制御回路と、前記制御電圧を変化させて、前記第1の信号と前記遅延信号とに基づいて前記可変ディレイラインの特性を検出し、前記制御電圧を所定の初期値にしたときに必要な特性が得られるように前記可変ディレイラインの初期設定を行うための信号を、前記制御信号として求め、出力する可変ディレイライン制御回路とを備え、前記可変ディレイライン制御回路は、前記特性として遅延量の可変範囲と前記制御電圧に対する遅延量の変化率とを検出し、必要な遅延量の可変範囲と前記制御電圧に対する遅延量の変化率とが得られるように前記可変ディレイラインの初期設定を行うための信号を、前記制御信号として求めるものである。
請求項の発明によると、タイミング補正を行う前に、必要な遅延量の可変範囲と必要な制御電圧に対する遅延量の変化率が得られるように可変ディレイライン制御回路に初期設定が行われる。このため、タイミング補正装置は、遅延量がそれぞれ異なる様々な要因によるタイミング誤差に対してもタイミング補正を行うことができ、かつ、制御電圧に対する遅延量の変化率が所望の値の近辺となるように動作するので、安定して動作することができる。
請求項6の発明では、請求項記載のタイミング補正装置において、前記可変ディレイライン制御回路は、前記可変ディレイラインの特性を検出する際に前記制御電圧を発生する基準電圧発生回路と、各々が入力信号を遅延させるディレイセルが縦続に接続された基準ディレイラインを有し、前記第1の信号と前記遅延信号との間のタイミング誤差をそれに相当する前記ディレイセルの段数として検出し、検出結果を出力する時間評価部と、前記制御電圧が第1の電圧のときの前記タイミング誤差と、前記制御電圧が第2の電圧のときの前記タイミング誤差とに基づいて、前記可変ディレイラインの遅延量の可変範囲を求め、かつ、前記第1の電圧と前記第2の電圧との差に対する、前記制御電圧が前記第1の電圧のときの可変ディレイラインの遅延量と前記第2の電圧のときの可変ディレイラインの遅延量との差に基づいて、前記可変ディレイラインの前記制御電圧に対する遅延量の変化率を求め、求められた可変範囲及び変化率に基づいて前記制御信号を生成する演算回路とを備えるものである。
請求項の発明は、縦続に接続され、信号を遅延させる複数のディレイセルを有し、制御電圧に従って前記複数のディレイセルの各々の遅延量を制御し、前記複数のディレイセルのうち制御信号に応じた個数のディレイセルに第1の信号を通過させ、得られた遅延信号を出力する可変ディレイラインと、第2の信号と前記遅延信号との間の位相を比較する第1の位相比較器と、前記位相比較器の位相比較結果に応じて、前記第2の信号と前記遅延信号との間の位相差が小さくなるように、前記制御電圧を生成して出力する遅延制御回路と、前記制御電圧を変化させて、前記第1の信号と前記遅延信号とに基づいて前記可変ディレイラインの特性を検出し、前記制御電圧を所定の初期値にしたときに必要な特性が得られるように前記可変ディレイラインの初期設定を行うための信号を、前記制御信号として求め、出力する可変ディレイライン制御回路と、前記第1の信号と前記第2の信号との間のタイミング誤差を示す信号を生成して出力する第2の位相比較器とを備え、前記可変ディレイライン制御回路は、前記可変ディレイラインの遅延量が前記タイミング誤差と一致するように、前記制御信号を出力するものである。
請求項の発明によると、装置内での遅延量をあらかじめ考慮して初期設定に含めるので、可変ディレイラインの遅延量の可変範囲を小さくすることができるので、より安定した動作が可能となる。
本発明によれば、タイミング補正を開始する前に、必要な遅延量の可変範囲を求めて初期設定を行うことにより、様々なタイミング誤差に対しても十分な遅延量の可変範囲を備えることができる。また、同様に、望ましい制御電圧に対する遅延量の変化率を求めて初期設定を行うことにより、システムの安定性を高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るタイミング補正装置の構成を示すブロック図である。図1のタイミング補正装置は、データ信号DATに対するクロック信号CLKのタイミング誤差を補正するための装置であり、位相比較器10と、可変ディレイライン20と、遅延制御回路30と、可変ディレイライン制御回路40とを備えている。
可変ディレイライン20は、遅延制御回路30から受け取った制御電圧Vcntと、可変ディレイライン制御回路40から受け取った可変ディレイライン制御信号NDCとに応じて、クロック信号CLKを可変の遅延量DTだけ遅延させて、得られた遅延クロック信号DCLKを出力する。
位相比較器10は、遅延クロック信号DCLKとデータ信号DATとの間で位相を比較する。位相比較器10は、遅延クロック信号DCLKの立ち上がりのエッジがデータ信号DATの立ち上がりに比べて進んでいる場合には、可変ディレイライン20の遅延量DTを増大させるように第1の電圧制御信号DNVを遅延制御回路30に出力する。また、位相比較器10は、遅延クロック信号DCLKの立ち上がりのエッジがデータ信号DATの立ち上がりに比べて遅れている場合には、可変ディレイライン20の遅延量DTを減少させるように第2の電圧制御信号UPVを遅延制御回路30に出力する。
遅延制御回路30は、位相比較器10の位相比較結果に応じて、データ信号DATと遅延クロック信号DCLKとの間の位相差が小さくなるように、制御電圧Vcntを生成する。すなわち、遅延制御回路30は、位相比較器10が出力した第1の電圧制御信号DNVを受け取った場合は、制御電圧Vcntを下降させて可変ディレイライン20へ出力し、可変ディレイライン20の遅延量DTを増大させる。遅延制御回路30は、第2の電圧制御信号UPVを受け取った場合は、制御電圧Vcntを上昇させて可変ディレイライン20へ出力し、可変ディレイライン20の遅延量DTを減少させる。
可変ディレイライン制御回路40は、可変ディレイライン20の遅延量の可変範囲(遅延レンジ)と制御電圧に対する遅延量の変化率(遅延ゲイン)とを検出し、検出結果に応じて、可変ディレイライン20に出力する可変ディレイライン制御信号NDCの値を変化させることにより、可変ディレイライン20の遅延量の可変範囲と制御電圧に対する遅延量の変化率とを制御する。
このようにして、位相比較器10は、データ信号DATの立ち上がりの遷移が遅延クロック信号DCLKの立ち上がりのエッジと実質的に同相となるように、遅延制御回路30を介して可変ディレイライン20の遅延量DTを制御する。尚、位相比較器10としては、例えばHoggeの位相比較器等を用いることができる。
図2は、図1の遅延制御回路30の構成を示す回路図である。遅延制御回路30は、電流源31と、スイッチ32,33と、電流源34と、容量35とを備えている。
位相比較器10から出力された第1の電圧制御信号DNVを受け取った場合、スイッチ33が導通し、電流源34がグラウンドに接続されているので出力ノードに接続された容量35が放電され、出力ノードの電圧である制御電圧Vcntが下降する。また、位相比較器10から出力された第2の電圧制御信号UPVを受け取った場合、スイッチ32が導通し、電流源31が電源に接続されているので容量35が充電され、制御電圧Vcntが上昇する。
図3は、図1の可変ディレイライン20の構成を示すブロック図である。可変ディレイライン20は、ディレイライン210,220と、バイアス発生回路230とを備えている。ディレイライン210は、n(nは自然数)段構成であり、n個のスイッチを有するスイッチ部219と、n個のディレイセルUVD1,UVD2,…,UVDnとを備えている。ディレイライン220は、m(mは自然数)段構成であり、m個のスイッチを有するスイッチ部229と、m個のディレイセルUD1,UD2,…,UDmとを備えている。
可変ディレイライン20は、受け取ったクロック信号CLKにディレイライン210、220を通過させることによって、クロック信号CLKを遅延させた遅延クロック信号DCLKを出力する。ディレイライン210は、可変ディレイライン制御回路40から受け取った可変ディレイライン制御信号NDCに応じてスイッチ部219のスイッチのいずれかを導通させることによって、クロック信号CLKを通過させるディレイセルUVDk(kはn以下の自然数)の個数を変更し、クロック信号CLKに対する遅延量を変更する。ディレイライン220は、可変ディレイライン制御信号NDCに応じてスイッチ部229のスイッチのいずれかを導通させることによって、クロック信号DCLKVを通過させるディレイセルUDl(lはm以下の自然数)の個数を変更し、クロック信号DCLKVに対する遅延量を変更する。
バイアス発生回路230は、受け取った制御電圧Vcntに応じて第1のバイアス信号PBと第2のバイアス信号NBとを生成する。また、ディレイセルUVD1,UVD2,…,UVDnはそれぞれ、遅延量を、バイアス発生回路230から受け取った第1のバイアス信号PBと第2のバイアス信号NBとに応じて変化させる。
図4は、図3のバイアス発生回路230の構成を示す回路図である。バイアス発生回路230は、PMOS(P-channel Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ241,242と、NMOS(N-channel Metal Oxide Semiconductor)トランジスタ243,244とを備えている。図4のように、PMOSトランジスタ241,242とNMOSトランジスタ243,244とを接続することにより、バイアス発生回路230は、受け取った制御電圧Vcntが上昇すると、第1のバイアス信号PBの電圧を下降させ、第2のバイアス信号NBの電圧を上昇させる。また、バイアス発生回路230は、受け取った制御電圧Vcntが下降すると、第1のバイアス信号PBの電圧を上昇させ、第2のバイアス信号NBの電圧を下降させる。
図5は、図3のディレイセルUVD1の構成を示す回路図である。ディレイセルUVD2,UVD3,…,UVDnも同様に構成されている。ディレイセルUVD1は、PMOSトランジスタ211,212,213,214と、NMOSトランジスタ215,216,217,218とを備えている。PMOSトランジスタ211,212のゲートには第1のバイアス信号PBが供給され、NMOSトランジスタ217,218のゲートには第2のバイアス信号NBが供給されている。ディレイセルUVD1は、図5のようにPMOSトランジスタ213とNMOSトランジスタ215とで構成されるインバータと、PMOSトランジスタ214とNMOSトランジスタ216とで構成されるインバータとを有し、これらの2つのインバータは直列に接続されている。ディレイセルUVD1は、受け取ったクロック信号CLKに2つのインバータを通過させることにより、クロック信号CLKに2つのインバータの伝搬遅延時間を与えて遅延クロック信号DCLKV1を生成する。また、ディレイセルUVD1は、図5のようにPMOSトランジスタ211,212とNMOSトランジスタ217,218とが接続されているので、第1のバイアス信号PBと第2のバイアス信号NBの電圧に応じて、遅延クロック信号DCLKV1の遅延量を変えることができる。例えば、第1のバイアス信号PBの電圧を上げ、第2のバイアス信号NBの電圧を下げた場合、2つのインバータそれぞれに供給される電流が減少するので、遅延クロック信号DCLKV1の電位の変化に時間が掛かり、遅延クロック信号DCLKV1の遅延量が大きくなる。
図6は、図3のディレイセルUD1の構成を示す回路図である。ディレイセルUD2,UD3,…,UDmも同様に構成されている。ディレイセルUD1は、PMOSトランジスタ221,222と、NMOSトランジスタ223,224とを備えている。ディレイセルUD1は、図6のようにPMOSトランジスタ221とNMOSトランジスタ223とで構成されるインバータと、PMOSトランジスタ222とNMOSトランジスタ224とで構成されるインバータとを有し、これらの2つのインバータは直列に接続されている。ディレイセルUD1は、受け取ったクロック信号DCLKVに2つのインバータを通過させることにより、クロック信号DCLKVに2つのインバータの伝搬遅延時間を与えて遅延クロック信号DCLK1を生成する。
図7は、一般的な可変ディレイラインにおける制御電圧Vcntと遅延量DTとの関係を示している。図7に示すように、可変ディレイラインの遅延特性は、製造条件、電源電圧、温度などの影響により、遅延特性A、遅延特性B、遅延特性Cのようにばらつく。仮に、タイミング補正に必要な遅延量をtddとし、各遅延特性において遅延量tddを出力する点を、PA、PB、PCとする。点PAから見た、遅延特性Aの遅延の増加方向の遅延量の可変範囲をtdaD、遅延の減少方向の遅延量の可変範囲をtdaUとする。点PBから見た、遅延特性Bの遅延の増加方向の遅延量の可変範囲をtdbD、遅延の減少方向の遅延量の可変範囲をtdbUとする。点PCから見た、遅延特性Cの遅延の増加方向の遅延量の可変範囲をtdcD、遅延の減少方向の遅延量の可変範囲をtdcUとする。図7に示した例の場合、tdcU>tdaU>tdbU、tdbD>tdaD>tdcDとなり、遅延特性のばらつきから、必要な遅延量tddを出力する各点から見た遅延量の可変範囲に差が生じる。また、各点PA、PB、PCにおける、制御電圧Vcntに対する遅延量DTの変化率をそれぞれ、Gpa,Gpb,Gpcとする。図7に示した例の場合、Gpc>Gpa>Gpbとなり、遅延特性のばらつきから、必要な遅延量tddを出力する各点における制御電圧Vcntに対する遅延量DTの変化率にも差が生じる。
このように、遅延特性のばらつきによって、遅延量の可変範囲、制御電圧に対する遅延量の変化率にそれぞれ差が生じ、タイミング補正装置の安定性にもばらつきが発生する。図1のタイミング補正装置では、このような可変ディレイラインの遅延特性のばらつきに対して、初期設定において補正を行う。つまり、初期設定時に可変ディレイライン20の遅延特性を制御し、所望の遅延量の可変範囲と制御電圧に対する遅延量の変化率とを得ようとするものである。
図8は、図1のタイミング補正装置における制御電圧Vcntと可変ディレイライン20の遅延量DTとの関係を示している。本実施形態のタイミング補正装置では、初期設定として、制御電圧Vcntの初期値Vintにおいて、可変ディレイライン20の遅延量を変更したときに可変範囲Tdtを超えないような状態で位相比較を開始するように、可変ディレイライン20の遅延量の可変範囲および制御電圧に対する遅延量の変化率を設定する。このとき(つまり位相比較開始時)、制御電圧Vcntの初期値Vintにおいて可変ディレイライン20が遅延量を減らす方向及び遅延量を増やす方向にそれぞれT/2(T:データ信号DATのデータ周期)以上の遅延量の可変範囲を持つように設定することによって、タイミング誤差を確実に補正することができる。
また、以上のように設定した状態からジッタに追従して遅延量DTを増減させるためには、以上のように設定した遅延量からさらにジッタ分の遅延量の可変範囲が必要となる。そこで、本実施形態では、クロック信号CLKに対するデータ信号DATのジッタの最大値をTjとすると、初期設定として、制御電圧Vcntの初期値Vintにおいて可変ディレイライン20が、遅延量の増加方向及び減少方向にそれぞれT/2+Tj以上の遅延量の可変範囲を持つように設定する。すなわち、増加方向の遅延量の可変範囲をTdtD、減少方向の遅延量の可変範囲をTdtUとすると、TdtD>T/2+TjかつTdtU>T/2+Tjの関係が成り立つように、可変ディレイラインを設定する。同時に、制御電圧Vcntの初期値Vintに対する遅延量の変化率が所望の設定範囲に収まるように、可変ディレイライン20を設定する。
図9は、図1の可変ディレイライン制御回路40の構成を示すブロック図である。可変ディレイライン40は、時間評価部410と、入力選択回路430と、演算回路440と、制御回路450と、基準電圧発生回路460とを備えている。時間評価部410は、p(pは自然数)段構成のディレイライン411とp個のDタイプラッチ(Dフリップフロップ)L1,L2,…,Lpとを備えている。ディレイライン411は、縦続に接続されたp個のディレイセルUSD1,USD2,…,USDpを備えている。ディレイセルUSD1,USD2,…,USDpは、それぞれ、入力された信号を所定の遅延量だけ遅延させて出力する。
入力選択回路430は、受け取ったクロック信号CLKと遅延クロック信号DCLKとのいずれかを時間評価を行う信号として選択し、選択された信号を、パルス信号PWとして出力する。時間評価部410は、受け取ったパルス信号PWをクロック信号CLKと比較することにより、両者間のタイミング誤差を、それに相当するディレイセルUSD1,USD2,…,USDpの段数として検出し、時間評価結果として出力する。演算回路440は、時間評価部410から受け取った時間評価結果に基づいて、可変ディレイライン制御信号NDCを生成する。基準電圧発生回路460は、制御電圧Vcntに基準電圧を与える。制御回路450は、入力選択回路430と、演算回路440と、基準電圧発生回路460とを制御する。
図10は、図9の時間評価部410の動作を説明するタイミング図である。入力選択回路430がクロック信号CLKを選択している場合には、クロック信号CLKとパルス信号PWとは、ほぼ同時に立ち上がる。クロック信号CLKはディレイセルUSD1,USD2,…,USDpにより順次遅延され、ディレイライン411は、ディレイセルUSD1,USD2,…,USDpの出力を、それぞれ遅延クロック信号DO1,DO2,…,DOpとして出力する。DタイプラッチL1,L2,…,Lpはそれぞれ、遅延クロック信号DO1,DO2,…,DOpをクロック入力として受け取り、パルス信号PWの値をラッチする。DタイプラッチL1,L2,…,Lpは、パルス信号PWが立ち上がってから順次遅延クロック信号DO1,DO2,…,DOpをそれぞれラッチする。図10のようにパルス信号PWがHighの間に遅延クロック信号DO1,DO2,…,DOi−1が立ち上がるので、DタイプラッチL1,L2,…,Li−1は、時間評価信号LDO1,LDO2,…,LDOi−1をそれぞれHighにして出力する。図10のように、パルス信号PWがLowの間に遅延クロック信号Doi,Doi+1,…が立ち上がるので、DタイプラッチLi,Li+1,…は、時間評価信号LDOi,LDOi+1,…をそれぞれLowにして出力する。したがって、時間評価部410は、パルス信号PWがディレイセルUSD1のi段分の遅延に相当する時間のパルス幅を持っていることを、評価することができる。
図11は、図9の基準電圧発生回路460の構成を示す回路図である。基準電圧発生回路460は、抵抗461,462,463,464,465と、スイッチ466と、アンプ467とを備えている。図11のように、抵抗461,462,463,464,465は直列に接続され、抵抗461の一端は電源に接続され、抵抗465の一端は接地されている。スイッチ466は、抵抗461,462,463,464,465によって生成された基準電圧Vr1,Vr2,Vr3,Vrintのうちの1つを、制御信号CNTに応じて選択して出力する。アンプ467は、スイッチ466によって選択された電圧を制御電圧Vcntとして出力する。
図12は、図11の可変ディレイライン制御回路40で設定する制御電圧Vcntと可変ディレイライン20の遅延量DTとの関係を示している。図12によると、基準電圧値Vr1,Vr2,Vr3と制御電圧Vcntの初期値Vintの関係は、Vr3>Vr2>Vint>Vr1となる。ここで、制御電圧Vcntの初期値Vintにおいて、可変ディレイライン20の遅延量の可変範囲と制御電圧に対する遅延量の変化率を所望の値に設定するために、可変ディレイライン制御回路40は、以下のステップ(1)〜(7)を実施することによって、可変ディレイライン20の遅延量の可変範囲と制御電圧に対する遅延量の変化率を検出し、可変ディレイライン20に初期設定を行う。
(1)入力選択回路430は、クロック信号CLKを選択する。クロック信号CLKのレベルの遷移の間隔(パルスの時間幅)を、時間評価部410が検出して、演算回路440が基準時間として記憶する。
(2)入力選択回路430は、遅延クロック信号DCLKを選択する。基準電圧発生回路460は、制御電圧Vcntとして基準電圧値Vr1を設定する。時間評価部410は、このときの可変ディレイライン20の遅延量を検出する。その結果及び(1)の基準時間から、演算回路440は、遅延量td1(クロック信号CLKに対する遅延クロック信号DCLKのタイミング誤差)を求めて記憶する。
(3)基準電圧発生回路460は、制御電圧Vcntとして基準電圧値Vintを設定する。時間評価部410は、このときの可変ディレイライン20の遅延量を検出する。その結果及び(1)の基準時間から、演算回路440は、遅延量tdint(クロック信号CLKに対する遅延クロック信号DCLKのタイミング誤差)を求めて記憶する。
(4)基準電圧発生回路460は、制御電圧Vcntとして基準電圧値Vr2を設定する。時間評価部410は、このときの可変ディレイライン20の遅延量を検出する。その結果及び(1)の基準時間から、演算回路440は、遅延量td2(クロック信号CLKに対する遅延クロック信号DCLKのタイミング誤差)を求めて記憶する。
(5)基準電圧発生回路460は、制御電圧Vcntとして基準電圧値Vr3を設定する。時間評価部410は、このときの可変ディレイライン20の遅延量を検出する。その結果及び(1)の基準時間から、演算回路440は、遅延量td3(クロック信号CLKに対する遅延クロック信号DCLKのタイミング誤差)を求めて記憶する。
(6)演算回路440は、前記5つのステップでそれぞれ記憶した遅延量td1,tdint,td2,td3の値に基づいて、遅延量の可変範囲、制御電圧に対する遅延量の変化率を演算する。すなわち、演算回路440は、遅延量増加方向の遅延量の可変範囲TdtDを、TdtD=td1−tdintにより求める。遅延量減少方向の遅延量の可変範囲TdtUを、TdtU=tdint−td3により求める。制御電圧に対する遅延量の変化率を、(td2−tdint)/(Vr2−Vint)により求める。
(7)演算回路440は、TdtD>T/2+TjかつTdtU>T/2+Tjが成り立ち、かつ、制御電圧に対する遅延量の変化率が所定の設定範囲内の値になるように、可変ディレイライン制御信号NDCを生成して、可変ディレイライン20に初期設定をする。
これにより、制御電圧Vcntとして初期値Vintを設定する際に、可変ディレイライン20において、必要な遅延量の可変範囲を確保し、制御電圧に対する遅延量の変化率を所望の値に設定することができる。
(第2の実施形態)
図13は、本発明の第2の実施形態に係るタイミング補正装置の構成を示すブロック図である。図13のタイミング補正装置は、図1のタイミング補正装置において、可変ディレイライン制御回路40に代えて可変ディレイライン制御回路41を備え、更に位相比較器50を備えるものである。
図14は、図13の位相比較器50の動作を説明するタイミング図である。位相比較器50は、クロック信号CLKとデータ信号DATとの間で位相を比較する。すなわち、位相比較器50は、両信号の立ち上がりのタイミング誤差Tdlを検出し、タイミング誤差Tdlの幅を持ったパルス信号PWCDを可変ディレイライン制御回路41に出力する。可変ディレイライン制御回路41は、可変ディレイライン制御回路40において、入力選択回路430に代えて、クロック信号CLK、遅延クロック信号DCLK、及びパルス信号PWCDのうちの1つを選択してパルス信号PWとして出力する入力選択回路を備えている。
図9の可変ディレイライン40について説明した初期設定に加えて、可変ディレイライン制御回路41は、パルス信号PWCDを評価し、制御電圧Vcntの初期値Vintにおける遅延量tdintがタイミング誤差Tdlと等しくなるように可変ディレイライン20を設定する。
以下に、図13の可変ディレイライン制御回路41による可変ディレイライン20の初期設定について、図12を用いて説明する。
図9の可変ディレイライン制御回路40と同様に、可変ディレイライン制御回路41は、ステップ(1)〜(5)を実施する。
次に、可変ディレイライン制御回路41では、時間評価部410はパルス信号PWCDを選択してそのパルス幅を評価し、演算回路440は、求められたパルス幅を遅延量Tdlとして記憶する。
次に、図9の可変ディレイライン制御回路40と同様に、可変ディレイライン41は、ステップ(6)を行う。
次に、演算回路440は、TdtD>Tj、かつTdtU>Tjが成り立ち、かつ制御電圧に対する遅延量の変化率が所定の設定範囲内の値になり、かつ遅延量tdintが遅延量Tdlに等しくなるように、可変ディレイライン制御信号NDCを生成して、可変ディレイライン20の遅延量の初期値を設定する。
これにより、制御電圧Vcntとして初期値Vintを設定する際に、可変ディレイライン20の遅延量が遅延量Tdlになる。
従って、第2の実施形態では、可変ディレイライン20の遅延量の可変範囲を、第1の実施形態よりも小さくすることが可能となり、より安定したタイミング補正の動作を得ることができる。
なお、以上の実施形態において、可変ディレイライン20が備える複数段のディレイセルを持つディレイライン210,220に代えて、差動方式のディレイラインを用いてもよい。
なお、以上の実施形態において、可変ディレイライン20が備えるバイアス発生回路230に代えて、制御電圧に応じてディレイセルのバイアス信号を発生するものであれば、どのような構成の回路を用いてもよい。
なお、以上の実施形態において、クロック信号CLKとデータ信号DATとを入れ換えてもよい。すなわち、クロック信号CLKを可変ディレイライン20により遅延させる例を説明したが、データ信号DATを可変ディレイラインにより遅延させる構成としてもよい。具体的には、可変ディレイライン20に代えて、データ信号DATを可変の遅延量だけ遅延させた遅延データ信号を生成するための可変ディレイラインを備え、かつ、位相比較器10に代えて、前記遅延データ信号とクロック信号CLKとの間の位相を比較する位相比較器を備えるようにしてもよい。
以上説明したように、本発明は、高い安定動作と高いジッタ耐性を発揮しながら、クロック信号とデータ信号との間のタイミング補正を行うことができるので、高速データ通信システムにおけるデータ受信装置等について有用である。
本発明の第1の実施形態に係るタイミング補正装置の構成を示すブロック図である。 図1の遅延制御回路の構成を示す回路図である。 図1の可変ディレイラインの構成を示すブロック図である。 図3のバイアス発生回路の構成を示す回路図である。 図3のディレイセルUVD1の構成を示す回路図である。 図3のディレイセルUD1の構成を示す回路図である。 一般的な可変ディレイラインにおける制御電圧と遅延量との関係を表すグラフである。 図1のタイミング補正装置における制御電圧と遅延量との関係を表すグラフである。 図1の可変ディレイライン制御回路の構成を示すブロック図である。 図9の時間評価部の動作を説明するタイミング図である。 図9の基準電圧発生回路の構成を示す回路図である。 図11の可変ディレイライン制御回路で設定する制御電圧と遅延量との関係を示すグラフである。 本発明の第2の実施形態に係るタイミング補正装置の構成を示すブロック図である。 図13の位相比較器の動作を説明するタイミング図である。
10,50 位相比較器
20 可変ディレイライン
30 遅延制御回路
40,41 可変ディレイライン制御回路
410 時間評価部
411 ディレイライン
440 演算回路
460 基準電圧発生回路
USD1,USD2,…,USDp ディレイセル
CLK クロック信号
DAT データ信号
DCLK 遅延クロック信号
NDC 可変ディレイライン制御信号
Vcnt 制御電圧
LDO1,LDO2,…,LDOp 時間評価信号
PWCD パルス信号

Claims (7)

  1. 縦続に接続され、信号を遅延させる複数のディレイセルを有し、制御電圧に従って前記複数のディレイセルの各々の遅延量を制御し、前記複数のディレイセルのうち制御信号に応じた個数のディレイセルに第1の信号を通過させ、得られた遅延信号を出力する可変ディレイラインと、
    第2の信号と前記遅延信号との間の位相を比較する第1の位相比較器と、
    前記位相比較器の位相比較結果に応じて、前記第2の信号と前記遅延信号との間の位相差が小さくなるように、前記制御電圧を生成して出力する遅延制御回路と、
    前記制御電圧を変化させて、前記第1の信号と前記遅延信号とに基づいて前記可変ディレイラインの特性を検出し、前記制御電圧を所定の初期値にしたときに必要な特性が得られるように前記可変ディレイラインの初期設定を行うための信号を、前記制御信号として求め、出力する可変ディレイライン制御回路とを備え、
    前記可変ディレイライン制御回路は、
    前記特性として前記可変ディレイラインの遅延量の可変範囲を検出し、必要な遅延量の可変範囲が得られるように前記可変ディレイラインの初期設定を行うための信号を、前記制御信号として求めるものである
    ことを特徴とするタイミング補正装置。
  2. 請求項記載のタイミング補正装置において、
    前記可変ディレイライン制御回路は、
    前記可変ディレイラインの特性を検出する際に前記制御電圧を発生する基準電圧発生回路と、
    各々が入力信号を遅延させる複数のディレイセルが縦続に接続された基準ディレイラインを有し、前記第1の信号と前記遅延信号との間のタイミング誤差をそれに相当する前記ディレイセルの段数として検出し、検出結果を出力する時間評価部と、
    前記制御電圧が第1の電圧のときの前記タイミング誤差と、前記制御電圧が第2の電圧のときの前記タイミング誤差とに基づいて、前記可変ディレイラインの遅延量の可変範囲を求め、その結果に基づいて前記制御信号を生成する演算回路とを備えるものである
    ことを特徴とするタイミング補正装置。
  3. 縦続に接続され、信号を遅延させる複数のディレイセルを有し、制御電圧に従って前記複数のディレイセルの各々の遅延量を制御し、前記複数のディレイセルのうち制御信号に応じた個数のディレイセルに第1の信号を通過させ、得られた遅延信号を出力する可変ディレイラインと、
    第2の信号と前記遅延信号との間の位相を比較する第1の位相比較器と、
    前記位相比較器の位相比較結果に応じて、前記第2の信号と前記遅延信号との間の位相差が小さくなるように、前記制御電圧を生成して出力する遅延制御回路と、
    前記制御電圧を変化させて、前記第1の信号と前記遅延信号とに基づいて前記可変ディレイラインの特性を検出し、前記制御電圧を所定の初期値にしたときに必要な特性が得られるように前記可変ディレイラインの初期設定を行うための信号を、前記制御信号として求め、出力する可変ディレイライン制御回路とを備え、
    前記可変ディレイライン制御回路は、
    前記特性として前記制御電圧に対する遅延量の変化率を検出し、必要な制御電圧に対する遅延量の変化率が得られるように前記可変ディレイラインの初期設定を行うための信号を、前記制御信号として求めるものである
    ことを特徴とするタイミング補正装置。
  4. 請求項記載のタイミング補正装置において、
    前記可変ディレイライン制御回路は、
    前記可変ディレイラインの特性を検出する際に前記制御電圧を発生する基準電圧発生回路と、
    各々が入力信号を遅延させる複数のディレイセルが縦続に接続された基準ディレイラインを有し、前記第1の信号と前記遅延信号との間のタイミング誤差をそれに相当する前記ディレイセルの段数として検出し、検出結果を出力する時間評価部と、
    前記制御電圧の第1の電圧と第2の電圧との差に対する、前記制御電圧が前記第1の電圧のときの前記タイミング誤差と前記第2の電圧のときの前記タイミング誤差との差に基づいて、前記可変ディレイラインの前記制御電圧に対する遅延量の変化率を求め、その結果に基づいて前記制御信号を生成する演算回路とを備えるものである
    ことを特徴とするタイミング補正装置。
  5. 縦続に接続され、信号を遅延させる複数のディレイセルを有し、制御電圧に従って前記複数のディレイセルの各々の遅延量を制御し、前記複数のディレイセルのうち制御信号に応じた個数のディレイセルに第1の信号を通過させ、得られた遅延信号を出力する可変ディレイラインと、
    第2の信号と前記遅延信号との間の位相を比較する第1の位相比較器と、
    前記位相比較器の位相比較結果に応じて、前記第2の信号と前記遅延信号との間の位相差が小さくなるように、前記制御電圧を生成して出力する遅延制御回路と、
    前記制御電圧を変化させて、前記第1の信号と前記遅延信号とに基づいて前記可変ディレイラインの特性を検出し、前記制御電圧を所定の初期値にしたときに必要な特性が得られるように前記可変ディレイラインの初期設定を行うための信号を、前記制御信号として求め、出力する可変ディレイライン制御回路とを備え、
    前記可変ディレイライン制御回路は、
    前記特性として遅延量の可変範囲と前記制御電圧に対する遅延量の変化率とを検出し、必要な遅延量の可変範囲と前記制御電圧に対する遅延量の変化率とが得られるように前記可変ディレイラインの初期設定を行うための信号を、前記制御信号として求めるものである
    ことを特徴とするタイミング補正装置。
  6. 請求項記載のタイミング補正装置において、
    前記可変ディレイライン制御回路は、
    前記可変ディレイラインの特性を検出する際に前記制御電圧を発生する基準電圧発生回路と、
    各々が入力信号を遅延させるディレイセルが縦続に接続された基準ディレイラインを有し、前記第1の信号と前記遅延信号との間のタイミング誤差をそれに相当する前記ディレイセルの段数として検出し、検出結果を出力する時間評価部と、
    前記制御電圧が第1の電圧のときの前記タイミング誤差と、前記制御電圧が第2の電圧のときの前記タイミング誤差とに基づいて、前記可変ディレイラインの遅延量の可変範囲を求め、かつ、前記第1の電圧と前記第2の電圧との差に対する、前記制御電圧が前記第1の電圧のときの可変ディレイラインの遅延量と前記第2の電圧のときの可変ディレイラインの遅延量との差に基づいて、前記可変ディレイラインの前記制御電圧に対する遅延量の変化率を求め、求められた可変範囲及び変化率に基づいて前記制御信号を生成する演算回路とを備えるものである
    ことを特徴とするタイミング補正装置。
  7. 縦続に接続され、信号を遅延させる複数のディレイセルを有し、制御電圧に従って前記複数のディレイセルの各々の遅延量を制御し、前記複数のディレイセルのうち制御信号に応じた個数のディレイセルに第1の信号を通過させ、得られた遅延信号を出力する可変ディレイラインと、
    第2の信号と前記遅延信号との間の位相を比較する第1の位相比較器と、
    前記位相比較器の位相比較結果に応じて、前記第2の信号と前記遅延信号との間の位相差が小さくなるように、前記制御電圧を生成して出力する遅延制御回路と、
    前記制御電圧を変化させて、前記第1の信号と前記遅延信号とに基づいて前記可変ディレイラインの特性を検出し、前記制御電圧を所定の初期値にしたときに必要な特性が得られるように前記可変ディレイラインの初期設定を行うための信号を、前記制御信号として求め、出力する可変ディレイライン制御回路と、
    前記第1の信号と前記第2の信号との間のタイミング誤差を示す信号を生成して出力する第2の位相比較器とを備え、
    前記可変ディレイライン制御回路は、
    前記可変ディレイラインの遅延量が前記タイミング誤差と一致するように、前記制御信号を出力するものである
    ことを特徴とするタイミング補正装置。
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