JP4700150B2 - Solubilized composition - Google Patents
Solubilized composition Download PDFInfo
- Publication number
- JP4700150B2 JP4700150B2 JP12229199A JP12229199A JP4700150B2 JP 4700150 B2 JP4700150 B2 JP 4700150B2 JP 12229199 A JP12229199 A JP 12229199A JP 12229199 A JP12229199 A JP 12229199A JP 4700150 B2 JP4700150 B2 JP 4700150B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- extract
- oil
- water
- modified silicone
- solubilized
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Silicon Polymers (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、可溶化組成物、特に水系可溶化組成物の安全性、安定性、可溶可能、使用感の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】
油分や、香料、油溶性の有効成分等の油性成分を水に透明に可溶化する技術は、化粧品や医薬品の分野等で広く利用されている。
最も古くから広く行われている可溶化方法は、低分子界面活性剤によるものであるが、最近では、刺激性等の点からこのような低分子界面活性剤の使用量を低減することが強く望まれている。
【0003】
そこで、低分子界面活性剤を用いず、高分子化合物を用いて可溶化組成物を得る方法が検討されているが、可溶化組成物の安定性や、可溶化能、使用感等の点で十分なものは未だ得られていない。また、現在油分として化粧料に広く用いられているシリコーン系油分は、その性質が他の油分と非常に異なるため、これを水中やエタノール水溶液中に良好に可溶化することは非常に困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明はこのような従来技術の課題に鑑み為されたものであり、その目的は、低分子界面活性剤を用いずとも、安定性、可溶化能、使用感に優れる可溶化組成物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、本発明者等が鋭意検討を行った結果、ある種の高分子ポリエーテル変性シリコーンによるミセル水溶液が、べたつかず、なめらかな使用感触を有し、低分子界面活性剤を用いずとも香料やシリコーン油等の油性成分を透明に可溶化でき、安定性にも非常に優れていることを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明にかかる可溶化組成物は、一般式(A)で示される平均分子量10,000〜100,000の高分子ポリエーテル変性シリコーンが水に溶解した水溶液中に、水不溶性成分が可溶化された水溶液であることを特徴とする。
【0006】
【化2】
(一般式(A)中、mは10〜500、nは0〜50、pは0〜50、aは0〜50、bは0〜100、cは0〜100の数であるが、n,pの少なくとも一方は0ではなく、また、b,cの少なくとも一方は0でなく、また、c×p+b×nは0でない。)
【0007】
本発明において、下記式1で計算される数値xが、x≧0.7であることが好適である。
【数2】
x=(c×p+b×n)/(c×p+b×n+m+n) … 式1
(式1中、m,n,p,c,bは前記一般式(A)の定義と同じ。)
【0008】
また、本発明の組成物において、さらにエタノールを含有し、前記式1で計算される数値xが、0<x<0.7であり、しかも組成物中のエタノール濃度yとのx−y平面上で、(x,y)がy>−70x+49の領域にあることが好適である。
また、本発明の組成物において、さらに水不溶性成分を含有することが好適であり、さらには水不溶性成分がシリコーン油であることが好適である。
また、本発明にかかる化粧料は、前記何れかに記載の可溶化組成物からなる。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明において用いられる高分子ポリエーテル変性シリコーンは、前記一般式(A)で示され、その1種又は2種以上を用いることができる。一般式(A)中、mは10〜500、nは0〜50、pは0〜50、aは0〜50、bは0〜100、cは0〜100の数(ただし、n,pの少なくとも一方は0ではなく、且つb,cの少なくとも一方は0でない)を表す。
なお、一般式(A)において、各構成単位の配列は制限されるものではなく、用いる高分子ポリエーテル変性シリコーンの各構成単位の平均モル数がそれぞれm、n、pとなればよい。
また、高分子ポリエーテル変性シリコーンの平均分子量は10,000〜100,000、さらには30,000〜80,000であることが好ましい。分子量が小さすぎる場合には、安定性が低くなり、大きすぎると使用感が低下する傾向がある。
【0010】
本発明の高分子ポリエーテル変性シリコーンは、ミセルを形成して水に容易に溶解することができ、透明〜半透明のミセル水溶液となる。そして、このミセル溶液にシリコーン油等の水不溶性成分を添加すれば、水不溶性成分は可溶化され、透明〜半透明の水溶液を得ることができる。
なお、高分子ポリエーテル変性シリコーンは、疎水部と親水部を有している。親水部が疎水部に比して少ないと、高分子ポリエーテル変性シリコーンそのものが水に溶解しにくく、経時的に濁りを生じることがある。
【0011】
本発明において、高分子ポリエーテル変性シリコーンの親水度xは前記式1で定義される。xが0.7以上の場合には、経時安定性は良好で、濁りや油分の分離を生じることはほとんどない。
一方、xが0.7より小さい場合には、高分子ポリエーテル変性シリコーンのミセル溶液の安定性は低下し、経時的に濁りや油分の分離を生じることがある。本発明者等の検討によれば、高分子ポリエーテル変性シリコーンの安定性向上には、エタノールの配合が非常に有効であり、有効なエタノール濃度は、高分子ポリエーテル変性シリコーンの親水度xと関係があることが判明した。
【0012】
図1は、可溶化組成物の濁度安定性について、組成物中のエタノール濃度と、高分子ポリエーテル変性シリコーンの親水度xの関係を調べたものである。
方法は、高分子ポリエーテル変性シリコーンをエタノールに溶解し、その後水で希釈して所定の組成のミセル水溶液を調製した。なお、高分子ポリエーテル変性シリコーンの終濃度は全て1wt%であった。ポイック積分球式濁度計にて調製直後の濁度を測定し、その値をuとした。
次に、100mlスクリュー管にミセル溶液50mlを入れ、振動試験器(シェーキング試験機)にて20分間振とうし、振とう後の濁度をvとした。測定結果を基に、v−u<5となる領域、すなわち安定領域を求めた。
【0013】
図1から解るように、xが0.7より大きい場合、エタノール濃度yに関係なく経時的に安定な可溶化組成物が得られ、濁りはほとんど生じない。
一方、xが0.7以下の場合であっても、y>−70x+49の領域では良好な濁度安定性が得られる。
なお、この傾向は、油性成分を配合した場合においても同様であった。
従って、エタノール濃度を考慮しない場合には、安定性の点でx≧0.7であることが好ましく、0<x<0.7の場合には、エタノールの配合が有効である。
そして、このときの組成物中のエタノール濃度yは、y>―70x+49となるように設定するのが好ましい。
【0014】
本発明の可溶化組成物において、高分子ポリエーテル変性シリコーンの配合量は、0.01〜10重量%、好ましくは0.05〜5重量%である。高分子ポリエーテル変性シリコーンの配合量が少なすぎると水不溶性成分に対する可溶可能が小さく、多すぎる場合にはべたつき等を生じることがある。
本発明において水不溶性成分としては、例えば、化粧品や医薬品で用いられる香料、油分、薬剤等を用いることができる。
油分としては、例えば次のようなものが例示される。
【0015】
(1)天然油脂:アマニ油、ツバキ油、マカデミアナッツ油、トウモロコシ油、ミンク油、オリーブ油、アボガド油、サザンカ油、ヒマシ油、サフラワー油、ホホバ油、ヒマワリ油、アーモンド油、ナタネ油、ゴマ油、大豆油、落花生油、トリグリセリン、トリオクタン酸グリセリン、トリイソパルミチン酸グリセリン等。(2)エステル油:オクタン酸セチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸オクチル、ステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸イソプロピル、イソパルミチン酸オクチル、オレイン酸イソデシル、トリ−2−エチルヘキサン酸グリセリル、テトラ−2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット、コハク酸 2−エチルヘキシル、セバシン酸ジエチル等。
【0016】
(3)炭化水素油:流動パラフィン、スクワラン、スクワレン、パラフィン、イソパラフィン、セレシン等。
(4)シリコーン油:ジメチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、メチルハイドロジェンポリシロキサン等の鎖状シリコーン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン等の環状シリコーン、アミノ変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、フッ素変性シリコーン等の各種変性シリコーン、高重合度シリコン樹脂等。
(5)高級脂肪酸:ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、オレイン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸等。
【0017】
(6)高級アルコール:セチルアルコール、ステアリルアルコール、イソステアリルアルコール、2-オクチルドデカノール等。
薬剤としては、例えば、紫外線吸収剤、各種抽出物、美白剤、ビタミン類、ホルモン等の薬剤のうち、油溶性のものが挙げられる。
これらのうち、水不溶性成分として好ましくは油分、または香料であり、油分としては、シリコーン油、特に低重合度(常温で、粘度1000cs以下)の鎖状、もしくは環状のポリシロキサンが好ましい。
なお、本発明においては、水不溶性成分は1種または2種以上を配合することができ、その総量は本発明の効果が損なわれない限り限定されないが、通常組成物中0.01〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%である。
【0018】
その他、本発明の組成物には、通常化粧品、医薬部外品、医薬品等に配合可能な成分を本発明の効果が損なわれない範囲で任意に配合することができる。このような任意成分を以下に例示する。
(1)保湿剤:ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ヘキシレングリコール、グリセリン、ジグリセリン、キシリトール、マルチトール、マルトース、D−マンニット等。
【0019】
(2)水溶性高分子:アラビアゴム、カラギーナン、ペクチン、カンテン、クインスシード(マルメロ)、デンプン、アルゲコロイド(褐藻エキス)等の植物系高分子;デキストラン、プルラン等の微生物系高分子;コラーゲン、カゼイン、ゼラチン等の動物系高分子;カルボキシメチルデンプン、メチルヒドロキシプロピルデンプン等のデンプン系高分子;アルギン酸ナトリウム等のアルギン酸系高分子、カルボキシビニルポリマー(CARBOPOLなど)等のビニル系高分子;ポリオキシエチレン系高分子;ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体系高分子;ポリアクリル酸ナトリウム、ポリアクリルアミド等のアクリル系高分子;ベントナイト、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、ラポナイト等の無機系水溶性高分子等。
【0020】
(3)紫外線吸収剤:パラアミノ安息香酸等の安息香酸系紫外線吸収剤;アントラニル酸メチル等のアントラニル酸系紫外線吸収剤;サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル等のサリチル酸系紫外線吸収剤;パラメトキシ桂皮酸イソプロピル、パラメトキシ桂皮酸オクチル、ジパラメトキシ桂皮酸モノ−2−エチルヘキサン酸グリセリル等の桂皮酸系紫外線吸収剤;2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸等のベンゾフェノン系紫外線吸収剤;ウロカニン酸;2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチルフェニル)ベンゾトリアゾール;4-tert-ブチル-4'-メトキシベンゾイルメタン等。
【0021】
(4)金属イオン封鎖剤:エデト酸ナトリウム塩、メタリン酸ナトリウム、リン酸等。
(5)酸化防止剤としては、アスコルビン酸、α-トコフェロール、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニソール等。
(6)薬剤:ビタミンA油、レチノール、パルミチン酸レチノール、イノシット、塩酸ピリドキシン、ニコチン酸ベンジル、ニコチン酸アミド、ニコチン酸 DL-α-トコフェロール、アスコルビン酸リン酸マグネシウム、アスコルビン酸 2-グルコシド、ビタミンD2(エルゴカシフェロール)、dl-α-トコフェロール 2-L-アスコルビン酸リン酸ジエステルカリウム塩、dl-α-トコフェロール、酢酸 dl-α-トコフェロール、パントテン酸、ビオチン等のビタミン類;エストラジオール、エチニルエストラジオール等のホルモン;アラントイン、アズレン等の抗炎症剤;アルブチン等の美白剤;酸化亜鉛、タンニン等の収斂剤;L-メントール、カンフルとの清涼剤;イオウ;塩化リゾチーム;塩酸ピリドキシン;γ-オリザノール等。
【0022】
(7)各種抽出液:ドクダミエキス、オウバクエキス、メリロートエキス、オドリコソウエキス、カンゾウエキス、シャクヤクエキス、サボンソウエキス、ヘチマエキス、キナエキス、ユキノシタエキス、クララエキス、コウホネエキス、ウイキョウエキス、サクラソウエキス、バラエキス、ジオウエキス、レモンエキス、シコンエキス、アロエエキス、ショウブ根エキス、ユーカリエキス、スギナエキス、セージエキス、タイムエキス、茶エキス、海藻エキス、キューカンバーエキス、チョウジエキス、キイチゴエキス、メリッサエキス、ニンジンエキス、カロットエキス、マロニエエキス、モモエキス、桃葉エキス、クワエキス、ヤグルマギクエキス、ハマメリス抽出液、プラセンタエキス、胸腺抽出物、シルク抽出液等。
(8)その他:粉体、色素、pH調製剤、防腐剤等。
【0023】
上記各種成分は、遊離の状態で使用される他、可能なものは酸または塩基の塩の形で、また、カルボキシル基を有するものはそのエステル誘導体も使用することができる。
また、本発明の可溶化組成物は、低分子界面活性剤を用いずとも製造することができるが、必要に応じて界面活性剤を配合することも可能である。このような界面活性剤としては、通常化粧料等に配合されるアニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、ノニオン界面活性剤、両性界面活性剤が挙げられる。
【0024】
本発明の可溶化組成物は、各成分を混合溶解することにより調製できるが、調製に要する時間を短縮するためには、高分子ポリエーテル変性シリコーン、水不溶性成分をエタノールに溶解し、これに水を添加して調製することが好適である。また、エタノールを配合しない場合には、高分子ポリエーテル変性シリコーンを水に溶解後、水不溶性成分を添加溶解することが好ましい。
【0025】
本発明の可溶化組成物は、安全性、安定性、可溶可能、使用感に優れるので、化粧料や医薬品として特に有用であり、例えば、化粧水、アフターシェーブローション、美容液、ボディーローション、ヘアトニック、ヘアリキッド、育毛料、フレグランス等の液状製剤がとすることができる。
また、本発明の可溶化組成物は、本発明の効果を損なわない範囲であれば、その他の剤型に適用することも可能である。例えば、公知の増粘剤等を用いてジェル状製剤とすることができる。また、不織布等に含浸させてシート状製剤としたり、公知の方法によりスプレーやエアゾール、ロールオンタイプの製剤とすることもできる。
【0026】
以下、具体例を挙げて本発明を説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。配合量は特に指定のない限り、重量%で示す。なお、以下で用いた試験方法は次の通り。
外観
調製直後の外観を、肉眼で観察した。
【0027】
使用感
女性専門パネル15名により、なめらかさ、べたつきについて、官能試験を行った。評価基準は次の通り。
評価基準
◎:13〜15名が良いと評価した。
○:10〜12名が良いと評価した。
△:5〜9名が良いと評価した。
×:0〜4名が良いと評価した。
【0028】
安定性試験
試料溶液を0℃及び50℃の恒温槽中に静置し、1カ月後の状態を観察した。評価基準は次の通り。
評価基準
○:油分離が全く認められない。
×:油分離が認められる。
【0029】
【表1】
【0030】
表1のように、何れの場合にも透明な溶液を得ることができたが、使用感の点ではシリコーン系化合物が優れていた。
そこで、シリコーン油に対する可溶化能、安定性についてさらに検討を行った。
【0031】
【表2】
【0032】
【表3】
【0033】
表2及び表3からわかるように、本発明の高分子ポリエーテル変性シリコーンを用いた場合には、透明で、安定性、使用感ともに良好な水溶液が得られた。
一方、他の変性シリコーンや、アルキル変性カルボキシビニルポリマー等の高分子化合物、POE(15)アルキルエーテル等の低分子界面活性剤を用いた場合には、可溶化はできるものの経時的に油分離してしまい、安定性が悪い。また、アルキル変性カルボキシビニルポリマーや低分子界面活性剤の場合には使用感も劣るものであった。
【0034】
【表4】
【0035】
表4のように、x≧0.7の場合はエタノールの有無に関わらず、透明で安定性の良好な可溶化組成物が得られる。一方、x<0.7の場合には経時的に油分の分離が認められたが、エタノールの配合により改善された。
【0036】
【表5】
【0037】
表5のように、高分子ポリエーテル変性シリコーンの分子量が小さすぎると安定性が低く、大きすぎる場合には使用感が低下する傾向がある。従って、高分子ポリエーテル変性シリコーンの分子量は10,000〜100,000、さらには30,000〜80,000であることが好ましい。
【0038】
【実施例】
実施例1 柔軟化粧水
高分子ポリエーテル変性シリコーン 0.5重量%
(分子量5万、x=0.8)
エタノール 2
グリセリン 5
1,3−ブチレングリコール 3
クエン酸 0.1
クエン酸ナトリウム 0.1
エデト酸塩 0.1
ジメチルポリシロキサン(6cs) 0.2
ビタミンEアセテート 0.02
香料 0.1
メチルパラベン 0.5
イオン交換水 残 余
(製法)
イオン交換水を除く成分をエタノールに添加し、攪拌溶解後、水を加える。
【0039】
実施例2 収斂化粧水
高分子ポリエーテル変性シリコーン 0.5重量%
(分子量7万、x=0.6)
エタノール 20
グリセリン 3
ジプロピレングリコール 3
クエン酸 0.1
クエン酸ナトリウム 0.1
アスコルビン酸グルコシド 2
トリメチルグリシン 2
ビタミンB6塩酸塩 0.1
香料 0.2
イオン交換水 残 余
(製法)
実施例1と同じ。
【0040】
実施例3 アフターシェーブローション
高分子ポリエーテル変性シリコーン 2 重量%
(分子量5万、x=0.5)
エタノール 50
グリセリン 3
カンファー 0.5
ビタミンA油 0.1
香料 1.5
イオン交換水 残 余
(製法)
実施例1と同じ。
【0041】
実施例4 フレグランス
高分子ポリエーテル変性シリコーン 5 重量%
(分子量5万、x=0.7)
エタノール 30
2−ヒドロキシ−4−メトキシベンゾフェノン 0.05
香料 3
フェノキシエタノール 0.3
イオン交換水 残 余
(製法)
イオン交換水を除く成分をエタノールに添加し、攪拌溶解後、水を加える。
【0042】
実施例5 透明美容液
高分子ポリエーテル変性シリコーン 0.8 重量%
(分子量1万、x=0.7)
エタノール 10
グリセリン 5
カルボキシビニルポリマー 0.5
水酸化ナトリウム 0.2
アルブチン 5
香料 0.01
ジメチルポリシロキサン(6cs) 0.1
イオン交換水 残 余
(製法)
実施例1と同じ。
【0043】
実施例6 育毛料
高分子ポリエーテル変性シリコーン 0.05 重量%
(分子量10万、x=0.4)
エタノール 60
プロピレングリコール 10
ニコチン酸ベンジル 0.5
香料 0.05
イオン交換水 残 余
(製法)
実施例1と同じ。
【0044】
上記実施例1〜6の化粧料は、何れも透明〜半透明の水溶液であり、安定性、使用感共に優れるものであった。
【0045】
【発明の効果】
本発明の可溶化組成物は、水不溶性成分、特にシリコーン油を良好に可溶化することができ、安全性、安定性、使用感にも優れるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる可溶化組成物において、高分子ポリエーテル変性シリコーンの親水度xと、組成物中のエタノール濃度yによる濁度安定領域を示す図である。[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an improvement in the safety, stability, solubility and usability of a solubilized composition, particularly an aqueous solubilized composition.
[0002]
[Prior art]
A technique for transparently solubilizing oily components such as oils, fragrances, and oil-soluble active ingredients in water is widely used in the fields of cosmetics and pharmaceuticals.
The solubilization method that has been widely used since the oldest is based on low molecular surfactants. Recently, however, the amount of such low molecular surfactants is strongly reduced from the viewpoint of irritation. It is desired.
[0003]
Therefore, a method for obtaining a solubilized composition using a polymer compound without using a low molecular surfactant has been studied, but in terms of the stability of the solubilized composition, the solubilizing ability, the feeling of use, etc. Not enough has been obtained yet. In addition, silicone-based oils that are widely used in cosmetics as oils now have very different properties from other oils, so it is very difficult to solubilize them well in water or aqueous ethanol. It was.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The present invention has been made in view of such problems of the prior art, and its purpose is to provide a solubilized composition having excellent stability, solubilization ability, and feeling of use without using a low molecular surfactant. It is to be.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above-mentioned object, the present inventors have conducted intensive studies. As a result, a micellar aqueous solution of a certain type of polymer polyether-modified silicone is not sticky and has a smooth use feeling, and is a low molecular surfactant. The present inventors have found that oily components such as fragrances and silicone oil can be solubilized transparently and are very excellent in stability even without using the present invention, and the present invention has been completed.
That is, the solubilized composition according to the present invention has a water-insoluble component in an aqueous solution in which a high molecular weight polyether-modified silicone having an average molecular weight of 10,000 to 100,000 represented by the general formula (A) is dissolved in water. It is a solubilized aqueous solution .
[0006]
[Chemical 2]
(In General Formula (A), m is 10 to 500, n is 0 to 50, p is 0 to 50, a is 0 to 50, b is 0 to 100, and c is a number from 0 to 100. , P is not 0, and at least one of b and c is not 0, and c × p + b × n is not 0. )
[0007]
In the present invention, a numerical value x to be calculated by the
[Expression 2]
x = (c × p + b × n) / (c × p + b × n + m + n)
(In
[0008]
Further, the composition of the present invention further contains ethanol, the numerical value x calculated by the
Moreover, it is preferable that the composition of the present invention further contains a water-insoluble component, and further, the water-insoluble component is preferably a silicone oil.
Moreover, the cosmetic according to the present invention comprises the solubilized composition described above.
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The polymer polyether-modified silicone used in the present invention is represented by the general formula (A), and one or more of them can be used. In general formula (A), m is 10 to 500, n is 0 to 50, p is 0 to 50, a is 0 to 50, b is 0 to 100, and c is a number from 0 to 100 (however, n, p At least one of is not 0 and at least one of b and c is not 0).
In the general formula (A), the arrangement of each constituent unit is not limited, and the average number of moles of each constituent unit of the polymer polyether-modified silicone to be used may be m, n, and p, respectively.
The average molecular weight of the high molecular polyether-modified silicone is preferably 10,000 to 100,000, more preferably 30,000 to 80,000. When the molecular weight is too small, the stability is lowered, and when it is too large, the feeling of use tends to be lowered.
[0010]
The polymeric polyether-modified silicone of the present invention can form micelles and can be easily dissolved in water, resulting in a transparent to translucent aqueous micelle solution. If a water-insoluble component such as silicone oil is added to the micelle solution, the water-insoluble component is solubilized and a transparent to translucent aqueous solution can be obtained.
The polymer polyether-modified silicone has a hydrophobic part and a hydrophilic part. If the hydrophilic portion is less than the hydrophobic portion, the polymer polyether-modified silicone itself is difficult to dissolve in water and may become turbid over time.
[0011]
In the present invention, the hydrophilicity x of the polymer polyether-modified silicone is defined by the
On the other hand, when x is smaller than 0.7, the stability of the micelle solution of the high molecular weight polyether-modified silicone is lowered, and turbidity or separation of oil may occur over time. According to the study by the present inventors, the blending of ethanol is very effective for improving the stability of the polymer polyether-modified silicone, and the effective ethanol concentration is determined by the hydrophilicity x of the polymer polyether-modified silicone and the hydrophilicity x. It turns out that there is a relationship.
[0012]
FIG. 1 shows the relationship between the ethanol concentration in the composition and the hydrophilicity x of the polymer polyether-modified silicone with respect to the turbidity stability of the solubilized composition.
In the method, a high molecular polyether-modified silicone was dissolved in ethanol and then diluted with water to prepare a micellar aqueous solution having a predetermined composition. The final concentration of the polymer polyether-modified silicone was 1 wt%. The turbidity immediately after preparation was measured with a Poic integrating sphere turbidimeter, and the value was defined as u.
Next, 50 ml of the micelle solution was placed in a 100 ml screw tube and shaken for 20 minutes with a vibration tester (shaking tester), and the turbidity after the shake was defined as v. Based on the measurement results, a region where v−u <5, that is, a stable region was obtained.
[0013]
As can be seen from FIG. 1, when x is greater than 0.7, a solubilized composition that is stable over time is obtained regardless of the ethanol concentration y, and turbidity hardly occurs.
On the other hand, even when x is 0.7 or less, good turbidity stability is obtained in the region of y> −70x + 49.
This tendency was the same when the oil component was blended.
Therefore, when the ethanol concentration is not taken into consideration, x ≧ 0.7 is preferable from the viewpoint of stability, and when 0 <x <0.7, blending of ethanol is effective.
The ethanol concentration y in the composition at this time is preferably set so that y> −70x + 49.
[0014]
In the solubilized composition of the present invention, the blending amount of the high molecular polyether-modified silicone is 0.01 to 10% by weight, preferably 0.05 to 5% by weight. If the amount of the high molecular weight polyether-modified silicone is too small, the solubility in water-insoluble components is small, and if it is too large, stickiness or the like may occur.
In the present invention, as the water-insoluble component, for example, fragrances, oils, drugs, etc. used in cosmetics and pharmaceuticals can be used.
Examples of the oil component include the following.
[0015]
(1) Natural fats and oils: linseed oil, camellia oil, macadamia nut oil, corn oil, mink oil, olive oil, avocado oil, sasanqua oil, castor oil, safflower oil, jojoba oil, sunflower oil, almond oil, rapeseed oil, sesame oil, Soybean oil, peanut oil, triglycerin, trioctanoic acid glycerin, triisopalmitic acid glycerin, etc. (2) Ester oil: cetyl octoate, hexyl laurate, isopropyl myristate, octyl palmitate, isocetyl stearate, isopropyl isostearate, octyl isopalmitate, isodecyl oleate, glyceryl tri-2-ethylhexanoate, tetra- 2-ethylhexanoic acid pentaerythritol, succinic acid 2-ethylhexyl, diethyl sebacate and the like.
[0016]
(3) Hydrocarbon oil: liquid paraffin, squalane, squalene, paraffin, isoparaffin, ceresin and the like.
(4) Silicone oil: chain silicone such as dimethylpolysiloxane, methylphenylpolysiloxane, methylhydrogenpolysiloxane, cyclic silicone such as octamethylcyclotetrasiloxane, decamethylcyclopentasiloxane, dodecamethylcyclohexasiloxane, amino-modified Various modified silicones such as silicone, polyether-modified silicone, alkyl-modified silicone, and fluorine-modified silicone, and high-polymerization silicone resin.
(5) Higher fatty acids: lauric acid, myristic acid, palmitic acid, oleic acid, stearic acid, isostearic acid and the like.
[0017]
(6) Higher alcohols: cetyl alcohol, stearyl alcohol, isostearyl alcohol, 2-octyldodecanol and the like.
Examples of the drug include oil-soluble drugs among drugs such as ultraviolet absorbers, various extracts, whitening agents, vitamins, and hormones.
Of these, the water-insoluble component is preferably an oil or a fragrance, and the oil is preferably a silicone oil, particularly a linear or cyclic polysiloxane having a low degree of polymerization (at room temperature, a viscosity of 1000 cs or less).
In the present invention, one or more water-insoluble components can be blended, and the total amount is not limited as long as the effect of the present invention is not impaired. %, Preferably 0.1 to 5% by weight.
[0018]
In addition, in the composition of the present invention, components that can be blended in normal cosmetics, quasi-drugs, pharmaceuticals, and the like can be arbitrarily blended as long as the effects of the present invention are not impaired. Such optional components are exemplified below.
(1) Moisturizer: polyethylene glycol, propylene glycol, dipropylene glycol, hexylene glycol, glycerin, diglycerin, xylitol, maltitol, maltose, D-mannitol and the like.
[0019]
(2) Water-soluble polymers: plant polymers such as gum arabic, carrageenan, pectin, agar, quince seed (quince), starch, alge colloid (brown algae extract); microbial polymers such as dextran and pullulan; collagen, Animal polymers such as casein and gelatin; starch polymers such as carboxymethyl starch and methylhydroxypropyl starch; alginate polymers such as sodium alginate; vinyl polymers such as carboxyvinyl polymer (such as CARBOPOL); polyoxy Ethylene polymer; polyoxyethylene polyoxypropylene copolymer polymer; acrylic polymer such as sodium polyacrylate and polyacrylamide; inorganic water-soluble polymer such as bentonite, aluminum magnesium silicate and laponite.
[0020]
(3) UV absorbers: benzoic acid UV absorbers such as paraaminobenzoic acid; anthranilic acid UV absorbers such as methyl anthranilate; salicylic acid UV absorbers such as octyl salicylate and phenyl salicylate; isopropyl paramethoxycinnamate, paramethoxy Cinnamic acid UV absorbers such as octyl cinnamate and glyceryl di-2-methoxycinnamic acid mono-2-ethylhexanoate; 2,4-dihydroxybenzophenone, 2-hydroxy-4-methoxybenzophenone, 2-hydroxy-4-methoxybenzophenone-5 -Benzophenone ultraviolet absorbers such as sulfonic acid; urocanic acid; 2- (2'-hydroxy-5'-methylphenyl) benzotriazole; 4-tert-butyl-4'-methoxybenzoylmethane.
[0021]
(4) sequestering agent: sodium edetate, sodium metaphosphate, phosphoric acid and the like.
(5) As the antioxidant, ascorbic acid, α-tocopherol, dibutylhydroxytoluene, butylhydroxyanisole and the like.
(6) Drug: Vitamin A oil, retinol, retinol palmitate, inosit, pyridoxine hydrochloride, benzyl nicotinate, nicotinamide, nicotinic acid DL-α-tocopherol, magnesium ascorbate phosphate, 2-glucoside ascorbate, vitamin D2 (Ergocassipherol), dl-α-tocopherol 2-L-ascorbic acid diester potassium salt, dl-α-tocopherol, acetic acid dl-α-tocopherol, pantothenic acid, biotin and other vitamins; estradiol, ethinyl estradiol, etc. Hormones; anti-inflammatory agents such as allantoin and azulene; whitening agents such as arbutin; astringents such as zinc oxide and tannin; refreshing agents with L-menthol and camphor; sulfur; lysozyme chloride; pyridoxine hydrochloride;
[0022]
(7) Various extracts: Dokudami extract, Oat extract, Merilot extract, Oyster extract, Licorice extract, Peonies extract, Soybean extract, Loofah extract, Kina extract, Yukinoshita extract, Clara extract, Kouhon extract, Fennel extract, Primrose extract, Rose extract , Ginger extract, Lemon extract, Shikon extract, Aloe extract, Ginger root extract, Eucalyptus extract, Horsetail extract, Sage extract, Thyme extract, Tea extract, Seaweed extract, Cucumber extract, Clove extract, Raspberry extract, Melissa extract, Carrot extract, Carrot extract , Horse chestnut extract, peach extract, peach leaf extract, mulberry extract, cornflower extract, clam extract, placenta extract, thymus extract, silk extract, etc.
(8) Others: powder, pigment, pH adjuster, preservative, etc.
[0023]
In addition to being used in the free state, the above-mentioned various components can be used in the form of acid or base salts, and those having a carboxyl group can also be used as ester derivatives thereof.
In addition, the solubilized composition of the present invention can be produced without using a low molecular surfactant, but a surfactant can be blended if necessary. Examples of such surfactants include anionic surfactants, cationic surfactants, nonionic surfactants, and amphoteric surfactants that are usually blended in cosmetics and the like.
[0024]
The solubilized composition of the present invention can be prepared by mixing and dissolving each component. However, in order to shorten the time required for preparation, the polymer polyether-modified silicone and the water-insoluble component are dissolved in ethanol, It is preferable to prepare by adding water. In the case where ethanol is not blended, it is preferable to dissolve the polymer polyether-modified silicone in water and then add and dissolve the water-insoluble component.
[0025]
The solubilized composition of the present invention is particularly useful as a cosmetic or pharmaceutical because it is safe, stable, soluble, and excellent in use feeling. For example, lotion, aftershave lotion, cosmetic liquid, body lotion, hair Liquid preparations such as tonics, hair liquids, hair restorers and fragrances can be used.
In addition, the solubilized composition of the present invention can be applied to other dosage forms as long as the effects of the present invention are not impaired. For example, a gel-like preparation can be obtained using a known thickener or the like. Further, it can be impregnated into a nonwoven fabric or the like to obtain a sheet-form preparation, or a spray, aerosol, or roll-on type preparation by a known method.
[0026]
Hereinafter, the present invention will be described with specific examples, but the present invention is not limited thereto. Unless otherwise specified, the blending amount is expressed in weight%. The test methods used below are as follows.
The appearance immediately after the appearance preparation was observed with the naked eye.
[0027]
A sensory test was conducted on smoothness and stickiness by 15 panelists specializing in feeling of use. The evaluation criteria are as follows.
Evaluation criteria ◎: 13-15 people evaluated it as good.
A: Evaluated that 10 to 12 people were good.
(Triangle | delta): Five to nine persons evaluated that it was good.
X: It was evaluated that 0 to 4 people were good.
[0028]
The stability test sample solution was allowed to stand in a thermostatic bath at 0 ° C. and 50 ° C., and the state after one month was observed. The evaluation criteria are as follows.
Evaluation criteria ○: No oil separation is observed.
X: Oil separation is recognized.
[0029]
[Table 1]
[0030]
As shown in Table 1, a transparent solution could be obtained in any case, but the silicone compound was excellent in terms of usability.
Therefore, further studies were made on the solubilization ability and stability in silicone oil.
[0031]
[Table 2]
[0032]
[Table 3]
[0033]
As can be seen from Tables 2 and 3, when the polymer polyether-modified silicone of the present invention was used, an aqueous solution that was transparent and had good stability and usability was obtained.
On the other hand, when other modified silicones, polymer compounds such as alkyl-modified carboxyvinyl polymers, and low-molecular surfactants such as POE (15) alkyl ethers are used, they can be solubilized but the oil is separated over time. The stability is poor. In addition, in the case of an alkyl-modified carboxyvinyl polymer or a low molecular surfactant, the feeling of use was also inferior.
[0034]
[Table 4]
[0035]
As shown in Table 4, when x ≧ 0.7, a transparent and stable solubilized composition can be obtained regardless of the presence or absence of ethanol. On the other hand, when x <0.7, separation of oil was observed over time, but it was improved by adding ethanol.
[0036]
[Table 5]
[0037]
As shown in Table 5, when the molecular weight of the polymer polyether-modified silicone is too small, the stability is low, and when it is too large, the feeling of use tends to decrease. Accordingly, the molecular weight of the high molecular polyether-modified silicone is preferably 10,000 to 100,000, and more preferably 30,000 to 80,000.
[0038]
【Example】
Example 1 Soft Lotion Polymer Polyether Modified Silicone 0.5% by Weight
(Molecular weight 50,000, x = 0.8)
Ethanol 2
Glycerin 5
1,3-butylene glycol 3
Citric acid 0.1
Sodium citrate 0.1
Edetate 0.1
Dimethylpolysiloxane (6cs) 0.2
Vitamin E acetate 0.02
Fragrance 0.1
Methylparaben 0.5
Ion-exchanged water residue (production method)
Components other than ion-exchanged water are added to ethanol.
[0039]
Example 2 Astringent lotion polymer polyether modified silicone 0.5% by weight
(Molecular weight 70,000, x = 0.6)
Glycerin 3
Dipropylene glycol 3
Citric acid 0.1
Sodium citrate 0.1
Ascorbic acid glucoside 2
Trimethylglycine 2
Vitamin B6 hydrochloride 0.1
Fragrance 0.2
Ion-exchanged water residue (production method)
Same as Example 1.
[0040]
Example 3 After Shave Lotion Polymer Polyether Modified Silicone 2% by Weight
(Molecular weight 50,000, x = 0.5)
Glycerin 3
Camphor 0.5
Vitamin A oil 0.1
Fragrance 1.5
Ion-exchanged water residue (production method)
Same as Example 1.
[0041]
Example 4 Fragrance Polymer Polyether Modified Silicone 5 wt%
(Molecular weight 50,000, x = 0.7)
2-Hydroxy-4-methoxybenzophenone 0.05
Fragrance 3
Phenoxyethanol 0.3
Ion-exchanged water residue (production method)
Components other than ion-exchanged water are added to ethanol, and after stirring and dissolving, water is added.
[0042]
Example 5 Transparent serum liquid polymer polyether-modified silicone 0.8% by weight
(Molecular weight 10,000, x = 0.7)
Glycerin 5
Carboxyvinyl polymer 0.5
Sodium hydroxide 0.2
Arbutin 5
Fragrance 0.01
Dimethylpolysiloxane (6cs) 0.1
Ion-exchanged water residue (production method)
Same as Example 1.
[0043]
Example 6 Hair Growth Polymer Polyether Modified Silicone 0.05 wt%
(Molecular weight 100,000, x = 0.4)
Ethanol 60
Benzyl nicotinate 0.5
Fragrance 0.05
Ion-exchanged water residue (production method)
Same as Example 1.
[0044]
The cosmetics of Examples 1 to 6 were all transparent to translucent aqueous solutions, and were excellent in both stability and usability.
[0045]
【The invention's effect】
The solubilized composition of the present invention can satisfactorily solubilize water-insoluble components, particularly silicone oil, and has the effect of being excellent in safety, stability, and usability.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a diagram showing a turbidity stable region depending on the hydrophilicity x of a polymeric polyether-modified silicone and the ethanol concentration y in the composition in the solubilized composition according to the present invention.
Claims (5)
【数1】
x=(c×p+b×n)/(c×p+b×n+m+n) … 式1
(式1中、m,n,p,c,bは前記一般式(A)の定義と同じ。)The solubilized composition according to claim 1, wherein the numerical value x calculated by the following formula 1 is x≥0.7.
[Expression 1]
x = (c × p + b × n) / (c × p + b × n + m + n) Equation 1
(In formula 1, m, n, p, c and b are the same as defined in the general formula (A).)
【数2】
x=(c×p+b×n)/(c×p+b×n+m+n) … 式1
(式1中、m,n,p,c,bは前記一般式(A)の定義と同じ。)The composition according to claim 1, further comprising ethanol, wherein the numerical value x calculated by the following formula 1 is 0 <x <0.7, and the xy plane with the ethanol concentration y in the composition A solubilized composition wherein (x, y) is in the region of y> −70x + 49.
[Expression 2]
x = (c × p + b × n) / (c × p + b × n + m + n) Equation 1
(In formula 1, m, n, p, c and b are the same as defined in the general formula (A).)
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12229199A JP4700150B2 (en) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | Solubilized composition |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12229199A JP4700150B2 (en) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | Solubilized composition |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000313808A JP2000313808A (en) | 2000-11-14 |
JP4700150B2 true JP4700150B2 (en) | 2011-06-15 |
Family
ID=14832331
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12229199A Expired - Fee Related JP4700150B2 (en) | 1999-04-28 | 1999-04-28 | Solubilized composition |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4700150B2 (en) |
Families Citing this family (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4792164B2 (en) * | 2001-03-27 | 2011-10-12 | 株式会社コーセー | Emulsified cosmetics |
JP5047779B2 (en) * | 2004-04-20 | 2012-10-10 | ダウ・コーニング・コーポレイション | High molecular weight silicone polyether vesicles |
DE602005016548D1 (en) * | 2004-04-20 | 2009-10-22 | Dow Corning | SILIKONVESIKEL |
JP4908400B2 (en) | 2004-04-20 | 2012-04-04 | ダウ・コーニング・コーポレイション | Aqueous dispersions of silicone polyether block copolymers |
EP1817001A1 (en) * | 2004-11-24 | 2007-08-15 | Wella Aktiengesellschaft | Hair treatment agent |
JP2006315973A (en) * | 2005-05-11 | 2006-11-24 | Shiseido Co Ltd | Water-based skin cosmetic |
DE102005048151A1 (en) * | 2005-10-06 | 2007-04-12 | Airbus Deutschland Gmbh | Method for detecting residues on a component |
JP2007126359A (en) * | 2005-10-31 | 2007-05-24 | Dow Corning Toray Co Ltd | Skin cosmetic |
FR2901124B1 (en) * | 2006-05-17 | 2008-06-27 | Oreal | EMULSION OIL IN FINE WATER |
JP5667332B2 (en) * | 2006-09-14 | 2015-02-12 | 東レ・ダウコーニング株式会社 | Composition for cosmetic production, cosmetic and method for producing water-containing cosmetic |
US7718750B2 (en) * | 2008-05-27 | 2010-05-18 | Siltech Llc | Multi alkoxylated silicone surfactants |
JP6222889B2 (en) * | 2008-09-12 | 2017-11-01 | ダウ コーニング コーポレーションDow Corning Corporation | Silicate shell microcapsule suspension |
WO2014087421A2 (en) | 2012-12-04 | 2014-06-12 | Dow Corning India Private Limited | Stable hydrophilic medium-soluble composition and the use thereof |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB8914905D0 (en) * | 1989-06-29 | 1989-08-23 | Unilever Plc | Cosmetic composition |
JPH03217229A (en) * | 1989-10-04 | 1991-09-25 | Kobayashi Kose Co Ltd | Transparent water in oil type composite |
CA2056859A1 (en) * | 1990-12-07 | 1992-06-08 | Euan S. Reid | Hair treatment composition |
FR2676921B1 (en) * | 1991-05-27 | 1995-04-14 | Oreal | STABLE OIL-IN-WATER EMULSION BASED ON SILICONE OIL AND ITS USE IN COSMETICS AND DERMATOLOGY. |
JPH05155749A (en) * | 1991-12-11 | 1993-06-22 | Kao Corp | Face lotion |
JP3286350B2 (en) * | 1992-08-07 | 2002-05-27 | 花王株式会社 | Transparent aqueous composition |
US5300667A (en) * | 1992-08-10 | 1994-04-05 | Dow Corning Corporation | Water dispersible silicone composition |
JP3639315B2 (en) * | 1993-09-30 | 2005-04-20 | 株式会社資生堂 | Gel cosmetic |
JPH0873313A (en) * | 1994-08-31 | 1996-03-19 | Shiseido Co Ltd | Gelatinous cosmetic |
JP3580384B2 (en) * | 1995-03-31 | 2004-10-20 | 株式会社資生堂 | Emulsified cosmetic |
JP3484300B2 (en) * | 1996-10-21 | 2004-01-06 | 花王株式会社 | Transparent or translucent emulsified cosmetic |
JP3550501B2 (en) * | 1998-09-08 | 2004-08-04 | 株式会社資生堂 | Gel composition |
JP3615670B2 (en) * | 1999-03-31 | 2005-02-02 | 株式会社コーセー | Transparent cosmetics |
-
1999
- 1999-04-28 JP JP12229199A patent/JP4700150B2/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2000313808A (en) | 2000-11-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR101659636B1 (en) | Oilinwater type topical agent for skin | |
JP3609834B2 (en) | Skin preparation | |
KR101576692B1 (en) | Oilinwater emulsion composition and method for producing the same | |
KR101422276B1 (en) | Oil-in-water emulsified composition | |
JP4700150B2 (en) | Solubilized composition | |
JP3950216B2 (en) | Topical skin preparation | |
JP5718010B2 (en) | Oil-in-water emulsion composition | |
JP4570705B2 (en) | Makeup removal cosmetic | |
KR20180103143A (en) | A ripple-phase-containing composition, an α-gel-forming composition, and an external dermatological composition and α-gel composition using the composition | |
JP4226073B2 (en) | Emulsified composition | |
JP3853868B2 (en) | Oil-in-water emulsion composition | |
JP6180816B2 (en) | Topical skin preparation | |
JP2010189351A (en) | Transdermal absorption promoting agent and external preparation for skin containing the same | |
JP2008100937A (en) | O/w type finely emulsified preparation for external use and method for producing the same | |
JP3865300B2 (en) | Transdermal absorption enhancer and external preparation for skin containing the same | |
JPH0761907A (en) | Water-in-oil type emulsion composition | |
JP2010024204A (en) | Skin care preparation | |
JPH11263721A (en) | Oil-in-water type gommage (peeling) cosmetic | |
JP3447177B2 (en) | Gel composition | |
JP4562213B2 (en) | Oil-in-water emulsion composition | |
JP2005232058A (en) | Skin care preparation for external use and fiber each having lipid decomposition promoting effect | |
JPWO2010110047A1 (en) | Solubilized composition | |
JP2004182641A (en) | Cosmetic with suppressed stigging | |
JP2010189352A (en) | Transdermal absorption promoting agent and external preparation for skin containing the same | |
JP2007045768A (en) | Neutralized and stabilized skin care preparation |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050721 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070123 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20070326 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20080311 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080509 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080617 |
|
A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20080620 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 Effective date: 20080829 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20110304 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4700150 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |