JP4698173B2 - 系統制御手順の自動作成方法 - Google Patents

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Description

この発明は、例えば、鉄道電力管理システムのように、系統機器の監視・制御を行う電力管理システムにおいて、系統の状態を変更する場合の制御手順を自動的に作成する方法に関するものである。
従来の電力管理システムにおける系統制御手順の自動作成方法としては、例えば次のような技術が知られている。すなわち、電力系統を構成する設備の保修、点検を行うに必要な電力系統設備の停止・復旧操作の系統操作手順を作成するに際し、電力系統を構成する設備群に関する情報と、これらの設備群の接続関係を示す結合情報から成る電力系統の基本構成データと、操作当日の開閉装置の開閉状態データと、停止対象設備データとを基にして、停止対象設備を操作当日の系統状態から模擬的に切離した電力系統内の停電設備の判定を行うことによって、停止対象設備を停止したために停止する関連停電設備と、停止対象設備を停止するために併せて停止しなければならない従属停電設備を検出し、関連停電設備の中で予め他の設備と併用もしくは他の設備に切替えておくことにより停電が避けられる設備について併用または切替えるためその系統操作手順を作成し、次に従属停電設備および予め他の設備と併用もしくは他の設備に切替えても停電が避けられない関連停電設備の中で停止対象設備を停止後、復電可能な設備について復電するための系統操作手順を作成するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開昭64−43028号公報(第1頁、第1図〜第3図)
従来の系統制御手順の自動作成方法は、電力系統を構成する設備の保修・点検を行うために、設備を一時的に停止し保修・点検後に元に復旧させるような場合の停止及び復旧の操作手順を作成するものであり、変圧器のような設備を停止する場合に、従属停電設備や関連停電設備を見つけ出して停電をできるだけ少なくするような、大規模の「停止操作」と「復旧操作」を伴う系統操作手順を作成するのには有効であるが、例えば、鉄道関係の電力管理システムにおける系統制御の場合のように、特定のき電区間を加圧または無加圧に変更するような、小規模では有るが日常的に頻繁に行っている系統制御の制御手順を手軽に作成するには適さなかった。
この発明は、上記のような問題点を解消するためになされたもので、電力系統の指定した区間の状態を変更するような場合に、その系統に接続された機器を適切な順序で制御して、自動的に指定した系統を構成することができる系統制御手順の作成方法を提供することを目的とする。
この発明に係わる系統制御手順の自動作成方法は、電力系統の一部を加圧または無加圧に変更するために、電力系統を構成する機器の投入または開放の手順を計算機上で自動的に作成する系統制御手順の自動作成方法において、ネットワークを介して接続された電力系統から機器の現在の接続情報を取得して系統図に表示させた現在系統の画面と、電力系統とは切り離されて系統制御手順を作成するために現在系統をコピーした指定系統の画面とを用意して同時に表示させ、指定系統の画面で接続状態を変更する機器を指定して変更指示することにより、計算機が現在系統の画面と指定系統の画面とを比較して状態不一致機器を抽出し、抽出した状態不一致機器を対象機器として制御手順ルールを選択し、選択した制御手順ルールに従って接続状態を変更する機器の投入または開放の手順を作成するようにし、制御手順ルールは、現在系統と指定系統とを比較したとき、状態不一致機器に無電圧操作機器はないという条件と、現在系統に比べ指定系統で充電が縮小した範囲がないという条件と、状態不一致機器の投入後に加圧が拡大しないという条件の全てを満足する場合は一時停電を伴わない制御手順作成ルールを適用し、3つの条件のうち1つでも満足しない場合は一時停電を伴う制御手順作成ルールを適用するようにしたものである。
この発明の系統制御手順の自動作成方法によれば、機器の現在の接続状態を示す現在系統の画面と、機器の制御手順を作成するための指定系統の画面とを用意して同時に表示させ、指定系統の画面で状態変更機器を指定し、現在系統の画面と指定系統の画面とを比較して抽出した状態不一致機器を対象機器として制御手順ルールを選択し、そのルールに従って機器の投入または開放の手順を作成するようにし、制御手順ルールは、条件により、一時停電を伴わない制御手順ルールと一時停電を伴う制御手順ルールのいずれかを適用するようにしたので、指定した系統の変更を、操作員の経験に依存することなく、適切な手順で変更するための系統制御手順を作成することができ、作成した制御手順を操作員が確認した後、現在系統に反映させて実系統を制御することができる。
また、必要以上の模擬実行を行わずに素早く目的の制御手順を見つけ出して作成することができる。
実施の形態1.
この発明の実施の形態1による系統制御手順の自動作成方法を適用する電力管理システムの一例として、鉄道電力管理システムを取り上げて説明する。図1は、鉄道電力管理システムの全体構成を示す図である。図のように、中央指令所1内に、EWSで構成される中央処理装置2と、同じくEWSで構成される複数の操作卓3と、操作結果を出力するプリンタ4とが、LAN5により接続されている。また、中央指令所1と現地側にある複数の開閉所または変電所6とは例えば専用の光ファイバー幹線によるネットワーク7で結ばれており、この出入口となる部分の央処指令所1側にはLAN5に接続された遠方制御装置(親局)8が設けられ、現地側には遠方制御装置(子局)9が設けられている。
中央指令所1では、現地の開閉所または変電所6に接続された電力系統とその電力系統上にある各機器の投入または開放状態を操作卓3上の画面に表示させて監視制御できるようになっている。すなわち、各機器の状態変化や故障が発生したときには画面上に自動表示を行うと共に、該当項目を色替えやフリッカ、警報などで表示して機器状態の監視を行う状態表示機能を備えている。この他に、画面に表示されている結線図や系統図に示された機器を例えばマウス操作により個別に選択して制御したり、受電回線の切替え制御などを自動実行させたりするような機器操作機能や、予め登録しておいたスケジュールに従って当日のスケジュールを作成するようなスケジュール制御機能や、現地から通知される情報を基に故障を特定し記録するような故障記録機能や、各変電所に設けた監視装置をリモート監視するような変電所監視機能なども備えている。
中央処理装置2内の計算機にはOSとアプリケーションS/Wがインストールされている。アプリケーションS/Wは、個別制御S/W、記録統計S/W、手順作成S/W、電力量管理S/W等からなっており、本実施の形態による発明は、このうちの手順作成S/Wを用いて系統制御手順の自動作成を行うものである。
操作卓3は、系統の現在の状態を系統図に表示させた「現在系統」の画面と、これとは別に、系統制御手順を作成するための系統図として、「現在系統」と同じ画面(現在系統のコピー)を「指定系統」の画面として表示させる機能を有している。「現在系統」は中央処理装置2及びネットワーク7を介して開閉所または変電所6と接続されたオンライン系統であり、オンラインにより電力系統の機器の現在の接続情報を取得し反映させている。「指定系統」は、操作手順を作成するための仮想の系統であり、中央処理装置2とは接続されているが電力系統とは切り離されている。現在系統と指定系統の画面は、操作卓3の表示装置に並べて表示できるようになっている。この場合、1つの表示装置内に並べて表示させてもよく、また2つの表示装置を用いてもよい。そして、本実施の形態による発明の特徴のひとつは、現在系統と指定系統を比較させながら指定系統上で制御手順を作成するところにある。作成結果を確認後その手順を現在系統に移行させ、現在系統の画面から手順を実行させることができる。
図2は、操作卓3の表示画面上に表示される系統図の一例である。図示記号は画面表示のために簡略化しているので、通常の電気記号とは異なっている。画面は全体を表示したり、ある変電所の管轄区間だけを表示したりするなど、表示を切り替えることができる。図2の場合はA変電所が管轄する送電区域の系統図であり、A変電所からBき電区分所とCき電区分所、及びその間のき電線に送電されている状態を表している。図中の機器で塗りつぶしは投入状態を示し、白抜きは開放状態を示す。
き電線に沿って走行する列車の進行に従って、セクションの前後の遮断器を順次投入または開放に切替えていくことにより、セクションで区切られたき電区間を列車の走行に合わせて順次加圧させていく。このような定常ダイヤの列車進行に伴う機器の切替えは自動で行われるようにプログラムされているが、例えば事故が発生した場合や保守点検する場合には、特定のき電区間を無加圧(無電圧)にしたり、また無加圧から加圧(充電)に切替えたりする系統の制御が必要となる。本実施の形態による発明は、特にこのような場合に機器の切替えのための系統制御手順を自動的に作成するものである。操作員が指定系統の画面上から操作して、以下のような方法で制御手順を作成する。
系統内のあるき電区間を無加圧または加圧に変更する必要が生じた場合、まず、操作卓3において、操作員は、現在の系統状態、すなわち、系統の各機器の投入、開放状態が表示されている「現在系統」の画面と、その現在系統とは別に、現在系統と同じ系統図(現在系統のコピー)を、これから手順作成を行う「指定系統」の画面として呼び出して表示させる。現在系統と指定系統の2画面を並べて同時に表示させておき、両画面を比較しながら操作するのが望ましい。
次に、操作員は指定系統の画面上で変更箇所を指定する。指定方法は、変更を加えようとする系統(区間)に接続されている機器(遮断器または断路器)を画面上で選択し切り替えを指示する。例えば、画面上のシンボル記号をマウスにより選択し、投入または開放の指示をすれば、その要素の色あるいは形状等が変化するように設定されている。また、加圧状態(充電状態)と無加圧状態(無電圧状態)で系統の色を変えるなどして視覚的に分かりやすく表示されている。操作卓3の計算機(処理部)は中央処理装置2内の手順管理S/Wを呼び出して利用しながら、変更を加えようとする機器の操作手順を、その機器の操作に必要な関連機器の操作手順も含めて、次のような方法で自動作成する。
図3は系統制御手順作成のフローチャート図である。最初のステップとして、現在系統と指定系統との状態不一致機器を抽出する(S31)。指定系統画面で変更したい箇所の機器の状態を変更指定しているので、現在系統と指定系統の状態不一致機器が、これから変更を加えようとする機器である。
次に、抽出した状態不一致機器に断路器のような無電圧操作機器、すなわち無電圧でなければ操作できない機器はないかどうかを判断する(S32)。無電圧操作機器が含まれてなく状態不一致機器が遮断器および/または負荷断路器の場合はステップ33(以下、S33のように略す)へ進み、断路器が含まれている場合はS37へ進む。
次に、S33では、現在系統の各充電範囲と比較して指定系統で1つでも充電範囲が縮小した範囲がないかを調べる。すなわち開放した遮断器や負荷断路器がないかどうかを判別する。ある場合はS37へ進み、ない場合は次のステップとして、指定系統上で模擬実行を行い、遮断器または負荷断路器の投入後に加圧区間が拡大しないかどうかを判別する(S34)。その結果、加圧区間が拡大する場合は、開放手順を先行する手順であるS37へ進み、加圧区間が拡大しない場合は、投入手順を先行する手順であるS35へと進む。
S35では、一時停電を伴わない、投入手順を先行する制御手順作成ルールを適用する。この詳細は別フローにて後で説明する。一時停電を伴わないロジックにおいても、負荷開閉器等の手順実行時に電圧条件によりインターロックを満足しない場合がないかを判別し(S36)、インターロックを満足しない場合があればS37へ進み一時停電を伴う制御手順作成ルールを適用する。なお、S37の詳細も後述する。
以上のように、図3で示すフローは、指定系統において状態変更を加えた機器が、断路器のように無電圧操作機器の場合や、遮断器または負荷断路器の開放または投入で加圧範囲が縮小または拡大する場合や、インターロックが設けられておりそれに満足しないような場合は、一時停電を伴う開放手順先行の制御手順作成ルールを適用し、それ以外の場合、すなわち、状態不一致機器は遮断器および/または負荷断路器だけであり、投入または開放により加圧範囲が変わらない場合は、一時停電を伴わない簡単な投入手順先行の制御手順作成ルールを適用することを示している。
次に、一時停電を伴わない制御手順作成ルールについて説明する。図4は図3で説明したS35の一時停電を伴わない制御手順作成ルールを示すフローチャート図である。図の右側に記載した具体例の部分は後で説明する。この作成ルールでは始めに投入手順から作成する。現在系統と指定系統の不一致遮断器を抽出し、指定系統で投入となっている遮断器があれば投入手順を作成する(S41)。次に、不一致負荷断路器を抽出し、指定系統で投入となっている負荷断路器があれば投入手順を作成する(S42)。順序は、上位系統から先に投入し、次に下位系統を投入する。負荷断路器は負荷分担を考慮し遮断器投入後の手順とするが、系統的に問題なければこの限りではない。すなわち、S41とS42は前後しても良い。
上記のように投入手順を先行させた後、次に開放手順を作成する。まず、不一致負荷断路器を抽出し、指定系統で開放となっている負荷断路器があれば開放手順を作成する(S43)。次に、不一致遮断器を抽出し、指定系統で開放となっている遮断器があれば開放手順を作成する(S44)。開放の順序は、下位側から先に開放し、次に上位側を開放する。なお、S43とS44は前後しても良い。
フロー図において、「手順を作成する」とは、例えばS41で該当する遮断器があればその遮断器を「入」とするように手順表に登録していくことである。そのステップで該当がなければ、スキップして次のステップに進む。以下同様である。
図2の系統図をもとに、具体例をあげて一時停電を伴わない制御手順の作成方法を説明する。図2の系統図において、現在、き電区間aは電源元の遮断器11から負荷断路器60Aを経由して(ア)の矢印で示すルートで加圧されている。これを、遮断器11の負荷を減らすために、負荷断路器60Aを開放し遮断器12を投入して(イ)の矢印で示すルートから加圧するようにルートを変更する場合を例にあげ、この制御手順の作成方法について説明する。
まず、スタートとして、操作員が指定系統の画面で負荷断路器60Aを投入から開放に、遮断器12を開放から投入に変更指定する。ここで変更指定する順番は問わない。図3のフローチャートにおいて、S31では、負荷断路器60Aおよび遮断器12に変更を加えたので不一致機器として負荷断路器60Aと遮断器12が抽出される。抽出した機器は、無電圧操作機器ではなく、現在系統と指定系統を比較した場合にき電区間の充電範囲で縮小する範囲はなく、遮断器12の投入により加圧範囲が拡大しない(無加圧から加圧となるき電区間は発生しない)ので、S32〜S34の判断は全てYESとなり、この場合は一時停電を伴わない制御手順作成ルールを適用することになる(S35)。なお、特にインターロックは指定されてないものとする。
次に、図4のフローチャート図に移り、一時停電を伴わない制御手順作成ルールを適用して手順の作成を開始する。S41で現在系統と指定系統の不一致遮断器として遮断器12が抽出され、この遮断器は指定系統で投入となっているので、これを投入する手順を作成し登録する。作成される手順を図の各ステップの右側に具体例として例示している。S42では不一致負荷断路器はあるが指定系統で投入ではないので該当なしとしてスキップする。S43では指定系統で開放となっている不一致負荷断路器として60Aが該当するので、これを開放する手順を作成し登録する。S44では不一致遮断器のうち指定系統で開放となっている遮断器はないので該当なしとしてスキップする。
以上の結果から、この例の場合の系統制御手順として、図7(A)に示すような「き電制御手順表」が作成される。ここまでの一連の手順作成は、実際の系統にオンライン接続された現在系統ではなく、実際の系統からは切り離された指定系統の画面で実行される。手順表は指定系統の画面に表示されるので、操作員は、意図しない機器が投入または開放になっていないかを確認することができる。制御手順を確認度、手順表を現在系統へ移行させて実行ボタンを押せば、作成した制御手順を実系統に反映させて実行させることができる。
以上までは一時停電を伴わない場合の制御手順作成ルールであるが、次に、一時停電を伴う場合の制御手順作成ルールについて説明する。図5は図3のS37の詳細である一時停電を伴う制御手順作成ルールを示すフローチャート図である。図4と同様に右側に具体例を示しているがこの部分は後述する。
まず、ポスト(変電所またはき電区分所)毎に開放手順を先行して作成する。現在系統と指定系統を比較して不一致遮断器を抽出し、指定系統で開放となっている遮断器があれば開放手順を作成して最初の手順に登録する(S51)。遮断器が複数ある場合の順序は、下位系統から上位系統の順とする。ただし、系統保護上またはインターロック上遮断器間で開放手順を設ける必要があるとき(保護連動を組んでいるような場合であり、インターロックは通常はユーザが設定する)はその開放手順を指定しておく。
次に、不一致の負荷断路器を抽出し、指定系統で開放となっている負荷断路器の開放手順を手順反映系統に反映させる(S52)。手順反映系統とは、指定系統において各ステップで実行した手順を反映させた系統のことで、例えば模擬実行すればその結果も仮に手順反映系統に反映させておく。この、ステップ51,52では開放の機器のうちに遮断器と負荷断路器がある場合は、遮断器を先に切り、次に負荷断路器を切る手順を指定するものである。なお、負荷断路器は加圧中でも開放可能である。
次に、手順反映系統における同一充電範囲(当該機器と同じ電源に接続された範囲で、画面上では色分けするなどで区別している)毎に、不一致断路器を抽出し、断路器を無加圧制御するための遮断器の開放手順を作成する(S53)。断路器を操作する場合は無加圧(無電圧)である必要があるので、当該断路器が加圧状態であれば加圧状態を無加圧状態にできる電源元遮断器を模擬実行により見つけ出し、その遮断器の開放手順を手順に加える。
図6は、図5のS53の詳細を示すフローチャート図である。はじめに電源系統を識別し、同一充電範囲ごとに次のような処理を繰り返す。まず、当該充電範囲内の不一致断路器を抽出する(S61)。次に、手順反映系統において、抽出した不一致断路器の内、1つでも加圧中のものがあるかどうかを判別する(S62)。加圧断路器がない場合は当該充電範囲内の作業を終了し(S63)、次の同一充電範囲について同様の作業を行う。加圧中の断路器があれば、その断路器が接続されている電源元SS(変電所)に不一致でなおかつ加圧中の断路器があるかどうかを見る(S64)。ある場合は、電源元SSの最負荷端(対象機器に一番近い側)の遮断器を模擬実行により検出し、開放手順を作成する。最負荷端の遮断器は、停電区間を最小にする遮断器とする。
次に、電源元SS以外の不一致加圧断路器は無加圧になっているかを判断し(S66)、なっていればこの部分の処理を終了する(S70)。S64及びS66でNOの場合は、更に模擬実行を行い、加圧中の不一致断路器群を加圧している電源元遮断器を検出し、模擬開放を行う(S67)。そして、加圧中の不一致断路器の全てが無加圧になるまで模擬実行を繰り返し(S68)、全てが無加圧になれば該当遮断器の開放手順を作成し(S69)、この部分の処理を終了する(S70)。以上が、図5のS53の作業フローである。
次に、図5のフローチャート図に戻り説明する。S54において、不一致負荷断路器を抽出し、指定系統で開放となっている負荷断路器の開放手順を作成する。
以上までは、開放を先行させて、開放が必要な機器をまず開放する手順を作成する過程である。
次に、不一致断路器を抽出し、指定系統で指定している方向の手順を作成する(S55)。すなわち、指定系統で開放となっているものは開放手順、投入となっているものは投入手順を作成し、手順に追加する。
次に、不一致負荷断路器を抽出し、指定系統で投入となっている負荷断路器があればその投入手順を作成する(S56)。
最後に、不一致遮断器を抽出し、指定系統で投入となっている遮断器の投入手順を作成する。ただし、系統保護上またはインターロック上、遮断器間で開放順序を設けるときは投入手順を規定しておく(S57)。なお、遮断器の投入順は上位系統側から下位系統側の順とするように決めておく。以上で、一時停電を伴う制御手順の作成を終了する。
以下、図2の系統図をもとに、具体例をあげて一時停電を伴う制御手順の作成方法を説明する。図2の系統図において、現在系統で加圧されているき電区間bを無加圧にする場合を例に、制御手順を作成する。
まず、き電区間bを無加圧にする機器として、操作員が指定系統の画面で、負荷断路器60B及び断路器51Lを選び、投入から開放に変更指定する。
図3のフローチャート図において、状態不一致機器として負荷断路器60Bと断路器51Lが抽出され(S31)、抽出した機器に無電圧操作機器すなわち断路器51Lが含まれているので、S32での判断により一時停電を伴う制御手順作成ルールを適用する(S37)ことになる。
次に、図5の一時停電を伴う場合のフローチャートにおいて、S51では不一致遮断器はなく、従って該当する機器はないのでスキップし、S52では指定系統で開放となっている不一致負荷断路器として60Bが抽出されるので、模擬実行を行って60Bを開放させて手順反映系統に反映させる。模擬実行結果を反映させたのが手順反映系統である。図5のフローの右側に各ステップでの結果を具体例として示している。
S53において、手順反映系統では断路器51Lは加圧状態になっているので、図6のフローに従って、断路器を無加圧にするための遮断器を見つける。
図6のフローにおいて、不一致断路器として51Lを抽出し(S61)、断路器51Lは加圧中なので(S62)、A変電所の管理範囲内に、更に不一致でなおかつ加圧中の断路器はあるかを判断した(S64)結果、該当する断路器はないので、次に模擬実行によりこの断路器51Lを加圧している電源元遮断器として遮断器11を検出し、模擬開放を行う(S67)。そして、加圧中の不一致断路器が全て無加圧になったことを確認し(S68)、遮断器11の開放手順を作成し「11切」を手順に登録する(S69)。
次に図5のフローチャート図に戻り、S54で不一致負荷断路器として60Bを抽出し、開放手順「60B切」を作成する。次にS55で不一致断路器として51Lを抽出し、指定系統で指定した入り切りの方向、すなわちこの場合は開放の手順「51L切」を作成する。
S56は指定系統で投入となっている不一致負荷断路器はないのでスキップする。次に、先にS53で遮断器11を開放して手順反映系統に反映させているので、S57では遮断器11が不一致遮断器として抽出されることになり、元々この遮断器は指定系統で投入なので投入手順「11入」を作成する。すなわち、遮断器11は断路器51Lを無電圧操作するために一時的に開放したものなので、断路器51Lを開放した後は元に戻しておく作業をここで実行している。
以上の結果から、この例の場合の制御手順として、図7(B)に示すような「き電制御手順表」が作成される。この手順表は指定系統画面に表示されるので、操作員は、この手順表を確認後、現在系統へ移行して実行すれば、作成した制御手順を実系統に反映させて実行させることができる。
以上のように、本実施形態の発明によれば、実際の機器の現在の接続情報を取得して
系統図に表示した現在系統の画面と、系統制御手順を作成するための系統として現在系統をコピーした指定系統の画面とを用意して同時に表示させ、指定系統の画面で接続状態を変更する機器を指定することにより、計算機が現在系統の画面と指定系統の画面とを比較して状態不一致機器を抽出し、抽出した状態不一致機器を対象機器として制御手順ルールを選択し、その選択した制御手順ルールに従って接続状態を変更する機器の投入または開放の手順を作成するようにし、制御手順ルールは、現在系統と指定系統とを比較したとき、状態不一致機器に無電圧操作機器はないという条件と、現在系統に比べ指定系統で充電が縮小した範囲がないという条件と、状態不一致機器の投入後に加圧が拡大しないという条件の全てを満足する場合は一時停電を伴わない制御手順作成ルールを適用し、3つの条件のうち1つでも満足しない場合は一時停電を伴う制御手順作成ルールを適用するようにしたので、操作員が系統の変更箇所を指示するだけで、適切な系統制御手順を簡単に自動作成することができる。従って、操作員の経験に依存せずに誰でも簡単に意図した制御手順の作成が可能となる。また、作成した制御手順を操作員が確認した後、現在系統に反映させて系統の変更を実施することができるので、誤制御を防止することができる。
更に、必要以上の模擬実行を行わずに素早く目的の制御手順を見つけ出して作成することができる。
また、一時停電を伴わない手順作成ルールは、まず状態不一致機器として指定系統で投入となっている遮断器または負荷断路器を抽出してその投入手順を作成し、次に状態不一致機器として指定系統で開放となっている遮断器または負荷断路器を抽出してその開放手順を作成するようにしたので、投入手順を先行させることにより、系統に及ぶ影響ができるだけ少ない制御手順を簡単に作成することができる。
更にまた、一時停電を伴う手順作成ルールは、まず状態不一致機器のうちから指定系統で開放となっている開放遮断器を抽出してその開放手順を作成し、次に状態不一致機器のうちの開放負荷断路器を仮に開放させ、状態不一致機器のうちの断路器を無加圧にする遮断器を検出してその開放手順を作成し、次に開放負荷断路器の開放手順を作成し、次に断路器を指定系統で指定している方向に操作する制御手順を作成し、次に状態不一致機器のうちの投入負荷断路器を抽出してその投入手順を作成し、最後に状態不一致機器のうちの投入遮断器を抽出してその投入手順を作成するようにしたので、無電圧操作を必要とする断路器の操作が伴う場合、その断路器を操作するための関連機器を、操作員の経験に頼ることなく確実に検出して適切な制御手順を作成することができる。
鉄道電力管理システムにおける系統制御手順の自動作成以外にも、広く一般の電力管理システムにおける系統制御手順の自動作成に適用できる。
この発明の実施の形態1における系統制御手順の自動作成方法を適用した、鉄道電力管理システムの全体構成を示す図である。 図1の操作卓の表示画面上に表示される系統図の一例である。 この発明の実施の形態1における系統制御手順の自動作成方法の系統制御手順作成のフローチャート図である。 図3のステップ35の一時停電を伴わない制御手順作成ルールを示すフローチャート図である。 図3のステップ37の一時停電を伴う制御手順作成ルールを示すフローチャート図である。 図5のステップ53の詳細フローチャート図である。 この発明の実施の形態1における系統制御手順の自動作成方法により作成された手順表の一例を示す図である。
符号の説明
1 中央指令所
2 中央処理装置
3 操作卓
6 開閉所または変電所
7 ネットワーク
8 遠方制御装置(親局)
9 遠方制御装置(子局)。

Claims (3)

  1. 電力系統の一部を加圧または無加圧に変更するために、上記電力系統を構成する機器の投入または開放の手順を計算機上で自動的に作成する系統制御手順の自動作成方法において、ネットワークを介して接続された上記電力系統から上記機器の現在の接続情報を取得して系統図に表示させた現在系統の画面と、上記電力系統とは切り離されて上記系統制御手順を作成するために上記現在系統をコピーした指定系統の画面とを用意して同時に表示させ、上記指定系統の画面で接続状態を変更する機器を指定して変更指示することにより、上記計算機が上記現在系統の画面と上記指定系統の画面とを比較して状態不一致機器を抽出し、抽出した上記状態不一致機器を対象機器として制御手順ルールを選択し、選択した上記制御手順ルールに従って接続状態を変更する上記機器の投入または開放の手順を作成するようにし
    上記制御手順ルールは、上記現在系統と上記指定系統とを比較したとき、上記状態不一致機器に無電圧操作機器はないという条件と、上記現在系統に比べ上記指定系統で充電が縮小した範囲がないという条件と、上記状態不一致機器の投入後に加圧が拡大しないという条件の全てを満足する場合は一時停電を伴わない制御手順作成ルールを適用し、上記3つの条件のうち1つでも満足しない場合は一時停電を伴う制御手順作成ルールを適用することを特徴とする系統制御手順の自動作成方法。
  2. 請求項記載の系統制御手順の自動作成方法において、
    上記一時停電を伴わない制御手順作成ルールは、まず上記状態不一致機器として上記指定系統で投入となっている遮断器または負荷断路器を抽出してその投入手順を作成し、次に上記状態不一致機器として指定系統で開放となっている遮断器または負荷断路器を抽出してその開放手順を作成することを特徴とする系統制御手順の自動作成方法。
  3. 請求項記載の系統制御手順の自動作成方法において、
    上記一時停電を伴う制御手順作成ルールは、まず上記状態不一致機器のうちから上記指定系統で開放となっている開放遮断器を抽出してその開放手順を作成し、次に上記状態不一致機器のうちの開放負荷断路器を仮に開放させ、上記状態不一致機器のうちの断路器を無加圧にする遮断器を検出してその開放手順を作成し、次に上記開放負荷断路器の開放手順を作成し、次に上記断路器を上記指定系統で指定している方向に操作する制御手順を作成
    し、次に上記状態不一致機器のうちの投入負荷断路器を抽出してその投入手順を作成し、最後に上記状態不一致機器のうちの投入遮断器を抽出してその投入手順を作成することを特徴とする系統制御手順の自動作成方法。
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