JP6520773B2 - 電力供給システム及び電力供給方法 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の区画に対して電力を供給する電力供給システム及び電力供給方法に関する。
電力系統は、発電所で発電された電力が一次送電線に供給され、一次送電線で送電された電力が送電用変電所で降圧されて二次送電線に供給され、さらに配電用変電所で降圧されて配電線に供給される。そして、配電線に供給された電力が配電線を介してビルなどの需要者(需要家)に配電される。このような電力系統を介して電力を供給するシステムを電力供給システムという。電力系統において停電などが発生することにより、電力が需要者に供給されない事態が生じ得る。このような事態が生じた場合においても需要者に電力を供給するために、非常時用の電力供給手段を設けることが知られている。
例えば、下記特許文献1には、常用電源設備の異常や事故などにより供給電力量の不足が発生した場合に、非常用電源設備で供給電力量を補う技術が開示されている。また、下記特許文献2には、電力会社の電力系統と異なる別の系統を設け、複数の系統で電力供給を可能にした技術が開示されている。
特開2004−282898号公報 特開2002−51465号公報
上記特許文献1,2に記載されたシステムは、複数の系統で電力供給が可能な構成である。しかしながら、停電などの非常時に複数の需要者間で電力を融通し合うことができず、依然として改善の余地があった。
本発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであり、非常時に複数の需要者間で電力を融通し合うことができる電力供給システム及び電力供給方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の態様は、電力を供給する電力供給システムであって、第1区画と第2区画とに電力を供給可能に設けられた第1電力系統と、第1区画と第2区画とに電力を供給可能に設けられた第2電力系統と、第1区画に設けられた非常時用の発電機と、第1区画に設けられ、第1電力系統から供給される電力と、第2電力系統から供給される電力と、発電機で発電された電力とを切り替え可能に接続された複数のスイッチを含む第1切替部と、第2区画に設けられ、第1電力系統から供給される電力と第2電力系統から供給される電力とを切り替える第2切替部と、変電所から第2電力系統への電力供給を開放可能に設けられた遮断器と、を備え、第1切替部は、第1電力系統から第2区画に対して供給される電力と、第2電力系統から第2区画に対して供給される電力と、がいずれも停止した場合、遮断器が開放していることを条件として、発電機で発電された電力が第2電力系統へ供給されるように切り替わり、第2切替部は、第1電力系統から第2区画に対して供給される電力と、第2電力系統から第2区画に対して供給される電力と、がいずれも停止した場合、第2電力系統から供給される電力が第2区画に供給されるように切り替わる。
また、第2電力系統の無電圧を検出する無電圧検出装置を備え、遮断器は、無電圧検出装置が所定時間、無電圧を検出したことを条件として開放する構成でもよい
また、第1切替部は、第2電力系統から第2区画に対して供給される電力がいずれも停止した場合、第2電力系統の電力事故情報が検出されないことを条件として切り替わる構成でもよい。
また、第2切替部は、第1電力系統及び第2電力系統から第2区画に対して供給される電力の停止を検出した場合に、その旨を示す制御信号を発電機に送信し、発電機は、第2切替部から送信された制御信号を受信したことに基づき発電を開始する構成でもよい。
また、第1電力系統から前記第1区画に対して供給される電力の停止を検出した場合、且つ第2電力系統が使用可能である場合、第1切替部は、発電機で発電された電力と、第2電力系統から供給される電力と、が第1区画から供給されるように切り替わる構成でもよい。
また、第1区画に設けられ、第1区画における電力の伝送経路の切り替えを制御する第1制御部と、第2区画に設けられ、第2区画における電力の伝送経路の切り替えを制御する第2制御部と、第1制御部と第2制御部とに通信接続され、電力供給システムにおける電力の伝送経路の切り替えを制御する監視制御装置と、を備える構成でもよい。また、第2電力系統に電力を供給する変電所は、第1電力系統に電力を供給する変電所とは異なる変電所である構成でもよい。
また、本発明の第2の態様は、電力を供給する電力供給方法であって、第1区画と第2区画とに電力を供給可能に設けられた第1電力系統と、第1区画と第2区画とに電力を供給可能に設けられた第2電力系統と、第1区画に設けられた非常時用の発電機と、第1区画に設けられ、第1電力系統から供給される電力と、第2電力系統から供給される電力と、発電機で発電された電力と、を切り替え可能に接続された複数のスイッチを含む第1切替部と、第2区画に設けられ、第1電力系統から供給される電力と、第2電力系統から供給される電力と、を切り替える第2切替部と、変電所から第2電力系統への電力供給を開放可能に設けられた遮断器と、を備える電力系統システムにおいて、第1切替部が、第1電力系統から第2区画に対して供給される電力と、第2電力系統から第2区画に対して供給される電力と、がいずれも停止した場合、遮断器が開放していることを条件として、発電機で発電された電力が第2電力系統へ供給されるように切り替わり、第2切替部が、第1電力系統から第2区画に対して供給される電力と、第2電力系統から第2区画に対して供給される電力と、がいずれも停止した場合、第2電力系統から供給される電力が第2区画に供給されるように切り替わる。
本発明によれば、第1電力系統及び第2電力系統において停電等の非常事態が発生した場合に、第1区画における非常時用の発電機で発電された電力を既存の第2電力系統を介して第2区画に供給することができる。その結果、非常時に複数の需要者(第1区画、第2区画)間で電力を融通し合うことができ、継続的かつ安定的に電力の供給を行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る電力供給システムの構成を示す図である。 遮断器及び発電機の動作タイミングを示すタイミングチャートである。 本発明の第1実施形態の停電時の手順を示す図である。 本発明の第1実施形態の復電時の手順を示す図である。 本発明の第2実施形態の停電時の手順を示す図である。 図5に続いて、第2実施形態の停電時の手順を示す図である。 本発明の第2実施形態の復電時の手順を示す図である。 図7に続いて、第2実施形態の復電時の手順を示す図である。 本発明の第3実施形態に係る電力供給システムの構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。ただし、本発明はこれに限定されるものではない。また、図面においては実施形態を説明するため、一部分を大きく又は強調して記載するなど適宜縮尺を変更して表現する場合がある。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る電力供給システムの構成を示す図である。図1に示す第1実施形態に係る電力供給システムは、複数の区画に対して電力を供給するシステムである。図1に示すように、電力供給システムは、第1区画としての第1ビル40内の領域に設けられた設備(受電設備41、ガスタービン発電機42、遮断器CB2〜CB6)と、第1ビル40内の領域に設けられた制御システム80と、第2区画としての第2ビル(第2ビルα(50)、第2ビルβ(60)、第2ビルγ(70))内の領域に設けられた設備(受電設備51,61,71)と、変電所Eから予備電力線30への電力供給を遮断可能な遮断器CB1と、変電所Eから供給される電圧が無電圧であることを検出する無電圧検出装置35とを備えている。
なお、図1に示す例では、第1区画は1つの第1ビル40内の領域としているが、複数のビルなどの領域を第1区画としてもよい。また、第2区画は複数の第2ビル(第2ビルα(50)、第2ビルβ(60)、第2ビルγ(70))内の領域としているが、1つの第2ビル内の領域であってもよい。すなわち、第1区画と第2区画の関係は、1つのビルと1つのビルの関係(1対1の関係)でもよく、1つのビルと複数のビルの関係(1対多の関係)でもよく、複数のビルと1つのビルの関係(多対1の関係)でもよく、複数のビルと複数のビルの関係(多対多の関係)でもよい。
変電所A,B,C,Dは、配電線10及び配電線21,22,23に電力を供給する配電用変電所である。なお、変電所A,B,C,Dのいずれの変電所が配電線10及び配電線21〜23のいずれの配電線に電力を供給するかは、変電所の出力、配電線の供給電圧などに応じて適宜決定される。変電所Eは、予備電力線30に電力を供給する配電用変電所である。
配電線10は、第1ビル40に電力を配電するための配電線である。この配電線10は、例えば供給電圧が6.6kVであるものとする。なお、配電線10を構成する配電線の数は1つ(1回線)に限らず、複数(複数回線)であってもよい。配電線21は、第2ビルα(50)に電力を配電するための配電線である。配電線22は、第2ビルβ(60)に電力を配電するための配電線である。配電線23は、第2ビルγ(70)に電力を配電するための配電線である。配電線21〜23は、例えば地中に敷設されている。配電線21〜23の供給電圧も例えば6.6kVであるものとする。本実施形態において、変電所A,B,C,D、配電線10及び配電線21,22,23を第1電力系統という。なお、配電線10と配電線21〜23の供給電圧は、特に限定されない。例えば、配電線10の供給電圧は、22kVであってもよいし、配電線21〜23の供給電圧は6kVであってもよい。
予備電力線30は、変電所B,C,Dから配電線21,22,23に供給される電力が停電などで停止した場合に、配電線21,22,23に代わって、変電所Eから第2ビル50,60,70に電力(予備電力)を供給するための配電線である。本実施形態では、予備電力線30は第1ビル40にも接続され、変電所Eから第1ビル40に電力(予備電力)が供給可能に構成されている。なお、本実施形態では、予備電力線30は第1ビル40、第2ビルα(50)、第2ビルβ(60)及び第2ビルγ(70)以外のビル(負荷)に接続されておらず、変電所Eから供給される電力を配電する専用の配電線である。本実施形態において、変電所E及び予備電力線30を第2電力系統という。
なお、変電所A〜Eは、いずれも一般の電力系統における変電所である。しかし、変電所Eは、非常時における第2ビル50,60,70のバックアップ用の第2電力系統に接続されるので、変電所A〜Dのグループとは別個に設けられている。
遮断器CB1は、変電所Eから予備電力線30に電力を供給するためのフィーダ(配電線)上に設けられ、開放(遮断)及び投入の動作を行うことで変電所Eと予備電力線30との切り離し及び接続を行う。無電圧検出装置35は、変電所Eと予備電力線30との間のフィーダの電圧を監視し、その電圧が無電圧であることを検出する計器用変成器である。
第1ビル40内には、受電設備41、ガスタービン発電機42、遮断器CB2〜CB6、無電圧検出装置43t及び制御システム80が設けられている。受電設備41は、配電線10から分岐した配電線から受電する。受電設備41は、図示しない受電用切替機器や変圧器、無電圧検出装置43s、制御部などを備えている。ガスタービン発電機(発電機)42は、配電線10からの電力供給が停止した場合に、第1ビル40内の負荷に対して電力を供給するための発電機である。なお、ガスタービン発電機42を「GT」と略して記すことがある。
また、制御システム80は、第1ビル40内に設けられ、通信線を通じて第1ビル40及び第2ビル50,60,70内の設備(受電設備、遮断器、無電圧検出装置)と接続され当該設備の動作情報を受信し、後述する条件に従い遮断器、断路器の開閉などを行う制御信号を発信する。なお、制御システム80は、第1ビル40外に設けられてもよく、また、図示しない通信ネットワークで第1ビル40及び第2ビル50,60,70内の設備と接続されてもよい。
遮断器の二次側母線41aに接続された配線と第1ビル40内の負荷への電力供給用の配線とが接点P1で接続される。二次側母線41aに接続された配線には、遮断器CB2が設けられている。ガスタービン発電機42に接続された配線と第1ビル40内の負荷への電力供給用の配線とが接点P2で接続される。接点P1と接点P2との間に遮断器CB3が設けられている。
ガスタービン発電機42に接続された配線には、遮断器CB4が設けられている。第1ビル40内の負荷への電力供給用の配線と予備電力線30から分岐された配電線とが接点P3で接続される。また、接点P3には、負荷への電力用の配線(予備電力線負荷フィーダ)が接続される。接点P2と接点P3との間に遮断器CB5が設けられている。予備電力線30から分岐された配電線には、遮断器CB6が設けられている。
無電圧検出装置43sは、受電設備41の受電点に設置され、その受電点の電圧を監視し、その電圧が無電圧であることを検出する計器用変成器である。また、無電圧検出装置43tは、予備電力線30の受電点に設置され、その受電点の電圧を監視し、その電圧が無電圧であることを検出する計器用変成器である。本実施形態において、第1ビル40内に設けられた受電設備41、制御システム80及び遮断器CB2〜CB6を、電力の伝送経路を切り替える第1切替部という。
第2ビルα(50)内には、受電設備51が設けられている。受電設備51は、配電線21から分岐した配電線から受電する。また、受電設備51は、予備電力線30から分岐した配電線からも受電する。受電設備51は、受電用切替機器51aや変圧器、計器用変成器、制御部などを備えている。本明細書において、「受電用切替機器」とは、遮断器,断路器等の機器を含む機器を意味する。計器用変成器は電流電圧を計測する装置でありこれを用いて無電圧を検出する。受電設備51が受電した電力は第2ビルα(50)内の負荷に送られる。
第2ビルβ(60)内には、受電設備61が設けられている。受電設備61は、配電線22から分岐した配電線から受電する。また、受電設備61は、予備電力線30から分岐した配電線からも受電する。受電設備61は、受電用切替機器61aや変圧器、計器用変成器、制御部などを備えている。受電設備61が受電した電力は第2ビルβ(60)内の負荷に送られる。
第2ビルγ(70)内には、受電設備71が設けられている。受電設備71は、配電線23から分岐した配電線から受電する。また、受電設備71は、予備電力線30から分岐した配電線からも受電する。受電設備71は、受電用切替機器71aや変圧器、計器用変成器、制御部などを備えている。受電設備71が受電した電力は第2ビルγ(70)内の負荷に送られる。受電設備51〜71(受電用切替機器51a〜71a)を、それぞれ、電力の伝送経路を切り替える第2切替部という。
なお、本実施形態では、第1ビル40、第2ビルα(50)、第2ビルβ(60)、及び第2ビルγ(70)は、隣接しているものとする。ただし、これらのビルが隣接していなくてもよい。
なお、図1における予備電力線30の遮断器CB1や、第1切替部の各遮断器CB2〜CB6、及び第2切替部の各受電用切替機器51a,61a,71aの開放・投入の状態は、電力供給システムが正常に電力を供給しているときの状態である。すなわち、変電所A〜Dから配電線10及び配電線21〜23に対して正常に電力が供給され、変電所Eから予備電力線30に正常に電力が供給されている。このとき、遮断器CB1は投入状態で、遮断器CB2も投入状態で、遮断器CB3〜CB6は開放状態である。また、ガスタービン発電機42も停止している。また、受電用切替機器51aは配電線21側に切り替えられており、受電用遮断器61aは配電線22側に切り替えられており、受電用遮断器71aは配電線23側に切り替えられている。
次に、第1実施形態の電力供給システムの動作について説明する。まず、第1実施形態の電力供給システムの停電時の動作について説明する。図2は、遮断器及び発電機の動作タイミングを示すタイミングチャートである。また、図3は、本発明の第1実施形態の停電時の手順を示す図である。図2及び図3に示すように、第1ビル40の停電(配電線10の電力供給の停止)が発生すると(ステップS11)、受電設備41の受電点に設置された無電圧検出装置43sが配電線10の受電点の無電圧を検出する(ステップS12)。無電圧検出装置43sが配電線10の受電点の無電圧を検出すると、制御システム80が制御信号を出力して遮断器CB2を開放する(ステップS13)。制御システム80は遮断器CB2の開放に続き、遮断器CB3を投入する(ステップS14)。
また、無電圧検出装置43sが無電圧を検出したことに基づき、制御システム80がガスタービン発電機42を起動し(ステップS15)、続いて、遮断器CB4を投入する(ステップS16)。遮断器CB3及び遮断器CB4を投入することにより(ステップS14、S16)、ガスタービン発電機42で発電された電力が第1ビル40内の負荷に電力を供給するためのフィーダに順次投入される(ステップS17)。
なお、図3のD5に示すように、ガスタービン発電機42からの電力が第1ビル40内の負荷に供給される条件は、遮断器CB2が開放されるとともに遮断器CB3が投入されることと、ガスタービン発電機42が起動されるとともに遮断器CB4が投入されることのAND条件である。
また、制御システム80は、第2ビル(第2ビルα(50)、第2ビルβ(60)、第2ビルγ(70))の受電設備51,61,71からの動作情報に基づき、第2ビルの停電(配電線21,22,23の少なくともいずれかの電力供給の停止)の発生を検出し(ステップS18;図3のD2)、かつ、第2ビル(第2ビルα(50)、第2ビルβ(60)、第2ビルγ(70))のすべての予備電力線30の停電の発生を検出すると(ステップS19;図3のD3)、第1ビル40のガスタービン発電機42で発電された電力の第2ビルへの融通を判定する(ステップS20)。
なお、図3のステップS18における「本線」とは配電線21,22,23のことであり、本線1,2,3はそれぞれ配電線21,22,23に対応する。また、図3のステップS19における予備電力線1,2,3は、受電設備51,61,71にそれぞれ接続される予備電力線30から分岐した配電線に対応する。図3のD4に示すように、第2ビルが第1ビル40のガスタービン発電機42で発電された電力の融通を判定する条件は、第2ビルの本線(配電線21,22,23)の少なくとも1つが停電したことと、予備電力線30から分岐して各第2ビル50,60,70に接続される配電線のすべてが停電したこととのAND条件である。
制御システム80は、遮断器CB3,CB6が開放されているか否か判定する(ステップS21)。
図3のD1に示すように、第1実施形態においては、(1)第1ビル40の配電線10が停電したことと、(2)第2ビルの配電線21,22,23の少なくともいずれか1つが停電しかつ予備電力線30から分岐して各第2ビルに接続される配電線のすべてが停電したこととのいずれかの条件が成立した場合に、ガスタービン発電機42が起動される。すなわち、ガスタービン発電機42の起動条件は、上記(1)と(2)のOR条件である。
予備電力線30から分岐して各第2ビルに接続される配電線のすべてが停電している場合、予備電力線30からの受電点に設置された無電圧検出装置43tが予備電力線30から分岐して第1ビル40に接続される配電線が無電圧か否かを検出する(ステップS22)。予備電力線30から分岐して第1ビル40に接続される配電線が停電している場合、変電所Eから予備電力線30への電力供給が停止(停電)していることを示す。一方、予備電力線30から分岐して第1ビル40に接続される配電線が停電していない場合、予備電力線30から分岐して第2ビルに接続される配電線などにおいて停電が発生していることを示す。
また、予備電力線30から分岐して各第2ビルに接続される配電線のすべてが停電している場合、制御システム80は、遮断器CB1が開放しているか否かを図示しない制御所からのCB動作情報などに基づき検出する(ステップS23)。無電圧検出装置35が無電圧を所定時間(例えば8分)検出した場合に、スイッチをオン状態とする(ステップS24)。ここで、管理者が無電圧の判断を行い確認ボタンを押下する等のステップを追加してもよい。
図3のD6に示すように、ステップS20のガスタービン発電機42の融通が判定されたこと、ステップS22の予備電力線30から分岐して第1ビル40に接続される配電線が停電していること、ステップS24で遮断器CB1が開放されていること、及びステップS16の遮断器CB4が投入されていること、のすべてが成立している場合、制御システム80は遮断器CB5を投入し(ステップS25)、続いて遮断器CB6を投入する(ステップS26)。そして、停電している第2ビルの負荷フィーダを順次投入し、ガスタービン発電機42からの電力が供給される(ステップS27)。
なお、図3において、ステップS20〜S26の処理は、制御所と各ビル40,50,60,70との電話連絡による確認操作ステップとしてもよい。この場合、制御所と各ビルとの連絡は、電話に限らず、メールや信号などの送受信であってもよい。
次に、本発明の電力供給システムの復電時の動作について説明する。図4は、本発明の第1実施形態の復電時の手順を示す図である。図4に示すように、第1ビル40に対する電力が停電から復帰(復電)すると(ステップS31)、受電設備41の受電点に設置された無電圧検出装置43sにて電圧復帰を判定する(ステップS32)。また、第1ビル管理者は、第1ビル40においてガスタービン発電機42の電力から配電線10からの電力への切り替えの準備が整ったか否か確認する(ステップS33)。配電線10からの電力への切り替えの準備が整っている場合、第1ビル管理者は遮断器CB3を開放する(ステップS34)。図4のD11に示すように、受電設備41の受電が復帰され、かつ、遮断器CB3が開放されたことを条件に、第1ビル管理者は遮断器CB2を投入する(ステップS35)。これにより、第1ビル40が復電され、第1ビル40内の負荷に順次、配電線10からの電力が投入される(ステップS36)。
第2ビルに対する電力が停電から復帰(復電)すると(ステップS37)、第2ビルの配電線21,22,23(のうちの停電していた配電線)が充電されるので、受電設備51,61,71はその復帰を検出する(ステップS38)。前記を、第2ビル管理者は確認し、第2ビルにおいてガスタービン発電機42の電力から配電線21,22,23からの電力への切り替えの準備が整ったか否か判断する(ステップS39)。配電線21,22,23からの電力への切り替えの準備が整っている場合、第2ビル管理者は、予備電力線30から配電線21,22,23への切り替えを手動で行う(ステップS40)。これにより、第2ビル内の負荷に順次、配電線21,22,23からの電力が供給される(ステップS41)。
予備電力線30が停電から復帰(復電)すると(ステップS42)、制御所は第2ビル管理者に対して予備電力線30が復帰したことの連絡を行い、第2ビル管理者はボタン押下等を行うことで復電したこと示す信号を発信する(ステップS43)。ステップS40で受電設備51,61,71がすべての配電線21,22,23の切り替えが行われたことの信号を出力したこと(図4のD12)、ステップS43で予備電力線30が復帰したことの信号を出力したことのいずれかの条件が成立した場合(図4のD13)、制御システム80はガスタービン発電機42からの電力の融通希望を解除する判定を行う(ステップS44)。ステップS44の信号と、ステップS34で遮断器CB3が開放されたこととのAND条件が成立した場合(図4のD14)、遮断器CB4を開放し(ステップS45)、続いて第1ビル管理者がガスタービン発電機42を停止する(ステップS46)。また、遮断器CB6を開放し(ステップS47)、続いて遮断器CB5を第1ビル管理者が開放する(ステップS48)。そして、第1ビル管理者が遮断器CB1の投入依頼を制御所へ電話連絡して、制御所の運転員は遮断器CB1を投入する(ステップS49)。これにより、予備電力線30が復電され、第2ビル内の負荷に順次、予備電力線30からの電力が投入可能な状態となる(ステップS50)。
なお、図4において、ステップS38〜S41,S43〜S50の処理は、制御所と各ビル40,50,60,70との電話連絡による確認操作ステップである。ただし、制御所と各ビルとの連絡は、電話に限らず、メールや信号などの送受信であってもよい。
上記のような構成によれば、第1電力系統21〜23及び第2電力系統30において停電等の非常事態が発生した場合に、第1区画40における非常時用の発電機42で発電された電力を既存の第2電力系統30を介して第2区画50,60,70に供給することができる。その結果、非常時に複数の需要者(第1区画40、第2区画50,60,70)間で電力を融通し合うことができ、継続的かつ安定的に電力の供給を行うことができる。また、第2電力系統は、他の系統から隔離されているので、発電機42による電力供給と各ビルにおける需要との需給バランスを容易にとることが可能となる。
また、制御システム80が一連の動作をシステムにて制御を行うように構成しているので、停電時及び復電時における電力の電力供給の切り替えを安全かつ正確に行うことができる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態を説明する。本実施形態において、上述の実施形態と同様の構成については、同じ符号を付してその説明を省略あるいは簡略化する。本実施形態に係る電力供給システムは、図1に示す第1実施形態に係る電力供給システムにおける制御システム80の動作、第1切替部の動作、第2切替部の動作、及び遮断機CB1の動作が異なるものであり、それ以外は、図1に示す電力供給システムの構成と同様である。
本実施形態の電力供給システムの動作について説明する。まず、本実施形態の電力供給システムの停電時の動作について説明する。図5及び図6は、本実施形態の停電時の手順を示す図である。図5に示すように、第1ビル40の停電(配電線10の電力供給の停止)が発生すると(ステップS11)、受電設備41の受電点に設置された無電圧検出装置43sが配電線10の受電点の無電圧を検出する(ステップS12)。無電圧検出装置43sが配電線10の受電点の無電圧を検出すると、制御システム80が制御信号を出力して遮断器CB2を開放する(ステップS13)。制御システム80は遮断器CB2の開放に続き、遮断器CB3を投入する(ステップS14)。
また、無電圧検出装置43sが無電圧を検出したことに基づき、制御システム80は、制御信号を出力して、ガスタービン発電機42を起動する(ステップS15)。また、制御システム80は、遮断器CB5が開放されているか否か判定する(ステップS60)。続いて、制御システム80は、制御信号を出力して、遮断器CB4を投入する(ステップS16)。
なお、図5のD20に示すように、制御システム80が遮断器CB4を投入する条件は、(1)ステップS15におけるガスタービン発電機42が起動していることと、(2)ステップS60において遮断器CB5が開放状態であると判定されたことと、の両方の条件が成立する条件(上記(1)と(2)のAND条件)である。
続いて、遮断器CB3及び遮断器CB4を投入することにより(ステップS14、S16)、ガスタービン発電機42で発電された電力が第1ビル40内の負荷に電力を供給するためのフィーダ(接点P1に接続されるフィーダ)に順次投入される(ステップS17)。
なお、図5のD21に示すように、ガスタービン発電機42から発電された電力が第1ビル40内の負荷に供給される条件は、(1)ステップS13及びステップS14において、遮断器CB2が開放されるとともに遮断器CB3が投入されることと、(2)ステップS15においてガスタービン発電機42が起動され、且つステップS60において遮断器CB5が開放状態であると判定されるとともにステップS16において遮断器CB4が投入されることと、の両方が成立する条件(上記(1)と(2)のAND条件)である。
また、ステップS13における遮断器CB2の開放に続いて、制御システム80は、遮断器CB5が開放されているか否か判定する(ステップS61)。また、予備電力線30からの受電点に設置された無電圧検出装置43tが予備電力線30から分岐して第1ビル40に接続される配電線が無電圧か否かを検出する(ステップS62)。
続いて、制御システム80は、制御信号を出力して、遮断器CB6を投入することにより(ステップS63)、予備電力線30の電力が、図1に示す接点P3と負荷とを接続する予備電力線負荷フィーダに投入される(ステップS64)。この場合、第2電力系統(予備電力線30)が使用可能な場合、ガスタービン発電機42および第2電力系統(予備電力線30)の両方からの電力を第1ビル40で用いることができる。すなわち、第1電力系統から第1区画(第1ビル40)に対して供給される電力の停止を検出した場合、且つ第2電力系統が使用可能である場合、第1切替部及び第2切替部は、第1区画に、ガスタービン発電機42で発電された電力及び第2電力系統から供給された電力を供給することができる。
なお、図5のD22に示すように、予備電力線30の電力が、第1ビル40内の予備電力線負荷フィーダに投入される条件は、(1)ステップS61において遮断器CB5が開放されていると判定されることと、(2)ステップS62において予備電力線30から分岐して第1ビル40に接続される配電線が通電していると検出されることと、(3)CB2が開放状態であると判定されたことと、のすべてが成立する条件(上記(1)(2)および(3)のAND条件)である。
また、図6に示すように、制御システム80は、第2ビル(第2ビルα(50)、第2ビルβ(60)、第2ビルγ(70))の受電設備51,61,71からの動作情報に基づき、第2ビルの停電(配電線21,22,23の少なくともいずれかの電力供給の停止)の発生を検出し(ステップS18;図6のD2)、且つ、第2ビル(第2ビルα(50)、第2ビルβ(60)、第2ビルγ(70))のすべての予備電力線30の停電の発生を検出すると(ステップS19;図6のD3)、第1ビル40のガスタービン発電機42で発電された電力の第2ビルへの融通を判定する(ステップS20)。
なお、図6のD4に示すように、第1ビル40のガスタービン発電機42で発電された電力の第2ビルへの融通を判定する条件は、(1)第2ビルの本線(配電線21,22,23)の少なくとも1つが停電したことと(D2参照)、(2)予備電力線30から分岐して各第2ビル50,60,70に接続される配電線のすべてが停電したことと(D3参照)、の両方が成立する条件(上記(1)と(2)のAND条件)である。
また、ステップS20に続いて、制御システム80は、遮断器CB3が開放されているか否か判定する(ステップS65)。
なお、図5に示すステップS15におけるガスタービン発電機42が起動される条件は、図5のD24に示すように、(1)第1ビル40の配電線10が停電したことと、(2)図6のD23に示す条件が成立したことと、のいずれかの条件が成立した場合(上記(1)と(2)のOR条件)である。なお、図6のD23に示す条件は、(1)第2ビルの配電線21,22,23の少なくともいずれか1つが停電し、且つ予備電力線30から分岐して各第2ビルに接続される配電線のすべてが停電したことにより、GT融通判定がなされたこと(ステップS20)、(2)遮断器CB3が開放されていることと、の両方の条件が成立する条件(上記(1)と(2)のAND条件)である。
また、図6に示すように、予備電力線30から分岐して各第2ビルに接続される配電線のすべてが停電している場合(D3参照)、予備電力線30からの受電点に設置された無電圧検出装置43tが、予備電力線30から分岐して第1ビル40に接続される配電線が無電圧か否かを検出する(ステップS22)。予備電力線30から分岐して第1ビル40に接続される配電線が停電している場合、変電所Eから予備電力線30への電力供給が停止(停電)していることを示す。一方、予備電力線30から分岐して第1ビル40に接続される配電線が停電していない場合、予備電力線30から分岐して第2ビルに接続される配電線などにおいて停電が発生していることを示す。ステップS22に続いて、制御システム80は、遮断器CB6が開放されているか否か判定する(ステップS66)。
また、予備電力線30から分岐して各第2ビルに接続される配電線のすべてが停電している場合(D3参照)、制御システム80は、遮断器CB1が開放しているか否かを、例えば図示しない制御所からのCB動作情報などに基づき、検出する(ステップS23)。また、制御システム80は、電力事故情報を示す信号が検出されたか否かを確認する(ステップS67)。続いて、無電圧検出装置35が無電圧を所定時間(例えば8分)検出した場合に、スイッチをオン状態とする(ステップS24)。ここで、管理者が無電圧の判断を行い、確認ボタンを押下する等のステップを追加してもよい。
なお、ステップS24が行われる条件は、D25に示すように、(1)ステップS23で遮断器CB1が開放されていることと、(2)ステップS67において電力事故情報を示す信号が検出されないこと、のすべての条件が成立している条件(上記(1)と(2)のAND条件)である。
なお、図6のD26に示すように、(1)ステップS20において、第1ビル40のガスタービン発電機42で発電された電力を第2ビルへ融通すると判定されたことと、(2)ステップS22において、予備電力線30から分岐して第1ビル40に接続される配電線が停電していると判定され、且つステップS66において遮断器CB6が開放されていると判定されたことと、(3)ステップS24において、無電圧検出装置35が無電圧を所定時間(例えば8分)検出して、スイッチをオン状態とすることと、(4)ステップS16において、遮断器CB4が投入されていることと、のすべてが成立している場合、(上記(1)〜(4)のAND条件が満たされる場合)、制御システム80は遮断器CB5を投入し(ステップS25)、続いて遮断器CB6を投入する(ステップS26)。そして、停電している第2ビルの負荷フィーダを順次投入し、ガスタービン発電機42からの電力が供給される(ステップS27)。
なお、図6において、ステップS20、ステップS22〜S26、ステップS65〜S67の処理は、制御所と各ビル40,50,60,70との電話連絡による確認操作ステップとしてもよい。この場合、制御所と各ビルとの連絡は、電話に限らず、メールや信号などの送受信であってもよい。
次に、本実施形態の電力供給システムの復電時の動作について説明する。図7及び図8は、本実施形態の復電時の手順を示す図である。図7に示すように、第1ビル40に対する電力が停電から復帰(復電)すると(ステップS31)、受電設備41の受電点に設置された無電圧検出装置43sにて電圧復帰を判定する(ステップS32)。ステップS32に続いて、第1ビル管理者は、第1ビル40においてガスタービン発電機42の電力から配電線10からの電力への切り替えの準備が整ったか否か確認する(ステップS33)。配電線10からの電力への切り替えの準備が整っている場合、第1ビル管理者は遮断器CB3を開放する(ステップS34)。
また、ステップS33に続いて、制御システム80は、遮断器CB5が投入されているか否か判定する(ステップS71)。
また、予備電力線30からの受電点に設置された無電圧検出装置43tが予備電力線30から分岐して第1ビル40に接続される配電線が受電しているか否かを検出する(ステップS72)。無電圧検出装置43tが予備電力線30から分岐して第1ビル40に接続される配電線が受電していると検出された場合、制御システム80は、遮断器CB5が開放されているか否か判定する(ステップS73)。
D31に示すように、(1)ステップS33において第1ビル40においてガスタービン発電機42の電力から配電線10からの電力への切り替えの準備が整ったことと、(2)ステップS72において、予備電力線30からの受電点に設置された無電圧検出装置43tが予備電力線30から分岐して第1ビル40に接続される配電線が受電していると検出されて、ステップS73において、遮断器CB5が開放されていると判定されることと、の両方の条件(上記(1)と(2)のAND条件)が成立している場合、制御システム80は、制御信号を出力して遮断器CB6を開放する(ステップS74)。
続いて、図7のD33に示すように、(1)ステップS32において受電設備41の受電点に設置された無電圧検出装置43sにて電圧復帰が確認されることと、(2)ステップS34において遮断器CB3が開放されることと、(3)下記D32の条件が成立することと、のすべての条件が成立すること(上記(1)〜(3)のAND条件)により、第1ビル管理者は遮断器CB2を投入する(ステップS35)。これにより、第1ビル40が復電され、第1ビル40内の負荷に順次、配電線10からの電力が投入される(ステップS36)。なお、D32が成立する条件は、(1)ステップS71において遮断器CB5が投入されていることと、(2)ステップS74において遮断器CB6が開放されていることと、のいずれかの条件が成立すること(上記(1)と(2)のOR条件)である。
また、第2ビル50、60、70に対する電力が停電から復帰(復電)すると(ステップS37)、第2ビル50、60、70のそれぞれの配電線21,22,23(のうちの停電していた配電線)が充電されるので、受電設備51,61,71はその復帰を検出する(ステップS38)。続いて、前記(ステップS38)を、第2ビル管理者は確認し、第2ビル50、60、70においてガスタービン発電機42の電力から配電線21,22,23からの電力への切り替えの準備が整ったか否か判断する(ステップS39)。配電線21,22,23からの電力への切り替えの準備が整っている場合、第2ビル管理者は、予備電力線30から配電線21,22,23への切り替えを手動で行う(ステップS40)。これにより、第2ビル内の負荷に順次、配電線21,22,23からの電力が供給される(ステップS41)。
予備電力線30が停電から復帰(復電)すると(ステップS42)、制御所は第2ビル管理者に対して予備電力線30が復帰したことの連絡を行い、第2ビル管理者はボタン押下等を行うことで復電したこと示す信号を発信する(ステップS43)。ステップS40で受電設備51,61,71がすべての配電線21,22,23の切り替えが行われたことの信号を出力したこと(図8のD12)、ステップS43で予備電力線30が復帰したことの信号を出力したことのいずれかの条件が成立した場合(図8のD13)、制御システム80はガスタービン発電機42からの電力の融通希望を解除する判定を行う(ステップS44)。例えば、ステップS44において、制御システム80は、ガスタービン発電機42からの電力の融通希望を解除すると判定した場合、所定の信号を送信する。
ステップS44において、電力の融通希望を解除すると判定された場合、制御システム80は、遮断器CB6を開放し(ステップS47)、続いて遮断器CB5を第1ビル管理者が開放する(ステップS48)。そして、第1ビル管理者が遮断器CB1の投入依頼を制御所へ電話連絡して、制御所の運転員は遮断器CB1を投入する(ステップS49)。これにより、予備電力線30が復電され、第2ビル内の負荷に順次、予備電力線30からの電力が投入可能な状態となる(ステップS50)。
また、制御システム80は、遮断器CB3が開放されているか否かを判定する(ステップS76)。また、制御システム80は、ガスタービン発電機42が運転中か否かを判定する(ステップS77)。
また、D34に示すように、(1)ステップS76において、遮断器CB3が開放されたと判定されたことと、(2)ステップS77において、ガスタービン発電機42が運転中であると判定されたことと、(3)ステップS44において、ガスタービン発電機42からの電力の融通希望を解除すると判定されたことと、すべての条件が成立した場合(上記(1)〜(3)のAND条件が成立した場合)、制御システム80は、遮断器CB4を開放し(ステップS45)、続いて第1ビル管理者がガスタービン発電機42を停止する(ステップS46)。また、D34に示す条件が成立した場合、制御システム80は、遮断器CB5を開放する(ステップS78)。
なお、図8において、ステップS38〜S41,S43〜S50の処理は、制御所と各ビル40,50,60,70との電話連絡による確認操作ステップである。ただし、制御所と各ビルとの連絡は、電話に限らず、メールや信号などの送受信であってもよい。
上記のような構成によれば、第1電力系統21〜23及び第2電力系統30において停電等の非常事態が発生した場合に、第1区画40における非常時用の発電機42で発電された電力を既存の第2電力系統30を介して第2区画50,60,70に供給することができる。その結果、非常時に複数の需要者(第1区画40、第2区画50,60,70)間で電力を融通し合うことができ、継続的かつ安定的に電力の供給を行うことができる。また、第2電力系統は、他の系統から隔離されているので、発電機42による電力供給と各ビルにおける需要との需給バランスを容易にとることが可能となる。
また、上記のような構成によれば、第1電力系統から第1区画40に対して供給される電力の停止を検出した場合、且つ第2電力系統が使用可能である場合、第1切替部は、発電機42で発電された電力及び第2電力系統から供給される電力を、第1区画40に供給可能である。また、本実施形態の電力供給方法は、非常時用の発電機42で発電された電力に切り替えることは、第1電力系統から第1区画40に対して供給される電力が停止したときに、第2電力系統が使用可能である場合、発電機42で発電された電力及び第2電力系統から供給される電力を第1区画に供給すること、を備える。すなわち、第1ビル40へ電力を供給する配電線10が停電した際、第2電力系統(予備電力線30)が使用可能な場合、ガスタービン発電機42および第2電力系統(予備電力線30)の両方からの電力を第1ビル40に供給することができる。この場合、ガスタービン発電機42の負荷を軽減することができ、また、第1ビル40が停電した際における第1ビル40で使用可能な電力量をより多くすることができる。
また、制御システム80が一連の動作をシステムにて制御を行うように構成しているので、停電時及び復電時における電力の電力供給の切り替えを安全かつ正確に行うことができる。
<第3実施形態>
次に、第3実施形態を説明する。本実施形態において、上述の実施形態と同様の構成については、同じ符号を付してその説明を省略あるいは簡略化する。本実施形態の電力供給システムでは、各ビルの制御部と監視制御装置とが通信ネットワークで接続され、これらが互いに信号を送受信して連携することで電力の伝送経路の切り替えを実行する。なお、本実施形態の電力供給システムは、上記した第1実施形態及び第2実施形態のそれぞれに対応することができる。
図9は、本実施形態に係る電力供給システムの構成を示すブロック図である。図9に示すように、本実施形態に係る電力供給システムでは、受電設備41に相当する制御部40A,受電設備51に相当する制御部50A,受電設備61に相当する制御部60A,受電設備71に相当する制御部70Aが各ビル40,50,60,70それぞれに設けられている。制御部40A,50A,60A,70Aは、それぞれ、自身のビル内の電力の伝送経路の切り替えを実行する。すなわち、制御部40Aは、指令信号などを出力することにより遮断器CB2〜CB6の投入・開放を制御する。また、制御部50A,60A,70Aは、それぞれ、指令信号などを出力することにより受電用切替機器51a,61a,71aの切り替えを制御する。また、制御部40Aは、ガスタービン発電機42の制御を行う。また、制御部40A,50A,60A,70Aは、インターネットや移動体通信網、専用通信網などの通信ネットワーク200を通じて他の制御部との間で各種信号(制御信号など)を送受信する。なお、制御部40A,50A,60A,70Aが実行する電力の伝送経路の切り替えなどの制御は、上記した第1実施形態、あるいは上記した第2実施形態における電力の伝送経路の切り替えなどの制御と対応する。
監視制御装置110は、第1電力系統(変電所A〜D、配電線10,配電線21〜23)及び第2電力系統(変電所E、予備電力線30)を監視し制御する装置である。監視制御装置110は、例えば制御所100に設置され通信ネットワーク200を通じて他の制御部との間で各種信号を送受信する。
第1の実施形態では、制御システム80は、CB1開放検出(ステップS23)及び無電圧の所定時間(例えば8分)の検出に基づき予備電力線30の使用可否を判定している。
第3の実施形態では、更に予備電力線30の短絡などの電力事故情報を予備電力線30の使用可否判定に利用してもよい。例えば、監視制御装置110が予備電力線30の短絡などを検出し、監視制御装置110が制御システム80へ予備電力線30の短絡などの電力事故情報を送信する。制御システム80は図3に示すD6の遮断器CB5投入のためのAND条件に前記の電力事故情報を加え遮断器CB5を投入可能か否かを判定する。また、制御システム80は、図6に示すステップS67において、監視制御装置110による前記の電力事故情報を検出してもよい。
このように、第3実施形態では、第2電力系統(変電所E、予備電力線30)の電力事故情報を送信する監視制御装置110を備え、第1切替部(ここでは遮断器CB5)は、電力事故情報有無他に基づき、第2電力系統(予備電力線30)への電力供給を行う。このような構成によれば、短絡などの事故停止の場合は、第2電力系統(予備電力線30)を通じた発電機42からの電力の供給を行わないようにすることができる。すなわち、予備電力線30の短絡などが発生した場合は、発電機42から第2電力系統(予備電力線30)を介して第2ビル50,60,70に電力を送ることができない。従って、そのような場合には、第1切替部は発電機42からの電力を第2電力系統(予備電力線30)に送らないように制御することで安全な制御を実行することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は、上記実施形態に記載の範囲には限定されない。本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記実施形態に多様な変更又は改良を加えることが可能である。また、上記の実施形態で説明した要件の1つ以上は、省略されることがある。そのような変更又は改良、省略した形態も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記した実施形態を適宜組み合わせて適用することも可能である。
例えば、非常時用の発電機をガスタービン発電機42で構成していたが、その他の発電機(例えばディーゼル発電機など)であってもよい。また、第2ビル50,60,70のいずれかに発電機が設けられている場合でも、上記したように、第2ビル50,60,70のいずれかに対して第1ビル40の発電機42から電力を供給するように構成してもよい。特に、発電機の燃料が切れているような場合には有効である。
また、受電設備41,51,61,71などが計器用変成器を用いて電力停止(電圧値)を検出する構成としていたが、そのような構成に限定されず、計器用変成器以外の検出部を用いて電力停止を検出してもよい。また、検出部が各ビルの各配線の電力停止を検出することにより、第1電力系統や第2電力系統からの電力停止を検出するようにしてもよい。
また、監視制御装置110が、電力事故情報を制御システム80に送信していた。しかし、このような構成に限定されず、制御所の運転員などが予備電力線30を使用可能であるか否か確認し、使用可能であることを確認した場合に、ボタン押下等により信号を送信してもよい。また、電力供給システムの動作はすべて自動で行う必要はなく、必要に応じて作業者や管理者などによる手動操作が行われてもよい。また、作業者や管理者などによる手動操作も図3及び図4、並びに図5から図8に示した処理に限定されず、その他の処理も手動操作で行ってもよく、また図3及び図4、並びに図5から図8に示した処理の全部又は一部を自動で行ってもよい。また、遮断器の動作タイミングや、発電機の動作タイミングなども図2、図3及び図4、並びに図5から図8に示したタイミングに限定されず、適宜変更可能である。
また、第2ビル50,60,70はそれぞれ異なる配電線21,22,23を通じて配電されていたが、同じ配電線を通じて配電されてもよい。さらに、第1ビル40及び第2ビル50,60,70も同じ配電線を通じて配電されてもよい。
また、第1ビル40が、第1電力系統及び第2電力系統の両方から電力の供給が行われないようにするための機構(第1切替部、システム制御部80の機構)は、上記実施形態のものに限定されず、例えば、遮断機CB2が投入の時は遮断機CB6が開放され、且つ遮断機CB2が開放の時は、遮断機CB6が投入される機構であり、ただし、遮断機CB4が投入の時はこの機構が解除される機構であってもよい。また、この機構は、遮断機CB2が投入される時、且つ遮断機CB5が開放される時に、遮断機CB6が投入不能な機構であってもよい。また、この機構は、遮断機CB1が開放の時、又は遮断機CB2が開放の時(OR条件)、遮断機CB6が投入可能な機構であってもよい。また、この機構は、遮断機CB1が投入される時、及び遮断機CB6が投入される時(AND条件)、遮断機CB2が開放可能な機構でもよい。
10 配電線(第1電力系統)
21,22,23 配電線(第1電力系統)
30 予備電力線(配電線、第2電力系統)
35 無電圧検出装置
40 第1ビル(第1区画)
41 受電設備(第1切替部)
42 ガスタービン発電機(発電機)
43s 無電圧検出装置
43t 無電圧検出装置
50 第2ビルα(第2区画)
51 受電設備(第2切替部)
51a 受電用切替機器(第2切替部)
60 第2ビルβ(第2区画)
61a 受電用切替機器(第2切替部)
61 受電設備(第2切替部)
70 第2ビルγ(第2区画)
71 受電設備(第2切替部)
71a 受電用切替機器(第2切替部)
80 制御システム
110 監視制御装置
CB1 遮断器
CB2〜CB6 遮断器(第1切替部)

Claims (8)

  1. 電力を供給する電力供給システムであって、
    第1区画と第2区画とに電力を供給可能に設けられた第1電力系統と、
    前記第1区画と前記第2区画とに電力を供給可能に設けられた第2電力系統と、
    第1区画に設けられた非常時用の発電機と、
    前記第1区画に設けられ、前記第1電力系統から供給される電力と、前記第2電力系統から供給される電力と、前記発電機で発電された電力とを切り替え可能に接続された複数のスイッチを含む第1切替部と、
    第2区画に設けられ、前記第1電力系統から供給される電力と、前記第2電力系統から供給される電力とを切り替える第2切替部と、
    変電所から前記第2電力系統への電力供給を開放可能に設けられた遮断器と、
    を備え
    前記第1切替部は、前記第1電力系統から前記第2区画に対して供給される電力と、前記第2電力系統から前記第2区画に対して供給される電力と、がいずれも停止した場合、前記遮断器が開放していることを条件として、前記発電機で発電された電力が前記第2電力系統へ供給されるように切り替わり、
    前記第2切替部は、前記第1電力系統から前記第2区画に対して供給される電力と、前記第2電力系統から前記第2区画に対して供給される電力と、がいずれも停止した場合、前記第2電力系統から供給される電力が前記第2区画に供給されるように切り替わる
    ことを特徴とする電力供給システム。
  2. 前記第2電力系統の電圧を検出する無電圧検出装置
    を備え、
    前記遮断器は、前記無電圧検出装置が所定時間、無電圧を検出したことを条件として開放する
    ことを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
  3. 前記第1切替部は、前記第2電力系統から前記第2区画に対して供給される電力がいずれも停止した場合、前記第2電力系統の電力事故情報が検出されないことを条件として切り替わる
    ことを特徴とする請求項2に記載の電力供給システム。
  4. 前記第2切替部は、前記第1電力系統及び前記第2電力系統から前記第2区画に対して供給される電力の停止を検出した場合に、その旨を示す制御信号を前記発電機に送信し、
    前記発電機は、前記第2切替部から送信された前記制御信号を受信したことに基づき発電を開始する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか項に記載の電力供給システム。
  5. 前記第1電力系統から前記第1区画に対して供給される電力の停止を検出した場合、且つ前記第2電力系統が使用可能である場合、前記第1切替部は、前記発電機で発電された電力と、前記第2電力系統から供給される電力と、が前記第1区画に供給されるように切り替わる
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか項に記載の電力供給システム。
  6. 前記第1区画に設けられ、該第1区画における電力の伝送経路の切り替えを制御する第1制御部と、
    前記第2区画に設けられ、該第2区画における電力の伝送経路の切り替えを制御する第2制御部と、
    前記第1制御部と前記第2制御部とに通信接続され、電力供給システムにおける電力の伝送経路の切り替えを制御する監視制御装置と、
    を備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の電力供給システム。
  7. 前記第2電力系統に電力を供給する前記変電所は、前記第1電力系統に電力を供給する変電所とは異なる変電所である
    ことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の電力供給システム。
  8. 力を供給する電力供給方法であって、
    第1区画と第2区画とに電力を供給可能に設けられた第1電力系統と、
    前記第1区画と前記第2区画とに電力を供給可能に設けられた第2電力系統と、
    第1区画に設けられた非常時用の発電機と、
    前記第1区画に設けられ、前記第1電力系統から供給される電力と、前記第2電力系統から供給される電力と、前記発電機で発電された電力と、を切り替え可能に接続された複数のスイッチを含む第1切替部と、
    第2区画に設けられ、前記第1電力系統から供給される電力と、前記第2電力系統から供給される電力と、を切り替える第2切替部と、
    変電所から前記第2電力系統への電力供給を開放可能に設けられた遮断器と、
    を備える電力系統システムにおいて、
    前記第1切替部が、前記第1電力系統から前記第2区画に対して供給される電力と、前記第2電力系統から前記第2区画に対して供給される電力と、がいずれも停止した場合、前記遮断器が開放していることを条件として、前記発電機で発電された電力が前記第2電力系統へ供給されるように切り替わり、
    前記第2切替部が、前記第1電力系統から前記第2区画に対して供給される電力と、前記第2電力系統から前記第2区画に対して供給される電力と、がいずれも停止した場合、前記第2電力系統から供給される電力が前記第2区画に供給されるように切り替わる
    ことを特徴とする電力供給方法。
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