JPH01110023A - 複数系統受電設備 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は異系統または同一系統から供給される複数の
母線を連結する装置に関する。

〔従来の技術〕

長距離トンネル、海底トンネル、重要プラントなどでは
、電力供給の信穎性を確保するため２回線から受電する
ようにしている。第２図はこの２回線受電の従来の受電
設備を示したもので、図において、１．３．５．６．１
１．１３．１５はしゃ断器、２．１２は受電変圧器、４
は第１受電系統の母線、１４は第２受電系統の母線であ
る。

この受電設備においては、負荷Ａには、しゃ断器１．３
．５を閉じて第１の受電系統から電力を給電し、負荷Ｂ
には、しゃ断器１１．１３．１５を閉じて第２の受電系
統から電力を給電し、通常時は、下記の理由から、しゃ
断器６を開路している。

（ｌ）シゃ断器６を閉路すると、受電変圧器２と１２が
並列接続されるので、受電変圧器２と１２の下流のしゃ
断器およびしゃ断器６のしゃ断言量を該しゃ断器６を閉
路状態にする場合より大きくする必要があり（受電変圧
器２と１２が同一容量、同一インピーダンスの場合には
、２倍の容量を持たせる必要がある）、それに伴い配線
ケーブル等の容量も大きくなる。

（２）負荷ＡとＢのいずれか一方に短絡事故が発生した
場合、他方の負荷も影響を受ける。

（３）第１受電系統と第２受電系統が同じ電力会社ある
いは同じ管理下にない場合、系統管理が面倒である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

このように、従来の受電設備では、第１および第２の受
電系統の母ｆｌｉ４と１４はしゃ断器６を介して接続し
ているが、該しゃ断器６はいずれかの系統に事故等が発
生し、事故側のしゃ断器３もしくは１３が開路された場
合にのみ閉路されるので、両系統間での電力の授受は行
えないという問題があった。

この発明は上記した問題を解消するためになされたもの
で、設備費の増大を招くことなく、また、相手系統に影
響を与えることなく異なる受電系統間での電力の授受を
行わせることができる複数系統受電設備を提供すること
を目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明は上記目的を達成するため、直流側でリアクト
ルを介し互いに直列接続された第１および第２の交直電
力変換装置を異なる受電系統の母線間に挿入して、第１
の交直電力変換装置の交流側を第１の受電系統の母線に
、第２の交直電力変換装置の交流側を第２の受電系統の
母線に、それぞれ変圧器としゃ断器を介して接続するよ
うにしたものである。

〔作用〕

この発明では、受電系統間に電力の不平衡が生じた場合
、電力に余剰が生じている系統に接続された交直電力変
換装置を順変換装置として作動させ、他方の交直電力変
換装置を逆変換装置として作動させることにより両系統
を、受電側で、平衡させることができる。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図について説明する。

第１図において、９゛は第１の交直電力変換装置、１９
は第２の交直電力変換装置であって、再装置は、前者の
直流側正極と後者の直流側負極との間に挿入された直流
リアクトクｌＯを介して直列に接続されており、第１の
交直電力変換装置９の交流側は変圧器８としゃ断器７を
介して第１の受電系統の母線４に、第２の交直電力変換
装置１９の交流側は変圧器１Ｂとしゃ断器１７を介して
第１の受電系統の母線４に、それぞれ接続されている。

他の構成は第２図のものと同じであるので。

同一符号を付して示しである。

この構成においては、第１の交直電力変換装置９を順変
換装置として動作させ、第２の交直電力変換装置１９を
逆変換装置として動作させることにより二母線４側から
母線１４側へ電力を送ることができ、逆に、第２の交直
電力変換装置１９を順変換装置として動作させ、第１の
交直電力変換装置９を逆変換装置として動作させること
により、母線１４側から母線４側へ電力を送ることがで
き、直流リアクトル１０を流れる直流回路の電流と電圧
の積を調整することにより授受電力を制御することがで
きる。

この実施例では、例えば、負荷Ａが負荷Ｂに比して重負
荷となった場合、第１の交直電力変換装置９を逆変換装
置として動作させて、母線１４側から母線４側へ電力を
送ることにより、両受型系統間の不平衡は解消すること
ができ、電力を有効に利用することができる。

本実施例では、受電側で、系統間型力の授受を行うこと
ができるので、例えば、別々の管理下にある系統から受
電する場合でも、面倒なことは生じない。

なお、例えば、第１の受電系統の母線４に自家発電装置
が接続されており、母線間授受電力の潮流が、常に、母
線１４側が下流となる場合には、第１の交直電力変換装
置９の主回路を整流素子（ダイオード）だけからなる整
流装置で構成する。

〔発明の効果〕 この発明は以上説明した通り、別々の系統から受電する
母線間を、交直電力変換装置を介して接続したことによ
り、受電側で、電力の授受を行わせることができるので
、電力を有効利用することができ、しかも、受電側のし
ゃ断器等の容量を増やすことなく経済的に上記効果を得
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例を示す系統図、第２図は従来
の受電設備を示す系統図である。 図において、４．１４−・−母線、７．１７・・・しゃ
断器、８．１８−変圧器、９．１９−・・・交直電力変
換装置、１０・・−直流リアクトル。 なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　第１の送電系統から受電する第１の受電系統と、第２
   の送電系統から受電する第２の受電系統とを有する系統
   受電設備において、第１の受電系統の母線と第２の受電
   系統の母線との間に、直流側でリアクトルを介し互いに
   直列接続された第１および第２の交直電力変換装置を挿
   入して第１の交直変換装置の交流側を第１の受電系統の
   母線に、第２の交直電力変換装置の交流側を第２の受電
   系統の母線に、それぞれ変圧器としや断器を介して接続
   したことを特徴とする複数系統受電設備。