JP4698085B2 - データマップ作成支援装置、データマップ作成支援方法、データマップ作成支援プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及びデータマップ作成支援プログラム。 - Google Patents

データマップ作成支援装置、データマップ作成支援方法、データマップ作成支援プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及びデータマップ作成支援プログラム。 Download PDF

Info

Publication number
JP4698085B2
JP4698085B2 JP2001239660A JP2001239660A JP4698085B2 JP 4698085 B2 JP4698085 B2 JP 4698085B2 JP 2001239660 A JP2001239660 A JP 2001239660A JP 2001239660 A JP2001239660 A JP 2001239660A JP 4698085 B2 JP4698085 B2 JP 4698085B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
link
creation support
map creation
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2001239660A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2003050827A (ja
Inventor
校 渡部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2001239660A priority Critical patent/JP4698085B2/ja
Publication of JP2003050827A publication Critical patent/JP2003050827A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4698085B2 publication Critical patent/JP4698085B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、表データ及びその表データへのリンクを設定したオブジェクトを用いて、表データの閲覧・分析を効率的・効果的に行うためのデータマップを作成するデータマップ作成支援装置、データマップ作成支援方法、データマップ作成支援プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及びデータマップ作成支援プログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば特許調査結果などを分析するにあたり、分野別・出願人別に分類して各分類毎に表データ形式にまとめたり、また、各分類毎の件数を計数してグラフで表したり、あるいは複数の特定の記号を図形上の特定の位置に配置して表すなど、いわゆるパテントマップ(以下、データマップと称する)を作成する作業が行われている。
【0003】
従来のデータマップの例を図9〜図11に示す。
【0004】
図9(a)は、出願人毎の件数を棒グラフで表したものであり、図9(b)は各出願人・分類毎の出願件数に応じたサイズの丸印を2次元マップ上に配置したものである。
【0005】
図10は、特開平6−231141号公報に記載のパテントマップ作成支援システムの説明図である。
【0006】
この公報に記載のパテントマップ作成支援システムでは、分類コードを付与した特許情報を特許データベース収録部に蓄積しており、図表の種類、図表の縦軸及び横軸の要素などをパラメータとして与えると、指定されたパラメータに応じて図10(a)に示すようなデータマップが生成・表示される。データマップが表示された状態において、構成要素(例えば小分類)の1つをマウスで選択すると、図10(b)に示すように、選択された構成要素に含まれる特許情報の一覧が表示される。さらに特許情報の一覧が表示された状態において、その1つをマウスで選択すると、その選択された特許のイメージ情報が図10(c)に示すような態様で表示される。
【0007】
図11(a)は、自転車の各構成要素毎の出願件数を丸印の数で表したものであり、図11(b)は各分類毎の出願件数に応じたサイズの丸印を機能系統図上に配置したものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
図9や図10に示したようなグラフやデータマップは、パーソナルコンピュータと、いわゆる表計算ソフト(例えばマイクロソフト株式会社のEXCEL(登録商標))と呼ばれるソフトウェアや、特開平6−231141号公報に記載のパテントマップ作成支援システムなどによって作成することができる。
【0009】
しかしながら、図11に示したように、ある特定の画像や図形上の特定の位置に、出願件数などのデータ量に応じた数やサイズの記号(以下、図形オブジェクトと称する)を配置するようなデータマップを作成するシステムは実現されておらず、現状では、一般的な表計算ソフトと図形作成ソフトを用いて、ユーザが件数に応じた態様(数やサイズ等)の図形オブジェクトを手作業で作成し、画像上に配置する方法しかない。この方法では、データマップを作成した後に、データの追加や削除を行った場合、その変更されたデータ量に応じて図形オブジェクトの態様を手作業にて修正しなければならないという問題がある。
【0010】
また、手作業で図形オブジェクトを作成し画像上の特定位置に配置する方法の場合、図10で説明したような機能、つまり構成要素(図形オブジェクト)がマウスで選択されると、その構成要素に含まれる特許情報の一覧表やイメージ情報を表示する機能(以下、リンク機能と称する)を実現することはできない。
【0011】
なお、マイクロソフト株式会社のEXCELでは、図形オブジェクトにリンク情報を手作業で設定することは可能であるが、データ量に応じた図形オブジェクトの作成と、その図形オブジェクトに対するリンク情報の設置という煩雑な作業を、必要な図形オブジェクトの数だけ繰り返して実行しなければならない。
【0012】
本発明は、以上のような課題を解決すべくなされたもので、画像上の任意の位置に、データ量に応じた数やサイズでかつデータへのリンクが設定された図形オブジェクトを配置したデータマップを簡単に作成することのできるデータマップ作成支援装置、データマップ作成支援方法、データマップ作成支援プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及びデータマップ作成支援プログラムの提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明のデータマップ作成支援装置は、表データを入力する表データ入力手段と、前記入力された表データを記憶する表データ記憶手段と、前記記憶された表データ内における所望のデータを指定させるデータ指定手段と、前記指定されたデータのデータ量を計数するデータ量計数手段と、前記データの指定及び前記データ量の計数に基づいて、配置位置が移動可能であり前記計数されたデータ量に応じた態様であるリンクオブジェクトを生成するとともに、該生成されたリンクオブジェクトに前記指定されたデータへのリンクを設定するリンクオブジェクト生成手段と、前記生成されたリンクオブジェクトを所定の位置に配置するオブジェクト配置手段とを備えていることによって特徴づけられる。
【0014】
この発明のデータマップ作成支援装置によれば、データへのリンクを設定したリンクオブジェクトを所定の位置に配置させることができるので、操作性が良く活用しやすいデータマップを容易に作成することができる。この発明のデータマップ作成支援装置によれば、リンクオブジェクトを、データのデータ量に応じた態様で表示することができるので、見やすくて内容を理解しやすいデータマップを作成することができる。
【0015】
本発明のデータマップ作成支援装置において、画像データを入力する画像データ入力手段と、前記入力された画像データを表示する画像表示手段と、前記所定の位置に配置されたリンクオブジェクトの移動先位置を指定させ位置指定手段と更に備え前記オブジェクト配置手段は、前記指定された移動先位置に、前記表示された画像データ上に重畳して、前記リンクオブジェクトを配置するように構成してもよい。
【0016】
この発明のデータマップ作成支援装置によれば、リンクオブジェクトを、任意の画像上の所定の位置に配置することが可能であるので、見やすくて内容を理解しやすいデータマップを作成することができる。
【0017】
本発明のデータマップ作成支援装置は、前記データ指定手段によって指定されたデータを編集するデータ編集手段と、データ編集の終了を判断する判断手段と、前記編集された後のデータのデータ量に基づいて、前記リンクオブジェクトの態様を修正する修正手段とを更に備えていてもよい。
【0019】
本発明のデータマップ作成支援装置において、前記表データ入力手段は、複数の分類された表データ力可能であり、前記表データ記憶手段は、入力された前記複数の分類された表データを記憶可能であり、前記データ指定手段は、記憶された前記複数の分類された表データを指定させることが可能であり、前記データ量計数手段は、指定された前記複数の分類された表データについて、各表データのデータ量を計数可能であり、前記リンクオブジェクト生成手段は、前記指定された複数の分類された表データについて、配置位置がそれぞれ移動可能であり前記計数された各表データのデータ量にそれぞれ応じた態様であるリンクオブジェクトを複数生成するとともに、該生成された複数のリンクオブジェクトに前記指定された複数の分類された表データへのリンクをそれぞれ設定することにより、複数のリンクオブジェクトを一括して生成し、前記オブジェクト配置手段は、前記生成された複数のリンクオブジェクトを、複数の所定の位置にそれぞれ配置するように構成してもよい。
【0020】
この発明のデータマップ作成支援装置によれば、複数の表データの各々へのリンクを設定したリンクオブジェクトを一括して生成し、それらを各々の配置位置に一括して配置することができるので、前記したような操作性が良くて内容が理解しやすいデータマップを容易に作成することができる。
【0021】
本発明のデータマップ作成支援装置において、前記リンクオブジェクト生成手段は、前記複数の分類された表データのうち、最もデータ量の多い表データのデータ量、及び表データのデータ量に応じた態様リンクオブジェクトを複数生成するように構成してもよい。
【0022】
この発明のデータマップ作成支援装置によれば、複数の表データうち、最もデータ量の多い表データのデータ量、及び各々の表データのデータ量に応じた態様のリンクオブジェクトを各々生成することが可能であり、適切な態様のリンクオブジェクトを生成することができるので、見やすくて内容を理解しやすいデータマップを作成することができる。
【0023】
本発明のデータマップ作成支援装置において、前記データ量計数手段によって計数されたデータ量を数字で表し、かつ配置位置が移動可能である数量オブジェクトを生成する数量オブジェクト生成手段を更に備え、前記オブジェクト配置手段は、前記数量オブジェクト生成手段にて生成された数量オブジェクトを、前記リンクオブジェクト生成手段にて生成されたリンクオブジェクトとグループ化して、所定の位置に配置するように構成してもよい。
【0024】
この発明のデータマップ作成支援装置によれば、リンクオブジェクトとグループ化した数量オブジェクトにより、データのデータ量を数値にて表示することができるので、見やすくて内容を理解しやすいデータマップを作成することができる。
【0025】
本発明のデータマップ作成支援方法は、表データ入力手段と表データ記憶手段とデータ指定手段とデータ量計数手段とリンクオブジェクト生成手段とオブジェクト配置手段とを備えているデータマップ作成支援装置によって実行されるデータマップ作成支援方法であって、前記表データ入力手段が、表データを入力するステップと、前記表データ記憶手段が、前記入力された表データを記憶するステップと、前記データ指定手段が、前記記憶された表データ内における所望のデータを指定させるステップと、前記データ量計数手段が、前記指定されたデータのデータ量を計数するステップと、前記データの指定及び前記データ量の計数に基づいて、前記リンクオブジェクト生成手段が、配置位置が移動可能であり前記計数されたデータ量に応じた態様であるリンクオブジェクトを生成するとともに、該生成されたリンクオブジェクトに前記指定されたデータへのリンクを設定するステップと、前記オブジェクト配置手段が、前記生成されたリンクオブジェクトを所定の位置に配置するステップを有することを特徴とする。
【0026】
本発明のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、表データ入力手段と表データ記憶手段とデータ指定手段とデータ量計数手段とリンクオブジェクト生成手段とオブジェクト配置手段とを備えているデータマップ作成支援装置としてコンピュータを機能させるためのデータマップ作成支援プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、前記表データ入力手段が、表データを入力するステップと、前記表データ記憶手段が、前記入力された表データを記憶するステップと、前記データ指定手段が、前記記憶された表データ内における所望のデータを指定させるステップと、前記データ量計数手段が、前記指定されたデータのデータ量を計数するステップと、前記データの指定及び前記データ量の計数に基づいて、前記リンクオブジェクト生成手段が、配置位置が移動可能であり前記計数されたデータ量に応じた態様であるリンクオブジェクトを生成するとともに、該生成されたリンクオブジェクトに前記指定されたデータへのリンクを設定するステップと、前記オブジェクト配置手段が、前記生成されたリンクオブジェクトを所定の位置に配置するステップとをコンピュータに実行させるためのデータマップ作成支援プログラムを記憶していることを特徴とする。
【0027】
本発明のデータマップ作成支援プログラムは、表データ入力手段と表データ記憶手段とデータ指定手段とデータ量計数手段とリンクオブジェクト生成手段とオブジェクト配置手段とを備えているデータマップ作成支援装置としてコンピュータを機能させるためのデータマップ作成支援プログラムであって、前記表データ入力手段が、表データを入力するステップと、前記表データ記憶手段が、前記入力された表データを記憶するステップと、前記データ指定手段が、前記記憶された表データ内における所望のデータを指定させるステップと、前記データ量計数手段が、前記指定されたデータのデータ量を計数するステップと、前記データの指定及び前記データ量の計数に基づいて、前記リンクオブジェクト生成手段が、配置位置が移動可能であり前記計数されたデータ量に応じた態様であるリンクオブジェクトを生成するとともに、該生成されたリンクオブジェクトに前記指定されたデータへのリンクを設定するステップと、前記オブジェクト配置手段が、前記生成されたリンクオブジェクトを所定の位置に配置するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
【0029】
図1は、本発明のデータマップ作成支援装置の実施形態の構成を示すシステムブロック図である。
【0030】
図1のデータマップ作成支援装置は、一般的なパーソナルコンピュータと同様な構成となっており、中央制御装置100(以下、CPU100と称する)、データメモリ200、プログラムメモリ300、表示部400、入力部500及び外部記憶部600などを備えている。データマップ作成支援装置を構成する各機能部は互いに接続されている。なお、各機能部の詳細は後述する。
【0031】
図2は、図1のデータマップ作成支援装置を用いて作成したデータマップの一例を示す図である。この例のデータマップは、自転車の各部位ごとの特許出願件数に応じたサイズの図形オブジェクトを、自転車の図面上の所定位置に配置した特許マップである。
【0032】
図2(a)に示すように、表示部400には、自転車の図面405と、ハンドルに関する特許の出願件数に応じたサイズの図形オブジェクト406と、その出願件数を数値で表した数量オブジェクト407などが表示される。なお、これら自転車の図面405、図形オブジェクト406及び数量オブジェクト407などが配置されるページ(シート)を、以下、「マップシート401」と称する。
【0033】
マップシート401には、データ入力・編集ボタン402、図形オブジェクト作成ボタン403、終了ボタン404等のコマンドボタンが配置されている。これらの説明は後述する。
【0034】
図形オブジェクト406には、データマップ作成支援装置によって、ハンドルに関する特許の表データの先頭位置へのリンクが設定されている。従って、ユーザが、図形オブジェクト406を、後述するマウス510等によってクリックすると、図2(b)に示すように、表示部400にハンドルに関する特許の表データ411が表示される。なお、図2(b)に示すように表データ411が配置されるページ(シート)を、以後「データシート410」と称する。
【0035】
データシート410には、戻るボタン409等のコマンドボタンが配置されている。戻るボタン409には、データマップ作成支援装置によって、マップシート401の先頭位置へのリンクが設定されている。従って、ユーザが戻るボタン409をマウス510等によってクリックすると、図2(a)に示すように表示部400にマップシート401が表示される。
【0036】
なお、表示部400の下部には、現在表示されているシートを示すタグと、クリックすることで指定のシートを表示させることのできるタグが表示されており、それらタグのクリック操作により表示するシートを選択することができる。例えば図2(a)において、「ハンドル」データシートタグ408をマウス510にてクリックすると、図2(b)に示すように、「ハンドル」データシートが表示され、図2(b)において、マップシートタグ412をマウス510にてクリックすると、図2(a)に示すようにマップシート401が表示される。
【0037】
このように、表示部400の下部に各シートに対応するタグを複数表示し、その1つをクリックすると、そのタグに応じたシートを表示部400に表示する技術は公知である。例えば前述のマイクロソフト株式会社のEXCEL等で実現されているので、その詳細な説明は省略する。
【0038】
次に、図1に示すデータマップ作成支援装置の各機能部の詳細を説明する。
【0039】
CPU100は、プログラムメモリ300に記憶されている各種制御プログラムに基づいて動作し、データマップ作成支援装置全体を制御する。また、後述する図3、図6及び図8に示す各フローチャートはCPU100の動作によって実現される。
【0040】
データメモリ200は、半導体メモリもしくは磁気記憶媒体であって、データマップ作成支援装置を動作させるのに必要なデータや、入力部500あるいは外部記憶部600から入力されたデータが記憶される。データメモリ200は、表データ記憶領域210、図形オブジェクトデータ記憶領域220、背景画像データ記憶領域230、その他データ記憶領域240に区分されている。
【0041】
表データ記憶領域210には、例えば所定の分類や出願人毎にまとめられた、複数の特許調査結果一覧表データが記憶される。例えば図2に示したような、自転車のハンドルに関する特許の表データ411がデータシート1記憶領域211に記憶され、タイヤに関する特許の表データがデータシート2記憶領域212に記憶される。
【0042】
図形オブジェクトデータ記憶領域220には、マップシート401上に配置される複数の図形オブジェクト(図形オブジェクト406、数量オブジェクト407など)のプロパティ(属性)データ(図形オブジェクトのID、形、色、サイズ、配置位置、リンク先位置など)が、図形オブジェクト1データ記憶領域221、図形オブジェクト2データ記憶領域222などにそれぞれ記憶される。
【0043】
通常、図形オブジェクト1データ記憶領域221のリンク先位置プロパティには、データシート1記憶領域211の先頭位置を示す値が記憶され、図形オブジェクト2データ記憶領域222のリンク先位置プロパティには、データシート2記憶領域212の先頭位置を示す値が記憶される。例えば、図2(a)の図形オブジェクト406のリンク先位置プロパティは、図2(b)の表データ411の左上位置すなわち「A列2行目」が設定されている。
【0044】
ただし、リンク先位置プロパティの値は任意に変更可能である。例えば、図形オブジェクト1データ記憶領域221のリンク先位置プロパティに、データシート2記憶領域212の先頭位置を示す値を記憶したり、図形オブジェクト2データ記憶領域222のリンク先位置プロパティに、データシート1記憶領域211の途中位置を示す値を記憶させることもできる。
【0045】
背景画像データ記憶領域230には、マップシート401上に配置される画像(例えば図2(a)の自転車の図面405など)のデータが記憶される。その他データ記憶領域240には、データマップ作成支援装置を動作させるのに必要な変数データなどが記憶される。
【0046】
表データ記憶領域210、図形オブジェクトデータ記憶領域220、及び背景画像データ記憶領域230の内容は、1つのファイルにまとめて外部記憶部600に記憶することができ、また呼び出すこともできる。この実施形態では、ファイルを「ブック」と称する。外部記憶部600には、複数のブックを永続的に記憶させておくことが可能である。
【0047】
プログラムメモリ300には、データマップ作成支援プログラム310とデータマップ表示プログラム320が記憶されている。
【0048】
データマップ作成支援プログラム310には、背景画像データ入力プログラム311と、表データ入力・編集プログラム312と、図形オブジェクト生成プログラム313と、図形オブジェクト修正プログラム314と、図形オブジェクト移動プログラム315とが含まれている。
【0049】
背景画像データ入力プログラム311には、例えば、入力部500に含まれるイメージスキャナ530を制御して画像データを入力したり、同じく入力部500に含まれるマウス510によって入力される指示に基づいて図形データや画像データを作成し、背景画像データ記憶領域230に記憶させる処理手順などが記載されている。
【0050】
表データ入力・編集プログラム312には、例えば、外部記憶部600から特許調査結果一覧表データを読み込んだり、入力部500に含まれるキーボード520によって入力された表データを、表データ記憶領域210へ記憶させる処理手順、及び、表データ記憶領域210に記憶された表データを編集(データの追加・削除・修正)する処理手順などが記載されている。
【0051】
図形オブジェクト生成プログラム313には、図形オブジェクトのプロパティ(ID、形、色、サイズ、配置位置、リンク先位置など)を決定し、図形オブジェクトデータ記憶領域220に記憶する処理手順が記載されている。
【0052】
図形オブジェクト修正プログラム314には、図形オブジェクト生成プログラム313に基づいて生成された図形オブジェクトの各種プロパティを修正する処理手順が記載されている。
【0053】
図形オブジェクト移動プログラム315には、図形オブジェクト生成プログラム313に基づいて生成された図形オブジェクトの配置位置プロパティを、マウス510またはキーボード520の指示に応じて修正する処理手順が記載されている。
【0054】
データマップ表示プログラム320には、背景画像表示プログラム321と、図形オブジェクト表示プログラム322と、リンク指示対応プログラム323と、データシート表示プログラム324とが含まれている。
【0055】
背景画像表示プログラム321には、背景画像データ記憶領域230に記憶されている背景画像データを表示部400に表示する処理手順が記載されている。
【0056】
図形オブジェクト表示プログラム322には、図形オブジェクトデータ記憶領域220に記憶されている図形オブジェクトデータに基づいて、表示部400に表示した背景画像上に図形オブジェクトを表示する処理手順が記載されている。
【0057】
リンク指示対応プログラム323には、表示部400に表示した図形オブジェクトがマウス510等によってクリックされたとき、その図形オブジェクトのリンク先位置プロパティに基づいた動作(リンク先シートの表示指示など)を行う処理手順が記載されている。
【0058】
データシート表示プログラム324には、リンク先として指定されている表データを、表示部400に表示する動作の詳細な処理手順が記載されている。
【0059】
以上の各プログラムは、以下に示すフローチャートで説明する順に実行されるものである。その実行手順が記載されているプログラムもプログラムメモリ300内に記憶されている。
【0060】
ここで、以上の各プログラムは、予めプログラムメモリ300内に記憶されていてもよいし、データマップ作成支援装置の電源が投入された際などに、外部記憶部600から読み込んで記憶するようにしてもよい。あるいは、図示しないホストコンピュータから通信回線経由でダウンロードされて記憶されるようにしてもよい。
【0061】
表示部400は、前記したマップシート(データマップ:背景画像・図形オブジェクトを含むシート)、データシート(分類された表データ)などを表示することが可能なCRTやLCDなどの表示装置及び表示制御装置である。
【0062】
入力部500は、前記したように、マウス510等のポインティングデバイス、キーボード520等の文字入力装置、イメージスキャナ530等の画像入力装置などによって構成されている。
【0063】
外部記憶部600は、ハードディスク、CD−ROM、光磁気ディスクなどの記憶装置及び記憶媒体である。
【0064】
図3は、図1のデータマップ作成支援装置の概略動作手順を示すフローチャートである。この図3のフローチャート及び後述する図6及び図8のフローチャートは、プログラムメモリ300に記憶されているプログラムに基づいて、CPU100が動作することにより実現される。
【0065】
データマップ作成支援装置の動作が開始されると、まず、入力部500の操作により、新規にデータマップ(マップシート及びデータシート)を作成するのか、既存のデータマップ(外部記憶部600に記憶されているブック)を読み込むのかを選択する(ステップS1)。
【0066】
入力部500の操作により、新規のデータマップを作成すると入力された場合、ステップS2において、新規マップシート(背景画像や図形オブジェクトを配置するためのベースとなる無地のページ)を生成して表示部400に表示する。
【0067】
図4(a)に、新規のマップシート401を表示部400に表示した状態を示す。この図4(a)の表示画面には、データ入力・編集ボタン402、図形オブジェクト作成ボタン403、終了ボタン404等のコマンドボタンも同時に表示される。
【0068】
ステップS3では、背景画像データ入力プログラム311と背景画像表示プログラム321に基づいて、背景画像データをイメージスキャナ530や外部記憶部600から読み込んで、背景画像データ記憶領域230に記憶するとともに、新規のマップシート401上に表示してステップS6へ移行する。
【0069】
図4(b)に、マップシート401上に背景画像(自転車の画像405)を表示した状態を示す。
【0070】
一方、ステップS1において、入力部500の操作により既存のブックを読み込むと入力された場合、ステップS4において、外部記憶部600に記憶されている複数のブックの1つを選択して読み込み、表データ記憶領域210、図形オブジェクトデータ記憶領域220、背景画像データ記憶領域230に記憶する。
【0071】
ステップS5では、背景画像表示プログラム321に基づいて、背景画像データ記憶領域230に記憶された背景画像(既存マップシート)を表示部400に表示し、さらに、図形オブジェクト表示プログラム322に基づいて、図形オブジェクトデータ記憶領域220に記憶の複数の図形オブジェクトを、前記した背景画像上の所定の位置に、所定のサイズで(各図形オブジェクトデータのプロパティに基づいて)表示する。また、表データ記憶領域210に記憶の表データ(データシート)に対応するタグ、各表データのデータ件数を表した数量オブジェクトも表示する。表示処理終了後、ステップS6へ移行する。
【0072】
図5(b)に、背景画像(自転車の画像405)、図形オブジェクト406、数量オブジェクト407、及びデータシートタグ408を表示した状態を示す。
【0073】
ステップS6では、入力部500からデータの入力・編集指示が入力されたか否かを判断し、入力された場合は図6のステップS21へ移行する。なお、データの入力・編集指示は、マウス510を用いてデータ入力・編集ボタン402をクリックする操作などによって入力する。
【0074】
次に、データの入力・編集処理を図6のフローチャートを参照しながら説明する。
【0075】
まず、データ入力・編集ボタン402がクリックされると、ステップS21において、新規にデータシートを作成するか、既に作成されているデータシートを編集するかを、ダイアログボックス(対話ウィンドウ)を表示してユーザに問い合わせ、新規に作成する場合はステップS22へ移行し、既存のデータシートを編集する場合はステップS28へ移行する。
【0076】
ステップS22では、ユーザがキーボード520などを用いて、新規データシートの名称を入力する。例えば図4(b)に示す状態から、自転車のハンドルに関する特許の表データを新規作成したい場合、「ハンドル」と入力する。
【0077】
ステップS23では、新規データシート(データが末入力の無地の表)を作成して表示部400に表示する。図7に、新規のデータシート410を表示部400に表示した状態を示す。この図7の表示画面には、戻るボタン409、終了ボタン404等のコマンドボタンも同時に表示される。
【0078】
以上のステップS22〜ステップS23の処理は、表データ入力・編集プログラム312及びデータシート表示プログラム324に基づいて実行される。
【0079】
ステップS24では、データの件数を示す変数nに0を代入する。なお、変数データはデータメモリ200内のその他データ記憶領域240に記憶される。
【0080】
ステップS25では、変数nの値に応じた態様の図形オブジェクト、例えば変数nの値に比例するサイズの黒丸印の図形を生成する。さらに、変数nの値を数値で表した数量オブジェクトも生成する。
【0081】
なお、数量オブジェクトは、一般にテキストボックスと呼ばれる図形オブジェクトの一種であり、プロパティとしてテキストデータを記憶できる。このテキストデータプロパティに、前記した数値nの値を記憶する。
【0082】
生成した図形オブジェクト及び数量オブジェクトは、グループ化設定するなど互いに対応付けておくと、配置位置を移動させるときなどに便利である。複数の図形オブジェクト同士をグループ化させる技術は公知であるので、その詳細説明は省略する。
【0083】
ステップS26では、ステップS25において生成した図形オブジェクトのリンク先位置プロパティを、ステップS23で生成したデータシート410上の所定の位置、例えば先頭行・先頭桁位置となるように設定する。図7の例では、A列2行目のセルを設定している。
【0084】
なお、データシート410は、図7に示すように、複数のデータ入力可能な欄(これを「セル」と呼ぶ)から構成されており、列方向にはA,B,C・・が、行方向には1,2,3・・の符号が割り振られている。
【0085】
ステップS27では、上記図形オブジェクトの配置位置プロパティを、ステップS2で表示した新規のマップシート401、あるいはステップS5で表示した既存のマップシート401上の所定位置(例えば左上座標)に設定し、さらに、数量オブジェクトの配置位置プロパティを図形オブジェクトの配置位置の近傍に設定してステップS31へ移行する。
【0086】
なお、ステップS24〜ステップS27において生成・設定した、図形オブジェクト及び数量オブジェクトに関するデータ、すなわち図形オブジェクト・数量オブジェクトのID、形、色、サイズ、配置位置、リンク先位置、テキストデータなどのプロパティデータは、図形オブジェクトデータ記憶領域220に記憶される。
【0087】
以上のステップS24〜ステップS27の処理は、図形オブジェクト生成プログラム313に基づいて実行される。
【0088】
一方、ステップS21において新規のデータシートを作成しない場合、すなわち既存のデータシートを編集すると指示された場合、ステップS28において既存のどのデータシートを編集するかユーザに選択させる。選択操作は、データシートタグ408をマウス510でクリックする等で行う。なお、既存のデータシートとは、以前にステップS22〜ステップS27の処理によって既に作成されているデータシートのことである。
【0089】
ステップS29では、選択(指定)されたデータシート410を表示部400に表示する。
【0090】
以上のステップS28〜ステップS29の処理は、データシート表示プログラム324に基づいて実行される。
【0091】
ステップS30では、ユーザがキーボード520等を用いてデータの追加入力・削除・修正などの編集作業を行う。
【0092】
ステップS31では、ユーザによるデータの編集が終了したか否かを、終了ボタン404がクリックされたか否か、あるいは戻るボタン409やマップシートタグ412がクリックされたか否かによって判断し、終了していればステップ32へ移行し、そうでなければステップS30へ移行して編集作業を継続する。
【0093】
以上のステップS30〜ステップS31の処理は、表データ入力・編集プログラム312に基づいて実行される。
【0094】
ステップS32では、データシート410上に入力された表データ411のデータ量、例えばデータ件数、すなわち表の行数を変数nに代入する。表データ411からデータ件数を取得するには、例えば、ステップS26で設定したリンク先位置(セル)から下方向に、セルごとにデータが入力されているか否かを順次判定し、最初にデータの入力されていないセルが現れるまでの行数をカウントするとよい。
【0095】
なお、ステップS32において、例えば各データに重要度データを入力しておき、その重要度に応じてデータ量を演算したり、出願日などの年代を考慮してデータ量を演算するようにしてもよい。
【0096】
ステップS33では、変数nの値に応じてステップS25で生成された図形オブジェクト及び数量オブジェクトのプロパティデータを修正する。
【0097】
以上のステップS32〜ステップS33の処理は、図形オブジェクト修正プログラム314に基づいて実行される。
【0098】
ステップS34では、背景画像表示プログラム321及び図形オブジェクト表示プログラム322に基づいて、表示部400にマップシート401を表示し、図3のステップS6へと戻る。このとき、背景画像データ記憶領域230及び図形オブジェクトのプロパティデータに基づいて、マップシート401上に背景画像及び図形オブジェクトを重畳して表示する。
【0099】
図5(a)に、ステップS25〜ステップS27で生成・設定された図形オブジェクト406及び数量オブジェクト407をマップシート401上に重畳して表示した状態を示す。
【0100】
図3のステップS6に戻り、このステップS6において、入力部500からデータの入力・編集指示が入力されていないと判断した場合、ステップS7へ移行する。
【0101】
ステップS7では、入力部500から図形オブジェクトの移動指示が入力されたか否かを判断し、入力された場合はステップS8へ移行する。図形オブジェクトの移動指示は、ユーザが、例えばマウス510を用いて所望の図形オブジェクトあるいは対応する数量オブジェクトをドラッグ&ドロップ操作することによって行う。
【0102】
ステップS8では、前記ドラッグ&ドロップ操作された図形オブジェクトの配置位置プロパティの値を、ドロップされた座標位置に修正する。また、対応する数量オブジェクトの配置位置プロパティの値も同様の値に修正し、ステップS6へ戻る。なお、ドロップ操作は、マップシート401上の任意の位置で可能であり、例えばステップS3またはステップS5で表示した背景画像上の重なる位置であってもよい。
【0103】
ステップS8の移動処理により、図5(a)において、左上に配置されていた図形オブジェクト406及び数量オブジェクト407は、ユーザのドラッグ&ドロップ操作により、例えば図5(b)に示すように右方向へ移動させ、自転車のハンドル画像の近傍に配置させることができる。これにより、図形オブジェクト406はハンドルに関するデータにリンクされている図形オブジェクトであることを容易に理解することができる。
【0104】
なお、図5(b)における引出線413は、さらに理解しやすいようにユーザが任意に作成した線図形オブジェクトである。
【0105】
以上のステップS7〜ステップS8の処理は、図形オブジェクト移動プログラム315に基づいて実行される。
【0106】
一方、ステップS7において図形オブジェクトの移動指示が入力されていないと判断した場合、ステップS9へ移行する。
【0107】
ステップS9では、入力部500からリンク先表示指示が入力されたか否かを判断し、入力された場合はステップS10へ移行する。リンク先表示指示は、ユーザが、例えばマウス510を用いて所望の図形オブジェクトをクリック操作することによって行う。
【0108】
ステップS10では、クリック操作された図形オブジェクトのリンク先位置プロパティを参照し、リンク先に指定されているセルが含まれるデータシートを、そのセルが表示画面の上端に位置するように、表示部400に表示して図6のステップS31へ移行する。
【0109】
以上のステップS9〜ステップS10の処理は、リンク指示対応プログラム323及びデータシート表示プログラム324に基づいて実行される。
【0110】
一方、ステップS9においてリンク先表示指示が入力されていないと判断した場合、ステップS11へ移行する。
【0111】
ステップS11では、入力部500から図形オブジェクト作成指示が入力されたか否かを判断し、入力された場合は図8のステップS41へ移行する。図形オブジェクト作成指示は、ユーザが、例えばマウス510を用いて図形オブジェクト作成ボタン403をクリック操作することによって行う。
【0112】
図8は、既存のデータシートの所望の位置にリンクを設定した図形オブジェクトを作成する処理を示すフローチャートである。
【0113】
ここで、既存のデータシートとは、前記したステップS22〜ステップS27の処理によって、予め作成されたデータシートあるいは従来の技術で作成されたデータシートすなわち従来の一般的に表計算ソフト、あるいはスプレッドシートソフト等と呼ばれているソフトウェアで作成されたシートのことである。
【0114】
本実施形態のデータマップ作成支援装置は、そのような一般的な表計算ソフトによって予め作成されたシートを取り込んで、データシートとして取り扱うことができる。
【0115】
取り込まれたデータシートは、例えば図5(b)に示すように、表示部400の下部に「タイヤ」タグ、「ペダル」タグが表示され、それらタグをマウス510でクリックすることにより表示させることができる。なお、一般的な表計算ソフトによって作成されたシートを取り込む技術、及びタグをクリックすることによって対応するシートを表示させる技術は公知であるので、その詳細な説明は省略する。
【0116】
次に図8の各ステップを詳細に説明する。
【0117】
ステップS41では、ダイアログボックスを表示部400に表示し、ユーザに対して、▲1▼「複数のデータシートに対して一括してリンクを設定した図形オブジェクトを作成する」か、▲2▼「指定のデータシートの指定の位置に対してリンクを設定した図形オブジェクトを作成する」かを選択させる。
【0118】
上記▲2▼の「指定のデータシートの指定の位置に対してリンクを設定した図形オブジェクトを作成する」が選択された場合、ステップS42において、ユーザに対してリンク先位置を指定させる。リンク先位置の指定は、マウス510で所望のデータシート内のセルをクリックする操作などによって入力する。
【0119】
ステップS43では、ステップS32と同様に、指定されたリンク先位置の表データのデータ件数を取得して、変数nに代入する。
【0120】
ステップS44では、ステップS25と同様に、変数nの値に応じた図形オブジェクト及び数量オブジェクトを生成する。
【0121】
ステップS45では、ステップS44で生成した図形オブジェクトのリンク先位置プロパティを、ステップS42で指定されたセルを示す値に設定する。
【0122】
ステップS46では、図形オブジェクトの配置位置プロパティを、ステップS27と同様に設定する。
【0123】
ステップS47では、ステップS34と同様に、表示部400にマップシート401を表示し、図3のステップS6へ戻る。
【0124】
以上のように、ステップS42〜ステップS47の処理により、指定のデータシートの指定の位置に対してリンクを設定した図形オブジェクトを作成することが可能となる。
【0125】
一方、ステップS41において、▲1▼の「複数のデータシートに対して一括してリンクを設定した図形オブジェクトを作成する」が選択された場合、ステップS48において、まずカウンタ用の変数Dに1を代入する。
【0126】
ステップS49では、変数Dの値で指示されるデータシート(以下、「データシート(D)」と称する)に対して、リンクが設定されている図形オブジェクトが既に存在しているか否かを、図形オブジェクトデータ記憶領域220を参照して判別し、存在していればステップS55へ移行し、存在していなければステップS50へ移行する。
【0127】
ステップS50では、データシート(D)の表データのデータ件数を取得して、変数nに代入する。
【0128】
ステップS51では、ステップS25と同様に、変数nの値に応じた図形オブジェクト及び数量オブジェクトを生成する。
【0129】
なお、ステップS25あるいはステップS51において、図形オブジェクトを下記式(1)で求められる値のサイズで生成できるようにしてもよい。ただし、式(1)において、Sは生成する図形オブジェクトのサイズ、Smaxは予め定められた、図形オブジェクトの最大サイズ、nは変数nの値、nmaxは複数の表データのうち、最もデータ量の多い表データのデータ量である。
【0130】
S=Smax×n/nmax ・・・・式(1)
ステップS52では、ステップS26と同様に、ステップS51で生成した図形オブジェクトのリンク先位置プロパティを、データシート(D)上の所定の位置、例えば先頭行・先頭桁位置となるように設定する。
【0131】
ステップS53では、図形オブジェクトをマップシート401上のどの位置に配置するか求める。図形オブジェクトを配置する位置は、変数Dの値に基づいた簡単な計算(例えば、変数Dの値に所定の係数を乗算する等)によって求めることができる。
【0132】
ステップS54では、ステップS53で求められた値を、ステップS27と同様に、上記図形オブジェクトの配置位置プロパティに設定する。
【0133】
ステップS55では、変数Dに1を加算し、ステップS56では、データシート(D)が存在するか否か、すなわち全データシートに対する処理が終了したか否かを判断し、終了していなければステップS49へ戻って、ステップS50〜ステップS55の処理を繰り返し、終了していれば図3のステップS6へ戻る。
【0134】
以上のように、ステップS48〜ステップS56の処理により、複数のデータシートに対して一括してリンクを設定した図形オブジェクトを作成することが可能となる。
【0135】
なお、以上の実施形態では、データの件数に応じたサイズの図形オブジェクトを生成するようにしているが、本発明はこれに限られるものではなく、例えば、図形オブジェクトのサイズをデータの値の大小に応じて変化させるようにしてもよいし、図形オブジェクトの色や数量などをデータの件数に応じて変化させるようにしてもよい。
【0136】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、データへのリンクを設定したリンクオブジェクトを所定の位置に配置することができるので、操作性が良く活用しやすいデータマップを容易に作成することができる。また、リンクオブジェクトを、任意の画像上の所定の位置に配置することが可能であるので、見やすくて内容を理解しやすいデータマップを作成することができる。さらに、リンクオブジェクトを、データのデータ量に応じた態様で表示することができるので、見やすくて内容を理解しやすいデータマップを作成することができる。
【0137】
本発明によれば、複数の表データの各々へのリンクを設定したリンクオブジェクトを一括して生成し、それらを各々の配置位置に一括して配置することができるので、前記したような操作性が良くて内容が理解しやすいデータマップを容易に作成することができる。
【0138】
本発明によれば、複数の表データうち、最もデータ量の多い表データのデータ量、及び各々の表データのデータ量に応じた態様のリンクオブジェクトを各々生成することが可能であり、これにより適切な態様のリンクオブジェクトを生成することができる結果、見やすくて内容を理解しやすいデータマップを作成することができる。さらに、リンクオブジェクトとグループ化した数量オブジェクトにより、データのデータ量を数値にて表示することができるので、見やすくて内容を理解しやすいデータマップを作成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータマップ作成支援装置の実施形態の構成を示すシステムブロック図である。
【図2】図1のデータマップ作成支援装置にて作成したデータマップの一例を示す図である。
【図3】図1のデータマップ作成支援装置の動作手順を示すフローチャートである。
【図4】図1のデータマップ作成支援装置にて作成したマップシートの途中の様子を示す図である。
【図5】図1のデータマップ作成支援装置にて作成したマップシートの一例を示す図である。
【図6】図1のデータマップ作成支援装置のデータ入力・編集処理手順を示すフローチャートである。
【図7】図1のデータマップ作成支援装置に表示される新規のデータシートを示す図である。
【図8】図1のデータマップ作成支援装置において既存のデータシートヘのリンクを設定した図形オブジェクトを作成する際の処理手順を示すフローチャートである。
【図9】従来のデータマップの一例を示す図である。
【図10】従来のデータマップの他の例を示す図である。
【図11】従来のデータマップの別の例を示す図である。
【符号の説明】
100 CPU(中央制御装置)
200 データメモリ
210 表データ記憶領域
220 図形オブジェクトデータ記憶領域
230 背景画像データ記憶領域
300 プログラムメモリ
310 データマップ作成支援プログラム
320 データマップ表示プログラム
400 表示部
401 マップシート
406 図形オブジェクト
407 数量オブジェクト
410 データシート
411 表データ
500 入力部
600 外部記憶部

Claims (9)

  1. 表データを入力する表データ入力手段と、
    前記入力された表データを記憶する表データ記憶手段と、
    前記記憶された表データ内における所望のデータを指定させるデータ指定手段と、
    前記指定されたデータのデータ量を計数するデータ量計数手段と、
    前記データの指定及び前記データ量の計数に基づいて、配置位置が移動可能であり前記計数されたデータ量に応じた態様であるリンクオブジェクトを生成するとともに、該生成されたリンクオブジェクトに前記指定されたデータへのリンクを設定するリンクオブジェクト生成手段と
    前記生成されたリンクオブジェクトを所定の位置に配置するオブジェクト配置手段とを備えていることを特徴とするデータマップ作成支援装置。
  2. 画像データを入力する画像データ入力手段と、
    前記入力された画像データを表示する画像表示手段と、
    前記所定の位置に配置されたリンクオブジェクトの移動先位置を指定させ位置指定手段と更に備え
    前記オブジェクト配置手段は、前記指定された移動先位置に、前記表示された画像データ上に重畳して、前記リンクオブジェクトを配置するように構成されていることを特徴とする請求項1記載のデータマップ作成支援装置。
  3. 前記データ指定手段によって指定されたデータを編集するデータ編集手段と、
    データ編集の終了を判断する判断手段と、
    前記編集された後のデータのデータ量に基づいて、前記リンクオブジェクトの態様を修正する修正手段とを更に備えていることを特徴とする請求項1または2記載のデータマップ作成支援装置。
  4. 前記表データ入力手段は、複数の分類された表データ力可能であり、
    前記表データ記憶手段は、入力された前記複数の分類された表データを記憶可能であり、
    前記データ指定手段は、記憶された前記複数の分類された表データを指定させることが可能であり、
    前記データ量計数手段は、指定された前記複数の分類された表データについて、各表データのデータ量を計数可能であり、
    前記リンクオブジェクト生成手段は、前記指定された複数の分類された表データについて、配置位置がそれぞれ移動可能であり前記計数された各表データのデータ量にそれぞれ応じた態様であるリンクオブジェクトを複数生成するとともに、該生成された複数のリンクオブジェクトに前記指定された複数の分類された表データへのリンクをそれぞれ設定することにより、複数のリンクオブジェクトを一括して生成し、
    前記オブジェクト配置手段は、前記生成された複数のリンクオブジェクトを、複数の所定の位置にそれぞれ配置するように構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のデータマップ作成支援装置。
  5. 前記リンクオブジェクト生成手段は、前記複数の分類された表データのうち、最もデータ量の多い表データのデータ量、及び表データのデータ量に応じた態様リンクオブジェクトを複数生成するように構成されていることを特徴とする請求項4記載のデータマップ作成支援装置。
  6. 前記データ量計数手段によって計数されたデータ量を数字で表し、かつ配置位置が移動可能である数量オブジェクトを生成する数量オブジェクト生成手段を更に備え、
    前記オブジェクト配置手段は、前記数量オブジェクト生成手段にて生成された数量オブジェクトを、前記リンクオブジェクト生成手段にて生成されたリンクオブジェクトとグループ化して、所定の位置に配置するように構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のデータマップ作成支援装置。
  7. 表データ入力手段と表データ記憶手段とデータ指定手段とデータ量計数手段とリンクオブジェクト生成手段とオブジェクト配置手段とを備えているデータマップ作成支援装置によって実行されるデータマップ作成支援方法であって、
    前記表データ入力手段が、表データを入力するステップと、
    前記表データ記憶手段が、前記入力された表データを記憶するステップと、
    前記データ指定手段が、前記記憶された表データ内における所望のデータを指定させるステップと、
    前記データ量計数手段が、前記指定されたデータのデータ量を計数するステップと、
    前記データの指定及び前記データ量の計数に基づいて、前記リンクオブジェクト生成手段が、配置位置が移動可能であり前記計数されたデータ量に応じた態様であるリンクオブジェクトを生成するとともに、該生成されたリンクオブジェクトに前記指定されたデータへのリンクを設定するステップと
    前記オブジェクト配置手段が、前記生成されたリンクオブジェクトを所定の位置に配置するステップを有することを特徴とするデータマップ作成支援方法。
  8. 表データ入力手段と表データ記憶手段とデータ指定手段とデータ量計数手段とリンクオブジェクト生成手段とオブジェクト配置手段とを備えているデータマップ作成支援装置としてコンピュータを機能させるためのデータマップ作成支援プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、
    前記表データ入力手段が、表データを入力するステップと、前記表データ記憶手段が、前記入力された表データを記憶するステップと、前記データ指定手段が、前記記憶された表データ内における所望のデータを指定させるステップと、前記データ量計数手段が、前記指定されたデータのデータ量を計数するステップと、前記データの指定及び前記データ量の計数に基づいて、前記リンクオブジェクト生成手段が、配置位置が移動可能であり前記計数されたデータ量に応じた態様であるリンクオブジェクトを生成するとともに、該生成されたリンクオブジェクトに前記指定されたデータへのリンクを設定するステップと、前記オブジェクト配置手段が、前記生成されたリンクオブジェクトを所定の位置に配置するステップとをコンピュータに実行させるためのデータマップ作成支援プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  9. 表データ入力手段と表データ記憶手段とデータ指定手段とデータ量計数手段とリンクオブジェクト生成手段とオブジェクト配置手段とを備えているデータマップ作成支援装置としてコンピュータを機能させるためのデータマップ作成支援プログラムであって、
    前記表データ入力手段が、表データを入力するステップと、前記表データ記憶手段が、前記入力された表データを記憶するステップと、前記データ指定手段が、前記記憶された表データ内における所望のデータを指定させるステップと、前記データ量計数手段が、前記指定されたデータのデータ量を計数するステップと、前記データの指定及び前記データ量の計数に基づいて、前記リンクオブジェクト生成手段が、配置位置が移動可能であり前記計数されたデータ量に応じた態様であるリンクオブジェクトを生成するとともに、該生成されたリンクオブジェクトに前記指定されたデータへのリンクを設定するステップと、前記オブジェクト配置手段が、前記生成されたリンクオブジェクトを所定の位置に配置するステップとをコンピュータに実行させることを特徴とするデータマップ作成支援プログラム。
JP2001239660A 2001-08-07 2001-08-07 データマップ作成支援装置、データマップ作成支援方法、データマップ作成支援プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及びデータマップ作成支援プログラム。 Expired - Fee Related JP4698085B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001239660A JP4698085B2 (ja) 2001-08-07 2001-08-07 データマップ作成支援装置、データマップ作成支援方法、データマップ作成支援プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及びデータマップ作成支援プログラム。

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001239660A JP4698085B2 (ja) 2001-08-07 2001-08-07 データマップ作成支援装置、データマップ作成支援方法、データマップ作成支援プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及びデータマップ作成支援プログラム。

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003050827A JP2003050827A (ja) 2003-02-21
JP4698085B2 true JP4698085B2 (ja) 2011-06-08

Family

ID=19070374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001239660A Expired - Fee Related JP4698085B2 (ja) 2001-08-07 2001-08-07 データマップ作成支援装置、データマップ作成支援方法、データマップ作成支援プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及びデータマップ作成支援プログラム。

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4698085B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005038199A (ja) * 2003-07-15 2005-02-10 Nissan Motor Co Ltd 特許マップ作成システム及び特許マップ作成プログラム
JP5758534B1 (ja) * 2014-09-09 2015-08-05 インテグラート株式会社 シミュレーションシステム、シミュレーション方法及びシミュレーションプログラム

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10111873A (ja) * 1996-10-08 1998-04-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Htmlファイルブラウザのリンク先制御方法およびシステム
JP2001092834A (ja) * 1999-09-21 2001-04-06 Onda Techno:Kk 特許情報検索システム
JP2001092825A (ja) * 1999-09-17 2001-04-06 Nec Corp 情報処理装置および情報処理方法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10111873A (ja) * 1996-10-08 1998-04-28 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Htmlファイルブラウザのリンク先制御方法およびシステム
JP2001092825A (ja) * 1999-09-17 2001-04-06 Nec Corp 情報処理装置および情報処理方法
JP2001092834A (ja) * 1999-09-21 2001-04-06 Onda Techno:Kk 特許情報検索システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2003050827A (ja) 2003-02-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5532740B2 (ja) 文書処理装置、及び文書処理プログラム
US9325869B2 (en) Image processing apparatus, image processing method, and image processing program
JPS61229168A (ja) コンピユ−タを用いてグラフを作成する方法
US20110099523A1 (en) Product selection and management workflow
US20110099501A1 (en) Previewing and editing products in a product selection and management workflow
US20110099471A1 (en) Product preview in a product selection and management workflow
JP2000285117A (ja) データ検索方法および装置、ならびにデータ検索プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体
JP2005004489A (ja) 部品カタログ作成装置および部品カタログ作成プログラム
JP2959069B2 (ja) 伝票入力処理装置
JP4698085B2 (ja) データマップ作成支援装置、データマップ作成支援方法、データマップ作成支援プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記録媒体、及びデータマップ作成支援プログラム。
JP3527615B2 (ja) レイアウト組版方法
JP2002229765A (ja) 画面表示装置
JP2003241964A (ja) ソフトウエア保守資料生成装置および生成プログラム
JPH07225851A (ja) 図形文字処理装置
JPH0635987A (ja) 回路図作成装置および回路図作成方法
CN115509665B (zh) 一种录制窗口中控件的方法、装置、介质及设备
JP2002298081A (ja) 光学的文字認識装置及び帳票読取定義体のフィールド定義方法
JP2842511B2 (ja) 帳票作成装置
JP2753015B2 (ja) 属性入力方法
JP2007102552A (ja) プラント帳票作成システム
JP2612732B2 (ja) 日程計画支援方法および装置
JP3235404B2 (ja) レイアウト修正装置
JP3187199B2 (ja) 電気回路設計支援システム
JP2000122770A (ja) ソートしたファイル群の図表示方法
JP5244370B2 (ja) 画面デザイン仕様書作成方法、画面デザイン仕様書作成プログラム、および、画面デザイン仕様書作成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080805

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101001

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101019

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101216

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20101216

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110301

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees