JP4697758B2 - 脱塩排水の処理方法及び装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば半導体デバイス製造工程で使用される洗浄用超純水、ボイラ給水、医製薬製造に用いる注射用水の製造装置から排出される脱塩排水の処理方法及び処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体ウエハのような極めて清浄な表面を得ることが求められる被洗浄物の洗浄用脱塩水としては、微粒子、コロイダル物質、有機物、金属及びイオン類などが可能な限り除去された高純度な「超純水」と称される水が用いられる。この「超純水」の用語で説明される高純度な水は、必ずしも明確に定義されたものではないが、一般的には、原水を凝集沈殿装置、砂濾過装置、活性炭濾過装置等を用いて除濁することにより前処理水を得、次いで、2床3塔式イオン交換装置、逆浸透膜装置、混床式イオン交換装置、真空脱気装置、精密フィルター等を用いて前処理水中の不純物を除去したものを純水あるいは一次純水と称し、この一次純水をさらに紫外線照射装置、混床式ポリッシャ、限外濾過膜装置、逆浸透膜装置等を用いて、一次純水中に微量残留する微粒子、コロイダル物質、有機物、金属及びイオン等の不純物を可及的に除去したものを超純水あるいは二次純水と称している。
【0003】
このような超純水は超純水製造装置(以下、「脱塩装置」とも言う)40で製造され、被洗浄物を洗浄する使用場所50に供給される。使用場所50から排出された排水は、導電率やTOCにより分別し、汚染の少ないものは配管51により直接原水貯槽30に戻される。汚染が著しいものは配管52により廃水処理装置70に送られる。また、中程度の汚染の排水は、排水回収配管53により脱塩やTOC分解等を行う脱塩手段60に送られ、脱塩水は直接原水貯槽30に戻され回収されると共に、脱塩排水は廃水処理装置70に送られる。廃水処理装置70では廃水を中和、有機物、窒素及びリン等の低減処理後、放流される(図5)。このような超純水製造装置40では、高純度な脱塩水と同時に大量の脱塩排水を発生し、これを放流しなければならず、近年の環境保護関連の規制強化に伴う放流規制や地盤沈下の防止のための井水の取水制限、原水や下水料金の高騰に対応できない。
【0004】
このような立地条件や放流規制などによる制限から、放流設備を備えず脱塩排水をエバポレータで濃縮し、その濃縮液をそのまま、あるいはドラムドライヤ処理し、その蒸発乾固物を廃棄物処理業者に引き渡すクローズドシステム方式の排水処理装置も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のクローズドシステム方式の排水処理装置は、エバポレータやドラムドライヤといった蒸発装置を使用するため莫大なエネルギーを消費するという問題がある。特に既設工場において、使用場所における洗浄用水の使用量が増大すると、それに伴い脱塩排水の増加が生じ、これを処理するために上記の蒸発装置の増設が必要となり、設備費用や運転費用が大きな負担となる。一方、脱塩排水には、井水及び工業用水由来のカルシウムイオン、半導体デバイスの洗浄排水由来のフッ化物イオンや硫酸イオンを含む塩が高濃度で含有されており、これらの塩は溶解度が低いため、不溶の塩が析出して懸濁状態のものもあり、通常の脱塩装置では処理できないという問題がある。このため、不溶の塩が析出するような懸濁状態にある脱塩排水を更に脱塩処理し、該処理水を原水に回収できるような排水処理方法や排水処理装置が望まれていた。
【0006】
従って、本発明の目的は、不溶の塩を高濃度で含有する脱塩排水を更に脱塩処理でき、且つ水利用率が高く放流廃水が少なく、特にクローズドシステムにおいてはエバポレータやドラムドライヤの被処理水を減容化し、エネルギー消費の少ない排水処理方法及び排水処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる実情において、本発明者は鋭意検討を行った結果、廃水処理装置に供給される脱塩排水を予め極性転換方式電気透析装置で処理し、次いで、該処理水を逆浸透膜装置で処理し、逆浸透膜装置の透過水は前記脱塩装置の原水供給側に戻し、極性転換方式電気透析装置と逆浸透膜装置の濃縮水は廃水処理装置で処理すれば、不溶の塩が析出するような懸濁状態にある脱塩排水を更に脱塩処理し、該処理水を原水に回収できると共に、放流廃水が少なくできることなどを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】
すなわち、本発明(1)は、原水のイオン性不純物を除去して得られる脱塩水を使用場所へ供給する第1脱塩処理装置と、該使用場所から排出される排水を脱塩処理して処理水を原水として回収する第2脱塩処理装置を有する脱塩装置と、前記第1脱塩処理装置及び前記第2脱塩処理装置から排出される脱塩排水を被処理水とし、該脱塩排水中のイオン性不純物を除去する極性転換方式電気透析装置と、該極性転換方式電気透析装置の処理水を被処理水とする逆浸透膜装置と、前記逆浸透膜装置の透過水を原水貯槽に戻すための配管と、前記極性転換方式電気透析装置の濃縮水と前記逆浸透膜装置の濃縮水を処理する廃水処理装置を備える脱塩排水の処理装置を提供するものである。かかる構成を採ることにより、従来の超純水製造装置に適用でき、前記排水の脱塩方法の発明を確実に実施できる。
【0009】
また、本発明(2)は、前記極性転換方式電気透析装置の処理水を前記逆浸透膜装置に流入させる極性転換方式電気透析装置脱塩水配管に、前記逆浸透膜装置の濃縮水のpHを4〜6.5に調整するpH調整手段を備えた脱塩排水の処理装置を提供するものである。極性転換方式電気透析装置で除去され難い炭酸、シリカ、有機物及びフッ化物イオンを高濃度で含む極性転換方式電気透析装置の処理水を逆浸透膜装置で処理すると、逆浸透膜の膜面にシリカやカルシウム由来の化合物がスケールとして析出することがあるが、かかる構成を採ることにより、当該化合物の溶解性が高まりスケール発生を防止できるため、安定した連続運転が可能となる。
【0010】
また、本発明(3)は、前記極性転換方式電気透析装置へ前記脱塩排水を流入させる脱塩排水配管又は前記極性転換方式電気透析装置の処理水を前記逆浸透膜装置に流入させる極性転換方式電気透析装置脱塩水配管に、スケール発生防止剤を添加する薬剤添加手段を備えた脱塩排水の処理装置を提供するものである。前記と同様に極性転換方式電気透析装置の処理水を逆浸透膜装置で処理すると、逆浸透膜の膜面に珪酸カルシウムがスケールとして析出することがあるが、スケール発生防止剤は、珪酸カルシウムなどのスケールをミセル形成による荷電反発などにより分散させたり、あるいはキレート化により安定化させる。従って、逆浸透膜の膜面に珪酸カルシウムなどのスケールの発生を防止することができる。また、極性転換方式電気透析装置のイオン交換膜面に対してもフッ化カルシウムの析出を防止することができる。
【0011】
また、本発明(4)は、前記極性転換方式電気透析装置の入口側に、前記脱塩排水からの懸濁物質を除去する除濁装置を備えた脱塩排水の処理装置を提供するものである。脱塩排水は不溶の塩が析出して懸濁状態のものもあり、そのまま極性転換方式電気透析装置に流入させると、不溶の塩がイオン交換膜のスペーサに挟まり流路を閉塞する恐れがあるが、かかる構成を採ることにより、該装置の被処理水の流路を閉塞するトラブルを回避することができる。
【0012】
また、本発明(5)は、前記逆浸透膜装置の濃縮水の少なくとも一部を前記極性転換方式電気透析装置の入口側に返送させる配管を備えた脱塩排水の処理装置を提供するものである。かかる構成を採ることにより、更に水利用率を向上させることができる。
【0013】
また、本発明(6)は、前記廃水処理装置は、該廃水処理装置に供給される被処理水中のイオン性不純物を更に濃縮するエバポレータを備える脱塩排水の処理装置を提供するものである。かかる構成を採ることにより、立地条件や放流規制などによる制限から、放流設備を備えず脱塩排水をエバポレータで濃縮し、その濃縮液をそのまま、あるいはドラムドライヤ処理し、その蒸発乾固物を廃棄物処理業者に引き渡すこともできる。
【0014】
また、本発明(7)は、前記第1脱塩処理装置は、原水を除濁等の前処理装置を介して、又は該前処理装置を介することなくイオン性不純物を除去する脱塩手段を単独又は複数段経て処理するものである脱塩排水の処理装置を提供するものである。かかる構成を採ることにより、従来のあらゆる形態の超純水製造装置や脱塩装置に適用でき、該装置から排出される脱塩排水を水回収率を高めて処理できる。
【0015】
また、本発明(8)は、前記本発明(1)〜(7)いずれかの脱塩排水の処理装置を用い、脱塩装置から排出されるカルシウムイオン濃度10〜800mg/l、フッ化物イオン濃度10〜300mg/lの脱塩排水を極性転換方式電気透析装置で処理し、次いで、該処理水を逆浸透膜装置で処理し、逆浸透膜装置の透過水は前記脱塩装置の原水供給側に戻す脱塩排水の処理方法を提供するものである。かかる構成を採ることにより、溶解度の低い塩を多量に含み従来であれば、直接廃水処理装置で処理されるような脱塩排水を極性転換方式電気透析装置で更に脱塩処理できる。極性転換方式電気透析装置はシリカ及び有機物の除去率が低いが、これらは逆浸透膜装置で除去できるから、逆浸透膜装置の透過水は脱塩装置の原水として回収でき、水利用率を高めることができる。
【0016】
また、本発明(9)は、前記極性転換方式電気透析装置の濃縮水と前記逆浸透膜装置の濃縮水は廃水処理装置で処理する脱塩排水の処理方法を提供するものである。かかる構成を採ることにより、従来のものに比べて、廃水処理装置からの放流廃水を少なくできる。特に廃水処理装置として、エバポレータやドラムドライヤなどの蒸発器を使用するクローズドシステムにおいては、該蒸発器の被処理水が減容化され、エネルギー消費が少なくて済む。
【0017】
また、本発明(10)は、前記脱塩排水は、再生型イオン交換装置から生じる薬品再生廃液、逆浸透膜装置の濃縮水及び電気式脱イオン水製造装置の濃縮水や電極水から選ばれる1種以上を含有する排水である脱塩排水の処理方法を提供するものである。かかる構成を採ることにより、前記発明と同様の効果を奏する他、種々の脱塩手段の脱塩排水を脱塩処理することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の第1の実施の形態における脱塩排水の処理装置を図1〜図3を参照して説明する。図1において、脱塩排水の処理装置10aは、脱塩排水供給管15から供給される脱塩排水を被処理水とし、該脱塩排水中のイオン性不純物を除去する極性転換方式電気透析装置1と、極性転換方式電気透析装置1と配管16で連接される逆浸透膜装置2と、極性転換方式電気透析装置1の濃縮水と逆浸透膜装置2の濃縮水を処理する廃水処理装置12を備える。これらの濃縮水は配管19によって廃水処理装置12に供給される。逆浸透膜装置2の透過水は配管17により脱塩装置4の原水貯槽3に戻される。超純水製造系100(200)は、原水貯槽3と脱塩装置4と脱塩水使用場所11とからなり、原水貯槽3と脱塩装置4は配管13で、脱塩装置4と脱塩水使用場所11は配管14でそれぞれ接続されている。脱塩装置4と極性転換方式電気透析装置1は脱塩排水管15で接続され、また、脱塩水の使用場所からの廃水のうち、汚染が著しいものは配管18により直接廃水処理装置12に送られる。
【0019】
次に、脱塩排水の処理装置10aを使用する方法を説明する。先ず、脱塩装置4から排出される脱塩排水を極性転換方式電気透析装置1で処理する。脱塩装置4は、公知の超純水製造装置であり、例えば、図2及び図3で示される脱塩装置が挙げられる。図2は図1中、二点鎖線で囲まれた部分の詳細図である。図2中、原水を凝集沈殿装置、砂濾過装置、活性炭濾過装置等の前処理装置4aにより除濁して前処理水を得、次いで、イオン交換装置4b、脱気装置4c、再生型ポリッシャー4dにより前処理水中の不純物を除去して一次純水を得、この一次純水をさらに紫外線照射装置、混床式ポリッシャー、限外濾過膜装置、逆浸透膜装置等のサブシステム4eを用いて、一次純水中に微量残留する微粒子、コロイダル物質、有機物、金属及びイオン等の不純物を除去して超純水とし、これを使用場所11に供給する。一方、使用場所から排出される排水のうち、汚染の少ないものは配管111で脱塩装置の原水を貯留する原水貯槽3に回収し、汚染が中程度の排水は配管114でイオン交換装置4gに、次いで、有機物分解装置4fに供給されて処理水を得、これを原水に回収する。この超純水製造系100において、脱塩装置4は、各脱塩装置4a〜4eで構成される第1脱塩処理装置4Aと、回収系の各脱塩装置4f及び4gで構成される第2脱塩処理装置4Bからなる。従って、図2においては、脱塩装置4から排出される脱塩排水は、イオン交換装置4bから配管112を通って排出される薬品による再生廃液、再生型ポリッシャー4dから配管113を通って排出される薬品による再生廃液、イオン交換装置4gから配管115を通って排出される薬品による再生廃液である。
【0020】
図3は図2と同様で、図1中、二点鎖線で囲まれた部分の他の形態の詳細図である。図3中、図2と異なる点は、第1脱塩処理装置4Aの一次純水製造系の脱塩装置を逆浸透膜装置4h、電気式脱イオン水製造装置4i、脱気装置4cを上流側よりこの順序で並べた点、及び第2脱塩処理装置4Bを電気式脱イオン水製造装置4i、有機物分解装置4fとし、これを上流側よりこの順序で並べた点にある。この超純水製造系200において、脱塩装置4は、各脱塩装置4a、4h、4i、4c及び4eで構成される第1脱塩処理装置4Aと、回収系の各脱塩装置4i及び4fで構成される第2脱塩処理装置4Bからなる。従って、図3においては、脱塩装置4から排出される脱塩排水は、逆浸透膜装置4hから配管116を通って排出される濃縮水、電気式脱イオン水製造装置4i、4iから配管115、117をそれぞれ通って排出される濃縮水及び電極水である。
【0021】
脱塩装置4から排出される脱塩排水は、井水及び工業用水由来のカルシウムイオン、半導体デバイスの洗浄排水由来のフッ化物イオンや硫酸イオンを含む塩が高濃度で含有されており、これらの塩は溶解度が低いため、不溶の塩が析出して懸濁状態のものもあり、従来では直接廃水処理装置に送られていたものである。当該脱塩排水の水質は、カルシウムイオン濃度10〜800mg/l、フッ化物イオン濃度10〜300mg/lのものである。カルシウムイオン濃度やフッ化物イオン濃度が上記範囲未満のものは、極性転換方式電気透析装置1で処理することなく、直接原水に戻して回収できることが多く、また、上記範囲を越えるものは、極性転換方式電気透析装置1であっても処理できない程の濃厚廃液であり、もはや廃水処理装置で処理せざるを得ない。当該脱塩排水を極性転換方式電気透析装置1で処理すると、カルシウムイオンやフッ化物イオンなどのイオン性不純物が効率よく除去される。このように汚染が著しい脱塩排水中の不純物が極性転換方式電気透析装置で効率よく除去されるのは、後述するように、所望の時間毎に電気透析装置の電源の極性を転換できるためである。一方、シリカや有機物は除去され難いものの、これらは後段の逆浸透膜装置で除去される。
【0022】
極性転換方式電気透析装置は、公知のものが使用でき、電気透析装置の電極の極性を所望の時間毎に交互に転換できるようにしたものである。すなわち、電極間にカチオン交換膜とアニオン交換膜を交互に、且つ両膜間は脱塩室と濃縮室を交互に形成するように配置したものであり、電極の極性の転換、すなわち、陽極を陰極に、陰極を陽極に転換することにより、転換前に脱塩室又は濃縮室であった流路は転換後は濃縮室又は脱塩室になるようにしたものである。このため、極性転換方式電気透析装置の脱塩過程において、濃縮室内のイオン交換膜面上に付着したフッ化カルシウムなどのスケールは、上記電極の極性を転換して当該濃縮室を脱塩室とすれば、フッ化カルシウムはカルシウムイオンとフッ化物イオンに分解され、カルシウムイオンはカチオン交換膜を通して、フッ化物イオンはアニオン交換膜を通して濃縮室側へ移動し、該濃縮水は配管19を通って廃水処理装置12に送られる。また、この脱塩過程において、濃縮室内のイオン交換膜面上にスケールが付着した場合には、再度電極の極性を転換して当該脱塩室を濃縮室、濃縮室を脱塩室にし、これを繰り返すことにより運転が継続される。極性転換方式電気透析装置の運転は通常、中性域で行われるため、pHが調整された被処理水が供給される。このように、極性転換方式電気透析装置を使用すれば、汚染が著しい脱塩排水中の不純物を効率よく除去することができる。
【0023】
次いで、極性転換方式電気透析装置1の処理水は逆浸透膜装置2で処理される。逆浸透膜装置2では、極性転換方式電気透析装置1で除去し難かったシリカ等のイオン性不純物が除去される。逆浸透膜装置2は公知のものが使用できる。逆浸透膜装置2の透過水は配管17により原水貯槽3に回収されると共に、逆浸透膜装置2の濃縮水は配管19を通って廃水処理装置12に送られる。
【0024】
廃水処理装置12は、脱塩水の使用場所からの廃水のうち、汚染が著しいもの、極性転換方式電気透析装置1の濃縮水及び逆浸透膜装置2の濃縮水を処理するものである。廃水処理装置12は公知の装置が使用でき、例えば、中和、有機物低減、窒素及びリン等の低減などの処理を行う装置が例示される。廃水処理装置12の処理水は放流される。
【0025】
第1の実施の形態例によれば、原水を超純水製造系で処理して、高度の水質を有する超純水を得る一方、超純水製造系で使用される脱塩装置から排出される、溶解度の低い塩を多量に含み従来であれば、直接廃水処理装置で処理されるような脱塩排水を極性転換方式電気透析装置、更に逆浸透膜装置で順次脱塩処理するため、逆浸透膜装置の透過水は脱塩装置の原水として回収でき、水利用率を高めることができる。
【0026】
次に、第2の実施の形態例について、図4を参照して説明する。図4において、図1と異なる点は、脱塩排水配管15に脱塩排水から懸濁物質を除去する除濁装置5及びスケール発生防止剤添加手段8を設置した点、極性転換方式電気透析装置1の処理水を逆浸透膜装置2に流入させる配管16に、逆浸透膜装置2の濃縮水のpHを4〜6.5に調整するpH調整手段9を設置した点、逆浸透膜装置2の濃縮水を極性転換方式電気透析装置1の入口側に返送した点及び廃水処理装置に流入する被処理水中のイオン性不純物を更に濃縮するエバポレータ6、ドラムドライヤ7を設置し、廃棄物を固体廃棄物として系外へ取り出すようにした点にある。
【0027】
第2の実施の形態例において、脱塩排水配管15に脱塩排水から懸濁物質を除去する除濁装置5を設置することにより、不溶の塩がイオン交換膜のスペーサに挟まり流路を閉塞するトラブルを回避することができる。除濁装置5は、例えば超純水製造装置で使用される前処理装置と同じものが使用できる。
【0028】
第2の実施の形態例において、脱塩排水配管15にスケール発生防止剤添加手段8を設置すれば、極性転換方式電気透析装置のイオン交換膜面に析出するフッ化カルシウムや逆浸透膜の膜面に析出する珪酸カルシウムなどのスケールをミセル形成による荷電反発などにより分散させたり、あるいはキレート化により安定化させる。従って、極性転換方式電気透析装置のイオン交換膜面及び逆浸透膜の膜面にスケールの発生を防止することができる。スケール発生防止剤としては、例えば、アクリル酸系(共)重合体、マレイン酸系(共)重合体、スルホン酸系(共)重合体などの有機物高分子化合物;アミン系重合体、アミノカルボン酸系共重合体及びグルコン酸、クエン酸などのキレート剤が挙げられる。スケール発生防止剤の注入方法及び注入量は特に制限されず、適宜決定される。
【0029】
第2の実施の形態例において、極性転換方式電気透析装置1の処理水を逆浸透膜装置2に流入させる配管16に、逆浸透膜装置2の濃縮水のpHを4〜6.5に調整するpH調整手段9を設置することにより、極性転換方式電気透析装置では除去され難い炭酸、シリカ、有機物及びフッ化物イオンを高濃度で含む処理水を逆浸透膜装置で処理すると、逆浸透膜の膜面にシリカやカルシウム由来の化合物がスケールとして析出することがあるが、pH調整手段9でpHを上記範囲に保持すれば、当該化合物の溶解性が高まりスケール発生を防止できる。pH調整手段9は、硫酸、塩酸などの酸性溶液を添加するポンプ、酸溶液貯槽で構成され、必要に応じて、pH計と調節計を用いて一定pHを維持する制御系を設けてもよい。
【0030】
第2の実施の形態例において、逆浸透膜装置2の濃縮水を廃水処理装置に送ることなく、極性転換方式電気透析装置1の入口側に返送すれば、更に水利用率を向上させることができる。また、廃水処理装置に流入する被処理水中のイオン性不純物を更に濃縮するエバポレータ6、ドラムドライヤ7を設置し、廃棄物を固体廃棄物として系外へ取り出すようにすれば、放流するものは無く、立地条件や放流規制などの規制がかかる設備に特に有効である。また、エバポレータ6やドラムドライヤ7で処理する被処理水が減容化できるため、エネルギー消費が少なくて済む。
【0031】
第2の実施の形態例の排水処理装置10bにおいて、脱塩排水配管15に除濁装置5及びスケール発生防止剤添加手段8を設置すること、配管16にpH調整手段9を設置すること、逆浸透膜装置2の濃縮水を極性転換方式電気透析装置1の入口側に返送すること及びエバポレータ6やドラムドライヤ7を設置することは、これに限定されず、例えばこれら単独で設置する形態であってもよく、また、上記以外の2種以上を組み合わて設置する形態であってもよい。また、スケール発生防止剤添加手段8は逆浸透膜装置2の被処理水配管16に設置してもよく、pH調整手段9は極性転換方式電気透析装置1の被処理水がアルカリの場合、脱塩排水配管15にも設置し、該被処理水を中性とするようにしてもよい。
【0032】
【実施例】
次に、実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが、これは単に例示であって、本発明を制限するものではない。
実施例1
スケール発生防止剤添加手段8を配管16に設置した以外は、図4の排水処理装置10bに示すフロー、及び下記に示す装置仕様などに従って、排水処理実験を行い、極性転換方式電気透析装置1の処理水と濃縮水、逆浸透膜装置2の処理水の水質を調べると共に、水利用率を求めた。なお、極性転換方式電気透析装置1の処理水が流出する配管には三方弁を設置し、脱塩室と濃縮室が交互に替わる過渡状態におけるオフスペック水は逆浸透膜装置2の被処理水とせず、配管19に流れるようにした。結果を表1に示す。
【0033】
(装置仕様)
・除濁装置;砂濾過装置
・極性転換方式電気透析装置:EDR(ユアサアイオニクス社製)
・逆浸透膜装置(RO);LF10−D8(日東電工社製)
・スケール発生分散剤;オルガビートAC(オルガノ社製)
・pH調整;70% 硫酸を使用し、逆浸透膜装置の濃縮水のpHを6.0に調整
・脱塩排水水質;表1に示す
【0034】
【表1】
Figure 0004697758
【0035】
各処理装置毎の流量は次の通りである。
・脱塩排水流量;150m3/日
・砂濾過装置の処理水流量;150m3/日
・EDRの処理水流量;95m3/日
・EDRの濃縮水流量;55m3/日
・ROの処理水(回収水)流量;70m3/日(水回収率;約47%)
・ROの濃縮水流量;25m3/日
【0036】
表1から、溶解度の低い塩を多量に含み従来であれば、直接廃水処理装置で処理されるような汚れの著しい脱塩排水を極性転換方式電気透析装置で、次いで、逆浸透膜装置で脱塩処理するため、優れた水質の処理水が得られる。このため、該処理水は原水に回収することができる。また、水回収率が約47%あり、水利用率が高まる。
【0037】
【発明の効果】
本発明(1)によれば、溶解度の低い塩を多量に含み従来であれば、直接廃水処理装置で処理されるような脱塩排水を極性転換方式電気透析装置で更に脱塩処理できる。極性転換方式電気透析装置はシリカ及び有機物の除去率が低いが、これらは逆浸透膜装置で除去できるから、逆浸透膜装置の透過水は脱塩装置の原水として回収でき、水利用率を高めることができる。また、本発明(2)によれば、従来のものに比べて、廃水処理装置からの放流廃水を少なくできる。特に廃水処理装置として、エバポレータやドラムドライヤなどの蒸発器を使用するクローズドシステムにおいては、該蒸発器の被処理水が減容化され、エネルギー消費が少なくて済む。また、本発明(3)によれば、種々の脱塩手段の脱塩排水を脱塩処理することができる。
【0038】
また、本発明(4)によれば、従来の超純水製造装置に適用でき、前記排水の脱塩方法の発明を確実に実施できる。また、本発明(5)によれば、当該化合物の溶解性が高まりスケール発生を防止できるため、安定した連続運転が可能となる。また、本発明(6)によれば、スケール発生防止剤は、フッ化カルシウムや珪酸カルシウムなどのスケールをミセル形成による荷電反発などにより分散させたり、あるいはキレート化により安定化させる。従って、極性転換方式電気透析装置のイオン交換膜面や逆浸透膜の膜面にスケールの発生を防止することができる。また、本発明(7)によれば、極性転換方式電気透析装置の被処理水の流路を閉塞するトラブルを回避することができる。また、本発明(8)によれば、更に水利用率を向上させることができる。また、本発明(9)によれば、立地条件や放流規制などによる制限から、放流設備を備えず脱塩排水をエバポレータで濃縮し、その濃縮液をそのまま、あるいはドラムドライヤ処理し、その蒸発乾固物を廃棄物処理業者に引き渡すこともできる。また、本発明(10)によれば、従来のあらゆる形態の超純水製造装置や脱塩装置に適用でき、該装置から排出される脱塩排水を水回収率を高めて処理できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態例における脱塩排水の処理装置のフロー図である。
【図2】図1中、二点鎖線で囲まれた部分の詳細図である。
【図3】図1中、二点鎖線で囲まれた部分の他の例の詳細図である。
【図4】第2の実施の形態例における脱塩排水の処理装置のフロー図である。
【図5】従来例における脱塩排水の処理装置のフロー図である。
【符号の説明】
1 極性転換方式電気透析装置
2、4h 逆浸透膜装置
3 原水貯槽
4 脱塩装置
4A 第1脱塩処理装置
4B 第2脱塩処理装置
4a 前処理装置
4b イオン交換装置
4c 脱気装置
4d 再生型ポリッシャー
4e サブシステム
4f 有機物分解装置
4g イオン交換装置
4i 電気式脱イオン水製造装置
5 除濁装置
6 エバポレータ
7 ドラムドライヤ
8 スケール発生防止剤添加手段
9 pH調整手段
10a、10b 排水処理装置
11 使用場所
12 廃水処理装置
13〜19、111〜117 配管
100、200 超純水製造系

Claims (10)

  1. 原水のイオン性不純物を除去して得られる脱塩水を使用場所へ供給する第1脱塩処理装置と、該使用場所から排出される排水を脱塩処理して処理水を原水として回収する第2脱塩処理装置を有する脱塩装置と、前記第1脱塩処理装置及び前記第2脱塩処理装置から排出される脱塩排水を被処理水とし、該脱塩排水中のイオン性不純物を除去する極性転換方式電気透析装置と、該極性転換方式電気透析装置の処理水を被処理水とする逆浸透膜装置と、前記逆浸透膜装置の透過水を原水貯槽に戻すための配管と、前記極性転換方式電気透析装置の濃縮水と前記逆浸透膜装置の濃縮水を処理する廃水処理装置を備えることを特徴とする脱塩排水の処理装置。
  2. 前記極性転換方式電気透析装置の処理水を前記逆浸透膜装置に流入させる配管に、前記逆浸透膜装置の濃縮水のpHを4〜6.5に調整するpH調整手段を備えたことを特徴とする請求項記載の脱塩排水の処理装置。
  3. 前記極性転換方式電気透析装置へ前記脱塩排水を流入させる脱塩排水配管又は前記極性転換方式電気透析装置の処理水を前記逆浸透膜装置に流入させる配管に、スケール発生防止剤を添加する薬剤添加手段を備えたことを特徴とする請求項又は記載の脱塩排水の処理装置。
  4. 前記極性転換方式電気透析装置の入口側に、前記脱塩排水からの懸濁物質を除去する除濁装置を備えたことを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の脱塩排水の処理装置。
  5. 前記逆浸透膜装置の濃縮水の少なくとも一部を前記極性転換方式電気透析装置の入口側に返送させる配管を備えたことを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の脱塩排水の処理装置。
  6. 前記廃水処理装置は、該廃水処理装置に供給される被処理水中のイオン性不純物を更に濃縮するエバポレータを備えることを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の脱塩排水の処理装置。
  7. 前記第1脱塩処理装置は、原水を除濁等の前処理装置を介して、又は該前処理装置を介することなくイオン性不純物を除去する脱塩手段を単独又は複数段経て処理するものであることを特徴とする請求項のいずれか1項に記載の脱塩排水の処理装置。
  8. 請求項1〜7いずれか1項記載の脱塩排水の処理装置を用い、脱塩装置から排出されるカルシウムイオン濃度10〜800mg/l、フッ化物イオン濃度10〜300mg/lの脱塩排水を極性転換方式電気透析装置で処理し、次いで、該処理水を逆浸透膜装置で処理し、逆浸透膜装置の透過水は前記脱塩装置の原水供給側に戻すことを特徴とする脱塩排水の処理方法。
  9. 前記極性転換方式電気透析装置の濃縮水と前記逆浸透膜装置の濃縮水は廃水処理装置で処理することを特徴とする請求項記載の脱塩排水の処理方法。
  10. 前記脱塩排水は、再生型イオン交換装置から生じる薬品再生廃液、逆浸透膜装置の濃縮水及び電気式脱イオン水製造装置の濃縮水や電極水から選ばれる1種以上を含有する排水であることを特徴とする請求項又は記載の脱塩排水の処理方法。
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