JP4697608B2 - 防犯機能を有する防災行政無線システム、方法、プログラム及び防災デジタル屋外拡声装置 - Google Patents
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さらに、防災行政無線システムには、上述の防災デジタル戸別受信装置、防災デジタル屋外拡声装置の双方の機能を有し、各住宅内の住人、屋外の人に確実に防災放送を聞かせようとするものもある。
防災デジタル屋外拡声装置のハンドセットを操作して、犯罪の発生を見た人が犯罪の発生を放送し周辺の住人により正確にかつ早期に知らせることが可能であるが、上述のハンドセットの操作方法を知らない場合には周辺の住人に知らせることができないという問題がある。
従来、地域住民が協力し合って防犯および防火活動を行うシステムを提供するため、ホームセキュリティシステム、センターシステム、防火行政無線システムならびにこれらのシステム間を接続する通信ネットワークから成り、ホームセキュリティシステムで検知した異常をセンターシステムに伝達して、音声通報メッセージに変換した後、防災行政無線システムで放送するように構成することによって、近隣の住民が早期に異常の発生を知るとともに、防犯および防火活動を行うことができるシステムがある(例えば、特許文献1参照)。
また、住宅への人間の侵入があった場合に、複数の前記地区エリアにある全防災デジタル屋外拡声装置、全防災デジタル戸別通信装置からサイレン音、警戒音声をそれぞれ吹鳴し、再生する。
また、前記防災デジタル屋外拡声装置と複数の前記防災デジタル戸別通信装置との間は無線LANで通信が行われ、無線LANを有したパーソナルコンピュータは、ネットワークに入れるように、IPアドレス、セキュリティを設定することにより、無線LANが届く範囲では、前記監視カメラで撮像された画像の表示を行う。
また、住宅への人間の侵入があった場合に、複数の前記放送範囲エリアからなる地区エリアにある全防災デジタル屋外拡声装置の前記トランペットスピーカからサイレン音、警戒音声をそれぞれ吹鳴し、全防災デジタル戸別通信装置からサイレン音、警戒音声を再生させる。
また、住宅への人間の侵入情報を受信した時にサイレン音、警戒音声を吹鳴する前記防災デジタル屋外拡声装置が属する同一地区エリア内の他の防災デジタル屋外拡声装置の各々の監視カメラを侵入された住宅の方向の道路に向ける。
また、前記カメラ駆動データ保存部、前記通報データ保存部を前記防災無線基地局に設け、前記住宅侵入有無判断部により住宅への人間の侵入と判断された場合に前記トランペットスピーカは、前記通報データ保存部から受信したサイレン音、警戒音声を吹鳴し、前記監視カメラは、前記カメラ駆動データ保存部から侵入された住宅に対して受信した方向、ズームの調整を行い、撮影を行う。
図1は本発明に係る防災行政無線システムのネットワークの概略を示す構成図である。なお、全図を通じて、同一の番号、符号は同一の構成要素を表すとする。本図に示す防災行政無線システム100はコンピュータプログラムで動作し、市町村の役場により運営され、防災行政無線システム100には防災無線基地局101が設けられ、防災無線基地局101は役場に設けられる親局であり、市町村が行政を行う親局エリア102をA地区、B地区、C地区、…のように複数の地区に分け、それぞれを地区エリア102A、102B、102C、…とし、地区エリア102A、102B、102C、…の各々には複数の防災デジタル屋外拡声装置103A、103B、103C、…がそれぞれ設けられる。
防災無線基地局101は地区エリア102A、102B、102C、…の各単位に対して、防災デジタル屋外拡声装置103A、103B、103C、…の各々から防災放送を行わせる。
トランペットスピーカ201は異常を知らせるサイレン音、登録されている警戒音声を吹鳴し防災放送を行う。
無線LAN親装置205は後述する無線LAN子アダプタ311と無線通信を行い、受信があった無線LAN子アダプタ311を識別し、送信を行った住宅を特定する。
防災デジタル屋外拡声本体204は防災デジタル屋外拡声装置103A−1、103A−2、103A−3、…の各々の全体の制御を行う。
カメラ駆動データ保存部207は監視カメラ203を所定の方向に駆動するためのデータを保存する。
通報データ保存部208はトランペットスピーカ201から吹鳴するため、サイレン音と共に警戒音声を含む通報データを保存する。
送受信部210は、アンテナ202を介して、防災無線基地局101と送受信を行う。
図4は図2における複数の住宅104A−1、104A−2、104A−3、…、105A−1、105A−2、105A−3、…、106A−1、106A−2、106A−3、…の各々に設けられる防災デジタル戸別通信装置304A−1、304A−2、304A−3、…、305A−1、305A−2、305A−3、…、306A−1、306A−2、306A−3、…の各々の概略構成を示す図である。本図に示すように、一例として、複数の住宅104A−1、104A−2、104A−3、…、105A−1、105A−2、105A−3、…、106A−1、106A−2、106A−3、…の各々に設けられる防災デジタル戸別通信装置304A−1、304A−2、304A−3、…、305A−1、305A−2、305A−3、…、306A−1、306A−2、306A−3、…の各々には、無線LAN子アダプタ311、スピーカ312、防災デジタル戸別通信本体313、センサー314が設けられ、さらに、防災デジタル戸別通信本体313には異常反応判断部315が設けられる。センサー314を複数箇所に設置することにより、より確実に不審者の侵入を確認することが可能になる。
スピーカ312はトランペットスピーカ201と同様に異常を知らせるサイレン音、警戒音声を吹鳴し、防災放送を行う。
異常反応判断部315はセンサー314に所定レベル以上の反応があった場合には異常として防災デジタル戸別通信本体313に通知する。
防災デジタル戸別通信本体313は防災デジタル戸別通信装置304A−1、304A−2、304A−3、…、305A−1、305A−2、305A−3、…、306A−1、306A−2、306A−3、…の各々の全体の制御を行う。
防災無線基地局101には画像保持部403が設けられ、画像保持部403は送受信部401で受信した画像を保存する。
防災無線基地局101にはデータ設定部404が設けられ、データ設定部404は複数の防災デジタル屋外拡声装置103A、103B、103C、…の各々に対して、図3のカメラ駆動データ保存部207、通報データ保存部208へのデータ設定を行う。
さらに、本図(b)に示すように、垂直平面において、一例として、中心の監視カメラ203から住宅104A−1、104A−2、104A−3、…の各々に向く傾斜角αが測定される。
図8は図3における住宅侵入有無判断部209の動作を説明する図である。本図に示すように、一例として、防災デジタル屋外拡声装置103A−1では、住宅侵入有無判断部209は、防災デジタル戸別通信装置304A−1、304A−2、304A−3、…の各々のセンサー314の異常反応の有無を保存し、保存した情報に基づき、世帯主甲、乙、丙、…の住宅104A−1、104A−2、104A−3、…の各々に対する不審者の侵入の有無を判断する。
(1)丙さん宅に不審者が侵入しました。
(2)丙さん宅の付近にいる人は危険ですので、不審者に注意してください。
なお、上記では、世帯主丙の住宅104−3に不審者が侵入した例であるが、下線部分の世帯主の部分は、図7の住宅侵入有無判断部209の動作に基づき、置換可能とする。
図10は防災行政無線システムの防犯機能の一連の動作例を説明するフローチャートである。本図に示すように、ステップS501において、防災行政無線システム100では火災、地震、津波、洪水を含む災害発生時の防災放送があるか否かを判断する。防災放送がある場合にはこれを優先し、本処理を終了する。
ステップS503において、異常反応がある場合には、無線LAN子アダプタ311から該当する無線LAN親装置205にセンサー314の異常反応の情報を送信する。
ステップS505において、該当する無線LAN親装置205では、無線LAN子アダプタ311からの送信を識別し、複数の住宅104A、105A、106A、…から異常反応があった住宅を特定する。
ステップS507において、撮影された画像を防災無線基地局101に送信し、保存を行う。
ステップS508において、複数の防災デジタル屋外拡声装置103A、103B、103C、…のうち、該当する住宅が属する地区エリアの防災デジタル屋外拡声装置のトランペットスピーカ201から異常を知らせるサイレン音、登録警戒音声を放送する。なお、同一地区だけでなく、親局エリア102の全地区エリアの防災デジタル屋外拡声装置のトランペットスピーカ201から異常を知らせるサイレン音、登録警戒音声を放送するようにしてもよい。
ステップS511において、複数の防災デジタル戸別通信装置304A、305A、306Aの各々における異常反応判断部315においてセンサー314に異常反応があるか否かを判断する。異常反応がない場合には処理を終了する。
ステップS513において、異常反応のあった放送範囲エリアの方向の道路に起動した監視カメラ203を向け、画像の撮影を行う。
したがって、本発明によれば、住宅に侵入した人間は、うまく逃走したとしても、逃走の様子が撮影され、犯人の追跡がより容易になる。
102…親局エリア
102A、102B、102C…地区エリア
102A−1、102A−2、102A−3…放送範囲エリア
103A、103B、103C、103A−1、103A−2、103A−3…防災デジタル屋外拡声装置
104A、105A、106A…住宅
200…柱
201…トランペットスピーカ
202…アンテナ
203…監視カメラ
204…防災デジタル屋外拡声本体
205…無線LAN親装置
206…スピーカ・カメラ起動部
207…カメラ駆動データ保存部
208…通報データ保存部
209…住宅侵入有無判断部
210…送受信部
304A、305A、306A…防災デジタル戸別通信装置
311…無線LAN子アダプタ
312…スピーカ
313…防災デジタル戸別通信本体
314…センサー
315…異常反応判断部
401…送受信部
402…表示部
403…画像保持部
404…データ設定部
Claims (14)
- 防犯機能を有する防災行政無線システムにおいて、
防災放送の吹鳴に加え、住宅への人間の侵入情報を受信した時にサイレン音、警戒音声を吹鳴し、侵入された住宅の方向に監視カメラを向け、ズームを調整し撮影し撮影された画像を保存させる防災デジタル屋外拡声装置と、
前記防災デジタル屋外拡声装置から防災放送が届く放送範囲エリアの複数の住宅の各々に存在し、前記防災デジタル屋外拡声装置から前記防災放送を受信し、受信した防災放送の再生に加え、住宅への人間の侵入を検出した時にサイレン音、警戒音声を再生し、前記防災デジタル屋外拡声装置に住宅への人間の侵入情報を送信する複数の防災デジタル戸別通信装置とを備えることを特徴とする防犯機能を有する防災行政無線システム。 - 住宅への人間の侵入があった場合に、複数の前記放送範囲エリアからなる地区エリアにある全防災デジタル屋外拡声装置、全防災デジタル戸別通信装置からサイレン音、警戒音声をそれぞれ吹鳴し、再生することを特徴とする、請求項1に記載の防犯機能を有する防災行政無線システム。
- 住宅への人間の侵入があった場合に、複数の前記地区エリアにある全防災デジタル屋外拡声装置、全防災デジタル戸別通信装置からサイレン音、警戒音声をそれぞれ吹鳴し、再生することを特徴とする、請求項2に記載の防犯機能を有する防災行政無線システム。
- 住宅への人間の侵入情報を受信した時にサイレン音、警戒音声を吹鳴する前記防災デジタル屋外拡声装置が属する同一地区エリア内の他の防災デジタル屋外拡声装置の各々の監視カメラを侵入された住宅の方向の道路に向けることを特徴とする、請求項1に記載の防犯機能を有する防災行政無線システム。
- 前記防災デジタル屋外拡声装置と複数の前記防災デジタル戸別通信装置との間は無線LANで通信が行われ、無線LANを有したパーソナルコンピュータは、ネットワークに入れるように、IPアドレス、セキュリティを設定することにより、無線LANが届く範囲では、前記監視カメラで撮像された画像の表示を行うことを特徴とする、請求項1に記載の防犯機能を有する防災行政無線システム。
- 防災行政無線システムの防犯方法において、
防災放送の吹鳴を行う防災デジタル屋外拡声装置で住宅への人間の侵入情報を受信した時にサイレン音、警戒音声を吹鳴し、侵入された住宅の方向に監視カメラを向け、ズームを調整し撮影し撮影された画像を保存させる工程と、
前記防災デジタル屋外拡声装置から防災放送が届く放送範囲エリア内の複数の住宅の各々に存在し、前記防災デジタル屋外拡声装置から前記防災放送を受信し、受信した防災放送の再生する防災デジタル戸別通信装置では住宅への人間の侵入を検出した時にサイレン音、警戒音声を再生し、前記防災デジタル屋外拡声装置に住宅への人間の侵入情報を送信する工程とを備えることを特徴とする防災行政無線システムの防犯方法。 - 防災行政無線システムの防犯プログラムにおいて、
防災放送の吹鳴を行う防災デジタル屋外拡声装置で住宅への人間の侵入情報を受信した時にサイレン音、警戒音声を吹鳴し、侵入された住宅の方向に監視カメラを向け、ズームを調整し撮影し撮影された画像を保存させる手順と、
前記防災デジタル屋外拡声装置から防災放送が届く放送範囲エリア内の複数の住宅の各々に存在し、前記防災デジタル屋外拡声装置から前記防災放送を受信し、受信した防災放送の再生する防災デジタル戸別通信装置では住宅への人間の侵入を検出した時にサイレン音、警戒音声を再生し、前記防災デジタル屋外拡声装置に住宅への人間の侵入情報を送信する手順とを備えることを特徴とする防災行政無線システムの防犯プログラム。 - 防犯機能を有する防災行政無線システムの防災デジタル屋外拡声装置において、
前記防災デジタル屋外拡声装置から防災放送が届く放送範囲エリアの複数の住宅の各々に存在する防災デジタル戸別通信装置から受信した情報から住宅への人間の侵入有無を判断する住宅侵入有無判断部と、
防災無線基地局から受信した防災放送の吹鳴に加え、前記住宅侵入有無判断部により住宅への人間の侵入と判断された場合にサイレン音、警戒音声を吹鳴するトランペットスピーカと、
侵入された住宅の方向に向け、ズームを調整し撮影を行い、前記防災無線基地局に撮影された画像を送信し表示させ保存させる監視カメラと、
前記監視カメラから複数の住宅の各々に向ける方向、ズームをカメラ駆動データとして保存するカメラ駆動データ保存部と、
前記トランペットスピーカで吹鳴されるサイレン音、警戒音声を保存し複数の前記防災デジタル戸別通信装置にサイレン音、警戒音声を再生させる通報データ保存部とを備えることを特徴とする、防犯機能を有する防災行政無線システムの防災デジタル屋外拡声装置。 - 前記防災無線基地局にデータ設定部が設けられ、前記データ設定部は、前記カメラ駆動データ保存部に対して前記監視カメラから複数の住宅の各々に向ける方向、ズームをカメラ駆動データとして設定し前記通報データ保存部に対してサイレン音、警戒音声を設定することを特徴とする、請求項8に記載の防犯機能を有する防災行政無線システムの防災デジタル屋外拡声装置。
- 住宅への人間の侵入があった場合に、複数の前記放送範囲エリアからなる地区エリアにある全防災デジタル屋外拡声装置の前記トランペットスピーカからサイレン音、警戒音声をそれぞれ吹鳴し、全防災デジタル戸別通信装置からサイレン音、警戒音声を再生させることを特徴とする、請求項8に記載の防犯機能を有する防災行政無線システムの防災デジタル屋外拡声装置。
- 住宅への人間の侵入があった場合に、複数の前記地区エリアにある全防災デジタル屋外拡声装置の前記トランペットスピーカからサイレン音、警戒音声を吹鳴し、全防災デジタル戸別通信装置からサイレン音、警戒音声を再生させることを特徴とする、請求項8に記載の防犯機能を有する防災行政無線システムの防災デジタル屋外拡声装置。
- 住宅への人間の侵入情報を受信した時にサイレン音、警戒音声を吹鳴する前記防災デジタル屋外拡声装置が属する同一地区エリア内の他の防災デジタル屋外拡声装置の各々の監視カメラを侵入された住宅の方向の道路に向けることを特徴とする、請求項8に記載の防犯機能を有する防災行政無線システムの防災デジタル屋外拡声装置。
- 前記防災デジタル屋外拡声装置と複数の前記防災デジタル戸別通信装置との間は無線LANで通信が行われ、無線LANを有したパーソナルコンピュータは、ネットワークに入れるように、IPアドレス、セキュリティを設定することにより、無線LANが届く範囲では、前記監視カメラで撮像された画像の表示を行うことを特徴とする、請求項8に記載の防犯機能を有する防災行政無線システムの防災デジタル屋外拡声装置。
- 前記カメラ駆動データ保存部、前記通報データ保存部を前記防災無線基地局に設け、前記住宅侵入有無判断部により住宅への人間の侵入と判断された場合に前記トランペットスピーカは、前記通報データ保存部から受信したサイレン音、警戒音声を吹鳴し、前記監視カメラは、前記カメラ駆動データ保存部から侵入された住宅に対して受信した方向、ズームの調整を行い、撮影を行うことを特徴とする、請求項8に記載の防犯機能を有する防災行政無線システムの防災デジタル屋外拡声装置。
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