JP4696371B2 - 広告視聴評価装置およびスポンサーシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタル放送データ内の広告データの視聴履歴を記録する広告視聴評価装置と、広告の視聴結果をスポンサーに通知するスポンサーシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、デジタル放送は、高能率符号化処理により圧縮された複数の番組のデジタル放送データを時分割多重化した状態でデジタル放送波とし、通信衛星などを介して放送するものであり、既に一部の国において実用化されており、日本においても実用化に向けて種々の技術検討が行われている。
【0003】
このような多重化されたデジタル放送データである番組は、一般的には視聴することに対して課金されるものであり、予め契約をしたユーザ、または、番組毎に料金を支払ったユーザに対して視聴できるようにされたものである。これに対して従来のテレビ,ラジオ局の民放の番組のように、番組中にコマーシャルメッセージ(以下、CMという)を挿入することによって、課金を行わない番組、または、CMの挿入されない番組より低料金の番組を放映することも考えられている。
【0004】
CMの挿入方法としては、番組データの一部として広告データを取り扱い、番組データと広告データとを一体として転送,記録,再生等の処理を行う方法が一般的である。
【0005】
一方、前記デジタル放送においては、従来のアナログ放送に比べ、はるかに多くの番組が同時に放映されるため、ユーザが視聴したいと思う番組すべてをリアルタイムで視聴することは困難になってくる。したがって、記録装置に一時的に記録しておいて、適宜再生して視聴するという視聴方法が不可欠となることが予想される。蓄積装置として、HDD(Hard Disk Drive)が、記録容量の増大に伴い、映像のデジタル記録用デバイスとして使用されつつある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記のように番組データと広告データが一体であることは、番組を提供するスポンサーの広告が、広告データの放映時にチャンネルを替えられたり、また番組を記録装置に記録した後に再生される場合は、広告データの部分を早送りされたり、スキップされたりして見てもらえず、そのため、放送業者において広告の視聴率の低下によりスポンサーからの収入が減少するという問題があった。
【0007】
また、番組を提供するスポンサーの広告は、従来、不特定多数のユーザに一方的に流すだけであり、どのような階層(性別,年齢,職業等)のユーザがどの広告を見ているか、また効果はどの程度であるのかがわからないため、スポンサーはユーザの好感度の高い広告を作ることが難しく、あるいは、どの番組のスポンサーとなれば、視聴対象とするユーザが見てくれるか等、ユーザの趣向等の詳細が把握できないという問題があった。
【0008】
本発明は、前記従来技術の問題を解決することに指向するものであり、ユーザが求めている広告を各階層のユーザ毎に応じて把握でき、さらにユーザが広告に、より関心を高める処理を導入することで、広告の視聴率の低下を防止でき、その結果、スポンサーがより好感度の広告を提供することができる広告視聴評価装置およびスポンサーシステムを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本発明に係る広告視聴評価装置およびスポンサーシステムにおける請求項1に記載の広告視聴評価装置は、衛星を介したデジタル放送波を受信し、デジタル放送波を増幅復調してデジタル放送データに変換する手段と、デジタル放送データに付随するデータ付属情報に従って、デジタル放送データに多重化された番組データ及び広告データを分離し、記録媒体に番組データ及び広告データを記録/再生する手段と、デジタル放送データをスピーカ及びディスプレイに出力するため高能率符号化処理が施されたデータをデコードする手段と、デジタル放送データのうち広告データがデコードする手段にて広告として再生されたことをこの広告の視聴履歴として記録媒体に格納し、また、広告データに含まれたイベントに対するユーザの応答を広告のイベントに対する応答履歴として記録媒体に格納す各種情報を管理する手段と、視聴履歴と応答履歴を管理センターに送信する手段とを備えたことを特徴とする。
【0010】
また、請求項2に記載の広告視聴評価装置は、衛星を介したデジタル放送波を受信し、デジタル放送波を増幅復調してデジタル放送データに変換する手段と、デジタル放送データを入力し高能率符号化処理が施されたデータをデコード可能なデータに変換する手段と、デコード可能なデータをスピーカ及びディスプレイに出力するためデコードする手段と、データに含まれる広告がデコードする手段にてデコードされたことをこの広告の視聴履歴として前記記録媒体に格納し、また、広告データに含まれたイベントに対するユーザの応答を広告のイベントに対する応答履歴として記録媒体に格納す各種情報を管理する手段と、視聴履歴と応答履歴を管理センターに送信する手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
また、請求項3に記載の広告視聴評価装置は、衛星を介したデジタル放送波を受信するためのアンテナと、アンテナから受信したデジタル放送波を増幅復調するチューナと、チューナで復調されたデジタル放送データを入力し、デジタル放送データに付随して送信されたデータ付属情報に従って、デジタル放送データ内に多重化された番組データと広告データを分離するデータ分離部と、デジタル放送データを格納する記録媒体と、データ分離部により分離した番組データと広告データを入力し、分離された番組データ及び広告データを記録媒体に記録再生する記録再生部と、記録再生部により記録媒体から再生されたデータとデータ分離部からのデータとを合成するデータ合成部と、データ合成部からの高能率符号化処理が施されたデータをデコードするAVデコーダと、AVデコーダからのデコードされた映像を出力するディスプレイと、AVデコーダからのデコードされた音声を出力するスピーカと、データ分離部と記録再生部とデータ合成部とAVデコーダの動作を制御する制御部と、ユーザの視聴した広告のIDや視聴履歴と、広告に含まれたイベントに対するユーザの応答した応答履歴とを管理する手段としての広告情報管理部と、視聴した広告のIDや視聴履歴と、応答履歴とを管理センターに送信する手段としてのモデムと、番組及び広告を選択したり、広告内のイベントにえるための操作手段としてのリモコンとを備えたことを特徴とする。
【0012】
また、請求項4は、請求項3に記載される広告視聴評価装置の前記記録媒体を、デジタル放送データの番組データを格納する番組データ記録用領域と、広告データを格納する広告データ記録用領域と、広告の視聴履歴を格納する広告視聴履歴記録用領域から構成したことを特徴とする。
【0013】
また、請求項5に記載の広告視聴評価装置は、衛星を介したデジタル放送波を受信するためのアンテナと、アンテナから受信したデジタル放送波を増幅復調するチューナと、チューナで復調されたデジタル放送データを入力し、高能率符号化処理が施されたデータをデコード可能なデータに変換するトランスポートデコーダと、トランスポートデコーダからのデータをデコードするAVデコーダと、AVデコーダからのデコードされた映像を出力するディスプレイと、AVデコーダからのデコードされた音声を出力するスピーカと、トランスポートデコーダとAVデコーダの動作を制御およびユーザの広告視聴内容の情報を管理する制御部と、AVデコーダに入力されるユーザの視聴した広告の視聴履歴と、広告に含まれたイベントに対するユーザの応答した応答履歴とを格納する広告視聴履歴記録用領域を有する記録媒体と、視聴履歴と応答履歴を管理センターに送信する手段としてのモデムと、番組及び広告を選択したり、広告内のイベントにえるための操作手段としてのリモコンとを備えたことを特徴とする。
【0014】
また、請求項6は、請求項4,5に記載される広告視聴評価装置の前記記録媒体の広告視聴履歴記録用領域に、ユーザの視聴した広告の履歴をユーザIDに対応させて広告視聴履歴として格納し、ユーザID毎の前記広告視聴履歴に応じて成長するペットをディスプレイに表示させるペット画像を備えたことを特徴とする。
【0015】
また、請求項7は、請求項4,5,6に記載される広告視聴評価装置の前記記録媒体の広告視聴履歴記録用領域に、ユーザがリモコン操作によって視聴広告のイベントに回答した応答結果を記録し、応答結果に基づく視聴履歴データに応じて表示するペットの成長が促され、ペットの成長に自由度を持たせたことを特徴とする。
【0016】
また、請求項8は、請求項6,7に記載される広告視聴評価装置の前記ペット画像を、複数のスポンサー毎に対応するそれぞれのキャラクターを割り当て、ディスプレイに表示することを特徴とする。
【0017】
また、請求項9は、請求項6,7に記載される広告視聴評価装置の前記ペット画像を、複数の広告毎に対応するそれぞれのキャラクターを割り当て、ディスプレイに表示することを特徴とする。
【0018】
また、請求項10に記載のスポンサーシステムは、デジタル放送波を衛星へ送信する放送局と、衛星を介したデジタル放送波を受信するためのアンテナと、アンテナから受信したデジタル放送波を増幅復調するチューナと、チューナで復調されたデジタル放送データを入力し、デジタル放送データ内の番組データと広告データを分離するデータ分離部と、デジタル放送データを記録する記録媒体と、データ分離部により分離した番組データと広告データを入力し、分離された番組データ及び広告データを記録媒体に記録再生する記録再生部と、記録再生部により記録媒体から再生されたデータとデータ分離部からのデータとを合成するデータ合成部と、データ合成部からの高能率符号化処理が施されたデータをデコードするAVデコーダと、AVデコーダからのデコードされた映像を出力するディスプレイと、AVデコーダからのデコードされた音声を出力するスピーカと、データ分離部と記録再生部とデータ合成部とAVデコーダの動作を制御する制御部と、ユーザの視聴した広告のIDや視聴履歴と、広告に含まれたイベントに対するユーザの応答した応答履歴とを管理する手段としての広告情報管理部と、
視聴した広告のIDや視聴履歴と、応答履歴とを管理センターに送信する手段としてのモデムと、番組及び広告を選択したり、広告内のイベントにえるための操作手段としてのリモコンと、広告情報管理部で管理される履歴の情報を、モデム経由にて受け取り集計・分析を行う管理センターと、管理センターの処理結果に基づき広告作成を行うスポンサーとから成ることを特徴とする。
【0019】
また、請求項11に記載のスポンサーシステムは、デジタル放送波を衛星へ送信する放送局と、衛星を介したデジタル放送波を受信するためのアンテナと、アンテナから受信したデジタル放送波を増幅、復調するチューナと、チューナで復調されたデジタル放送データを入力し、高能率符号化処理が施されたデータをデコード可能なデータに変換するトランスポートデコーダと、トランスポートデコーダからのデータをデコードするAVデコーダと、AVデコーダからのデコードされた映像を出力するディスプレイと、AVデコーダからのデコードされた音声を出力するスピーカと、トランスポートデコーダとAVデコーダの動作を制御およびユーザの広告視聴内容の情報を管理する制御部と、AVデコーダに入力されるユーザの視聴した広告の視聴履歴と、広告に含まれたイベントに対するユーザの応答した応答履歴とを格納する広告視聴履歴記録用領域を有する記録媒体と、
視聴履歴と応答履歴を管理センターに送信する手段としてのモデムと、番組および広告を選択したり、広告内のイベントにえるための操作手段としてのリモコンと、記録媒体に格納される履歴の情報を、モデム経由にて受け取り集計・分析を行う管理センターと、管理センターの処理結果に基づき広告作成を行うスポンサーとから成ることを特徴とする。
【0020】
これらの構成によれば、デジタル放送データの広告を視聴したユーザの視聴履歴を記録し、この視聴履歴に応じ広告に対応するペットの成長等を変化させて、ユーザの関心を高めて広告の視聴を促進させることができる。
【0021】
また、管理センターにより受信した視聴履歴を集計・分析した結果に基づき、スポンサーはユーザの関心度を把握した広告の作成をすることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明における実施の形態を詳細に説明する。
【0023】
図1は本発明の実施の形態1における広告視聴評価装置の構成を示すブロック図である。図1において、広告視聴評価装置1(以下、STB:セットトップボックスという)は、放送局からのデジタル放送波の電波をアンテナ2を介して受信して、STB1の内部用の信号に変換するチューナ3と、デジタル放送データに付随して送信されてくるデータ付属情報に従って、データ分離部4によりデジタル放送データ中の多重化された番組データ及び広告データを分離し、この分離された番組データ及び広告データを大容量記録媒体5(以下、AV−HDDという)に格納する。
【0024】
記録再生部6によって、AV−HDD5に対して番組データ及び広告データの記録再生を行い、データ合成部7ではAV−HDD5から再生されたデータとデータ分離部4からのデータを合成する。AVデコーダ8は、データ合成部7からの高能率符号化処理が施されたデータをデコードし、ビデオ信号を出力するディスプレイ10及びオーディオ信号を出力するスピーカ11に出力する。また、データ分離部4と記録再生部6とデータ合成部7の動作を制御する制御部9と、広告の視聴履歴等の広告情報を管理する広告視聴履歴管理部12と、広告の視聴履歴等の各種情報を管理センターに送信するためのモデム13を備え、番組の選択やデジタル放送の双方向性サービスに利用するリモコン14とから構成される。
【0025】
また、図2は大容量記録媒体(AV−HDD)の記録領域の一例を示す図である。図2においてAV−HDD5には、放送局から送信され復調されたデジタル放送データをデータ分離部4によって分離した番組データを格納する番組データ領域21と、広告データを格納する広告データ領域22と、広告が視聴された履歴データを格納するための広告視聴履歴領域23とを設けて構成されている。
【0026】
広告視聴履歴領域23には、STB1に対応したユーザ情報を表すユーザID24と、広告事業者を表すスポンサーID25と、視聴される広告を表す広告ID26と、該当する広告ID26の広告をユーザID24を有するユーザによって視聴された回数を表す視聴回数27と、広告ID26の広告内のアンケートやクイズ等のイベントに対しユーザが回答した回数を表すイベント回答回数28をパラメータとしてリスト化する。
【0027】
本実施の形態1において、AV−HDD5内の広告ID26に対応させて広告の視聴履歴を記録し、さらにユーザに対し広告の視聴を促進させるために、視聴結果に応じてその広告に対応するペットが成長等の変化していき、ユーザの興味を引くことにより、広告の視聴を促すサービスを提供するものである。
【0028】
初めに、図1,図2を参照しながら広告視聴履歴データの作成について説明する。AV−HDD5内の広告データ領域22に記録され記録再生部6により再生された広告、もしくはAV−HDD5に記録されずにリアルタイムにデータ合成部7に入力された広告は、デジタル放送データのデータ付属情報からスポンサーID25と広告ID26を検知し、スポンサーID25と広告ID26を広告視聴履歴領域23に記録する。
【0029】
次に同じ広告ID26がAVデコーダ8に入力されデコード後に、STB1からビデオ信号またはオーディオ信号として出力された場合、広告視聴履歴領域23の該当する広告ID26の視聴回数27をカウントアップし、以後、同じ手順で各広告ID26に対する視聴回数27をカウントする。
【0030】
この履歴の記録方法は、通常のアナログ放送の広告と同じであり、実際に放送された広告にユーザが関心を抱いているか否か把握することはできない。そこで、スポンサーは作成した広告に関心をもっているか否かを把握するために、デジタル放送の双方向性を利用して、広告内にクイズやアンケート等を付加して、ユーザからの回答を得るようにした広告が考えられる。
【0031】
このデジタル放送の双方向性を利用した広告に対して、本実施の形態1のSTB1では、該当広告ID26に対し、ユーザがリモコン14にて何らかの応答動作を起こした場合、該当広告ID26のイベント回答回数28をカウントアップする。以後、同じ手順で各広告に対するイベント回答回数28のカウントを行い、広告の視聴履歴をAV−HDD5の広告視聴履歴領域23に記録する。このイベント回答回数28は、確実に広告を視聴しなければ回答できないためスポンサーにとっては、広告の視聴関心度を知る必要なパラメータとなる。
【0032】
次に、記録した広告視聴履歴領域23のデータに基づきユーザに広告の視聴頻度を表すペット画像の表示手段について説明する。
【0033】
図3は、図2に示すAV−HDD5の広告視聴履歴領域23内に記録された広告視聴の履歴データからペット画像をディスプレイ10に表示する一例を示す図である。図3において、31は広告視聴の履歴データ、32はペット画像リストである。このペット画像リストは本発明のSTB1(図1参照)購入時に既に、AV−HDD5の広告視聴履歴領域23に格納されているデータである。
【0034】
ここでは動作を簡潔に示すために、図3にはユーザID24を1種類(使用者は1人)、スポンサーID25を2種類、広告ID26を各スポンサーID25に対して2種類とした視聴結果を示している。
【0035】
ユーザID24のユーザにより広告が視聴されると、該当する広告視聴の履歴データ31が更新される。広告視聴履歴管理部12(図1参照)では、広告視聴の履歴データ31より、各広告ID26に対する視聴回数27とイベント回答回数28をパラメータとして入力し、そのパラメータから視聴関心度を算出する。視聴関心度がまだ低い場合には幼いペットを、視聴関心度が高まるにつれ徐々に成長したペット画像をペット画像リスト32から抜き出す。ここでペット画像リスト32内のLvとはペットの成長度を示している。
【0036】
なお、この視聴関心度としては、視聴回数27を素直に重視するか、イベント回答回数28に示す、実際に広告を視聴してそのイベントに回答した回数により、広告に対して視聴関心度を持っているか否か判断し、その算出方法に自由度を持たせて設定することも可能である。
【0037】
図3に示す場合、4種類の広告ID26に対応してペット画像の抜き出しが行われる。CM_AA(スポーツ)についてはペットP_A2,CM_AB(ファッション)についてはペットP_B5,CM_BA(レジャー)についてはペットP_C0,CM_BB(映画)についてはペットP_D10が抜き出される。
【0038】
抜き出されたペット画像の情報は、制御部9にて各ペット画像を合成した合成ペット画像33を作成する。この合成ペット画像33をAVデコーダ8に入力し、実際の番組と同時に重ね合わせてディスプレイ10に表示する。
【0039】
以上のように、各広告ID26の視聴関心度に応じて、ペットを成長させてユーザに視聴意欲を高めさせるサービスが実現できる。
【0040】
なお、本実施の形態1では説明を簡略化するために、ユーザID24を1種類(使用者は1人)、広告スポンサーID25を2種類、広告ID26を各スポンサーID25に対して2種類としたが、これ以上の種類に対しても同じ手法で実現することができる。
【0041】
また、この表示するペット画像リスト32からの抽出は、広告が視聴された該当広告の視聴回数27もしくはイベント回答回数28が更新される度、またはSTB1の電源投入の立ち上げ時になど、その表示頻度はSTB1の設定により実現できる。この場合にはペット画像リスト32からの抽出と表示命令を制御部9から発行することで実現する。
【0042】
前記実施の形態1の説明では、ペットを一例として説明したが、表示するのは動物等のペット以外に擬人化したキャラクターや、広告視聴の履歴データ31を表やグラフにしたものでも同じ手法で実現でき、またペット画像リスト32の情報を別途更新可能として変更を行うようにしても良い。
【0043】
なお、図2に示すAV−HDD5内の番組データ領域21,広告データ領域22,広告視聴履歴領域23は可変的に割り当てても同じ手法で実現できる。
【0044】
次に、本発明の実施の形態2における広告視聴の履歴データによるペットの表示方法について図4を用いて説明する。本実施の形態2における、STB1の構成,AV−HDD5の記録領域および広告視聴の履歴データの作成手段については前記実施の形態1とほぼ同一である。本実施の形態2の特徴は、実施の形態1が各広告に対しペットを割り当て、表示をしているのに対し、各スポンサーに対応して視聴関心度を得るように特徴づけたペットを割り当てて表示する点である。
【0045】
図4は前記AV−HDD5の広告視聴履歴領域23内に記録された広告視聴の履歴データからペット画像をディスプレイ10に表示する一例を示す図である。図4において、35はペット画像リストである。このペット画像リスト35は本発明のSTB1を購入時に既に、AV−HDD5の広告視聴履歴領域23に格納されているデータである。広告視聴の履歴データ31については前記実施の形態1と同様なデータとする。
【0046】
図4に示すように、ある時点でのスポンサーAの提供する広告はCM_AA,CM_ABの2種類で、視聴回数はそれぞれ5回,2回、イベント回答回数はそれぞれ0回,2回である。広告視聴履歴管理部12はこのスポンサーAの提供する2種類の広告の視聴回数27とイベント回答回数28の値をパラメータとして入力し、前記パラメータからスポンサーAの視聴関心度を算出する。算出した視聴関心度に対応するペット画像をペット画像リスト35から抽出し、スポンサーA用のペットを決定する。スポンサーBについても同様にスポンサーB用のペット画像を決定する。
【0047】
抜き出されたスポンサーA及びスポンサーBのペット画像の情報は制御部9に送られ、各ペット画像を合成した合成ペット画像36が作成される。この合成ペット画像36をAVデコーダ8(図1参照)に入力し、実際の番組と同時に重ね合わせてディスプレイ10に表示する。
【0048】
以上のことから、各スポンサーの広告に対する視聴関心度に応じて、ペットを成長させてユーザに視聴意欲を高めさせるサービスが実現できる。
【0049】
なお、AV−HDD5に用意しておくペット画像リストは広告の内容に応じたペットを複数種用意しておき、スポンサーの広告の視聴傾向に応じたペットを割り当てることで、ユーザに広告の視聴意欲をさらに高めさせることもできる。例えば、図4示すスポンサーBのCM_BB(広告ID)の映画が視聴されている場合には、俳優をモチーフにしたペット画像などを表示させることにより、ユーザの視聴している広告の傾向をユーザにも知らせることができる。
【0050】
また、実施の形態1と同様に実施の形態2を説明するため、ユーザID,スポンサーの数を限定したが、これ以上の種類に対しても同じ手法で実現できる。さらに表示するペット画像リスト35からの抽出を、広告が視聴され該当広告ID26の視聴回数27もしくはイベント回答回数28が更新される度、またはこのSTB1の電源投入の立ち上げ時になど、その表示頻度はSTB1の設定により実現でき、この場合にはペット画像リスト35からの抽出と表示命令を制御部9から発行することで実現する。
【0051】
さらに、前記実施の形態1と同様に、ペットを一例として説明したが、表示するのは動物等のペット以外に擬人化したキャラクターや、広告視聴の履歴データ31を表やグラフで表したものでも同じ手法で実現でき、AV−HDD5内の番組データ領域21,広告データ領域22,広告視聴履歴領域23を可変的に割り当てても同じ手法で実現できることはいうまでもない。
【0052】
図5は本発明の実施の形態3におけるスポンサーシステムの概略構成を示すブロック図である。図5に示すように、前記実施の形態1で説明したSTB1を用いてスポンサーシステムを構成することから、図1において説明した構成部材に対応して実質的に同等の機能を有するものには同一の符号を付す。
【0053】
図5において、スポンサーシステムはSTB1と、放送事業者のデジタル放送波を送出する放送局41から衛星40に飛ばしたデジタル放送波をアンテナ2を介して受信して、STB1内部用の信号に変換するチューナ3と、デジタル放送データに付随して送信されてくるデータ付属情報に従って、データ分離部4によりデジタル放送データ中の多重化された番組データ及び広告データを分離する。
【0054】
AV−HDD5には分離された番組データ及び広告データを記録格納し、AV−HDD5に対して番組データ及び広告データの記録再生を行う記録再生部6によって、AV−HDD5から再生されたデータとデータ分離部4からのデータをデータ合成部7により合成する。
【0055】
このデータ合成部7からの高能率符号化処理が施されたデータをAVデコーダ8によりデコードし、AVデコーダ8からのビデオ信号を出力するディスプレイ10およびオーディオ信号を出力するスピーカ11を備え、さらにデータ分離部4,記録再生部6,データ合成部7の動作を制御する制御部9と、広告の視聴履歴を管理する広告視聴履歴管理部12と、広告視聴履歴を管理センター42や広告の各スポンサー43に送信するためのモデム13と、番組の選択やデジタル放送波の双方向サービスに利用するリモコン14と、広告視聴履歴の情報を各ユーザからモデム13を経由して受け取り、その情報の集計および分析を行う管理センター42と、処理された広告視聴履歴の情報を受けるスポンサー43で構成される。
【0056】
また、本実施の形態3は、AV−HDD5の記録領域および広告視聴の履歴データ31の作成手段については前記実施の形態1と同一であり、実施の形態1において生成した広告視聴の履歴データ31を管理センター42及びスポンサー43にモデム13を経由してフィードバックしている。
【0057】
図6はSTB1からの広告視聴の履歴データを管理センター42にフィードバックする一例を示す図である。図6において、AV−HDD5の広告視聴履歴領域23に格納される前記実施の形態1の方法で生成した広告視聴の履歴データ31はモデム13を介して管理センター42に送信される。各ユーザから送られてきた履歴データ31のユーザID24,スポンサーID25,広告ID26,視聴回数27,イベント回答回数28を集計・分析することにより、管理センター42は、人気のある広告,関心度の高い広告等の情報を把握することができる。
【0058】
また、管理センター42は広告視聴の履歴データ31を各スポンサーID25毎に集計し、スポンサーID25に対応するスポンサーに対して、その広告視聴の履歴データ31や、管理センター42において集計・分析した集計結果などを送信することができ、さらに広告の効果,広告に対するユーザの趣向等を含めた提案も可能となる。
【0059】
これらの結果に基づき、スポンサーの作成した広告に関心を寄せているユーザに応じて、広告内容の充実を図ることや、ユーザの所望するプレゼント、あるいは管理センター(放送局を有する放送事業者を含め)と連携して番組を視聴するための月間契約料を安くするなど、ユーザに対して恩恵を与えてより広告活動を活発にすることもできる。
【0060】
なお、管理センター42が各STB1から広告視聴の履歴データ31を取得するのは、各ユーザにおいてSTB1の電源投入の立ち上げ時、実際の番組の放送が終了した時点、管理センターにおいて履歴データ31を集計・分析する要望があった場合など、その頻度の設定は自由に行うことができる。また、STB1の主電源がオンの状態であればいつでも実現でき、さらに、前記実施の形態1,2におけるディスプレイに表示させるペット画像リストについて、履歴データ31を取得する際に、そのペット画像の情報更新を行ってユーザの趣向を反映させることができる。
【0061】
以上の構成により、ユーザの広告視聴履歴結果を管理センター及びスポンサーにフィードバックして、この結果に基づきスポンサーはユーザの広告に対する視聴関心度を把握することができ、より活発な広告活動を実現できる。
【0062】
図7は本発明の実施の形態4における広告視聴評価装置の構成を示すブロック図である。図7において、広告視聴評価装置51(以下、STB:セットトップボックスという)は、放送局からのデジタル放送波をアンテナ2を介して受信して、STB51内部用の信号に変換するチューナ53と、デジタル放送データを入力し、高能率符号化処理が施されたデータをデコード可能な信号に変換するトランスポートデコーダ54と、トランスポートデコーダ54からのデータをデコードするAVデコーダ58と、及びトランスポートデコーダ54とAVデコーダ58の動作を制御する制御部59とを備えている。
【0063】
さらに、AVデコーダ58からのビデオ信号を出力するディスプレイ10及びオーディオ信号を出力するスピーカ11と、番組の選択やデジタル放送における双方向サービスに利用するリモコン14と、広告視聴履歴を記録する記録媒体55と、広告視聴履歴を管理センターやスポンサーに送信するためのモデム63とを備え構成されている。以上のように、本実施の形態4の構成は前記実施の形態1の図1に示すAV−HDD5を使用していない。
【0064】
また、図8は記録媒体55の記録領域の一例を示す図である。図8において、記録媒体55には広告が視聴された履歴データを記録するための広告視聴履歴領域73を設けている。そして広告視聴履歴領域73には、STB51に対応したユーザ情報を表すユーザID74と、広告事業者を表すスポンサーID75と、広告事業者の広告に応じた広告ID76と、該当する広告ID76の広告をユーザID74のユーザにより視聴された回数を表す視聴回数77と、広告ID76の広告内のアンケートやクイズ等イベントに対してユーザが回答した回数を表すイベント回答回数78をパラメータとしてリスト化する。
【0065】
本実施の形態4において、記録媒体55内に広告ID76に対応させて広告の視聴履歴を記録し、さらにユーザに広告の視聴を促進させるために、視聴結果に応じてその広告に対応するペットが成長等の変化をして、ユーザの興味を引くことにより、その広告の視聴を促すサービスを提供する。
【0066】
初めに、図7,図8を参照しながら広告視聴の履歴データの作成について説明する。リアルタイムにトランスポートデコーダ54に入力された広告データはデジタル放送データの付属情報からスポンサーID75と広告ID76を検知し、スポンサーID75と広告ID76を記録媒体55の広告視聴履歴領域73に記録する。
【0067】
次に同じ広告ID76がAVデコーダ58に入力されデコード後、STB51からビデオ信号またはオーディオ信号の出力により、広告視聴履歴領域73の該当する広告ID76の視聴回数77をカウントアップし、以後同じ手順で各広告ID76に対する視聴回数77をカウントする。
【0068】
この履歴の記録方法は、通常のアナログ放送の広告と同じく実際に放送された回数を記録するのみで、ユーザの広告に対する関心を把握することができない。そこで、スポンサーの広告に関心をもっているか否かを把握するため、デジタル放送の双方向性を利用して、広告内にクイズやアンケート等、ユーザからの回答を得るようにした広告も考えられる。
【0069】
このような双方向性の広告に対して、本実施の形態4のSTB51では、該当広告ID76に対し、ユーザがリモコン14から何からの応答を起こした場合、該当広告ID76のイベント回答回数78をカウントアップして記録する。以後同じ手順で各広告に対するイベント回答回数78をカウントする。
【0070】
このイベント回答回数78は、確実に広告を視聴しなければ、回答できないためスポンサーにとっては、広告の視聴関心度を知る必要なパラメータとなる。
【0071】
以上の手順で、広告の視聴履歴を記録媒体55の広告視聴履歴領域73に記録する。
【0072】
次に、記録した広告視聴履歴領域73のデータからユーザに広告の視聴頻度をペット画像にて表示する手段について説明する。図9は前記記録媒体の広告視聴履歴領域内に記録された広告視聴の履歴データからペット画像をディスプレイに表示する一例を示す図である。
【0073】
図9において、81は記録媒体55の広告視聴履歴領域73内に記録された広告視聴の履歴データ、82はペット画像リストである。このペット画像リスト82はSTB51を購入時に既に、記録媒体55の広告視聴履歴領域73に格納されているデータである。また、動作を簡潔に示すために、ユーザID74を1種類(使用者は1人)、スポンサーID75を2種類、広告ID76を各スポンサーID75毎に2種類とする。
【0074】
ユーザID74のユーザにより広告が視聴されると、該当する広告視聴の履歴データ81が更新される。いま、図9に示すような視聴結果とすると、制御部59(図7参照)では、広告視聴の履歴データ81より、各広告ID76に対する視聴回数77とイベント回答回数78をパラメータとして入力し、そのパラメータから視聴関心度を算出する。この算出結果に基づき、視聴関心度がまだ低い場合には幼いペットを、視聴関心度が高まるにつれ徐々に成長したペットをペット画像リスト82から抜き出す。ここでペット画像リスト82内のLvとはペットの成長度を示している。
【0075】
なお、この視聴関心度は、視聴回数77を素直に重視するか、イベント回答回数78を参照して、実際に広告を視聴してイベントに応答することにより関心度を持っているとみなすなど、その算出方法には自由度を持たせ設定することも可能である。
【0076】
図9の場合には、4種類の広告ID76に対してペット画像の抜き出しが行われる。CM_AA(スポーツ)についてはペットP_A2,CM_AB(ファッション)についてはペットP_B5,CM_BA(レジャー)についてはペットP_C0,CM_BB(映画)についてはペットP_D10が抜き出される。
【0077】
抜き出されたペット画像の情報は制御部59にて各ペット画像を合成した合成ペット画像83を作成する。この合成ペット画像83をAVデコーダ58に入力し、実際の番組と同時に重ね合わせてディスプレイ10に表示する。
【0078】
以上のように、各広告ID76の視聴関心度に応じて、ペットを成長させてユーザに視聴意欲を高めさせることを実現することができる。
【0079】
なお、本実施の形態4では説明を簡略化するために、ユーザID74を1種類(使用者は1人)、スポンサーID75を2種類、広告ID76を各スポンサーID75に対して2種類としたが、これ以上の種類に対しても同じ手法で実現できる。
【0080】
また、表示するペットのペット画像リスト82からの抽出は、広告が視聴され該当する広告ID76の視聴回数77もしくはイベント回答回数78が更新される度、またはこのSTB51の電源投入による立ち上げ時になど、その頻度はSTB51の設定により実現できる。この場合にはペット画像リスト82からの抽出と表示命令を制御部59から発行することで実現する。
【0081】
本実施の形態4では、ペットを一例として説明したが、表示するのは動物等のペット以外に擬人化したキャラクターや広告視聴の履歴データ81を表やグラフにしたものであっても良く、広告に対する視聴関心度に応じて、ユーザに視聴意欲を高めさせるサービスを実現できる。
【0082】
図10は本発明の実施の形態5におけるスポンサーシステムとの概略構成を示すブロック図である。本実施の形態5において、前記実施の形態4の図8,図9で説明した記録媒体55の記録領域および広告視聴の履歴データ81の作成手段と同一であり、生成した広告視聴の履歴データ81を管理センター42及びスポンサー43にモデム63を経由しフィードバックしている。
【0083】
図10に示すスポンサーシステムは、STB51において、放送事業者の有する放送局41から衛星40に飛ばしたデジタル放送波をアンテナ2を介して受信して、STB51内部用の信号に変換するチューナ53と、デジタル放送データを入力し、高能率符号化処理が施されたデータをデコード可能な信号に変換するトランスポートデコーダ54と、トランスポートデコーダ54からのデータをデコードするAVデコーダ58と、トランスポートデコーダ54とAVデコーダ58の動作を制御する制御部59と、AVデコーダ58からのビデオ信号を出力するディスプレイ10及びオーディオ信号を出力するスピーカ11と、番組の選択やデジタル放送の双方向サービスに利用するリモコン14と、広告視聴履歴を記録する記録媒体55と、広告視聴履歴の情報を送信するためのモデム63と、広告視聴履歴の情報を各ユーザからモデム63経由で受け取り集計及び分析を行う管理センター42と、広告主であるスポンサー43とで構成される。
【0084】
図11は広告視聴評価装置からの広告視聴の履歴結果を管理センターにフィードバックする一例を示す図である。図11において、記録媒体55の広告視聴履歴領域73にある生成した広告視聴の履歴データ81はモデム63を介して管理センター42に送信される。管理センター42は、各ユーザのSTB51から送られてきたユーザID74,スポンサーID75,広告ID76,視聴回数77,イベント回答回数78を集計・分析する。これにより、管理センター42において、人気のある広告や視聴関心度の高い広告等の情報を把握することができる。また、管理センター42は広告視聴の履歴データ81のスポンサーID75を集計し、スポンサーID75に対応するスポンサー43に対して、その広告視聴履歴や管理センター42で集計・分析した集計結果などを送信することができ、さらに広告の効果や、広告に対するユーザの趣向等を含めた提案も可能となる。
【0085】
これらの結果に基づき、スポンサーの作成した広告に関心を寄せているユーザに応じて、さらに広告内容を充実させたり、ユーザの趣向に合わせたプレゼント、あるいは管理センター(放送局を有する放送事業者を含め)と連携して番組を視聴する月間契約料を安くするなど、ユーザに対して恩恵を与えるなど、より広告活動を活発にすることもできる。
【0086】
なお、管理センター42が各STB51から広告視聴の履歴データ81を取得するのは、各ユーザのSTB51の電源起動の立ち上げ時、実際の番組の放送が終了した時点、管理センター42がデータを集計・分析する要望があった場合など、その頻度の設定は自由に行え、STB51の主電源がオンの状態であればいつでも実現できる。
【0087】
以上の構成により、ユーザの広告視聴履歴結果を管理センター42及びスポンサー43にフィードバックし、スポンサーは広告に関するユーザの関心度を把握することができ、より活発な広告活動を実現することができる。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、デジタル放送における各広告あるいは各スポンサーに対する視聴関心度に応じて、ペットを成長させる表示を行いユーザに広告への関心をより高める処理を導入することで、広告の視聴率の低下を防止すると共にユーザの広告に対する視聴意欲を高めさせるサービスを実現することができる。
【0089】
また、ユーザの広告視聴履歴の結果を管理センター及びスポンサーにフィードバックすることにより、スポンサーにおいては、ユーザの広告に対する視聴関心度を把握でき、より活発な広告活動を実現することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1における広告視聴評価装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態1における大容量記録媒体(AV−HDD)の記録領域の一例を示す図
【図3】本発明の実施の形態1における大容量記録媒体(AV−HDD)の広告視聴履歴領域内に記録された広告視聴の履歴データからペット画像をディスプレイに表示する一例を示す図
【図4】本発明の実施の形態2における大容量記録媒体(AV−HDD)の広告視聴履歴領域内に記録された広告視聴の履歴データからペット画像をディスプレイに表示する一例を示す図
【図5】本発明の実施の形態3におけるスポンサーシステムの概略構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態3における広告視聴評価装置からの広告視聴の履歴データを管理センターにフィードバックする一例を示す図
【図7】本発明の実施の形態4における広告視聴評価装置の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態4における記録媒体の広告視聴履歴領域の一例を示す図
【図9】本発明の実施の形態4における記録媒体の広告視聴履歴領域内に記録された広告視聴の履歴データからペット画像をディスプレイに表示する一例を示す図
【図10】本発明の実施の形態5におけるスポンサーシステムの概略構成を示すブロック図
【図11】本発明の実施の形態5における広告視聴評価装置からの広告視聴の履歴結果を管理センターにフィードバックする一例を示す図
【符号の説明】
1,51 広告視聴評価装置(STB)
2 アンテナ
3,53 チューナ
4 データ分離部
5 大容量記録媒体(AV−HDD)
6 記録再生部
7 データ合成部
8,58 AVデコーダ
9,59 制御部
10 ディスプレイ
11 スピーカ
12 広告視聴履歴管理部
13,63 モデム
14 リモコン
21 番組データ領域
22 広告データ領域
23,73 広告視聴履歴領域
24,74 ユーザID
25,75 スポンサーID
26,76 広告ID
27,77 視聴回数
28,78 イベント回答回数
31,81 履歴データ
32,35,82 ペット画像リスト
33,36,83 合成ペット画像
40 衛星
41 放送局
42 管理センター
43 スポンサー
54 トランスポートデコーダ
55 記録媒体

Claims (11)

  1. 衛星を介したデジタル放送波を受信し、前記デジタル放送波を増幅復調してデジタル放送データに変換する手段と、前記デジタル放送データに付随するデータ付属情報に従って、前記デジタル放送データに多重化された番組データ及び広告データを分離し、記録媒体に前記番組データ及び広告データを記録/再生する手段と、前記デジタル放送データをスピーカ及びディスプレイに出力するため高能率符号化処理が施されたデータをデコードする手段と、前記デジタル放送データのうち前記広告データが前記デコードする手段にて広告として再生されたことを当該広告の視聴履歴として前記記録媒体に格納し、また、前記広告データに含まれたイベントに対するユーザの応答を前記広告のイベントに対する応答履歴として前記記録媒体に格納す各種情報を管理する手段と、前記視聴履歴と前記応答履歴を管理センターに送信する手段とを備えたことを特徴とする広告視聴評価装置。
  2. 衛星を介したデジタル放送波を受信し、前記デジタル放送波を増幅復調してデジタル放送データに変換する手段と、前記デジタル放送データを入力し高能率符号化処理が施されたデータをデコード可能なデータに変換する手段と、前記デコード可能なデータをスピーカ及びディスプレイに出力するためデコードする手段と、前記データに含まれる広告が前記デコードする手段にてデコードされたことを当該広告の視聴履歴として前記記録媒体に格納し、また、前記広告データに含まれたイベントに対するユーザの応答を前記広告のイベントに対する応答履歴として前記記録媒体に格納す各種情報を管理する手段と、前記視聴履歴と前記応答履歴を管理センターに送信する手段とを備えたことを特徴とする広告視聴評価装置。
  3. 衛星を介したデジタル放送波を受信するためのアンテナと、前記アンテナから受信したデジタル放送波を増幅復調するチューナと、前記チューナで復調されたデジタル放送データを入力し、前記デジタル放送データに付随して送信されたデータ付属情報に従って、デジタル放送データ内に多重化された番組データと広告データを分離するデータ分離部と、前記デジタル放送データを格納する記録媒体と、前記データ分離部により分離した番組データと広告データを入力し、分離された番組データ及び広告データを前記記録媒体に記録再生する記録再生部と、前記記録再生部により前記記録媒体から再生されたデータと前記データ分離部からのデータとを合成するデータ合成部と、前記データ合成部からの高能率符号化処理が施されたデータをデコードするAVデコーダと、前記AVデコーダからのデコードされた映像を出力するディスプレイと、前記AVデコーダからのデコードされた音声を出力するスピーカと、前記データ分離部と記録再生部とデータ合成部とAVデコーダの動作を制御する制御部と、ユーザの視聴した広告のIDや視聴履歴と、前記広告に含まれたイベントに対するユーザの応答した応答履歴とを管理する手段としての広告情報管理部と、前記視聴した広告のIDや視聴履歴と、前記応答履歴とを管理センターに送信する手段としてのモデムと、番組及び広告を選択したり、広告内の前記イベントにえるための操作手段としてのリモコンとを備えたことを特徴とする広告視聴評価装置。
  4. 前記記録媒体を、デジタル放送データの番組データを格納する番組データ記録用領域と、広告データを格納する広告データ記録用領域と、広告の視聴履歴を格納する広告視聴履歴記録用領域から構成したことを特徴とする請求項3記載の広告視聴評価装置。
  5. 衛星を介したデジタル放送波を受信するためのアンテナと、前記アンテナから受信したデジタル放送波を増幅復調するチューナと、前記チューナで復調されたデジタル放送データを入力し、高能率符号化処理が施されたデータをデコード可能なデータに変換するトランスポートデコーダと、前記トランスポートデコーダからのデータをデコードするAVデコーダと、前記AVデコーダからのデコードされた映像を出力するディスプレイと、前記AVデコーダからのデコードされた音声を出力するスピーカと、前記トランスポートデコーダとAVデコーダの動作を制御およびユーザの広告視聴内容の情報を管理する制御部と、前記AVデコーダに入力されるユーザの視聴した広告の視聴履歴と、前記広告に含まれたイベントに対するユーザの応答した応答履歴とを格納する広告視聴履歴記録用領域を有する記録媒体と、前記視聴履歴と前記応答履歴を管理センターに送信する手段としてのモデムと、番組及び広告を選択したり、広告内の前記イベントにえるための操作手段としてのリモコンとを備えたことを特徴とする広告視聴評価装置。
  6. 前記記録媒体の広告視聴履歴記録用領域に、ユーザの視聴した広告の履歴をユーザIDに対応させて広告視聴履歴として格納し、前記ユーザID毎の前記広告視聴履歴に応じて成長するペットをディスプレイに表示させるペット画像を備えたことを特徴とする請求項4または5記載の広告視聴評価装置。
  7. 前記記録媒体の広告視聴履歴記録用領域に、ユーザがリモコン操作によって視聴広告のイベントに回答した応答結果を記録し、前記応答結果に基づく視聴履歴データに応じて表示するペットの成長が促され、前記ペットの成長に自由度を持たせたことを特徴とする請求項4,5または6記載の広告視聴評価装置。
  8. 前記ペット画像を、複数のスポンサー毎に対応するそれぞれのキャラクターを割り当て、ディスプレイに表示することを特徴とする請求項6または7記載の広告視聴評価装置。
  9. 前記ペット画像を、複数の広告毎に対応するそれぞれのキャラクターを割り当て、ディスプレイに表示することを特徴とする請求項6または7記載の広告視聴評価装置。
  10. デジタル放送波を衛星へ送信する放送局と、衛星を介したデジタル放送波を受信するためのアンテナと、前記アンテナから受信したデジタル放送波を増幅復調するチューナと、前記チューナで復調されたデジタル放送データを入力し、デジタル放送データ内の番組データと広告データを分離するデータ分離部と、前記デジタル放送データを記録する記録媒体と、前記データ分離部により分離した番組データと広告データを入力し、分離された番組データ及び広告データを前記記録媒体に記録再生する記録再生部と、前記記録再生部により前記記録媒体から再生されたデータと前記データ分離部からのデータとを合成するデータ合成部と、前記データ合成部からの高能率符号化処理が施されたデータをデコードするAVデコーダと、前記AVデコーダからのデコードされた映像を出力するディスプレイと、前記AVデコーダからのデコードされた音声を出力するスピーカと、前記データ分離部と記録再生部とデータ合成部とAVデコーダの動作を制御する制御部と、ユーザの視聴した広告のIDや視聴履歴と、前記広告に含まれたイベントに対するユーザの応答した応答履歴とを管理する手段としての広告情報管理部と、前記視聴した広告のIDや視聴履歴と、前記応答履歴とを管理センターに送信する手段としてのモデムと、番組及び広告を選択したり、広告内の前記イベントにえるための操作手段としてのリモコンと、前記広告情報管理部で管理される履歴の情報を、前記モデム経由にて受け取り集計・分析を行う管理センターと、前記管理センターの処理結果に基づき広告作成を行うスポンサーとから成ることを特徴とするスポンサーシステム。
  11. デジタル放送波を衛星へ送信する放送局と、衛星を介したデジタル放送波を受信するためのアンテナと、前記アンテナから受信したデジタル放送波を増幅復調するチューナと、前記チューナで復調されたデジタル放送データを入力し、高能率符号化処理が施されたデータをデコード可能なデータに変換するトランスポートデコーダと、前記トランスポートデコーダからのデータをデコードするAVデコーダと、前記AVデコーダからのデコードされた映像を出力するディスプレイと、前記AVデコーダからのデコードされた音声を出力するスピーカと、前記トランスポートデコーダとAVデコーダの動作を制御およびユーザの広告視聴内容の情報を管理する制御部と、前記AVデコーダに入力されるユーザの視聴した広告の視聴履歴と、前記広告に含まれたイベントに対するユーザの応答した応答履歴とを格納する広告視聴履歴記録用領域を有する記録媒体と、前記視聴履歴と前記応答履歴を管理センターに送信する手段としてのモデムと、番組および広告を選択したり、広告内の前記イベントにえるための操作手段としてのリモコンと、前記記録媒体に格納される履歴の情報を、前記モデム経由にて受け取り集計・分析を行う管理センターと、前記管理センターの処理結果に基づき広告作成を行うスポンサーとから成ることを特徴とするスポンサーシステム。
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