JP4695798B2 - 眼用レンズの分離方法およびそれに用いる分離装置 - Google Patents

眼用レンズの分離方法およびそれに用いる分離装置 Download PDF

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、眼用レンズの製造工程において眼用レンズ内面が、樹脂製眼用レンズ保持部材と付着乃至接着せる状態にあるものから、眼用レンズを取り外すレンズ分離方法およびその装置に関する。
【0002】
また、本発明は、眼用レンズの製造工程の中で内面が完成されているレンズ材料の外面を切削により仕上げるに際し、その眼用レンズ材料の内面を樹脂製の眼用レンズ保持部材に接着した状態で切削し、レンズ完成品を前記レンズ保持部材から分離するための方法とその装置に係り、特にコンタクトレンズのように光学的な性質を要求される材料を精度良く加工した後、前記保持部材から光学的歪みや傷等の発生のないレンズの分離方法及びその装置に関する。
【0003】
さらに、本発明は、前記樹脂製眼用レンズ保持部材が、凸面型と凹面型との間で実質的に密閉された空間内で原料モノマーを重合して眼用レンズまたは眼用レンズを与えうる大きさのレンズブランクを成形するに際して使用される凸面型とレンズ完成品とを分離する方法およびその装置に関する。
【0004】
【従来の技術】
従来より、眼用レンズを製造する方法には、レンズ形状に対応した空間を形成する金型内に溶融樹脂を射出成型したり、樹脂製の型によりレンズ空間を形成させその中に重合性モノマーを流し込んでレンズを重合する方法と、眼用レンズ材料を所望の形状に切削加工する方法がある。
【0005】
金型内において直接最終製品である眼用レンズ形状にまで成形する方法および樹脂製のモールド内で重合性モノマーを重合させる方法は、製造工程が簡略化出来るために大量生産を可能とするが、種々の規格を有するレンズを製造しようとする場合には、それに対応するだけの金型・モールドが必要でその維持管理面において課題がある。一方、眼用レンズ材料を切削加工によりレンズにする方法にあっては、その工程数において前述の金型やモールドを用いた場合より多くの工程を要するので大量生産という面では若干劣っているが、多品種の異なる規格のレンズを生産する上で都合が良い。
【0006】
近年、眼用レンズのなかでも特に頻繁に周期的に取り替えるタイプのコンタクトレンズの市場が拡大し、需要が増大するにしたがって大量に供給する必要が生じている。このようなレンズはソフトヒドロゲルコンタクトレンズであって、通常は上述の金型・モールドを使用した方法により生産されている。しかし、この生産方法は前記したように多規格にのぼる金型を維持管理しなければならないので、市場占有率の小さい企業にとっては必ずしも最適な方法であるとは言い難い。また、完成品となったレンズをモールドからいかに効率よくかつ、レンズ物性に影響を与えることなく分離するかについてはそのレンズ良品率、製造コスト等に直接影響がある為に自動化ラインに適合する分離方法・装置が求められている。
【0007】
前記モールド重合後にモールドからレンズを剥離する方法については、例えば特開平7−329204号には型のフランジ部を拘束するフィンガと、フランジに対向配置される分離フィンガを有し、拘束フィンガに対して分離フィンガを回動させてモールドを分離する装置が、特開平8−99370号にはモールドとレンズ素材間に温度差を与え前記同様の型枠に拘束、回転力を加えて分離する方法が、特開平9−174706号には、前記温度差を与えるために赤外線エネルギー、蒸気、または一様な光エネルギーを投射する装置・方法が、特開平10−71623号にはモールドを伝導加熱する加熱プローブを含み、熱がモールドとレンズとの間で温度勾配を発生させ、その温度勾配によりレンズとモールドとの膨張率の差を利用して、その間の付着性を弱めて前面モールドにレンズを残したままで型の分離をする装置が、それぞれ開示されている。これらの方法は、レンズを一方の側のモールド(特に凹面モールド)に付着してモールドを開く工程についてを開示している。そして残るモールドとレンズとの分離は付着したままでモールドおよびレンズを水中に投入し、レンズを膨潤剥離させるというものである。しかし、一方の面をモールドに付着させた状態で、水中でレンズを膨潤させるためには時間が必要であり、レンズを大量に生産する場合においてはこの時間の消費は不都合なことである。
【0008】
一方、上記した切削法とモールド法とをミックスした片面切削法が提案された。この方法は、レンズの一方の面をモールドからの転写により形成し、他方の面を切削により完成するというものである。一般にソフトヒドロゲルコンタクトレンズは、素材が柔軟であるために、ハード系コンタクトレンズの様に多規格の内面曲率を有するレンズを準備しなくても、多くの患者の異なる目に対して装用感を悪化させることなく柔軟にフィットし、殆ど一または二種の規格の内面曲率を有するレンズを用意すれば足りる。従って片面切削法は、レンズの内面をモールドからの転写によることにより加工工程の短縮と、レンズ外面を切削加工により仕上げて異なる矯正視力を必要とする患者に対応できるようにして必要となる金型の規格を極力減少させて、その金型自体の製造コストおよび維持管理を容易とした、レンズの量産性と製造コスト低減を両立させる方法なのである。
【0009】
片面切削法は、レンズ内面が既にモールドにより完成されているために、外面側を切削すれば良いことになる。その際に、モールドから外して切削すると、切削加工機に固定する側の面がレンズ内面となるために、せっかくモールドで仕上がっている光学面を傷つけ或いは加工時の切削バイトの押圧に負けて十分に仕上げることが出来ないので、通常は内面側を形成するモールドに付着したままの状態で外面を加工する。そうすると、レンズの厚みも薄く加工することができる。ところが、内面側モールドとレンズ材との接着強度は前記切削加工時に受ける外力に対抗するだけの接着力が必要となる反面、加工後は内面側モールドとレンズとが容易に分離可能であるという相反する特質を要求される。つまり、レンズ材とモールドは適当な接着強度で付着していることが必要であり、完成品となったレンズに傷を付けることなく、容易にモールドから分離することができる方法が求められるのである。
【0010】
片面切削法により加工したレンズのモールドからの分離方法として提案されている従来技術には例えば、特開平11−320699号公報に開示されるモールドと付着したままのレンズを熱水中に投入して分離する方法や、特開2000−162555号公報に開示されるモールドと付着したままのレンズを親水性有機溶媒中に投入して分離する方法がある。これらの方法はレンズを傷つけないで分離するという点においては良いが、分離後のレンズは液中に浮遊しておりこれをどのように、後続する工程(例えば、検査、流通ケース内への包装、滅菌など)へ移行させるかについては、いまだ課題を有しており、一連のレンズ製造工程を考えた場合に、より効率的で、例えば自動生産ラインに組み込めるようなレンズの分離方法の提案が望まれるのである。
【0011】
また、前記は主にソフトコンタクトレンズの製造方法について述べたが、ハード系コンタクトレンズはソフトコンタクトレンズに比して水道水により濯ぎができるなどレンズケアが容易であること、角膜乱視の矯正力に優れることなどの理由で依然としてコンタクトレンズ市場で一定の割合を占めており、各コンタクトレンズメーカーはより酸素透過性の高いレンズを供給するということで互いに特徴を出し競い合っている。そうした経緯のなかで、必然的にハード系レンズの素材は高価なモノマーを使用するようになり、いかに製造コストを下げるかということが命題となっている。ハード系レンズはソフト系レンズのようにモールド製法により製造することは大変困難である。それは、外面側の曲率に多規格のモールドが必要であるばかりでなく、内面側の曲率も多規格揃えなければ多くの患者に対応するレンズを製造することができないので、ソフト系レンズに増して多くの規格のモールドが必要であるため、金型の維持管理だけで大変なコスト高となるためである。したがって、ハード系レンズは棒状ないしブロック状のレンズ材料を切削法により製造することが一般的である。この製造法はレンズの一方の面、通常凹面を形成したのち、他方の凸面を形成するに際し、所定の切削加工機に取り付けるためにレンズ凹面と取り付け用加工用冶具とを接着剤により接着し、接着された状態でレンズ凸面側を切削し、その後加工用冶具からレンズを取り外すという工程を経る。このレンズを取り外す工程では、レンズ材料には影響を与えないように接着剤を熔解する適当な液体中に浸漬して、接着剤が溶けるまで数分から数時間待たなければならず、製造時間が長くなって生産効率の悪いものであった。しかも、このような方法は、ソフト系レンズで述べたような同様の(レンズが液中に浮遊しこれを回収する作業が必要でありまた、作業性がわるいので生産効率に悪影響を及ぼす)問題を有している。このため溶液を用いない分離方法として例えば特開平11−240030号公報には、接着剤に径方向内方へ外力を付加することにより加工用冶具から取り外す装置及びその方法が提案されている。しかし、この方法によるとレンズと加工用冶具との間にある程度以上の間隔(外力の作用の為に挟圧部材の幅に相当するだけの間隔)を必要とするため、接着剤をそれだけ余分に使用することとなり、またレンズと加工用冶具との間にそのような隙間があると接着剤で固定する際に、冶具に対してレンズの位置を正確に固定しにくくなるという問題もあって、ハード系レンズの場合にも、加工用冶具から簡単な方法でレンズを取り外す方法または装置が求められているのである。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上述の如き事情を背景として為されたもので、眼用レンズと付着または接着する樹脂製眼用レンズ保持部材からレンズを速やかに分離させる事ができる、分離方法および分離装置を提供することを目的とする。
【0013】
また本発明は主として、眼用レンズ保持部材としてソフト系レンズの製造にあってはレンズ内面モールドとして使用する樹脂型とレンズとの分離方法であり、ハード系レンズにあってはレンズ内面と接着剤により接着された加工用冶具と接着レンズとの分離方法であって、これらの方法に使用する装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は以下の構成からなることを特徴とする。すなわち、眼用レンズ内面を形成する曲率の凸面または眼用レンズ内面と略同一の曲率の凸面と、該凸面の裏側に球面状に形成された凹面と、該凸面周端から外周方向に延設されたフランジを有する樹脂製眼用レンズ保持部材であって、該保持部材凸面に保持される眼用レンズを取り外すに際し、
(a)該保持部材のフランジを固定する工程、
(b)該保持部材の凹面に対して、眼用レンズの径の40〜100%の外径を有する円柱を、凹面と同心状に接触して保持部材に押圧力を及ぼし、保持された眼用レンズの周辺部を剥離させる工程、
(c)前記押圧力を解放して、凹面の任意の円周上4カ所に対してさらに押圧力を加えることにより、該保持部材から眼用レンズを分離する工程、からなることを特徴とする眼用レンズの保持部材からの分離方法である。
【0015】
このような方法においては、眼用レンズが付着された樹脂製眼用レンズ保持部材を強制的に変形させることにより、レンズの弾性乃至剛性に基づくレンズ素材の形状保持力によって、レンズ保持部材の凸面とレンズ内面との間に剥離する力が作用し、先ず(b)の段階でレンズの周辺部のみを剥離させ、(c)の段階でレンズ内面全体を保持部材と分離することとなる。
【0016】
本発明の一つの大きな特徴は、上述するように二段階の剥離工程を有することである。すなわち、第一段階においてレンズ周辺部を保持部材から離すが、この時保持部材の凸面裏側の半球状凹部に対してはある程度均一な押圧力が加えられる。これはレンズと保持部材との吸着力の一部に剥離するきっかけを形成させることと、レンズと保持部材との間に空気を送り込むことによってその間の真空吸着力を排してレンズが剥離し易くなる状況を作り、一回の外力によって強制的にレンズを剥離することの弊害(例えば、レンズの光学的特性に歪みを生じさせたり、レンズの欠損、割れ、折れなど)の発生を防止し、第二段階において保持部材を不均一に変形させることで、レンズを完全に剥離する。このような多段階分離方式を採用することで、レンズに対して直接的な外力が作用することのない、またレンズに大きな圧力が作用することのない穏やかな分離が達成される。
【0017】
従って、本方法によれば、眼用レンズ保持部材からレンズを速やかにかつ確実に分離することができ、作業時間の短縮化と生産効率の向上が達成されるのである。
【0018】
従来の分離方法は保持部材ごと液中に投入するようにして行うので、分離されるレンズがその液中で浮遊することになり、レンズを捕捉することも容易ではなかった。しかし、本発明の分離方法によれば保持部材だけでなく分離されるレンズの位置関係が明確で、分離されてくるレンズを適格に吸着捕捉することができる。そうすることで分離後のレンズが不特定の場所に放出されることを防止し、レンズ製造ラインの自動化がより一層はかられる。
【0019】
本発明の樹脂製眼用レンズ保持部材は、モールド重合法や片面切削法に用いるレンズ内面を形成するモールドであり、通常の切削加工法に用いられるレンズ加工用冶具でもある。モールドとして用いる場合には、レンズとモールド(保持部材)との付着はレンズ素材と樹脂との相溶性による吸着であるために、用いられるレンズ形成用モノマーに応じて適宜選択される。その際の選択基準としては、モールド樹脂はモノマーに冒されることがあってはならない(適切な光学面が得られなくなるから)事、特に片面切削法においては簡単にレンズ素材を分離するものであってもならない(モールドと分離前のレンズを外面側切削加工する際にその外力に抗することができる付着力がなければならないことの理由による)事である。レンズ素材との付着力が強いといってもモノマーによりモールド樹脂が冒されていなければ、本発明の分離方法によって容易にモールドから分離でき、そういう意味においては本発明方法は特に片面切削法に好適と思われる。また、モノマー混合物を重合してレンズにする場合に、熱重合か紫外線等の光重合によるのかについても樹脂の選択基準として参酌される。
【0020】
それに対して、切削加工法のレンズ加工用冶具の場合には、レンズ素材と冶具との間に接着剤が用いられるので、これら相互間の接着力を適度に保つことのできる樹脂が選択される。用いられる接着剤によりレンズ素材が冒されるようなものであってはならず、また接着剤との間に適度の接着力を有するものであることが必要とされるのは言うまでもないが、モールドの場合との違いは、仮に加工用冶具が接着剤により少々冒されようとも、特別問題はないということである。むしろ、加工用冶具を使い捨てにするのであれば、レンズを分離したときに接着剤は加工用冶具に常に残留するように強固に接着される方が、作業効率上望ましい。勿論、加工用冶具を簡易的な処理を経て再使用できるようであれば、そのような取り扱いでもかまわない。要するにレンズ側には接着剤の残留がないように分離できれば、自動生産ラインに導入できるのである。接着剤は従来から採用されている脱オキシム型接着剤や紫外線硬化型接着剤等が何れも採用されうる。
【0021】
モールドとしてまた加工用冶具として使用するいずれの場合にもそれぞれ用いられるレンズ素材または接着剤との組み合わせにおいて最良のものが選択される。なお、モールド樹脂にしても加工用冶具にしてもこれを成形する場合、これらの型は一般には射出成形または熱圧縮成形により形成され、型に使用する樹脂は、安価で取り扱いやすいように、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンビニルアセテート、プロピレンコポリマー、ポリスチレン、ナイロン等から適宜選択される熱可塑性プラスチック材料から構成される。
【0022】
本発明方法の適用範囲は、凸面上に眼用レンズ材を保持した部材から、眼用レンズ材のもつ剛性に基づく形状保持力を利用して分離するものであるために、基本的に分離する時点で、硬質な状態であるレンズに限られる。例えば、ソフトコンタクトレンズをモールド重合する方法において、レンズ素材のモノマー混合物の重合に伴う体積収縮を防止して目的とする形状のレンズを得るためにモノマー混合物に重合に関与しない溶媒を添加しているとする。そのような場合には成形してできあがったものが溶媒を含んで柔軟であるために、保持部材であるモールドを少々変形させてもレンズがそれに追随して変形するので、本発明を適用しても容易には分離できない。従って、前記したように保持された眼用レンズが分離する時点において、硬質状態であることが必要なのである。本発明の適用例としては、上述せるごとく、モールド重合法(ドライモールドと呼ばれる重合に関与しない溶媒を添加しないもの)ないし片面切削法によるソフト系レンズ材、あるいは切削加工法によるハード系レンズ材もしくはソフト系レンズ材の製造法に好適に適用される。
【0023】
一方、本発明にかかる分離装置は以下の構成からなることを特徴とする。
樹脂製眼用レンズ保持部材が、凸面円周外縁より外周方向に延展するフランジを有するものであって、
(a)前記保持部材のフランジを固定する第一の手段、
(b)前記保持部材の凹面に対して、凹面と同心状に接触して保持部材に押圧力を及ぼす、眼用レンズ径の40〜100%の外径を有する円柱状の第二の手段、
(c)第二の手段解放後、凹面の任意の円周上4カ所に対してさらに押圧力を加える四角柱状の第三の手段、
(d)眼用レンズを保持部材から吸引あるいは吸着することにより、眼用レンズ保持部材から分離された眼用レンズを捕捉する第四の手段とを、
有することを特徴とする眼用レンズ保持部材から眼用レンズを分離する装置である。
【0024】
このような本発明装置においては、眼用レンズ保持部材とレンズとが付着する面に対して、保持部材の裏側より第二・第三の手段によって2段階の押圧力を作用させ、レンズ材の剛性に基づく形状保持力によって眼用レンズ保持部材から容易に分離される。さらに、分離されるレンズ材を吸引力によって吸着する第四の手段によって支持されるので、次工程へのレンズの移送が確実かつ容易に行うことができる。したがってレンズの自動製造ラインへの本装置への導入により工程時間の短縮化と生産効率の向上が達成されるのである。
【0025】
本発明装置によれば、レンズ材料の分離時や、分離されたレンズ材料の支持捕捉時において、レンズ材料に対する過大な外力を作用させていないので、レンズ材料の光学的物性への影響、物理的損傷等が充分に回避されて、レンズの品質維持が有利に達成されるのである。
【0026】
また、本発明装置において、適用される眼用レンズ保持部材の具体的形状については、この保持部材が取り付けられる切削加工装置あるいは、本発明の分離装置の構造に応じて適宜に決定されるものであるが、例えば、装置に取り付けやすいようにフランジと呼ばれる凸面周端より外周方向に延展される円盤状の部位を有するものが望ましい。このフランジは、レンズと付着する凸面部から段差を設けてあるいは直接外周方向に延びる適度な厚みを有するように形成し、保持部材成形時に成形機から取り出すときの押し出しピンの作用点として、あるいは切削加工装置または本発明装置の第一手段による固定時に使用されるものである。また凸面部の裏側は該凸形状に対応するような凹面(半球状凹部)が形成されており、本発明装置の第二・第三の手段により押圧して、保持部材の凸面部を変形させることにより眼用レンズを分離することができる。凸面部の裏側にこのような半球状凹部を設けることにより、保持部材の凸面とレンズとが付着ないし接着している部分に対して選択的に外力を加えることができるので、保持部材に対して有効なレンズ剥離力を発生するような変形を、より効果的に生じさせることができるのである。
【0027】
また、本発明装置には、前記樹脂製眼用レンズ保持具を搬送して、前記第一の手段へと搬送する搬送手段、および分離された眼用レンズ保持具を第一の手段から解放して、当該作業工程の系外へ排出する排出手段、第四の手段から眼用レンズを受け取って次工程へと搬送する手段とをさらに含む。このような構成は、加工工程を経た眼用レンズ保持部材を本発明の分離装置へ導入し、分離後の眼用レンズをさらに後続する工程に連続させ、製造ラインの自動化が有利に図れることとなる。
【0028】
【実施例】
以上の内容を添付図面を参考にしつつ本発明による好適な実施例を以下に具体的に説明する。
【0029】
図1には、本発明の分離方法に従う一実施例の工程図が概略的に示されている。この図では、眼用レンズ保持部材としてモールド重合法にもちいた凸面型1について例示する。眼用レンズ保持部材(凸面型)1は眼用レンズ2と同一の曲率を有する凸面部3、凸面部3の裏側に形成される半球状凹部4、凸面部3の周囲外方向に延展するフランジ5からなる。この眼用レンズ2は、保持部材1の凸面部3に密着し(a)図にあっては既に凹面側のモールドがはずされた後であって、本発明の分離装置に搬送されて、保持部材1のフランジ5を後述する第一の手段6により固定された状態を示す。第一の手段6は、フランジ部周囲を上下から挟み込むようにしており、保持部材が必ずしも前後に動かないように固定する必要はない。後の図(b)に示すように保持部材を下方より上に押し上げるためフランジが第一の手段に押しつけられ結果として動かないように固定されることとなる。(b)の段階で下方より押圧する第二の手段7は半球状凹部4の内面に円周状に直接接触することで、下方より保持部材を押し上げて凸面曲率がより小さくなる方向へと変形する。また、眼用レンズ2が有する剛性に基づく形状保持力によって眼用レンズの内面曲率が保たれることから、レンズと凸面との間に剥離力が働いてレンズの周辺部が保持部材から剥がされる。この押圧力を強力に作用させると、眼用レンズを一度に分離することができるが、そうすると無理に離型した悪影響(例えば、レンズに応力、歪みを残留させ、レンズの形状、パワーに影響しパワーメーターでのコロナがハッキリしない等の不具合)が生じる可能性がある。第二の手段7は図に示すように円柱形状をしている。好ましい直径は半球状凹部の曲率および凹部開口径により異なるが、基本的には眼用レンズの直径よりも若干小さい径の円柱であることが望ましい。つまり、凸面に付着するレンズに対して効果的な剥離力を及ぼすには、レンズと保持部材の付着している境界線付近より若干内側を押圧するのが最も理想的だからである。勿論、これは前記したように半球状凹部がどのように形成されているか、および付着するレンズ径のサイズによっても異なるが、凸面曲率と裏側の半球状凹部曲率をほぼ等しくした場合には分離するレンズの直径の40〜100%の範囲で通常のレンズを剥離可能である。この直径が40%未満であると周辺部が剥がれる前に無理にレンズを剥離するような力が作用してレンズに悪影響を及ぼす危惧があり、100%を超えると剥離できなくなる。
【0030】
(c)図には剥離の第二段階として、第三の手段8を保持部材の半球状凹部4の開口部径円周上に押し当てる状態を示す。第三の手段8は4角柱状であって先端部9が湾曲凸面状になっている。この手段8と保持部材の接点は基本的に半球状凹部開口径の円周上の四カ所である。(b)図では接触が円状(線状)であるのに対して、(c)図の接触が点状であることの違いは、保持部材をより変形させることができるようにするためである。具体的には、第一段階の作用は、凸面の曲率半径を小さくする方向へ作用するのに対して、第二段階の作用は保持部材を折り曲げるように作用するもので、第一段階で眼用レンズの周辺部を剥離し、第二段階で眼用レンズの中心部まで剥離させて、完全にかつレンズへの悪影響が極力ないように分離するためである。
【0031】
また図(c)には、分離後のレンズを吸引吸着する第四の手段10が示されている。第四の手段は、眼用レンズ保持部材1から分離されてくるレンズ2を適格にかつレンズ材料に変形を生じさせないように保持するための手段である。この手段10には中央部に貫通路11を有しており、図示しない吸引装置によって吸引された貫通路が負圧になることで、先端部12に眼用レンズを捕捉・保持する。先端部12はレンズ光学面に直接触れる部分であり、傷を付けることの無いように柔軟なシリコン樹脂等で形成されることが望ましい。
【0032】
図1に示す分離方法については、眼用レンズ保持部材を、モールド重合法で用いた凸面モールドを参考に説明したが、当該眼用レンズ保持部材を片面切削法で用いる凸面モールドであっても、また切削加工法に用いられる加工用冶具であっても殆ど同様の操作である。違いは、加工用冶具の場合にはレンズ2と保持部材凸面3との間に接着剤が存在することである。その他の操作・効果等は前記した例と殆ど同じであるので省略する。
【0033】
本発明の眼用レンズ2はモノマー混合物の重合により得られるが、それを形成するモノマー混合物は、光学レンズの機能を発揮し重合後に硬質状態であればどのような材料であっても良く、例えばメチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート等のポリアルキル(メタ)アクリレートをはじめ、スチレンモノマーや、シリコン含有モノマー、フッ素含有モノマー、Nビニルピロリドン、ジメチルアクリルアミド、などのレンズ材料として用いられる一般的な各種モノマーを適宜組み合わせて重合した材料からなる。ただ、モールド重合法や片面切削法で製造されるのは通常ソフトヒドロゲルレンズであって、含水して柔軟になるような素材を形成するように各モノマーが選択されるのに対して、切削加工法に使用されるのはハード系、ソフト系を問わず切削加工できる材料であればよい。
【0034】
また、樹脂製眼用レンズ保持部材1は、モールドにしても加工用冶具にしても一般には射出成形または熱圧縮成形により形成され、型に使用する樹脂は、安価で取り扱いやすいように、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンビニルアセテート、プロピレンコポリマー、ポリスチレン、ナイロン等からモノマー混合物との組み合わせや、接着剤との組み合わせ、重合方法、接着剤の硬化方法等を考慮して適宜選択される。
【0035】
次に、本発明に用いられる分離装置についてその一例を片面切削法の場合を例に図2に要部概略図として示す。眼用レンズの外面側である凸面の切削加工が終了した状態で例えばコンベア20により加工装置から搬送されてきた眼用レンズ保持部材1は、図に示される搬送手段21により分離装置の保持部材設置台30へと搬送される。搬送手段21は図面上でその全体を明らかにしていないが、回転中心軸22の回りに回転駆動する作動アーム23を有しており、この作動アームの先端部分に保持部材1を吸引吸着しうる手段24が設けれれている。この手段24は前記した手段10と同様に眼用レンズの外面に直接接触して保持搬送するために、レンズ面に傷等を生じさせないように十分に柔軟な材質例えばシリコン樹脂などにより構成される。また吸着についても手段10と同様に確実に保持部材1を保持するために手段24の内部に貫通路を通して吸引により負圧にさせる。作動アームは保持部材1を設置台30のセット用溝31に的確にセットするように作動アーム自体が上下動可能でもある。
【0036】
設置台30にセットされた保持部材1は、後続の保持部材に押されて設置台30の図面手前側より奥の方へ順次移動する。保持部材を移動させる方法は他に、図示してないが手前側より奥の方へ押し込む別の棒状体等によって動かしても良いし、さらに別の搬送手段で他の剥離作用位置へ搬送してもよい。こうして第一段階の剥離作用位置(図面保持部材手前から2個目)まで移動し、図に示すように両側から第一の手段6によってフランジが固定され、下方より第二の手段7により凸面部の裏側の半球状凹部が上方へ押し上げられる。この状態でレンズ周辺部の剥離(第一段階)がなされる。設置台30のセット用溝31は保持部材が滑らかに移動できるように平坦面を有する載置部32と、位置を正確に決定するためのガイド部33からなる。第一の手段6は設置台30の上面をスライドして保持部材1のフランジを上から押さえるように固定する。図2ではスライドして押さえる構造として示されているが、上下に動いてフランジを挟んで押さえる構造であっても差し支えない。ここで周辺部が剥離状態になった眼用レンズ保持部材1はさらに第二段階の剥離作用位置まで移動する。
【0037】
第二段階の剥離作用位置では、再び第一手段6によりフランジ部が固定され、下方より第三の手段8が押し当てられる。既に周辺部が剥離状態になった眼用レンズ2は、この第二段階の剥離操作により容易に保持部材から分離される。このとき上方より第四の手段10がレンズ2の表面に吸着するようにして保持し、上方へ引き上げて、この分離装置の作業工程から次の工程へ移行する。残った保持部材はそのまま分離装置から取り上げられて再利用できる場合は再使用処理工程へと排出される。第四の手段10の構成については前記方法の発明の例で述べたとおりである。第四の手段10は作動アーム43と連結しており、必要ならば作動アーム43全体を一旦上方に引き上げ、回転中心軸42を中心にして回動し、吸着した眼用レンズを次の工程に搬送する。
【0038】
このような分離装置を用いれば、眼用レンズの保持部材から加工後のレンズをその光学的、物理的性質に影響を与えないようにして、迅速かつ確実に分離することができるので、レンズの生産効率、良品率が向上する。
【0039】
以上、本発明にかかる分離方法、およびその装置について詳述してきたが、これはあくまでも例示にすぎないのであって、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて種々の変更、改良を行いうることは理解されるべきである。例えば、搬入手段、搬出手段は本発明装置に必ずしも設ける必要はない。あるいは、図3に概略を示すように、搬入手段に作動アームではなく全体をコンベアで連結した構成にすることもできる。この図においてコンベアの段差は特に必要ではないが、この段差によって上流から搬送される保持部材が、下流の保持部材を押し進める様に構成することもできる。また、眼用レンズ保持部材を移動させて2段階の剥離を別々の位置で行う必要はなく、押圧する第二・第三の手段を移動させて、眼用レンズ保持部材の方を一定の位置で固定して行うことも可能である。このような実施態様が、本発明の範囲内に含まれるものであることは、言うまでもない。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の方法および装置によれば、眼用レンズ保持部材としての凸面モールドに付着した眼用レンズを分離する際または、眼用レンズの内面を樹脂製の保持部材に付着した状態でレンズ外面側を切削加工し、加工後のレンズを保持部材から分離するに際し、二段階で剥離することにより、保持部材からレンズを極めて容易に取り外すことができるので、従来の分離方法と比較して、作業時間が大幅に短縮されて、レンズ製造ラインの自動化が有利にはかられる事となる。しかも、分離されるレンズに対しては直接の外力が作用していないので、物性、光学特性などに対する影響もなく良品率の高いレンズの製造が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の分離方法を各ステップ毎に示した側面図である。
【図2】本発明の一実施例としての分離装置の要部を示す斜視図である。
【図3】本発明の他の実施例を概略的に示す図である。
【符号の説明】
1 眼用レンズ保持部材
2 眼用レンズ
3 凸面
4 半球状凹部
5 フランジ
6 第一の手段
7 第二の手段
8 第三の手段
9 湾曲凹面状先端部
10 第四の手段
20 コンベア
21 搬送手段
31 セット用溝

Claims (8)

  1. 眼用レンズ内面を形成する曲率の凸面または眼用レンズ内面と略同一の曲率の凸面と、該凸面の裏側に球面状に形成された凹面と、該凸面周端から外周方向に延設されたフランジを有する樹脂製眼用レンズ保持部材であって、該保持部材凸面に保持される眼用レンズを取り外すに際し、
    (a)該保持部材のフランジを固定する工程、
    (b)該保持部材の凹面に対して、眼用レンズの径の40〜100%の外径を有する円柱を、凹面と同心状に接触して保持部材に押圧力を及ぼし、保持された眼用レンズの周辺部を剥離させる工程、
    (c)前記押圧力を解放して、凹面の任意の円周上4カ所に対してさらに押圧力を加えることにより、該保持部材から眼用レンズを分離する工程、からなることを特徴とする眼用レンズの保持部材からの分離方法。
  2. 前記樹脂製眼用レンズ保持部材が、凸面型と凹面型との間で実質的に密閉された空間内で原料モノマーを重合して眼用レンズまたは眼用レンズを与えうる大きさのレンズブランクを成形するに際して使用される凸面型である、前記請求項1記載の分離方法。
  3. 前記樹脂製眼用レンズ保持部材がレンズ内面(凹面)側を接着剤により該保持部材に接着することにより固定し、レンズ外面(凸面)側を切削して、加工する際に使用する保持部材である、請求項1記載の分離方法。
  4. 請求項1乃至請求項3記載の分離方法において用いられる樹脂製眼用レンズ保持部材から、眼用レンズを分離する装置であって、
    (a)前記保持部材のフランジを固定する第一の手段、
    (b)前記保持部材の凹面に対して、凹面と同心状に接触して保持部材に押圧力を及ぼす、眼用レンズ径の40〜100%の外径を有する円柱状の第二の手段、
    (c)第二の手段解放後、凹面の任意の円周上4カ所に対してさらに押圧力を加える四角柱状の第三の手段、
    (d)眼用レンズを保持部材から吸引あるいは吸着することにより、眼用レンズ保持部材から分離された眼用レンズを捕捉する第四の手段とを、
    有することを特徴とする眼用レンズ保持部材から眼用レンズを分離する装置。
  5. 前記第一の手段が、保持部材のフランジ周辺を挟むように固定することを特徴とする請求項4記載の分離装置。
  6. 前記第二の手段が、中空の円筒状であることを特徴とする請求項4乃至5記載の分離装置。
  7. 前記第三の手段の先端が湾曲凸面状であることを特徴とする請求項4乃至6記載の分離装置。
  8. 前記樹脂製眼用レンズ保持部材を搬送して、前記第一の手段へと搬送する搬送手段、および分離された眼用レンズ保持部材を第一の手段から解放して、当該作業工程の系外へ排出する排出手段、第四の手段から眼用レンズを受け取って次工程へと搬送する手段とをさらに含む請求項4乃至7記載の分離装置。
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