JP4695602B2 - ストレプトコッカス・フォカエワクチン - Google Patents

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Description

本発明は、ワクチンの製造のためのストレプトコッカス・フォカエ(Strptpcoccus phocae)種の細菌の使用、このようなワクチンの作製のための方法、ワクチンにおいて使用するためのストレプトコッカス・フォカエ種の細菌、及び魚におけるストレプトコッカス・フォカエ感染に対抗するための方法に関する。
最近、サケ、特にチリ沿海からのタイセイヨウサケ(サルモサラー(Salmo salar))において、新規の疾患が見出された。この疾患は、肛門に近い点状出血としての皮膚出血、並びに魚の両側のフルンケル及び筋肉に影響を与える病変、内出血、及び充血を特徴とする。発生は急性であり、しばしば、発生中の最初の所見は死亡率の増加であり、次いで、これが上記のような兆候と関係付けられ得る。発生は、12月中旬から4月中旬の間に最も高頻度に見出され、水温が摂氏13.5度を越えると死亡率が上昇する。発生が夏に開始した場合、おそらくこれは水温が摂氏11度を下回る秋まで続くであろう。水の塩分と発生と間に関係はない。年齢感受性はなく、スモルト後(post smolts)から収穫前の魚が影響を受け得る。12月には約4%、2月には8%、3月には10から15%という死亡率が見出されている。現在までのところ、この疾患は、タイセイヨウサケにのみ見出されており、ギンザケ又はニジマスのような他のサケ科魚には(未だ)見出されていない。しかしながら、この疾患の病原体はこれまで未知であった。
ここでこの疾患の病原体が同定されたこと、さらに、本発明がここでこの魚における疾患に対抗するためのワクチンを初めて提供することが、本発明の利点のうちの一つである。
驚くべきことに、新規の疾患の病原体がストレプトコッカス・フォカエ種の細菌であることがここで見出された。この細菌は、1994年頃に初めて見出され、当時は、アザラシジステンパーウイルス(phocine distemper virus)に罹患したアザラシにおける最終死因のうちの一つとして同定された。ウイルスにより大部分が影響を受けたアザラシの集団には、主としてゼニガタアザラシ(フォカ・ビツリナ(Phoca vitulina))及びハイイロアザラシ(ハリオコエルス・グリプス(Haliochoerus grypus))が含まれていた。病気のアザラシから高頻度に単離された細菌は、ストレプトコッカス・フォカエという名称を与えられ、Ida Skaarら(Int.J.of System.Bacteriol.44:646−650(1994))により広範に特徴決定されている。このように呼ばれる細菌の基準株は、受託番号NCTC12719の下で、National Collection of Type Cultures(NCTC),PHLS Central Public Health Laboratory,61 Colindale Avenue,London NW9 5HT,United Kingdomより、受託番号CCUG35103の下で、Culture Collection of the University of Goteborg,Department of Clinical Bacteriology,Microbiologen,Guldhedsgatan 10,SE−413 46,Goteborg,Swedenより入手され得る。
この疾患は、イングランド、スコットランド、オランダ、ノルウェー、ドイツ、デンマーク、及びスウェーデンのような北東欧諸国から南アフリカの海にまで及ぶ多くの離れた場所において、及び南米の一部、即ちチリの沿海において、アザラシに見出されている。
明らかに哺乳動物の病原体であるこの細菌が、疾患を有する魚から単離され得ることは、驚くべきことであった。このようなことは、アフリカでも、南米でも、北東欧でも、世界の他の地域でも、認められていないし報告されていない。北東欧の至る所に大規模な商業的なサケ養殖が存在するという事実にもかかわらず、この魚における疾患は、これまで、北東欧ではなくチリからのみ報告されている。この疾患が世界の他の地域においてもサケ科の魚に影響を与え始めるのは、単に時間の問題である可能性が非常に高い。
さらに驚くべきことに、この細菌は、魚における原発病原体であると考えられること、即ち、健康な魚において疾患を引き起こし得ることが見出された。
最後に、この細菌が、ストレプトコッカス・フォカエ感染に対抗するためのワクチンの基礎を形成し得ることが見出された。
従って、本発明の一つの実施態様は、魚におけるストレプトコッカス・フォカエ感染に対抗するためのワクチンの製造のための、ストレプトコッカス・フォカエ種の細菌の使用に関する。
驚くべきことに、ストレプトコッカス・フォカエは、哺乳動物種から魚種に移動し得ることが見出されたため、最初の種はサケ科の群であったが、この細菌が他の魚種へも感染するのは、単に時間の問題である可能性が非常に高い。従って、好ましい実施態様において、ストレプトコッカス・フォカエ種の細菌は、サケ科の魚におけるストレプトコッカス・フォカエ感染に対抗するためのワクチンの製造のために使用される。
現在、最も深刻な問題はタイセイヨウサケにおいて認められているため、より好ましい実施態様において、ストレプトコッカス・フォカエ種の細菌は、タイセイヨウサケにおけるストレプトコッカス・フォカエ感染に対抗するためのワクチンの製造のために使用される。
ワクチンは、バクテリン(bacterin)として、及び/又は生弱毒化型で、ストレプトコッカス・フォカエ種の細菌を含み得る。生弱毒化細菌とは、この野生型カウンターパートほど病原性ではないが、にもかかわらず、比較可能な免疫応答を誘導する細菌である。弱毒化株は、化学的突然変異誘発、紫外線等のような古典的な経路で、又は部位特異的突然変異誘発により入手され得る。バクテリンとは、ここで、不活化された型のストレプトコッカス・フォカエ種の細菌と定義される。当業者であれば、不活化のために使用される方法が、バクテリンの活性とはさほど関係がないことを承知するであろう。紫外線、ガンマ線、ホルマリン処理、二成分エチレンイミン、チメロサール等のような不活化のための古典的な方法は、全て、当技術分野において周知であり、適用可能である。例えば、フレンチプレスを使用した物理学的ストレスによる細菌の不活化は、本発明に係るワクチンの製造のための同等に適切な出発材料を提供する。バクテリンは、必ずしも、不活化された完全細胞の形態である必要はなく、細胞が破壊されていてもよい。
バクテリンは、生弱毒化細菌と比べて、極めて安全であるという利点を有する。従って、好ましい形態において、本発明は不活化されたストレプトコッカス・フォカエ菌の使用に関する。
本発明によって記載され製造されるようなワクチンは、当業者に周知の技術に従い、細菌培養物を出発原料として調製され得る。ワクチンは、基本的には、本発明に従い使用するための有効量の細菌と医薬適合性の担体とを含む。実施例セクションに、本発明に係るワクチンの調製の例が与えられる。
「有効」という用語は、ここで使用されるように、野生型ストレプトコッカス・フォカエにより感染された魚において同じ条件の下で認められる病原の50%より低いレベルの病原をもたらす、標的の魚において免疫応答を誘導するのに十分な量と定義される。一般的に述べると、バクテリンに基づく、本発明に従い製造されたワクチンは、一般的に、10から1010、好ましくは10から10、より好ましくは10から10細菌という投与量で与えられ得る。1010細菌を越える用量は、免疫学的には適切であるが、経済的理由によりあまり魅力的でなくなる。生弱毒化細菌に基づく、本発明に従い製造されたワクチンは、細菌が投与後にある一定の時間複製し続けるであろうという事実のため、より低い用量で与えられ得る。生弱毒化細菌に基づく、本発明に従い製造されたワクチンは、一般的に、10から10、好ましくは10から10細菌という投与量で与えられ得る。
本発明に係るワクチンにおいて特に適切な医薬適合性の担体の例は、滅菌水、生理食塩水、PBSのような水性緩衝液等である。さらに、下記のように、本発明に係るワクチンは、アジュバント、安定剤、抗酸化剤等のような他の添加剤を含み得る。
本発明において記載されたようにして製造されたワクチンは、好ましい提示において、免疫刺激物質、いわゆるアジュバントも含有し得る。アジュバントには、一般的に、非特異的に宿主の免疫応答を追加刺激する物質が含まれる。多数の異なるアジュバントが当技術分野において既知である。魚介類の養殖において高頻度に使用されるアジュバントの例は、ムラミルジペプチド、リポ多糖、いくつかのグルカン及びグリカン、並びにカルボポール(Carbopol)(登録商標)である。魚介類ワクチンに適しているアジュバントの広範な概説は、Jan Raaによる概説論文(Reviews in Fisheries Science 4(3):229−288(1996))に与えられている。ワクチンは、いわゆる「媒体」も含み得る。媒体とは、細菌が、共有結合することなく付着する化合物である。このような媒体は、即ち、バイオマイクロカプセル、ミクロアルギン酸、リポソーム、マクロゾル(macrosols)であり、これらは全て当技術分野において既知である。抗原が媒体に部分的に包埋されるこのような媒体の特別な型は、いわゆるISCOM(欧州特許EP109.942、EP180.564、EP242.380)である。さらに、ワクチンは、一つ以上の適切な表面活性化合物又は乳化剤、例えば、スパン(Span)又はトゥイーン(Tween)を含み得る。
油中水型エマルジョンにおいて使用するのに適している油性アジュバントは、例えば、鉱油又は代謝可能油である。鉱油は、例えば、ベイオール(Bayol)(登録商標)、マルコール(Marcol)(登録商標)、及びドラケオール(Drakeol)(登録商標)である。代謝可能油は、例えば、落花生油及び大豆油のような植物油、魚油スクアラン及びスクアレン、並びにトコフェロール及びこの誘導体のような動物油である。適切なアジュバントは、例えば、w/o型エマルジョン、o/w型エマルジョン、及びw/o/w二重エマルジョンである。極めて適切なo/w型エマルジョンは、例えば、5から50%w/wの水相及び95から50%w/wの油性アジュバント、より好ましくは20から50%w/wの水相及び80から50%w/wの油性アジュバントを出発原料として得られる。
添加されるアジュバントの量は、アジュバント自体の性質に依って異なり、このような量に関する情報は、製造業者により提供されるであろう。
例えば、分解されやすいタンパク質を分解から防御するため、ワクチンの貯蔵寿命を増強するため、又は凍結乾燥効率を改良するため、ワクチンは、しばしば、安定剤と混合される。有用な安定剤は、即ち、SPGA(Bovarnikら;J.Bacteriology 59:509(1950))、炭水化物、例えば、ソルビトール、マンニトール、トレハロース、デンプン、ショ糖、デキストラン、又はグルコース、アルブミン又はカゼインのようなタンパク質又はこれらの分解生成物、及びアルカリ金属リン酸塩のような緩衝剤である。
好ましくは、記載されたようなワクチンは、凍結乾燥形態で提示される。
さらに、ワクチンは生理学的に許容される希釈剤に懸濁させられてもよい。アジュバントの添加、媒体化合物又は希釈剤の添加、タンパク質の乳化又は安定化の他の方式も、本発明において具現化されることは、言及するまでもない。
全て当技術分野において既知である多くの投与方式が適用され得る。記載されたようなワクチンは、好ましくは、例えば、腹腔内注射のような注射、液浸、噴霧、浸漬を介して、又は経口により魚へ投与される。しかしながら、投与経路もワクチンの型に依って異なり得ることを考慮するべきである。ワクチンが生弱毒化ストレプトコッカス・フォカエ菌を含む場合、これは、投与の容易さのため、浸漬により容易に投与され得る。他方、ワクチンがバクテリンの形態でストレプトコッカス・フォカエ菌を含む場合、又はより一般的に述べると、ワクチンがアジュバントを混和することにより改良され得る場合には、好ましい投与方式は腹腔内経路であろう。免疫学的な観点からは、腹腔内予防接種が、特にアジュバントの取り込みを可能にするため、バクテリンの場合には確実に、魚における予防接種の最も効果的な経路である。
投与プロトコルは、標準的な予防接種実務に従い最適化され得る。Bowdenら(Fisheries Research Service Marine Laboratory,Aberdeen,Scotland)により著述された魚予防接種の最近の概観は、www.intrafish.comより入手可能である。
明らかに、初期の段階においてストレプトコッカス・フォカエ感染に対する予防接種を行うことが望まれるであろうが、予防接種を受ける魚の齢は重大ではない。サケ科の魚のワクチンの多くが、魚がスモルト前(pre−smolt)段階にあり、15から35グラムの重量を有している時に投与されている。これは、ストレプトコッカス・フォカエについての予防接種にとっても極めて適切な時期である。
経口投与の場合、ワクチンは、好ましくは、経口投与のための適切な担体、即ち、セルロース、アルファセルロースのような食物もしくは代謝可能物質、又は植物もしくは動物起源の種々の油と混合される。ワクチンを高濃度の生飼料(live−feed)生物へ投与した後、この生飼料生物を魚へ与えるのも、魅力的な方法である。本発明に係るワクチンの経口送達のための特に好ましい食物担体は、ワクチンを封入することができる生飼料生物である。適切な生飼料生物には、プランクトン様の非選択的な濾過摂食生物、好ましくは、ロチフェラ(Rotifera)、アーテミア(Artemia)のメンバー等が含まれる。高度に好ましいのは、ブラインシュリンプ、アーテミアsp.である。
ストレプトコッカス・フォカエ菌と共に、1種以上の他の魚病原性の細菌もしくはウイルス、又はこれら細菌もしくはウイルスの抗原を、ワクチンの製造のために使用することも有益であろう(従って、これは組み合わせワクチンになるであろう)。
有名な商業的に重要な魚病原体の例は、ビブリオ・オルダリー(Vibrio ordalii)、ビブリオ・アングイラルム(Vibrio anguillarum)セロタイプO1及びビブリオ・アングイラルムセロタイプO2のようなビブリオ種、アエロモナス・サルモニシダ(Aeromonas salmonicida)、フラボバクテリウム・コルムナラエ(Flavobacterium columnarae)、テナシバキュラ・ムマリチマム(Tenacibaculum maritimum)、エドワードシエラ・イクタルリ(Edwardsiella ictaluri)及びエドワードシエラ・ターダ(Edwardsiella tarda)のようなエドワードシエラ種、フォトバクテリウム・ダムセラエ(Photobacterium damselae)亜種ピスシディダ(piscidida)、フラボバクテリウム・サイクロフィラム(Flavobacterium psychrophilum)、ピスシリケッチア・サルモニス(Piscirickettsia salmonis)、モリテラ・ビスコサ(Moritella viscosa)(以前は、ビブリオ・ビスコサス(Vibrio viscosus)として知られていた)、エルシニア・ルッケリ(Yersinia ruckeri)、ビブリオ・サルモニシダ(Vibrio salmonicida)、伝染性膵臓壊死症ウイルス(Infectious Pancreatic Necrotic Disease virus)(IPNV)、伝染性サケ貧血症ウイルス(Infectious Salmon Anaemia virus)(ISAV)並びにサケ膵臓病ウイルス(Salmon Pancreatic Disease virus)(SPDV)である。
このような組み合わせワクチンの利点は、ストレプトコッカス・フォカエに対する防御のみならず、他の疾患に対する防御も提供する点である。従って、好ましい実施態様において、ストレプトコッカス・フォカエ種の細菌は、1種以上の他の魚病原性の細菌もしくはウイルス、又はこれら細菌もしくはウイルスの抗原と共に、ワクチンの製造のために使用される。より好ましい実施態様において、魚病原性の細菌もしくはウイルス、又はこれら細菌もしくはウイルスの抗原は、上述のような有名な商業的に重要な魚病原体の群より選択される。
一例に過ぎないが、(ストレプトコッカス・フォカエに加え)アエロモナス・サルモニシダ菌又はこの抗原性サブユニット及びウイルス抗原としての伝染性膵臓壊死症ウイルス(IPNV)を含む組み合わせワクチンは、フルンケル症、膵臓壊死、及びストレプトコッカス・フォカエ感染に対する防御を同時に行うであろう。このような組み合わせワクチンの有用な成分になるであろう他の重要なウイルス抗原は、伝染性サケ貧血症ウイルス(ISAV)及びサケ膵臓病ウイルス(SPDV)又はこれらのウイルスの抗原性サブユニットである。ウイルス抗原は、完全ウイルスであってもよいし、又は、例えば、IPNウイルスVP2タンパク質のようなウイルスのサブユニットのみであってもよい。この場合、ウイルス抗原は完全ウイルスに由来すべきと言われる。
極めて適切な組み合わせワクチンの例は、ストレプトコッカス・フォカエの次に、IPN−VP2と共にビブリオ・サルモニシダ及びアエロモナス・サルモニシダも含むワクチンである。このようなワクチンは、ビブリオ病、伝染性膵臓壊死、フルンケル症、及びストレプトコッカス・フォカエ感染に対する防御を提供する。
ストレプトコッカス・フォカエの次に、サケ科の魚における三つの最も多い疾患が、非定型(a−typical)フルンケル症、ピスシリケッチア・サルモニス(SRS)、及び伝染性膵臓壊死であるチリの場合、好ましいワクチンは、本発明に係るストレプトコッカス・フォカエワクチン成分に加え、アエロモナス・サルモニシダ成分、抗リケッチア成分、及びウイルス抗原としてのIPN−VP2を含むであろう。
他の高度に好ましい組み合わせワクチンは、ストレプトコッカス・フォカエ成分に加え、以下の種のうちの少なくとも二つ、好ましくはそれ以上を含むワクチンである:ビブリオ・アングイラルムセロタイプO1、ビブリオ・アングイラルムセロタイプO2、アエロモナス・サルモニシダ、モリテラ・ビスコサ、エルシニア・ルッケリ、ビブリオ・サルモニシダ、及びIPNV−VP2。
本発明のもう一つの実施態様は、ワクチンにおいて使用するためのストレプトコッカス・フォカエ種の細菌に関する。
本発明のさらにもう一つの実施態様は、魚におけるストレプトコッカス・フォカエ感染に対抗するためのワクチンの作製のための方法に関する。このような方法は、弱毒化又は不活化された型の生ストレプトコッカス・フォカエ菌と医薬適合性の担体との混合を含む。この実施態様の好ましい形態は、アジュバントの混合をさらに含む方法に関する。
最後に、本発明の実施態様は、弱毒化又は不活化された型の生ストレプトコッカス・フォカエ菌と医薬適合性の担体との混合を含む方法によって得られたワクチンを、有効量、魚へ投与することを含む、魚におけるストレプトコッカス・フォカエ感染を防止し、及び/又はこれに対抗するための方法に関する。「有効」という用語は、ここで使用されるように、野生型ストレプトコッカス・フォカエにより感染された魚において同じ条件の下で認められる病原の50%より低いレベルの病原をもたらす、標的の魚において免疫応答を誘導するのに十分なワクチンの量と定義される。
生化学的関連性に基づく、魚及びアザラシから単離された77のストレプトコッカス種及び他のグラム陽性種の「関連距離(linking distance)」の決定。試験された株の中には、チリにおいて疾患を有するサケ科の魚から単離されたストレプトコッカス・フォカエ単離物が含まれている。
チリストレプトコッカスsp.株
INS/AS−コード
AS968
INS248
AS972
AS973
AS970
単離された株 から INS/ASコード
2001年2月 タイセイヨウサケ、1.500g AS960
2002年3月 タイセイヨウサケ、2.000g AS958
2003年3月 タイセイヨウサケ、1.500g AS959
これらの株は異なる養殖場から単離された。株は、高い死亡率をもたらした、汽水及び海水で培養されたタイセイヨウサケにおける春及び夏の発生から単離された。
カルチャーコレクションより得られた基準株
株 説明 INS/ASコード
CCUG35103 基準株 AS969
CCUG35104 参考株 AS971
CCUG35105 参考株 AS980
Skaarら,1994(前記参照)に記載された、Ida Skaar Norway(2003年8月18日)により肺炎に罹患したアザラシより単離され、このアザラシから得られた株:
株 説明 INSコード
7908 P2 AS974
8026 L2 AS975
8056 P2 AS976
8059 P2 AS977
8205 H2 AS978
8252 AS979
同定
全ての株(チリ株、S.フォカエの基準株及び参考株、並びに残りのノルウェーからの寄託されていない株)を、46の表現型的及び形態学的な試験(グラム反応、カタラーゼ反応、オキシダーゼ反応、溶血、40%胆汁酸塩上での増殖、ゼラチナーゼ産生、API(API20 StrepテストキットBioMrieux)、酸化/発酵被験(w&w/o油)、クリグラー三重糖(Kligler Triple Sugar)反応(乳糖、グルコース、ガス産生、HS産生)、アミグダリン、ガラクトース、グリセロール、マルトース、メリビオース、メリジトース(Melizitose)、ショ糖、硝酸の発酵、pH9.6、6.5%塩における増殖、3%塩に対する耐性、インドール産生、及び運動性)において同定した。得られた同定プロファイルを、魚病原性グラム陽性菌種(ストレプトコッカス・アガラクチアエ(Streptococcus agalactiae、S.ディフィシル(difficile)、S.イニアエ(iniae)、カルノバクテリウム・ピスシコラ(Carnobacterium piscicola)、バゴコッサス・サルモニナルム(Vagocossus salmoninarum)、ノカルディア・セリオラエ(Nocardia seriolae)、及びラクトコッカス・ガルビエアエ(Lactococcus garvieae))、並びにS.ミュータンス(mutans)、S.ズーエピデルミクス(zooepidermicus)、及びS.エクイ(equi)の参考株を含有している既存のデータマトリックスに組み込み、UPGMA分析を使用して類似性を計算した。この系統樹分析の結果は、図1中の樹状図に表される。INS248からAS958まで(これらも含む)の列の中の全ての株が、同一クラスタに属する、即ち、S.フォカエ種に属する。表現型的及び形態学的な試験に基づき、チリから単離された株は、ノルウェーにおいて肺炎を有するアザラシから初めに単離された株と区別不能である。
結論:ストレプトコッカス疾患の病原体としてチリにおいてタイセイヨウサケから単離された細菌株は、生化学的関連性に基づき、ストレプトコッカス・フォカエとして同定された。
16S rRNA配列分析に基づく、S.フォカエ株及び他のストレプトコッカス株の系統学的距離の決定。ストレプトコッカス・フォカエ基準参考株NCTC12719、並びにチリにおいて疾患を有するサケ科の魚から単離された二つのストレプトコッカス・フォカエ単離物(AS972及びAS973)に対して、16S rRNA配列分析を実施した。S.フォカエ基準株、二つのチリ単離物、及び他のストレプトコッカス種のいくつかのメンバー:S.ディスガラクチアエ(dysgalactiae)、S.イニアエ(iniae)、及びS.アガラクチアエ(agalactiae)を比較した。16S rRNA配列は、Kuhnertら(Int.J.Syst.Bacteriol.,46;1174−1176(1996))により記載されたようにして決定した。両方の株について、およそ1410ntの配列を得た。これらの配列を、BlastNソフトウェアを使用して、利用可能なヌクレオチド配列データベースと比較した。スコアが最も高い配列を、以下の設定でベクター(Vector)NTIソフトウェアパッケージ(Informax Inc.)の中のクラスタル(Clustal)Xを使用して整列化した:対整列化及び多重整列化の両方について、ギャップ開始ペナルティ(gap opening penalty)15及びギャップ伸長ペナルティ(gap extension penalty)6.66。樹の構築のため、Sautou,N.及びNei,M.による近隣結合(Neighbor−Joining)法を使用した(近隣結合法:系統樹を再構築するための新たな方法(The neighbor−joining method:a new method for reconstructing phylogenetic trees)Mol.Biol.Evol.4,406−425(1987))。ギャップを含む位置は分析から排除した。様々なストレプトコッカス株の関連性を示す系統樹を図2に与える。
結論:図2より一見して明らかなように、チリ単離物AS972及びAS973はS.フォカエ株と同じ分枝内にある。これは、アザラシ及び魚からの様々なS.フォカエ単離物の生化学的関連性を表す図1の統計樹の結果及び結論と完全に一致する。
アジアシーバス(ラテス・カルカリファー(Lates calcarifer))における安全性試験及び血清転換
まず、S.フォカエに対して感受性でない魚種においてS.フォカエワクチンの安全性及び血清転換を試験することを決定した。
ワクチン調製:
32℃で、施回シェーカー(129RPM)上で、SGM 5×グルコース培地において、22.5時間、AS972株を培養することにより、粗ワクチンを調製した。インキュベーション後、得られた総数は2.9×10細胞/mlであった。培養物を0.5%ホルマリンにより不活化し、続いて、遠心分離により1.5×1010細胞/mlの最終濃度にまで濃縮した。細菌細胞を培養上清に再懸濁させた。
予防接種:
計56匹の魚(アジアシーバス)に、0.1mlの上記のワクチンを腹腔内(IP)注射し、55匹の魚にPBSを注射した。後者の群は対照として使用した。実験開始時、予防摂取を受けた魚及び対照魚の平均重量はそれぞれ19.7及び20.1グラムであった。死亡は予防接種直後には存在しなかった。予防摂取を受けた魚及び対照魚は、同じ水槽内で維持し、水槽の中央に置かれた垂直分離網によって分離した。
安全性評価:
予防接種後、計21日間、魚を観察した。この期間中、対照群においても予防接種群においても死亡は存在しなかった。予防摂取魚及び対照魚の観察期間終了時の平均魚重量は、それぞれ25.7及び25.0グラムであった。調製されたワクチンはアジアシーパスにとって安全であったと結論付けることができる。
病原性評価:
チャレンジモデルを生ストレプトコッカス・フォカエ株のIP注射により評価した。
AS972/AS960(5×10、5×10及び5×10CFU/fish)
試験されたいずれの細菌濃度/株でも死亡が得られず、シーバスがS.フォカエ感染に対して感受性でないことが見出された。従って、ワクチンの効力は、アジアシーバスでは評価し得ない。
血清転換:
図3中の表から直接明らかなように、水性ワクチンによる初回予防接種から3週間後に得られた血清転換は、既に、生ストレプトコッカス・フォカエによるチャレンジから3週間後に見出された血清転換の約80%であった。水性ワクチンによる初回予防接種から3週間後の追加予防接種は、チャレンジ後と等しい力価を与えた。水/油型エマルジョンに基づくワクチンによる初回予防接種から3週間後の追加予防接種は、チャレンジ後よりわずかに低い力価を与えた。これは、水/油型エマルジョンに基づくワクチンで一般的に認められる正常な効果であり、追加刺激効果は、水性ワクチンと比較してより長い期間の後に認められるであろう。血清転換は以下のように決定した:ストレプトコッカス・フォカエを10細菌/ウェルでNUNC Maxisorbに一晩コーティングした。ELISAは、ヨーロッパシーバスIgM(アジアシーバスIgMと交差反応性)の軽鎖に対するマウスモノクローナル抗体を使用し、続いて、ペルオキシダーゼ結合ヤギ抗マウス抗体と共にインキュベートすることにより現像した。力価はOD450読み取り値として表される。
結論:単回予防接種ですら、既に、チャレンジされた魚に見出されるものに近い抗体力価を誘導することができ、追加予防接種は、チャレンジされた魚に見出されるものと等しい抗体力価を与える。
タイセイヨウサケにおける安全性試験及び血清転換
ワクチン調製:
実施例3に記載されたようにして、ワクチンを調製した。
予防接種:
計250匹の魚(タイセイヨウサケ)に、上記のワクチン0.1mlを腹腔内(IP)注射し、130匹の魚にPBSを注射した。後者の群は対照として使用した。実験開始時、予防接種を受けた魚及び対照魚の平均重量は28グラムであった。死亡は予防接種直後には存在しなかった。予防接種を受けた魚及び対照魚を、パンジェットラベリング(Panjet labeling)により標識し、同じ水槽内に維持した。
安全性評価:
予防接種後、計42日間、魚を観察した。この期間中、対照群にも予防接種群にも死亡は存在しなかった。異常行動は認められなかった。ワクチンはタイセイヨウサケにとって安全であると結論付けることができる。チャレンジは、1匹当たり1.5×10CFUの生ストレプトコッカス・フォカエを用いて実施される。
血清転換:
ホルマリンにより不活化されたストレプトコッカス・フォカエ株INS972を、コーティング緩衝液で10細菌/mlに希釈した。続いて、0.1mlを96穴NUNC Maxisorbプレートの個々のウェルに添加し、2から8℃で一晩インキュベートし、3回洗浄した。次いで、ウェルをサケ血清の段階希釈物と共にインキュベートした。続いて、結合した抗体を、ウサギ抗サケIgG、HRペルオキシダーゼ結合ヤギ抗ウサギIgG、及びペルオキシダーゼ基質を使用して定量した。力価はOD492読み取り値として表される。
図4から直接明らかなように、水性ワクチンによる予防接種は、6週間後に500%という相対的な力価の増加を与え、w/o型エマルジョンに基づくワクチンは、200%という相対的な力価の増加を与える。
結論:水性ワクチンによる単回予防接種は、予防接種から6週間後に、生理食塩水を注射された対照群と比較して、およそ500%抗体レベルを増加させることができた。同じ予防接種スケジュールで水/油型エマルジョンに基づくワクチンを使用した場合には、遅れた開始が観察され、抗体レベルは、生理食塩水を注射された対照群と比較して、およそ200%増加した。
生化学的関連性に基づく、魚及びアザラシから単離された77のストレプトコッカス種及び他のグラム陽性種の系統樹。 16S rRNA配列分析に基づく、S.フォカエ株(参考株NCTC12719及び二つの魚からのチリストレプトコッカス・フォカエ単離物)及び他のストレプトコッカス株の系統樹。 シーバスにおけるS.フォカエの予防接種/チャレンジの後のELISA測定。 タイセイヨウサケにおけるS.フォカエの予防接種/チャレンジの後のELISA測定。

Claims (11)

  1. 魚におけるストレプトコッカス・フォカエ(Streptococcus phocae)感染に対抗するためのワクチンの製造のためのストレプトコッカス・フォカエ種の細菌の使用。
  2. 魚がサケ科に属することを特徴とする、請求項1に記載の使用。
  3. 魚がタイセイヨウサケであることを特徴とする、請求項2に記載の使用。
  4. ストレプトコッカス・フォカエ種の細菌が不活化された型であることを特徴とする、請求項1から3に記載の使用。
  5. ワクチンの製造のため、付加的な魚病原性の微生物もしくはウイルス又はこれらの抗原が使用されることを特徴とする、請求項1から4に記載の使用。
  6. 付加的な魚病原性の微生物又はウイルスが、ビブリオ・オルダリー(Vibrio ordalii)、ビブリオ・アングイラルム(Vibrio anguillarum)セロタイプO1、ビブリオ・アングイラルムセロタイプO2、アエロモナス・サルモニシダ(Aeromonas salmonicida)、フラボバクテリウム・コルムナラエ(Flavobacterium columnarae)、フレキシバクター・マリチマム(Flexibacter maritimum)、エドワードシエラ・イクタルリ(Edwardsiella ictaluri)、エドワードシエラ・ターダ(Edwardsiella tarda)、フォトバクテリウム・ダムセラエ(Photobacterium damselae)亜種ピスシディダ(piscidida)、フラボバクテリウム・サイクロフィラム(Flabobacterium psychrophilum)、モリテラ・ビスコサ(Moritella viscosa)、ピシリケッチア・サルモニス(Piscirikettsia salmonis)、エルシニア・ルッケリ(Yersinia ruckeri)、ビブリオ・サルモニシダ(Vibrio salmonicida)、伝染性膵臓壊死症ウイルス(Infectious Pancreatic Necrotic Disease virus)、伝染性サケ貧血症ウイルス(Infectious Salmon Anaemia virus)、及びサケ膵臓病ウイルス(Salmon Pancreatic Disease virus)の群より選択されることを特徴とする、請求項5に記載の使用。
  7. ワクチンの製造のため、付加的にアジュバントが使用されることを特徴とする、請求項1から6に記載の使用。
  8. ワクチンが凍結乾燥形態であることを特徴とする、請求項1から7に記載の使用。
  9. ストレプトコッカス・フォカエ種の細菌を含む、魚におけるストレプトコッカス・フォカエ感染に対抗するためのワクチン
  10. 弱毒化又は不活化された型のストレプトコッカス・フォカエ種の生細菌と医薬適合性の担体とを混合することを含む、魚におけるストレプトコッカス・フォカエ感染に対抗するためのワクチンの作製のための方法。
  11. 請求項10の方法により得られたワクチンを、有効量、魚に投与することを含む、魚におけるストレプトコッカス・フォカエ感染に対抗するための方法。
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