JP4695294B2 - 車両運行補助装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、鉄道車両の車両運行補助装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
鉄道車両においては、隣り合う軌道を走行する上りと下りの列車が擦れ違ったり、停車している列車の隣りの軌道を他の列車が通過すると、例えば、走行風や、冬季において列車に付着した雪氷の落下で跳ね上げられたレール付近の小石などによって、列車の窓や本体が破損する事故が起きる。特に、近年、列車の高速化に伴い、このような事故が頻発している。
【0003】
そこで、列車の窓に、防弾ガラスとして使用される透明樹脂板を取り付けるなどの対策が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
列車(鉄道車両)の擦れ違いに伴う列車の窓や本体の破損事故を防止するため、各鉄道車両において、当該列車と擦れ違うことになる他の列車を、いわゆる閉区間回路を利用して予め検知して運転手に報知し、運転手がこれに応答して減速することが、考えられる。閉区間回路は、線路をある区間(閉鎖区間)で区切り、その区間に列車が入ると車輪を通じて導通状態となることを利用するものである。
【0005】
しかし、閉区間回路を利用して自車と擦れ違うことになる他の車両を検知する場合には、閉鎖区間の端部で列車が擦れ違うと、対向列車を検知することができなかったり、検知することができても検知のタイミングが遅れてしまうため、その後の対応(列車の減速等)が遅れてしまったりし、信頼性が低い。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、鉄道車両の擦れ違い等に伴う鉄道車両の窓や本体の破損事故を信頼性高く有効に防止することができ、ひいては、鉄道車両の通常の走行中の高速化による輸送効率の向上と、破損事故防止による安全性の向上との、両立を図ることができる車両運行補助装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、本発明の第1の態様による車両運行補助装置は、(a)複数の鉄道車両にそれぞれ搭載された複数の車上用通信装置を有する情報伝送装置であって、前記各車両について、少なくとも自車と自車が隣りの軌道で擦れ違う予定の他車及び追い越す予定の他車の両方又はいずれか一方の車両との間で、無線通信を行う情報伝送装置と、(b)前記各車両に搭載された車上用受信情報処理手段であって、当該車両に搭載された前記車上用通信装置により受信された情報に基づいて、当該車両の運行又は走行に関連する情報提示、警報及び制御のうちの少なくとも1つを行う車上用受信情報処理手段と、を備えたものである。
【0008】
この第1の態様によれば、自車が隣りの軌道において擦れ違う予定の車両や追い越す予定の車両から無線通信により得た情報を利用して、自車において、自車の運行又は走行に関連する情報提示、警報、制御を行うことができる。したがって、前記第1の態様によれば、自車の運転手が自車が隣りの軌道において他車と擦れ違ったり追い越したりするときに減速させたり、擦れ違ったり追い越したりする車両の速度を自動的に減速させたりすることが可能となる。このため、前記第1の態様によれば、鉄道車両の擦れ違い等に伴う鉄道車両の窓や本体の破損事故を信頼性高く有効に防止することができる。その結果、鉄道車両の通常の走行中の高速化による輸送効率の向上と、破損事故防止による安全性の向上との、両立を図ることができる。
【0009】
本発明の第2の態様による車両運行補助装置は、前記第1の態様において、(a)前記各車両に搭載された前記車上用通信装置は、自車の現在位置情報を送信し、(b)前記各車両に搭載された前記車上用受信情報処理手段は、自車の現在位置情報と、当該車両に搭載された前記車上用通信装置により受信された他車の現在位置情報とに基づいて、自車と当該他車との離隔距離を演算する演算手段を含み、(c)前記各車両に搭載された前記車上用受信情報処理手段は、前記演算手段により演算された離隔距離を表示させる処理、前記離隔距離が所定距離以下である場合に警報を発生させる処理、及び、前記離隔距離が所定距離以下である場合に自車の速度が所定速度以下となるように制御する処理のうちの、少なくとも1つの処理を行うものである。
【0010】
この第2の態様によれば、車両において、自車と他車との離隔距離に応じた表示、警報、制御が可能となる。したがって、一層適切なタイミングで減速させることが可能となるため、鉄道車両の通常の走行中の高速化による輸送効率の向上と、破損事故防止による安全性の向上との、両立を図る上で、より好ましい。
【0011】
本発明の第3の態様による車両運行補助装置は、前記第1の態様において、(a)前記各車両に搭載された前記車上用通信装置は、自車の車両識別情報を送信し、(b)前記各車両に搭載され、自車が隣りの軌道において擦れ違う予定の他車及び追い越す予定の他車の両方又はいずれか一方の車両の車両識別情報を識別するための識別情報を記憶する他車識別情報記憶手段を備え、(c)前記各車両に搭載された前記車上用受信情報処理手段は、当該車両に搭載された前記車上通信装置により受信された情報のうちの、当該車両に搭載された前記他車識別情報記憶手段に記憶されている識別情報に基づいて識別された他車の車両識別情報又はこれに関連する情報に基づいて、当該車両の運行又は走行に関連する情報提示、警報及び制御のうちの少なくとも1つを行うものである。
【0012】
この第3の態様によれば、自車が隣りの軌道において擦れ違う予定の車両や追い越す予定の車両からの情報を選択的に利用して、自車において、自車の運行又は走行に関連する情報提示、警報、制御を行うことができる。したがって、例えば、複線化されている場合などにおいて、自車からかなり離れた位置を通過する他車(すなわち、小石などによる破損事故がそもそも生じ得ない車両)が通信エリア内に入っても、自車を減速させてしまうようなことがなくなり、鉄道車両の通常の走行中の高速化による輸送効率の向上を図る上で、より好ましい。
【0013】
本発明の第4の態様による車両運行補助装置は、前記第1の態様において、(a)前記各車両に搭載された前記車上用通信装置は、自車の現在位置情報及び自車の車両識別情報を送信し、(b)前記各車両に搭載され、自車が隣りの軌道において擦れ違う予定の他車及び追い越す予定の他車の両方又はいずれか一方の車両の車両識別情報を識別するための識別情報を記憶する他車識別情報記憶手段を備え、(c)前記各車両に搭載された前記車上用受信情報処理手段は、当該車両に搭載された前記車上用通信装置により受信された情報のうちの、当該車両に搭載された前記他車識別情報記憶手段に記憶されている識別情報に基づいて識別された他車の車両識別情報に関連する現在位置情報と、自車の現在位置情報とに基づいて、自車と当該他車との離隔距離を演算する演算手段を含み、(d)前記各車両に搭載された前記車上用受信情報処理手段は、前記演算手段により演算された離隔距離を表示させる処理、前記離隔距離が所定距離以下である場合に警報を発生させる処理、及び、前記離隔距離が所定距離以下である場合に自車の速度が所定速度以下となるように制御する処理のうちの、少なくとも1つの処理を行うものである。
【0014】
この第4の態様によれば、前記第2の態様による利点と前記第3の態様の利点を併せて得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明による車両運行補助装置について、図面を参照して説明する。
【0016】
図1は、本発明の一実施の形態による車両運行補助装置の配置を模式的に示す概略平面図である。
【0017】
本実施の形態による車両運行補助装置は、図1に示すように、レール(軌道)2A上を矢印X1方向に走行する列車(鉄道車両)Aに搭載された車載装置1Aと、レール2Aの隣りのレール2B上を逆方向(矢印X2方向)に走行する列車Bに搭載された車載装置1Bと、を備えている。また、図面には示していないが、本実施の形態による車両運行補助装置は、レール2A,2B上を走行する他の列車にそれぞれ搭載され車載装置1A,1Bと同じ構成を有する車載装置も、備えている。
【0018】
図2は、図1中の車載装置1A,1Bの送信信号及び受信信号のタイミング及び強度を模式的に示すタイムチャートである。列車Aの車載装置1Aのアンテナ11A、及び、列車Bの車載装置1Bのアンテナ11Bから、それぞれ図2(a)(c)に示す無線信号(本実施の形態では、電波信号)が時間間隔を変えつつ間欠的に送信され、各アンテナ11A,11Bは互いの通信エリア内に入ると、他のアンテナから送信された無線信号を受信する。各アンテナ11A,11Bから送信される無線信号の周波数は互いに同じ周波数であるが、前述したように、アンテナ11A,11Bから送信される無線信号はそれぞれ時間間隔を変えつつ間欠的に送信されるので、複数の無線信号がある時点で同時に送信されて混信が生じても、その後に発生する無線信号の発生タイミングが互いに異なることになり、混信が生じなくなる。したがって、確実に通信が行われ、混信による障害が起きるおそれがない。図2に示す例では、時点t1で列車A,Bの車載装置1A,1Bから送信された無線信号が同時に送信されて混信しているが、その後は各無線信号の発生タイミングが異なっている。
【0019】
なお、図2(b)は、列車Aの車載装置1Aが列車Bのアンテナ11Bから送信された無線信号の受信信号を示している。図2に示す例は、列車Aと列車Bとが次第に接近していき、両車両A,Bにそれぞれ搭載された車上装置1A,1B間の通信エリア内に入った時点t2で、車上装置1Aが車上装置1Bからの無線信号の受信が開始され、時点t2から所定の処理時間経過後の時点t3以降、車上装置1Aにおいて列車Bの接近が検知されて後述する表示部29のランプ31(図6参照)が点灯する状況を示している。なお、図2では、列車Bの車載装置1Bの受信信号については、省略している。
【0020】
なお、アンテナ11A,11Bは、無指向性のものであってもよいが、搭載される列車A,Bの進行方向に向かう指向性を有するものを用いると、無駄な無線信号を送受信するようなことがなくなり、好ましい。アンテナ11A,11Bがこのような指向性を有している場合には、レール(軌道)が急なカーブをしていれば、両者間で通信不能となる場合もあり得る。しかし、その場合には、カーブのために既に走行速度が減速されているので、列車の擦れ違い等に伴う鉄道車両の窓や本体の破損事故がそもそも生ずることがない。なお、アンテナ11A,11Bとして指向性を有するものを用いる場合において、列車の擦れ違いのみならず、列車の追い越しも考慮する場合には、列車の進行方向の正逆両方向に感度特性を持つように、例えば、各列車A,Bに単指向性を有する2本のアンテナを正逆両方向に向けてそれぞれ設置すればよい。
【0021】
図3は、車載装置1A,1B送信する情報のデータフォーマットの一例を示す図である。車載装置1A,1Bは、各無線信号送信時に、所定の情報を図3に示すデータフォーマットでパケット化して、FSK(周波数偏移変調)等の変調により搬送波信号に載せて送信する。このデータフォーマットについては、後に詳述する。
【0022】
車載装置1A,1Bは同じ構成を有しているので、ここでは、車載装置1Aについてのみ、図4を参照して説明する。図4は、車載装置1Aを模式的に示す機能ブロック図である。車載装置1Aは、図4に示すように、送信データ生成部21と、送信制御部22と、送信機23と、アンテナ11Aを送信機23側と受信機25側とに切り替えて接続する切替スイッチ24と、受信機25と、復調部26と、受信データ処理部27と、メモリ28と、表示部29とを備えている。
【0023】
メモリ28には、図5(a)に例示するように、識別情報として、自車1Aの車両識別情報である編成番号が格納されている。また、メモリ28には、図5(b)に示す通過予定リストも格納されている。この通過予定リストは、自車1Aが隣りの軌道において擦れ違う予定の列車(自車が隣りの軌道で停車している列車を追い越す場合には、その列車を含めてもよい。)の車両識別情報としての、編成番号(通過予定編成番号)からなる。なお、本実施の形態では、通過予定リストは、擦れ違う予定の列車の車両識別情報を識別するための識別情報として、当該列車の編成番号自体を含んでいるが、その編成番号自体ではなく、その編成番号を識別できるような任意の情報を含んでいてもよい。図5は、メモリ28の記憶内容の一例を模式的に示す図である。
【0024】
送信データ生成部21は、メモリ28に記憶されている自車の編成番号と、自車1Aの現在の走行速度を示す走行速度信号と、自車1Aの現在位置を示す現在位置信号とに基づいて、図3に示すデータフォーマットでパケット化した送信データを生成する。列車1Aは自車の走行速度を検出する速度検出器を有しているので、この速度検出器からの信号を前記走行速度信号として用いればよい。また、列車1Aは自車の現在位置を検出する検出器を通常有しているので、この検出器からの信号を前記現在位置信号として用いればよい。もっとも、例えば、GPS(Global Positioning System)受信機やDGPS(Differential Global Positioning System)受信機などを設け、この受信機からの信号を前記現在位置信号として用いてもよい。
【0025】
送信データ生成部21が生成する送信データは、図3に示すように、送信データの始めを示しビット同期やキャラクタ同期を取るためのダミービット列からなるプリアンブルと、識別番号としての自車1Aの編成番号を示すビット列と、自車1Aの現在位置を示すビット列と、自車1Aの現在の走行速度を示すビット列と、誤り訂正符号(代わりに、チェックサムなどの誤り検出符号を用いてもよい。)のビット列と、送信データの終わりを示すビット列からなるエンドデータと、からなる。
【0026】
送信制御部22は、所定の搬送波周波数の無線信号(本実施の形態では、電波信号)が、送信機23からアンテナ11Aを介して、図2(a)に示すように時間間隔を変えつつ間欠的に発生するとともに、この間欠的に発生する無線信号がそれぞれ送信データ生成部21により生成された送信データで変調されるように、送信機23及び切替スイッチ24を制御する。送信機23は、送信制御部22による制御に従ってアンテナ11Aを駆動して、アンテナ11Aから前記無線信号を送信させる。なお、送信する無線信号の時間間隔は、例えば、所定の範囲(例えば、1秒〜2秒の範囲)でランダムに変化するようにしてもよい(この場合、例えば、乱数発生部を用いて順次発生した乱数に時間間隔を割り当てればよい。)し、予め定めた所定のパターンで変化するようにしてもよい。
【0027】
以上の説明からわかるように、本実施の形態では、送信データ生成部21、送信制御部22、送信機23、切替スイッチ24及びアンテナ11Aが、所定の情報(本実施の形態では、編成番号、現在位置及び走行速度)をパケット化して、時間間隔を変えつつ間欠的に発生する無線信号によって送信する送信手段を構成している。
【0028】
切替スイッチ24は、送信制御部22による制御によって、前記無線信号を送信していない期間においては、アンテナ11Aを受信機24に接続して、受信待機状態にする。この受信待機状態において、受信機24は、送信機23からアンテナ11Aを介して送信した無線信号と同じ搬送周波数の無線信号(図1中の列車Bの車載装置1Bのアンテナ11Bから送信された無線信号など)を、アンテナ11Aを介して受信する。復調部26は、この受信信号に対して誤り訂正処理等を含む復号化処理を行い、他車の編成番号、現在位置、走行速度の各データを復調する。
【0029】
以上の説明からわかるように、本実施の形態では、アンテナ11A、切替スイッチ24、受信機25及び復調部26が、前記送信手段が無線信号を発生していないときに、その無線信号と同じ搬送波周波数の無線信号による情報を受信する受信手段を構成している。この受信手段と前記送信手段とによって、通信装置が構成されている。また、列車Aの車載装置1Aの通信装置と、この通信装置に相当する、列車Bの車載装置1Bの通信装置とによって、複数の車両A,B間で通信を行う情報伝送装置が構成されている。
【0030】
図4中の表示部29の表示パネルの一例を、図6に示す。この表示部29は、自車1Aの運転台に取り付けられ、図6に示すように、対向する列車1Bが自車1Aに対して接近中である旨を示す表示ランプ31と、接近中の列車の編成番号、接近中の対向車1Bと自車1Aとの離隔距離、接近中の対向車1Bの走行速度をそれぞれ示す所定数の7セグメントLED33と、を有している。表示部29のこれらの表示は、自車1Aの運行又は走行に関連する情報提示に相当している。
【0031】
図4中の受信データ処理部27は、前記受信手段により受信された情報(すなわち、本実施の形態では、復調部26により得られた、他車の編成番号、現在位置、走行速度の各データ)に基づいて、表示部29を制御して、自車1Aの運行又は走行に関連する情報提示を、自車1Aの運転手に対して行う。
【0032】
受信データ処理部27の動作の一例について、図7を参照して説明する。図7は、受信データ処理部27の動作の一例を示す概略フローチャートである。
【0033】
受信データ処理部27は、動作を開始すると、表示部29の各表示を消灯してリセットするなどの初期化を行い(ステップS1)、前記受信手段により信号が新たに受信されたか否か(すなわち、本実施の形態では、他車の編成番号、現在位置、走行速度の各データが、復調部26により新たに得られたか否か)を判定する(ステップS2)。信号が新たに受信されなければ信号が新たに受信されるまで待つ。一方、信号が新たに受信されると、ステップS3へ移行する。
【0034】
ステップS3において、受信データ処理部27は、最新に受信されたデータのうちの編成番号が、メモリ28に記憶されている図5(b)に示す通過予定リストに存在するか否かを、判定する。存在しなければステップS2へ戻る。一方、存在していればステップS4へ移行する。
【0035】
ステップS4において、受信データ処理部27は、表示部29のランプ31を点灯させて「列車接近中」を表示させるとともに、最新に受信された編成番号及び走行速度を表示部29に表示させ、ステップS5へ移行する。
【0036】
ステップS5において、受信データ処理部27は、自車1Aの現在位置を示す現在位置信号と、最新に受信された他車1B等の現在位置とに基づいて、自車1Aの現在位置と、当該他車1B等の現在位置との、離隔距離を算出する。
【0037】
次に、受信データ処理部27は、ステップS5で算出された離隔距離(正負も含む)に基づいて、例えば当該離隔距離を所定の基準値と比較することにより、自車1Aの当該他車1B等に対する通過が完了したか否かを判定する(ステップS6)。このように通過完了の判定を所定の基準値と比較することにより行うことによって、列車全体(個々の車両が連結された鉄道車両全体)の長さが長く、最後尾の車両の確認ができないような場合でも、全車両が通過したことを確認できる。それにより、運転士の負担を軽減することが可能となる。ステップS6において通過が完了したと判定されると、受信データ処理部27は、表示部29の各表示を消灯してリセットした(ステップS9)後、ステップS2へ戻る。
【0038】
一方、ステップS6において通過が完了していないと判定されると、受信データ処理部27は、ステップS5で最新に算出された離隔距離を表示部29に表示させ(ステップS7)、現在位置を新たに受信したか否か(すなわち、復調部26から新たに現在位置データが得られたか否か)を判定する(ステップS8)。現在位置が新たに受信されなければ現在位置が新たに受信されるまで待つ。一方、現在位置が新たに受信されると、ステップS5へ戻る。
【0039】
本実施の形態によれば、このような動作によって、自車1Aが隣りの軌道を走行する対向車両1B等に近づいていき、対向車両1B等との通信エリア(通信エリアは、地理的条件等によっても異なるが、送信強度等を適宜設定することによって、例えば、数百m〜数kmに設定できる。)内に入ると、表示部29に「列車接近中」が表示されるとともに対向車両との離隔距離及び対向車両の走行速度が表示される。したがって、自車1Aの運転手は、これらの表示を見ながら、適切なタイミングで自車1Aを適切な程度まで減速させることができ、これにより、列車の擦れ違いに伴う列車の窓や本体の破損事故を信頼性高く有効に防止することができる。なお、対向車両の走行速度の代わりに又は対向車両の走行速度と共に、表示部29に自車と対向車両との相対速度を表示してもよい。
【0040】
さらに、本実施の形態によれば、メモリ28に前記通過予定リストが記憶され、受信データ処理部27が図7中のステップS3においてNOの場合にはステップS4以降の処理を行うことなくステップS2に戻る。このため、例えば、他車が自車の軌道から離れた軌道を走行するため両車が高速で逆方向に走行しても列車の窓や本体の破損事故が起こり得ないにもかかわらず、自車が他車からの信号を受信してしまい、自車の運転手が自車を減速させてしまうというような、事態を防止することができる。もっとも、本発明では、ステップS3を取り除きステップS2でYESの場合にステップS4へ直接移行するようにしてもよい。この場合であっても、両車が高速で逆方向に走行しても列車の窓や本体の破損事故が起こり得ない場合には一方の列車が他方の列車の通信エリアに入ることがないという条件下であれば、何ら支障はない。
【0041】
ところで、自車1Aが対向車両1B等を通過した後にも、通信エリア内から離脱するまで、自車1Aと当該対向車両1B等との間で通信が継続されることとなる。このため、図7に示す受信データ処理部27の処理では、自車1Aが対向車両1B等を通過した後にも、同じ対向車両1B等からの信号受信の度にステップS4〜S6の処理が繰り返されることになり、その分、処理量が増大し、処理が重くなってしまう。このため、例えば、図4中の送信データ生成部21、送信制御部22、復調部26及び受信データ処理部27を単一のCPUを用いて構成した場合、CPUの負担が増大してしまう。
【0042】
そこで、処理量を軽減するため、受信データ処理部27は、図7に示す動作に代えて、例えば、図8に示す動作を行うようにしてもよい。図8は、受信データ処理部27の動作の他の例を示す概略フローチャートである。図8において、図7中のステップと同一又は対応するステップには同一符号を付し、その重複する説明は省略する。
【0043】
受信データ処理部27が図8に示す動作を行う場合には、例えば、図4中のメモリ28の記憶内容を、図5に示す内容に代えて図9に示す内容とする。図9に示す記憶内容が図5に示す記憶内容と異なる所は、通過予定リスト内の通過予定編成番号と関連づけて、当該編成番号に関連する車両に対する自車1Aの通過が完了したか否かを示す通過履歴データが追加されている点のみである。本例では、通過履歴データは、「1」にセットされていれば、これに関連する編成番号の車両に対する自車1Aの通過が完了したことを示し、「1」にセットされていないリセット状態(図9(b)中では空欄で示している。)であれば、これに関連する編成番号の車両に対する自車1Aの通過が完了していないことを示す。
【0044】
図8に示す動作が図7に示す動作と異なる所は、ステップS1において各通過履歴データをリセットする処理も行われる点と、ステップS3とステップS4との間にステップS20,S21が追加されている点のみである。
【0045】
受信データ処理部27は、ステップS2において新たに編成番号等の信号が受信された場合(ステップS2でYESの場合)、当該編成番号に関連づけられた通信履歴データが「1」か否か(すなわち、当該編成番号に関連づけられた車両に対する自車1Aの通過が完了したか否か)を判定する(ステップS20)。「1」であれば、ステップS2へ戻る。一方、「1」でなければ、ステップS21へ移行する。ステップS21において、受信データ処理部27は、当該編成番号に関連づけられた通過履歴データを「1」にセットし、その後、ステップS4へ移行する。
【0046】
図8に示す動作では、ステップS20において通過履歴データが「1」の場合(すなわち、当該編成番号に関連づけられた車両の通過が既に完了している場合)には、ステップS2へ戻るので、自車1Aが対向車両1B等を通過した後に、同じ対向車両1B等からの信号受信の度にステップS4〜S6の処理が繰り返されるようなことがなくなり、図7に示す動作に比べて、処理量を低減することができる。
【0047】
以上、本発明の一実施の形態について説明したが、本発明では、例えば、前記実施の形態を以下に説明するように種々に変形してもよい。
【0048】
前記実施の形態において、列車の運転手に警報音を発生する警報音発生部を設け、図4中の受信データ処理部27は、図7又は図8中のステップS5で算出した離隔距離が所定距離以下であるか否かを判定し、所定距離以下である場合に前記警報音発生部から警報音を発生させてもよい。
【0049】
また、前記実施の形態において、図4中の受信データ処理部27は、図7又は図8中のステップS5で算出した離隔距離が所定距離以下であるか否かを判定し、所定距離以下である場合にATC(自動列車制御装置)に減速制御指令を発するようにし、自車を強制的に減速制御するようにしてもよい。
【0050】
さらに、前記実施の形態では、車載装置1A,1Bにおいて離隔距離を算出してこれを用いているが、本発明では、必ずしも離隔距離を算出する必要はない。
【0051】
また、前記実施の形態では、図2を参照して説明した通信方式(無線信号を時間間隔を変えつつ間欠的に送信するとともに、送信していないときに同じ搬送周波数の無線信号を受信する方式)が採用されていたが、本発明では、この通信方式に代えて他の通信方式を採用してもよい。
【0052】
以上、本発明の一実施の形態とその種々の変形例について説明したが、本発明はこれらの実施の形態や変形例に限定されるものではない。
【0053】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、鉄道車両等の擦れ違い等に伴う鉄道車両の窓や本体の破損事故を信頼性高く有効に防止することができ、ひいては、鉄道車両の通常の走行中の高速化による輸送効率の向上と、破損事故防止による安全性の向上との、両立を図ることができる車両運行補助装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態による車両運行補助装置の配置を模式的に示す概略平面図である。
【図2】図1中の車載装置の送信信号及び受信信号のタイミング及び強度を模式的に示すタイムチャートである。
【図3】車載装置が送信する情報のデータフォーマットの一例を示す図である。
【図4】図1中の車載装置を模式的に示す機能ブロック図である。
【図5】図4中のメモリの記憶内容の一例を模式的に示す図である。
【図6】図4中の表示部の表示パネルの一例を示す図である。
【図7】図4中の受信データ処理部の動作の一例を示す概略フローチャートである。
【図8】図4中の受信データ処理部の動作の他の例を示す概略フローチャートである。
【図9】図4中のメモリの記憶内容の他の例を模式的に示す図である。
【符号の説明】
A,B 列車
1A,1B 車載装置
2A,2B レール
11A,11B アンテナ
21 送信データ生成部
22 送信制御部
23 送信機
24 切替スイッチ
25 受信機
26 復調部
27 受信データ処理部
28 メモリ
29 表示部

Claims (3)

  1. 複数の鉄道車両にそれぞれ搭載された複数の車上用通信装置を有する情報伝送装置であって、前記各車両について、少なくとも自車と自車が隣りの軌道で擦れ違う予定の他車及び追い越す予定の他車の両方又はいずれか一方の車両との間で、無線通信を行う情報伝送装置と、
    前記各車両に搭載された車上用受信情報処理手段であって、当該車両に搭載された前記車上用通信装置により受信された情報に基づいて、当該車両の運行又は走行に関連する情報提示、警報及び制御のうちの少なくとも1つを行う車上用受信情報処理手段と、
    を備え
    前記各車両に搭載された前記車上用通信装置は、自車の現在位置情報を送信し、
    前記各車両に搭載された前記車上用受信情報処理手段は、自車の現在位置情報と、当該車両に搭載された前記車上用通信装置により受信された他車の現在位置情報とに基づいて、自車と当該他車との離隔距離を演算する演算手段と、前記演算手段により演算された離隔距離に基づいて、自車の前記他車に対する通過が完了したか否かを判定する通過判定手段と、を含み、
    前記各車両に搭載された前記車上用受信情報処理手段は、前記演算手段により演算された離隔距離を表示させる処理、前記離隔距離が所定距離以下である場合に警報を発生させる処理、及び、前記離隔距離が所定距離以下である場合に自車の速度が所定速度以下となるように制御する処理のうちの、少なくとも1つの処理を行い、
    前記各車両に搭載された前記車上用受信情報処理手段は、前記通過判定手段により通過が完了したと判定された後は、それまで行っていた前記少なくとも1つの処理を、終了することを特徴とする車両運行補助装置。
  2. 複数の鉄道車両にそれぞれ搭載された複数の車上用通信装置を有する情報伝送装置であって、前記各車両について、少なくとも自車と自車が隣りの軌道で擦れ違う予定の他車及び追い越す予定の他車の両方又はいずれか一方の車両との間で、無線通信を行う情報伝送装置と、
    前記各車両に搭載された車上用受信情報処理手段であって、当該車両に搭載された前記車上用通信装置により受信された情報に基づいて、当該車両の運行又は走行に関連する情報提示、警報及び制御のうちの少なくとも1つを行う車上用受信情報処理手段と、
    前記各車両に搭載され、自車が隣りの軌道において擦れ違う予定の他車及び追い越す予定の他車の両方又はいずれか一方の車両の車両識別情報を識別するための識別情報を記憶する他車識別情報記憶手段と、
    を備え、
    前記各車両に搭載された前記車上用通信装置は、自車の現在位置情報及び自車の車両識別情報を送信し
    記各車両に搭載された前記車上用受信情報処理手段は、当該車両に搭載された前記車上用通信装置により受信された情報のうちの、当該車両に搭載された前記他車識別情報記憶手段に記憶されている識別情報に基づいて識別された他車の車両識別情報に関連する現在位置情報と、自車の現在位置情報とに基づいて、自車と当該他車との離隔距離を演算する演算手段と、前記演算手段により演算された離隔距離に基づいて、自車の前記他車に対する通過が完了したか否かを判定する通過判定手段と、を含み、
    前記各車両に搭載された前記車上用受信情報処理手段は、前記演算手段により演算された離隔距離を表示させる処理、前記離隔距離が所定距離以下である場合に警報を発生させる処理、及び、前記離隔距離が所定距離以下である場合に自車の速度が所定速度以下となるように制御する処理のうちの、少なくとも1つの処理を行い、
    前記各車両に搭載された前記車上用受信情報処理手段は、前記通過判定手段により通過が完了したと判定された後は、それまで行っていた前記少なくとも1つの処理を、終了することを特徴とする車両運行補助装置。
  3. 前記他車識別情報記憶手段は、前記他車識別情報記憶手段に記憶されている識別情報に基づいて識別される他車の車両識別情報に関連づけて、当該他車が既に前記通過判定手段により通過が完了したものと判定されたものであるか否かを示す通過履歴情報を記憶し、
    前記演算手段は、前記通信履歴情報記憶手段に記憶された前記通信履歴情報に基づいて、既に前記通過判定手段により通過が完了したものと判定された他車との離間距離の演算を行わない、
    ことを特徴とする請求項2記載の車両運行補助装置。
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