JP4694971B2 - 複数レイヤネットワーク上でのバックアップパスルーティング管理システム - Google Patents

複数レイヤネットワーク上でのバックアップパスルーティング管理システム Download PDF

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Description

本発明は、複数レイヤネットワーク上でのバックアップパスルーティング管理システムに関し、特に、GMPLS(Generalized MPLS)ネットワーク、あるいはGMPLSと既存のIP,MPLS混在ネットワーク等の、マルチレイヤネットワークで複数レイヤに跨るルーティングを行うルーティング管理システムに関する。
OSPF(非特許文献1参照)ルーティング手法を、エリア毎に設けられたPCE(path computer element)上で、上記技術分野のトラヒックエンジニアリング(TE)技術として適用する試みがなされている。
従来のOSPFはIP,MPLS等のパケットレイヤのルーティングに使われていたが、上記のようなマルチレイヤネットワークでパケットレイヤのルーティングを行う場合は光波長パス等の下位レイヤのFA(forwarding adjacency)LSP(label switching path)をTEリンクとしてパケットレイヤのルーティングの際に利用する手法がある(非特許文献3参照)。
このFA-LSPについて図3の例を用いて説明する。図3において、101〜111はパケットルータであり、パケットヘッダに応じたルーティングを行う。121,122はOXC(optical crossconnecter)であり、光波長に応じたルーティングを行う。
131〜139はパケットリンクであり、パケットルータがそのリンクコストを使い起点から終点までの最短経路を求める際に利用される。141〜145は光ファイバーであり、SRLG(Shared Risk Link Group)(非特許文献4参照)として管理される。
151〜154は光波長パスであり、図に示すように複数の光ファイバーを経由している。161〜163はパケットSN(subnetwork)であり、光ネットワークによりお互いに繋がっている。
ここで、SRLGは故障の波及範囲が同時に及ぶことが多いリンクの集合であり、光ファイバーあるいは、複数の光ファイバーを格納する導管の場合が一般的である。図3の例では光ファイバーがSRLGの単位となっている。
また、PCEは各パケットSN内のパケットルータ中のBR(border router)の代表BRに対応付けて別途設置されるかそのBR自身がPCE機能をもつ。例えばパケットSN161ではR2とR4、パケットSN162ではR6、パケットSN163ではR9,R10がPCEの候補となる。
図3においてFA-LSPは、事前に光ネットワークで設定された151〜154の光波長パスを161〜163のパケットSNの各ルータにTEリンクとして伝えるために利用される。
TEリンクコストは、131〜139のパケットリンクコストと同様に起点ルータから終点ルータまでの最短経路を導出するときに使われる。例えばR1から、R9までの最短経路を導出する際には131と151を合わせたリンクコストと132,133,152を合わせたリンクコストを比較しコストが小さい経路が最短経路とされる。
しかしながら、光ネットワークのSRLG情報をパケットレイヤでは認識できないところが、バックアップパスをパケットプライマリパスに対して作成するときには問題となる。FA機能で通知されるTEリンクにはTEリンクが通過するSRLGの情報は含まれていないのである。
例えば、R1〜R9までのプライマリパスの構成リンクが131−151の場合、バックアップパスとして132−133−152を101の起点ルータは選択してしまうが、152のTEリンクは151のTEリンクと同一SRLGである光ファイバー142を共有してしまう。
プライマリパケットパスとSRLGディスジョイントなバックアップパケットパスを作成するために以下の2つの手法が既存方式として取られている。
一つはTEリンクコストにSRLG情報を反映させる方法である(非特許文献5参照)。この方式は、TEリンクコスト広告時に構成SRLG数が多いTEリンクはコストを大きくする。あるいはTEリンクの構成SRLGが多くのリンクを含む場合はTEリンクコストを大きくする手法である。
構成SRLG数が多いTEリンクは他のTEリンクと構成SRLGを共有する可能性が大きい。また多くのリンクを含むSRLG(例えば多くの波長を含む光ファイバー)は、2つの異なるパケットパスに共有される可能性が高いため、それらのTEリンクに高いコストをつけることによりSRLGディスジョイントなパス設定が可能になる。
2つめの手法は、FA-LSPで広告する下位レイヤネットワークをセグメント分割し、あるプライマリパケットパスに対してバックアップパスが同じSRLG区間を持った場合は、バックアップパス経路でSRLGが重複したセグメントの部分のみに迂回経路を用いる手法(非特許文献6参照)である。
J.Moy Proteon, INC. March 1994 "OSPF Version 2" NetWorking Group Request for Comments: 1583 Obsoletes: 1247 Category: Standards Track,
エイホ/ホップクロフト/ウルマン共著、野坂昭弘/野下浩平訳"アルゴリズムの設計と解析I"p188.ISBN:N110569563
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特開2005−217754号公報
従来手法に共通する問題は下位レイヤからのFA-LSPの上位レイヤへのフラッディングにより、コントロールプレーンの負荷が増大することであり、その負荷をいかに抑えるかが課題になる。
一つ目の従来手法(非特許文献5参照)のように、SRLGの情報もリンクコストに入れてルーティングする場合は、SRLGの情報のためフラッディングの量が多くなると共に、多くのリンクを含むSRLGあるいは、構成SRLG数を多く含むTEリンクが使われなくなり、それ以外のリンクが多く使われることになるため偏ったリンクの使われかたとなる。
また、SRLGディスジョイントにする必要のないパケットパス間もSRLGディスジョイントになってしまうという問題があり、いずれも効率的なパケットパス収容に支障を来す。SRLGディスジョイント要求があるバックアップパスだけ、プライマリパスとディスジョイントにすると共に、収容効率のよいルーティングが課題である。
2つ目の従来手法(非特許文献6参照)のように、SRLGが重複したセグメントにおいて迂回する方法は、重複しているかどうかの判断と迂回のためにバックアップパス決定までに時間がかかり、接続遅延が大きくなるとともに、セグメント毎に迂回経路があるとは限らず、その場合はバックアップパスが作れない場合がある。
特に、パケットドメインの起点ドメイン側に3つ以上のBR(border router)が存在する場合は、起点ドメインのPCEがバックアップパス通過用BRを選択した場合、そのBRは固定されるので、他のBRを通るパケットパスにSRLGディスジョイントなパスがあったとしても考慮されない。
また、セグメント毎の迂回をする場合はホップ数が非常に大きい迂回経路しかそのセグメントには存在しない場合が考えられ、効率のよいバックアップパス選択ができない問題がある。接続遅延を小さくし、すべてのBRをバックアップパス用に考慮し、また、迂回経路もホップ数等の面で効率的に選択できることが課題となる。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、下位レイヤからのFA-LSPの上位レイヤへのフラッディングによるコントロールプレーンの負荷の増大を抑制することができる複数レイヤネットワーク上でのバックアップパスルーティング管理システムを提供することを目的とする。
このような目的を達成するために、本発明の第1の発明は、IPネットワークを含む高レイヤのサブネットワーク間を光を含む低レイヤのサブネットワークが介在する複数レイヤネットワークと、前記高レイヤのサブネットワーク単位に設けられたサブネットワーク内ルーティング管理システムと、前記低レイヤのサブネットワーク単位に設けられ、前記高レイヤサブネットワーク間のルーティングを行なう階層上位のサブネットワーク間ルーティング管理システムとを具備し、これらのルーティング管理システムが連携し階層的にルーティングを行う階層分散型ルーティング管理システムにおいて、前記階層上位のサブネットワーク間ルーティング管理システムは、前記高レイヤのサブネットワーク間のルーティングを行う前に自己が管理する前記低レイヤのサブネットワーク内の複数のパス経路を保持する手段と、前記保持された複数のパス経路の物理的なパス経路構成情報をパスリストにパスIDと共に保持する手段とを具備し、高レイヤパスの設定要求時には、前記サブネットワーク内ルーティング管理システム及び前記サブネットワーク間ルーティング管理システムが連携し、前記高レイヤパスが利用する低レイヤパスは前記階層上位のサブネットワーク間ルーティング管理システムが前記保持された複数のパス経路から前記保持された複数のパス経路の物理的なパス経路構成情報を参照して決定し、高レイヤサブネットワーク内のパス経路は前記サブネットワーク内ルーティング管理システムが決定し、階層的にルーティングを行なう複数レイヤネットワーク上での階層分散型ルーティング管理システム、である。
このような発明によれば、階層上位のサブネットワーク間ルーティング管理システムが保持する低レイヤパスリストの経路情報により、ネットワーク管理システムにSRLG情報が把握されるのでSRLG情報を含むFA-LSPをフラッディングする必要がなく、フラッディングによるコントロールプレーンの負荷が無くなる。
第2の発明は、第1の発明において、前記パスリストは、前記パスID毎にコストが定義され、前記階層上位のサブネットワーク間ルーティング管理システムは、階層下位の高レイヤのサブネットワーク間の高レイヤのプライマリパスルーティング要求時に、前記パスリストを参照して、起点と終点のサブネットワークが高レイヤのパスルーティング条件を満たし、かつコストが小さい低レイヤパスを要求された高レイヤのプライマリパスとして優先的に選択する手段をさらに具備することを特徴とする複数レイヤネットワーク上でのバックアップパスルーティング管理システム、である。
このような発明によれば、低レイヤパスリストの各パスにはコストが定義され、コスト順にソートされているので、パケットパス等の高レイヤパスをトンネリングするために使う低レイヤパス選択に要する時間を最小化可能である。
第3の発明は、第2の発明において、前記階層上位のサブネットワーク間ルーティング管理システムは、ある高レイヤのプライマリパスに1対1で対応するプロテクションバックアップパスをプライマリパス設定時に要求された場合、前記プライマリパスを選択した後、前記パスリストに保持されたパス経路情報を参照して、起点と終点のサブネットワークは前記選択されたプライマリパスと同じであり、経路内のすべての区間がプライマリパスと重ならない最もコストが小さい低レイヤパスをバックアップパスとして優先的に選択する手段をさらに具備することを特徴とする請求項2記載の複数レイヤネットワーク上でのバックアップパスルーティング管理システム、である。
このような発明によれば、コストが安くかつSRLGディスジョイントなプロテクションパスが選択できるので、プロテクションパスは対象ドメイン間のすべてのパス候補から選択される上に、効率的(ホップ数が少なく、残帯域も考慮された)プロテクションパスが得られ、高レイヤパス収容率も高まる。
第4の発明は、第2の発明において、前記階層上位のサブネットワーク間ルーティング管理システムは、ある高レイヤのプライマリパスに多対1で対応するレストレーションパスを当該プライマリパスと重なる区間の経路を通らない条件で作成/維持するために、レストレーショングループの集合を保持し、各レストレーショングループ内にはグループ内の一つのレストレーションパスIDと起終点のサブネットワークを同じくする一つまたは複数のプライマリパスIDが存在し、同一レストレーショングループ内のすべてのパスは互いに経路が重ならないように選択されていることを特徴とする請求項2記載の複数レイヤネットワーク上でのバックアップパスルーティング管理システム、である。
このような発明によれば、階層上位のサブネットワーク間ルーティング管理システムが保持するレストレーショングループの集合の存在により、一つのレストレーションパスで対応できるプライマリパスグループを定義することができる。
第5の発明は、第4の発明において、前記階層上位のサブネットワーク間ルーティング管理システムは、ある高レイヤのプライマリパスがレストレーション保証を条件として作成依頼された場合、前記選択されたプライマリパスと始終点サブネットワークを同じくし、かつ当該プライマリパスとすべてのメンバパスの経路が重ならないレストレーショングループをレストレーショングループの集合から選択し、この選択されたレストレーショングループに当該プライマリパスIDをメンバとして追加する手段をさらに具備することを特徴とする複数レイヤネットワーク上でのバックアップパスルーティング管理システム、である。
このような発明によれば、新しいプライマリパスに対応するレストレーショングループを対応する階層上位のサブネットワーク間ルーティング管理システムが保持するかどうかを判断し、レストレーショングループが存在した場合はそのグループにメンバ追加することが可能になる。
第6の発明は、第4の発明において、前記階層上位のサブネットワーク間ルーティング管理システムは、ある高レイヤのプライマリパスがレストレーション保証を条件として作成依頼された場合、前記保持されたレストレーショングループの集合に、前記選択されたプライマリパスと始終点サブネットワークを同じくし、かつ当該プライマリパスとすべてのメンバパスの経路が重ならないレストレーショングループが存在しない場合に、新規にレストレーショングループを作成し、この作成されたレストレーショングループに前記選択されたプライマリパスのIDと、前記選択されたプライマリパスと始終点サブネットワークを同じくし、経路が重ならないレストレーションパスのIDとを前記パスリストから抽出して格納し、前記プライマリパスのID及びレストレーションパスのIDが格納された当該レストレーショングループを当該サブネットワーク間ルーティング管理システムのレストレーショングループの集合メンバとして追加する手段をさらに具備することを特徴とする複数レイヤネットワーク上でのバックアップパスルーティング管理システム、である。
このような発明によれば、新しいプライマリパスに対応するレストレーショングループを対応する階層上位のサブネットワーク間ルーティング管理システムが保持するかどうかを判断し、レストレーショングループが存在しなかった場合はその新しいグループを作成し、そのグループにレストレーションパスとプライマリパスのメンバを追加することが可能になる。
第7の発明は、第1の発明において、前記階層上位のサブネットワーク間ルーティング管理システムは、高レイヤのプライマリパスのバックアップパスが用意されていない、あるいはプライマリとバックアップパスの同時故障等の理由で、故障区間を指定してその区間を避けてのバックアップパスを動的に作成することを要求された場合に、前記パスリストの中で前記指定された区間を利用しない低レイヤパスを抽出し、この抽出された低レイヤパスを利用して高レイヤバックアップパスを通す手段をさらに具備することを特徴とする複数レイヤネットワーク上でのバックアップパスルーティング管理システム、である。
このような発明によれば、サブネットワーク間ルーティング管理システムは、故障したSRLGを避けて動的にレストレーションパスを設定することが可能になる。
第8の発明は、第2の発明において、前記パスID毎に定義されたコストは、当該パスのホップ数と、当該パスの利用可能帯域を利用して求められることを特徴とする複数レイヤネットワーク上でのバックアップパスルーティング管理システム、である。
このような発明によれば、低レイヤパスのホップ数と、残帯域を低レイヤパスのコストパラメータとすることにより、高レイヤパスをトンネリングする低レイヤパスの選択時にそのホップ数と残帯域を考慮した選択が可能となる。
第9の発明は、第2の発明において、前記パスID毎に定義されたコストは、当該パスの利用可能帯域B、当該パスのホップ数N、定数α(0≦α≦100)、β(0<β)として下記式に基づいて定められることを特徴とする複数レイヤネットワーク上でのバックアップパスルーティング管理システム、である。
パスコスト=αβ/B+(100−α)N
このような発明によれば、低レイヤパスの残帯域とホップ数以外の定数α、βを加えてパスコストを定義することにより、適用低レイヤネットワークの特性に応じたコスト設定がα、βの設定値により可能になる。
本発明によれば、下位レイヤからのFA-LSPの上位レイヤへのフラッディングによるコントロールプレーンの負荷の増大を抑制することができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態に係る複数レイヤネットワーク上でのバックアップパスルーティング管理システムについて説明する。
図1は、図3のネットワークを本発明の実施の形態に係る階層分散型ルーティング管理システムで管理した場合の管理例とInterdomain PCS保持のパスリスト例を示す図である。なお、図3と同一部分には同一符号を付し、その説明を省略し、ここでは異なる部分について説明する。なお、これらのルーティング管理システムをPCS(path computation server)と呼ぶこととする。
図1において、164はInterdomain SNであり、161から163までのパケットSNと121と122のOXC間でのネットワークを意味する。171から173のPCSはそれぞれ161から163のパケットSNの管理を行い、それぞれ対応するSN内のルートリストを持ち更新する。
174のInterdomain PCSは164のインタードメインSNを管理し、ドメイン間、及びOXC間のルートリストを181のCandidate route listで管理する。182は、低レイヤパス(本実施の形態ではλパス)のパスリストである。この例では151から154までのpath1〜path4を管理する。
すなわち、Interdomain PCS174は、自己が管理する低レイヤのサブネットワーク内のパス(光ネットワークの場合は、波長パス)経路を決定し、決定されたパス経路の経路情報(波長パスの場合は、パスが通過する光ファイバーと光クロスコネクタ(OXC)の順列)をパスリスト182にパスIDとともに保持する。
182のパスリストの各パスIDはそれぞれコストを保持し、プライマリパスだけを求める際には起点と終点のドメインが条件を満たしコストの最も小さいパスが選択される。
各パスコストCpathは、パスの残帯域Bとホップ数Nをパラメータとして定数α(0≦α≦100)、β(0<β)を利用し、
path=αβ/B+(100−α)N(αは0≦α≦100を満たす整数、0<β)
と示される。
例えば151のpath1はR2:102、光ファイバー#1:141、OXC_1:121、光ファイバー#2:142、R9:109を構成要素に保持するのでホップ数Nは5となる。初期残帯域Bは100であるとすると、1/B=0.01,N=5となり差がかなりある。パスリスト内の他のパスのホップ数も3であり初期残帯域が100であると仮定すると、βの値は100から1000に初期設定するのが望ましい。そうすることによって平均的な、β/BとNの値の桁を合わせる。これにより、後にαの値を対象Interdomain SN 164の特性によって調整することが可能になる。
例えば、SRLGディスジョイントなプライマリ・バックアップパケットパスペアをInterdomain SN内になるべく多く収容したい場合はαの設定値が重要である。例えば任意のパケットドメイン間に多くの異なるλパスがある場合はλパスを均等に使うことがInterdomain SN内に多くのパケットパスペアを収容することに繋がる。故にαの値を大きく設定し残帯域重視のコスト設定をすることが有効である。
逆に任意のパケットドメイン間に比較的λパス数が少ない場合は、αの値を小さくしホップ数Nの値重視のコスト設定をすることが有効である。理由はαの値を小さくすることによってホップ数の小さいλパスコストは他のλパスコストに較べて小さくなりやすいからである。
プライマリパスでホップ数の少ないパスが選ばれると、そのパスとディスジョイントなバックアップパスが有る可能性が高いがプライマリパスでホップ数が大きいものが選ばれるとディスジョイントなバックアップパスが有る可能性が低い。
図2は、階層型PCSがお互いに協力してどのようにしてエンドエンドでSRLGディスジョイントなプライマリ/バックアップパスを作成するかを説明するためのフローチャートである。
同図において、201は、PCSクライアントか、あるいは階層的に上位のPCSである。PCSクライアントは、起点ルータとのインタフェースになりルータからのルーティング要求を受け取ると共に、PCSオペレータがさまざまなパラメータ(例えば、ルーティング制約条件、ルートリスト更新頻度等)を設定するインタフェースとなる。
202は階層的に下位のPCSである。211,212は各PCSに対するルーティング要求であるSetup Routeであり、始終点ルータ、要求帯域、ルーティング制約、ネットワークレイヤ(例:パケットレイヤ:5、Layer:2、交換レイヤ:4、TDMレイヤ:3、λレイヤ:2、光ファイバレイヤ:1(非特許文献7参照))、SRLGバックアップの条件(プロテクション、1:Nレストレーション、動的レストレーション)が指定され要求される。
221−226はSetup Route要求の指定ネットワークレイヤが要求を受けた当該PCSのSNのレイヤと同じ場合の処理/判断ロジックである。227は、Setup Route要求の指定ネットワークレイヤが要求を受けた当該PCSのレイヤが指定レイヤと同じ場合、あるいは指定レイヤより低いレイヤのときに通る判断ロジックである。
231−233は指定されたネットワークレイヤが当該PCSのSNレイヤよりも高い場合(例えば光波長レイヤλのSNに対してパケットパスルーティング要求が来た場合)に共通の処理/判断ロジックである。
234p−236pはSRLGディスジョイントなプロテクションバックアップパスが低レイヤネットワーク上で求められた場合の処理/判断ロジックである。234r−236rはSRLGディスジョイントな1:Nレストレーションパスが低レイヤネットワーク上で求められた場合の処理/判断ロジックである。
まず、221の判断で指定レイヤが当該PCSのSNレイヤと同じと判断した場合(例えば、Interdomain PCS 174に対するλパスルーティング要求、あるいはSN_1 PCS 171
に対するパケットパスルーティング要求を受けた場合)は222の処理で当該PCSのSNで始点と終点のルータあるいはSNを保持し(Interdomain PCS 171のような場合はSN)、かつ帯域を満たすルートをそのPCSが保持するルートリスト(Interdomain PCSでは181,SN_1 PCS等の下位PCSは、そのPCS内のルートリスト)から選択する。その選んだルートの中でSetup Route Listの制約条件(exclude条件、mandatory)を満たさないものを223の処理で排除する。
224の処理でもしルートがない場合は、当該PCSへのSetup Routeの要求元であるPCSのクライアントあるいは、上位PCSに対してNo-resource例外を返信する。225の処理では223で選ばれたルートの中で最も制約条件(preferred)の構成要素を多く含むルートを選択する。
226の処理でまだルートが一意に定まっていない場合はコストの最も小さいルートを選択する。227の処理で当該PCSの下位にまだPCSが存在する場合はその下位のPCSに対してSetup Route要求を、下位PCS内での始終点ルータを指定して転送する。
221の判断で指定SNレイヤが当該PCSのSNレイヤと異なる場合は231で指定SNレイヤが当該PCSのSNのレイヤより高いかどうかを判断する。もし当該PCSのSNレイヤが指定レイヤよりも高い場合はルーティングを行う必要がないということで、SN_layer例外を当該PCSにSetup Routeを要求したPCS Clientあるいは上位のPCSに対して返信する。
もし指定レイヤより当該PCSのSNレイヤが低い場合は232の処理に移る。232の処理ブロックはSetup Routeで指定レイヤのプライマリパス設定、あるいはプライマリが故障した場合に動的にレストレーションパスを与える場合の2つの場合に使われる。
いずれの場合も処理は同じで、182に示されるような低レイヤパス(図1の例ではλ)リストから制約条件を満たし最もコストの安いパスを作成する指定レイヤパスをトンネリングする低レイヤパスとして選択する。
特に動的なレストレーションパス設定ではプライマリパスの故障箇所を避ける(exclude)ことが低レイヤパスを作成することの条件となる。233では222の条件を満たすパスが存在したかどうかを判断し、存在しなかった場合はNo-resource例外を返し、存在した場合は234pの処理に移る。
234pでは、Setup Route要求がSRLGディスジョイントのプロテクション要求かどうかを判断する。もし、NOの場合は234rの判断に移るが、YESの場合は235pの処理に移り、プロテクションパスを182のパス(図1の例ではλ)リストから選択する。その際に232で求めたプライマリパスとSRLGを共有しないでコストが一番安いものを選択する。その後、パスコストとパスリスト内の配列が更新される。
236pでは、235の条件を満たすプロテクションパスが存在したかどうかを判断し、もし存在しなかった場合はNo-resource例外を返し、存在した場合は227の処理となる。227の処理では、下位にPCSが存在するかどうか判断して、もし存在する場合はSetup Routeを始終点ルータ指定で転送するが、この場合、プライマリとプロテクションの両方の始終点ルータを指定して転送する。下位PCSでは222から226の処理でプライマリとプロテクションの高レイヤパス設定を行うことによりエンドエンドのプライマリ、プロテクションパスを設定することが可能である。
234pがNOの場合(Setup RouteがSRLGディスジョイントのプロテクションパス要求ではない場合)は234rの処理に移り、Setup RouteがSRLGディスジョイントの1:Nレストレーションパスを要求しているかどうかを判断する。
もし、234rがNOの場合はStep7に移るが、YESの場合は235rの処理に移り、232で作成したプライマリパスが所属可能なレストレーショングループがあるかどうかをレストレーショングループの集合のメンバの中で判断し、もしプライマリパスと同じ始終点SNを持ち、そのすべてのメンバがプライマリパスとSRLGディスジョイントなレストレーショングループがあった場合は、そのグループにプライマリパスを加える。
すなわち、ある高レイヤのプライマリパスに多対1で対応するレストレーションパスを当該プライマリパスと重なる区間の経路を通らない条件で作成/維持するために、レストレーショングループの集合を保持し、各レストレーショングループ内にはグループ内の一つのレストレーションパスIDと起終点のサブネットワークを同じくする一つまたは複数のプライマリパスIDが存在し、同一レストレーショングループ内のすべてのパスは互いに経路が重ならないように選択されている。
また、ある高レイヤのプライマリパスがレストレーション保証を条件として作成依頼された場合、選択されたプライマリパスと始終点サブネットワークを同じくし、かつ当該プライマリパスとすべてのメンバパスの経路が重ならないレストレーショングループをレストレーショングループの集合から選択し、この選択されたレストレーショングループに当該プライマリパスIDをメンバとして追加する。
一方、もしそのようなグループがない場合は、181のようなパスリストでプライマリパスと同じ始終点SNを持ち、且つSRLGディスジョイントなパスをレストレーションパスとして指定して、プライマリパスとその指定したレストレーションパスを含むレストレーショングループを作成する。
すなわち、ある高レイヤのプライマリパスがレストレーション保証を条件として作成依頼された場合、保持されたレストレーショングループの集合に、選択されたプライマリパスと始終点サブネットワークを同じくし、かつ当該プライマリパスとすべてのメンバパスの経路が重ならないレストレーショングループが存在しない場合に、新規にレストレーショングループを作成し、この作成されたレストレーショングループに選択されたプライマリパスのIDと、選択されたプライマリパスと始終点サブネットワークを同じくし、経路が重ならないレストレーションパスのIDとをパスリストから抽出して格納し、プライマリパスのID及びレストレーションパスのIDが格納された当該レストレーショングループを当該サブネットワーク間ルーティング管理システムのレストレーショングループの集合メンバとして追加する。
236rの処理では235rの処理でプライマリパスが所属するレストレーショングループが存在するか、あるいは新たに作成可能だったかどうか判断する。もしそのようなグループが存在あるいは作成出来なかった場合はNo-resource例外を返す。その他の場合は227の処理に移る。下位のPCSでプライマリパスについてはルートを作成するが、レストレーションについてはリソースを確保するかどうかは下位のPCSの判断となる。
本発明の実施の形態によれば、階層分散的にSRLGディスジョイントバックアップを含んだすべてのルーティングが行われるので、各SNのルーティングポリシーの反映ができる上に、並列処理とあらかじめ用意されているルートリストの利用によるルーティング速度の向上、及びPCSの負荷分散が可能である。また、PCSは、必要最小限の情報だけを唯一当該PCSの上位PCSに開示するだけなので、他のPCSに対するルーティング情報を隠蔽する事が可能である。
図2に示した実施の形態においては、PCS毎にSNを1つずつ持つ手法を示したが、一つのPCS内にSNを階層的に複数持つことが可能であり、同一の企業で複数のドメインを管理するような場合に利用される。その場合も図2のフローチャートは利用されるが、201は“Client or upper SN”、202は“Lower SN”に変更、227のStep7は“下位SNがあるか?”に変更となる。他の部分はそのまま適用可能である。つまり、PCS内の個々のSNに対応するプロセスが主体になり図2のフローを行う。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
また、実施形態に記載した手法は、計算機(コンピュータ)に実行させることができるプログラム(ソフトウエア手段)として、例えば磁気ディスク(フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD、MO等)、半導体メモリ(ROM、RAM、フラッシュメモリ等)等の記録媒体に格納し、また通信媒体により伝送して頒布することもできる。なお、媒体側に格納されるプログラムには、計算機に実行させるソフトウエア手段(実行プログラムのみならずテーブルやデータ構造も含む)を計算機内に構成させる設定プログラムをも含む。本装置を実現する計算機は、記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、また場合により設定プログラムによりソフトウエア手段を構築し、このソフトウエア手段によって動作が制御されることにより上述した処理を実行する。なお、本明細書でいう記録媒体は、頒布用に限らず、計算機内部あるいはネットワークを介して接続される機器に設けられた磁気ディスクや半導体メモリ等の記憶媒体を含むものである。
図3のネットワークを本発明の実施の形態に係る階層分散型ルーティング管理システムで管理した場合の管理例とInterdomain PCS保持のパスリスト例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る階層分散型PCSの動作を説明するためのルーティングフローチャートである。 複数レイヤネットワーク上でのバックアップパスルーティングに関する従来手法を説明する上で前提としたネットワークを示す図である。
符号の説明
101〜111…パケットルータ、121〜122…光クロスコネクター、131〜139…パケットリンク、141〜146…SRLG単位の光ファイバー、151〜154…光波長(λ)パス、161〜163…パケットサブネットワーク、164…インタードメインサブネットワーク、171〜174…階層分散型ルーティング管理システム(PCS)、181…ルートリスト、182…λパスリスト、201…クライアント或いは当該PCSの直接上位PCS、202…当該PCSの直接下位PCS、211〜212…Setup Route要求、221〜227,231〜233,234p〜236p,234r〜236r…PCS内のルーティングフローの処理/判断ブロック。

Claims (9)

  1. IPネットワークを含む高レイヤのサブネットワーク間を光を含む低レイヤのサブネットワークが介在する複数レイヤネットワークと、
    前記高レイヤのサブネットワーク単位に設けられたサブネットワーク内ルーティング管理システムと、
    前記低レイヤのサブネットワーク単位に設けられ、前記高レイヤサブネットワーク間のルーティングを行なう階層上位のサブネットワーク間ルーティング管理システムとを具備し、
    これらのルーティング管理システムが連携し階層的にルーティングを行う階層分散型ルーティング管理システムにおいて、
    前記階層上位のサブネットワーク間ルーティング管理システムは、
    前記高レイヤのサブネットワーク間のルーティングを行う前に自己が管理する前記低レイヤのサブネットワーク内の複数のパス経路を保持する手段と、
    前記保持された複数のパス経路の物理的なパス経路構成情報をパスリストにパスIDと共に保持する手段とを具備し、
    高レイヤパスの設定要求時には、前記サブネットワーク内ルーティング管理システム及び前記サブネットワーク間ルーティング管理システムが連携し、前記高レイヤパスが利用する低レイヤパスは前記階層上位のサブネットワーク間ルーティング管理システムが前記保持された複数のパス経路から前記保持された複数のパス経路の物理的なパス経路構成情報を参照して決定し、高レイヤサブネットワーク内のパス経路は前記サブネットワーク内ルーティング管理システムが決定し、階層的にルーティングを行なう複数レイヤネットワーク上での階層分散型ルーティング管理システム
  2. 前記パスリストは、前記パスID毎にコストが定義され、
    前記階層上位のサブネットワーク間ルーティング管理システムは、
    階層下位の高レイヤのサブネットワーク間の高レイヤのプライマリパスルーティング要求時に、前記パスリストを参照して、起点と終点のサブネットワークが高レイヤのパスルーティング条件を満たし、かつコストが小さい低レイヤパスを要求された高レイヤのプライマリパスとして優先的に選択する手段をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の複数レイヤネットワーク上での階層分散型ルーティング管理システム
  3. 前記階層上位のサブネットワーク間ルーティング管理システムは、
    ある高レイヤのプライマリパスに1対1で対応するプロテクションバックアップパスをプライマリパス設定時に要求された場合、前記プライマリパスを選択した後、前記パスリストに保持されたパス経路構成情報を参照して、起点と終点のサブネットワークは前記選択されたプライマリパスと同じであり、経路内のすべての区間がプライマリパスと重ならない最もコストが小さい低レイヤパスをバックアップパスとして優先的に選択する手段をさらに具備することを特徴とする請求項2記載の複数レイヤネットワーク上での階層分散型ルーティング管理システム
  4. 前記階層上位のサブネットワーク間ルーティング管理システムは、
    ある高レイヤのプライマリパスに多対1で対応するレストレーションパスを当該プライマリパスと重なる区間の経路を通らない条件で作成/維持するために、レストレーショングループの集合を保持し、各レストレーショングループ内にはグループ内の一つのレストレーションパスIDと起終点のサブネットワークを同じくする一つまたは複数のプライマリパスIDが存在し、同一レストレーショングループ内のすべてのパスは互いに経路が重ならないように選択されていることを特徴とする請求項2記載の複数レイヤネットワーク上での階層分散型ルーティング管理システム
  5. 前記階層上位のサブネットワーク間ルーティング管理システムは、
    ある高レイヤのプライマリパスがレストレーション保証を条件として作成依頼された場合、前記選択されたプライマリパスと始終点サブネットワークを同じくし、かつ当該プライマリパスとすべてのメンバパスの経路が重ならないレストレーショングループをレストレーショングループの集合から選択し、この選択されたレストレーショングループに当該プライマリパスIDをメンバとして追加する手段をさらに具備することを特徴とする請求項4記載の複数レイヤネットワーク上での階層分散型ルーティング管理システム
  6. 前記階層上位のサブネットワーク間ルーティング管理システムは、
    ある高レイヤのプライマリパスがレストレーション保証を条件として作成依頼された場合、前記保持されたレストレーショングループの集合に、前記選択されたプライマリパスと始終点サブネットワークを同じくし、かつ当該プライマリパスとすべてのメンバパスの経路が重ならないレストレーショングループが存在しない場合に、新規にレストレーショングループを作成し、この作成されたレストレーショングループに前記選択されたプライマリパスのIDと、前記選択されたプライマリパスと始終点サブネットワークを同じくし、経路が重ならないレストレーションパスのIDとを前記パスリストから抽出して格納し、前記プライマリパスのID及びレストレーションパスのIDが格納された当該レストレーショングループを当該サブネットワーク間ルーティング管理システムのレストレーショングループの集合メンバとして追加する手段をさらに具備することを特徴とする請求項4記載の複数レイヤネットワーク上での階層分散型ルーティング管理システム
  7. 前記階層上位のサブネットワーク間ルーティング管理システムは、
    高レイヤのプライマリパスのバックアップパスが用意されていない、あるいはプライマリとバックアップパスの同時故障を含む理由で、故障区間を指定してその区間を避けてのバックアップパスを動的に作成することを要求された場合に、前記パスリストの中で前記指定された区間を利用しない低レイヤパスを抽出し、この抽出された低レイヤパスを利用して高レイヤバックアップパスを通す手段をさらに具備することを特徴とする請求項1記載の複数レイヤネットワーク上での階層分散型ルーティング管理システム
  8. 前記パスID毎に定義されたコストは、当該パスのホップ数と、当該パスの利用可能帯域を利用して求められることを特徴とする請求項2記載の複数レイヤネットワーク上での階層分散型ルーティング管理システム
  9. 前記パスID毎に定義されたコストは、当該パスの利用可能帯域B、当該パスのホップ数N、定数α(0≦α≦100)、β(0<β)として下記式に基づいて定められることを特徴とする請求項2記載の複数レイヤネットワーク上での階層分散型ルーティング管理システム
    パスコスト=αβ/B+(100−α)N
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