JP4694928B2 - 電子部品の実装装置及び実装装置の清掃方法 - Google Patents

電子部品の実装装置及び実装装置の清掃方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4694928B2
JP4694928B2 JP2005273942A JP2005273942A JP4694928B2 JP 4694928 B2 JP4694928 B2 JP 4694928B2 JP 2005273942 A JP2005273942 A JP 2005273942A JP 2005273942 A JP2005273942 A JP 2005273942A JP 4694928 B2 JP4694928 B2 JP 4694928B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
mounting
stage
cleaning
mounting tool
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005273942A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007088150A (ja
Inventor
善弘 楠部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shibaura Mechatronics Corp
Original Assignee
Shibaura Mechatronics Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shibaura Mechatronics Corp filed Critical Shibaura Mechatronics Corp
Priority to JP2005273942A priority Critical patent/JP4694928B2/ja
Publication of JP2007088150A publication Critical patent/JP2007088150A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4694928B2 publication Critical patent/JP4694928B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Wire Bonding (AREA)

Description

この発明は基板に半導体チップなどの電子部品を実装するための実装装置及びこの実装装置を清掃するための清掃方法に関する。
キヤリアテープやリードフレームなどの基板にチップなどの電子部品を実装する実装方式には、この電子部品に形成されたバンプを下向きにして上記基板の上面から実装するフリップチップ実装や基板に形成されたインナリードに上記基板の下面から上記電子部品を実装するインナリード実装などが知られている。
どちらの実装方式を行う実装装置であっても、基板の一方の面を支持するステージツールと、基板の他方の面に実装される電子部品を加圧する実装ツールを備えている。そして、上記基板に上記電子部品を実装する際、上記基板はステージツールに設けられたヒータによって加熱され、上記電子部品は上記実装ツールに設けられたヒータによって加熱される。それによって、上記電子部品は上記基板に熱圧着されることになる。最近では、上記フリップチップ実装と、上記インナリード実装との両方を選択的に行うことができる実装装置も開発されている。
上記実装ツールとステージツールとで基板にチップを熱圧着する実装装置では、実装を行うことで基板に使用されている接着剤や基板に付着した汚れが実装ツールやステージツールの端面に付着するということがある。各ツールの端面に付着した汚れは、各ツールが高温度に加熱されるため、早期に硬化するばかりか、実装を繰り返すことで堆積するということがある。
実装ツールやステージツールの端面に硬化した汚れが堆積すると、電子部品を基板に実装する際、上記実装ツールによって上記電子部品を均一に押圧することができなくなるため、実装不良を招くということがある。しかも、ステージツールに堆積した汚れによってステージツールから基板への熱伝導が悪くなり、基板と電子部品との圧着状態が損なわれるということもある。
そこで、従来は、基板に対する電子部品の実装を所定回数行ったならば、実装ツールに堆積した汚れを砥石によって研磨除去するということが行われている。このような先行技術は特許文献1に示されている。
特開平6−318619号公報
特許文献1に示された先行技術によれば、実装ツールの端面に付着した汚れを砥石によって研磨除去するようにしている。
しかしながら、砥石を実装ツールの端面に接触させ、これらを相対的に平面移動させて研磨加工を行うと、実装温度に加熱された実装ツールの熱が砥石を伝わって放散される。その結果、実装ツールの端面を研磨するクリーニングが終了すると、実装ツールの温度が著しく低下することになるから、クリーニング終了後に直ちに実装を行うようにすると、実装ツールによる圧着温度が低くなるために実装不良を招くということがある。
圧着不良の発生を防止するためには実装ツールのクリーニングが終了したならば、実装ツールの温度が元の温度に戻るまで、実装の開始を遅らせればよい。しかしながら、実装の開始を実装ツールの温度が戻るまで遅らせると、その間の待機時間によって生産性の低下を招くことになる。
特許文献1では実装ツールをクリーニングすることが示されているが、ステージツールの端面にも汚れが付着する。したがって、ステージツールの端面も砥石によってクリーニングしなければならないが、その場合にはステージツールの温度が低下するため、その温度が戻るのを待たなければならないことになる。
この発明は、ステージツールと実装ツールとを温度低下を招くことなくクリーニングすることができるようにした電子部品の実装装置及び実装装置の清掃方法を提供することにある。
この発明は、水平方向及びこの水平方向に対して直交する垂直方向に駆動されるステージツールと実装ツールを有し、位置決めされた基板の一方の面を上記ステージツールで保持し、他方の面に上記実装ツールによって電子部品を実装するとともに、上記ステージツールと上記実装ツールとの端面をクリーニングするクリーニングユニットを有する実装装置であって、
上記クリーニングユニットは、
水平方向に駆動可能に設けられた可動部材と、
この可動部材の下面と上面に設けられ上記ステージツールと上記実装ツールの端面にそれぞれ当接して水平方向に相対的に駆動されることで上記ステージツールと上記実装ツールの端面を同時にクリーニングする一対のクリーニング部材と、
上記可動部材に設けられ上記ステージツールと上記実装ツールの端面をクリーニングするときに上記クリーニング部材を加熱して上記ステージツールと上記実装ツールの温度低下を防止する加熱手段と
を具備したことを特徴とする電子部品の実装装置にある。
上記クリーニング部材は砥石であって、上記可動部材には、上記砥石によってクリーンニングされた上記ステージツールの端面と上記実装ツールの端面をブラッシングするブラシが設けられていることが好ましい。
この発明は、 水平方向及びこの水平方向に対して直交する垂直方向に駆動され、位置決めされた基板の一方の面を保持するステージツール及びこのステージツールによって一方の面が保持された上記基板の他方の面に電子部品を実装する実装ツールを有し、上記ステージツールと上記実装ツールとの端面をクリーニング部材でクリーニングする実装装置の清掃方法であって、
上記クリーニング部材を上記ステージツール実装ツールの両方の端面に接触させる工程と、
上記クリーニング部材を上記ステージツールと実装ツールに対して水平方向に相対的に駆動して上記ステージツールと実装ツールの端面を同時にクリーニングする工程と、
上記端面をクリーニングするときに上記クリーニング部材を加熱して上記ステージツールと実装ツールの温度が低下するのを阻止する工程と
を具備したことを特徴とする実装装置の清掃方法にある。
上記ステージツールと実装ツールとの端面を同時に研磨加工する工程と、研磨加工されたステージツールと実装ツールとの端面を同時にブラッシングする工程とを有することが好ましい。
この発明によれば、ステージツールと実装ツールとの端面をクリーニング部材によってクリーニングする際、クリーニング部材を加熱するため、クリーニングによってステージツールと実装ツールの温度が低下するのを防止することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1と図2はこの発明の一実施の形態の実装装置を示し、この実装装置はリードフレームなどの基板1を所定方向に沿って搬送する搬送装置2を備えている。この搬送装置2は所定間隔で平行に配置された一対のガイドレール3を有し、これらのガイドレール3に沿って上記基板1が間欠的にピッチ送りされるようになっている。上記基板1はピッチ送りされるごとに、図示せぬクランパによって上記ガイドレール3に位置決め保持される。
上記基板1が搬送装置2によって実装位置に搬送されると、その実装位置には後述する部品供給部11から供給された電子部品としての半導体チップ4が実装される。この実装位置には、上記基板1の下面を支持するステージツール5が図1に示す第1の駆動機構6によって水平方向であるX、Y及び上下方向であるZ方向に駆動可能に設けられている。
上記ステージツール5の上方には、上記基板1の上面に上記半導体チップ4を実装するための実装ツール7が第2の駆動機構8によってX、Y及びZ方向に駆動可能に設けられている。
上記部品供給部11は図示せぬ駆動源によってX、Y方向に駆動されるウエハステージ12を有する。このウエハステージ12には多数の半導体チップ4に分割された半導体ウエハ13がウエハシート14に保持されている。
上記ウエハシート14に保持された半導体チップ4のうち、所定の位置の半導体チップ4は図示せぬ突き上げピンによって突き上げられる。突き上げピンによって突き上げられた半導体チップ4は吸着ノズル16によって吸着される。この吸着ノズル16は反転ユニット17に設けられた回転ヘッド18に取り付けられている。この回転ヘッド18は回転駆動される。それによって、上記吸着ノズル16は、吸着面16aが下を向いた位置と、その位置から180度回転して上方を向いた位置とに位置決めされる。
上記反転ユニット17はガイドロッド19に沿って駆動されるようになっている。このガイドロッド19は上記ウエハステージ12から上記搬送装置2の実装位置に向かって水平に架設されている。それによって、上記ウエハシート14から半導体チップ4を吸着した吸着ノズル16は、図1に鎖線で示すように半導体チップ4を吸着した吸着面16aを上にして搬送装置2の側方に駆動されて位置決めされる。この位置を受け渡し位置とする。
吸着ノズル16が受け渡し位置に位置決めされると、同図に鎖線で示すように実装ツール7が駆動され、上記吸着ノズル16の吸着面16aに吸着された半導体チップ4を受け取る。ついで、この実装ツール7が実線で示すように基板1の上方の実装位置に位置決めされる。
それと同時に、上記ステージツール5が上昇方向に駆動されて基板1の下面を支持する。そして、上記実装ツール7が下降方向に駆動されることで、上記基板1の上記ステージツール5によって支持された部分に、上記実装ツール7に保持された半導体チップ4が実装されることになる。
なお、上記ステージツール5と実装ツール7とには、それぞれこれらツール5,7を図示しないヒータによって約400℃に加熱する図示しないヒータが設けられている。それによって、上記半導体チップ4と基板1の半導体チップ4が実装される部分が約400℃に加熱されて、上記半導体チップ4が上記基板1に熱圧着される。
基板1に半導体チップ4を実装する実装位置の上方には基板1を撮像して半導体チップ4の実装位置を認識する第1のカメラ21が配置されている。上記実装ツール7が上記吸着ノズル16から半導体チップ4を受け取る受け渡し位置の上方には、吸着ノズル16に保持された半導体チップ4の位置を認識する第2のカメラ22が配置されている。半導体チップ4を受けた上記実装ツール7が通過する位置の下方には、この実装ツール7に保持された半導体チップ4の位置を認識する第3のカメラ23が配置されている。
第1乃至第3のカメラ21〜23の撮像信号は図示しない制御装置に設けられた画像処理部に入力される。そして、制御装置は上記画像処理部で処理された半導体チップ4の座標信号に基づいて上記実装ツール7を基板1に対して位置決めし、この基板1に上記半導体チップ4を精密に位置決めして実装するようになっている。
図2と図3に示すように、上記搬送装置2の実装位置の一側にはクリーニングユニット26が配設されている。このクリーニングユニット26は第3の駆動機構27によって水平方向であるX、Y方向に駆動される取り付け部材28を有する。
すなわち、上記第3の駆動機構27はベース27aと、このベース27a上にX方向に駆動可能に設けられたXテーブル27bと、このXテーブル27bにY方向に駆動可能に設けられた上記取り付け部材28からなる。この取り付け部材28は側面形状がほぼコ字状をなしていて、上端には可動部材としての矩形板状のクリーニングステージ29の長手方向の一端が連結されている。したがって、クリーニングステージ29はX、Y方向に駆動可能となっている。
上記クリーニングステージ29の先端部の下面には第1のクリーニング部材としての第1の砥石31が設けられ、上面には第2のクリーニング部材としての第2の砥石32が設けられている。さらに、クリーニングステージ29の上下面には、上記各砥石31,32から所定間隔離間して第1のブラシ33と第2のブラシ34が設けられている。
第1、第2の砥石31,32としてはセラミックスのような粒度が細かく、硬いものが用いられ、第1、第2のブラシ33,34としてはワイヤブラシが用いられている。なお、砥石31,32とブラシ33,34は上述したものに限定されず、他の材料によって形成されたものであってもよい。
上記クリーニングステージ29の上記砥石31,32が設けられた先端部には加熱手段としてたとえばカートリッジ式のヒータ35が埋設されている。このヒータ35はクリーニングステージ29の上下面に設けられた砥石31,32を室温よりも高い温度、たとえば200〜400℃に加熱するようになっている。
上記構成の実装装置では、半導体チップ4は基板1の上面側から実装するフリップチップ方式あるいは基板1の下面側から実装するインナリード方式の2つの実装形態のうち、どちらか一方の実装方式が選択されて基板1に実装される。
フリップチップ方式による実装の場合、上述したように吸着ノズル16が半導体チップ4をウエハステージ12から吸着すると、180度回転して半導体チップ4を吸着した吸着面16aを上に向ける。その状態で、ガイドロッド19に沿って移動した後、実装ツール7が半導体チップ4を吸着ノズル16から受け取り、基板1の上方に移動して位置決めされて下降する。それによって、半導体チップ4は基板1の上面に実装される。
インナリード方式による実装の場合、吸着ノズル16が半導体チップ4をウエハステージ12から吸着すると、この吸着ノズル16は反転せずにガイドロッド19に沿って移動する。ついで、ステージツール5が図1に鎖線で示すように吸着ノズル16が待機する受け渡し位置まで駆動されて上昇し、半導体チップ4が吸着ノズル16からステージツール5に受け渡される。
半導体チップ4がステージツール5に受け渡されると、ステージツール5は基板1の下方に移動し、実装位置に位置決めされてから上昇し、半導体チップ4を基板1の下面に接触させる。それと同時に、実装ツール7が下降する。それによって、半導体チップ4が基板1の下面に実装される。
フリップチップ方式によって半導体チップ4を基板1の上面に実装する場合、ステージツール5よりも実装ツール7の方が高温度に加熱される。そのため、実装ツール7の端面よりも、基板1の下面を保持するステージツール5の端面に汚れが付着し易い。
インナリード方式によって半導体チップ4を基板1の下面に実装する場合、実装ツール7よりもステージツール5の方が高温度に加熱される。そのため、ステージツール5の端面よりも、基板1の上面を保持する実装ツール7の端面に汚れが付着し易い。
フリップチップ方式による半導体チップ4の実装と、インナリード方式による半導体チップ4の実装、或いはいずれか一方の方式による実装が所定回数繰り返して行われると、上記ステージツール5と実装ツール7との端面に汚れが付着して硬化するから、その汚れを除去するクリーニング作業が自動的に行われる。
クリーニング作業は、基板1に対する半導体チップ4の実装が規定回数行われると、実装モードからクリーニングモードになって行われる。クリーニングモードになると、ステージツール5と実装ツール7とが互いに離れる上下方向にそれぞれ駆動される。つぎに、ステージツール5が水平方向に駆動されてクリーニングユニット26のクリーニングステージ29の下面に設けられた第1の砥石31に対向する位置に駆動される。それと同時に、実装ツール7が水平方向に駆動されてクリーニングステージ29の上面に設けられた第2の砥石32に対向する位置に駆動される。
クリーニングステージ29の下方と上方に上記ステージツール5と実装ツール7とがそれぞれ位置決めされたならば、ステージツール5は端面が下側の第1の砥石31に所定の圧力で当接するよう上昇方向に駆動される。また、実装ツール7は端面が上側の第2の砥石32に所定の圧力で当接するよう下降方向に駆動される。各ツール5,7が第1、第2の砥石31,32に当接した状態を図4(a)に示す。
このように、ステージツール5と実装ツール7との端面を第1、第2の砥石31,32にそれぞれ当接させたならば、上記クリーニングステージ29をX、Y方向、つまり水平方向に往復駆動する。それによって、各ツール5,7の端面が第1、第2の砥石31,32によって研磨されるから、これらの端面に付着して硬化した汚れを除去することができる。なお、ステージツール5と実装ツール7のクリーニングは、これらのツール5,7をクリーニングステージ29に対して水平方向に駆動して行うようにしてもよい。
第1、第2の砥石31,32によって各ツール5,7の端面を研磨する際、第1、第2の砥石31,32はクリーニングステージ29に設けられたヒータ35によって加熱されている。そのため、約400℃に加熱された各ツール5,7の熱が砥石31,32に伝わって放散されるのを防ぐことができるから、各ツール5,7は温度低下することなく、端面が砥石31,32によって研磨される。
第1、第2の砥石31、32によって各ツール5,7の端面に付着した汚れを研磨除去したならば、図4(b)に示すように各ツール5,7をクリーニングステージ29に設けられた第1、第2のブラシ33,34に接触する位置まで水平移動させる。
なお、第1、第2の砥石31,32の研磨面よりも第1、第2のブラシ33,34のブラシ毛の先端の方が高くなっている。それによって、研磨面で研磨された各ツール5,7を水平移動させることで、これらツール5,7の端面を各ブラシ33,34に所定の圧力で接触させることができる。
各ツール5,7を第1、第2のブラシ33,34に接触させたならば、上記クリーニングステージ29を水平方向に往復駆動する。それによって、砥石31,32によって研磨されることで、各ツール5,7の端面に付着残留する研磨粉を除去することができる。
各ツール5,7の端面から研磨粉を除去する際、それらの端面に第1、第2のブラシ33,34が接触する。しかしながら、第1、第2のブラシ33,34は砥石31,32に比べて各ツール5,7の熱が伝わり難いから、第1、第2のブラシ33,34によるブラッシングによって各ツール5,7の温度が低下するということはほとんどない。
各ツール5,7の端面を研磨及びブラッシングしてクリーニング作業が終了したならば、ステージツール5を下降させるとともに実装ツール7を上昇させる。ついで、ステージツール5と実装ツール7とをX、Y方向に駆動して搬送装置2によって搬送される基板1の下面と上面に対向する実装位置に戻すことで、クリーニング作業が終了する。
このように、クリーニングユニット26のクリーニングステージ29の上下両面に、それぞれ砥石31,32とブラシ33,34を設けた。そのため、各砥石31,32及び各ブラシ33,34によってステージツール5と実装ツール7との端面を同時にクリーニングすることが可能となる。
つまり、フリップチップ方式とインナリード方式との実装が選択的に行われる実装装置の場合、ステージツール5と実装ツール7との両方の端面に汚れが堆積する。そのような場合、これら両方のツール5,7の端面のクリーニング作業を同時に行うことができるから、そのクリーニング作業を、各ツール5,7毎に別々に行う場合に比べて能率よく行うことができる。
しかも、第1、第2の砥石31,32によってステージツール5と実装ツール7の端面を研磨する際、第1、第2の砥石31,32がクリーニングステージ29に設けられたヒータ35によって加熱されているため、上記各ツール5,7の温度が低下するのを防止できる。
それによって、各ツール5,7のクリーニング作業が終了したならば、従来のようにこれらツール5,7の温度上昇を待つことなく、実装作業を行えるから、生産性の向上を図ることが可能となる。
この発明は上述した実施の形態に限定されるものでなく、たとえば各ツールの端面を砥石で研磨したり、ブラシでブラッシングする際、これら砥石やブラシが設けられたクリーニングステージをX、Y方向に駆動したが、クリーニングステージに代わり各ツールをX、Y方向に駆動してもよく、或いはツールとクリーニングステージとの両方を駆動してもよい。
また、各一対の砥石とブラシをクリーニングステージの上下面に設け、ステージツールと実装ツールの端面を同時にクリーニングするようにしたが、ステージツールの端面をクリーニングするクリーニングステージと、実装ツールの端面をクリーニングするクリーニングステージが別であっても差し支えなく、さらにステージツールと実装ツールの端面を同時でなく、別々にクリーニングするようにしてもよい。
また、図示しないが、クリーニングステージの外周を枠状部材で囲み、この枠状部材の周壁のクリーニングステージの上面側と下面側とに対応する部分にそれぞれ吸引チューブを接続する。そして、各ツールを砥石によって研磨するときと、ブラシによってブラッシングするとき、各吸引チューブに吸引力を作用させる。それによって、研磨時やブラッシング時に生じる塵埃を周囲に飛散させずに吸引除去することが可能となる。
この発明の一実施の形態の実装装置の概略的構成を示す側面図。 同じく平面図。 クリーニングユニットの側面図。 図4(a)は各ツールの端面を砥石によって研磨する状態の説明図、図4(b)は各ヘッドの端面をブラシによってブラッシングする状態の説明図。
符号の説明
1…基板、4…半導体チップ(電子部品)、5…ステージツール、6…第1の駆動機構、7…実装ツール、8…第2の駆動機構、26…クリーニングユニット、29…クリーニングステージ、31…第1の砥石(第1のクリーニング部材)、32…第2の砥石(第2のクリーニング部材)、33…第1のブラシ、34…第2のブラシ、35…ヒータ。

Claims (4)

  1. 水平方向及びこの水平方向に対して直交する垂直方向に駆動されるステージツールと実装ツールを有し、位置決めされた基板の一方の面を上記ステージツールで保持し、他方の面に上記実装ツールによって電子部品を実装するとともに、上記ステージツールと上記実装ツールとの端面をクリーニングするクリーニングユニットを有する実装装置であって、
    上記クリーニングユニットは、
    水平方向に駆動可能に設けられた可動部材と、
    この可動部材の下面と上面に設けられ上記ステージツールと上記実装ツールの端面にそれぞれ当接して水平方向に相対的に駆動されることで上記ステージツールと上記実装ツールの端面を同時にクリーニングする一対のクリーニング部材と、
    上記可動部材に設けられ上記ステージツールと上記実装ツールの端面をクリーニングするときに上記クリーニング部材を加熱して上記ステージツールと上記実装ツールの温度低下を防止する加熱手段と
    を具備したことを特徴とする電子部品の実装装置。
  2. 上記クリーニング部材は砥石であって、上記可動部材には、上記砥石によってクリーンニングされた上記ステージツールの端面と上記実装ツールの端面をブラッシングするブラシが設けられていることを特徴とする請求項1記載の電子部品の実装装置。
  3. 水平方向及びこの水平方向に対して直交する垂直方向に駆動され、位置決めされた基板の一方の面を保持するステージツール及びこのステージツールによって一方の面が保持された上記基板の他方の面に電子部品を実装する実装ツールを有し、上記ステージツールと上記実装ツールとの端面をクリーニング部材でクリーニングする実装装置の清掃方法であって、
    上記クリーニング部材を上記ステージツール実装ツールの両方の端面に接触させる工程と、
    上記クリーニング部材を上記ステージツールと実装ツールに対して水平方向に相対的に駆動して上記ステージツールと実装ツールの端面を同時にクリーニングする工程と、
    上記端面をクリーニングするときに上記クリーニング部材を加熱して上記ステージツールと実装ツールの温度が低下するのを阻止する工程と
    を具備したことを特徴とする実装装置の清掃方法。
  4. 上記ステージツールと実装ツールとの端面を同時に研磨加工する工程と、研磨加工されたステージツールと実装ツールとの端面を同時にブラッシングする工程とを有することを特徴とする請求項3記載の実装装置の清掃方法。
JP2005273942A 2005-09-21 2005-09-21 電子部品の実装装置及び実装装置の清掃方法 Expired - Fee Related JP4694928B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005273942A JP4694928B2 (ja) 2005-09-21 2005-09-21 電子部品の実装装置及び実装装置の清掃方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005273942A JP4694928B2 (ja) 2005-09-21 2005-09-21 電子部品の実装装置及び実装装置の清掃方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007088150A JP2007088150A (ja) 2007-04-05
JP4694928B2 true JP4694928B2 (ja) 2011-06-08

Family

ID=37974850

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005273942A Expired - Fee Related JP4694928B2 (ja) 2005-09-21 2005-09-21 電子部品の実装装置及び実装装置の清掃方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4694928B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7257598B2 (ja) * 2018-12-27 2023-04-14 パナソニックIpマネジメント株式会社 熱接合装置
JP7368962B2 (ja) * 2019-07-09 2023-10-25 芝浦メカトロニクス株式会社 実装装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0364937A (ja) * 1989-08-02 1991-03-20 Rohm Co Ltd Icのリード接合装置
JPH03121756A (ja) * 1989-10-03 1991-05-23 Toshiba Corp インナリードボンディング装置
JPH03150853A (ja) * 1989-11-07 1991-06-27 Hitachi Ltd ボンディング装置
JPH04284638A (ja) * 1991-03-13 1992-10-09 Toshiba Corp インナ−リ−ドボンディング装置
JPH06318618A (ja) * 1993-05-07 1994-11-15 Shibuya Kogyo Co Ltd ボンディングツールクリーニング装置
JPH1064958A (ja) * 1996-08-13 1998-03-06 Hitachi Ltd ボンディング方法および装置
JP2005166993A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Toray Eng Co Ltd ヘッド加圧面の清掃方法および装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0364937A (ja) * 1989-08-02 1991-03-20 Rohm Co Ltd Icのリード接合装置
JPH03121756A (ja) * 1989-10-03 1991-05-23 Toshiba Corp インナリードボンディング装置
JPH03150853A (ja) * 1989-11-07 1991-06-27 Hitachi Ltd ボンディング装置
JPH04284638A (ja) * 1991-03-13 1992-10-09 Toshiba Corp インナ−リ−ドボンディング装置
JPH06318618A (ja) * 1993-05-07 1994-11-15 Shibuya Kogyo Co Ltd ボンディングツールクリーニング装置
JPH1064958A (ja) * 1996-08-13 1998-03-06 Hitachi Ltd ボンディング方法および装置
JP2005166993A (ja) * 2003-12-03 2005-06-23 Toray Eng Co Ltd ヘッド加圧面の清掃方法および装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007088150A (ja) 2007-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6391378B2 (ja) ダイボンダ及びボンディング方法
TWI671846B (zh) 黏晶裝置及半導體裝置的製造方法
TWI552250B (zh) Collet cleaning method and the use of its grain adapter
JP7233079B2 (ja) 部品実装システム、部品供給装置および部品実装方法
JP4220975B2 (ja) 電子部品の実装装置及び実装装置の清掃方法
JP4364755B2 (ja) 電子部品の実装装置及び実装装置の清掃方法
JP2009160700A (ja) 研磨装置
JP4694928B2 (ja) 電子部品の実装装置及び実装装置の清掃方法
KR100623108B1 (ko) 장착 노즐을 세척하기 위한 방법 및 장치와 장착 기계
JP3583868B2 (ja) ボンディング装置
JP5558874B2 (ja) チップ搬送装置
JP2019111628A (ja) 切削装置
WO2021200263A1 (ja) 実装装置
JP2839673B2 (ja) ボンディングツールのクリーニング方法およびクリーニング装置
JP2006324580A (ja) 接合ヘッドの清掃装置および電子部品の接合装置
JP2008140931A (ja) 電子部品の実装装置及び実装装置の清掃方法
JP2002231768A (ja) インナーリードボンディング装置
JP3966765B2 (ja) 部品保持部材再生装置及び部品装着方法
JP2005166993A (ja) ヘッド加圧面の清掃方法および装置
JP7432869B2 (ja) 部品圧着装置および部品圧着装置のクリーニング方法
JP2023038666A (ja) 部品圧着装置および部品圧着装置のメンテナンス方法
JPH03150853A (ja) ボンディング装置
JPH0344047A (ja) ボンディング装置
JP2016018840A (ja) 半導体チップの実装装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080910

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101104

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20101214

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110126

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110222

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110224

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140304

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees