JP4694690B2 - 共振型ac−dcコンバーター装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【技術分野】
第1、第2発明は『直列共振用インダクタンス手段の磁気エネルギー(=励磁エネルギー)を直流出力電力用に活用した、電圧ゼロ・スイッチング又は電流ゼロ・スイッチングが可能な共振型AC−DCコンバータ装置に関する。
第1発明(請求項1等に記載。)ではその第1の閉回路にその交流電源手段が含まれるが、その第2の閉回路にはその交流電源手段は含まれない。
第2発明(請求項9等に記載。)ではその第1、第2の閉回路のそれぞれにその交流電源手段が含まれる。
【0002】
なお、本明細書では『励磁する』とは『インダクタンス手段に電流を流して磁気エネルギー(=励磁エネルギー)を蓄積する』という意味で使用されている。従って、『励磁』や『励磁エネルギー』という用語は『変圧器等の励磁や励磁エネルギーという意味』だけでなく『磁気結合されていない単一インダクタンス手段の励磁や励磁エネルギーという意味』でも使用されている。
【0003】
【非特許文献1】
『大学演習 一般物理学(金原寿郎編)』、金原寿郎(きんばら・としろう)・編集、石黒浩三・遠藤真二・小出昭一郎・鈴木洋・細谷資明・共著、(合名会社)裳華房(しょうかぼう)が昭和45年9月1日に第15版発行。
【非特許文献2】
『改訂 電気回路理論(標準電気工学講座10)』、末崎輝雄・天野弘・共著、(株)コロナ社が昭和48年3月20日に21版発行。
【非特許文献3】
『電磁気学(電子通信学会編)』、電子通信学会・編集、副島光積(そえじま・てるざね)・堀内和夫・共著、(株)コロナ社が昭和48年8月10日に10版発行。
【非特許文献4】
『トランジスタ回路入門講座1 トランジスタ回路を学ぶ人のために』、雨宮好文(よしふみ)・小柴典居(つねおり)・共同監修、曽和将容(そわ・まさひろ)・著、(株)オーム社が昭和54年3月20日に第1版発行。
【非特許文献5】
『半導体電力変換回路(電気学会 半導体電力変換方式調査専門委員会編)』、(社)電気学会・編集、同・半導体電力変換方式調査専門委員会の構成員多数による共著、(社)電気学会が1987年3月31日に初版発行。
【非特許文献6】
『スイッチングコンバータの基礎』、原田耕介・二宮保・顧文建(こ・ぶんけん)・共著、(株)コロナ社が1992年2月25日に初版発行。
【非特許文献7】
『大電流工学ハンドブック(電気学会 大電流応用技術調査専門委員会 編)』、同・大電流応用技術調査専門委員会・小池克就・共同編集、(株)コロナ社が1992年5月30日に初版発行。
【0004】
【背景技術】
従来技術として電圧ゼロ・スイッチング又は電流ゼロ・スイッチングが可能な共振型AC−DCコンバータ装置が特願平10−355295号(特開平11−332234号)」「複数個の電圧クランプ用ダイオードを用いた特願平11−78266号(特開平11−341802号)」に開示されている。
後者では「交流電源がその直列共振部を直列共振させるとき」あるいは「その直列共振部が自分で直列共振するとき」、「整流手段の両整流出力端子間に接続された平滑用キャパシタンス手段等」が双方向性の電圧降下手段として「直接あるいは変圧手段を介してその直列共振動作を妨害する様な形で接続されていために交流電源電圧・瞬時値の大きさが小さいとき共振動作がきちんと行われ難い。
従って、『交流電源電圧・瞬時値の大きさが小さいときでも各共振動作をきちんと行うことが望まれる』という問題点が有る。 ( 問題点 )
そこで、第1、第2発明は『交流電源電圧・瞬時値の大きさが小さいときでも各共振動作をきちんと行うことができる』共振型AC−DCコンバータ装置を提供することを目的としている。 ( 第1、第2発明の目的 )
【特許文献1】
特願平10−355295号(特開平11−332234号)
【特許文献2】
特願平11−078266号(特開平11−341802号)
【0005】
【特許文献3】
特公昭45−13527号(第3図)
【特許文献4】
特開昭62−260562号(第4図)
【特許文献5】
特開平01−298957号(第1図、第5図)
【特許文献6】
特開平03−056073号{第1図(d)、第10図〜第12図}
【非特許文献8】
『電気学会技術報告 第687号 電力変換器の高性能スイッチング技術(電力変換器の高性能スイッチング技術調査専門委員会編)』、中丸修・編集、同・電力変換器の高性能スイッチング技術調査専門委員会の構成員多数による共著、(社)電気学会が1998年8月25日に発行。
【特許文献7】
特公昭39−9902号
【0006】
【特許文献8】
特公昭36−16861号
【特許文献9】
特公昭41-−3134号
【特許文献10】
特開昭49−108522号
【特許文献11】
特公昭51−32206号
【非特許文献9】
『インバータ回路』、B.D.Bedford & R.G.Hoft・共著、今井孝二・秦泉寺敏正・渡部新次郎・関長隆・川端守男・塚本雅士・広瀬宏行・共訳、(株)コロナ社が昭和50年1月20日4版発行(昭和43年9月15日初版発行)。
【非特許文献10】
『大学講義 パワーエレクトロニクス』、宮入庄太・著、丸善(株)が昭和61年1月20日に第2版第6刷発行(昭和49年3月30日発行・昭和51年4月20日第2版発行)。
【非特許文献5】
『半導体電力変換回路(電気学会 半導体電力変換方式調査専門委員会編)』、(社)電気学会・編集、同・半導体電力変換方式調査専門委員会の構成員多数による共著、(社)電気学会が1987年3月31日に初版発行。
【非特許文献11】
『わかりやすい サイリスタ回路の基礎』、飯田祥二・著、(学)東京電機大学が1996年2月20日に第1版発行。
【0007】
【発明の開示】
■■ 第1発明の開示 ■■
即ち、第1発明は、
「交流電圧を供給する為の交流電源手段」と、
「第1の共振用キャパシタンス手段」と、
「第1の共振用インダクタンス手段」と、
「全波整流機能または半波整流機能を持ち、『前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧を所定電圧方向にする為の第1の閉回路を前記交流電源手段、前記第1の共振用キャパシタンス手段および前記第1の共振用インダクタンス手段と共に形成する』為に機能し、前記第1の共振用キャパシタンス手段と前記第1の共振用インダクタンス手段の共振電流の流れを1方向に制限する、少なくとも1つの可制御スイッチング手段を持つ第1の閉回路形成スイッチング手段」と、
「入力用インダクタンス手段と出力用インダクタンス手段を磁気結合した変圧手段」と、
「前記出力用インダクタンス手段の出力電圧を『全波整流で』又は『前記出力用インダクタンス手段と共にセンター・タップ型で』又は『倍電圧整流で』又は『プラス側もマイナス側も』整流する整流手段」と、
「前記整流手段が整流した電圧を平滑する『平滑用キャパシタンス手段または平滑用充放電手段』」と、
「前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧の大きさを前記入力用インダクタンス手段の電圧の大きさと『前記第1の閉回路形成スイッチング手段が前記交流電圧を整流した脈流電圧の瞬時値の大きさ』の和にクランプする第1の電圧クランプ手段」と、
「第2の共振用インダクタンス手段」と、
「『前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧を前記所定電圧方向と逆向きの電圧方向にする為の第2の閉回路を前記第1の共振用キャパシタンス手段と前記第2の共振用インダクタンス手段と共に形成する』為に機能し、前記第1の共振用キャパシタンス手段と前記第2の共振用インダクタンス手段の共振電流の流れを1方向に制限する、少なくとも1つの可制御スイッチング手段を持つ第2の閉回路形成スイッチング手段」と、
「『前記第1の電圧クランプ手段のクランプ時に前記出力用インダクタンス手段が出力する電圧の極性と正反対の極性の電圧』を前記出力用インダクタンス手段が出力する様に前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧の大きさを前記入力用インダクタンス手段の電圧の大きさにクランプする第2の電圧クランプ手段」と、
「『前記第1の閉回路形成スイッチング手段をオン制御して前記第1の閉回路を形成させ、前記第1の共振用インダクタンス手段の電流が流れることをゼロから始めさせてゼロで終わらさせて、前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧を前記所定電圧方向にさせたり』、『前記第2の閉回路形成スイッチング手段をオン制御して前記第2の閉回路を形成させ、前記第2の共振用インダクタンス手段の電流が流れることをゼロから始めさせてゼロで終わらさせて、前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧を前記所定電圧方向と逆向きの電圧方向にさせたり』を交互に繰り返す為に機能する『オン制御手段またはオン・オフ制御手段』」、
を有する共振型AC−DCコンバーター装置である。
【0008】
先ず、大まかに言えば、このことによって、その交流電源手段がその第1の共振用キャパシタンス手段とその第1の共振用インダクタンス手段が形成する直列共振部を直列共振させるとき」あるいは「その第1の共振用キャパシタンス手段とその第2の共振用インダクタンス手段が形成する直列共振部が自分で直列共振するとき」、その第1または第2の電圧クランプ手段がその第1の共振用キャパシタンス手段の電圧をクランプし始める時点までは、どちらの直列共振部もその変圧手段、その整流手段およびその『平滑用キャパシタンス手段または平滑用充放電手段』等」を介さずに直列共振動作を行う。
一方、その第1又は第2の共振用インダクタンス手段がその共振電流によって励磁されて、ある程度磁気エネルギー(=励磁エネルギーを蓄え、その第1または第2の電圧クランプ手段がその第1の共振用キャパシタンス手段の電圧をクランプすると、その第1又は第2の共振用インダクタンス手段はその変圧手段とその整流手段を介してその「平滑用キャパシタンス手段または平滑用充放電手段」等にその磁気エネルギー(=励磁エネルギーを供給する構成になっている。
そのために前記第1又は第2の閉回路形成スイッチング手段と前記第1又は第2の電圧クランプ手段がそれらの接続を切り換える。その結果、その直列共振動作が優先されるので、『その交流電圧・瞬時値の大きさが小さいときでも各共振動作をきちんと行うことができる』。( 第1発明の効果 )

【0009】
そして、その回路動作を詳述すれば後述(段落番号[0027〜0029])する実施例1の動作説明と同様に以下の通りである。電源投入直後、その第1の共振用キャパシタンス手段とその「平滑用キャパシタンス手段または平滑用充放電手段」の各電圧をゼロと仮定し、先ずその「オン制御手段またはオン・オフ制御手段」がその第1の閉回路形成スイッチング手段をターン・オンさせると、その交流電源手段(この時その交流電圧・瞬時値はゼロではないと仮定している。)がその第1の閉回路形成スイッチング手段を介してその第1の共振用キャパシタンス手段とその第1の共振用インダクタンス手段を共振電流・瞬時値ゼロから共振させる。ただし、その交流電圧・瞬時値とその第1の共振用キャパシタンス手段の電圧が共にゼロなら、当然その共振電流は流れず、共振動作は起きない。
その共振電流・瞬時値の増加に伴って次第にその第1の共振用インダクタンス手段が励磁され、その後その第1の共振用キャパシタンス手段の電圧がほぼ「その入力用インダクタンス手段の逆起電力の大きさ」と「その第1の閉回路形成スイッチング手段がその交流電圧を整流した脈流電圧の瞬時値の大きさ」の和電圧に達すると、その第1の電圧クランプ手段がその第1の共振用キャパシタンス手段の電圧の大きさをほぼその和電圧の大きさにクランプする。
その結果、その第1の共振用インダクタンス手段の電流はその入力用インダクタンス手段、その第1の電圧クランプ手段と「その第1の閉回路形成スイッチング手段の一部」を介して流れ、減哀してゼロになる。
そして、当然の事ながら、その第1の閉回路形成スイッチング手段は消流(その「オン制御手段またはオン・オフ制御手段」がオン制御手段の場合。)あるいはオフ制御(その「オン制御手段またはオン・オフ制御手段」がオン・オフ制御手段の場合。)によってターン・オフすることになる。
【0010】
尚、その入力用インダクタンス手段の逆起電力の大きさは「その『平滑用キャパシタンス手段または平滑用充放電手段』の電圧の大きさとその整流手段での電圧降下の大きさの和」と「その出力用インダクタンス手段とその入力用インダクタンス手段の巻数比」の積で求まるが、電源投入直後その「平滑用キャパシタンス手段または平滑用充放電手段」の電圧はゼロな為その入力用インダクタンス手段の逆起電力もほとんどゼロだから、その第1の共振用キャパシタンス手段はほぼ上記脈流電圧の瞬時値の大きさに充電される。
また、電源投入後その「オン制御手段またはオン・オフ制御手段」が最初にその第2の閉回路形成スイッチング手段の方を先にターン・オンさせても、その第1の共振用キャパシタンス手段の電圧はゼロだから共振電流は流れず、結局、その次のその第1の閉回路形成スイッチング手段のオンから共振電流が流れ始め、電力変換動作が開始する。
【0011】
次に、その第1の閉回路形成スイッチング手段のターン・オフ後その「オン制御手段またはオン・オフ制御手段」がその第2の閉回路形成スイッチング手段をターン・オンさせると、「前述通りまだその入力用インダクタンス手段の逆起電力の大きさがほとんどゼロな為ほぼ上記脈流電圧の瞬時値の大きさに充電されたその第1の共振用キャパシタンス手段」とその第2の共振用インダクタンス手段がその第2の閉回路形成スイッチング手段を介して共振し、その第1の共振用キャパシタンス手段は放電し、さらに電圧反転へ向かおうとする。
この後、その第2の電圧クランプ手段がその第1の共振用キャパシタンス手段の電圧の大きさをその入力用インダクタンス手段の逆起電力の大きさにクランプするのであるが、その「平滑用キャパシタンス手段または平滑用充放電手段」の電圧はまだゼロな為その入力用インダクタンス手段の逆起電力もほぼゼロである。このため、その電圧反転途中でその第1の共振用キャパシタンス手段の電圧がほぼゼロになると、その第2の電圧クランプ手段がその第1の共振用キャパシタンス手段の電圧をほぼ電圧ゼロにクランプする。
その結果、その第2の共振用インダクタンス手段の電流はその第2の閉回路形成スイッチング手段の一部、その第2の電圧クランプ手段およびその入力用インダクタンス手段を介して流れ、減衰してゼロになる。
そして、当然の事ながら、その第2の閉回路形成スイッチング手段も消流(その「オン制御手段またはオン・オフ制御手段」がオン制御手段の場合。)あるいはオフ制御(その「オン制御手段またはオン・オフ制御手段」がオン・オフ制御手段の場合。)によってターン・オフすることになる。
【0012】
さらに、その第2の閉回路形成スイッチング手段のターン・オフ後、前述(段落番号0009)と同様に、その「オン制御手段またはオン・オフ制御手段」がその第1の閉回路形成スイッチング手段をターン・オンさせると、その第1の共振用キャパシタンス手段の電圧はまだゼロに近いから、その交流電源手段がその第1の閉回路形成スイッチング手段を介してその第1の共振用キャパシタンス手段とその第1の共振用インダクタンス手段を共振させ、その第1の共振用キャパシタンス手段を充電する等する。
という具合に「その第1の閉回路形成スイッチング手段のターン・オンに伴う共振動作およびその第1の電圧クランプ手段による電圧クランプ動作・等」と「その第2の閉回路形成スイッチング手段のターン・オンに伴う共振動作およびその第2の電圧クランプ手段による電圧クランプ動作・等」が交互に行われ、以後同様に同じ事が繰り返され、交流電力が直流電力に変換されてその整流手段の両・整流出力端子からその「平滑用キャパシタンス手段または平滑用充放電手段」と「接続されるであろう負荷」に供給されて行き、その「平滑用キャパシタンス手段または平滑用充放電手段」の電圧が増加して行く。
その際に、その「平滑用キャパシタンス手段または平滑用充放電手段」へのエネルギー供給よりもその第1の共振用キャパシタンス手段とその第1、第2の共振用インダクタンス手段の各共振動作が優先されるので、『その交流電圧・瞬時値の大きさが小さいときでも各共振動作をきちんと行うことができる』。 ( 効 果 )
それから、その第1、第2の閉回路形成スイッチング手段は電流ゼロ・スイッチングを行い、その第1、第2の電圧クランプ手段は電圧ゼロ・スイッチング又は電流ゼロ・スイッチングを行うので、スイッチング・ノイズは小さい。
【0013】
第1発明が請求項2記載の共振型AC−DCコンバーター装置に対応する場合、請求項1記載の共振型AC−DCコンバーター装置において、前記交流電源手段は「その交流電源周波数を通過させる機能を持つノイズ・フィルター手段」を有し、このノイズ・フィルター手段を介して前記交流電圧を供給する。
【0014】
第1発明が請求項3記載の共振型AC−DCコンバーター装置に対応する場合、請求項1又は2記載の共振型AC−DCコンバーター装置において、前記第1、第2の共振用インダクタンス手段は前記第1、第2の閉回路共通の同一の共振用インダクタンス手段である。
【0015】
第1発明が請求項4記載の共振型AC−DCコンバーター装置に対応する場合、請求項1、2又は3記載の共振型AC−DCコンバーター装置において、前記入力用インダクタンス手段が2つ有って、前記第1の電圧クランプ手段が前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧の大きさを一方の前記入力用インダクタンス手段の電圧の大きさと前記脈流電圧の瞬時値の大きさの和にクランプし、前記第2の電圧クランプ手段が前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧の大きさを他方の前記入力用インダクタンス手段の電圧の大きさにクランプする。そして、それぞれのクランプ時に前記出力用インダクタンス手段が出力する電圧の極性は互いに正反対である。
【0016】
第1発明が請求項5記載の共振型AC−DCコンバーター装置に対応する場合、「請求項1記載の共振型AC−DCコンバーター装置」を2つ内蔵していて、その構成手段の一部が両者共通である。しかも、その交流電圧の極性によって一方の共振型AC−DCコンバーター装置が動作したり、他方の共振型AC−DCコンバーター装置が動作したりするが、その際に前述{請求項1又は段落番号(0007)}した各構成手段に相当するものが一部切り換わる。
そこで、請求項5ではその切り換わりを考慮して、その様な請求項1記載の共振型AC−DCコンバーター装置2つは1つにまとめて記載されている。
従って、実質的に請求項5記載中の「第3の閉回路、第3の閉回路形成スイッチング手段、第3の電圧クランプ手段」それぞれも請求項1記載中の「第1の閉回路、第1の閉回路形成スイッチング手段、第1の電圧クランプ手段」それぞれに相当し、請求項5記載中の「第4の閉回路、第4の閉回路形成スイッチング手段、第4の電圧クランプ手段」それぞれも請求項1記載中の「第2の閉回路、第2の閉回路形成スイッチング手段、第2の電圧クランプ手段」それぞれに相当する。
【0017】
第1発明が請求項6記載の共振型AC−DCコンバーター装置に対応する場合、請求項5記載の共振型AC−DCコンバーター装置において、前記交流電源手段と前記第1の共振用キャパシタンス手段の直列回路に第2の共振用キャパシタンス手段を並列接続している。
【0018】
第1発明が請求項7記載の共振型AC−DCコンバーター装置に対応する場合、請求項5又は6記載の共振型AC−DCコンバーター装置において、前記第1、第2の共振用インダクタンス手段が前記第1〜第4の閉回路共通の同一の共振用インダクタンス手段である。
【0019】
第1発明が請求項8記載の共振型AC−DCコンバーター装置に対応する場合、請求項5、6又は7記載の共振型AC−DCコンバーター装置において、
前記入力用インダクタンス手段が2つ有って、
前記第1の電圧クランプ手段が前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧の大きさを一方の前記入力用インダクタンス手段の電圧の大きさと「前記第1の閉回路形成スイッチング手段が前記交流電圧を整流した脈流電圧の瞬時値の大きさ」の和にクランプし、
前記第2の電圧クランプ手段が前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧の大きさを他方の前記入力用インダクタンス手段の電圧の大きさにクランプし、
前記第3の電圧クランプ手段が前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧の大きさを他方の前記入力用インダクタンス手段の電圧の大きさと「前記第3の閉回路形成スイッチング手段が前記交流電圧を整流した脈流電圧の瞬時値の大きさ」の和にクランプし、
前記第4の電圧クランプ手段が前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧の大きさを一方の前記入力用インダクタンス手段の電圧の大きさにクランプし、
前記第1、第4の電圧クランプ手段の各クランプ時と前記第2、第3の電圧クランプ手段の各クランプ時とでは前記出力用インダクタンス手段が出力する電圧の極性が互いに正反対である。
【0020】
■■ 第2発明の開示 ■■
即ち、第2発明(請求項9)は、
前述(請求項1又は2、あるいは、段落番号0007又は0013)した共振型AC−DCコンバーター装置において、
前記第2の閉回路形成スイッチング手段が全波整流機能または「その整流電圧極性が前記半波整流機能の整流電圧極性と同じ半波整流機能」を持ち、
前記第2の閉回路形成スイッチング手段が、前記交流電源手段を加えた「前記交流電源手段、前記第1の共振用キャパシタンス手段および前記第2の共振用インダクタンス手段」と共に前記第2の閉回路を形成する為に機能し、
前記第2の電圧クランプ手段が前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧の大きさを「前記入力用インダクタンス手段の電圧の大きさ」ではなく「前記入力用インダクタンス手段の電圧の大きさと『前記第2の閉回路形成スイッチング手段が前記交流電圧を整流した脈流電圧の瞬時値の大きさ』の和」にクランプする共振型AC−DCコンバーター装置である。
【0021】
このことによって、その交流電源手段が交互にその第1の共振用キャパシタンス手段とその第1の共振用インダクタンス手段が形成する直列共振部』と『その第1の共振用キャパシタンス手段とその第2の共振用インダクタンス手段が形成する直列共振部』を直列共振させるとき」、その第1または第2の電圧クランプ手段がその第1の共振用キャパシタンス手段の電圧をクランプし始める時点までは、どちらの直列共振部その変圧手段、その整流手段およびその『平滑用キャパシタンス手段または平滑用充放電手段』等」を介さずに直列共振動作を行う。
一方、その第1又は第2の共振用インダクタンス手段がその共振電流によって励磁されて、ある程度磁気エネルギー(=励磁エネルギーを蓄え、その第1または第2の電圧クランプ手段がその第1の共振用キャパシタンス手段の電圧をクランプすると、その第1又は第2の共振用インダクタンス手段はその変圧手段とその整流手段を介してその「平滑用キャパシタンス手段または平滑用充放電手段」等にその磁気エネルギー(=励磁エネルギーを供給する構成になっている。
そのために、前記第1又は第2の閉回路形成スイッチング手段と前記第1又は第2の電圧クランプ手段がそれらの接続を切り換える。その結果、その直列共振動作が優先されるので、『その交流電圧・瞬時値の大きさが小さいときでも各共振動作をきちんと行うことができる』。 (第2発明の効果)

【0022】
第2発明が請求項10記載の共振型AC−DCコンバーター装置に対応する場合、請求項9記載の共振型AC−DCコンバーター装置において、前記第1、第2の共振用インダクタンス手段は前記第1、第2の閉回路共通の同一の共振用インダクタンス手段である。
【0023】
第2発明が請求項11記載の共振型AC−DCコンバーター装置に対応する場合、請求項9又は10記載の共振型AC−DCコンバーター装置において、
前記入力用インダクタンス手段が2つ有って、
前記第1の電圧クランプ手段が前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧の大きさを一方の前記入力用インダクタンス手段の電圧の大きさと「前記第1の閉回路形成スイッチング手段が前記交流電圧を整流した脈流電圧の瞬時値の大きさ」の和にクランプし、
前記第2の電圧クランプ手段が前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧の大きさを他方の前記入力用インダクタンス手段の電圧の大きさと「前記第2の閉回路形成スイッチング手段が前記交流電圧を整流した脈流電圧の瞬時値の大きさ」の和にクランプする。
そして、それぞれのクランプ時に前記出力用インダクタンス手段が出力する電圧の極性は互いに正反対である。
【0024】
【発明を実施するための最良の形態】
各発明をより詳細に説明するために以下添付図面に従ってこれを説明する。
【0025】
【実施例1】
図1に示す実施例1(第1発明)は請求項1記載の共振型AC−DCコンバータ装置に対応し、図1の実施例では次の通りそれぞれが前述(請求項1又は段落番号0007)した各構成要素に相当する。
a)「電源スイッチ3、交流電源1及びヒューズ4の直列回路」が前述した交流電源手段に。
b)コンデンサ14が前述した第1の共振用キャパシタンス手段に。
c)コイル25a、25bが前述した第1、第2の共振用インダクタンス手段に。
◆d)「交流電源1等、(ブリッジ接続型)整流回路2の一部、可制御スイッチング手段6、コイル25a、コンデンサ14及び整流回路2の別の一部が形成する閉回路」が前述した第1の閉回路に。
◆e)「整流回路2と可制御スイッチング手段6」が前述した第1の閉回路形成スイッチング手段に
f)変圧器9、1次巻線9a及び2次巻線9bそれぞれが前述した変圧手段、入力インダクタンス手段および出力インダクタンス手段それぞれに。
◆g)ブリッジ接続型の整流回路12が前述した整流手段に。
◆h)コンデンサ13が前述した平滑用キャパシタンス手段または平滑用充放電手段」に。
◆i)ダイオード10が前述した第1の電圧クランプ手段に。
◆j)「コンデンサ14、コイル25b及び可制御スイッチング手段7(とダイオード19)が形成する閉回路」が前述した第2の閉回路に。
◆k)可制御スイッチング手段7(とダイオード19)が前述した第2の閉回路形成スイッチング手段に
☆注意:可制御スイッチング手段7が逆導通型の場合、ダイオード19の接続が必要である。
◆l)ダイオード11が前述した第2の電圧クランプ手段に。
◆m)「オン制御回路またはオン・オフ制御回路」5が前述したオン制御手段またはオン・オフ制御手段」に。 →→ 最後の補足説明の◆f)項(段落番号0041)及び◆J)項(段落番号0042)
【0026】
尚、3は電源スイッチ、4はヒューズで、負荷は図示していない。
また、図示していないが、電源周波数の交流だけを通し、高い共振周波数の交流やスイッチング・ノイズ等を通さないノイズ・フィルター(これが請求項2記載中のノイズ・フィルター手段に相当する。)を電源スイッチ3等と整流回路2の間に設けても構わないし、コンデンサ13と両出力端子の間にもノイズ・フィルターを設けても構わない。
さらに、オン制御回路またはオン・オフ制御回路」5は所定の時間間隔で可制御スイッチング手段6、7を交互にオン制御するが、電源投入直後コンデンサ13がまだ充電されていない場合「励磁されたコイル25a、25bがコンデンサ13に電流を流す期間」は長くなるので、コンデンサ13が所定電圧に充電されるまで各オン期間も長目に設定しておく必要が有る。
それから、コイル25a、25bと変圧器9はどれも空心でも磁心付きでも良い。
そして、コイル25a、25bは磁気結合しなくても良いし、両誘起電圧方向を同じ向きにして又は逆向きにして磁気結合しても良い。
さらに加えて、もし、「ダイオード10と1次巻線9aの直列回路」に第2の共振用コンデンサを並列接続すると、コンデンサ14及び整流回路2と共にコンデンサ・インプット型平滑回路が等価的に構成されてしまうので、その様な第2の共振用コンデンサの並列接続はできない。
あとコイル25aと可制御スイッチング手段6の接続位置を互いに入れ換えても良いし、あるいは、コイル25bと可制御スイッチング手段7の接続位置を互いに入れ換えても良い。
【0027】
回路動作は次の通りである。電源スイッチ3のオン直後コンデンサ13、14の各電圧をゼロと仮定し、先ずオン制御回路またはオン・オフ制御回路」5が可制御スイッチング手段6をターン・オンさせると、交流電源1(この時その交流電源電圧・瞬時値はゼロではないと仮定している。)が整流回路2可制御スイッチング手段6を介してコンデンサ14とコイル25aを共振電流・瞬時値ゼロから共振させる。ただし、その交流電源電圧・瞬時値とコンデンサ14の電圧が共にゼロなら、当然その共振電流は流れず、共振動作は起きない。この共振周波数は交流電源1の周波数の十数倍〜数十万倍以上である。
その共振電流・瞬時値の増加に伴って次第にコイル25aが励磁され、その後コンデンサ14の電圧がほぼ「1次巻線9aの逆起電力の大きさ」と「整流回路2が交流電源1の交流電圧を整流した脈流電圧の瞬時値の大きさ」の和電圧に達すると、ダイオード10の印加電圧は逆方向から順方向に変わり、さらにダイオード10の順電圧に達する。このため、ダイオード10がターン・オンして、ダイオード10がコンデンサ14の電圧の大きさをほぼその和電圧の大きさにクランプする。
その結果、コイル25aの電流は1次巻線9a、ダイオード10及び可制御スイッチング手段6を介して流れ、減哀してゼロになる。そして、当然の事ながら、可制御スイッチング手段6は消流(5がオン制御回路の場合。)あるいはオフ制御(5がオン・オフ制御回路の場合。)によってターン・オフすることになる。
尚、もちろん1次巻線9aの逆起電力の大きさは「コンデンサ13の電圧の大きさと整流回路12での電圧降下の大きさの和」と「2次巻線9bと1次巻線9aの巻数比の積で求まるが、電源投入直後コンデンサ13の電圧はゼロなため1次巻線9aの逆起電力もほとんどゼロだから、コンデンサ14はほぼ上記脈流電圧の瞬時値の大きさに充電される。
また、電源投入後オン制御回路またはオン・オフ制御回路」5が最初に可制御スイッチング手段7の方を先にターン・オンさせても、コンデンサ14の電圧はゼロだから共振電流は流れず、結局、次の可制御スイッチング手段6のオンから共振電流が流れ始め、電力変換動作が開始する。
【0028】
次に、可制御スイッチング手段6のターン・オフ後オン制御回路またはオン・オフ制御回路」5が可制御スイッチング手段7をターン・オンさせると、「前述通りまだ1次巻線9aの逆起電力の大きさがほとんどゼロな為ほぼ上記脈流電圧の瞬時値の大きさに充電されたコンデンサ14とコイル25bが可制御スイッチング手段7(とダイオード19)を介して共振し、コンデンサ14は放電し、さらに電圧反転へ向かおうとする
この後、ダイオード11がコンデンサ14の電圧の大きさを1次巻線9aの逆起電力の大きさにクランプするのであるが、コンデンサ13の電圧はまだゼロなため1次巻線9aの逆起電力もほぼゼロである。このため、その電圧反転途中コンデンサ14の電圧がほぼゼロになると、ダイオード11の印加電圧は逆方向から順方向に変わり、さらにダイオード11の順電圧に達するので、ダイオード11がターン・オンして、ダイオード11がコンデンサ14の電圧をほぼ電圧ゼロにクランプする。
その結果、コイル25bの電流は可制御スイッチング手段7(、ダイオード19)、ダイオード11及び1次巻線9aを介して流れ、減衰してゼロになる。そして、当然の事ながら、可制御スイッチング手段7も消流(5がオン制御回路の場合。)あるいはオフ制御(5がオン・オフ制御回路の場合。)によってターン・オフすることになる。
【0029】
さらに、可制御スイッチング手段7のターン・オフ後、前述(段落番号0027)と同様に、「オン制御回路またはオン・オフ制御回路」5が可制御スイッチング手段6をターン・オンさせると、コンデンサ14の電圧はまだゼロに近いから、交流電源1が整流回路2及び可制御スイッチング手段6を介してコンデンサ14とコイル25aを共振させ、コンデンサ14を充電する等する
という具合に「可制御スイッチング手段6のターン・オンに伴う共振動作およびダイオード10による電圧クランプ動作・等」と「可制御スイッチング手段7のターン・オンに伴う共振動作およびダイオード11による電圧クランプ動作・等」が交互に行われ、以後同様に同じ事が繰り返され、交流電力が直流電力に変換されてコンデンサ13と「図示されていないが、当然、両・直流出力端子を通じてコンデンサ13に並列接続される負荷(→段落番号[0026])」に供給されて行き、コンデンサ13の電圧が増加して行く。
その結果、コンデンサ13の電圧増加に伴って1次巻線9aの逆起電力も増加するので、そして、コンデンサ14の電圧絶対値のピーク値「整流回路2が交流電源1の交流電圧を整流した脈流電圧の瞬時値の大きさ」1次巻線9aの逆起電力の大きさの和電圧にほぼクランプされるので、コンデンサ14のピーク電流の大きさはその和電圧の大きさに対応して増減する
しかも、コンデンサ13へのエネルギー供給よりもコンデンサ14とコイル25a、25bの共振動作が優先されるので、『交流電源電圧・瞬時値がゼロ付近でも従来よりしっかりと共振動作が行われる( 効 果 )
それから、可制御スイッチング手段6、7は電流ゼロ・スイッチングを行い、ダイオード10、11は電圧ゼロ・スイッチング又は電流ゼロ・スイッチングを行うので、スイッチング・ノイズは小さい。
【0030】
なお、図1の回路を見ればすぐ容易に分かる通り、交流電源電圧・瞬時値がゼロの時、(ブリッジ接続型)整流回路2はその両・整流出力端子・間を直結するので、コンデンサ14の一端(ダイオード19側)は整流回路2を通じて可制御スイッチング手段6の一端に直結されることになる。
この時(=交流電源電圧・瞬時値ゼロの時)、その共振動作が理想的で、電力損失が全く無ければ、可制御スイッチング手段6、7の交互オンによりコンデンサ14の電圧は「交流電源電圧・瞬時値ゼロなため1次巻線9aの逆起電力の大きさ」でただ反転動作を繰り返すだけで、ダイオード10、11はどちらもターン・オンしない。
【非特許文献10】
『大学講義 パワーエレクトロニクス』、宮入庄太・著、丸善(株)が昭和61年1月20日に第2版第6刷発行(昭和49年3月30日発行・昭和51年4月20日第2版発行)。
その153〜154頁の『7.4 直列インバータ 7.4.1 自由振動と強制振動』。
【非特許文献9】
『インバータ回路』、B.D.Bedford & R.G.Hoft・共著、今井孝二・秦泉寺敏正・渡部新次郎・関長隆・川端守男・塚本雅士・広瀬宏行・共訳、(株)コロナ社が昭和50年1月20日4版発行(昭和43年9月15日初版発行)。
その115〜132頁の『第5章 直列インバータ』。
【0031】
【実施例2】
図2の実施例図1の実施例においてコイル25a、25bを共通化して1つのコイル8にまとめたもので、請求項1又は3記載の共振型AC−DCコンバーター装置に対応する。
【0032】
【実施例3】
図3に示す実施例2(第2発明)はブリッジ接続型で、請求項9、10又は11記載の共振型AC−DCコンバーター装置に対応し、図3の実施例3では次の通りそれぞれが前述した各構成要素に相当する。
◆a)「交流電源1等、(ブリッジ接続型)整流回路2の一部、ダイオード18、可制御スイッチング手段6、コイル8、コンデンサ14、可制御スイッチング手段16及び整流回路2の別の一部が形成する閉回路」が前述(請求項1又は段落番号0007)した第1の閉回路に。
◆b)「整流回路2、ダイオード18及び可制御スイッチング手段6、16」が同じく第1の閉回路形成スイッチング手段に。
◆c)「可制御スイッチング手段16とダイオード10」が同じく第1の電圧クランプ手段に。
◆d)「交流電源1等、(ブリッジ接続型)整流回路2の一部、可制御スイッチング手段17、コンデンサ14、コイル8、可制御スイッチング手段7、ダイオード19及び整流回路2の別の一部が形成する閉回路」が前述(請求項9又は段落番号0020)した第2の閉回路に。
◆e)「整流回路2、可制御スイッチング手段17、7及びダイオード19」が同じく第2の閉回路形成スイッチング手段に。
◆f)「ダイオード11と可制御スイッチング手段17」が同じく第2の電圧クランプ手段に。
◆g)コイル8が前述(請求項10又は段落番号0022)した「同一の共振用インダクタンス手段」に。
◆h)1次巻線209a、209bが前述(請求項11又は段落番号0023)した入力用インダクタンス手段2つに。
【0033】
オン制御回路またはオン・オフ制御回路」90が可制御スイッチング手段6、16をオン制御しているときにコンデンサ14の電圧の大きさがほぼ「整流回路2とダイオード18が交流電源1の交流電圧を整流した脈流電圧・瞬時値の大きさ」1次巻線209aの逆起電力の大きさ圧になると、「可制御スイッチング手段16とダイオード10」がコンデンサ14の電圧をほぼ前記和電圧にクランプし、ダイオード10と可制御スイッチング手段6の直列回路がコイル8の電流を1次巻線209aの方へバイパスする。
また、オン制御回路またはオン・オフ制御回路」90が可制御スイッチング手段7、17をオン制御しているときにコンデンサ14の電圧の大きさがほぼ「整流回路2とダイオード19が交流電源1の交流電圧を整流した脈流電圧・瞬時値の大きさ」1次巻線209の逆起電力の大きさの和電圧になると、「ダイオード11と可制御スイッチング手段17」がコンデンサ14の電圧をほぼ前記和電圧にクランプし、可制御スイッチング手段7とダイオード11の直列回路がコイル8の電流を1次巻線209bの方へバイパスする。
その結果、コンデンサ14の正負のピーク電圧は整流回路2等が交流電源1の交流電圧を整流した脈流電圧・瞬時値の大きさ」1次巻線209a又は209bの逆起電力の大きさの和電圧にクランプされるので、コンデンサ14のピーク電流の大きさは正負ともその交流電源電圧・瞬時値の大きさに対応して増減する
尚、1次巻線209a、ダイオード10及び可制御スイッチング手段17の直列回路がコンデンサ14を短絡するのをダイオード18が阻止し、可制御スイッチング手段16、ダイオード11及び1次巻線209の直列回路がコンデンサ14を短絡するのをダイオード19が阻止する。
【0034】
【実施例4】
図4の実施例図3の実施例において1次巻線209a、209bを共通化して1つの1次巻線9aにまとめたもので、請求項9又は10記載の共振型AC−DCコンバーター装置に対応する。
【0035】
【実施例5、6】
図5の実施例5(第1発明)は請求項1、2又は5(又は6)記載の共振型AC−DCコンバータ装置に対応し、図6の実施例6(第1発明)は請求項1、2、3、5(、6)又は記載の共振型AC−DCコンバータ装置に対応する。
そして、どちらの実施例も「請求項1記載の共振型AC−DCコンバーター装置」を2つ内蔵していて、その構成要素の一部が両者共通である。しかも、交流電源1の交流電圧の極性によって一方の共振型AC−DCコンバーター装置が動作したり、他方の共振型AC−DCコンバーター装置が動作したりするが、その際に前述{請求項1又は段落番号(0007)}した各構成要素に相当するものが一部切り換わる。
そこで、請求項5ではその切り換わりを考慮して、その様な請求項1記載の共振型AC−DCコンバーター装置2つは1つにまとめて記載されている。
例えば、図5においてダイオード20のアノードにプラス電圧が印加されるときダイオード20がオンとなり、各相当関係は下記◆c)項〜◆h)項の通りになる。一方、ダイオード21のカソードにマイナス電圧が印加されるときダイオード21がオンとなり、各相当関係は下記◆i)項〜◆n)項の通りになる。
従って、実質的に下記◆i)項〜◆k)項3項中の「第3の閉回路、第3の閉回路形成スイッチング手段、第3の電圧クランプ手段」それぞれも請求項1記載中の「第1の閉回路、第1の閉回路形成スイッチング手段、第1の電圧クランプ手段」それぞれに相当し、下記◆l)〜◆n)中の「第4の閉回路、第4の閉回路形成スイッチング手段、第4の電圧クランプ手段」それぞれも請求項1記載中の「第2の閉回路、第2の閉回路形成スイッチング手段、第2の電圧クランプ手段」それぞれに相当する。
【0036】
図5の実施例5では次の通りそれぞれが前述(請求項5)した各構成要素に相当する。
◆a)「交流電源1、電源スイッチ3、ヒューズ4及び(入力側)ノイズ・フィルター回路200の接続体」が前述{請求項1又は段落番号(0007)}した交流電源手段に。
◆b)(入力側)ノイズ・フィルター回路200が前述{請求項2又は段落番号(0013)}したノイズ・フィルター手段に。
***
◆c)「交流電源1等、ダイオード20、可制御スイッチング手段6、コイル25a及びコンデンサ14が形成する閉回路」が前述{請求項5又は段落番号(0016)}した第1の閉回路に。
◆d)「ダイオード20と可制御スイッチング手段6」が同じく第1の閉回路形成スイッチング手段に。
◆e)ダイオード10が同じく第1の電圧クランプ手段に。
***
◆f)「コンデンサ14、コイル25b、可制御スイッチング手段7及びダイオード23が形成する閉回路」が同じく第2の閉回路に。
◆g)「可制御スイッチング手段7とダイオード23」が同じく第2の閉回路形成スイッチング手段に。
◆h)ダイオード11、23が同じく第2の電圧クランプ手段に。
***
◆i)「交流電源1等、コンデンサ14、コイル25b、可制御スイッチング手段7及びダイオード21が形成する閉回路」が同じく第3の閉回路に。
◆j)「可制御スイッチング手段7とダイオード21」が同じく第3の閉回路形成スイッチング手段に。
◆k)ダイオード11が同じく第3の電圧クランプ手段に。
***
◆l)「コンデンサ14、ダイオード22、可制御スイッチング手段6及びコイル25aが形成する閉回路」が同じく第4の閉回路に。
◆m)「ダイオード22と可制御スイッチング手段6」が同じく第4の閉回路形成スイッチング手段に。
◆n)ダイオード10、22が同じく第4の電圧クランプ手段に。
【0037】
尚、共振用のコンデンサ24{請求項6又は段落番号(0017)記載中の「第2の共振用キャパシタンス手段」に相当する。}を図5〜図6の様に接続した実施例も可能である。
また、図6の実施例でダイオード20〜23それぞれの代わりに1方向性(逆阻止型)可制御スイッチング手段を1つずつ使用し、可制御スイッチング手段6、7それぞれを短絡し、それら4つの1方向性可制御スイッチング手段を2つずつ交互にオン制御するオン制御手段またはオン・オフ制御手段」オン制御回路またはオン・オフ制御回路」5の代わりに用いた実施例も有る。
さらに、図中200は(入力側)ノイズ・フィルタ回路である。
【0038】
【実施例7、8】
図7の実施例7は図1の実施例1においてその回路構成の一部を変更したものであり、図8の実施例8は図2の実施例2においてその回路構成の一部を変更したものである。
図7の実施例7、図8の実施例8それぞれでは可制御スイッチング手段7のターン・オフ後コンデンサ14がダイオード11と1次巻線9aの自己インダクタンスを介して放電するのをダイオード19が阻止する。

【0039】
【実施例9〜12】
図9の実施例9〜図12の実施例12それぞれは図1の実施例1〜図2の実施例2、図7の実施例7〜図8の実施例8それぞれにおいて出力用変圧手段として「1つの1次巻線9aしか持たない変圧器9」の代わりに「2つの1次巻線209a、209bを持つ変圧器209」を用いたものである。
同様に図5の実施例5〜図6の実施例6それぞれにおいても「1つの1次巻線9aしか持たない変圧器9」の代わりに「2つの1次巻線209a、209bを持つ変圧器209」を用い、ダイオード10、11の間にその両1次巻線209a、209bを直列接続することができる。
尚、これらの実施例ではダイオード10と1次巻線209aの接続位置を互いに入れ換えても構わないし、あるいは、ダイオード11と次巻線209bの接続位置を互いに入れ換えても構わない。

【0040】
****************************************
************* 最 後 補 足 説 明 ************
****************************************
a)交流電源1の代わりに前述の交流電源手段として他に交流発電機等が有る。
b)各実施例において一部構成要素の「置換え」又は「変更」又は「追加」等によって新実施例(派生実施例)が派生するが、各実施例またはそれから派生する各派生実施例において各可制御スイッチング手段をそれと相補関係に有る可制御スイッチング手段(例:NMOS・FETに対するPMOS・FET等。)で1つずつ置き換え、電圧極性または電圧方向の有る各構成要素(例:直流電源、ダイオード等。)の向きを逆にした「元の(派生)実施例に対して電圧極性または電圧方向に関して対称的な関係に有る実施例」もまた可能である。
c)各実施例あるいはそれから派生する各派生実施例において、「各ダイオード又は各整流回路の代わりに非可制御スイッチング手段または整流回路として下記・特許公開公報に開示されている非可制御スイッチング手段または整流回路を1つずつ使用した各実施例も可能である。
【特許文献12】
特開昭63−190559号
【特許文献13】
特開平1−117660号
【特許文献14】
特開平2−211062号
【特許文献15】
特開平2−219467号
【特許文献16】
特開平2−228259号
【特許文献17】
特開平9−163736号
【特許文献18】
特開平9−270687号
【特許文献19】
特開平11−146640号
【特許文献20】
特開平11−225227号
【特許文献21】
特開平11−332226号
【特許文献22】
特開平11−341799号
【特許文献23】
特開2000−23456号
【0041】
d)各実施例あるいはそれから派生する各派生実施例においてブリッジ接続型の整流回路12の代わりに倍電圧型整流回路を使っても良いし、あるいは、「各出力用変圧器と整流回路12の組合せ」の代わりに「1次巻線1つと2次巻線2つを持つ変圧器とセンター・タップ型整流回路の組合せ」を使っても良い。
e)各実施例あるいはそれから派生する各派生実施例においてブリッジ接続型整流回路2の代わりに1つの1次巻線と2つの2次巻線を持つ変圧器とセンター・タップ型整流回路を組み合わせたものを使っても良いし、1つのダイオードによる半波整流回路を使っても良い。
f)各実施例あるいはそれから派生する各派生実施例において可制御スイッチング手段6、7、16、17それぞれとしてバイポーラ・トランジスタ、MOS・FET、SIT、IGBT、各種の絶縁ゲート型トランジスタ、GTBT(接地した溝形電極を持つバイポーラ型電界効果トランジスタ)、J型FET、サイリスタ、GTOサイリスタ、SIサイリスタ、「自己保持機能を持つ可制御スイッチング手段(例:特願昭62−504785号等。)」又は「自己ターン・オフ機能を持つ可制御スイッチング手段」等が有る。
g)図1の実施例は図2の実施例においてコイル8をセンター・タップ型コイル化などしたものであるが、同様に図3の実施例3〜図4の実施例4それぞれにおいてコイル8をセンター・タップ型コイル化などしたものが可能である
【0042】
h)「図2〜図4、図6、図8、図10、図12、図17〜図18の各実施例」や「図1、図5、図7、図9、図11の各実施例においてスイッチ6とコイル25aの接続位置を互いに入れ換え、スイッチ7とコイル25bの接続位置を互いに入れ換えた各実施例」において各可制御スイッチング手段6(、17)の代わりにNチャネル型のパワーMOS・FET、IGBT、各種の絶縁ゲート型トランジスタ又はGTBTを1つずつ使用し、各可制御スイッチング手段7(、16)の代わりにPチャネル型のパワーMOS・FET、IGBT、各種の絶縁ゲート型トランジスタ又はGTBTを1つずつ使用し、その直結したPチャネル型、Nチャネル型の両・可制御スイッチング手段のゲート同士をそれぞれ接続した各実施例も可能である。
i)各実施例、各派生実施例では磁心付きの変圧器を利用する例を主に開示しているが、もちろんそれは空心の変圧器でも構わない。

j)特願平10−355295号(特開平11−332234号)や特願平11−78266号(特開平11−341802号)の各実施例で使用している各オン制御方法、各オン制御回路、各定電圧制御方法もしくは定電圧制御回路をそのまま第1、第2発明の各実施例、各派生実施例に応用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1発明の1実施例の回路を示す回路図である。
【図2】 第1発明の1実施例の回路を示す回路図である。
【図3】 第2発明の1実施例の回路を示す回路図である。
【図4】 第2発明の1実施例の回路を示す回路図である。
【図5】 第1発明の1実施例の回路を示す回路図である。
【図6】 第1発明の1実施例の回路を示す回路図である。
【図7】 第1発明の1実施例の回路を示す回路図である。
【図8】 第1発明の1実施例の回路を示す回路図である。
【図9】 第1発明の1実施例の回路を示す回路図である。
【図10】 第1発明の1実施例の回路を示す回路図である。
【図11】 第1発明の1実施例の回路を示す回路図である。
【図12】 第1発明の1実施例の回路を示す回路図である。

【符号の説明】
2 (ブリッジ接続型)整流回路
5 オン制御回路またはオン・オフ制御回路
6、7 可制御スイッチング手段
8 (共振用)コイル
12 (ブリッジ接続型)整流回路
14 (第1の共振用)コンデンサ
16、17 可制御スイッチング手段
24 (第2の共振用)コンデンサ
25a、25b (第1、第2の共振用)コイル
90 オン制御回路またはオン・オフ制御回路
200 (入力側)ノイズ・フィルター回路

Claims (11)

  1. 「交流電圧を供給する為の交流電源手段」と、
    「第1の共振用キャパシタンス手段」と、
    「第1の共振用インダクタンス手段」と、
    「全波整流機能または半波整流機能を持ち、『前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧を所定電圧方向にする為の第1の閉回路を前記交流電源手段、前記第1の共振用キャパシタンス手段および前記第1の共振用インダクタンス手段と共に形成する』為に機能し、前記第1の共振用キャパシタンス手段と前記第1の共振用インダクタンス手段の共振電流の流れを1方向に制限する、少なくとも1つの可制御スイッチング手段を持つ第1の閉回路形成スイッチング手段」と、
    「入力用インダクタンス手段と出力用インダクタンス手段を磁気結合した変圧手段」と、
    「前記出力用インダクタンス手段の出力電圧を『全波整流で』又は『前記出力用インダクタンス手段と共にセンター・タップ型で』又は『倍電圧整流で』又は『プラス側もマイナス側も』整流する整流手段」と、
    「前記整流手段が整流した電圧を平滑する『平滑用キャパシタンス手段または平滑用充放電手段』」と、
    「前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧の大きさを前記入力用インダクタンス手段の電圧の大きさと『前記第1の閉回路形成スイッチング手段が前記交流電圧を整流した脈流電圧の瞬時値の大きさ』の和にクランプする第1の電圧クランプ手段」と、
    「第2の共振用インダクタンス手段」と、
    「『前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧を前記所定電圧方向と逆向きの電圧方向にする為の第2の閉回路を前記第1の共振用キャパシタンス手段と前記第2の共振用インダクタンス手段と共に形成する』為に機能し、前記第1の共振用キャパシタンス手段と前記第2の共振用インダクタンス手段の共振電流の流れを1方向に制限する、少なくとも1つの可制御スイッチング手段を持つ第2の閉回路形成スイッチング手段」と、
    「『前記第1の電圧クランプ手段のクランプ時に前記出力用インダクタンス手段が出力する電圧の極性と正反対の極性の電圧』を前記出力用インダクタンス手段が出力する様に前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧の大きさを前記入力用インダクタンス手段の電圧の大きさにクランプする第2の電圧クランプ手段」と、
    「『前記第1の閉回路形成スイッチング手段をオン制御して前記第1の閉回路を形成させ、前記第1の共振用インダクタンス手段の電流が流れることをゼロから始めさせてゼロで終わらさせて、前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧を前記所定電圧方向にさせたり』、『前記第2の閉回路形成スイッチング手段をオン制御して前記第2の閉回路を形成させ、前記第2の共振用インダクタンス手段の電流が流れることをゼロから始めさせてゼロで終わらさせて、前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧を前記所定電圧方向と逆向きの電圧方向にさせたり』を交互に繰り返す為に機能する『オン制御手段またはオン・オフ制御手段』」、
    を有することを特徴とする共振型AC−DCコンバーター装置。
  2. 前記交流電源手段が「その交流電源周波数を通過させる機能を持つノイズ・フィルター手段」を有し、このノイズ・フィルター手段を介して前記交流電圧を供給することを特徴とする請求項1記載の共振型AC−DCコンバーター装置。
  3. 前記第1、第2の共振用インダクタンス手段が前記第1、第2の閉回路共通の同一の共振用インダクタンス手段であることを特徴とする請求項1又は2記載の共振型AC−DCコンバーター装置。
  4. 前記入力用インダクタンス手段が2つ有って、
    前記第1の電圧クランプ手段が前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧の大きさを一方の前記入力用インダクタンス手段の電圧の大きさと前記脈流電圧の瞬時値の大きさの和にクランプし、
    前記第2の電圧クランプ手段が前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧の大きさを他方の前記入力用インダクタンス手段の電圧の大きさにクランプし、
    それぞれのクランプ時に前記出力用インダクタンス手段が出力する電圧の極性が互いに正反対であることを特徴とする請求項1、2又は3記載の共振型AC−DCコンバーター装置。
  5. 前記第1の閉回路形成スイッチング手段が前記半波整流機能を持つ請求項1又は2記載の共振型AC−DCコンバーター装置において、
    「その整流電圧極性が前記半波整流機能の整流電圧極性と正反対の半波整流機能を持ち、『前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧を前記所定電圧方向と逆向きの電圧方向にする為の第3の閉回路を前記交流電源手段、前記第1の共振用キャパシタンス手段および前記第2の共振用インダクタンス手段と共に形成する』為に機能し、前記第1の共振用キャパシタンス手段と前記第2の共振用インダクタンス手段の共振電流の流れを1方向に制限する、少なくとも1つの可制御スイッチング手段を持つ第3の閉回路形成スイッチング手段」と、
    「前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧の大きさを前記入力用インダクタンス手段の電圧の大きさと『前記第3の閉回路形成スイッチング手段が前記交流電圧を整流した脈流電圧の瞬時値の大きさ』の和にクランプする第3の電圧クランプ手段」と、
    「『前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧を前記所定電圧方向にする為の第4の閉回路を前記第1の共振用キャパシタンス手段と前記第1の共振用インダクタンス手段と共に形成する』為に機能し、前記第1の共振用キャパシタンス手段と前記第1の共振用インダクタンス手段の共振電流の流れを1方向に制限する、少なくとも1つの可制御スイッチング手段を持つ第4の閉回路形成スイッチング手段」と、
    「『前記第3の電圧クランプ手段のクランプ時に前記出力用インダクタンス手段が出力する電圧の極性と正反対の極性の電圧』を前記出力用インダクタンス手段が出力する様に前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧の大きさを前記入力用インダクタンス手段の電圧の大きさにクランプする第4の電圧クランプ手段」を有し、
    前記オン制御手段またはオン・オフ制御手段が「前記第3の閉回路形成スイッチング手段をオン制御して前記第3の閉回路を形成させ、前記第2の共振用インダクタンス手段の電流が流れることをゼロから始めさせてゼロで終わらさせて、前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧を前記所定電圧方向と逆向きの電圧方向にさせたり」、「前記第4の閉回路形成スイッチング手段をオン制御して前記第4の閉回路を形成させ、前記第1の共振用インダクタンス手段の電流が流れることをゼロから始めさせてゼロで終わらさせて、前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧を前記所定電圧方向にさせたり」を交互に繰り返す為にも機能することを特徴とする共振型AC−DCコンバーター装置。
  6. 前記交流電源手段と前記第1の共振用キャパシタンス手段の直列回路に第2の共振用キャパシタンス手段を並列接続したことを特徴とする請求項5記載の共振型AC−DCコンバーター装置。
  7. 前記第1、第2の共振用インダクタンス手段が前記第1〜第4の閉回路共通の同一の共振用インダクタンス手段であることを特徴とする請求項5又は6記載の共振型AC−DCコンバーター装置。
  8. 前記入力用インダクタンス手段が2つ有って、
    前記第1の電圧クランプ手段が前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧の大きさを一方の前記入力用インダクタンス手段の電圧の大きさと「前記第1の閉回路形成スイッチング手段が前記交流電圧を整流した脈流電圧の瞬時値の大きさ」の和にクランプし、
    前記第2の電圧クランプ手段が前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧の大きさを他方の前記入力用インダクタンス手段の電圧の大きさにクランプし、
    前記第3の電圧クランプ手段が前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧の大きさを他方の前記入力用インダクタンス手段の電圧の大きさと「前記第3の閉回路形成スイッチング手段が前記交流電圧を整流した脈流電圧の瞬時値の大きさ」の和にクランプし、
    前記第4の電圧クランプ手段が前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧の大きさを一方の前記入力用インダクタンス手段の電圧の大きさにクランプし、
    前記第1、第4の電圧クランプ手段の各クランプ時と前記第2、第3の電圧クランプ手段の各クランプ時とでは前記出力用インダクタンス手段が出力する電圧の極性が互いに正反対であることを特徴とする請求項5、6又は7記載の共振型AC−DCコンバーター装置。
  9. 前記第2の閉回路形成スイッチング手段が全波整流機能または「その整流電圧極性が前記半波整流機能の整流電圧極性と同じ半波整流機能」を持ち、
    前記第2の閉回路形成スイッチング手段が、前記交流電源手段を加えた「前記交流電源手段、前記第1の共振用キャパシタンス手段および前記第2の共振用インダクタンス手段」と共に前記第2の閉回路を形成する為に機能し、
    前記第2の電圧クランプ手段が前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧の大きさを「前記入力用インダクタンス手段の電圧の大きさ」ではなく「前記入力用インダクタンス手段の電圧の大きさと『前記第2の閉回路形成スイッチング手段が前記交流電圧を整流した脈流電圧の瞬時値の大きさ』の和」にクランプすることを特徴とする請求項1又は2記載の共振型AC−DCコンバーター装置。
  10. 前記第1、第2の共振用インダクタンス手段が前記第1、第2の閉回路共通の同一の共振用インダクタンス手段であることを特徴とする請求項9記載の共振型AC−DCコンバーター装置。
  11. 前記入力用インダクタンス手段が2つ有って、
    前記第1の電圧クランプ手段が前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧の大きさを一方の前記入力用インダクタンス手段の電圧の大きさと「前記第1の閉回路形成スイッチング手段が前記交流電圧を整流した脈流電圧の瞬時値の大きさ」の和にクランプし、
    前記第2の電圧クランプ手段が前記第1の共振用キャパシタンス手段の電圧の大きさを他方の前記入力用インダクタンス手段の電圧の大きさと「前記第2の閉回路形成スイッチング手段が前記交流電圧を整流した脈流電圧の瞬時値の大きさ」の和にクランプし、
    それぞれのクランプ時に前記出力用インダクタンス手段が出力する電圧の極性が互いに正反対であることを特徴とする請求項9又は10記載の共振型AC−DCコンバーター装置。
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