JP4692767B2 - カードホルダ基板取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、カード状のデータ記憶媒体を装着するためのカードホルダを有するホルダ実装基板を携帯電話等を始めとする携帯端末の筐体内部に取り付けるためのカードホルダ基板取付構造の改良に関する。
カード状のデータ記憶媒体、例えば、SIMカードやメモリカード等を装着するためのカードホルダを有するホルダ実装基板を筐体内部に取り付けるためのカードホルダ基板取付構造としては、複数のネジを利用した直付け型の取付構造が一般的である。
携帯電話の筐体内部にホルダ実装基板を取り付ける際の従来型のカードホルダ基板取付構造の一般的な例について図4〜図6を参照して説明する。
図4はホルダ実装基板の取付対象の一例となる携帯電話の外観を裏面側から示した斜視図、図5は従来型のカードホルダ基板取付構造について組み立ての工程を含めて示した斜視図、図6は従来型のカードホルダ基板取付構造について図4の矢視B−Bに沿って示した断面図である。
図4および図5に示されるように、携帯電話100の筐体101は、図示しないディスプレイや操作キー等を取り付けた上部筐体102と、上部筐体102にネジ121で固定される下部筐体103と、下部筐体103上に装着されたSIMカードやメモリカード等のカード状のデータ記憶媒体105およびバッテリー106の脱着が容易なように下部筐体103に対して係脱自在に嵌め込まれたバッテリーカバー104によって構成されている。
全体的なレイアウトに関しては図6の断面図に示す通りであり、携帯電話100の各部の制御に必要とされる電子部品を実装したメインプリント基板107が上部筐体102と下部筐体103との間に挟み込まれるようにして実装される一方、データ記憶媒体105を装着するためのカードホルダ108を一体的に備えたホルダ実装基板109は、下部筐体103の隔壁部110上に固定して取り付けられるようになっている。
具体的には、図5に示されるように、下部筐体103の隔壁部110にホルダ実装基板109を取り付けるための矩形状の凹部111が形成され、この凹部111の底面112上にホルダ実装基板109を載置した状態で、ホルダ実装基板109の四隅を厚み方向に貫通するネジ113の先端を底面112側のタップ穴114に螺合させることによって、ホルダ実装基板109が凹部111内に固定されるようになっている。
ホルダ実装基板109とメインプリント基板107との電気的な接続は、ホルダ実装基板109の裏面に取り付けられたフレキシブルプリントケーブル115と其の先端に固設されたスタッキングコネクタ116およびメインプリント基板107側に固設されたスタッキングコネクタ117を介して行われる。
スタッキングコネクタ116とスタッキングコネクタ117を接続する必要上、図6に示されるように、メインプリント基板107側のスタッキングコネクタ117の配設位置に対応して底面112に矩形状の孔118が穿設され、また、底面112上には、折り畳まれたフレキシブルプリントケーブル115を収容するための溝部119が形成されている。
ホルダ実装基板109を下部筐体103に取り付ける際には、底面112の孔118からホルダ実装基板109側のスタッキングコネクタ116を突入させてメインプリント基板107のスタッキングコネクタ117に嵌合させ、図6に示されるように、フレキシブルプリントケーブル115を折り畳むようにして底面112上の溝部119に収め、図5に示されるようにして、ホルダ実装基板109の四隅を厚み方向に貫通する4本のネジ113を底面112側のタップ穴114に螺合させることで、ホルダ実装基板109を凹部111に固定する。
このように、従来型のカードホルダ基板取付構造においては、ホルダ実装基板109の取り付けに際し、上部筐体102と下部筐体103の固定に用いられるネジ113とは別の4本のネジ113が必要となり、パーツ点数の増大や組立工程の煩雑化の点で問題があった。
また、SIMカードやメモリカード等のカード状のデータ記憶媒体105はカードホルダ108を介してホルダ実装基板109に装着されるが、カードホルダ108は、図5に示されるように、データ記憶媒体105の端子部分と嵌合するに足る最小限度の大きさしか備えていないため、表面が平坦なホルダ実装基板109上にカードホルダ108を実装すると、図6に示されるように、データ記憶媒体105の背面とホルダ実装基板109の表面との間に間隙が形成され、データ記憶媒体105を誤って上から押さえ付けたりすると、データ記憶媒体105が損傷を受けたり、または、データ記憶媒体105が不用意に転倒してカードホルダ108から外れたりするといった問題が生じる恐れがある。
このため、データ記憶媒体105の背面とホルダ実装基板109の表面との間の間隙を埋めてデータ記憶媒体105の背面を支えるための台座部材120が必要となる。台座部材120は、独立した部材によって構成してホルダ実装基板109に接着してもよいし、或いは、ホルダ実装基板109と一体に製造しても構わないが、いずれにしても、この台座部材120を設ける関係上、筐体101の製造に必要とされる合成樹脂材料の材料費が増大して製品のコストアップに繋がるといった弊害が生じる。
なお、回路基板を枠体に嵌合させて其の縁部を逆鉤状の係止突起で押さえることによって回路基板を枠体に固定するといった技術に関しては特許文献1において既に公知であり、また、ガイド溝に保持されたプリント基板の四隅の1箇所をネジ止めすることによりプリント基板を移動不能に固定するといった技術に関しては特許文献2において既に公知である。
特開2002−198667号公報(段落0023,図2(B)) 特開2004−235444号公報(段落0032,図4)
本発明の課題は、前記従来技術の不都合を改善し、パーツ点数の削減と組立工程の簡略化を図り、十分な強度を有するカードホルダ基板取付構造を提供することにある。
本発明のカードホルダ基板取付構造は、カード状のデータ記憶媒体を装着するためのカードホルダを有するホルダ実装基板を筐体内部に取り付けるためのカードホルダ基板取付構造であり、前記課題を達成するため、特に、
前記ホルダ実装基板を取り付けるための凹部を前記筐体の隔壁部に形成し、前記凹部の内周壁の一側に前記ホルダ実装基板の一端部を突入させるためのスリットを設ける一方、前記ホルダ実装基板の他端部に対応する前記凹部の底面上の位置に、前記ホルダ実装基板の他端部を係止する逆鉤状の係止突起と、前記ホルダ実装基板を厚み方向に貫通するネジの先端を通すネジ穴とを設けたことを特徴とする構成を有する。
ホルダ実装基板の一端部を凹部内周壁の一側のスリットに突入させると共に、其の他端部を逆鉤状の係止突起とネジによって凹部の底面上に止着するようにしたので、ホルダ実装基板を1本のネジによって筐体の隔壁部の凹部に確実に固定してデータ記憶媒体の脱着に対し十分な耐久性を確保することができる。
また、ホルダ実装基板の固定に要するネジの数を4本から1本に削減することでパーツ点数の削減と組立工程の簡略化が実現される。
更には、前記スリットの一側を画成する隔壁部分を凹部の底面と平行に形成し、この隔壁部分の上面をカードホルダにおけるデータ記憶媒体の取付面と略一致する高さとすることが望ましい。
スリットの一側を画成する隔壁部分でデータ記憶媒体の背面を支えることができるので、ホルダ実装基板に格別の台座部材を設ける必要がなく、筐体およびホルダ実装基板の製造に必要とされる合成樹脂材料の材料費の軽減と製品のコストダウンが可能となる。
特に、隔壁部を有する下部筐体と当該下部筐体にネジ止めされる上部筐体とによって筐が形成される構造のものにあっては、ホルダ実装基板を厚み方向に貫通するネジによってホルダ実装基板と下部筐体が上部筐体に共締めされる構成とすることが望ましい。
下部筐体と上部筐体を固定するネジによってホルダ実装基板が下部筐体に共締めされることになるので、ホルダ実装基板の取り付けのみのために格別なネジを準備する必要がなく、パーツ点数の削減と組立工程の簡略化が確実なものとなる。
更には、ホルダ実装基板の対角線方向に沿って外側に突出する舌片を設け、該舌片に穿設された孔を介して筐体の四隅の一箇所で前記ネジがホルダ実装基板と下部筐体を上部筐体に共締めする構成とすることが望ましい。
ホルダ実装基板の取り付けに利用されるネジにより筐体の四隅の一箇所で下部筐体と上部筐体を共締めすることで下部筐体と上部筐体とを強固に固定することができる。
本発明のカードホルダ基板取付構造は、筐体隔壁部に形成された凹部内周壁の一側のスリットにホルダ実装基板の一端部を突入させて固定すると共に、其の他端部を逆鉤状の係止突起とネジによって凹部の底面上に止着するようにしたので、ホルダ実装基板を1本のネジによって筐体の隔壁部の凹部に確実に固定してデータ記憶媒体の脱着に対し十分な耐久性を確保することができる。
また、ホルダ実装基板の固定に要するネジの数が4本から1本に削減されるのでパーツ点数の削減と組立工程の簡略化が実現される。
次に、本発明を実施するための最良の形態について、携帯電話の筐体内部にホルダ実装基板を取り付ける場合を例にとって具体的に説明する。
図1はホルダ実装基板の取付対象となる一実施形態の携帯電話の外観を裏面側から示した斜視図、図2は同実施形態のカードホルダ基板取付構造について組み立ての工程を含めて示した斜視図、図3は同実施形態のカードホルダ基板取付構造について図1の矢視A−Aに沿って示した断面図である。
図1および図2に示されるように、携帯電話1の筐体2は、図示しないディスプレイや操作キー等を取り付けた上部筐体3と、上部筐体3にネジ4で四隅を固定される下部筐体5と、下部筐体5上に装着されたSIMカードやメモリカード等のカード状のデータ記憶媒体105およびバッテリー106の脱着が容易なように下部筐体5に対して係脱自在に嵌め込まれたバッテリーカバー104によって構成される。
全体的なレイアウトに関しては図3の断面図に示す通りであり、携帯電話1の各部の制御に必要とされる電子部品を実装したメインプリント基板107が上部筐体3と下部筐体5との間に挟み込まれるようにして実装される一方、データ記憶媒体105を装着するためのカードホルダ108を一体的に備えたホルダ実装基板6は、下部筐体5の隔壁部110上に固定して取り付けられるようになっている。
具体的には、図2に示されるように、下部筐体5の隔壁部110にホルダ実装基板6を取り付けるための矩形状の凹部7が形成され、この凹部7の内周壁9の一側に、ホルダ実装基板6の一端部つまり図2におけるホルダ実装基板6の右端部を突入させるためのスリット10が設けられている。
また、ホルダ実装基板6の他端部つまり図2におけるホルダ実装基板6の左端部に対応する凹部7の底面8上の位置には、ホルダ実装基板6の他端部を係止するための逆鉤状の係止突起11が下部筐体5と一体に成形されている。
隔壁部110を備えた下部筐体5は、図2に示されるように、其の四隅を貫通する4本のネジ4によって上部筐体3と一体に固定されるようになっており、下部筐体5の四隅には、ネジ4を通すための遊嵌穴からなるネジ穴12が穿設されている。4本のネジ4は下部筐体5の四隅のネジ穴12を貫通し、その先端部を上部筐体3の四隅に位置する図示しないタップ穴に螺合させることで、下部筐体5を上部筐体3に固定する。
図2に示されるように、ホルダ実装基板6には、該ホルダ実装基板6の対角線方向に沿って外側に突出する端子からなる舌片13が一体的に固着して設けられ、4本のネジ4のうち図2中で下部筐体5の左下隅に位置する1本のネジ4が、ホルダ実装基板6の一部である舌片13に穿設された孔14を厚み方向に貫通して、このホルダ実装基板6と下部筐体5を上部筐体3に共締めする。つまり、図2中で下部筐体5の左下隅の位置で底面8に設けられたネジ穴12が、ホルダ実装基板6を厚み方向に貫通するネジ4を通すためのネジ穴として機能している。
更に、スリット10の一側を画成する隔壁110の部分110aは、図2および図3に示される通り、凹部7の底面8と平行に形成され、該隔壁部分110aの上面は、凹部7に対するホルダ実装基板8の取り付けが完了した状態で、図3に示されるように、カードホルダ108におけるデータ記憶媒体105の取付面108aと略一致する高さとなるように形成されている。
従来と同様、ホルダ実装基板6とメインプリント基板107との電気的な接続は、ホルダ実装基板6に取り付けられたフレキシブルプリントケーブル115と其の先端に固設されたスタッキングコネクタ116およびメインプリント基板107側に固設されたスタッキングコネクタ117を介して行われる。
スタッキングコネクタ116とスタッキングコネクタ117を接続する必要上、図3に示されるように、メインプリント基板107側のスタッキングコネクタ117の配設位置に対応して底面8に矩形状の孔118が穿設されている。
但し、この実施形態では、スリット10に突入するホルダ実装基板6の一端部つまり図3に示されるホルダ実装基板6の右端部からフレキシブルプリントケーブル115を引き出し、このフレキシブルプリントケーブル115を折り返して底面8とホルダ実装基板6の下面との間に挟み込むようにしており、ホルダ実装基板6の右端部近傍でフレキシブルプリントケーブル115が穏やかに屈曲するので、折り畳まれたフレキシブルプリントケーブル115を収容するための格別の溝部を底面8上に形成する必要はない。ホルダ実装基板6を底面8上に強く圧着してもフレキシブルプリントケーブル115の折り返し部分に断線が生じる恐れがないからである。
ホルダ実装基板109を下部筐体103に取り付ける際には、まず、凹部7の底面8に形成された孔118からホルダ実装基板6側のスタッキングコネクタ116を突入させてメインプリント基板107のスタッキングコネクタ117に嵌合させる。
なお、この前の段階で、上部筐体3に下部筐体5を固定する4本のネジ4のうち図2中で下部筐体5の左下隅に位置する1本のネジ4を除く3本のネジ4を使用して上部筐体3に下部筐体5を固定しておくことが望ましい。
次いで、ホルダ実装基板6の一端部つまり図2におけるホルダ実装基板6の右端部を僅かに下に向けて傾けた状態で、内周壁9の一側に位置するスリット10にホルダ実装基板6の一端部を突入させて嵌合させ、更に、この嵌合部を支点としてホルダ実装基板6を図2中で反時計方向に姿勢変化させることで、ホルダ実装基板6の他端部つまり図2におけるホルダ実装基板6の左端部を係止突起11のテーパ面11aに摺接させ、該係止突起11の基部を弾性変形させることにより、ホルダ実装基板6を凹部7の底面8の位置まで押し込む。
ホルダ実装基板6の背面が底面8に当接する段階でホルダ実装基板6の他端部つまり図2におけるホルダ実装基板6の左端部が係止突起11のテーパ面11aを乗り越え、係止突起11が弾性復帰することによりホルダ実装基板6の他端部の上面側が図3に示されるようにして係止突起11の逆鉤で支えられる。
そして、最後に、図2中で下部筐体5の左下隅に位置する1本のネジ4をホルダ実装基板6における舌片13の孔14に差し込み、孔14および下部筐体5のネジ穴12を貫通させ、其の先端部を上部筐体3の左下隅に位置する図示しないタップ穴に螺合させることで、ホルダ実装基板6と下部筐体5を上部筐体3に共締めする。
ホルダ実装基板6の一端部つまり図2におけるホルダ実装基板6の右端部の上下面が、スリット10の一側を画成する隔壁部分110aと底面8との間に挟み込まれ、同時に、ホルダ実装基板6の他端部つまり図2におけるホルダ実装基板6の左端部の上下面が、係止突起11の逆鉤と底面8との間に挟み込まれると共に、ホルダ実装基板6の一部である舌片13が1本のネジ4によって下部筐体5と共に上部筐体3に共締めされるので、ホルダ実装基板6の上下方向のガタツキが防止される。また、スリット10の形成部と隣接する内周壁9の二つの面(対向する2面)でホルダ実装基板6の左右両側面が拘束されてホルダ実装基板6の幅方向のガタツキに防止されると共に、ホルダ実装基板6の舌片13を貫通するネジ4によってホルダ実装基板6の長手方向のガタツキが完全に防止され、データ記憶媒体105の脱着方向、つまり、カードホルダ108,ホルダ実装基板6に対して図2および図3において左右方向に作用する力に対して十分な耐久性を発揮することが可能となる。
つまり、下部筐体5の左下隅に位置する1本のネジ4でホルダ実装基板6を下筐体5の凹部7に確実に固定し、データ記憶媒体105の脱着に対し十分な耐久性を確保することができる。
ホルダ実装基板6を固定するネジ4は下部筐体5を上部筐体3に固定するためのネジを兼ねているので、ホルダ実装基板6の取り付けのみのために格別なネジを準備する必要はなく、また、下部筐体5を上部筐体3に固定するための4本のネジ4を締結することで下部筐体5に対するホルダ実装基板6の固定も同時に行われるので、パーツ点数(ネジの本数)の削減と組立工程の簡略化が達成される。
しかも、対角線方向に沿って外側に突出する舌片13をホルダ実装基板6に設けることにより、下部筐体5の四隅の一箇所を上部筐体3に固定するネジ4を其のまま利用してホルダ実装基板6を固定するようにしたので、下部筐体5を上部筐体3に固定するためのネジの配設位置を内側にオフセットする等の設計変更は必要なく、下部筐体5と上部筐体3との強固な接合が保証される。
また、図3に示されるように、凹部7に対するホルダ実装基板8の取り付けが完了した状態では、カードホルダ108におけるデータ記憶媒体105の取付面108aの高さが隔壁部分110aの上面の高さと略一致するので、スリット10の一側を画成する隔壁部分110aでデータ記憶媒体105の背面を支えることができ、ホルダ実装基板6に格別の台座部材を設ける必要がなく、筐体2およびホルダ実装基板6の製造に必要とされる全体的な合成樹脂材料の材料費の軽減と製品のコストダウンが可能となる。
図3と図6を比較すればわかる通り、図3に示される本実施形態における隔壁部分110aは、図6の従来例における底面112の一部つまり図6に符号Xで示す部分に相当する底面112の部位を僅かに上方にオフセットして構成したものであるから、スリット10を画成するため、更には、データ記憶媒体105の背面を支えるために隔壁部分110aを設けることによって従来以上の合成樹脂材料が消費されることはなく、筐体2の一部である下部筐体5およびホルダ実装基板6の製造に必要とされる合成樹脂材料を全体としてみれば、製品1台あたりで図6の台座部材120に相当する体積の材料の節約が可能である。
この実施形態では、ホルダ実装基板6の長手方向の一端部をスリット10で固定する一方、その他端部を係止突起11で固定するようにしたが、凹部7においてホルダ実装基板6の幅方向の一端部に対応する位置、すなわち、バッテリー106の配置スペースとの境界となる内周壁9の一側にスリットを設け、ホルダ実装基板6の幅方向の他端部に対応する位置に係止突起を設けるようにしてもよい。但し、この場合も、下部筐体5と上部筐体3との接合を確実に行なう関係上、舌片13は、図2の場合と同様に、上部筐体3の左下隅の位置あるいは右下隅の位置に突出させ、ホルダ実装基板6の一部である舌片13が、下部筐体5と上部筐体3との接合に用いられる四隅部分のネジ4によって止着されるようにすることが望ましい。
データ記憶媒体105の脱着操作に関しては従来と同様であり、図3に示される方向性でバッテリーカバー104を手前側にスライドさせて下部筐体5から取り外し、ホルダ実装基板6を露出させた状態で、カードホル108に対して図2中の矢印方向にデータ記憶媒体105を押し引きすることでカードホル108に対するデータ記憶媒体105の脱着操作を行う。
以上、携帯電話1の筐体2の内部にホルダ実装基板6を取り付ける場合を例にとって説明したが、その他にもPHSやPDA等の各種の携帯端末に対して前記と同様の構成を適用することが可能である。
ホルダ実装基板の取付対象の一例となる携帯電話の外観を裏面側から示した斜視図である。 本発明を適用した一実施形態のカードホルダ基板取付構造について組み立ての工程を含めて示した斜視図である。 同実施形態のカードホルダ基板取付構造について図1の矢視A−Aに沿って示した断面図である。 ホルダ実装基板の取付対象となる携帯電話の外観を裏面側から示した斜視図である(従来例)。 カードホルダ基板取付構造について組み立ての工程を含めて示した斜視図である(従来例)。 カードホルダ基板取付構造について図4の矢視B−Bに沿って示した断面図である(従来例)。
符号の説明
1 携帯電話
2 筐体
3 上部筐体
4 ネジ
5 下部筐体
6 ホルダ実装基板
7 凹部
8 底面
9 内周壁
10 スリット
11 係止突起
11a テーパ面
12 ネジ穴(遊嵌穴)
13 舌片(端子)
14 孔
100 携帯電話
101 筐体
102 上部筐体
103 下部筐体
104 バッテリーカバー
105 カード状のデータ記憶媒体
106 バッテリー
107 メインプリント基板
108 カードホルダ
108a 取付面
109 ホルダ実装基板
110 隔壁部
110a 隔壁部分
111 凹部
112 底面
113 ネジ
114 タップ穴
115 フレキシブルプリントケーブル
116 スタッキングコネクタ
117 スタッキングコネクタ
118 孔
119 溝部
120 台座部材
121 ネジ

Claims (4)

  1. カード状のデータ記憶媒体を装着するためのカードホルダを有するホルダ実装基板を筐体内部に取り付けるためのカードホルダ基板取付構造であって、
    前記ホルダ実装基板を取り付けるための凹部を前記筐体の隔壁部に形成し、前記凹部の内周壁の一側に前記ホルダ実装基板の一端部を突入させるためのスリットを設ける一方、前記ホルダ実装基板の他端部に対応する前記凹部の底面上の位置に、前記ホルダ実装基板の他端部を係止する逆鉤状の係止突起と、前記ホルダ実装基板を厚み方向に貫通するネジの先端を通すネジ穴とを設けたことを特徴とするカードホルダ基板取付構造。
  2. 前記スリットの一側を画成する隔壁部分が前記凹部の底面と平行に形成され、該隔壁部分の上面が、前記カードホルダにおけるデータ記憶媒体の取付面と略一致する高さとなっていることを特徴とする請求項1記載のカードホルダ基板取付構造。
  3. 前記筐体が、前記隔壁部を有する下部筐体と該下部筐体にネジ止めされる上部筐体とによって構成され、前記ホルダ実装基板を厚み方向に貫通するネジによって、前記ホルダ実装基板と前記下部筐体が前記上部筐体に共締めされることを特徴とする請求項1または請求項2記載のカードホルダ基板取付構造。
  4. 前記ホルダ実装基板には、該ホルダ実装基板の対角線方向に沿って外側に突出する舌片が設けられ、該舌片に穿設された孔を介して前記ネジが前記筐体の四隅の一箇所で前記ホルダ実装基板と前記下部筐体を前記上部筐体に共締めしていることを特徴とする請求項3記載のカードホルダ基板取付構造。
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