JP4691064B2 - 組電池の残容量均等化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数のセルが直列に接続されて構成される組電池において、セル間の残容量を均等化する組電池の残容量均等化装置に関するものである。
従来、複数のセルが直列に接続されて構成される組電池において、セル間の残容量を均等化する組電池の残容量均等化装置として、特許文献1に開示される回路が知られている。
特許文献1には、複数のセルの出力電圧を入力とし、各セルを充電する方向に出力を接続したON/OFF方式のコンバータ回路を備え、負荷電流の大きさに応じて一次側電流を増減させる電流制御回路を備える組電池が開示されている。特許文献1の組電池では、残容量の多いセルから電気エネルギーを取り出し、残容量の少ないセルに充電することにより、各セルの残容量を均等化している。
特開平11−176483号公報(第1図)
しかしながら、上記特許文献1の発明では、電気エネルギーを所定のセルに対して与えることしかできない。したがって、組電池を構成する複数のセルの中で1個のセルの電池電圧が低い場合には、そのセルを充電することにより効率的に均等化を行うことができるが、1つのセルの電池電圧が高くなる場合には、このセルの電池電圧のみを減少させることができず、効率的に均等化を行うことができないという問題があった。
本発明は、上記問題を解決するためになされたもので、セルの残容量の均等化を効率的に行うことのできる組電池の残容量均等化装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明は以下の手段を採用する。
本発明は、複数のセルが直列に接続されて構成される組電池において、セル間の残容量を均等化する組電池の残容量均等化装置であって、前記セルの各々に対応して設けられた複数の充放電制御回路と、1つの前記充放電制御回路に対応して1つ設けられ、または複数の前記充放電制御回路に対応して1つ設けられ、対応する前記充放電制御回路との間で電力を授受する電力調整回路とを備え、各前記充放電制御回路は、前記セルの端子間に接続される第1のリアクトルと、前記第1のリアクトルと前記セルとを接続する配線に介挿される第1のスイッチと、前記第1のスイッチと直列に接続されるとともに、前記セルを充電する電流の向きを順方向として接続される第1のダイオードと、少なくとも前記第1のダイオードと並列に接続される第2のスイッチとを備え、各前記電力調整回路は、直流電源と、前記直流電源の端子間に接続されるとともに、対応する前記充放電制御回路の前記第1のリアクトルと磁気的に結合される第2のリアクトルと、前記直流電源と前記第2のリアクトルとを接続する配線に介挿されるとともに、前記電源を充電する電流の向きを順方向として接続される第2のダイオードと、前記第2のダイオードに並列に接続される第3のスイッチとを備える組電池の残容量均等化装置を提供する。
このような構成によれば、電力調整回路の第3のスイッチをオフ状態とし、充放電制御回路の第1のスイッチおよび第2のスイッチを所定のデューティ比で開閉制御することで、セルのエネルギーを第1のリアクトル及び第2のリアクトルを介して電力調整回路へ送ることが可能となる。これにより、セルの放電を実現させることができる。また、電力調整回路の第3のスイッチを所定のデューティ比で開閉制御するとともに、この第3のスイッチの開閉制御に同期して、第1のスイッチ及び第2のスイッチについても開閉制御を行うことで、電力調整回路からセルに対してエネルギーを送ることが可能となる。これにより、セルの充電を実現させることができる。
このように、本発明の組電池の残容量均等化装置によれば、放電だけでなく充電も行うことができる。この結果、セルの残容量の均等化を効率的に行うことができる。
上記組電池の残容量均等化装置において、各前記充放電制御回路は、前記第2のスイッチに直列に、かつ、前記第1のダイオードと逆向きに接続されるダイオードを備えていてもよい。
このような構成によれば、自動的に残容量の高いセルから優先的に放電させることが可能となるので、全てのセルに対応する充放電制御回路を一様に作動させることが可能となる。これにより、第1のスイッチおよび第2のスイッチの開閉制御を簡便化することができる。
上記組電池の残容量均等化装置において、前記セルの放電時には、例えば、制御部により、前記第3のスイッチがオフ状態とされ、前記第1のリアクトルに断続的に電流が流れるように、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチが所定のデューティ比で開閉制御される。
この場合において、以下の条件式を満たすように、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチの少なくともいずれかが制御部により開閉制御されることが好ましい。これにより、充放電制御回路を安定して作動させることができる。
Figure 0004691064
上記条件式において、Tsは駆動周期、Tonは駆動周期Tsにおいて第1のリアクトルに電流が流れる期間、Lcは第1のリアクトルの自己インダクタンス、Ldは第2のリアクトルの自己インダクタンス、Vcaiは放電させるセルの端子間電圧、Vdは電力調整回路の直流電源の電圧である。
上記組電池の残容量均等化装置において、前記セルの充電時には、例えば、制御部により、前記第2のリアクトルに断続的に電流が流れるように、前記第3のスイッチが所定のデューティ比で開閉制御されるとともに、前記第2のリアクトルに蓄積されたエネルギーに対応する電流が前記第1のリアクトルを介して充電対象の前記セルに流れるように、前記第1のスイッチが開閉制御される。
この場合において、以下の条件式を満たすように前記第3のスイッチが制御部により開閉制御されることが好ましい。これにより、充放電制御回路を安定して作動させることができる。
Figure 0004691064
上記条件式において、Tsは駆動周期、Tonは駆動周期Tsにおいて第2のリアクトルに電流が流れる期間、Lcは第1のリアクトルの自己インダクタンス、Ldは第2のリアクトルの自己インダクタンス、Vcaiは充電させるセルの端子間電圧、Vdは電力調整回路の直流電源の電圧である。
また、上記態様は、可能な範囲で組み合わせて利用することができるものである。
本発明によれば、セルの残容量の均等化を効率的に行うことができるという効果を奏する。
以下に、本発明に係る組電池の残容量均等化装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る組電池の残容量均等化装置の概略構成を示したブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係る組電池の残容量均等化装置は、複数のセルC1,C2,C3(以下、全てのセルを示すときは単に符号「C」を付し、各セルを示すときは符号「C1」、「C2」等を付す。他の構成要素においても同様とする。)が直列に接続されて構成される組電池1において、セル間の残容量を均等化するものであり、セルC1,C2,C3の各々に対応して設けられた複数の充放電制御回路2a,2b,2cと、前記充放電制御回路2a,2b,2cに対応して設けられ、対応する充放電制御回路2a,2b,2cとの間で電力を授受する電力調整回路3と、充放電制御回路2及び電力調整回路3の駆動を制御する制御部(図示略)とを備えている。
本実施形態では、組電池1を3つのセルCにより構成し、また、3つのセルCに対応する1つの電力調整回路3とを備えた構成としているが、組電池を構成するセルCの個数並びにセルCと電力調整回路3との対応比は設計の範囲内で任意に設定できるものとする。例えば、2つのセルCに対して1つの電力調整回路3を設けてもよく、或いは、4つのセルCに対して1つの電力調整回路3を設けることとしてもよい。
上記充放電制御回路2の各々は、セルCの端子間に接続される第1のリアクトルL1と、第1のリアクトルL1とセルCとを接続する配線に介挿される第1のスイッチSW1と、第1のスイッチSW1と直列に接続されるとともに、セルCを充電する電流の向きを順方向として接続される第1のダイオードD1と、第1のダイオードD1と並列に接続される第2のスイッチSW2とを備えている。
上記電力調整回路3は、直流電源4と、直流電源4の端子間に接続されるとともに、対応する充放電制御回路2a,2b,2cの第1のリアクトルL1と磁気的に結合される第2のリアクトルL2と、直流電源4と第2のリアクトルL2とを接続する配線に介挿されるとともに、直流電源4を充電する電流の向きを順方向として接続される第2のダイオードD2と、第2のダイオードD2に並列に接続される第3のスイッチSW3とを備えている。
このような構成において、セルCの放電時には、制御部により、第3のスイッチがオフ状態とされ、かつ、第1のリアクトルL1に断続的に電流が流れるように、第1のスイッチSW1および第2のスイッチSW2が所定のデューティ比で開閉制御される。
例えば、組電池1のうち、セルC1の残容量が他のセルC2,C3に比べて高い値を示していることから、セルC1の残容量を低減させるべく、セルC1を放電させる場合には、制御部は、図2に示すように、電力調整回路4の第3のスイッチSW3をオフにした状態で、セルC1に対応する充放電制御回路2aの第1のスイッチSW1及び第2のスイッチSW2を所定のデューティ比で開閉制御する。また、この場合において、放電させるセルC1以外のセルC2,C3に対応する充放電制御回路2b,2cについては、少なくとも第1のスイッチSW1がオフ状態とされる。
このように制御されることにより、第1のスイッチSW1及び第2のスイッチSW2がオン状態にあるときは、セルC1からリアクトルL1に電流が流れることから、第1のリアクトルL1にエネルギーが蓄えられる。また、第1のスイッチSW1及び第2のスイッチSW2がオフ状態にあるときは、第1のリアクトルL1に蓄えられたエネルギーが電力調整回路3へ誘導され、電力調整回路3に電流idが流れる。このようにして、第1のスイッチSW1及び第2のスイッチSW2の開閉制御が繰り返し行われることにより、セルC1から電力調整回路3へ電力を供給することが可能となり、セルC1を放電させることができる。
このとき、制御部は、第1のスイッチSW1および第2のスイッチSW2を以下の条件式(1)を満たすようなデューティ比にて開閉制御する。
Figure 0004691064
条件式(1)において、Tonは、第1のリアクトルL1に電流が流れている期間、換言すると、第1のスイッチSW1及び第2のスイッチSW2のオン時間、Tsは第1のスイッチSW1及び第2のスイッチSW2の開閉周期、Lcは第1のリアクトルL1の自己インダクタンス、Ldは第2のリアクトルL2の自己インダクタンス、Vcaiは放電させるセルCの端子間電圧、Vdは電力調整回路3の直流電源4の端子間電圧である。
以下、上述した条件式(1)の導出過程について簡単に説明する。
まず、充電制御回路2の第1のリアクトルL1に電流を流している期間Tonにおいて、第1のリアクトルL1に流れる電流icaiとセルCの端子間電圧Vcaiとの関係は(1−1)式で表される。更に、期間Tonにおける第1のリアクトルL1の最大許容電流値Icaimaxは、(1−1)式から(1−2)式のように求められる。
Figure 0004691064
次に、第1のリアクトルL1に電流が流れていない期間Toff(=Ts−Ton)、つまり、第1のスイッチSW1及び第2のスイッチSW2のオフ期間において、電力調整回路3の第2のリアクトルL2に流れる最大電流Idmaxは、リアクトルのエネルギー保存の関係から以下の(1−3)〜(1−5)にて与えられる。
Figure 0004691064
ここで、充放電制御回路2が安定に動作するためには、オフ期間Toffにおいて、第1のリアクトルL1に蓄えられたエネルギーが全て電力調整回路3へ伝達される必要がある。換言すると、第2のリアクトルL2に流れる電流idがオフ期間Toffにおいてゼロに到達する必要がある。このことから、以下の(1−6)式が成立する。
Figure 0004691064
そして、上記(1−6)式からオン時間Tonを求めることにより、上述した条件式(1)が導出されることとなる。
なお、本実施形態では、制御部が、上述の条件式(1)を満たすように、第1のスイッチSW1及び第2のスイッチSW2のスイッチングのデューティ比、具体的には、オン時間Tonを制御することとしたが、これに代えて、上記スイッチングのデューティ比を一定とし、電力調整回路3の電圧Vdを上述した条件式(1)を満たすように調整することとしてもよい。
なお、条件式(1)を電力調整回路3の直流電源4の電圧Vdについて表すと、以下の(1−7)式となる。
Figure 0004691064
なお、本実施形態では、放電対象とされるセルCに対応する充放電制御回路2の第1のスイッチSW1と第2のスイッチSW2とを同期してオンオフさせることとしたが、第1のスイッチSW1をオフ状態としている期間においては、第2のスイッチSW2はオン状態とされていてもよい。
次に、セルCを充電する場合について説明する。
セルCを充電する場合には、制御部により、第2のリアクトルL2に断続的に電流が流れるように、第3のスイッチSW3が所定のデューティ比で開閉制御されるとともに、第2のリアクトルL2に蓄積されたエネルギーに対応する電流が第1のリアクトルL1を介して充電対象のセルCに流れるように、第1のスイッチSW1が制御される。
例えば、組電池1のうち、セルC2の残容量が他のセルC1,C3に比べて低い値を示していることから、セルC2の残容量を増加させるべく、セルC2を充電させる場合には、制御部は、図3に示すように、セルC2に対応する充放電制御回路2bの第2のスイッチSW2をオフとした状態で、電力調整回路4の第3のスイッチSW3およびセルC2に対応する充放電制御回路2bの第1のスイッチSW1を所定のデューティ比で開閉制御する。このとき、制御部は、第3のスイッチSW3がオンの場合に、第1のスイッチSW1をオフとし、第3のスイッチSW3がオフの場合に、第1のスイッチSW1をオンとする。
また、この場合において、充電させるセルC2以外のセルC1,C3に対応する充放電制御回路2a,2cについては、第1のスイッチSW1及び第2のスイッチSW2がオフ状態とされる。
このように制御されることにより、電力調整回路3の第3のスイッチSW3がオン状態にあるときは、電力調整回路3に電流が流れることにより、第2のリアクトルL2にエネルギーが蓄えられる。また、第3のスイッチSW3がオフ状態にあるときは、第2のリアクトルL2に蓄えられたエネルギーが充電対象となっているセルC2の充放電制御回路2bに誘導されることにより、充放電制御回路2bに電流が流れることとなる。このようにして、第1のスイッチSW1及び第3のスイッチSW3の開閉制御が繰り返し行われることにより、セルC2にエネルギーが徐々に蓄えられ、セルC2を充電させることができる。
このとき、制御部は、第3のスイッチSW3を以下の条件式(2)を満たすようなデューティ比にて開閉制御する。
Figure 0004691064
ここで、条件式(2)における各要素については、上述した条件式(1)と同様であり、また、導出過程についても上述した条件式(1)の場合と同様であるので、詳しい説明を省略する。
なお、本実施形態では、制御部が、上述の条件式(2)を満たすように、第3のスイッチSW3のスイッチングのデューティ比、つまり、オン時間Tonを制御することとしたが、これに代えて、上記スイッチングのデューティ比は一定とし、電力調整回路3の電圧Vdを上述した条件式(2)を満たすように調整することとしてもよい。
なお、条件式(2)を電力調整回路3の直流電源4の電圧Vdについて表すと、以下の(2−1)式となる。
Figure 0004691064
また、上記説明では、充電対象とするセルCを1つのセルC2として説明したが、複数のセルCを充電対象とすることも可能である。この場合には、充電対象とするセルCに対応する充放電制御回路2の第1のスイッチSW1及び第2のスイッチSW2を上述したセルC2の場合と同様に開閉制御すればよい。
以上説明してきたように、本実施形態に係る組電池の残容量均等化装置によれば、セルの放電だけでなくセルの充電も行うことができる。したがって、組電池を構成するセルの残容量の状況に応じて、セルの充電または放電を行うことにより、セル間の残容量の均等化を効率的に行うことができる。
〔変形例1〕
上述した実施形態においては、第1のダイオードD1と並列に第2のスイッチSW2が接続されていたが、これに代えて、図4に示すように、第1のスイッチSW1及び第1のダイオードD1と並列に、第2のスイッチSW2を接続することとしてもよい。
このような接続とした場合には、セルCの放電時には、第1のスイッチSW1がオフ状態とされ、第2のスイッチSW2のみが所定のデューティ比で開閉制御される。また、セルCの充電時には、第2のスイッチSW2がオフ状態とされ、第1のスイッチSW1のみが所定のデューティ比で開閉制御される。なお、電力調整回路3における第3のスイッチSW3の駆動については、上述と同様である。
〔変形例2〕
また、図5に示すように、上述した変形例1の構成に対して、更に、第2のスイッチSW2と直列に、かつ、第1のダイオードと逆向きに第3のダイオードD3を接続することとしてもよい。このように、第3のダイオードを第2のスイッチSW2と直列に接続することにより、自動的に残容量の高いセルから優先的に放電させることが可能となる。これにより、全てのセルに対応する充放電制御回路を一様に作動させることが可能となる。この結果、第1のスイッチSW1および第2のスイッチSW2の開閉制御を簡便化することができる。
なお、この場合において、第1のスイッチSW1及び第2のスイッチSW2の駆動については、上述の変形例1と同様である。
〔変形例3〕
上述した実施形態では、複数の充放電制御回路2に対して1つの電力調整回路3を設けていたが、これに代えて、図6に示すように、各充放電制御回路2に対して1つの電力調整回路3を備えることとしてもよい。このようにすることで、各セルCの充放電を個別に制御することが可能となる。これにより、端子間電圧の高いセルについては放電制御を行い、端子間電圧の低いセルについては充電制御を行うことで、効率よくセル間の端子間電圧のばらつきを解消させることができる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
本発明の一実施形態に係る組電池の残容量均等化装置の概略構成を示した図である。 図1に示した組電池の残容量均等化装置において、セルの放電時のスイッチングについて説明するための図である。 図1に示した組電池の残容量均等化装置において、セルの充電時のスイッチングについて説明するための図である。 本発明の変形例1に係る組電池の残容量均等化装置の概略構成を示した図である。 本発明の変形例2に係る組電池の残容量均等化装置の概略構成を示した図である。 本発明の変形例3に係る組電池の残容量均等化装置の概略構成を示した図である。
符号の説明
1 組電池
2a,2b,2c 充放電制御回路
3 電力調整回路
4 直流電源
C1,C2,C3 セル
L1 第1のリアクトル
L2 第2のリアクトル
D1 第1のダイオード
D2 第2のダイオード
SW1 第1のスイッチ
SW2 第2のスイッチ
SW3 第3のスイッチ

Claims (6)

  1. 複数のセルが直列に接続されて構成される組電池において、セル間の残容量を均等化する組電池の残容量均等化装置であって、
    前記セルの各々に対応して設けられた複数の充放電制御回路と、
    1つの前記充放電制御回路に対応して1つ設けられ、または複数の前記充放電制御回路に対応して1つ設けられ、対応する前記充放電制御回路との間で電力を授受する電力調整回路と
    を備え、
    各前記充放電制御回路は、
    前記セルの端子間に接続される第1のリアクトルと、
    前記第1のリアクトルと前記セルとを接続する配線に介挿される第1のスイッチと、
    前記第1のスイッチと直列に接続されるとともに、前記セルを充電する電流の向きを順方向として接続される第1のダイオードと、
    少なくとも前記第1のダイオードと並列に接続される第2のスイッチと
    を備え、
    各前記電力調整回路は、
    直流電源と、
    前記直流電源の端子間に接続されるとともに、対応する前記充放電制御回路の前記第1のリアクトルと磁気的に結合される第2のリアクトルと、
    前記直流電源と前記第2のリアクトルとを接続する配線に介挿されるとともに、前記直流電源を充電する電流の向きを順方向として接続される第2のダイオードと、
    前記第2のダイオードに並列に接続される第3のスイッチと
    を備える組電池の残容量均等化装置。
  2. 各前記充放電制御回路は、前記第2のスイッチに直列に、かつ、前記第1のダイオードと逆向きに接続されるダイオードを備えている請求項1に記載の組電池の残容量均等化装置。
  3. 前記セルの放電時には、前記第3のスイッチをオフ状態とし、前記第1のリアクトルに断続的に電流が流れるように、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチを所定のデューティ比で開閉制御可能な制御部を備える請求項1または請求項2に記載の組電池の残容量均等化装置。
  4. 前記制御部は、前記セルの放電時において、以下の条件式を満たすように、前記第1のスイッチおよび前記第2のスイッチの少なくともいずれかを開閉制御する請求項3に記載の組電池の残容量均等化装置。
    Figure 0004691064
    上記条件式において、Tsは駆動周期、Tonは駆動周期Tsにおいて第1のリアクトルに電流が流れる期間、Lcは第1のリアクトルの自己インダクタンス、Ldは第2のリアクトルの自己インダクタンス、Vcaiは放電させるセルの端子間電圧、Vdは電力調整回路の直流電源の電圧である。
  5. 前記セルの充電時には、前記第2のリアクトルに断続的に電流が流れるように、前記第3のスイッチを所定のデューティ比で開閉制御するとともに、前記第2のリアクトルに蓄積されたエネルギーに対応する電流が前記第1のリアクトルを介して充電対象の前記セルに流れるように、前記第1のスイッチを制御可能な制御部を備える請求項1または請求項2に記載の組電池の残容量均等化装置。
  6. 前記制御部は、前記セルの充電時において、以下の条件式を満たすように前記第3のスイッチを開閉制御する請求項5に記載の組電池の残容量均等化装置。
    Figure 0004691064
    上記条件式において、Tsは駆動周期、Tonは駆動周期Tsにおいて第2のリアクトルに電流が流れる期間、Lcは第1のリアクトルの自己インダクタンス、Ldは第2のリアクトルの自己インダクタンス、Vcaiは充電させるセルの端子間電圧、Vdは電力調整回路の直流電源の電圧である。
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