JP4690919B2 - ブロック舗装体及びブロック舗装体の施工方法 - Google Patents

ブロック舗装体及びブロック舗装体の施工方法 Download PDF

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Description

本発明は、ブロック舗装体に関する。
略同等の形状からなる複数のブロックを目地を設けて配置し、この目地に充填材(充填物)を充填させるブロック舗装体が知られている。このようなブロック舗装体は、ブロックが整然と配設されると共に、目地が均一に保持されることにより、景観に優れた舗装体を提供できるものである。従って、目地が施工時及び施工後において均一に保持されること、即ち、施工時及び施工後において配置されたブロックの移動を抑制することは重要な事項である。
この点、特許文献1には、施工時には、目地にスペーサを介設させてブロックの移動を抑制することが記載されている。また、目地に充填させる充填物として、後に硬化するセメントアスファルトモルタルを用いて、複数のブロックを一体化させ、ブロックの移動を抑制することが記載されている。
また、特許文献2には、複数のブロックに相互に鉄筋を埋設させてユニット化し、このブロックのユニットを用いたブロック舗装体の構造が記載されている。このブロックのユニットは、予めブロック同士が鉄筋により連結されているため、施工時及び施工後のブロックの移動を抑制することができる。また、施工時において既に目地が均一に保持されているため、目地には後に硬化するコンクリートだけでなく、芝などの植物を植生させることができる。
特許第2909929号公報 特開2001−288702号公報
しかし、特許文献1に係るブロック舗装体は、ブロックの数に比例してスペーサの数も増えるため、施工時において、ブロックの移動を抑制するための作業が煩雑となる問題があった。
また、特許文献2に係るブロック舗装体は、複数のブロックに相互に鉄筋を埋設させてユニット化する作業は手間がかかるだけでなく、施工コストが割高になるという問題があった。また、ブロックのユニットは、設計変更等に柔軟に対応できないという問題があった。
本発明はかかる問題を解決するためになされたものであり、施工時及び施工後のブロックの移動を抑制することができ、かつ、施工が容易であるブロック舗装体及びその施工方法を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、目地を設けて配置された複数のブロックと、前記目地に配設され、前記各ブロックを嵌め合わせる複数の枠組孔部を有する枠組と、前記目地に充填される充填物と、を有し、前記ブロックの上端は、その下端よりも幅狭であって、かつ、前記枠組孔部が挿通する大きさに形成されており、配置された前記ブロックの上方から前記枠組を嵌め合わせることにより、前記ブロックの中腹部分と前記枠組とが係止されていることを特徴とする。
かかる発明によれば、各ブロックと、枠組に形成された複数の枠組孔部を嵌め合わせるだけで、施工時及び施工後においてブロックの移動を抑制することができ、施工も容易である。また、各ブロックは、予め連結されているものではないため、現場の状況に応じて、ブロックの数、枠組の形状等を適宜対応させて施工することができる。また、煩雑な作業によらないため、比較的安価に施工することができる。
また、ブロックは上端に向って幅狭となるように形成されているため、枠組孔部をブロックに嵌め合わせる作業が容易となる。さらに、ブロックに枠組孔部を嵌め合わせると枠組がブロックの中腹部分で自然に係止される。これにより、ブロックの移動を抑制することができると共に、ブロックの跳ね上がりも抑制することができる。
ここで、本発明において、嵌め合わせる(嵌合する)とは、枠組(枠組孔部)とブロックが接触する場合及びブロックが枠組に包囲され、微小な隙間が生じている場合も含める概念である。また、充填物は、目地に充填されるものであってその種別を問わない。充填物は、例えば、コンクリート、樹脂、植物、土等からなる単体物及びこれらを2種以上積層させたもの又は混合させたものを含む概念である。
請求項に係る発明は、前記ブロックと前記枠組が接触する接触部において、前記ブロックの水平断面形状と前記枠組孔部を平面視した形状は略同等であり、かつ、前記ブロックの水平断面に係る外周と前記枠組孔部の内周は略同等であることを特徴とする。
かかる発明によれば、接触部におけるブロックの外周と枠組孔部が隙間なく接触するため、ブロックと枠組を強固に一体化させることができ、ブロックの移動をさらに抑制することができる。
請求項に係る発明は、前記枠組は、鉄筋で構成されていることを特徴とする。
かかる発明によれば、鉄筋で構成された枠組は、強度及び定形性に優れる共に、接合も容易であるため好適である。
請求項に係る発明は、前記充填物は、用土と、用土の表面に植生される植物であることを特徴とする。
かかる発明によれば、目地に植物を植生させることがきるため、景観に優れたブロック舗装体を提供することができる。
請求項に係る発明は、前記植物は、芝であることを特徴とする。
かかる発明によれば、芝は、保水性に優れるため、路面温度の上昇を防ぐと共に、根が用土と強固に絡み合うため、用土の流亡を防止することができる。また、緑が映え景観面においても好適である。
請求項にかかる発明は、下端よりも上端が幅狭となるように形成された複数のブロックと、前記各ブロック嵌め合わされる複数の枠組孔部を有する枠組と、前記ブロック同士の間に形成された目地に充填される充填物と、を有するブロック舗装体の施工方法であって、前記ブロックの上端は、前記枠組孔部が挿通する大きさに形成されており、前記目地を設けつつ前記ブロックを配置するブロック配置工程と、前記ブロックの上方から前記枠組を嵌め合わせて、前記ブロックの中腹部分と前記枠組とを係止させる嵌合工程と、前記目地に前記充填物を充填することにより、前記枠組を埋設する充填工程と、を含むことを特徴とする。
かかる発明によれば、各ブロックと、枠組に形成された複数の枠組孔部を嵌め合わせるだけで、施工時及び施工後においてブロックの移動を抑制することができ、施工も容易である。また、各ブロックは、予め連結されているものではないため、現場の状況に応じて、ブロックの数、枠組の形状等を適宜対応させて施工することができる。また、煩雑な作業によらないため、比較的安価に施工することができる。
また、ブロックは上端に向って幅狭となるように形成されているため、枠組孔部をブロックに嵌め合わせる作業が容易となる。さらに、ブロックに枠組孔部を嵌め合わせると枠組がブロックの中腹部分で自然に係止される。これにより、ブロックの移動を抑制することができると共に、ブロックの跳ね上がりも抑制することができる。
請求項に係る発明は、下端よりも上端が幅狭となるように形成された複数のブロックと、前記各ブロック嵌め合わされる複数の枠組孔部を有する枠組と、前記ブロック同士の間に形成された目地に充填される充填物と、を有するブロック舗装体の施工方法であって、前記ブロックの上端は、前記枠組孔部が挿通する大きさに形成されており、粒状物を敷き均す粒状物層形成工程と、前記粒状物の上に前記枠組みを一旦載置する枠組載置工程と、載置した前記枠組を撤去し、前記粒状物の上に目印を記す目印作成工程と、前記目印に合わせて前記ブロックを配置するブロック配置工程と、前記ブロックの上方から前記枠組を嵌め合わせて、前記ブロックの中腹部分と前記枠組とを係止させる嵌合工程と、前記目地に前記充填物を充填することにより、前記枠組を埋設する充填工程と、を含むことを特徴とする。
かかる発明によれば、ブロックを配置する前に、敷き均された粒状物の上に枠組を一旦置き、この枠組を撤去することにより、枠組孔部の跡(目印)が粒状物の上に記される。これにより、枠組孔部の位置に合わせてブロックを配置することができるため、的確に嵌合工程を行うことができる。
本発明によれば、複数のブロックと枠組に形成された複数の枠組孔部を嵌め合わせることにより、施工時及び施工後において、ブロックの移動を抑制することができ、容易にブロック舗装体を施工することができる。
本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。説明において、同一の要素には同一の番号を付し、重複する説明は省略する。
図1は、本実施形態に係るブロック舗装体を示した平面図(一部透視図)である。図2は、図1のA−A断面図である。図3は、一のコンクリートブロックにおける接触部を示した拡大図であって、(a)は、側面図、(b)は平面図である。図4は、本実施形態に係る施工方法を示した平面図であって、(a)は、枠組載置工程、(b)は、目印作成工程、(c)は、ブロック配置工程、(d)は、嵌合工程、(e)は、ブロックと枠組が一体化した図を示す。
(第一実施形態)
<ブロック舗装体の構造>
ブロック舗装体1は、図1に示すように、コンクリートブロック2,2・・・、枠組3、用土4a(図2参照)及び芝4bからなる充填物4を有し、外枠W,Wの間に敷設されている。
コンクリートブロック2は、図1及び図2に示すように、平面視四角形であって、先端に向けて幅狭となる錐台形状を呈し、均等の間隔(目地6)を開けて配置されている。コンクリートブロック2は、車や人などによる垂直荷重に対抗すると共に、芝4bの植生範囲を定める役割を果たすものである。図2に示すように、コンクリートブロック2の上端と、芝4bの上端は、略同一面となるように形成されている。本実施形態に用いるコンクリートブロック2は、上端は約10cm×10cm、下端は約18.5cm×18.5cm、高さは13cmである。なお、これらの寸法は、本発明を限定するものではない。
なお、本実施形態においては、ブロックにはコンクリートブロック2を用いたが、これに限定されるものではなく、例えば、インターロッキングブロック、天然石、舗装用コンクリートブロック、平板、レンガ、樹脂製のブロック及びタイル等であってもよい。また、コンクリートの種類も限定されるものではなく、公知のコンクリートを用いればよい。また、コンクリートブロック2は、本実施形態においては錐台形状としたが、例えば、直方体、円錐台又は多角錐台等であってもよいし、個々のコンクリートブロック2の形状が異なってもよい。
また、図1においては、コンクリートブロック2は16個配置したが、あくまで例示であって何個配置してもよい。また、コンクリートブロック2の上端と芝4bの上端が略同一面となるように形成されているが、これに限定されるものではなく、コンクリートブロック2の上端と、芝4bの上端に段差があってもよい。
枠組3は、本実施形態においては、図1に示すように、鉄筋を格子状に接合してコンクリートブロック2に嵌合される枠組孔部7,7・・・(図4の(d)参照)を形成したものである。枠組3は、本実施形態においては、直径約15mmの異形鉄筋(縦筋3a、横筋3b)を用いる。枠組3は、コンクリートブロック2に嵌合されることにより、コンクリートブロック2,2・・・の移動を抑制し、一体化させる役割を果たす。本実施形態においては、枠組孔部7の大きさは約15cm×15cmである。また、枠組孔部7を構成する横筋3a,3a間の長さ及び縦筋3b,3b間の長さ(図1のx参照)は両者とも約5cmである。
なお、本実施形態においては、枠組3は異形鉄筋を用いて形成されたが、これに限定されるものではなく、丸鋼であってもよい。鉄筋の寸法も限定されるものではない。また、枠組3を構成する部材は、鉄筋に限定するものではなく、金属製、木製、樹脂製等の棒状、板状のものでもよい。コンクリートブロック2の移動を抑制し、充填物4に埋設されるため、変形しにくく、腐食しないものが好ましい。
また、本実施形態においては、鉄筋を格子状に接合したがこれに限定されるものではなく、他の形状であってもよい(詳細は後記する)。
接触部9は、図3の(a)及び(b)に示すように、コンクリートブロック2の略中腹部において、枠組孔部7(図4の(d)参照)を構成する横筋3a,縦筋3bとコンクリートブロック2の側面2a,2a・・・が接触する部分である。図3の(b)に示すように、コンクリートブロック2の側面2a,2a,2a,2aは、枠組孔部7を構成する鉄筋3a,3a,3b,3bと接触している。そのため、接触部9におけるコンクリートブロック2の水平断面形状と、枠組孔部7を平面視した形状(枠組孔部7を構成する横筋3a,3a及び縦筋3b,3bによって形成される部分)は、両者とも略四角形である。また、接触部9におけるコンクリートブロック2の外周と、枠組孔部7の内周は、略同等である。即ち、コンクリートブロック2と枠組孔部7は、隙間なく接触している。
なお、図3の(a)に示すように、本実施形態においては、横筋3aとコンクリートブロック2が接触する長さyは、15cmである。ここで、コンクリートブロック2は、上端に向って幅狭となる錐台形状であり、縦筋3bは横筋3aの上に配筋されるので、縦筋3bがコンクリートブロック2と接触する長さz(図3の(b)参照)は、長さyよりもやや短く形成されている。
また、本実施形態においては、上記したように、コンクリートブロック2の上端は、約10cm×10cmの四角形であって、下端は、約18.5cm×18.5cmの四角形である。従って、枠組孔部7(約15cm×15cmの四角形)をコンクリートブロック2の上方から嵌め合わせると、枠組孔部7(枠組3)は、コンクリートブロック2の側面2aで係止される構造となっている(図3参照の(a))。なお、本実施形態においては、コンクリートブロック2と枠組孔部7(枠組3)が係止する高さは、コンクリートブロック2の下端から約5.5cmの位置であるが、これに限定されるものではない。コンクリートブロック2の大きさ、形状等に合わせて、適宜好適な位置で係止させればよい。
充填物4は、図2に示すように、用土4a及び芝4bからなる。充填物4は、目地6に略均一に充填される。芝4bは、表面を平らに均した用土4の表面に植生される。用土4aは、保水性、通気性等に優れ芝の植生に適した土等であればよい。芝4bは、本実施形態においては、野芝を用いるが、特に限定されるものではなく、例えば、高麗芝、ベント芝等の天然芝又は人工芝であってもよい。
なお、本実施形態においては、充填物4として、用土4及び芝5を用いたが、これに限定されるものではない。充填物は、例えば、コンクリート、樹脂、植物、土等からなる単体物及びこれらを2種以上積層させたもの又は混合させたものも含む概念である。
<ブロック舗装体の施工方法>
ブロック舗装体1の施工方法について説明する。
(枠組形成工程)
枠組3は、図1に示すように、本実施形態においては、コンクリートブロック2の大きさ、形状に合わせて、枠組孔部7が約15cm×15cmとなるように、格子状に接合する。本実施形態においては、横筋3a,3a・・・の上に、横筋3aに対して略直角となるように順次縦筋3bを配筋して、溶接により接合する。
なお、溶接方法は限定されるものではなく、公知の技術を用いればよい。また、必ずしも溶接するものではなく、例えば、針金等の緊結具を用いて交差する部分を接合してもよい。
(骨材層形成工程)
骨材層20は、図2に示すように、本実施形態においては、地面Gに骨材(7号砕石)を約3cm敷き均して形成する。なお、骨材は7号砕石に限定されるものではなく、他のサイズ、種類の砕石を用いてもよい。また、骨材層20は、コンクリートブロック2に作用する垂直方向の荷重を緩衝させるための働きをするものである。従って、必ずしも敷設しなければならないものではなく、現場の状況によっては、敷設せず地面Gの上に直接コンクリートブロック2を配置してもよい。
(粒状物層形成工程)
次に、粒状物層21は、図2に示すように、骨材層20の上に、粒径が2mm程度の砂を約1cm敷き均して形成する。本実施形態においては、粒状物として粒径が2mm程度の砂を用いたが、これに限定されるものではなく、枠組3を載置して撤去したとき(後記する目印作成工程)に、目印10(図4の(b)参照)が残るものであれば他のものであってもよい。なお、粒状物層21は、必ずしも設けなければならないものではない。
(枠組載置工程)
次に、図4の(a)に示すように、枠組3を粒状物層21の上に一旦載置する。
(目印作成工程)
次に、枠組3を撤去することにより、図4の(b)に示すように、枠組孔部7の目印10(点線)が粒状物層21の上に記される。
(ブロック配置工程)
次に、図4の(c)に示すように、目印10に合わせてコンクリーブロック2,2・・・を配置する。
(嵌合工程)
次に、図4の(d)に示すように、枠組3の枠組孔部7,7・・・をコンクリートブロック2,2・・・の上方から嵌め合わせ、図4の(e)に示すように、コンクリートブロック2と枠組3を一体化させる。
そして、図2に示すように、目地6に用土4aを充填し、用土4aの表面を平らに均した後、用土4aに芝4bを植生してブロック舗装体1が完成する。
なお、本実施形態においては、上記の工程順に施工したが、この順番に限定される趣旨ではない。また、枠組3は、現場で形成したが、工場等で予め形成してもよい。
本実施形態によれば、複数のコンクリートブロック2,2・・・に、枠組3に形成された枠組孔部7,7・・・を嵌め合わせるだけで、複数のコンクリートブロック2を一体化
することができる。そのため、コンクリートブロック2の移動を抑制することができ、施工も容易である。また、従来のようにコンクリートブロックのユニット(コンクリートブロックに鉄筋を埋設させて連結させたもの)のように特殊な加工は必要ないため、比較的安価に施工することができる。また、枠組3は、現場で鉄筋を接合するだけで容易に形成することができるため、現場の状況に応じて、ブロックの数、枠組の形状等を適宜対応させて施工することができる。
また、コンクリートブロック2と鉄筋(鉄筋3a,3b)は予め結合されているものではないため、各部材の重量が大きくなることはなく、容易に各部材を搬送することができる。
また、目地6にスペーサ(図示せず)等を介設しなくてもコンクリートブロック2の移動を抑制することができるため、芝4bの根の育成を遮るものがなく、芝4bの植生にも好適である。また、コンクリートブロック2の回りを囲むように芝4bを植生することができるため、芝4bの植生範囲を広く確保することができる。
また、接触部9におけるコンクリートブロック2の水平断面形状と、枠組孔部7を平面視した形状が略同等であり、かつ、接触部9におけるコンクリートブロック2の外周と、枠組孔部7の内周は略同等である(図3の(b)参照)。即ち、接触部9に係るコンクリートブロック2の外周と枠組孔部7を構成する鉄筋の内周が隙間なく接触することにより、コンクリートブロック2と枠組3をより強固に一体化させることができる。
また、コンクリートブロック2は上端に向って幅狭となるように形成されており、かつ、前記枠組孔部の内周はブロックの上端の外周よりも大きいため、枠組孔部7をコンクリートブロック2に嵌め合わせる作業が容易となる(図3の(a)参照)。さらに、コンクリートブロック2の下端は枠組孔部7の内周よりも大きいため、コンクリートブロック2に枠組孔部7を嵌め合わせると枠組3がコンクリートブロック2の側面で自然に係止される。これにより、コンクリートブロック2が一体化され、コンクリートブロック2の移動を抑制すると共に、コンクリートブロック2の跳ね上がりも抑制することができる。また、コンクリートブロック2の形状及び枠組孔部7の大きさを調節することにより、コンクリートブロック2と枠組3が係止される深さを調節することができる。
また、コンクリートブロック2を配置する前に、枠組3を一旦粒状物層21の上に載置することにより、枠組孔部7の目印10が粒状物層21に記される(図4の(b)参照)。これにより、目印10に合わせて的確な位置にコンクリートブロック2を配置することができる。
上記したブロック舗装体1は、例えば、道路、駐車場、歩道、自転車道及び屋上などで利用することができる。
以上、本発明に係る実施形態について図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこれに限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において適宜変更可能である。
例えば、本発明に係るブロックと枠組孔部の形状は様々なバリエーションがある。その変形例を以下に挙げる。なお、第一実施形態と異なる部分を中心に説明し、略同等の部分は説明を省略する。
図5は、参考例を示した斜視図である。図6は、本発明の第変形例を示した図であって、(a)は、平面図、(b)は、(a)の一のコンクリートブロックを示した側面図である。図7は、本発明の第変形例を示した図であって、(a)は、平面図、(b)は、(a)の一のコンクリートブロックを示した側面図を示す。図8は、本発明の第変形例を示した図であって、(a)は、平面図、(b)は、(a)の一のコンクリートブロックを示した側面図である。
参考例)
例えば、第一施形態においては、錐台形状を呈するコンクリートブロック2を用いたが、図5に示すように、参考例においては、直方体を呈するレンガ30を用いてもよい。レンガ30と枠組31の接触部33の断面形状は略長方形であって、かつ、レンガ30の外周と枠組孔部32の内周は略等しいことから、両者を嵌め合わせることにより一体化させることができる。
また、第一実施形態においては、コンクリートブロック2を配置した後に、枠組3を嵌合させたが、参考例においては、枠組31を骨材層20(図示せず)に載置した後に、レンガ30を枠組孔部32に嵌め合わせて両者を一体化させている。これにより、ブロックの高さが低く、ブロックの側面が地面Gに対して垂直なもの(例えば、レンガのようなもの)であっても好適にブロック舗装体1を施工することができる。
(第変形例)
例えば、図6の(a)及び(b)に示すように、円錐台を呈するコンクリートブロック40に対して、平面視三角形の枠組孔部41を呈する枠組42を形成してもよい。即ち、第一実施形態においては、接触部9におけるコンクリートブロック2の水平断面形状と枠組孔部7を平面視した形状は略同等であったが(図1参照)、第変形例のように、接触部43(図6の(b)参照)におけるコンクリートブロック40の水平断面形状と枠組孔部41を平面視した形状が異なってもよい。
また、第一実施形態においては、接触部9におけるコンクリートブロック2の外周と枠組孔部7の内周は略同等の長さであったが(図3の(b)参照)、第変形例のように、接触部43におけるコンクリートブロック40の外周と枠組孔部41の内周が異なってもよい。
つまり、接触部43におけるコンクリートブロック40の外周と枠組孔部41の内周を全て接触させなくても、コンクリートブロック40の移動を抑制することができる。
(第変形例)
また、例えば、図7の(a)及び(b)に示すように、上端と下端の水平断面が異なるコンクリートブロック50と、格子状の枠組51を嵌め合わせてもよい。図7の(b)に示すように、コンクリートブロック50は、土台部50aと突出部50b及び枠組51を係止させる係止部50cを備える。係止部50cの高さを調節することにより、コンクリートブロック50の好適な位置で枠組51を係止させることができる。
(第変形例)
また、例えば、図8の(a)に示すように、円形の枠組孔部60を備えた枠組61を用いてもよい。また、第一実施形態においては、横筋3aの上に、縦筋3bを配筋させたものであるが(図3参照)、第変形例においては、枠組61は、鉄筋を全て同一面で接合(溶接)して形成されている。枠組61は、図8の(b)に示すように、円錐台形状を呈するコンクリートブロック62の外周を隙間なく接触させることができる。
以上のような変形例により、植生される芝の形状のバリエーションが多数考えられることから、施工する場所の景観に合わせたブロック舗装体を容易に構築することができる。
本実施形態に係るブロック舗装体を示した平面図(一部透視図)である。 図2は、図1のA−A断面図である。 一のコンクリートブロックにおける接触部を示した拡大図であって、(a)は、側面図、(b)は平面図である。 本実施形態に係る施工方法を示した平面図であって、(a)は、枠組載置工程、(b)は、目印作成工程、(c)は、ブロック配置工程、(d)は、嵌合工程、(e)は、ブロックと枠組が一体化した図を示す。 参考例を示した斜視図である。 本発明の第変形例を示した図であって、(a)は、平面図、(b)は、(a)の一のコンクリートブロックを示した側面図である。 本発明の第変形例を示した図であって、(a)は、平面図、(b)は、(a)の一のコンクリートブロックを示した側面図を示す。 本発明の第変形例を示した図であって、(a)は、平面図、(b)は、(a)の一のコンクリートブロックを示した側面図である。
符号の説明
1 ブロック舗装体
2 コンクリートブロック
3 枠組
4 充填物
4a 用土
4b 芝
6 目地
7 枠組孔部
9 接触部
10 目印
20 骨材層
21 粒状物層

Claims (7)

  1. 目地を設けて配置された複数のブロックと、
    前記目地に配設され、前記各ブロックを嵌め合わせる複数の枠組孔部を有する枠組と、
    前記目地に充填される充填物と、を有し、
    前記ブロックの上端は、その下端よりも幅狭であって、かつ、前記枠組孔部が挿通する大きさに形成されており、
    配置された前記ブロックの上方から前記枠組を嵌め合わせることにより、前記ブロックの中腹部分と前記枠組とが係止されていることを特徴とするブロック舗装体。
  2. 前記ブロックと前記枠組が接触する接触部において、
    前記ブロックの水平断面形状と前記枠組孔部を平面視した形状は略同等であり、かつ、
    前記ブロックの水平断面に係る外周と前記枠組孔部の内周は略同等であることを特徴とする請求項1に記載のブロック舗装体。
  3. 前記枠組は、鉄筋で構成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のブロック舗装体。
  4. 前記充填物は、用土と、用土の表面に植生される植物であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のブロック舗装体。
  5. 前記植物は、芝であることを特徴とする請求項4に記載のブロック舗装体。
  6. 下端よりも上端が幅狭となるように形成された複数のブロックと、
    記各ブロック嵌め合わされる複数の枠組孔部を有する枠組と、
    前記ブロック同士の間に形成された目地に充填される充填物と、を有するブロック舗装体の施工方法であって、前記ブロックの上端は、前記枠組孔部が挿通する大きさに形成されており、
    前記目地を設けつつ前記ブロックを配置するブロック配置工程と、
    前記ブロックの上方から前記枠組を嵌め合わせて、前記ブロックの中腹部分と前記枠組とを係止させる嵌合工程と、
    前記目地に前記充填物を充填することにより、前記枠組を埋設する充填工程と、を含むことを特徴とするブロック舗装体の施工方法。
  7. 下端よりも上端が幅狭となるように形成された複数のブロックと、
    記各ブロック嵌め合わされる複数の枠組孔部を有する枠組と、
    前記ブロック同士の間に形成された目地に充填される充填物と、を有するブロック舗装体の施工方法であって、前記ブロックの上端は、前記枠組孔部が挿通する大きさに形成されており、
    粒状物を敷き均す粒状物層形成工程と、
    前記粒状物の上に前記枠組みを一旦載置する枠組載置工程と、
    載置した前記枠組を撤去し、前記粒状物の上に目印を記す目印作成工程と、
    前記目印に合わせて前記ブロックを配置するブロック配置工程と、
    前記ブロックの上方から前記枠組を嵌め合わせて、前記ブロックの中腹部分と前記枠組とを係止させる嵌合工程と、
    前記目地に前記充填物を充填することにより、前記枠組を埋設する充填工程と、を含むことを特徴とするブロック舗装体の施工方法。
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