JP4690644B2 - 遊技球通断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、遊技球を用いる遊技機の技術分野に属し、詳しくは遊技球を例えば1個単位で通過させるための遊技球通断装置に関する。
パチンコ機のように遊技球を用いる遊技機においては、遊技球を例えば1個単位で扱うために遊技球の移動(流れ)を通断する遊技球通断装置が用いられる。その代表的な例として、球皿からの遊技球を1個ずつ発射装置(発射レール)に供給するための整流器がある。
特開平6−312045号公報
特許文献1の球送り装置に見られるように、従来の遊技球通断装置は、遊技球を流入させる受入口と遊技球を排出する排出口とを有するケース内に受入口から排出口への通路を形成し、またこの通路に介在し受入口側から排出口側への遊技球の移動を制御する通断部材もケース内に収容する構造が一般的であった。
ケースは、通断部材等をケース内に収容してからビス等で閉鎖されていたので、受入口から排出口への通路に侵入した異物を取り除いたり球詰まりを解除するために、ケースの分解が必要となることがあった。つまり、異物除去等のメンテナンスが容易でなかった。
請求項1記載の遊技球通断装置は、遊技球を流入させる受入口と、遊技球を排出する排出口と、前記受入口から排出口への通路に介在し前記受入口側から前記排出口側への遊技球の移動を制御する通断部材とを備える遊技球通断装置において、
閉鎖位置と開放位置とに切換可能で前記開放位置にあるときには前記受入口から排出口への通路を遊技球通断装置の外に露呈させる扉部材と、
前記扉部材を前記閉鎖位置に停止させておく閉鎖位置保持手段と、
前記扉部材を前記開放位置に停止させておく開放位置保持手段と、
を備え
前記遊技球通断装置の本体部には、該遊技球通断装置の内側から前記扉部材に及ぼされる圧力に対抗して前記扉部材を抑える抑止部材が設けられていること
を特徴とする。
受入口は遊技球を1個ずつ順番に、つまり1列で流入させる構造とするのが、通断部材による遊技球の移動制御に都合がよい。ただし、受入口を複数にして各1列ずつで流入させる構成とすることも可能である。
排出口も受入口と同様に遊技球を1個ずつ順番に排出する構造とするのが、遊技球通断装置の用途、目的に適しているが、例えば排出口を複数にして各口から交互に排出する構成としたり、複数の受入口に対して1つの排出口を共用する構成としてもよい。
遊技球通断装置を通過する遊技球を計数する場合、通断部材の上流側(受入口側)か下流側(排出口側)のどちらかに遊技球検出用のセンサを設置すればよいが、普通は排出口側(通断部材から排出口に至る通路又は排出口)に該センサを設置する。なお、上流側(受入口側)と下流側(排出口側)の双方に該センサを設置して、それぞれの検出状態を対比すれば、通断部材が正常に作動しているか、球詰まりしていないか等の異常を検出できる。
通断部材の構成に特段の制限はないが、受入口側から排出口側への遊技球の移動を1個単位で制御可能な構成、例えば請求項3記載の構成が好ましい。また、スクリュー等の回転体を用いて遊技球を1個単位で通過させる構成としてもよい。
通断部材を往復変位させたり回転させるには駆動源となるアクチュエータが必要となるが、このアクチュエータは通断部材の動作(往復変位、回転等)に応じてソレノイド、モータ等から選択すればよい。
扉部材は、閉鎖位置と開放位置とに切換可能で、開放位置にあるときには受入口から排出口への通路を遊技球通断装置の外に露呈させる。但し、扉部材を閉鎖位置に停止させておく閉鎖位置保持手段を備えるので、遊技球通断装置の稼動に伴う振動や他からの衝撃等で扉部材が開放側に変位するのを防止できる。
一方、受入口から排出口への通路に侵入した異物を取り除いたり球詰まりを解除するためには、扉部材を開放位置にすればよく、例えばケースの分解は必要ない。しかも、扉部材を開放位置に停止させておく開放位置保持手段を備えるので、異物除去等のメンテナンスがきわめて容易になる。なお、扉部材を開放位置にした際に異物除去等のメンテナンスが可能なれば、受入口から排出口への通路が完全に露呈しなくてもよい。
請求項2記載の遊技球通断装置は、請求項1記載の遊技球通断装置において、前記扉部材は円弧に沿った弧状部を備える板状で、前記円弧の中心に対応する支持軸を介して前記遊技球通断装置の本体部と連結されて、前記支持軸を中心にして前記弧状部を移動させることで前記閉鎖位置と開放位置とに切り換えられる構成であり、
前記抑止部材は、該遊技球通断装置の内側から前記扉部材に及ぼされる圧力に対抗して前記弧状部を抑えるを特徴とする。
扉部材は板状の部材であり、外周の一部は円弧に沿った弧状部とされている。弧状部は、扉部材と遊技球通断装置の本体部とを連結する支持軸を中心にした円弧に沿っていて、扉部材は、支持軸を中心にして弧状部を移動させる揺動によって閉鎖位置と開放位置とに切り換えられる。
支持軸は遊技球通断装置の本体部又は扉部材の一部とされてもよいし、独立の部品とされてもよい。
遊技球通断装置の本体部には、少なくとも扉部材が閉鎖位置にあるときには遊技球通断装置の内側から扉部材に及ぼされる圧力(球圧)に対抗して弧状部を抑える抑止部材が設けられている。つまり、内側から及ぼされる球圧に対して、弧状部付近では抑止部材が扉部材を支える。また、扉部材の揺動中心となる支持軸も、球圧に抗して扉部材を支える働きをする。従って、内側から扉部材に及ぼされる圧力(球圧)によって扉部材が押し開けられるおそれはない。
抑止部材は、扉部材が閉鎖位置にあるときに球圧に抗して弧状部を支えれば十分ではあるが、扉部材を閉鎖位置〜開放位置の全範囲で弧状部を支える構成である方が、つまり弧状部が抑止部材の内面を摺動する構成が扉部材の移動を安定させるので望ましい。なお、抑止部材は一連で設けてもよいし、切れ切れに複数箇所に設けてもよい。
請求項3記載の遊技球通断装置は、請求項1又は2記載の遊技球通断装置において、前記通断部材は、取込位置と排出位置とに往復変位し、前記取込位置で前記受入口側から受け入れた遊技球を前記排出位置で前記排出口側に解放することで、一往復変位につき1個の遊技球を前記受入口側から前記排出口側へと通過させることを特徴とする。
通断部材は、一往復変位につき1個の遊技球を受入口側から受け入れて排出口側へと通過させる構造であるから、ソレノイドや電磁石のような往復動型のアクチュエータを駆動源にできる。この種のアクチュエータは比較的安価であり、また制御もオン、オフだけで済むから、遊技球通断装置及び制御系の単純化とコスト低下が可能である。また、遊技球発射装置のように動作が間欠的な装置とシンクロさせるのにも好適である。
次に、本発明の実施例等により最良の実施形態を説明する。なお、本発明は以下の実施例等に限定されるものではない。
[実施例]
本発明の遊技球通断装置を、球皿からの遊技球を1個ずつ発射装置(発射レール)に供給するための整流器として具体化した実施例を説明する。
図1〜3に示すように、整流器1は、ベース10、駆動部カバー50、通断部材60、通断部材60の駆動源となる電磁石68、扉部材70、抑止部材90等で構成されている。
ベース10、駆動部カバー50、通断部材60、扉部材70及び抑止部材90は合成樹脂の成形品であり、本例ではいずれも透明な合成樹脂(例えばポリカーボネート)を使用している。透明な合成樹脂を用いることにより内部を視認可能になる。なお、扉部材70だけを透明としても遊技球の通路(詳細は後述)を視認できるから、扉部材70以外は不透明な材料でも構わない。
[ベース]
主に図4を参照してベース10の構造を説明する。
ベース10は、他の各部を支持する部材であり、整流器1を図示しない球皿の背面部に取り付けるための部材でもある。このため、外周部には球皿の背面部に取り付ける際に係止される取付爪15が設けられている。
主板部11の背面は通断部材60のための軸受筒13が突出しているものの、これ以外は平坦である。
主板部11の前面には略コの字状の周壁17が設けられており、その下側の端縁17aは通断部材60の移動限度を規定する働きをする。
周壁17の内側に沿ってL字状のリブ19が設けられている。リブ19には駆動部カバー40取付用のピン21とビス穴23が設けられている。
リブ19の内側には電磁石68を取り付けるための台座25が設けられ、軸受筒13が開口している。
周壁17の上側の端縁17b付近には、扉部材70を支持するための軸体27が立設されている。軸体27は、図9に拡大して示すとおり、支持軸27aと舌状の抜止片27bとからなる。
軸体27の下方には第1通路リブ29及び第2通路リブ31による球樋32が設けられ、主板部11には球樋32の上流端部に対応して受入口33が開口している。受入口33の屋根部33aは傾斜しており、受入口33はテーパ状になっている。
第2通路リブ31の斜め下方に垂下している垂下板35にはゴト防止のための防御板36が設けられている。
垂下板35とこれに連接する副板部37には、抑止部材90取付用のピン39が設けられている。また、副板部37には、扉部材70の開閉操作時に干渉を避けるための凹部43が設けられている。
凹部43の隣には、台状部45が設けられている。台状部45の凹部43に面した側面47は円弧状の湾曲しているが、一部がストッパ突起49として凹部43側に突出している。このストッパ突起は開放位置保持手段の一部となる。
[駆動部カバー]
次に、主に図5を参照して駆動部カバー50の構造を説明する。
駆動部カバー50は前面側の覆板部51と背後のリブ52、53とからなる。
覆板部51には、ベース10のピン21に対応したピン穴54及びビス穴23の対応したビス座穴55と電磁石68との干渉を避けるための穴56が設けられている。また、覆板部51の背面には軸受筒13に対応して軸受57が設けられている。
リブ52は、ベース10の周壁17にほぼ対応しており、駆動部カバー50をベース10取り付けるとリブ52が周壁17の内側に嵌合状になる。
リブ53の高さは、通断部材60の動作を妨げないようにリブ52よりも格段に低くされている。
覆板部51のリブ53に沿った縁部の内上方の「く」の字状の部分は、扉部材70を抑えるための庇部58とされ、その下側の鉛直部59は排出口79(図1参照)を形成する部材となる。
[通断部材及び電磁石]
次に、主に図6を参照して通断部材60と電磁石68を説明する。
通断部材60は、ベース10の軸受筒13と駆動部カバー50の軸受57とに挿通された回動軸61によってこれらと連結されており、回動軸61を中心にして昇降変位する。一方、電磁石68はベース10の台座25にネジ止めで固定されている。
通断部材60には、回動軸61の横に鉄片62が取り付けられており、この鉄片62を電磁石68にて吸着、解放することにより通断部材60が取込位置(吸着時、図6(b))と排出位置(解放時、図6(a))とに昇降変位する。即ち、電磁石68と鉄片62とでフラッパソレノイドを構成していると言える。
鉄片62の一端は腕状に突出した球止部63に達している。球止部63は、通断部材60が図6(a)に示す排出位置にあるときには球樋32の下流端を塞いで、遊技球Bが球樋32から流出するのを阻む。一方、通断部材60が図6(b)に示す取込位置になると、球止部63は球樋32の下流端を開放して、遊技球Bが球樋32から流出するのを許す。
球止部63の下方には球受部64が配されており、球樋32から流出した遊技球Bは球受部64によって受け止められる。球受部64の上面64aには奥が高く手前が低い傾斜が施されているので、遊技球Bは上面64aの傾斜に沿って落下しようとする。しかしながら、手前側には扉部材70があるのでこのままでは落下できない。
この通断部材60が取込位置から排出位置に戻ると、球受部64の上面64aと扉部材70との間に十分な隙間ができるので、遊技球Bは排出口79から落下する。この落下した遊技球Bは落下先に配されている発射レール(図示略)の上に乗り、発射装置(図示略)によって発射される。
通断部材60の変位範囲は、鉄片62が電磁石68に接触する取込位置と通断部材60の下端部が周壁17の端縁17aに当たる排出位置との間に規制される。
[扉部材]
次に、主に図7を参照して扉部材70を説明する。
扉部材70には、ベース10の軸体27に取り付けるための軸穴71が設けられている。軸穴71は、支持軸27aの外径に対応した内径の軸受部71aと抜止片27bに対応した凸部71bとで構成されている。
図9(c)に示すように軸穴71の凸部71bを抜止片27bに合わせると軸体27を軸穴71に挿通でき(扉部材70を軸体27の着脱でき)、軸体27を軸穴71に挿通させてから扉部材70を回すと、図9(a)、(b)に示すように凸部71bと抜止片27bとの位置がずれるので扉部材70を軸体27から外すことはできない。
扉部材70の軸穴71に隣接する縁部の一方(図1において下側になる縁部)は、駆動部カバー50の庇部58に対応した「く」の字状で、差込部72とされている。
扉部材70には、軸穴71(軸受部71aの心)を中心とする円弧に沿った円弧面73が設けられ、その外側に沿って弧状部74が設けられている。
弧状部74は全体としては円弧に沿った帯状で、外周74aは円弧面73と同心の円弧になっている。その外周74aの一方の端付近には2つのこぶ状の凸にてストッパ受75が設けられている。このストッパ受75は開放位置保持手段の一部となる。
また、ストッパ受75とは反対側の端部には操作片76が設けられている。操作片76の中程には閉鎖位置保持手段の一部となる操作側ロック突起77が設けられ、先端部には階段状の指掛78が設けられている。操作片76は、その基部のみで弧状部74に連なっているため、指掛78に力を及ぼすと基部を支点として板厚方向(図面の表裏方向)に弾性変形する。操作側ロック突起77は基部側が傾斜面、指掛78側が操作片76の表面にほぼ垂直な面の山形である。指掛78は、表面側からの押し操作をし易くするために立ち上がり形状とされている。これを階段状にしてあるのは押し操作時の滑り防止のためであるが、必ずしも階段状でなくてもよい。
[抑止部材]
次に、主に図8を参照して抑止部材90を説明する。
抑止部材90は固定部91と抑止部92とで構成されている。
固定部91にはベース10のピン39に対応して3箇所のピン穴93が設けられており、ピン穴93にピン39を嵌合させてベース10に接着される。
抑止部92の背面側は固定部91と段差状になっており、固定部91がベース10に接着されていても抑止部92とベース10との間には隙間が確保される。この抑止部92の背面側の隙間には図1、3に示されるように扉部材70の弧状部74が挿通されて、弧状部74の移動領域ともなる。
抑止部92の内縁92aは扉部材70の円弧面73に沿った円弧状、抑止部92と固定部91との段差91aも扉部材70の外周74aに沿った円弧状であるから、支持軸27aを中心とする扉部材70の回動変位を妨げない。
抑止部92の背面92bは弧状部74に接触する設定であるが、一部(上端部)が表側に凹陥しており、ここに扉部材70の操作側ロック突起77に対応した固定側ロック突起94(閉鎖位置保持手段の一部となる)が設けられている。
[組み立て]
上述のベース10に電磁石68を固定し、通断部材60を取り付けて、駆動部カバー50を取り付ける。また、抑止部材90もベース10に固着させる。そして、扉部材70をを取り付ける。
扉部材70の取付は、まず図9(c)に示すように軸穴71の凸部71bを抜止片27bに合わせて軸穴71に軸体27を挿通させる。そして、支持軸27aを中心として扉部材70を時計回りに回すと、凸部71bと抜止片27bとの位置がずれるので扉部材70は軸体27から外れなくなる(図9(a)、(b))。
扉部材70をほぼ限度まで時計回りに回すと、図1に示すように、差込部72が駆動部カバー50の庇部58の裏側に進入し、弧状部74のほぼ全体が抑止部材90の抑止部92の背後になり、操作側ロック突起77が固定側ロック突起94に係止される。
また、第1通路リブ29と第2通路リブ31とによる球樋32の前方が扉部材70によって覆われて筒状の通路ができ、排出口79が形成される。
[動作]
遊技球が球皿から流出して受入口33から整流器1に流入してくる。
電磁石68の電力が絶たれていれば、図6(a)に示すように通断部材60は排出位置になっているので、受入口33から球樋32に流入してきた遊技球Bは球止部63によって留められる。
電磁石68に通電すると通断部材60が図6(b)に示す取込位置に変位するので、球止部63が上方に退去して遊技球Bを通す。これによって球樋32から流出した遊技球Bは球受部64によって受け止められる。ただし、図6(b)に示すとおり1個の遊技球Bしか球受部64に受け入れられないから、後続の遊技球は球樋32内に留められる。
電磁石68への通電を絶つと、通断部材60は自重(+遊技球)にて排出位置に戻る。すると、球受部64によって受け止められていた遊技球Bは球受部64を離脱して排出口79から発射レール上に落下する。この際、球止部63が球樋32を塞ぐ位置に戻っているので、後続の遊技球Bは上述の通り留められる。
このようにして、球皿からの遊技球Bの供給が続く限りは、通断部材60の一往復変位につき1個の遊技球Bを受入口33側から排出口79側へと通過させる。
電磁石68への通電すなわち通断部材60の往復動を発射装置の動作と同調的に制御することで、遊技球を正確に1個ずつ発射レールに供給しては発射することができる。
通断部材60は、一往復変位につき1個の遊技球Bを受入口33側から受け入れて排出口79側へと通過させる構造であるから、電磁石68のような往復動型のアクチュエータを駆動源にできる。この種のアクチュエータは比較的安価であり、また制御もオン、オフだけで済むから、整流器1及び制御系の単純化とコスト低下が可能である。また、遊技球発射装置のように動作が間欠的な装置と同調させるのにも好適である。
[扉部材の開閉]
上記のように整流器1を稼働させて遊技球を発射装置に供給する際には扉部材70は図1に示す閉鎖位置にされている。
この閉鎖位置では、操作片76の操作側ロック突起77が抑止部92の固定側ロック突起94に係止されているので、整流器1の稼働に伴う振動等で扉部材70が移動することはない。
また、整流器1の球止部63にて止められている遊技球Bを先頭にして、球皿まで遊技球の列ができているのが普通であるから、球樋32内の遊技球から扉部材70に作用する球圧は小さくはない。しかし、扉部材70の差込部72が駆動部カバー50の庇部58の背後になり、弧状部74のほぼ全体が抑止部材90の抑止部92の背後になっていて、庇部58及び抑止部92が(軸体27も)扉部材70に作用する球圧を引き受ける。したがって、球圧によって扉部材70が押し開けられることもない。
ところで、整流器1内の遊技球の経路、例えば球樋32にほこりが着いたり、希にではあるが遊技球以外の異物(例えばプラスチックや金属の破片)が侵入することがある。
そのような場合の内部清掃に当たっては(また清掃以外の目的であっても)、扉部材70を開くことができる。
具体的には、指掛78に力を及ぼしてこれを凹部43に押し込むように操作片76を弾性変形させると、操作側ロック突起77が固定側ロック突起94から離脱する(係止が解除される)。そこで支持軸27aを中心にして扉部材70を図1における反時計回り方向に回せば、弧状部74が抑止部92の背面92bを摺動しながら扉部材70が回動する。
扉部材70が図3に示す開放位置に至ると、ストッパ受75の2つのこぶの間に台状部45のストッパ突起49がはまり込むので、扉部材70を回動させにくくなる。ここで扉部材70に及ぼしていた力を解除すれば、ストッパ受75の2つのこぶの間に台状部45のストッパ突起49がはまり込んでいるために、扉部材70を開放位置のままにできる。
なお、扉部材70が開放位置にあるときには、軸体27を軸穴71との相対関係は図9(b)に示す通りであり、扉部材70は軸体27から外れない。
このようにして扉部材70を開放位置にさせておいて、整流器1内の遊技球の経路(例えば球樋32)を清掃したり、異物を取り除く作業等を行える。
扉部材70は、閉鎖位置(図1に示す位置)と開放位置(図3に示す位置)とに切換可能で、開放位置にあるときには図3に示されるとおり受入口33から排出口79への通路をほぼ完全に露呈させるから、受入口33から排出口79までの範囲の清掃、異物取り除き、球詰まりの解除等は、扉部材70を開放位置にすれば容易に行える。このため、かかる作業に際して整流器1を分解する必要はない。従って、清掃や異物除去等のメンテナンスがきわめて容易になる。
また、必要とあらば、扉部材70を開放位置からさらに回動させて、図9(c)に示すように軸体27と軸穴71とを整合させて(このとき弧状部74は抑止部92から外れている。)、扉部材70を軸体27から(すなわち整流器1の本体部から)取り外すこともできる。
なお、扉部材70が透明な合成樹脂製であるから、扉部材70を開けなくても異物等を容易に発見(位置を特定)できる。
清掃等の作業が済んだなら、上記とが逆に扉部材70を回動させて閉鎖位置に戻す。この際は、操作側ロック突起77の傾斜面が案内面となって操作片76を弾性変形させるから、操作側ロック突起77と固定側ロック突起94とを係止させるために指掛78に力を掛ける必要はない。
支持軸27aを中心にした扉部材70の移動は、弧状部74を抑止部92の背面92bに摺動させながらおこなわれるので、その移動はきわめて安定的である。
[その他]
実施例は球皿からの遊技球を発射レールに供給するための整流器を示したが、他の遊技球通断装置(例えば払出装置)に本発明を適用することもできる。
また、通断部材は実施例のような往復動型以外にも、例えばスクリューやスプロケット等の回転型を用いることができる。或いは遊技球の通路に進出することで遊技球の移動を止め退去することで移動を許す構成でもよい。
実施例では整流器から排出される(又は流入する)遊技球を検出するためのセンサは備えていないが、必要であれば適宜の位置に設置すればよい。
実施例の整流器の三面図。 実施例の整流器の背面図。 実施例の整流器で扉部材70開放位置にした状態の正面図。 実施例の整流器のベースの正面図(a)、側面図(b)及び背面図(c)からなる説明図。 実施例の整流器の駆動部カバーの三面図。 実施例の整流器における通断部材と電磁石の説明図。 実施例の整流器の扉部材の三面図。 実施例の整流器の抑止部材の正面図(a)、側面図(b)、平面図(c)及び背面図(d)からなる説明図。 実施例の整流器において扉部材を回動させた際の軸体と軸穴の関係の説明図。
符号の説明
1・・・整流器(遊技球通断装置)、
27・・・軸体、
27a・・・支持軸、
32・・・球樋、
33・・・受入口、
49・・・ストッパ突起(閉鎖位置保持手段)、
60・・・通断部材、
62・・・鉄片、
68・・・電磁石(アクチュエータ)、
70・・・扉部材、
71・・・軸穴、
71a・・・軸受部、
74・・・弧状部、
75・・・ストッパ受(閉鎖位置保持手段)、
76・・・操作片、
77・・・操作側ロック突起(開放位置保持手段)、
79・・・排出口、
90・・・抑止部材、
92・・・抑止部、
94・・・固定側ロック突起(開放位置保持手段)、
B・・・遊技球

Claims (3)

  1. 遊技球を流入させる受入口と、遊技球を排出する排出口と、前記受入口から排出口への通路に介在し前記受入口側から前記排出口側への遊技球の移動を制御する通断部材とを備える遊技球通断装置において、
    閉鎖位置と開放位置とに切換可能で前記開放位置にあるときには前記受入口から排出口への通路を遊技球通断装置の外に露呈させる扉部材と、
    前記扉部材を前記閉鎖位置に停止させておく閉鎖位置保持手段と、
    前記扉部材を前記開放位置に停止させておく開放位置保持手段と、
    を備え
    前記遊技球通断装置の本体部には、該遊技球通断装置の内側から前記扉部材に及ぼされる圧力に対抗して前記扉部材を抑える抑止部材が設けられていること
    を特徴とする遊技球通断装置。
  2. 請求項1記載の遊技球通断装置において、
    前記扉部材は板状で、その板厚方向に沿った支持軸を介して前記遊技球通断装置の本体部と連結されており、
    前記扉部材には前記支持軸を中心とする円弧に沿った弧状部が設けられ、
    前記抑止部材は、該遊技球通断装置の内側から前記扉部材に及ぼされる圧力に対抗して前記弧状部を抑え、
    前記扉部材は、前記支持軸を中心にして前記抑止部材に沿って前記弧状部を移動させることで前記閉鎖位置と開放位置とに切り換えられる
    ことを特徴とする遊技球通断装置。
  3. 請求項1又は2記載の遊技球通断装置において、
    前記通断部材は、取込位置と排出位置とに往復変位し、前記取込位置で前記受入口側から受け入れた遊技球を前記排出位置で前記排出口側に解放することで、一往復変位につき1個の遊技球を前記受入口側から前記排出口側へと通過させる
    ことを特徴とする遊技球通断装置。
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