JP4689962B2 - 内視鏡 - Google Patents

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Description

本発明は、可撓性の挿入部を構成する湾曲自在の湾曲部を備えた内視鏡に関する。
近年、工業用分野等において広く内視鏡が用いられている。この内視鏡は、エンジン内部等に挿入し易いように細長で可撓性の挿入部を有すると共に、屈曲した検査対象部位に導入し易いように挿入部の先端付近に湾曲自在の湾曲部が設けられている。また、挿入部内には湾曲操作ワイヤが挿通されており、手元側での操作により湾曲操作ワイヤを牽引することにより、湾曲部を所望とする方向に湾曲できるようにしている。
この湾曲操作ワイヤは、一般に挿入部の第1の操作ワイヤを手元側の第2の操作ワイヤに連結した構造になっている。
例えば、特開平5−184527号公報には、第1の操作ワイヤの基端側と、第2の操作ワイヤの先端側に設けた口金の螺合によって両者の連結がなされるものが記されている。さらに、両者の螺合が緩むのを防止する為、ダブルナットや、熱収縮チューブが設けられている。
また、実公平5−10801号公報には、第1の操作ワイヤの基端側に設けた口金が、第2の操作ワイヤの先端側に設けた口金に係合し、押さえ板、熱収縮チューブにとって固定され、両者が連結されるものが記されている。
特開平5−184527号公報 実公平5−10801号公報
しかし、このような方法では、特開平5−184527号公報の第1の従来例の場合、第1の操作ワイヤと第2の操作ワイヤの連結を外す際、ダブルナットを外したり、熱収縮チューブを破壊するなどが必要であり、さらに複数回、口金を回動させて螺合を解除する必要があり非常に面倒である。特に、やむを得ず操作ワイヤの連結を至急解除したい場合には、上記構造は不適である。
さらに、実公平5−10801号公報の第2の従来例の場合には、操作ワイヤのテンションを調整できないという欠点があった。また、熱収縮チューブの場合は、ワイヤを再連結する場合、新しいものを用意する必要があると共に、熱収縮チューブを加熱する器具を準備する必要があった。
(発明の目的)
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、湾曲用の操作ワイヤの連結保持と連結解除とを簡単な操作によりできる内視鏡を提供することを目的とする。
本発明に係る内視鏡は、挿入部の先端側に設けた湾曲部から延出される第1の操作ワイヤと、基端側に設けた回転体に係合される第2の操作ワイヤと、前記第1の操作ワイヤ及び第2の操作ワイヤを連結する連結手段を有する内視鏡において、前記連結手段は、第1の操作ワイヤの基端側及び第2の操作ワイヤの先端側との両端部における一方に設けられた歯合部と、前記両端部の他方に設けられ、前記歯合部に対して噛合状態に設定される噛合受け部と、略筒状部材により形成され、当該筒状部材の略直線的な移動により、前記歯合部と前記噛合受け部との噛合状態による連結保持と、該連結保持における噛合が離れる方向に対する規制を解除する連結解除とを切り替え可能とする切り替え手段と、を具備したことを特徴とする。
本発明によれば、切り替え手段による移動等の簡単な操作によって、湾曲用の操作ワイヤの連結保持と連結解除とができる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1ないし図11は本発明の実施例1に係り、図1は実施例1を備えた内視鏡装置の構成の説明図、図2は第1側板とドラム部内に収納される内蔵物との説明図、図3はドラム部とフレーム部及び箱体との関係の説明図、図4は電動湾曲機構部の説明図、図5はモータユニットから方向変換部近傍までの説明図、図6は口金近傍から方向変換部近傍までの説明図、図7は窓部の作用の説明図、図8は挿入部側と湾曲装置側の操作ワイヤの連結部の構造の説明図、図9はテンションを調整して連結する場合の斜視図、図10は第1変形例における連結部の構造の断面図、図11は第2及び第3変形例における連結部の構造の説明図を示す。
なお、図4(a)は電動湾曲機構部を上方から見たときの図、図4(b)は図4(a)のC−C線断面図、図6(a)は電動装置側ワイヤと挿入部側ワイヤとの関係を説明する図、図6(b)は連結部の詳細を説明する図、図8(a)は連結部の構造を分解して示す斜視図、図8(b)は第1の噛合部と第2の噛合部とを噛合状態に設定した状態で示す斜視図、図8(c)は図8(b)の状態においてさらに外装体を取り付けて連結保持した状態の斜視図、図8(d)は図8(c)の状態での断面図、図11(a)は連結部の構造を分解して示す斜視図、図11(b)は弾性体で形成した噛合受け部と第2の噛合部とを外装体を取り付けて噛合状態で連結保持した状態の断面図、図11(c)は第3変形例における連結部を連結状態で示す断面図でである。
図1に示すように内視鏡装置1は、柔軟性(可撓性)を有する細長の挿入部2aを備えた実施例1の工業用内視鏡(以下、内視鏡と記載する)2と、この内視鏡2の挿入部2aを外周面3a(図2参照)に巻き取る円筒形状のドラム部3と、このドラム部3を回動自在に保持するフレーム部4と、このフレーム部4の上端に設けられ、各種スイッチ及びコネクタ類や給排気用ダクトを配置したフロントパネル5と、このフロントパネル5にケーブルを介して着脱自在に接続される遠隔操作装置であるリモートコントローラ(以下、リモコンと略記する)6と、伸縮式のポールに回転自在に支持された観察装置であるモニタ7と、収納される機器に加わる衝撃力を抑える緩衝材等を備えた収納ケース8と、前記フロントパネル5に接続され、商用電源を供給可能なACケーブル5aとで主に構成されている。
前記収納ケース8は、ケース本体を形成する箱体8aと、この箱体8aの上面に設けられたフロントパネル5を開閉自在に覆う蓋体8bとにより構成されている。
前記挿入部2aは、箱体8aの内部から前記フロントパネル5に配設されている座屈防止用のゴム部材5bを介して延出される。この挿入部2aは、先端側から順に、硬性の先端本体部11と、この先端本体部11の基端側に設けられ、この先端本体部11を所望の方向に向ける湾曲自在な湾曲部12と、細長で柔軟性を有する可撓管部13とを連設して構成されている。前記先端本体部11には、視野方向、視野角などの光学特性を変換する各種光学アダプタ18が着脱自在に取付け可能である。
前記リモコン6は、前記湾曲部12の湾曲動作を遠隔操作するためのものであり、湾曲制御を行うための操作部材として例えばジョイスティック6aが中央付近に設けられている。なお、ジョイスティック6aの下端側には、湾曲ONボタン6bが設けてある。
図1及び図2に示すように前記ドラム部3は、このドラム部3の内部空間と外側とを隔離する隔壁部材である円環状で、前記挿入部2aを外周面3aに巻回するドラム本体41と、このドラム本体41の両側開口を塞ぐように設けられる薄板円板形状の一対の側板、つまり第1側板42及び第2側板43(図3参照)とにより構成されている。
前記ドラム部3を構成する前記ドラム本体41と前記側板42,43とにより形成される内部空間には、前記内視鏡2の挿入部2a内に挿通されている図示しないライトガイドに照明光を供給する光源部14、前記先端本体部11に設けられた図示しない撮像素子に対する信号処理を行うカメラコントロールユニット(CCUと略記)15と、前記挿入部2aの湾曲部12を電動で湾曲駆動させる湾曲機構部を構成する(後述する)モータユニット、このモータユニットの駆動力を伝達する(後述する)伝達用チェーン、 伝達用の操作ワイヤ等を備えた電動湾曲機構部16と、前記リモコン6からの操作指示信号に基づき、前記モータユニットを駆動制御して前記湾曲部12の湾曲状態を所望の状態に制御する電動湾曲回路部17等が収納されている。
図2に示すように前記第1側板42には、前記電動湾曲機構部16における例えば伝達用の操作ワイヤの連結部に対向する位置に窓部44が形成されている。この窓部44には断面形状が略凸字形状の蓋部材44aがビス部材44bを介して着脱自在に取り付けられるようになっている。
この蓋部材44aを取り外すことにより、図7に示すように窓部44を通して挿入部側から延出される第1の操作ワイヤとなる挿入部側操作ワイヤ(挿入部側ワイヤと略記)32aと、ベース本体46上に位置する電動装置側から延出される第2の操作ワイヤとなる電動装置側操作ワイヤ(電動装置側ワイヤと略記)32bと、これら操作ワイヤ32a,32b同士を簡単に解除可能に連結固定する連結部52との観察が行えるようになる。 前記光源部14は、発光するランプ部14aと、このランプ部14aを点灯する点灯装置14bとにより構成され、ランプ部14aの光は、ライトガイドの基端面に照明光として供給される。
前記電動湾曲機構部16と前記電動湾曲回路部17とは、駆動ケーブル(不図示)によって接続されている。この電動湾曲回路部17は、リモコン6のジョイスティック6aの操作により発生する操作指示信号を基に、前記電動湾曲機構部16のモータユニットを駆動制御して前記湾曲部12を所望の方向へ湾曲させるようになっている。
前記先端本体部11から挿入部2a内に挿通された信号線(不図示)は、前記CCU15に接続されている。このCCU15は、この信号線によって挿入部2aの先端部に設けられている撮像素子から伝送された画像信号をTV信号に変換処理した後、このTV信号をモニタ7へ送信するようになっている。
前記ドラム本体41には、前記挿入部2aの基端側をドラム本体41内の前記電動湾曲機構部16に導く開口3bが形成されており、この開口3bから外部に延出された挿入部2aは、ドラム部3の外周面3aに巻回されるようになっている。
図3に示すように前記ドラム部3を回動自在に支持するフレーム部4における箱体8aの正面側となる第1フレーム部材4aには、該第1フレーム部材4aに対向する前記第1側板42を臨む開口4bが形成されている。また、前記箱体8aには、前記開口4bに臨む開口8cが形成されており、この開口8cにはハンドル9を設けたハンドルカバー10が固定ネジ10aを介して着脱自在に配置されるようになっている。
つまり、ユーザは、前記ハンドルカバー10を箱体8aから取り外すことによって、前記第1フレーム部材4aの開口4bを通して前記ドラム部3の第1側板42を露呈させることができるようになっている。
なお、前記箱体8aの開口8cの周縁には例えばゴム製の水密保持部材8dが取り付けてあり、この水密保持部材8dはハンドルカバー10と圧接して開口8cとハンドルカバー10の間の水密を保持する。また、このハンドルカバー10に設けたハンドル収納凹部10bに、前記ハンドル9を収納できるようにしている。
なお、第2側板43側に設けたケーブル収納部5cには、ドラム部3内の電気基板類とドラム部3外の電気基板類とを電気的に接続する渦巻き状ケーブル5dが、ドラム部3の回動により巻回されるようにして渦巻き状ケーブル5dを収納できるようにしている。 次に図4(a)ないし図6(b)を参照して電動湾曲機構部16を説明する。
前記挿入部2aの基端部は、ドラム部3の前記開口3b及び口金45を介してアルミニウムやステンレススチールの板材で形成された電動湾曲機構部16が設置される略L字形状のベース本体46の一端部側に固設され、このベース本体46におけるL字状に屈曲された部分を経た他端部には、この電動湾曲機構部16を構成するモータユニット47が取り付けられている。
前記モータユニット47は、前記湾曲部12の湾曲動作方向に対応させて2つ隣接して設けてあり、一方が上下湾曲方向用モータユニット47aであり、他方が左右湾曲方向用モータユニット47bである。
これらモータユニット47a,47bは、駆動力を発生する駆動源となる電動モータを備えたモータ部71と、このモータ部71の駆動力を出力軸48まで伝達する平歯車等の歯車列から構成される減速ギヤ部72と、前記出力軸48の回転量を検出するポテンショメータ73とで構成されている。なお、この出力軸48にはスプロケット49が固設されている。なお、図4(b)においては、モータユニット47a側のモータ部71、減速ギヤ部72、ポテンショメータ73には、その番号の後に符号aを付け、モータユニット47b側のモータ部71、減速ギヤ部72、ポテンショメータ73には、その番号の後に符号bを付けて示している。
前記スプロケット49には、電動湾曲機構部16を構成する駆動力を伝達する伝達部材としての伝達チェーン50(図5参照)が噛合し、この伝達チェーン50の端部には電動湾曲機構部16を構成する電動装置側ワイヤ32bが連結固定されている。そして、この電動装置側ワイヤ32bには前記挿入部2a内を挿通された挿入部側ワイヤ32aが連結固定されている。なお、この挿入部側ワイヤ32aは、前記ベース本体46に設けた支持部51に一端部が固定されたコイル部材で形成された案内管33内を通ってドラム部3の内部空間に導かれている。
前記スプロケット49には、前記伝達チェーン50との噛合状態が外れることを防止するための略半円形のカバー部材56が設けられている。また、前記伝達チェーン50の走行をその走行方向と直交する横方向で規制するためのガード57が前記伝達チェーン50の両側に設けてある。さらに、伝達チェーン50の端部近傍の走行位置には、同じく横方向に位置規制するガイド58が設けてある。
前記伝達チェーン50の端部には、前記電動装置側ワイヤ32bの端部に設けた雄部59aに係合する雌部59bが設けられており、この雄部59aと前記雌部59bとを係合固定することによって前記伝達チェーン50と前記電動装置側ワイヤ32bとが一体的に連結固定される。一方、前記挿入部側ワイヤ32aと、電動装置側ワイヤ32bとは図6に示すようにベース本体46上で連結部52を介して連結固定されている。
連結部52において一端が連結された前記電動装置側ワイヤ32bの他端側は、ベース本体46に設けられている方向変換部60により、その延出方向が90度程度、変換されるようにしている。この方向変換部60は、ワイヤ保持部60aとワイヤ外れ防止部60bとで主に構成されている。
前記ワイヤ保持部60aは、前記ベース本体46に固定配置される支持板61と、この支持板61に固設される2本の軸体62と、この軸体62に積層配置されて前記電動装置側ワイヤ32bを回動自在に支持するローラ部63とで構成されている。
前記ローラ部63は、上下、左右の前記電動装置側ワイヤ32bにそれぞれ対応するように1つの軸体62にそれぞれ2個、積層してそれぞれ回動自在に軸支されている。積層されている上方側のローラ部63は、例えば左右方向湾曲の電動装置側ワイヤ32bを支持している。一方、下方側のローラ部63は、上下方向湾曲の電動装置側ワイヤ32bを支持している。
なお、前記軸体62は、前記支持板61に図示しないビスによって一体的に固定されている。また、前記ローラ部63は、主にボールベアリングによって形成されている。
前記ワイヤ外れ防止部60bは、前記電動装置側ワイヤ32bが外れるのを防止するものである。前記ワイヤ外れ防止部60bは、円筒部材からなるパイプ部材65であり、前記支持板61に図示しないビスによって固定されている。
次に図8を参照して、第1の操作ワイヤとしての挿入部側ワイヤ32aと、第2の操作ワイヤとしての電動装置側ワイヤ32bとを簡単に解除可能に連結する連結部52の構造を説明する。
図8に示すように、前記連結部52は、前記挿入部側ワイヤ32aの基端部に固設された第1の歯型口金52aと,前記電動装置側ワイヤ32bの先端部に固設された第2の歯型口金52bと、これら第1の歯型口金52a及び第2の歯型口金52bとに外嵌することにより図8(c)及び図8(d)に示すように連結状態を保持すると共に、図8(b)に示すように(例えば右側に移動して)取り外すことにより図8(a)に示すように連結状態を解除可能とする外装体52cとにより構成されている。
これら第1の歯型口金52aと第2の歯型口金52bは、円柱をその中心軸をに沿って2分割した略半円柱形状であり、その分割した面には長手方向に多数の鋸歯状の歯部80a、歯部80bが所定間隔で設けられ、互いに噛合して強固に連結状態を保持する噛合部が形成されるようにしている。また、外装体52cは、第1の歯型口金52aと第2の歯型口金52bを噛合状態に設定した場合の円柱形状に嵌合する内周面を設けた略円筒形状で、その一方の端部が開口し、他方の端部は閉塞され、但し前記電動装置側ワイヤ32bを通す穴部82が設けられている。
また、第2の歯型口金52bには、外装体52cに設けた凹部81bと係合する凸部81aが設けている。
上記のように前記外装体52cは、第1の歯型口金52a及び第2の歯型口金52bとを連結状態に保持する機能を有すると共に、以下のように操作者がこの外装体52cを移動することにより、連結部52を連結状態に設定したり、連結解除の状態に設定する切り替え手段の機能も備えてている。
このような構造の連結部52とすることにより、操作者は、第1の歯型口金52aと第2の歯型口金52bとを嵌合して覆う外装体52cを取り外す方向に移動する操作を行うことにより簡単に噛合状態で連結する第1の歯型口金52aと第2の歯型口金52bとが露呈し、これらを離間する方向に引き離す操作を行うことによりこれらの噛合状態による連結を解除できるようにしていることが特徴となっている。
また、連結を解除した状態から連結状態にも、噛合状態の連結を解除したのと逆の操作を行うことにより、簡単に連結状態に設定することもできる。
さらに図9に示すように、噛合する位置をずらして噛合させることにより、挿入部側ワイヤ32aと電動装置側ワイヤ32bとの連結状態における長さの調整やテンション調整を簡単に行えるようにしている。
次に本実施例の内視鏡2を備えた内視鏡装置1の作用を説明する。
内視鏡装置1は、保管時あるいは輸送時等の使用以外での状態では、挿入部2aがドラム部3の外周面3aに巻回されている。使用時には、先ずACケーブル5aをコンセント等に接続し、収納ケース8の蓋体8bを開け、リモコン6を取り出す。その後、挿入部2aの先端本体部11近傍を持ってゆっくりと引っ張り出す。すると、引っ張り力によってドラム部3は回転し、使用する分の挿入部2aが引き出されて準備が完了する。
次に、操作者は、観察に入る前に検査に必要な光学アダプタ18を選択し、先端本体部11に取り付け、フロントパネル5に設けられたスイッチ(不図示)をON状態にする。そして、リモコン6の湾曲ONボタン6bをON状態にして、湾曲可能な状態にする。
次いで、操作者は、挿入部2aを被検部位に向けて押し進めていく。途中、操作者は、リモコン6を操作しながら湾曲部12の湾曲操作を行う。この湾曲部12は、前記リモコン6が操作されることによってモータユニット47のモータ部71が回動し、この回動によりスプロケット49も回動する。
すると、このスプロケット49に噛合した伝達チェーン50の一方が牽引、他方が弛緩されるのに伴い、この伝達チェーン50に連結されている電動装置側ワイヤ32b、挿入部側ワイヤ32aの牽引、弛緩動作が行われて、湾曲部12が湾曲動作することにより、先端本体部11が所望の方向に向いて対象物の観察を行えるようになる。
なお、この牽引、弛緩動作の際、前記挿入部側ワイヤ32aは、案内管33内で牽引、弛緩され、電動装置側ワイヤ32bは、主に方向変換部60のローラ部63部分を中心に牽引、弛緩される。
通常は、外装体52cが覆っている歯合状態を保持しているため、連結部52の連結は、解除されない。
この検査途中に、万が一、湾曲部12が湾曲したままの状態で駆動しなくなって、モニタ7に表示されている内視鏡画像が変化しなくなる不具合が発生した場合には、操作者は、まず予め設けられている例えばバッテリーの電源によって電動モータを逆回転させる等の電気的な対応をとって湾曲部の湾曲状態を初期状態に戻す操作を行う。
そして、電気的な対応が取れなかった場合には、操作者は、箱体8aからハンドルカバー10を取り外し、第1フレーム部材4aの開口4bを通して露呈する前記ドラム部3の第1側板42に取り付けられている蓋部材44aを取り外す。
すると、図7に示すように窓部44を通してベース本体46上に位置する電動装置側ワイヤ32bと、前記挿入部側ワイヤ32aと、これら両ワイヤ32a,32b同士を連結固定する連結部52とが露呈し、操作者は、その連結部52を観察する状態にできると共に、窓部44に指を入れたり、工具を入れて外装体52cを操作することができるようになる。
ここで、再び電動モータを逆回転させる等の電気的な対応をとって、前記連結部52が移動しない場合には、操作者は、図8(c)或いは図8(d)の連結状態から図8(b)の状態となるよう外装体52cを電動装置側ワイヤ32b側(図8では右側)にスライド移動し、さらに対向する歯部80a、歯部80bを互いに引き離す操作を行うことにより図8(a)のように歯部80a、歯部80bとの歯合を解除し、第1の歯型口金52aと第2の歯型口金52bとの連結を外す。
それによって、ワイヤ32a、32b同士の連結状態を解除して前記電動装置側ワイヤ32bと前記挿入部側ワイヤ32aとを別体にして、湾曲部12の不具合状態を解除(湾曲部12が自由に湾曲自在となる湾曲フリー状態)して、この挿入部2aを被検部位から速やかに抜去した後、修理を行う。
従って本実施例は以下の効果を有する。
このように、窓部44を介して簡単にワイヤ32a、32bの接続状態を解除できるため、速やかに湾曲部12の湾曲状態を解除することができる。そのため、湾曲機構に何らかのトラブルが生じても、速やかに挿入部2aを被検部位から抜去することができる。 また、図9に示すように、歯部80a、歯部80bをずらして歯合させることで、電動装置側ワイヤ32bと、前記挿入部側ワイヤ32aのテンション(張力)を調整したり、連結した際のワイヤ全体の長さの調整ができるため、ワイヤ32a、32bに伸びや縮み等が生じた場合や製品間でバラツキがあるような場合にも、この部分で調整ができ、特性を揃えることもできる。
図10は、第1変形例における連結部85の構造を示す。
図10のように、この連結部85として、前記挿入部側ワイヤ32aの基端部に固設された第1の歯型口金86aと,前記電動装置側ワイヤ32bの先端部に固設された第2の歯型口金86bと、これら第1の歯型口金86a及び第2の歯型口金86bとを外装することにより連結状態を保持したり、外装しない状態に設定することにより連結を解除するパイプ状の外装体86cとにより構成されている。
図8の場合と同様に、第1の歯型口金86aと第2の歯型口金86bには、互いに歯合する歯部87a、歯部87bが設けてある。
また、本変形例においては、第1の歯型口金86aと第2の歯型口金86bにおける端部の反対側(基端部)には外装体86cの内径に略嵌合する外径の円柱形状部が形成されており、その内部において、前記挿入部側ワイヤ32a及び電動装置側ワイヤ32bは、それぞれ円柱の中心軸側に沿うように屈曲された屈曲部88a、88bが形成されている。
そして、第1の歯型口金86aと第2の歯型口金86bの基端から延出された前記挿入部側ワイヤ32a及び電動装置側ワイヤ32bは、一直線上に沿って延出されるようにしている。
なお、連結部52の場合と同様に、外装体86cには凹部89b、第2の歯型口金86bには凸部89aが設けてある。
本変形例においては、両ワイヤ32a、32bとが同軸状(直線状)となり、連結部85が動作時に、それらの軸方向からずれる方向に作用する力、つまりあおりをうけることがない効果がある。その他は、連結部52と同様の効果を有する。
図11は、第2変形例における連結部90の構造を示す。本変形例の連結部90は、図8に示した連結部52において、一方の操作ワイヤ、例えば挿入部側ワイヤ32aの端部に取り付けた第1の歯型口金52aの代わりに、ゴム等の弾性変形可能な弾性部材で形成した口金91が取り付けてある。
この口金91における第2の歯型口金86bの歯部80bに対向する面は、例えば凹凸が設けてない平面形状にした歯部受け部92を設けている。そして、歯部受け部92は、歯部80bと押圧(圧接)する状態に設定すると、押圧変形して歯部80bに噛合する凹凸部が形成されて噛合状態で連結する機能を持つ噛部係合部92aが形成されるようにしている。
つまり、図11(a)の状態において、歯部52bに歯部受け部92を当接し、外装体52cを被せるようにして図11(b)に示すように凸部81aと凹部81bとが圧接する状態に設定することにより、平面形状の歯部受け部92は歯部80bに噛合する凹凸部が形成されて噛部係合部92aが形成されるようになる。
従って、本変形例の場合にも、図8の場合とほぼ同様の作用及び効果を有することになる。また、本変形例によれば、より低コスト化することができる。
図11の第2変形例は、図8の連結部52に対して適用した場合で説明したが、図10の第1変形例に対しても同様に適用することができる。図11(c)は、図10の第1変形例に適用した第3変形例の連結部85′を示す。
この連結部85′においては、図10における歯部87a周辺部に、弾性部材により凹凸部が形成されていない歯部受け部材87cを取り付けている。この歯部受け部87cは、歯部87bに対向する面は、2点鎖線で示すような平面形状の歯部受け部87dが形成されている。
そして、このように2点鎖線で示す平面形状の歯部受け部87dに対して、歯部87bに圧接する状態に設定することにより、この歯部受け部87dを変形させて歯部87bに噛合する凹凸部が形成されて噛部係合部87eが(実線で示すように)形成されるようにしている。
本変形例も、第1変形例とほぼ同様の作用効果を有すると共に、より低コスト化することができる。
次に図12を参照して本発明の実施例2の内視鏡における連結部の構成を説明する。図12(a)は実施例2における連結部の構成を分解して示す断面図、図12(b)は連結部の構成を分解して示す斜視図、図12(c)は連結部の構成を連結状態で示す断面図、図12(d)は図12(b)の状態から第2の歯型口金101bを変形させて連結する様子或いは図12(c)の状態から外装体を外して噛合を解除する様子の説明図を示す。本実施例(後述する実施例3等の同様)は、実施例1とは連結部の構成が異なるのみで、その他は実施例1と同様の構成であるので連結部の構成のみを説明する。
図12のように連結部100は、前記挿入部側ワイヤ32aの基端部に固設された第1の歯型口金101aと,前記電動装置側ワイヤ32bの先端部に固設された第2の歯型口金101bと、これら第1の歯型口金101a及び第2の歯型口金101bとを外装して連結状態を保持したり、取り外すことにより連結を解除するパイプ状の外装体101cとにより構成されている。
第1の歯型口金101aは、円柱形状の外周面に鋸歯状の歯部102aが回転対称で形成され、その中心軸に沿って挿入部側ワイヤ32aの基端部が固着されている。
また第2の歯型口金101bは、その中心軸に沿って電動装置側ワイヤ32bの先端部が固着され、この電動装置側ワイヤ32bの先端部が固着された位置より前方側に回転対称で鋸歯状の内周面を設けて前記歯部102aに噛合する歯部102bが形成されている。
このように本実施例においても、第1の歯型口金101aと第2の歯型口金101bには、互いに歯合する歯部102a、歯部102bが設けてある。なお、第2の歯型口金101bは、弾性変形が可能な樹脂等の部材で形成されており、例えば、テフロン(R)、塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリアセタールなどからなる。また、第2の歯型口金101bには、その先端部から歯部102bの後端付近に至るスリット部103が設けてある。
そして、図12(d)に示すようにこのスリット部103の両側部分を広げることができるようにして、第1の歯型口金101aをその内部に入れたり、内部から第1の歯型口金101aを取り出したりすることができるようにしている。
次に本実施例による作用を説明する。
通常は、図12(c)に示すように外装体101cが第1の歯型口金101aと第2の歯型口金101bを覆うようにして歯合状態を保持しているため、連結部100の連結は、解除されない。
そして、連結を解除した場合には、操作者は、外装体101cを一方、例えば電動装置側ワイヤ32bにずらして、第1の歯型口金101aを引っ張ると、図12(d)に示すように第2の歯型口金101bは、スリット部103を広げるように弾性変形し、さらに引っ張ることによりその歯合を解除することができる。
従って、本実施例は実施例1の第1変形例とほぼ同様の作用効果を有する。
図13は、変形例における連結部100′を示す。図13(a)は変形例における連結部の構成を分解して示す断面図、図13(b)は連結部の構成を分解して示す斜視図、図13(c)は連結部の構成を連結状態で示す断面図を示す。
この連結部100′は、図12の連結部100において、例えば第2の歯型口金101bは、やはり弾性部材で形成され、またその内面は、凹凸が設けてない歯型受け部111が形成されている。
そして、この歯型受け部111は、第1の歯型口金101aに圧接する状態に設定されることにより、図13(c)に示すように押圧変形して凹凸が形成された噛部係合部111bが形成されるようにしている。その他は、図12の連結部100と同様の構成である。
本変形例によれば、より簡単で低コスト化できると共に、図12の連結部100とほぼ同様の作用効果を有する。
次に図14を参照して本発明の参考例となる内視鏡における連結部の構成を説明する。図14(a)は参考例における連結部の構成を分解して示す断面図、図14(b)は連結部の構成を連結状態で示す断面図である。
図14に示すように、連結部120は、前記挿入部側ワイヤ32aの基端部に固設された第1の歯型口金121aと、この第1の歯型口金121aと歯合する第2の歯型口金121bと、この第2の歯型口金121bを電動装置側ワイヤ32bの先端部付近に係止する(該電動装置側ワイヤ32bの先端部に固設した)口金部123とを有している。
第1の歯型口金121aは、略板形状の部材の中心に沿って挿入部側ワイヤ32aの基端部が固着され、この板形状の両面には鋸歯状の歯部122aが挿入部側ワイヤ32aの長手方向に所定ピッチで多数設けてある。
また、第2の歯型口金121bは、ワニ口クリップ形状であり、その中央に配置され、この第2の歯型口金121bの先端側を開閉自在に枢支する円柱形状の枢支部材124には貫通孔が設けてあり、挿入部側ワイヤ32aが挿通されている。
また、この第2の歯型口金121bの先端側における対向する内面には、第1の歯型口金121aの両面に設けた歯部122aに噛合する歯部122bが設けてある。
また、この第2の歯型口金121bは、枢支部材124の後方側に設けたバネ部125により先端側が閉じるように付勢されている。また、このを有するワニ口クリップ形状となっている。なお、この第2の歯型口金121bには、その後端側が操作者が把持して、先端側を開閉する把持部126が設けてある。
つまり、操作者は、この把持部126を把持して、バネ部125による弾性力に抗してその把持部126を開く方向に力を加えることにより、第2の歯型口金121bの先端側を開いて、第1の歯型口金121aの歯部122aと第2の歯型口金121bの歯部122bとの噛合を解除する操作を行うことができるようにしている。
次に本参考例の作用を説明する。
通常は、バネ部125による弾性力により第2の歯型口金121bの先端側は閉じる方向に付勢されており、この状態においては両歯部122a、122bは、歯合状態を保持しているため、連結部120の連結は解除されない。つまり、図14(b)に示す状態を保持する。
連結を解除したい場合には、操作者は、把持部126を把持し、枢支部材124による支点を中心としてワニ口を開くことで、両者の歯合を解除でき、挿入部側ワイヤ32aと、電動装置側ワイヤ32bとを引き離すことができる。
従って本参考例は以下の効果を有する。
参考例は、把持部126を把持するだけで連結部120の連結を簡単に解除できる。その他は実施例1の第1変形例等と同様の効果を有する。つまり、本参考例は、実施例1と同様の効果を有すると共に、連結の解除及び解除から連結状態への操作が容易であり、より操作性を向上できる。
図15は本参考例の変形例における連結部の構成を示す。図15(a)は変形例における連結部の構成を分解して示す断面図、図15(b)は連結部の構成を連結状態で示す断面図である。
図15に示す変形例の連結部120′は、図14の連結部120において、例えば挿入部側ワイヤ32aの基端部に固着した歯部122aを設けた第1の歯型口金121aの代わりに、押圧されることにより弾性変形する部材で形成された歯型受け口金121a′が固着されている。
この歯型受け口金121a′の両面は、例えば凹凸が形成されていない歯部受け部131が設けてあり、図15(b)に示すように第2の歯型口金121bの先端側の歯部122bにより押圧把持されることにより、弾性変形してこの歯部122bと噛合する凹凸部が形成された噛型係合部131bが形成されるようにしている。
本変形例によれば、より単純な構成で本参考例とほぼ同様の作用効果が得られる。
なお、本変形例においては、図14における例えば第1の歯型口金121a側を弾性部材にして歯型受け口金121a′を形成したが、これに限定されるものでなく、第2の歯型口金121b側の歯部122bを弾性部材で形成して歯部受け部を形成するようにしても良い。また、上述した実施例における変形例等についても同様である。
なお、上述した各実施例等を組み合わせて構成される実施例等も本発明に属する。
エンジン内部等に挿入部を挿入して、挿入部の先端側を検査対象部位に設定し、検査等を行う場合、湾曲部を湾曲することにより導入がし易い。
内視鏡装置の構成を説明する図。 第1側板とドラム部内に収納される内蔵物とを示す図。 ドラム部とフレーム部及び箱体との関係を説明する図。 電動湾曲機構部を説明する図。 モータユニットから方向変換部近傍までを説明する図。 口金近傍から方向変換部近傍までを説明する図。 窓部の作用を説明する図。 挿入部側と湾曲装置側の操作ワイヤの連結部の構造の説明図。 テンションを調整して連結する場合の連結部を示す斜視図。 第1変形例における連結部の構造の断面図。 第2変形例における連結部の構造の説明図。 本発明の実施例2における連結部の構成を示す図。 変形例における連結部の構成を示す図。 本発明の参考例における連結部の構成を示す図。 参考例の変形例における連結部の構成を示す図。
符号の説明
1…内視鏡装置
2…内視鏡
2a…挿入部
3…ドラム部
11…先端本体部
12…湾曲部
16…電動湾曲機構部
32a…挿入部側ワイヤ
32b…電動装置側ワイヤ
42…第1側板
44…窓部
44a…蓋部材
46…ベース本体
47…モータユニット
50…伝達チェーン
52…連結部
52a…第1の歯型口金
52b…第2の歯型口金
52c…外装体
60…方向変換部
80a、80b…歯部

Claims (8)

  1. 挿入部の先端側に設けた湾曲部から延出される第1の操作ワイヤと、基端側に設けた回転体に係合される第2の操作ワイヤと、前記第1の操作ワイヤ及び第2の操作ワイヤを連結する連結手段を有する内視鏡において、
    前記連結手段は、第1の操作ワイヤの基端側及び第2の操作ワイヤの先端側との両端部における一方に設けられた歯合部と、前記両端部の他方に設けられ、前記歯合部に対して噛合状態に設定される噛合受け部と、
    略筒状部材により形成され、当該筒状部材の略直線的な移動により、前記歯合部と前記噛合受け部との噛合状態による連結保持と、該連結保持における噛合が離れる方向に対する規制を解除する連結解除とを切り替え可能とする切り替え手段と、
    を具備したことを特徴とする内視鏡。
  2. 前記噛合受け部は、変形可能な弾性部材により形成され、前記歯合部と圧接状態に設定されることにより前記歯合部に噛合する噛合係合部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  3. 前記噛合受け部は、所定間隔で複数の凹凸部が形成され、該凹凸部の位置をずらして前記噛合受け部に噛合させることにより、連結した長さを調整可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡。
  4. 前記歯合部及び前記噛合受け部は、円柱をその中心軸に沿って2分割した略半円柱形状で、その分割した両方の面に、それぞれ複数の鋸歯状の歯部を設けることにより形成されることを特徴とする請求項1または3に記載の内視鏡。
  5. 前記歯合部は、円柱をその中心軸に沿って2分割した略半円柱形状で、その分割した一方の面に複数の鋸歯状の歯部を設けることにより形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の内視鏡。
  6. 前記歯合部は、円柱形状部材の外周面に回転対称に設けられた鋸歯状の歯部により形成され、
    前記噛合受け部は、前記鋸歯状の歯部が設けられた前記円柱形状部材が挿入される内径を広げることを可能にするスリット溝が設けられた変形可能な筒状弾性部材の内周面に前記鋸歯状の歯部に噛合する鋸歯状の歯部を設けることにより形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の内視鏡。
  7. 前記歯合部は、円柱形状部材の外周面に回転対称に設けられた鋸歯状の歯部より形成され、
    前記噛合受け部は、前記鋸歯状の歯部が設けられた前記円柱形状部材が挿入される内径を広げることを可能にするスリット溝が設けられ、かつ内周面に凹凸部を設けてない変形可能な筒状弾性部材により形成されることを特徴とする請求項1または2に記載の内視鏡。
  8. 前記連結手段は、前記第1の操作ワイヤと前記第2の操作ワイヤとを一直線上に沿って延出されるように連結することを特徴とする請求項1−7のいずれか一項に記載の内視鏡。
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