JP4689495B2 - シャシーダイナモメータの検証装置 - Google Patents
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Description
また、このシャシーダイナモメータの検証装置では、モータのコギングトルクのために、車輪の回転制御を必ずしも充分に精度良く行うことができない。
そこで、本発明は、車輪をより安定的に支持することができるシャシーダイナモメータの検証装置を提供することを課題とする。
また、併せて本発明は、車輪の回転制御をより精度良く行うことのできるシャシーダイナモメータの検証装置を提供することを課題とする。
ここで、このような検証装置では、前記第1トルク計が計測したトルクと前記第2トルク計が計測したトルクとの和に基づいて、前記車輪とローラとの間で作用する力を算定するようにするのがよい。
また、このような検証装置では、前記第1モータの回転位相と第2モータの回転位相との位相差が、第1モータと第2モータにおいて発生するコギングトルクの位相が相互に逆相となるように設定するのがよい。
このようにすることにより、両モータのコギングトルクを相殺することができ、この結果、コギングトルクの影響を排した精度のよい車輪の回転制御を行うことができるようになる。
図1aに、本実施形態に係るシャシーダイナモメータシステムの構成を模式的に示す。
ここで、図1a1はシャシーダイナモメータシステムの上面模式図を、図1a2はシャシーダイナモメータの側面模式図を示している。
図示するように、このシャシーダイナモメータシステムは、ピットカバー1と、車両駆動輪に各々対応してピット6内に設けられた二つのシャシーダイナモメータ2を有している。また、シャシーダイナモメータ2は、ピット6内に固定設置されたベース21、ベース21に回動可能に支持されたローラ22、ベース21に対して揺動可能に支持された、ローラ22を回転駆動するダイナモメータ23、ダイナモメータ23のフレームの両側に各々連結した2つのアーム24、荷重検出器25を有する。
ここで、図1b1は検証装置を配置したシャシーダイナモメータシステムの上面模式図を、図1b2は検証装置を配置したシャシーダイナモメータ2の側面模式図を示している。ただし、図1bは、図1b1に示される二つのシャシーダイナモメータ2の内の図中における下側のシャシーダイナモメータ2(前輪駆動の自動車の右前輪用のシャシーダイナモメータ2)の検証を行う場合の配置を示したものである。
以下、この検証装置3の詳細について説明する。
まず、図2a-図2eに計測装置4の構成を示す。
ここで、図2aは計測装置4の前面を、図2bは計測装置4の上面を、図2cは計測装置4の後面を、図2dは計測装置4の下面を、図2eは計測装置4の左面を表している。
図示するように、計測装置4は、ピットカバー1上に配置される固定ベース41、フレーム42、フレーム42の上下面の開口から上下端が突出した形態で、フレーム42の左右方向についての中央の位置に配置された車輪43、フレーム42の左側に固定された第1モータ44と、フレーム42の右側に固定された第2モータ45とを備えている。また、フレーム42の前部は、図2e、fに示すように、フレーム42が揺動可能なようにヒンジ46で固定ベース41に連結されている。また、フレーム42の後部は、コイルバネなどを用いた付勢装置47で固定ベース41の方向に一定の力で押し下げられている。そして、車輪43の下端がローラ22の頂部に載置されるように、計測装置4は、ピットカバー1上に配置される。
ここで、図3aは、図2cの切断線AAによるフレーム42内部の断面を、図3bは、図2aの切断線BBによるフレーム42内部の断面を、図3cは、図2bの切断線CCによるフレーム42内部の断面を模式的に表したものである。
図示するように、フレーム42内部において、車輪43の回転中心の左側には左シャフト431が連結しており、車輪43の回転中心の右側には右シャフト432が連結している。また、この左シャフト431と右シャフト432によって、車輪43は、左シャフト431と右シャフト432と共に回転するように支持されている。また、左シャフト431は、第1軸トルク計48を介して、フレーム左部に固定された第1モータ44のモータ軸に連結し、右シャフト432は、第2軸トルク計49を介して、フレーム右部に固定された第2モータ45のモータ軸に連結している。また、左シャフト431は、フレーム42に前後方向に架設された左軸受421で回動可能に支持されており、右シャフト432は、フレーム42に前後方向に架設された右軸受422で回動可能に支持されている。また、第1軸トルク計48は、フレーム42に固定された第1トルク計軸受481で回動可能に支持されており、第2軸トルク計49は、フレーム42に固定された第2トルク計軸受491で回動可能に支持されている。
次に、図4に、検証処理装置5の内部構成を含む、検証装置3の信号処理系統の構成を示す。
図示するように、検証処理装置5は、操作部51、表示部52、検証制御部53、車速算出部54、作用力算出部55、加算器56を有している。また、検証制御部53は、検証シーケンス制御部531、検証部532、検証結果データ保持部533を備えている。
このような構成において、検証シーケンス制御部531は、操作部51を介してオペレータより検証処理の実行を指示されると、予め定められたテストシーケンスに従って、計測装置4の第1モータ44、第2モータ45の回転動作を制御する。
一方、テストシーケンスに従った制御が開始されると、車速算出部54は、予め設定された車輪43の直径と、第1モータ44が備える第1回転速度計441または第2モータ45が備える第2回転速度計451が計測した回転速度とより、車輪43の周速を車速として算出する。また、加算器56は、第1軸トルク計48から出力されるトルクと第2軸トルク計49から出力されるトルクを加算して和トルクとして出力する。そして、作用力算出部55は、加算器56で算出された和トルクと、車輪43の直径等とに基づいて、車輪43とローラ22の接触箇所で車輪43とローラ22との間に働くローラ22の接線方向の力を作用力として算出する。
以上のように、本実施形態に係る検証装置3によれば、車輪43の左右両側に第1モータ44と第2モータ45をそれぞれを設けた車輪43の左右方向に関して対称な構造を有しているために車輪43をより安定的に支持することができるようになる。また、本実施形態に係る検証装置3によれば、第1モータ44と第2モータ45の回転位相の位相差を、回転に伴い発生するコギングトルクの位相が逆相となるように設定しているので、第1モータ44と第2モータ45のコギングトルクは相殺される。したがって、この結果、コギングトルクの影響を廃した精度のよい車輪43の回転制御を行うことができるようになる。
なお、以上では、自動車(自動四輪車)用のシャシーダイナモメータシステムへの適用を例にとり本発明の実施形態を説明したが、以上の実施形態で示した検証装置3は、自動二輪車用のシャシーダイナモメータシステムなどにも同様に適用することができる。なお、この場合には、自動二輪車の試験時に自動二輪車の駆動輪(通常は後輪)が載せ置かれるローラの頂部に、車輪43の下端が載置されるように、計測装置4を配置することになる。
Claims (3)
- シャシーダイナモメータの各種特性を検証するためのシャシーダイナモメータの検証装置であって、
前記シャシーダイナモメータのローラ上に載せ置かれる車輪と、
前記車輪の左側に配置された、前記車輪の回転軸の左側に連結した第1モータと、
前記車輪の右側に配置された、前記車輪の回転軸の右側に連結した第2モータと、
前記第1モータと車輪の間に働くトルクを計測する第1トルク計と、
前記第2モータと車輪の間に働くトルクを計測する第2トルク計とを有することを特徴とす検証装置。 - 請求項1記載の検証装置であって、
前記第1トルク計が計測したトルクと前記第2トルク計が計測したトルクとの和に基づいて、前記車輪とローラとの間で作用する力を算定する作用力算定手段を有することを特徴とする検証装置。 - 請求項1または2記載の検証装置であって、
前記第1モータの回転位相と第2モータの回転位相との位相差が、第1モータと第2モータにおいて発生するコギングトルクの位相が相互に逆相となるように設定されていることを特徴とする検証装置。
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JP2006047915A JP4689495B2 (ja) | 2006-02-24 | 2006-02-24 | シャシーダイナモメータの検証装置 |
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JP2007225466A JP2007225466A (ja) | 2007-09-06 |
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---|---|---|---|---|
JPS53113585A (en) * | 1977-03-15 | 1978-10-04 | Mitsubishi Electric Corp | Chassis dynamometer characteristic tester |
JPH0763653A (ja) * | 1993-08-24 | 1995-03-10 | Ono Sokki Co Ltd | シャシダイナモメータの検証装置 |
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