JP4688829B2 - 予混合圧縮自着火エンジンの制御方法及び制御装置 - Google Patents

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Description

この発明は、天然ガスを燃料としたコージェネレーション用のエンジンに係り、空気と燃料を混合してなる混合気を気筒に供給し、その混合気を気筒にて圧縮し、高温高圧化して自着火させる予混合圧縮自着火エンジンの制御方法及び制御装置に関する。
従来より、コージェネレーション設備等への使用が期待される予混合圧縮自着火エンジン(以下「HCCIエンジン」と言う。)は、火花点火エンジン(以下「SIエンジン」と言う。)に比べて高効率で低NOxなことが特徴として知られている。一方で、HCCIエンジンは、SIエンジンに比べてエンジンの燃焼状態が吸気温度、吸気圧力及び燃料組成に大きく影響を受けるので、燃焼制御が難しいとも言われている。
そのため、HCCIエンジンでは、燃焼状態を監視し、燃焼状態に応じてエンジンを制御する必要があり、そのために燃焼状態を監視するセンサが必要になる。ここで、HCCIエンジンの燃焼監視のために、高価な筒内圧センサを用いたエンジン制御に関する技術が多数提案されており、例えば、下記の特許文献1に記載される技術が挙げられる。
一方、燃焼監視のために高価なセンサを必要としないHCCIエンジン制御方法として、予め安定な燃焼条件を調べておき、その安定燃焼条件となる範囲内だけで運転を実施する制御方法として、マップ制御を採用した技術が、例えば、下記の特許文献2に提案されている。更に、燃料組成を計測してマップ制御と組み合わせる技術が、例えば、下記の特許文献3に提案されている。
特許3736670号公報 特開2005−307759号公報 特開2003−328844号公報
ところが、特許文献1に記載の技術では、筒内圧センサが現状では極めて高価なことから、普及を狙いとした小型の天然ガスコージェネやGHP(ガスヒートポンプエアコン)において、筒内圧センサのようなコストアップ要因となる技術を採用することは難しい。また、特許文献2に記載の技術では、燃料組成など大幅に運転条件が変わる場合に適用できないという欠点がある。更に、特許文献3に記載の技術では、燃料組成計測装置が現状では極めて高価であることから、普及を狙いとした小型ガスエンジンには適していない。
ここで、HCCI燃焼制御において、燃焼状態として異常燃焼である「ノッキング」を監視することが重要となる。このノッキングは、気筒内のエンドガスの自己着火により発生した圧力波が、気筒内で引き起こす気柱振動と一般に言われている。HCCIエンジンのように、圧縮比を上げたエンジンで発生し易いものと言われている。
この発明は上記事情に鑑みてなされたものであって、その目的は、安価な構成で燃焼状態を監視してノッキングの発生を抑えた安定した燃焼制御を達成することを可能とした予混合圧縮自着火エンジンの制御方法及び制御装置を提供することにある。この発明の別の目的は、安価な構成でノッキング傾向を検知することを可能とした予混合圧縮自着火エンジンの制御方法及び制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、気筒に空気と燃料からなる混合気を供給し、その混合気を圧縮により自着火させる予混合圧縮自着火エンジンの制御方法において、エンジンの運転時にエンジンの排気温度が低下傾向にあるとき、燃料の供給量を増大させ、その増大させたときの排気温度の増加率がマイナスとなるときにエンジンがノッキング傾向にあると判断し燃料の供給量を減少させることを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、混合気の燃焼状態を反映した排気温度を監視することにより、排気温度が低下傾向にあること、燃料供給量増大後の排気温度の変化をそれぞれ判断することができる。ここで、排気温度は、熱電対を用いた排気温度センサ等を使用して検出することができ、この種のセンサは安価であり、予混合圧縮自着火エンジンでは従来から使われている。また、上記発明の構成によれば、エンジンがノッキング傾向と判断されたときに燃料の供給量を減少させるので、その後のノッキング傾向が解消される。
上記目的を達成するために、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、燃料の供給量を減少させたときのエンジンの回転数の変動に応じて空気を加熱することを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項1に記載の発明の作用に加え、燃料の供給量を減少させ続けるとエンジンが失火傾向となり、エンジンの回転数が大きく変動する。この回転数の変動に応じて空気を加熱することにより、気筒に供給される混合気の燃焼が安定化する。
上記目的を達成するために、請求項3に記載の発明は、気筒に空気と燃料からなる混合気を供給し、その混合気を圧縮により自着火させる予混合圧縮自着火エンジンの制御装置において、燃料の供給量を調整するための燃料調整手段と、エンジンの排気温度を検出するための排気温度検出手段と、エンジンの運転時に、検出される排気温度が低下傾向にあると判断したとき、燃料の供給量を増大させるために燃料調整手段を制御する燃料増量制御手段と、燃料の供給量を増大させたときの、検出される排気温度の増加率がマイナスとなるときにエンジンがノッキング傾向にあると判断するためのノッキング判断手段とを備えたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、混合気の燃焼状態を反映した排気温度を排気温度検出手段により監視することにより、排気温度が低下傾向にあること、燃料供給量増大後の排気温度の増加率がマイナスとなるときに、エンジンがノッキング傾向にあることを判断することができる。ここで、排気温度検出手段として、熱電対を用いた排気温度センサ等を使用することができ、この種の検出手段は安価であり、予混合圧縮自着火エンジンでは従来から使われている。
上記目的を達成するために、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、ノッキング傾向と判断されたとき、燃料の供給量を減少させるために燃料調整手段を制御する燃料減量制御手段を備えたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項3に記載の発明の作用に加え、エンジンがノッキング傾向と判断されたときに、燃料減量制御手段の制御により燃料調整手段による燃料の供給量が減少するので、その後のノッキング傾向が解消される。
上記目的を達成するために、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の発明において、気筒に供給される空気を加熱するための空気加熱手段と、エンジンの回転数を検出するための回転数検出手段と、燃料減量制御手段の制御により燃料の供給量が減少するとき、検出される回転数の変動に応じて空気を加熱するために空気加熱手段を制御する加熱制御手段とを備えたことを趣旨とする。
上記発明の構成によれば、請求項4に記載の発明の作用に加え、燃料の供給量を減少させ続けるとエンジンが失火傾向となり、エンジンの回転数が大きく変動する。この回転数の変動に応じて加熱制御手段の制御により空気加熱手段が空気を加熱することにより、気筒に供給される混合気の燃焼が安定化する。
上記目的を達成するために、請求項6に記載の発明は、気筒に空気と燃料からなる混合気を供給し、その混合気を圧縮により自着火させる予混合圧縮自着火エンジンのノッキング検知方法において、エンジンの運転時にエンジンの排気温度が低下傾向にあるとき、燃料の供給量を増大させ、その増大させたときの排気温度の増加率がマイナスとなるときにエンジンがノッキング傾向にあると判断することを趣旨とする。
上記発明の構成によれば 混合気の燃焼状態を反映した排気温度を、例えば、排気温度検出手段により監視することにより、排気温度が低下傾向にあること、燃料供給量増大後の排気温度の増加率がマイナスとなるときに、エンジンがノッキング傾向にあることを判断することができる。ここで、排気温度検出手段として、熱電対を用いた排気温度センサ等を使用することが考えられ、この種の検出手段は安価であり、予混合圧縮自着火エンジンでは従来から使われている。
請求項1に記載の発明によれば、安価な構成で燃焼状態を監視することができ、ノッキングの発生を抑えた安定した燃焼制御を達成することができる。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、更に失火を抑えて安定した燃焼制御を達成することができる。
請求項3に記載の発明によれば、安価な構成でノッキング傾向を検知することができる。
請求項4に記載の発明によれば、請求項3に記載の発明の効果に加え、ノッキングの発生を抑えた安定した燃焼制御を達成することができる。
請求項5に記載の発明によれば、請求項4に記載の発明の効果に加え、更に失火を抑えて安定した燃焼制御を達成することができる。
請求項6に記載の発明によれば、安価な構成でノッキング傾向を検知することができる。
以下、この発明の予混合圧縮自着火エンジンの制御方法及び制御装置を具体化した一実施形態につき図面を参照して詳細に説明する。以下において、「予混合圧縮自着火」を「HCCI」と称する。
図1に、この実施形態におけるHCCIエンジンの制御装置を概略構成図により示す。エンジン1は、4つの気筒2A,2B,2C,2Dを有するレシプロ方式の4サイクル直列4気筒エンジンであり、各気筒2A〜2Dの吸気ポート3aには、吸気マニホールド4が接続される。吸気マニホールド4には、吸気パイプ5が接続される。これら吸気マニホールド4及び吸気パイプ5により、各気筒2A〜2Dに空気を供給する吸気通路が構成される。各気筒2A〜2Dの排気ポート3bには、排気マニホールド6が接続される。排気マニホールド6には、排気パイプ7が接続される。これら排気マニホールド6及び排気パイプ7により、各気筒2A〜2Dから排ガスを排出する排気通路が構成される。
周知のようにレシプロ方式のエンジン1は、各気筒2A〜2Dに設けられたピストン8の往復運動をクランクシャフト9の回転運動に変換して動力を得るものである。各気筒2A〜2Dの吸気ポート3aには、同ポート3aを開閉するためにクランクシャフト9及びカムシャフト(図示略)の回転に連動して開閉駆動される吸気弁(図示略)が設けられる。同じく、各気筒2A〜2Dの排気ポート3bには、同ポート3bを開閉するためにクランクシャフト9及びカムシャフトの回転に連動して開閉駆動される排気弁(図示略)が設けられる。各気筒2A〜2Dの吸気弁及び排気弁は、クラックシャフト9の回転角度(クランク角度)及びカムシャフトの回転角度(カム角度)の変化に対応した所定のタイミングで開閉駆動するようになっている。
吸気パイプ5と排気パイプ7との間には、EGRパイプ10が設けられる。EGRパイプ10には、EGR弁11が設けられる。周知のようにEGR通路10は、排気パイプ7を流れる排気ガスの一部を吸気パイプ5へ再循環させるための通路であり、EGR弁11は、同通路10を流れる排気ガスの量を調整するためのものである。吸気パイプ5へ排気ガスの一部を再循環させることにより、各気筒2A〜2Dに供給される空気(混合気)を加熱することができる。これらEGRパイプ10及びEGR弁11は、各気筒2A〜2Dに供給される空気を加熱するための本発明の空気加熱手段に相当する。EGR弁11は、アクチュエータ(図示略)によりその開度が調整されるようになっている。
吸気パイプ5には、EGRパイプ10との合流部にミキサ12が設けられ、ミキサ12の上流には、スロットルバルブ13が設けられる。ミキサ12には、燃料パイプ14を通じて天然ガスが燃料として供給される。燃料パイプ14には、天然ガスの流量を調整するための燃料弁15が設けられる。燃料弁15は、アクチュエータ(図示略)によりその開度が調整されるようになっている。ミキサ12及び燃料弁15は、各気筒2A〜2Dに供給される燃料量を調整するための本発明の燃料調整手段に相当する。スロットルバルブ13は、アクチュエータ(図示略)によりその開度が調整されるようになっている。
各気筒2A〜2Dには、点火プラグ16がそれぞれ設けられる。各点火プラグ16は、各気筒2A〜2Dに供給される混合気を火花点火方式により点火させるものである。各点火プラグ16は、点火装置17に接続され、点火装置17から出力される高電圧に基づき動作するようになっている。点火装置17は、各点火プラグ16を所要のタイミング(点火時期)で動作させるために制御されるようになっている。各点火プラグ16及び点火装置17は、各気筒2A〜2Dにて混合気を火花点火させる点火手段に相当する。HCCI運転は冷間始動ができないことから、始動時に火花点火運転を行うために点火プラグ16及び点火装置17が設けられる。
この実施形態で、吸気マニホールド4の入口には、各気筒2A〜2Dに吸入される空気の温度(吸気温度)Tiを検出するための吸気温度センサ31が設けられる。エンジン1には、クランク角度を検出するためのクランク角度センサ32が設けられる。クランク角度センサ32は、エンジン1の回転数(エンジン回転数)Neを検出するための本発明の回転数検出手段に相当する。また、エンジン1には、カム角度を検出するためのカム角度センサ33が設けられる。更に、排気マニホールド6の出口には、各気筒2A〜2Dから排出される排気ガスの温度(排気温度)Teを検出するための排気温度センサ34が設けられる。排気温度センサ34は、熱電対を使用したものであり、本発明の排気温度検出手段に相当する。これらセンサ31〜34は、エンジン1の運転状態を検出する運転状態検出手段に相当する。
この実施形態では、エンジン1の運転を制御するために電子制御装置(ECU)30が設けられる。ECU30には、EGR弁11、スロットルバルブ13、燃料弁15及び点火装置17がそれぞれ接続される。また、ECU30には、吸気温度センサ31、クランク角度センサ32、カム角度センサ33及び排気温度センサ34がそれぞれ接続される。ECU30には、エンジン1の運転を制御するための制御プログラムが予め格納される。ECU30は、この制御プログラムに基づきEGR弁11、スロットルバルブ13、燃料弁15及び点火装置17を制御するようになっている。ECU30は、本発明の燃料増量制御手段、ノッキング判断手段、燃料減量制御手段及び加熱制御手段に相当する。
ここで、エンジン1を制御するための運転状態の指標となるのは、エンジン回転数Ne、吸気温度Ti及び排気温度Te等である。ECU30は、クランク角度センサ32により検出される信号をエンジン回転数Neとして読み込む。また、ECU30は、エンジン1を制御するための物理量を決定する。この実施形態で、ECU30は、EGR弁11の開度(EGR弁開度)、スロットルバルブ13の開度(スロットル開度)、燃料弁15の開度(燃料弁開度)、各気筒2A〜2Dの点火時期(各気筒点火時期)を決定する。ECU30は、エンジン1のアイドル運転、火花点火−HCCI運転切替及びHCCI定格運転に係る物理量(EGR弁開度、スロットル開度、燃料弁開度及び各気筒点火時期)を制御するためのロジックを、制御プログラムとして予め記憶している。特に、この実施形態では、上記制御プログラムの中に、ノッキング及び失火を対策するためのプログラムが含まれる。
ここで、ノッキング及び失火を対策するためにECU30により実行されるHCCI制御の内容を、図2に示すフローチャートを参照して説明する。図2のフローチャートは、エンジン始動後における制御内容を示すものである。
処理がステップ100へ移行すると、ECU30は、排気温度センサ34により検出される排気温度Teを読み込む。ECU30は、この排気温度Teを、所定時間間隔毎に読み込む。この実施形態では、例えば「10秒」間隔毎に排気温度Teを読み込むようになっている。
次に、ステップ110で、ECU30は、排気温度差ΔTeを算出する。すなわち、下記の式(1)に示すように、ECU30は、今回読み込まれた排気温度Teと、所定時間前に読み込まれた排気温度TeOとの差を排気温度差ΔTeとして求める。
ΔTe=Te−TeO …(1)
次に、ステップ120で、ECU30は、排気温度差ΔTeが所定値ΔT1(例えば「−2℃」)より小さいか否かを判断する。この判断結果が否定の場合、ECU30は、処理をステップ100へ戻す。この判断結果が肯定の場合、ECU30は、処理をステップ130へ移行する。
ステップ130で、ECU30は、ミキサ12に供給される燃料流量Mfを所定量δだけ増大させるために燃料弁15の開度Fvaを増大させる。
その後、ステップ140で、ECU30は、燃料流量増大前後の排気温度増加率RTe1を算出する。すなわち、下記の式(2)に示すように、ECU30は、燃料流量Mfを所定量δだけ増大させた後の排気温度Te(Mf+δ)と、燃料流量Mfを増大させる前の排気温度Te(Mf)との差を燃料流量Mfの増量分(所定量δ)で除した値を排気温度増加率RTe1として求める。
RTe1=(Te(Mf+δ)−Te(Mf))/δ …(2)
次に、ステップ150で、ECU30は、今回算出された排気温度増加率RTe1が「0」より小さいか否か、すなわち、マイナスかプラスかを判断する。HCCIエンジン1では、通常、燃料と空気との混合気の空気過剰率が減少することで燃料濃度が濃くなり、エンジン1の負荷が増大するほど排気温度Teが高くなる。しかし、HCCIエンジン1がノッキング状態になると、負荷増大(空気過剰率の減少)によってノッキング強度が増大し、それと同時に排気温度Teがより低くなる。そこで、この実施形態では、ミキサ12に供給される燃料流量Mfを増大させたときの排気温度増加率RTe1を算出し、その増加率RTe1が「マイナス」となるときを、ノッキング傾向となるときと判断するようにしている。従って、ステップ150の判断結果が肯定の場合、ECU30は、エンジン1がノッキング傾向にあるものと判断して、ステップ160〜220の処理を実行する。
すなわち、ステップ160で、ECU30は、ミキサ12に供給される燃料流量Mfを所定量δだけ減少させるために燃料弁15の開度Fvaを減少させる。これにより、エンジン1の空気過剰率が大きくなる。
次に、ステップ170で、ECU30は、カム角度センサ33により検出されるエンジン回転数Neを読み込む。ECU30は、このエンジン回転数Neを、所定時間間隔毎に読み込む。
次に、ステップ180で、ECU30は、回転数変動ΔNeを算出する。すなわち、ECU30は、今回読み込まれたエンジン回転数Neと、所定時間前に読み込まれたエンジン回転数NeOとの差を回転数変動ΔNeとして求める。
次に、ステップ190で、ECU30は、回転数変動ΔNeが所定値ΔN1(例えば「50rpm」)より大きいか否かを判断する。ステップ160にて燃料弁15の開度Fvaの減少し続けると、エンジン1が失火状態となり、エンジン回転数Neの変動が大きくなる。そこで、ステップ170〜190では、エンジン回転数Neの変動を求め、その回転数変動ΔNeが過大か否かを判断している。そして、ステップ190の判断結果が肯定の場合、回転数変動ΔNeが過大となり、吸気温度Tiが運転下限温度に達したものとして、ECU30は、処理をステップ200へ移行する。そして、ステップ200で、ECU30は、吸気温度Tiを上昇させるべく、EGR流量を増大させるために、EGR弁11の開度Evaを増大させる。その後、ECU30は、ステップ100の処理へ戻る。
一方、ステップ190の判断結果が否定の場合、回転数変動ΔNeが過大ではなく、吸気温度Tiが運転下限温度に達していないことから、ステップ210で、ECU30は、燃料流量減少前後の排気温度減少率RTe2を算出する。すなわち、下記の式(3)に示すように、ECU30は、燃料流量Mfを減少させた後の排気温度Te(Mf-δ)と、燃料流量Mfを減少させる前の排気温度Te(Mf)との差を燃料流量Mfの減量分(所定量−δ)で除した値を排気温度減少率RTe2として求める。
RTe2=(Te(Mf-δ)−Te(Mf))/(−δ) …(3)
そして、ステップ220で、ECU30は、今回算出された排気温度減少率RTe2の絶対値が所定値R1より小さいか否かを判断する。この判断結果が肯定の場合、ECU30は、エンジン1のノッキング傾向が解消したものとして、ステップ100の処理へ戻る。一方、この判断結果が否定の場合は、ノッキング傾向を解消させるために、ステップ160の処理へ戻る。
一方、ステップ150の判断結果が否定の場合、ECU30は、エンジン1が失火傾向にあるものとして、ステップ230〜250の処理を実行する。
すなわち、ステップ230で、ECU30は、ミキサ12に供給される燃料流量Mfを所定量δだけ増大させるために燃料弁15の開度Fvaを増大させる。
次に、ステップ240で、ECU30は、燃料流量増大前後の排気温度増加率RTe3を算出する。すなわち、下記の式(4)に示すように、ECU30は、燃料流量Mfを増大させた後の排気温度Te(Mf+δ)と、燃料流量Mfを増大させる前の排気温度Te(Mf)との差を燃料流量Mfの増量分(所定量δ)で除した値を排気温度増加率RTe3として求める。
RTe3=(Te(Mf+δ)−Te(Mf))/δ …(4)
そして、ステップ250で、ECU30は、今回算出された排気温度増加率RTe3の絶対値が所定値R1より小さいか否かを判断する。この判断結果が肯定の場合、ECU30は、エンジン1の失火傾向が解消したものとして、ステップ100の処理へ戻る。この判断結果が否定の場合は、失火傾向を解消するために、ステップ230の処理へ戻る。
上記したHCCI制御では、エンジン1の定格運転時に、排気温度センサ34により検出される排気温度Teが低下傾向にあるとき、燃料弁15を制御することで各気筒2A〜2Dに対する燃料の供給量を増大させ、その増大させたときの、検出される排気温度Teの変化に基づいてエンジン1がノッキング傾向か否かを判断し、ノッキング傾向と判断したときに燃料弁15を制御することで各気筒2A〜2Dに対する燃料の供給量を減少させるような制御方法を採用している。また、上記したHCCI制御では、燃料の供給量を減少させたときに、クランク角度センサ32により検出されるエンジン回転数Neの変動に応じてEGR弁11を制御することで、吸気パイプ5に再循環する排気ガス流量を調整して、各気筒2A〜2Dに供給される空気を加熱するような制御方法を更に採用している。
ここで、図3に、2気筒エンジンにつき、空気過剰率λに対するノッキング強度(KI)及び排気温度(Te)との関係をグラフにより示す。吸気温度Tiが「60℃」の場合、空気過剰率λの減少に伴いノッキング強度KIが増加するのに対し、排気温度Teは極大値(ピーク値)を持って変化する。一方、吸気温度Tiが「55℃」の場合、空気過剰率λの減少に伴いノッキング強度KIが増加するのに対し、排気ガス温度Teは低下する傾向がある。燃料を増量し、空気過剰率λを減少させ、排気温度Teが低下した場合は、ノッキング状態にあり、それ以外の場合は、ノッキングしていないことが分かる。外乱によって排気温度Teが低下した場合、燃料を増減させて排気温度Teの傾向を知ることで、ノッキング傾向を検知することが可能となる。また、ノッキングが発生している場合は、混合気の燃料濃度を減少させるが、吸気温度Tiを上昇させることで、ノッキングの無い通常運転が可能となる。このグラフの特徴から、上記したHCCI制御の内容を裏付けることができる。
従って、上記したHCCI制御によれば、図4に示すように、時刻t1で、エンジン1にて外乱によるノッキングが発生すると、排気温度差ΔTeからノッキング傾向か否かの判断が行われる。その後、時刻t2で、ノッキングが検知されると、燃料流量Mfの減少が開始される。そして、時刻t3で、ノッキングが回避されると、燃料流量Mfの減少が終了する。このようにしてノッキングを回避することができる。図4は、運転下限吸気温度以外において、排気温度Teの時間変化とノッキングの発生及び回避との関係をタイムチャートにより示すものである。
一方、上記したHCCI制御によれば、図5に示すように、時刻t1で、エンジン1にて外乱による失火が発生すると、排気温度差ΔTeから失火か否かの判断が行われる。その後、時刻t2で、失火が検知されると、燃料流量Mfの増大が開始される。そして、時刻t3で、失火が回避されると、燃料流量Mfの増大が終了する。このようにして失火を回避することができる。図5は、運転下限吸気温度以外において、排気温度Teの時間変化と失火の発生及び回避との関係をタイムチャートにより示すものである。
更に、上記したHCCI制御によれば、図6に示すように、時刻t1で、エンジン1にて外乱によるノッキングが発生すると、排気温度差ΔTeからノッキング傾向か否かの判断が行われる。このとき、エンジン回転数Neに大きな変動はない。その後、時刻t2で、ノッキングが検知されると、燃料流量Mfが減少し始める。時刻t2の後では、燃料流量Mfを減少させたことでエンジン回転数Neに変動が始まる。そして、時刻t3で、回転数変動ΔNeが所定値N1に達すると、燃料流量Mfの減少が終了し、これと同時に排気ガスの再循環(EGR)により、吸気温度Tiが上昇し始める。その後、吸気温度Tiが上昇することで、排気温度Teが時刻t1の時点よりも若干低下して安定する。このようにしてノッキングと失火を回避することができる。図6は、運転下限吸気温度において、ノッキング回避中に失火した場合の排気温度Te及びエンジン回転数Neの時間変化をタイムチャートにより示すものである。
以上説明したこの実施形態のHCCIエンジン1の制御装置によれば、混合気の燃焼状態を反映した排気温度Teを排気温度センサ34により監視することにより、排気温度Teが低下傾向にあること、燃料弁15の制御により各気筒2A〜2Dに供給される燃料流量Mfを増大させた後の排気温度Teの変化をそれぞれ判断することができる。これにより、エンジン1がノッキング傾向にあることを判断することができる。この実施形態では、排気温度センサ34として、熱電対を用いたセンサを使用している。この種の排気温度センサ34は、安価で、HCCIエンジン1では従来から使われているものである。このため、極めて高価な筒内圧センサ等を使用することなく、排気温度センサ34という安価な構成でノッキング傾向を検知することができる。
また、この実施形態のHCCIエンジン1の制御装置及び制御方法によれば、エンジン1がノッキング傾向と判断されたときに、ECU30が燃料弁15を制御することで燃料流量Mfを減少させるので、その後のノッキング傾向が解消される。このため、ノッキングの発生を抑えた安定した燃焼制御を達成することができる。
また、この実施形態のHCCIエンジン1の制御装置及び制御方法によれば、燃料弁15を制御することで燃料流量Mfを減少させ続けるとエンジン1が失火傾向となり、エンジン回転数Neが大きく変動する。このエンジン回転数Neの半藤に応じてECU30がEGR弁11を制御してEGRを行い空気を加熱することにより、各気筒2A〜2Dに供給される混合気の燃焼が安定化する。この意味で、ノッキングの回避に加えて、更に失火を抑えて安定した燃焼制御を達成することができる。
尚、この発明は前記実施形態に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱することのない範囲で構成の一部を適宜に変更して実施することもできる。
HCCIエンジンの制御装置を示す概略構成図。 HCCI制御内容を示すフローチャート。 空気過剰率に対するノッキング強度及び排気温度との関係を示すグラフ。 排気温度とノッキングの発生及び回避との関係を示すタイムチャート。 排気温度と失火の発生及び回避との関係を示すタイムチャート。 排気温度及びエンジン回転数の時間変化を示すタイムチャート。
1 エンジン
2A〜2D 気筒
10 EGRパイプ(空気加熱手段)
11 EGR弁(空気加熱手段)
15 燃料弁(燃料調整手段)
30 ECU(燃料増量制御手段、ノッキング判断手段、燃料減量制御手段及び加熱制御手段)
32 クランク角度センサ(回転数検出手段)
34 排気温度センサ(排気温度検出手段)
Te 排気温度
ΔTe 排気温度差
Ne エンジン回転数
ΔNe 回転数変動

Claims (6)

  1. 気筒に空気と燃料からなる混合気を供給し、その混合気を圧縮により自着火させる予混合圧縮自着火エンジンの制御方法において、
    前記エンジンの運転時に前記エンジンの排気温度が低下傾向にあるとき、前記燃料の供給量を増大させ、その増大させたときの前記排気温度の増加率がマイナスとなるときに前記エンジンがノッキング傾向にあると判断し前記燃料の供給量を減少させることを特徴とする予混合圧縮自着火エンジンの制御方法。
  2. 前記燃料の供給量を減少させたときの前記エンジンの回転数の変動に応じて前記空気を加熱することを特徴とする請求項1に記載の予混合圧縮自着火エンジンの制御方法。
  3. 気筒に空気と燃料からなる混合気を供給し、その混合気を圧縮により自着火させる予混合圧縮自着火エンジンの制御装置において、
    前記燃料の供給量を調整するための燃料調整手段と、
    前記エンジンの排気温度を検出するための排気温度検出手段と、
    前記エンジンの運転時に、前記検出される排気温度が低下傾向にあると判断したとき、前記燃料の供給量を増大させるために前記燃料調整手段を制御する燃料増量制御手段と、
    前記燃料の供給量を増大させたときの、前記検出される排気温度の増加率がマイナスとなるときに前記エンジンがノッキング傾向にあると判断するためのノッキング判断手段と
    を備えたことを特徴とする予混合圧縮自着火エンジンの制御装置。
  4. 前記ノッキング傾向と判断されたとき、前記燃料の供給量を減少させるために前記燃料調整手段を制御する燃料減量制御手段を備えたことを特徴とする請求項3に記載の予混合圧縮自着火エンジンの制御装置。
  5. 前記気筒に供給される空気を加熱するための空気加熱手段と、
    前記エンジンの回転数を検出するための回転数検出手段と、
    前記燃料減量制御手段の制御により前記燃料の供給量が減少するとき、前記検出される回転数の変動に応じて前記空気を加熱するために前記空気加熱手段を制御する加熱制御手段と
    を備えたことを特徴とする請求項4に記載の予混合圧縮自着火エンジンの制御装置。
  6. 気筒に空気と燃料からなる混合気を供給し、その混合気を圧縮により自着火させる予混合圧縮自着火エンジンのノッキング検知方法において、
    前記エンジンの運転時に前記エンジンの排気温度が低下傾向にあるとき、前記燃料の供給量を増大させ、その増大させたときの前記排気温度の増加率がマイナスとなるときに前記エンジンがノッキング傾向にあると判断することを特徴とする予混合圧縮自着火エンジンのノッキング検知方法。
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