JP4688514B2 - ストレージ制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、データを1つ又は複数のディスク装置に格納するストレージ制御装置に関し、特に、装置構成をスケーラブルに変更できるストレージ制御装置に関する。
企業や官公庁、さらに個人レベルでも、保存すべきデジタルデータが増大しており、必要とされる記憶装置(ストレージ制御装置)の容量は年々大規模化している。また、デジタルデータにアクセスするユーザや、データ入出力を行う装置、例えば、監視カメラ映像の制御装置、各種の個人認証機器、インターネット上の認証管理サーバ、又は、交通情報システムなどに利用されるセンサシステムなど、デジタルデータをアクセスするホストの数も増加している。
このような要求に応えるために、記憶容量やアクセス数に対応したストレージ制御装置を構築する必要がある。しかし、前記のように増加する要求に対して、予測範囲を狭めたピンポイントの将来的な拡張計画を立てることは難しい。従って、システムを導入するベンダは、“just−in−case”の(万が一を考え、マージンを十二分に用意した)システム規模を予測して、初期のシステムを構築する。すなわち、当座利用する規模以上のリソースを持った装置、又は、システムやリソースを後に簡易に追加できる装置を導入する。
従来のストレージ制御装置は、大型のディスクアレイ装置に代表されるように、大規模な装置構成を念頭に置き、大規模構成時において必要となる基本部品、又は、将来必要となる装備を備えている。例えば、電源、バッテリ、大規模構成のための多数のスロットを備えたバックプレーン、大規模構成のための共有メモリブレード、ネットワーク(スイッチ)ブレードなどである。
ストレージ制御装置のベンダは、複数のモデルを用意している。例えば、3つのモデルがあり、それぞれ、小〜中小規模、中小〜中大規模、中大〜大規模、の装置を提供する(例えば、非特許文献1参照)。
"Symmetrix DMX Architecture Production description Guide"、[online]、平成16年4月、EMC Corporation、インターネット<URL:http://www.emc.com/products/systems/pdf/C1011_emc_symm_dmx_pdg_ldv.pdf>
顧客にとっては、ストレージ制御装置の導入当初は必要最小限の構成で十分であるが、システムの将来的な拡張計画を考慮すると、大規模システムの構成が必要となってしまう。
ユーザは、初期導入するストレージ制御装置の規模をこのモデルの中から決定することで、ユーザの拡張計画がそのモデルの拡張性の範囲であればシステムへの初期導入コストを削減できる。一方、ユーザが決定したモデルの拡張性の範囲を超えた装置の拡張を希望する場合は、装置の全面的な置き換えや、装置の追加購入が必要となり、コストが増大する。
ユーザにとって最も望ましいことは、ストレージ制御装置の規模(小規模又は大規模)に見合ったコストを実現しつつ、小〜大の間を拡張できることである。しかし、コストを下げると装置に要求される拡張性(スケーラビリティ)は厳しくなる。
従来技術のストレージアレイ装置においてスケーラビリティを確保することを考える。この場合、ストレージアレイ装置のストレージ制御装置には、あらかじめさまざまな装置を追加できるような仕組み(例えば拡張用のインターフェース等:以下「拡張機能」ともいう)が組み込まれている必要がある。しかし一方で、ストレージアレイ装置に要求されるコストダウンの要求も厳しく、単純にストレージアレイ装置に拡張機構を導入すると、特に、将来的な拡張計画が明確でないユーザにとっては初期導入コストが割高となる。
この問題をより具体的に説明する。例として、ストレージ制御ブレード及び共有メモリ搭載型スイッチブレードによって構成される従来のストレージアレイ装置について考える。
例えば、小規模構成時は、4枚のストレージ制御ブレードと、それらと接続される共有メモリ搭載型スイッチブレード2枚によって構成する。この場合は、装置としては非常に小さなものにすることができる。
一方、この小規模構成から、さらに大型のシステムに移行する場合を想定する。大規模構成時は、16枚のストレージ制御ブレードと、共有メモリ搭載型スイッチ接続ブレード4枚によって構成する。この装置は、その規模に合わせて、多くのブレード間接続が装備される。
これら従来の小規模構成と大規模構成では、各ブレードの装備はまったく異なっており、基本的にそのブレード間の接続に共通性はない。少数のブレードによりシステムの拡張性を制限することで装置を小さく作ると、ブレード間の接続関係が合致しないため、大規模構成に拡張することができない。
従って、最初に小規模のモデルを導入したとしても、大規模構成に移行するときには、最初の導入コストは無駄な投資となる。つまり、ユーザは最初から大規模までの拡張性をもったモデルを購入する場合のコスト、又は、それ以上の余分なコストが必要となる。
ユーザの所望する装置規模が必要十分なコストで提供できることがユーザにとってもシステムを提供するベンダにとっても有効である。しかし、従来技術においてはこの点は考慮されていない。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、スケーラビリティを備えたストレージ制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、ホストコンピュータからディスク装置へのデータのアクセスを制御するストレージ制御装置において、複数の前記ディスク装置のうち少なくとも一つに対してのアクセスを制御する複数のストレージ制御部と、前記複数のストレージ制御部のそれぞれからアクセス可能な不揮発記憶部と、前記ストレージ制御部を相互に接続する相互結合機構と、を備え、前記ストレージ制御部は、前記ストレージ制御装置の構成及び前記データのアクセスを制御するプロセッサ部と、前記ホストコンピュータ及び前記ディスク装置と接続されるインターフェース部と、前記データのキャッシュ及び前記ストレージ制御部の構成情報を格納するメモリ部と、前記インターフェース部、前記プロセッサ部及び前記メモリ部を相互に接続する相互接続部と、を備え、前記構成情報は、前記ストレージ制御装置の構成に関する、制御情報、データ入出力制御情報、前記複数のディスク装置から構成されるRAID構成、前記ディスク装置上に生成される論理ボリュームの構成、前記ディスク装置に設定される機能の状態の情報を含み、前記複数のディスク装置のうち少なくとも一つの前記ディスク装置は、前記構成情報を格納する専用領域を備え、前記プロセッサ部は、当該プロセッサ部が含まれる前記ストレージ制御部が、前記相互結合機構を介して、どの前記ストレージ制御部と接続されているかを判定し、接続先のポート識別情報を取得して、前記相互結合機構を介した他の前記ストレージ制御部との接続形態を認識し、前記ストレージ制御装置の構成変更前の前記構成情報は、前記専用領域に格納され、前記ストレージ制御部から新規ストレージ制御部に入れ替えることによって前記ストレージ制御装置の構成を変更する場合に、前記ストレージ制御部は、前記専用領域に格納される前記構成情報の変更を禁止し、前記ストレージ制御部は、前記専用領域に格納される前記構成情報を、前記不揮発記憶部に格納し、前記新規ストレージ制御部は、前記不揮発記憶部に格納される前記構成情報を取得し、前記新規ストレージ制御部は、前記取得された構成情報に基づいて、前記新規ストレージ制御部の構成を確立し、前記ストレージ制御部は、管理端末からの指示に基づいて、前記ホストコンピュータから前記ストレージ制御部へのアクセスパスを前記ストレージ制御部から前記新規ストレージ制御部へ変更することによって、前記ホストコンピュータから前記新規ストレージ制御部へのアクセスパスを確立することを特徴とする。
本発明により、より柔軟なスケーラビリティと低コストを実現し、ユーザの投資を最大限保護することのできるストレージシステムを提供できる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明の実施の形態は、ストレージ制御ブレードを複数組み合わせて、ストレージ制御装置を構成する。そして、複数のストレージ制御装置及びディスク装置群によってストレージシステムを構成する。
このストレージシステムはユーザの要求に従って、システム構成を変更できる。例えばシステム規模を拡張できる。特にストレージ制御ブレードを増設することで、大規模(より高い性能)のストレージシステムが構成できる。
そして、アップグレードの時にそれまでのシステム構成情報を移行可能である手段を用意する。このようにすることで、ストレージシステムとしての可用性(Availability)を最大限に実現できる。
以下に、本発明の実施態様について詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施例のストレージシステムを含む計算機システムの構成のブロック図である。
第1の実施例のストレージシステムは、ストレージ制御装置100とディスク装置群200を備える。ストレージ制御装置100はディスク装置群200と接続されている。また、ストレージ制御装置100は、ネットワーク400を介してホスト群300及び管理端末500と接続されている。
ストレージ制御装置100は、単独の装置でもよいし、複数の装置による冗長構成であってもよい。図1の例では、2つのストレージ制御装置100A、100Bが、装置間結合網190によって接続されているが、3つ以上のストレージ制御装置による冗長構成であってもよい。ストレージ制御装置100の数は任意であり、ユーザの要求するシステム規模に応じて増減設される。
ディスク装置群200は、一つ以上のディスク装置から構成される。これらのディスク装置は、RAID構成によって複数の論理領域を構成する。ストレージ制御装置100Aは、それぞれの論理領域にデータを書き込み、そのデータを読み出す。
なお、ディスク装置群200は、RAID構成のディスク装置だけはなく、JBOD(Just Bunch of Disks)構成のディスク装置、ディスクアレイ装置、テープライブラリ装置、又は、半導体ディスク装置等、さまざまなストレージ制御装置によって構成されていてもよい。
ストレージ制御装置100とディスク装置群200とは、データ転送に適したプロトコル(例えば、Fibre Channel)によって接続される。
なお、ストレージ制御装置100とディスク装置群200とが分かれてストレージシステムを構成してもよい。この場合、ストレージ制御装置100とホスト群300とはLANによって接続される。また、ストレージ制御装置100とディスク装置群200とはSAN(Storage Area Network)が、ネットワーク400を介して接続されていてもよい。
ストレージシステムとして機能する最小規模構成は、二つのストレージ制御ブレード110及び相互結合機構180によって構成された一つのストレージ制御装置100を備える構成である。ストレージシステムには、電源やバッテリ、筐体フレームなどを含む。最小規模構成では、実装がコンパクトとなり、初期導入コストも低くなる。
ホスト群300は、一つ以上のホストコンピュータ(300A〜300N)を含む。ホストコンピュータ300Aはストレージ制御装置100に要求を送り、その結果を受け取る。
ネットワーク400は、SAN(Storage Area Network)によって構成される。また、ネットワーク400は、複数のSANスイッチ(410A〜410N)を含む。このSANスイッチ410によって、ストレージ制御装置100、ホスト群300及び管理端末500が互いに接続される。なお、ネットワーク400は、SANではない他のネットワーク(例えば、LAN)によって構成されていてもよい。
ストレージ制御装置100は、一つ以上のストレージ制御ブレード110から構成される。このストレージ制御ブレード110は、ホスト群300からの要求に基づいて、ディスク装置群200へのアクセスを処理する。
ストレージ制御ブレード110は、一つ以上のインターフェース部(120A〜120N)、スイッチ部130、バッファ部131、プロセッサ部140及びメモリ部150によって構成されている。
また、ストレージ制御ブレード110は、相互結合機構180によって互いに接続されている。
この相互結合機構180は、スイッチやバス型のハブのような装置を用いた接続形態でもよいし、ケーブルによるメッシュ接続(全てのストレージ制御ブレードが直接接続される完全相互接続)を用いた接続形態でもよい。
この相互結合機構180は、ユーザの要求するシステム規模に応じた必要十分のデータ転送の帯域を用意した接続形態となる。例えば、システム導入当初は、ケーブルによるメッシュ接続とし、装置規模を拡張する場合は、各ストレージ制御ブレードを相互に接続するスイッチ等を介した接続形態に変更する。このようにすることで、装置導入時のコストを低下することができ、装置拡張の柔軟性が増加する。
インターフェース部120A〜120Nは、ネットワーク400又はディスク装置群200に接続されている。インターフェース部120A〜120Nは、ホストコンピュータ300A等に対してはチャネルインターフェースとして機能する。また、インターフェース部120A〜120Nは、ディスク装置群200に対してストレージインターフェースとして機能する。このインターフェース部120A〜120Nの数は任意であり、ユーザの要求する性能等に応じて増減される。
スイッチ部130は、インターフェース部120、プロセッサ部140及びメモリ部150を相互に接続する。バッファ部131は、スイッチ部130によって転送されるデータを一時的に格納する。
プロセッサ部140は、ストレージ制御ブレード110の各部の機能を制御する。特に本実施の形態では、プロセッサ部140の処理によって、当該ストレージ制御ブレード110に接続されているブレード(ストレージ制御ブレード、スイッチ機構ブレード)の情報を認識する。このプロセッサ部140の数は任意であり、ユーザの要求する性能に応じて増減される。
メモリ部150は、RAM等の記憶装置によって構成される。
この構成情報は、ストレージ制御装置の構成、制御情報、データ入出力制御情報(例えば、キャッシュされているデータのディレクトリ管理情報)等、ディスク装置群のRAIDの構成、論理ボリュームの構成、論理ボリュームに設定されている機能(例えば、論理ボリューム間のコピーペアやミラーリングの状態)等が含まれる。
ストレージ制御ブレード110には、インターフェース160が備えられている。このインターフェース160は、管理端末500にネットワーク510を介して接続されている。管理端末500は、ストレージ制御ブレード110と、インターフェース160を介して通信し、ストレージ制御装置100の設定を変更したり、状態を取得することができる。図1の例では、ストレージ制御装置100の一つのストレージ制御ブレード110のみがインターフェース160を備えるが、複数のストレージ制御ブレード110がインターフェース160を備えてもよい。さらに、インターフェース160は、管理端末500によってストレージ制御装置100と通信ができるものであればどのような構成でもよい。
プロセッサ部140、メモリ部150及びインターフェース160は、通信網170を介して、他のストレージ制御ブレード110N等と接続されている。この通信網170によって、例えば、ディスクキャッシュや共有メモリの共有化、プロセッサ間の通信ができる。
なお、このストレージシステムにおいて、ストレージ制御装置100及びストレージ制御ブレード110の数は任意であり、ユーザが要求するシステムの規模に応じて増減される。
図2は、ストレージ制御ブレード110のハードウェア構成のブロック図である。
ストレージ制御ブレード110は、複数のインターフェース制御部(121A〜121D)、スイッチ機構132、バッファ131、複数のプロセッサ141A、141Bによって構成されている。これらはスイッチ機構132によって互いに接続されている。
インターフェース制御部121は、データの転送に適したプロトコルで通信する複数の接続部を備えている。この各接続部がディスク装置群200やネットワーク400を介してホスト群300に接続することで、インターフェース部120として機能する。
なお、インターフェース制御部121の数は任意であり、インターフェース制御部121に設けられる接続部の数も任意である。
スイッチ機構132は、インターフェース制御部121、プロセッサ141を相互に接続する。また、相互結合機構180を介して、他のストレージ制御ブレード110のスイッチ機構132と接続される。また、装置間結合網190を介して、他のストレージ制御装置100のスイッチ機構132と接続される。
スイッチ機構132には、相互結合網インターフェース制御部133が設けられている。相互結合網インターフェース制御部133は、接続された各部から送信されたデータの転送を制御する。これによりスイッチ機構132は、スイッチ部130として機能する。
スイッチ機構132は、接続された各部、すなわちインターフェース制御部121、プロセッサ141、又は、他のストレージ制御ブレード110のスイッチ機構132間で送受信されるデータや構成情報を転送する。なお、スイッチ機構132は、異なるプロトコル間でデータを転送し、また、同じプロトコルのデータも転送する。
バッファ部131は、例えば、DDRメモリ(Double Data Rate RAM)によって構成され、スイッチ部130によって転送されるデータを一時的に格納する。
プロセッサ141Aは、ブリッジ142、MPU143、メモリ144及びLANコントローラ145によって構成されている。
ブリッジ142は、プロセッサ141の各部とスイッチ機構132とを接続し、プロセッサ部140Aの各部間及びプロセッサ部140Aの各部とスイッチ部130との間でデータを転送する。
メモリ144は、例えばRAMによって構成される。メモリ144は、プロセッサ141が処理するデータを格納する。また、メモリ144は、ディスクキャッシュ及び共有メモリとして機能する。ディスクキャッシュは、ディスク装置群200に読み書きされるデータを一時的に格納する。共有メモリは、ストレージ制御装置100及びディスク装置群200の構成情報を格納する。すなわち、このメモリ144がメモリ部150として機能する。
CPU143は、ストレージ制御ブレード110を制御する。すなわち、CPU143がプロセッサ部140として機能する。
LANコントローラ145は、他のプロセッサ141B等と通信網170を介して通信する。プロセッサ141Aは、このLANコントローラ145を介して他のプロセッサ141B、又は、他のストレージ制御ブレード110のプロセッサと通信することができる。これによって、異なるストレージ制御ブレード110間でメモリ144に格納されているキャッシュや構成情報を共有することが可能となる。
以上、プロセッサ部140Aの構成について説明したが、プロセッサ部140Bも同じ構成を有する。
また、図2に示すストレージ制御ブレード110の構成では、プロセッサ141が二つの構成が示されているが、二つでなくてもよい。プロセッサ141の数を増やすことで処理の並列度が高まり、ストレージ制御ブレード110の処理速度や性能が向上できる。
次に、ストレージ制御装置100の構成を説明する。
図3Aは、小規模構成時のストレージ制御装置100の構成例の斜視図であり、図3Bは、その背面図である。なお、この図では、ディスク装置群200や電源、バッテリなどは省略してある。
図3Aに示すように、ストレージ制御装置100は、四つのストレージ制御ブレード110を備えている。各ストレージ制御ブレード110は、バックプレーン181に接続されて、筐体(ブレード格納部)101に格納される。
また、図3Bに示すように、このバックプレーン181は、各ストレージ制御ブレード110と接続するコネクタ183Aを備えている。コネクタ183Aには、コネクタ183Bが接続される。コネクタ183Bは、ストレージ制御ブレード110間を接続するケーブル184の両端に設けられている。そして、各ストレージ制御ブレード110を相互にケーブル184を用いて一対一で直接接続する。すなわち、各ストレージ制御ブレード110は、他の全てのストレージ制御ブレード110と直接接続されている。この接続をフルメッシュ構成と呼ぶ。
コネクタ183Aは各ストレージ制御ブレード110のスイッチ部130、プロセッサ部140及びメモリ150に接続される。従って、各ストレージ制御ブレード110が互いにケーブル184によって接続されることで、通信網170及び相互結合機構180が構成される。
なお、このバックプレーン181は、ストレージ制御ブレード110を互いに接続するための配線は備えられておらず、ケーブルを接続することで、各ストレージ制御ブレード110間が通信可能に接続される。
なお、バックプレーン181に、前述したフルメッシュ構成でストレージ制御ブレード110を接続する導体パターンの配線を予め設けてもよい。
このようにすることで、例えばストレージ制御ブレード110の構成数を変更する場合にも、ケーブル184の接続を変更するのみでよい。従って、特に小規模構成時には、ストレージ制御装置100として必要な構成のみにすることで初期コストが最小限に抑えられると共に、システムの構成のアップグレードが簡易となる。
図4は、大規模構成時のストレージ制御装置100の構成例の斜視図である。なお、この図では、ディスク装置群200や電源、バッテリなどは省略してある。
図4に示すように、ストレージ制御装置100は、ストレージ制御ブレード110を16枚備えている。各ストレージ制御ブレード110は、バックプレーン181に接続されて、筐体101に格納される。
図3A、Bで前述したように、ストレージ制御ブレード110の数が少ない構成の場合は、ストレージ制御ブレード110同士をお互いにケーブルによって接続するフルメッシュ構成が望ましい。
一方、図4の構成例では、ストレージ制御ブレード110が16枚備えられているので、フルメッシュ構成では、ケーブルの接続数が増加し実装が困難となる。そこで、各ストレージ制御ブレード110を接続するためのスイッチ機構ブレード182を備える。
スイッチ機構ブレード182は、ストレージ制御ブレード110間のデータや構成情報の送受信を制御するスイッチを備える。このように、バックプレーン181及びスイッチ機構ブレード182によって相互結合機構180が構成される。
また、図4の例では、図3A、Bの例とは違い、バックプレーン181には、ストレージ制御ブレード110及びスイッチ機構ブレード182を接続するための配線が予め設けられている。
このようにすることで、システムの構成を大きく変更することなく、ストレージ制御装置100の構成を変更できる。従って、システムのアップグレードを行う場合にも最小限の構成変更で済む。すなわち、ストレージ制御ブレード110が少数の場合(図3の例)、及び、多数の場合(図4の例)に対応できる。すなわち、ストレージ制御ブレード110を変更することなく、相互結合機構180(ケーブル184又はスイッチ機構ブレード182)を変更することで、小規模から大規模まで対応できる。このようにすることによって、それぞれの規模のコストを最適化できる。
なお、スイッチ機構ブレード182は、ストレージ制御ブレード110を相互に接続するスイッチを備えるだけでなく、メモリを備えたメモリ搭載型スイッチ機構ブレードとしてもよい。このメモリは、ストレージ制御ブレード110間で共有する情報を記憶し、例えば共有メモリ又はキャッシュメモリとして機能する。スイッチ機構ブレード182に記憶された情報は、ストレージ制御ブレード110間で相互に参照や更新ができる。
このように、スイッチ機構ブレードに搭載されたメモリに共有情報を集約することで、ストレージ制御ブレード110に搭載するメモリ量を減らすことができ、コストの低減や省スペース化が可能となる。
なお、メモリ搭載型スイッチ機構ブレード182ではなく、構成情報を格納するための専用のメモリ部とインターフェースのみを備えたメモリブレードを備えてもよい。
なお、ストレージ制御装置100の構成変更を容易にするために、ストレージ制御ブレード110に、接続されているお互いの情報を認識するディスカバリ部を設ける。具体的には、ディスカバリ部は、他のストレージ制御ブレード110との間の接続形態を認識する。なお、ディスカバリ部は、プログラムとしてメモリ部150に格納されており、プロセッサ130がそのプログラムを読み込んで、ディスカバリ部としての機能を実現する。
ディスカバリ部は、まず、ストレージ制御装置100の起動時や構成変更時に、ストレージ制御ブレード110が、相互結合機構180(ケーブル184又はスイッチ機構ブレード182)を介して接続されている他のストレージ制御ブレード110又はスイッチ(スイッチ機構ブレード182)とのリンクを確立する。その後、接続されているのはストレージ制御ブレード110なのかスイッチ(スイッチ機構ブレード182)なのかを判定する。そして、接続相手がストレージ制御ブレード110であれば、どのような種類のブレードであり、接続されているのは何番のポートであるかを認識する。また、接続相手がスイッチ制御ブレードであれば、接続されているのは何番のポートであるかを認識する。
これら認識された情報は、ディスカバリ情報テーブル700(図5参照)に格納される。ストレージ制御ブレード110は、このディスカバリ情報テーブル700を参照することによって、バックプレーン181によって接続されているのか、スイッチ機構ブレード182を介して接続されているのかを区別できる。
例えば、スイッチ機構ブレード182を介して接続されている場合(図4参照)は、ストレージ制御ブレード110は、スイッチ機構ブレード182に対して、各ポートにどのような種類のストレージ制御ブレード110が接続されているかを問い合わせる。そして、各ストレージ制御ブレード110上のプロセッサ部140は、接続されている全ての装置を認識した後、各装置のルーティング管理テーブル800(図6参照)を完成させる。
図5は、ディスカバリ情報テーブル700の一例の説明図である。
ディスカバリ情報テーブル700には、ディスカバリ部の処理によって認識された他の装置(ブレード等)に関する情報が格納される。このディスカバリ情報テーブル700は、メモリ部150に格納される。
ディスカバリ情報テーブル700は、パーツID701、スロットID702、接続ポートID703、ファンクション704、メモリ量705及び自接続ポートID706によって構成される。
パーツID701は、その装置の種別の識別子である。種別は、例えば、ストレージ制御部ブレード、スイッチ機構ブレード、メモリ搭載型スイッチ機構ブレード等がある。
スロットID702は、その装置が挿入されている相互結合機構180のスロットの場所の識別子である。
接続ポートID703は、自ストレージ制御ブレード110と接続されている当該装置のポートの識別子である。
ファンクション704は、認識された装置の機能を示す情報である。例えば、当該装置がスイッチ機構ブレード182であった場合は、スイッチを示す「SW」が格納される。
メモリ量705は、当該装置に搭載されているメモリ部150のメモリ容量の情報である。
自接続ポートID706は、認識された装置と接続されている自ストレージ制御ブレード110のポートの識別子である。
このディスカバリ情報テーブル700によって、ストレージ制御ブレード110がアクセス可能な経路を持つ全ての装置についての存在が管理できる。
図6は、ルーティング管理テーブル800の一例の説明図である。
ルーティング管理テーブル800は、自ストレージ制御ブレード110のどのポートには、どの種類の、どのIDの装置が接続されているか等の情報によって構成される。このルーティング管理テーブル800は、メモリ部150に格納される。
ルーティング管理テーブル800は、行き先801、スロットID802、自接続ポートID803、入口ポートID804、中継パーツID805、出口ポートID806及びソースポートID807によって構成される。
行き先801は、アクセス先となる装置の機能を示す情報である。
スロットID802は、アクセス先となる装置が挿入されているスロットの識別子である。
自接続ポートID803は、アクセス先となる装置と接続されている自ストレージ制御ブレード110のポートの識別子である。
入口ポートID804、中継パーツID805及び出口ポートID806は、自ストレージ制御ブレード110とアクセス先となる装置との中間に存在する装置に関する情報である。この中間に存在する装置(例えばスイッチ機構ブレード182)は、自ストレージ制御ブレード110とアクセス先となる装置とのアクセスの中継をする。
入口ポートID804は、自ストレージ制御ブレード110と接続されている当該中間に存在する装置のポートの識別子である。中継パーツID805は、当該中間に存在する装置の識別子である。この中継パーツID805は、ディスカバリ情報ブレード700のパーツID701と共通である。出口ポートID806は、アクセス先となる装置と接続されている当該中間に存在する装置のポートの識別子である。
なお、これら入口ポートID804、中継パーツID805及び出口ポートID806は、中継パーツID805によって特定される装置が複数存在する場合は、その数だけ、ルーティング管理テーブル800に格納される。
ソースポートID807は、中間に存在する装置と接続されているアクセス先となる装置のポートの識別子である。
このルーティング管理テーブル800によって、ストレージ制御ブレード110は、アクセス先となる装置への経路を管理できる。
例えば、図6の例では、#0番のエントリのストレージ制御ブレードは、スロットID「0−2」に挿入されていることがわかる。このストレージ制御ブレードへは、自ストレージ制御ブレードのポートID「1」から中継パーツID「0」で示されるスイッチ機構ブレードのポート「2」を通り、当該スイッチ機構ブレードの出口ポート「1」を中継して、当該ストレージ制御ブレードのポートID「0」へとアクセスする経路であることが示されている。
特に、スイッチ機構ブレード182を介して接続されている場合には、ディスカバリ部は、スイッチ機構ブレード182のどのポートに接続されているのかの情報を取得する。また、どのポートには、スイッチ機構ブレード182のどのポートが接続されているか、ストレージ制御ブレード110のどのポートが接続されているかといった情報を取得する。そして、取得した情報をルーティング管理テーブル800に格納する。このルーティング管理テーブル800によって、ストレージ制御装置100がスイッチ機構ブレード182を複数カスケード接続する構成であっても、ストレージ制御ブレード110が他のブレードの情報を取得できる。
なお、相互結合機構180がスイッチ構成の場合、ディスカバリ処理の後、ルーティング管理テーブル800の確立後に、各スイッチ機構ブレード182において、プロセッサ部140が、アドレス又はポートIDを含むルーティング管理テーブル800を、それぞれスイッチ部130に設定する。また、これとは別に、アクセスの際に、スイッチ部130のポートからポートへのルーティング情報(例えば、パーツID「1」のポートID「0」からポートID「3」を経由するという情報)を含んだパケットを利用してもよい。このようにすることで、各スイッチ部130にルーティング管理テーブル800を設定しないことができる。なお、これ以外の方法で、ルーティング管理テーブル800を設定してもよい。
次に、ストレージ制御装置100の構成の変更について説明する。
図7は、ストレージ制御装置100の構成の変更の説明図であり、小規模の構成から大規模の構成にアップグレードする際の説明図である。
図7のストレージシステムは、ディスク装置を格納できるディスク格納部(ディスク装置群200)、ブレードが8枚格納できる旧ブレード格納部101A、ブレードが12枚格納できる新ブレード格納部101B、及び、それ以外の部分(電源、バッテリ、管理端末500他)によって構成されている。
旧ブレード格納部101Aには、ストレージ制御ブレード110が4枚格納されている。
また、新ブレード格納部101Bには、ブレード格納部101Aのストレージ制御ブレード110とは別に、4枚のストレージ制御ブレード110及びスイッチ機構ブレード182が格納されている。
また、旧ブレード格納部101Aのストレージ制御ブレード110が稼働中であり、新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110はまだ稼働していない状態である。
そして、旧ブレード格納部101Aに格納されたストレージ制御ブレード110を、新ブレード格納部101Bの点線で示された箇所に移設する。これによって、変更後のストレージ制御装置100は、合計で8枚のストレージ制御ブレード110と2枚のスイッチ機構ブレード182とを備えた構成にアップグレードされる。アップグレード後、新ブレード格納部101Bに格納された各ブレードが稼働を開始する。
ストレージシステムの管理端末500は、新ブレード格納部101Bの下部に設けられた管理端末格納部に格納されている。具体的には、管理端末格納部に設けられたインターフェースに、入出録装置(キーボード及びディスプレイ)が接続される。
ストレージシステムの電源及びバッテリは、管理端末格納部の下部に設けられている。
図8は、第1の実施例のストレージ制御装置100の構成の変更処理のフローチャートである。
この構成変更処理では、ストレージ制御装置100に接続されているディスク装置群200の特定の論理ボリュームに、変更前(旧ブレード格納部101A)のストレージ制御装置100の構成情報を記録する。そして、同情報をディスク装置群200の論理ボリュームから読み出して、変更後(新ブレード格納部101B)のストレージ制御装置に反映させる。
この構成情報を格納する領域は、ディスク装置群200中の論理ユニット(論理ボリューム)に予め専用の領域を確保しておく。
なお、データを格納する通常の論理ユニット(論理ボリューム)の一部の領域を、構成情報を格納する専用領域として割り当てもよい。例えば、装置全体の構成情報(ストレージ機能の設定やライセンス、ユーザアカウントなど)を論理ユニットに確保した専用領域に格納し、論理ボリュームのRAIDの構成情報などを通常の論理ユニットに割り当てた専用の領域に格納してもよい。
まず、管理者が、旧ブレード格納部101Aに格納されているストレージ制御ブレード110のインターフェース部120と、新ブレード格納部101Bに格納されているストレージ制御ブレード110のインターフェース部120とをケーブルで接続する。また、新ブレード格納部101Bに格納されているストレージ制御ブレード110のインターフェース160と管理端末500とをケーブルで接続する。また、新ブレード格納部101Bに格納されているストレージ制御ブレード110のインターフェース部120とネットワーク400とをケーブルで接続する(ステップ1001)。
このようにすることで、ホストコンピュータ300A等及びディスク装置群200を、新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110及び旧ブレード格納部101Aのストレージ制御ブレード110で共有できる。なお、このときのホストコンピュータ300AからのI/Oは、旧ブレード格納部101Aのストレージ制御ブレード110が受け付ける。新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110は、まだ制御を開始していない。
次に、ストレージ制御ブレード110は、ストレージシステムの構成情報を凍結する(ステップ1002)。すなわち、管理端末500からの指示によって、ストレージ制御装置100及びディスク装置群200の構成情報が変更されないように設定する。なお、この構成情報は、旧ブレード格納部101Aのストレージ制御ブレード110のメモリ部150に格納されている。
次に、ストレージ制御ブレード110は、管理端末500からの指示によって、旧ブレード格納部101Aのストレージ制御ブレード110のメモリ部150に格納されている構成情報を、ディスク装置群200の専用の領域に格納する。そして、この構成情報を取得し、新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110のメモリ部150に格納する(ステップ1003)。
次に、ストレージ制御ブレード110は、管理端末500からの指示によって、ホストコンピュータ300Aからのアクセスパスを、新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110に切り替える(ステップ1004)。具体的には、ホストコンピュータ300Aのパス管理プログラムを動作させ、ホストコンピュータ300Aからのアクセス先を、旧ブレード格納部101Aのストレージ制御ブレード110から新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110に切り替える。具体的には、ホストからのパスのアクセス先(ターゲットの物理アドレスやSANスイッチのポート番号等)を切り替える。
次に、ストレージ制御ブレード110は、管理端末500からの指示によって、ホストからのI/Oを停止する(ステップ1005)。
次に、ストレージ制御ブレード110は、管理端末500からの指示によって、旧ブレード格納部101Aのストレージ制御ブレード110のキャッシュデータをフラッシュする(ステップ1006)。すなわち、キャッシュメモリに格納されているディスクに反映されていないデータを、ディスク装置群200に書き込む。
次に、ストレージ制御ブレード110は、管理端末500からの指示によって、取得した構成情報を用いて、新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110に当該構成情報を認識させ、構成情報を確立する(ステップ1007)。
具体的には、新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110にRAID構成を認識させ、論理ボリュームをインポートする。また、ホストコンピュータ300Aとの間のパスを設定する。これによって、新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110が、ディスク装置群200及びホストコンピュータ300Aを認識し、ストレージ制御装置100の処理が可能となる。
なお、このステップ1006及びステップ1007は、旧ブレード格納部101Aのストレージ制御ブレード110及び新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110において、並列して実行できる。
その後、管理端末500は、旧ブレード格納部101Aのストレージ制御ブレード110のキャッシュデータのフラッシュが全て完了したか否かを判定する(ステップ1008)。フラッシュが完了したと判定した場合は、新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110は、管理端末500からの指示によって、ホストからのI/Oを再開する(ステップ1009)。
これまでの処理によって、新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110による処理が可能となる。また、旧ブレード格納部101Aのストレージ制御ブレード110による処理は完全に終了している。
そこで、管理者は、旧ブレード格納部101Aのストレージ制御ブレード110を取り外し、これを新ブレード格納部101Bに格納して、ストレージ制御ブレード110を移設する(ステップ1010)。このとき、旧ブレード格納部101からネットワーク400に接続されたケーブルや、旧ブレード格納部101Aから新ブレード格納部101Bへ接続されたケーブルは取り外す。
そして、ストレージ制御ブレード110は、管理端末500からの指示によって、構成情報の凍結を解除する(ステップ1011)。これによって、新ブレード格納部101Bに格納された全てのストレージ制御ブレード110による処理が可能となる。
前述した処理によって、ストレージ制御装置100の構成を変更できる。
なお、このフローチャートでは、ホストコンピュータ側のパスの切り替え時、及び、ストレージ制御ブレード110の移設時に、ホストからのI/Oが処理できない時間が存在する。そのために、ホストコンピュータ300Aに格納されるパス管理プログラムを用いて、I/Oの処理できない時間を可能な限り短くすることが望ましい。
以上のように、本発明の第1の実施例では、ストレージ制御ブレード110を増減することでストレージ制御装置100の構成を容易に変更できる。特に、小規模構成ではストレージ制御ブレード110同士の接続をフルメッシュ構成とし、大規模構成ではスイッチ機構ブレード182によって接続する。このようにすることで、ストレージ制御装置100の初期導入コストや、アップグレード時のコストが低く抑えられると共に、拡張性(スケーラビリティ)が向上する。
前述した第1の実施例では、ディスク装置群200の論理ボリュームに構成情報を格納した。これに対して、第2の実施例では、構成情報を格納するために、ストレージ制御装置100に不揮発ストレージデバイスを備える。なお、第1の実施例と同一の構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。
図9は、第2の実施例のストレージ制御ブレード110のハードウェア構成のブロック図である。
第2の実施例のストレージ制御ブレード110は、不揮発ストレージデバイス部600を備える。不揮発ストレージデバイス部600は、スイッチ機構132に接続されている。
不揮発ストレージデバイス部600は、不揮発ストレージデバイス制御部610と不揮発ストレージデバイス620とを備える。
不揮発ストレージデバイス制御部610は、不揮発ストレージデバイス620のデータの読み書きを制御する。
不揮発ストレージデバイス620は、フラッシュメモリやハードディスク等の記憶媒体によって構成され、不揮発ストレージデバイス制御部610の制御によってデータを格納する。ストレージ制御ブレード110は、この不揮発ストレージデバイス620に、ストレージシステムの管理情報を格納する。
以上説明した、不揮発ストレージデバイス部600は、ストレージ制御ブレード110に備えられる。このようにすると、ストレージ制御ブレード110毎に不揮発ストレージデバイス部600を管理することができ、ストレージ制御ブレード110の数が少ない小規模構成時に有利である。
また、図10に示すように、不揮発ストレージデバイス部600は、ストレージ制御ブレード110の外部に備えられてもよい。
図10は、ストレージ制御装置100の構成例の斜視図である。
図10は、図3Aと同様に、四つのストレージ制御ブレード110を備える。そして、筐体101には、不揮発ストレージデバイス部600が備えられる。この不揮発ストレージデバイス部600は、ストレージ制御ブレード110と別の基板上に設けられている。不揮発ストレージデバイス部600は、前述したフルメッシュ構成によって各ストレージ制御ブレード110と接続される。
このようにすると、ストレージ制御ブレード110毎に不揮発ストレージデバイス部600を管理する必要がなく、ストレージ制御ブレード110の数が多い大規模構成時に有利である。
また、不揮発ストレージデバイス部600を、ストレージ制御ブレード110内及びストレージ制御ブレード110外に備えることもできる。不揮発ストレージデバイス部600を、ストレージ制御ブレード110内外の双方に設けると、ストレージシステムの構成情報を容易に移行することができる。特に、小規模構成時から大規模構成時に移行する際に便利である。
また、不揮発ストレージデバイス部600に可搬型記憶媒体(取り外し可能なフラッシュメモリユニット等)を設け、ストレージシステムの構成情報を該可搬型記憶媒体に格納することもできる。このようにすれば、可搬型記憶媒体を移動することによって、データを移行することができ便利である。
次に、第2の実施例のストレージ制御装置100の構成の変更について説明する。
図11は、第2の実施例のストレージ制御装置100の構成の変更処理のフローチャートである。図11で説明する構成変更処理では、ストレージシステムの構成情報は、ストレージ制御ブレード110が管理する記憶領域に格納されており、構成変更処理時に不揮発ストレージデバイス部600に格納される。なお、ストレージ制御ブレード110が運用中に使用するストレージシステムの構成情報の記憶領域は、不揮発性記憶媒体に構成されても、揮発性記憶媒体に構成されてもよい。
図11は、図7に示したように、ストレージ制御装置100を、小規模構成から大規模構成にアップグレードする際の処理を示す。
まず、ストレージ制御ブレード110は、ストレージシステムの構成情報を凍結する(ステップ2001)。すなわち、管理端末500からの指示によって、ストレージ制御装置100及びディスク装置群200の構成情報が変更されないように設定する。
次に、ストレージ制御ブレード110は、管理端末500からの指示によって、旧ブレード格納部101Aのストレージ制御ブレード110が使用している構成情報を不揮発ストレージデバイス部600に格納する(ステップ2002)。
そして、管理端末500は、不揮発ストレージデバイス部600への構成情報の格納が完了したか否かを判定する(ステップ2003)。格納が完了したと判定した場合は、管理者は、不揮発ストレージデバイス部600を旧ブレード格納部101Aから取り外し、これを新ブレード格納部101Bに格納して、ストレージ制御ブレード110に移設する(ステップ2004)。
次に、ストレージ制御ブレード110は、管理端末500からの指示によって、不揮発ストレージデバイス部600に格納された構成情報を用いて、新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110に当該構成情報を認識させ、構成情報を確立する(ステップ2005)。
具体的には、新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110にRAID構成を認識させ、論理ボリュームをインポートする。また、ホストコンピュータ300Aとの間のパスを設定する。これによって、新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110が、ディスク装置群200及びホストコンピュータ300Aを認識し、ストレージ制御装置100の処理が可能となる。
次に、ストレージ制御ブレード110は、管理端末500の指示によって、ホストからのI/Oを停止する(ステップ2006)。
次に、リソースを移設する(ステップ2007)。具体的には、ストレージ制御ブレード110は、ホストコンピュータ300Aのパス管理プログラムを動作させ、ホストコンピュータ300Aからのアクセス先を新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110に切り替える。また、ストレージ制御ブレード110は、管理端末500からの指示によって、旧ブレード格納部101Aのストレージ制御ブレード110のキャッシュデータをフラッシュする。また、ストレージ制御ブレード110は、管理端末500からの指示によって、構成情報を用いて論理ボリュームと論理パスを構成する。
このステップ2007の処理が完了した後、新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110は、管理端末500からの指示によって、ホストからのI/Oを再開する(ステップ2008)。
次に、管理者は、旧ブレード格納部101Aのストレージ制御ブレード110を取り外し、これを新ブレード格納部101Bに格納して、ストレージ制御ブレード110を移設する(ステップ2009)。このステップ2009の処理は、前述した図8のステップ1010と同様である。
そして、ストレージ制御ブレード110は、管理端末500からの指示によって、構成情報の凍結を解除する(ステップ2010)。これによって、新ブレード格納部101Bに格納された全てのストレージ制御ブレード110による処理が可能となる。
前述した処理によって、ストレージ制御装置100の構成を変更できる。
図12は、第2の実施例のストレージ制御装置100の構成の変更処理の変形例のフローチャートである。
図11に示す処理では、まず、新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110の構成情報を確立してホストコンピュータ300A等からのI/Oを停止した後に、リソースを移設した。これに対して、図12に示す処理では、まず、ホストコンピュータ300A等からのI/Oを停止してから、リソースを移設し、構成情報を確立する。
まず、ストレージ制御ブレード110は、ストレージシステムの構成情報を凍結する(ステップ3001)。すなわち、管理端末500からの指示によって、ストレージ制御装置100及びディスク装置群200の構成情報が変更されないように設定する。
次に、ストレージ制御ブレード110は、管理端末500からの指示によって、旧ブレード格納部101Aのストレージ制御ブレード110が使用している構成情報を不揮発ストレージデバイス部600に格納する(ステップ3002)。
そして、管理端末500は、不揮発ストレージデバイス部600への構成情報の格納が完了したか否かを判定する(ステップ3003)。格納が完了したと判定した場合は、まず、ストレージ制御ブレード110は、管理端末500からの指示によって、ホストI/Oを停止する(ステップ3004)。
次に、リソースを移設する(ステップ3005)。具体的には、ストレージ制御ブレード110は、ホストコンピュータ300Aのパス管理プログラムを動作させ、ホストコンピュータ300Aからのアクセス先を新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110に切り替える。また、ストレージ制御ブレード110は、管理端末500からの指示によって、旧ブレード格納部101Aのストレージ制御ブレード110のキャッシュデータをフラッシュする。
次に、管理者は、旧ブレード格納部101Aのストレージ制御ブレード110を取り外し、これを新ブレード格納部101Bに格納して、ストレージ制御ブレード110を移設する(ステップ3006)。このステップ2009の処理は、前述した図8のステップ1010と同様である。
次に、ストレージ制御ブレード110は、管理端末500からの指示によって、不揮発ストレージデバイス部600に格納された構成情報を用いて、新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110に当該構成情報を認識させ、構成情報を確立する。そして、この構成情報を用いて論理ボリュームと論理パスを構成する(ステップ3007)。
そして、ステップ3007の処理が全て完了した後、新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110は、管理端末500からの指示によって、ホストからのI/Oを再開する(ステップ3008)。
そして、ストレージ制御ブレード110は、管理端末500からの指示によって、構成情報の凍結を解除する(ステップ3009)。これによって、新ブレード格納部101Bに格納された全てのストレージ制御ブレード110による処理が可能となる。
前述した処理によって、ストレージ制御装置100の構成を変更できる。
前述した図11の方法では、I/Oを停止する時間が短くできる。一方、図12の方法では、一旦I/O停止してから構成を変更するので、I/Oを停止する時間が長くなるが、作業効率が高まる。そのため、長期間I/Oを止めてもかまわないシステムに用いるとよい。
以上のように、本発明の第2の実施例では、不揮発ストレージデバイス部600を備えたので、ストレージ制御装置100の構成の変更がより容易となる。
なお、不揮発ストレージデバイス部600に、構成変更中に変更された構成情報(又はその差分情報)を格納してもよい。
具体的には、構成情報を凍結せずにストレージ制御ブレードを移設する。そして、その間に変更された構成情報を全て不揮発ストレージデバイス部600に格納する。そして、移設完了後に、変更のあった構成情報を、移設後のストレージ制御ブレード110に格納し、構成情報を確立する。
このようにすることで、構成情報を凍結することなく、ストレージ制御装置の構成を変更できる。
次に第3の実施例について説明する。
第3の実施例では、既存のストレージ制御装置100と同一構成のストレージ制御装置100を追加する。このとき同時に、ディスク装置群200も同構成のディスク装置群200を追加する。すなわち、旧ブレード格納部101Aのストレージ制御ブレード110とは別装置を構築し、新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110を構成する。
結果として、ストレージ制御装置100及びディスク装置群200によって構成されるストレージシステムを冗長構成に変更できる。なお、第1の実施例と同一の構成には同一の符号を付し、その説明は省略する。
図13は、第3の実施例のストレージ制御装置100の構成の変更処理のフローチャートである。
まず、ストレージ制御ブレード110は、ストレージシステムの構成情報を凍結する(ステップ4001)。すなわち、管理端末500からの指示によって、ストレージ制御装置100及びディスク装置群200の構成情報が変更されないように設定する。
次に、ストレージ制御ブレード110は、管理端末500からの指示によって、旧ブレード格納部101Aのストレージ制御ブレード110のメモリ部150に格納されている構成情報を、新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110のメモリ150に格納する(ステップ4002)。
以後、二つの処理が、同時に進行する。一つの処理はステップ4003〜4006の処理であり、ストレージ制御装置100において実行される。他方の処理はステップ4010〜4013の処理であり、ディスク装置群200において実行される。
一つ目の処理(ステップ4003〜ステップ4006)では、管理者は、ディスク装置群200と新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110とのパスを設定する(ステップ4003)。
具体的には、管理者はストレージ制御ブレード110のインターフェース部120と他のストレージ制御ブレード110N等のインターフェース部120とをケーブルで接続する。そして、ストレージ制御ブレード110は、管理端末500からの指示によって、パスを設定する。なお、このパスの設定は、冗長パスのうちの一方のみでよい。また、ディスク装置群200とのパスを設定しなくてもよい。
次に、ストレージ制御ブレード110は、管理端末500からの指示によって、ステップ4002で格納した構成情報を用いて、新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110の構成情報を確立する(ステップ4004)。
具体的には、新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110にRAID構成を認識させ、論理ボリュームをインポートする。また、ホストコンピュータ300Aとの間のパスを設定する。これによって、新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110が、ディスク装置群200及びホストコンピュータ300Aを認識し、ストレージ制御装置100の処理が可能となる。
次に、新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110のインターフェース部120とネットワーク400とをケーブルで接続する(ステップ4004)。具体的には、ホストコンピュータ300Aのパス管理プログラムを動作させ、ホストコンピュータ300Aからのアクセス先を、旧ブレード格納部101Aのストレージ制御ブレード110から新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110に切り替える。具体的には、ホストからのパスのアクセス先(ターゲットの物理アドレスやSANスイッチのポート番号等)を切り替える。
そして、ストレージ制御ブレード110は、管理端末500からの指示によって、ホストコンピュータ300Aによって、ホストコンピュータ300Aからのアクセスパスを、新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110に切り替える(ステップ4006)。具体的には、ホストコンピュータ300Aのパス管理プログラムを動作させ、ホストコンピュータ300Aからのアクセス先を、旧ブレード格納部101Aのストレージ制御ブレード110から新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110に切り替える。具体的には、ホストからのパスのアクセス先(ターゲットの物理アドレスやSANスイッチのポート番号等)を切り替える。
もう一方の処理(ステップ4010〜ステップ4013)では、管理端末500からの指示によって、ディスク装置群200に新規に追加されたディスク装置群200を初期化する(ステップ4010)。
次に、管理端末500からの指示によって、新規に追加されたディスク装置群200に対して、従来のディスク装置群200に記憶されていたデータをコピーする(ステップ4011)。
具体的には、管理端末500からの指示によって、新規に追加されたディスク装置群200に構成された論理ボリュームと、従来のディスク装置群200に構成されている論理ボリュームとの間で、データをコピーする。データのコピーには、例えば、ミラーリング等のコピーの機能等を用いることができる。
そして、管理端末500は、コピーが完了したか否かを判定する(ステップ4012)。コピーが完了したと判定した場合は、ホストコンピュータ300Aのプログラムを動作させ、ホストコンピュータ300Aから新規に追加したディスク装置群200に対するアクセスパスを設定する(ステップ4013)。具体的には、ホストコンピュータ300Aに格納されているパス管理ソフト等を利用して、ホストコンピュータ300Aからのパスを切り替える。
これら両方の処理が終了すると、構成情報の凍結を解除する(ステップ4007)。これによって、新ブレード格納部101Bのストレージ制御ブレード110による処理が可能となる。
前述した処理によって、ストレージ制御装置100の構成を変更できる。
なお、ステップ4002で格納した構成情報を元にして、新ブレード格納部101B及び旧ブレード格納部101Aのすべてのストレージ制御ブレード110を初期化して、新旧のストレージ制御ブレードを含む一つのストレージ制御装置100と設定してもよい。このようにすることで、例えば新ブレード格納部101Bと旧ブレード格納部101Aとを、物理的に離れた場所に実装されたストレージ制御装置100として設定できる。
なお、第3の実施例では、構成情報はストレージ制御ブレード110間で直接コピーする。そのため、第1の実施例で前述した論理ボリュームの構成情報の格納領域や、第2の実施例で前述した不揮発ストレージデバイス部600は必ずしも必要ない。
以上のように、本発明の第3の実施例では、ストレージ制御装置100を稼働させながら、ストレージ制御ブレード110の構成を変更(増設)できる。また同時に、ディスク装置群200の構成を変更(増設)できる。特に、ストレージシステムを冗長構成に容易に変更することができる。
以上、第1乃至第3の実施例において、ストレージ制御装置100の構成の変更方法を説明した。本発明のポイントは、旧ブレード格納部101Aのストレージ制御ブレード110を、ストレージ制御ブレード110自体は何ら変更を必要とせず、新ブレード格納部101Bに移設して利用可能である点である。
次に第4の実施例について説明する。
第4の実施例では、前述した第1乃至第3の実施例のストレージシステムにおいて、各ストレージ制御ブレード110又はスイッチ機構ブレードに備えられたメモリに、どのような配分で情報を配置するかを示す。
図14は、第4の実施例のストレージ制御装置100の構成のブロック図であり、ストレージ制御装置100内で冗長に格納すべき情報の配置を示す。
第4の実施例のストレージ制御装置100は、8枚のストレージ制御ブレード110A〜110Hによるフルメッシュ構成のストレージ制御装置100である。すなわち、8枚のストレージ制御ブレード110は、他の全てのストレージ制御ブレード110と直接接続されている。
ストレージ制御装置内で冗長に格納すべき情報は、例えば、ストレージ制御装置の構成情報、制御情報、データ入出力制御情報(例えば、キャッシュされているデータのディレクトリ管理情報)等である。この情報を、以下、「管理情報」と呼ぶ。
第4の実施例では、この管理情報を、ストレージ制御装置100内の二つ以上のストレージ制御ブレードに冗長に格納する。具体的には、複数の冗長格納グループ(1111、1112、1113)を設定し、管理情報を冗長格納グループ毎に、冗長に格納する。
図14に示す例では、冗長格納グループ1111では、管理情報Aを、ストレージ制御ブレード110Aのメモリ部150及びストレージ制御ブレード110Bのメモリ部150にそれぞれ格納する。同様に、冗長格納グループ1112では、管理情報Bを、ストレージ制御ブレード110Cのメモリ部150及びストレージ制御ブレード110Dのメモリ部150にそれぞれ格納する。同様に、冗長格納グループ1113では、管理情報Cを、ストレージ制御ブレード110E、110F、110G及び110Hのそれぞれのメモリ部150に格納する。
このように、管理情報を冗長に格納することによって、ストレージシステムの可用性が高まる。
なお、図14の例では、ストレージ制御ブレードが、必ず一つの冗長格納グループに属しているが、ストレージ制御ブレードが二つ以上の冗長格納グループに属していてもよい。
例えば、すべてのストレージ制御ブレードに同じ管理情報を冗長に格納する構成を考える。このようにすると、仮に一つストレージ制御ブレードを残して他のストレージ制御ブレードに障害が発生したとしても、装置全体に関する管理情報は保たれるので、可用性が最も高くなる。しかし、冗長な情報を格納するためのメモリ部の容量が多く必要である。
図15は、第4の実施例のストレージ制御装置100の構成の変形例のブロック図であり、ストレージ制御装置100内で冗長に格納すべき情報の配置を示す。
図14の例は、ストレージ制御ブレードをフルメッシュ構成としたが、図15に示すストレージ制御装置100は、ストレージ制御ブレード110A〜110D及びメモリ搭載型スイッチ機構ブレード182A〜182Dによって構成される。
メモリ搭載型スイッチ機構ブレードを用いた大規模構成の場合は、スイッチ機構ブレードに搭載されているメモリを、冗長格納グループに利用する。
すなわち、管理情報を、ストレージ制御ブレード及びスイッチ機構ブレードのメモリに冗長に格納する。具体的には、複数の冗長格納グループ(1211、1212)を設定し、管理情報を冗長格納グループ毎に格納する。
図15に示す変形例では、冗長格納グループ1211では、管理情報Aを、ストレージ制御ブレード110Aのメモリ部150、ストレージ制御ブレード110Bのメモリ部150、スイッチ機構ブレード182Aのメモリ部及びスイッチ機構ブレード182Bのメモリ部にそれぞれ格納する。同様に、冗長格納グループ1212では、管理情報Bを、ストレージ制御ブレード110Cのメモリ部150、ストレージ制御ブレード110Dのメモリ部150、スイッチ機構ブレード182Cのメモリ部及びスイッチ機構ブレード182Dのメモリ部にそれぞれ格納する。
なお、図15に示す変形例では、ストレージ制御ブレードとスイッチ機構ブレードとが組となって、必ず一つの冗長格納グループに属しているが、ストレージ制御ブレードが二つ以上のグループに属していてもよい。また、ストレージ制御ブレードとスイッチ機構ブレードとは組でなくてもよい。
例えば、スイッチ機構ブレードのみで管理情報を冗長に格納すると、各ストレージ制御ブレードのメモリ部150の容量を削減することができる。
なお、管理情報の配置方法にはそれぞれ特質があり、どのように配置しても、システムの可用性の向上には有効である。
前述した図14に示す例又は図15に示す変形例のように、ストレージ制御装置100において、冗長情報をいくつかのグループに分け、ストレージ制御ブレードのメモリ部150又はスイッチ機構ブレードのメモリ部に冗長に格納することで、ストレージ制御装置100の可用性を高めることができる。
次に、前述したように管理情報を冗長に格納したストレージ制御装置100に障害が発生した場合の処理を説明する。具体的には、ストレージ制御ブレード110に障害が発生し、当該ストレージ制御ブレード110を交換することになった場合に、冗長格納グループの構成の制御の方法を説明する
図16は、ストレージ制御装置100の障害発生時の処理のフローチャートである。
この処理は、ストレージ制御装置100の何れかのストレージ制御ブレード110A等に障害が発生すると実行される。
この処理は、同じ冗長格納グループに属する障害が発生していない他のストレージ制御ブレードのプロセッサ部140が主体として実行する。また、ストレージ制御装置100全体として一つのストレージ制御ブレードのプロセッサ部140が実行してもよい。
まず、何れかのストレージ制御ブレードに障害が発生したことを検知すると、当該ストレージ制御ブレードの属する冗長格納グループを特定する。なお、障害の発生したストレージ制御ブレードが複数の冗長格納グループに属している場合は、当該ストレージ制御ブレードが属している全ての冗長格納グループを特定する(ステップ5001)。
次に、特定された冗長格納グループを処理リストに登録する(ステップ5002)。この処理リストは、処理主体のプロセッサ部140のあるストレージ制御ブレードのメモリ部150に格納される。この処理リストを参照して、以降の処理が実行される。
次に、処理リストを参照して、まだ未処理の冗長格納グループがあるか否かを判定する(ステップ5003)。
未処理の冗長格納グループがあると判定した場合は、ステップ5004に移行する。未処理の冗長格納グループがないと判定した場合は、ステップ5008に移行する。
ステップ5004では、選択した冗長格納グループは、冗長度が残っているか否かを判定する。すなわち、障害のあったストレージ制御ブレード110を除く当該冗長格納グループに属する全てのストレージ制御ブレード110には、複数の管理情報が格納されているか否かを判定する。
一方、冗長度が残っていないと判定した場合は、元々冗長に格納されていた管理情報の冗長性が、障害によって消失している。この場合はストレージシステムの可用性が低下する。そこで、他のストレージ制御ブレードを用いて、直ちに冗長性を確保する必要があるため、ステップ5005に移行する。一方、冗長度が残っていると判定した場合は、直ちに冗長性を確保する必要はないので、ステップ5007に移行する。
ステップ5005では、障害が発生していないストレージ制御ブレードのうち一つ又は複数を選択する。
次に、選択したストレージ制御ブレードを当該冗長格納グループの暫定メンバとして組み入れる。そして、冗長格納グループの管理情報を、暫定メンバとなったストレージ制御ブレードのメモリ部150にコピーする(ステップ5006)。
次に、選択したストレージ制御ブレード110を交換待ちリストに登録する。また、処理リストの当該冗長格納グループを処理済みとして登録する(ステップ5007)。その後、ステップ5003に戻り、未処理の冗長格納グループがあれば、ステップ5004乃至5007の処理を繰り返す。
ステップ5008では、障害のあったストレージ制御ブレードが交換されたか否かを判定する。障害のあったストレージ制御ブレード110が交換された場合は、ステップ5009に移行する。
ステップ5009では、冗長格納グループの暫定メンバとなったストレージ制御ブレードがあれば、その管理情報を交換されたストレージ制御ブレード110のメモリ部150にコピーする。また、冗長格納グループの暫定メンバとなったストレージ制御ブレードがない場合、すなわち、冗長度が残っていた場合は、当該冗長格納グループに属する何れかのストレージ制御ブレードから管理情報をコピーする。
次に、必要であれば、冗長格納グループの暫定メンバとなったストレージ制御ブレードを、当該冗長格納グループから外す(ステップ5010)。
なお、交換されたストレージ制御ブレードが複数であれば、必要な回数だけこのステップ5009及びステップ5010の処理を繰り返す。
そして、障害発生時の処理を終了する。
なお、図16のフローチャートではストレージ制御ブレードとして説明したが、メモリ搭載型スイッチ機構ブレードでも同様の障害発生時の処理を行うことができる。
以上のように、本発明の第4の実施例では、複数のストレージ制御ブレード及びスイッチ機構ブレードによって、管理情報を冗長に格納する。また、冗長格納グループ毎に管理情報を格納する。このようにすることによって、ストレージ制御装置100の可用性が高まる。
次に第5の実施例について説明する。
第5の実施例では、前述した第1乃至第4の実施例のストレージシステムにおいて、複数のスイッチ機構ブレード182をどのように構成するかを示す。
前述した第1乃至第4の実施例では、小規模構成時にはストレージ制御ブレード110をフルメッシュ構成とする。一方、大規模構成時には、スイッチ機構ブレード182を介した構成とする。
本実施例では、さらに大規模な構成とする場合に、スイッチ機構ブレード182の接続構成を変更する例について説明する。
図17は、小規模構成時のストレージ制御装置100の構成のブロック図である。
図17に示すストレージ制御装置は、4枚のストレージ制御ブレード110及び2枚のスイッチ機構ブレード182によって構成されている。
このストレージ制御ブレード110は、前述した図2で説明したものとほぼ同じである。なお、ストレージ制御ブレード110のメモリ部150は必ずしもキャッシュや構成情報を格納する共有メモリとして利用する必要はなく、メモリ搭載型スイッチ機構ブレード182のメモリ部150を共有メモリとすればよい。
なお、各ストレージ制御ブレード110及びスイッチ機構ブレード182の間は相互結合機構180によって接続されている。
ここで、この図17に示した構成のストレージ制御装置100を大規模構成にスケールアップした場合を考える。
図18は、大規模構成時のストレージ制御装置100の構成を示すブロック図である。図18に示すストレージ制御装置は、図17に示した構成に加え、さらに多くのストレージ制御ブレード110が追加されている。ストレージ制御ブレード110同士はスイッチ機構ブレード182Aによって接続される。そしてさらに、スイッチ機構ブレード182A同士を、別のスイッチ機構ブレード182Bによって接続する。
このように、スイッチ機構ブレード182A、182Bを多段に接続する。すなわち、小規模構成時には、スイッチ機構ブレード182による一段の相互結合とする。そして、大規模構成時には、スイッチ機構ブレードによる多段の相互結合に変更する。
以上のように、本発明の第5の実施例では、大規模構成を実現するために、同構成のストレージ制御ブレード110をさらに多く接続した場合にも、ブレード間接続パスを少なくできる。従って、小規模構成から大規模構成への変更がより簡易となり、初期コストも低く抑えられる。
なお、本実施例においても、構成を変更する場合の手順は前述した第1乃至第3の実施例と同じ方法を用いることができる。
第1の実施例のストレージシステムを含む計算機システムの構成のブロック図である。 第1の実施例のストレージ制御ブレードのハードウェア構成のブロック図である。 第1の実施例の小規模構成時のストレージ制御装置の構成例の斜視図である 第1の実施例の小規模構成時のストレージ制御装置の構成例その背面図である。 第1の実施例の大規模構成時のストレージ制御装置の構成例の斜視図である。 第1の実施例のディスカバリ情報テーブルの一例の説明図である。 第1の実施例のルーティング管理テーブルの一例の説明図である。 第1の実施例のストレージ制御装置の構成の変更の説明図である。 第1の実施例のストレージ制御装置の構成の変更処理のフローチャートである。 第2の実施例のストレージ制御ブレードのハードウェア構成のブロック図である。 第2の実施例のストレージ制御装置の構成例の斜視図である。 第2の実施例のストレージ制御装置の構成の変更処理のフローチャートである。 第2の実施例のストレージ制御装置の構成の変更処理の変形例のフローチャートである。 第3の実施例のストレージ制御装置の構成の変更処理のフローチャートである。 第4の実施例のストレージ制御装置の構成のブロック図である。 第4の実施例のストレージ制御装置の構成の変形例のブロック図である。 第4の実施例のストレージ制御装置の障害発生時の処理のフローチャートである。 第5の実施例の小規模構成時のストレージ制御装置の構成のブロック図である。 第5の実施例の大規模構成時のストレージ制御装置の構成のブロック図である。
符号の説明
100 ストレージ制御装置
110 ストレージ制御ブレード
120 インターフェース部
130 スイッチ部
140 プロセッサ部
150 メモリ部
180 相互結合機構
182 スイッチ機構ブレード
200 ディスク装置群
300 ホスト群
400 ネットワーク
500 管理端末

Claims (7)

  1. ホストコンピュータからディスク装置へのデータのアクセスを制御するストレージ制御装置において、
    複数の前記ディスク装置のうち少なくとも一つに対してのアクセスを制御する複数のストレージ制御部と、
    前記複数のストレージ制御部のそれぞれからアクセス可能な不揮発記憶部と、
    前記ストレージ制御部を相互に接続する相互結合機構と、を備え、
    前記ストレージ制御部は、
    前記ストレージ制御装置の構成及び前記データのアクセスを制御するプロセッサ部と、
    前記ホストコンピュータ及び前記ディスク装置と接続されるインターフェース部と、
    前記データのキャッシュ及び前記ストレージ制御部の構成情報を格納するメモリ部と、
    前記インターフェース部、前記プロセッサ部及び前記メモリ部を相互に接続する相互接続部と、を備え、
    前記構成情報は、前記ストレージ制御装置の構成に関する、制御情報、データ入出力制御情報、前記複数のディスク装置から構成されるRAID構成、前記ディスク装置上に生成される論理ボリュームの構成、前記ディスク装置に設定される機能の状態の情報を含み、
    前記複数のディスク装置のうち少なくとも一つの前記ディスク装置は、前記構成情報を格納する専用領域を備え、
    前記プロセッサ部は、当該プロセッサ部が含まれる前記ストレージ制御部が、前記相互結合機構を介して、どの前記ストレージ制御部と接続されているかを判定し、接続先のポート識別情報を取得して、前記相互結合機構を介した他の前記ストレージ制御部との接続形態を認識し、
    前記ストレージ制御装置の構成変更前の前記構成情報は、前記専用領域に格納され、
    前記ストレージ制御部から新規ストレージ制御部に入れ替えることによって前記ストレージ制御装置の構成を変更する場合に、前記ストレージ制御部は、前記専用領域に格納される前記構成情報の変更を禁止し、
    前記ストレージ制御部は、前記専用領域に格納される前記構成情報を、前記不揮発記憶部に格納し、
    前記新規ストレージ制御部は、前記不揮発記憶部に格納される前記構成情報を取得し、
    前記新規ストレージ制御部は、前記取得された構成情報に基づいて、前記新規ストレージ制御部の構成を確立し、
    前記ストレージ制御部は、管理端末からの指示に基づいて、前記ホストコンピュータから前記ストレージ制御部へのアクセスパスを前記ストレージ制御部から前記新規ストレージ制御部へ変更することによって、前記ホストコンピュータから前記新規ストレージ制御部へのアクセスパスを確立することを特徴とするストレージ制御装置。
  2. 前記相互結合機構は、
    前記各ストレージ制御部間を一対一で相互に接続する、又は、
    前記各ストレージ制御部間で送受信されるデータを転送するスイッチを備え、前記スイッチによって前記各ストレージ制御部間を相互に接続することを特徴とする請求項1に記載のストレージ制御装置。
  3. 前記相互結合機構の少なくとも一つには共有メモリ部を備え、
    前記共有メモリ部は、前記データのキャッシュ、前記インターフェース部の構成情報及び前記プロセッサ部の構成情報を格納することを特徴とする請求項1に記載のストレージ制御装置。
  4. 前記新規ストレージ制御部の構成が確立した後、前記新規ストレージ制御部は、前記構成情報を変更可能に設定することを特徴とする請求項1に記載のストレージ制御装置。
  5. 前記構成情報のうち信頼性向上のために共有すべき制御情報が、少なくとも二つの前記ストレージ制御部の前記メモリ部に冗長に格納され、
    当該少なくとも二つの前記ストレージ制御部によって、冗長グループが構成されることを特徴とする請求項1に記載のストレージ制御装置。
  6. 前記プロセッサ部は、
    前記制御情報が冗長に格納されている前記ストレージ制御部のうちの一つに障害が発生した場合に、前記冗長グループに属さない前記ストレージ制御部を当該冗長グループに追加し、
    当該追加した前記ストレージ制御部のメモリ部に前記制御情報を複写することによって、前記制御情報の冗長性を確保することを特徴とする請求項5に記載のストレージ制御装置。
  7. アプリケーションプログラムが動作するホストコンピュータと、
    前記ホストコンピュータが使用するデータを格納するディスク装置と、
    前記ホストコンピュータから前記ディスク装置へのデータのアクセスを制御するストレージ制御装置と、
    計算機システムの管理情報を管理する管理端末と、によって構成される計算機システムにおいて、
    前記ストレージ制御装置は、
    複数の前記ディスク装置のうち少なくとも一つに対してのアクセスを制御する複数のストレージ制御部と、
    前記複数のストレージ制御部のそれぞれからアクセスが可能な不揮発記憶部と、
    前記複数のストレージ制御部を相互に接続する相互結合機構と、を備え、
    前記ストレージ制御部は、
    ストレージ制御装置の構成及び前記データのアクセスを制御するプロセッサ部と、
    前記ホストコンピュータ及び前記ディスク装置と接続されるインターフェース部と、
    前記データのキャッシュ及び前記ストレージ制御部の構成情報を格納するメモリ部と、
    前記インターフェース部、前記プロセッサ部及び前記メモリ部を相互に接続する相互接続部と、を備え、
    前記構成情報は、前記ストレージ制御装置の構成に関する、制御情報、データ入出力制御情報、前記複数のディスク装置から構成されるRAID構成、前記ディスク装置上に生成される論理ボリュームの構成、前記ディスク装置に設定される機能の状態の情報を含み、
    前記複数のディスク装置のうち少なくとも一つの前記ディスク装置は、前記構成情報を格納する専用領域を備え、
    前記プロセッサ部は、当該プロセッサ部が含まれる前記ストレージ制御部が、前記相互結合機構を介して、どの前記ストレージ制御部と接続されているかを判定し、接続先のポート識別情報を取得して、前記相互結合機構を介した他の前記ストレージ制御部との接続形式を認識し、
    前記ストレージ制御装置の構成変更前の前記構成情報は、前記専用領域に格納され、
    前記ストレージ制御部から新規ストレージ制御部に入れ替えることによって前記ストレージ制御部の構成を変更する場合に、前記ストレージ制御部は、前記専用領域に格納される前記構成情報の変更を禁止し、
    前記ストレージ制御部は、前記専用領域に格納される前記構成情報を、前記不揮発記憶部に格納し、
    前記新規ストレージ制御部は、前記不揮発記憶部に格納される前記構成情報を取得し、
    前記新規ストレージ制御部は、前記取得された構成情報に基づいて、前記新規ストレージ制御部の構成を確立し、
    前記ストレージ制御部は、前記管理端末からの指示に基づいて、前記ホストコンピュータから前記ストレージ制御部へのアクセスパスを前記ストレージ制御部から前記新規ストレージ制御部へ変更することによって、前記ホストコンピュータから前記新規ストレージ制御部へのアクセスパスを確立することを特徴とする計算機システム。
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