JP4837495B2 - 記憶システム及びデータ管理移行方法 - Google Patents

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Description

本発明は、記憶システム及びデータ管理移行方法に関し、特に、異なる機種のストレージ装置間でボリュームの移行を必要とする記憶システムに適用して好適なものである。
近年、大規模なデータを取り扱う記憶システムでは、ホスト装置とは別個に設けられた大容量のストレージ装置を用いてデータを管理している。
このような記憶システムにおいて用いられるストレージ装置は、アレイ状に配設された多数のハードディスクデバイスを有し、これらハードディスクデバイスを例えばRAID(Redundant Array of Independent Inexpensive Disks)方式で運用するように構築されている。そして、多数のハードディスクデバイスが提供する物理的な記憶領域上には、少なくとも1つ以上の論理的なボリューム(以下、これを論理ボリュームという)が形成される。
ところで、かかる記憶システムにおいて、新たなストレージ装置の導入時や、ストレージ装置の処理をクラスタ化された他のストレージ装置に移行させる際などには、ホスト装置のアクセス先をかかる新たな又は他のストレージ装置に移行させる必要がある。この場合、かかるホスト装置のアクセス先の移行は、ホスト装置及びストレージ装置間のデータの授受を止めることなく行うことが望まれる。
なお、ホスト装置のアクセス先をストレージ装置間又はボリューム間で移行する技術は、特許文献1に開示されている。またファイル間でデータを移行する技術が特許文献2に開示されている。
特開2005−353035号公報 特開2006−164211号公報
しかしながら、ホスト装置がアクセスするアクセス先を新たなストレージ装置に移行させる場合、現行のしくみでは、ケーブルの差し替え作業などを伴うために、ホスト装置及びストレージ装置間のデータの授受を一時的に停止せざるを得ないという問題が生じていた。
また、かかるホスト装置のアクセス先の移行を異機種のストレージ装置間(同じベンダの旧機種及び新機種のストレージ装置間や、ベンダが異なるストレージ装置間)で行う場合には、移行前のストレージ装置側のマイクロプログラムの変更が不可欠であることが多く、移行のための変更処理が煩雑となる場合があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、ホスト装置及びストレージ装置間のデータの授受を停止させることなく、ホスト装置のアクセス先の移行を行ない得る記憶システム又はデータ管理移行方法を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の記憶システムにおいては、データの読書き要求を発行する上位装置と、当該データを格納する外部用の論理ボリュームが設けられた外部ストレージ装置と、第1の仮想的な論理ボリュームを形成する第1のストレージ装置とを備え、前記上位装置は、前記外部用の論理ボリュームの管理情報でなるボリューム情報をマッピングする指示を第1のストレージ装置に与え、前記第1のストレージ装置は、前記マッピング指示に応じて前記外部用の論理ボリュームのボリューム情報を第1の仮想的な論理ボリュームにマッピングすると共に、前記外部用の論理ボリュームのボリューム情報及び前記第1の仮想的な論理ボリュームのボリューム情報を前記上位装置に送信し、前記上位装置は、前記第1のストレージ装置から送信される前記外部用の論理ボリュームのボリューム情報に基づいて、前記第1の仮想的な論理ボリューム又は前記外部用の論理ボリュームのボリューム情報と同一のボリューム情報をもつ仮想的な論理ボリュームを検索し、当該検索により検出した前記仮想的な論理ボリュームを、前記外部用の論理ボリュームに格納される前記データの読書き要求を受領するための交替ボリュームとして設定することを特徴とする。
この結果、上位装置及びストレージ装置間のデータの授受を一時的に停止することなく、上位装置がアクセスするアクセス先のボリュームを第1のストレージ装置内に形成された第1の仮想的な論理ボリュームに移行することができる。
また、本発明のデータ管理移行方法においては、データの読書き要求を発行する上位装置と、当該データを格納する外部用の論理ボリュームが設けられた外部ストレージ装置と、第1の仮想的な論理ボリュームを形成する第1のストレージ装置と、を備える記憶システムのデータ管理移行方法において、前記上位装置が、前記外部用の論理ボリュームの管理情報でなるボリューム情報を第1のストレージ装置にマッピングする指示を与え、前記第1のストレージ装置が、前記マッピング指示に応じて前記外部用の論理ボリュームのボリューム情報を第1の仮想的な論理ボリュームにマッピングすると共に、前記外部用の論理ボリュームのボリューム情報及び第1の仮想的な論理ボリュームのボリューム情報を前記上位装置に送信し、前記上位装置が、前記第1のストレージ装置から送信される前記外部用の論理ボリュームのボリューム情報に基づいて、前記第1の仮想的な論理ボリューム又は前記外部用の論理ボリュームのボリューム情報と同一のボリューム情報をもつ仮想的な論理ボリュームを検索し、当該検索により検出する仮想的な論理ボリュームを、前記外部用の論理ボリュームに格納される前記データの読書き要求を受領するための交替ボリュームとして設定することを特徴とする。
この結果、上位装置及びストレージ装置間のデータの授受を一時的に停止することなく、上位装置がアクセスするアクセス先のボリュームを第1のストレージ装置内に形成された第1の仮想的な論理ボリュームに移行することができる。
本発明によれば、ホスト装置がアクセスするアクセス先を新たなストレージ装置に移行させる場合にも、ホスト装置及びストレージ装置間のデータの授受を一時的に停止せずに、アクセス先のボリュームを移行することができる。
また、ホスト装置のアクセス先の移行を異機種のストレージ装置間(同じベンダの旧機種及び新機種のストレージ装置間や、ベンダが異なるストレージ装置間)で行う場合にも、移行前のストレージ装置側のマイクロプログラムの変更をする必要がなく、移行のための変更処理を円滑にすることができる。
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
(1)第1の実施の形態
(1−1)第1の実施の形態による記憶システムの構成
まず、第1の実施の形態による記憶システムについて以下に説明する。
図1において、1は全体として第1の実施の形態による記憶システムを示す。この記憶システム1は、ホスト装置2がネットワーク3を介してストレージ装置4と接続され、ストレージ装置4が外部ストレージ装置50と接続される構成である。
ホスト装置2は、CPU(Central Processing Unit)やメモリ等の情報処理資源を備えたコンピュータ装置であり、例えばパーソナルコンピュータや、ワークステーション、メインフレームなどから構成される。またホスト装置2は、キーボード、スイッチやポインティングデバイス、マイクロフォン等の情報入力装置(図示せず)と、モニタディスプレイやスピーカ等の情報出力装置(図示せず)とを備える。そしてホスト装置2にはホスト側交替パスプログラム20が実装されている。
ネットワーク3は、例えばSAN(Storage Area Network)、LAN(Local Area Network)、インターネット、公衆回線又は専用回線などから構成される。このネットワークを介したホスト装置及びストレージ装置間の通信は、例えばネットワーク3がSANである場合にはファイバチャネルプロトコルに従って行われ、ネットワーク3がLANである場合にはTCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)プロトコルに従って行われる。
ストレージ装置4は、複数のチャネルアダプタ5、複数のメモリ部6、複数のディスクアダプタ9、ハードディスクドライブ部10及びサービスプロセッサ11を備えて構成される。チャネルアダプタ5、メモリ部6及びディスクアダプタ9間のデータやコマンドの授受は、例えば高速スイッチングによりデータ伝送を行う超高速クロスバススイッチなどのスイッチ又はバス等を介して行われる。
チャネルアダプタ5は、それぞれCPU、メモリ及び通信インタフェース等を備えたマイクロコンピュータシステムとして構成されており、ネットワーク3及び外部ストレージ装置50に接続するためのポートを備える。チャネルアダプタ5は、ホスト装置2から送信される各種コマンドを解釈して、必要な処理を実行する。チャネルアダプタ5のポートには、それぞれを識別するためのネットワークアドレス(例えば、IPアドレスやWWN)が割り当てられており、これにより、各チャネルアダプタ5がそれぞれ個別にNAS(Network Attached Storage)として振る舞うことができるようになされている。
メモリ部6は、それぞれ複数の共有メモリ7及び複数のキャッシュメモリ8から構成される。
共有メモリ7は、チャネルアダプタ5及びディスクアダプタ9により共有される記憶メモリである。共有メモリ7は、主にストレージ装置4の電源投入時にシステムボリュームから読み出されたシステム構成情報及び各種制御プログラムや、ホスト装置2からのコマンドなどを記憶するために利用される。また、共有メモリ7には、ストレージ側交替パスプログラム70、ボリューム情報テーブル71及び交替ボリューム情報テーブル72が格納されている。詳細については、後述する。
キャッシュメモリ8も、チャネルアダプタ5及びディスクアダプタ9により共有される記憶メモリである。このキャッシュメモリ8は、主にストレージ装置4に入出力するユーザデータを一時的に記憶するために利用される。
ディスクアダプタ9は、マイクロプロセッサやメモリ等を備えたマイクロコンピュータシステムとして構成され、ハードディスクドライブ部10との通信時におけるプロトコル制御を行うインタフェースとして機能する。ディスクアダプタ9は、例えばファイバチャネルケーブルを介してハードディスクドライブ部10と接続されており、ファイバチャネルプロトコルに従ってハードディスクドライブ部10との間でデータの授受を行う。
サービスプロセッサ11は、ストレージ装置4の保守又は管理のために操作されるコンピュータ装置であり、例えばノート型のパーソナルコンピュータから構成される。サービスプロセッサ11は、ストレージ装置4内の障害発生を監視してディスプレイ画面(図示せず)に表示することができる。
ハードディスクドライブ部10は、例えばSCSI(Small Computer System Interface)ディスク等の高価なハードディスクドライブ、又はSATA(Serial AT Attachment)ディスク等の安価なハードディスクドライブでなる複数のハードディスクドライブ(図示せず)から構成される。
これらハードディスクドライブが提供する記憶領域上には、1又は複数の論理ボリュームが定義される。そして、この論理ボリュームにホスト装置2からのデータが所定大きさのブロックを単位として読み書きされる。
各論理ボリュームには、それぞれ固有の識別子(LUN:Logical Unit Number)が割り当てられる。本実施の形態の場合、ユーザデータの入出力は、この識別子と、各ブロックにそれぞれ割り当てられるそのブロックに固有の番号(LBA:Logical Block Address)との組み合わせたものをアドレスとして、当該アドレスを指定して行われる。
ストレージ装置4内に作成される論理ボリュームの属性としては、実ボリュームSVOL0〜SVOLn及び仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnがある。
実ボリュームSVOL0〜SVOLnは、記憶領域が割り当てられた論理ボリュームであり、実際にデータの入出力を行うことができる。
これに対して仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnは、現実に存在しない仮想的な論理ボリュームである。この仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnには、1又は複数の実ボリュームSVOL0〜SVOLnが関連付けられる。そしてホスト装置2から仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnに対してデータの入出力要求が与えられた場合、仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnに関連付けられた実ボリュームSVOL0〜SVOLnに対してデータの読み書きが行われる。
一方、外部ストレージ装置50は、複数のハードディスクドライブから構成されるハードディスクドライブ部52と、このハードディスクドライブ部52に対するデータの入出力を制御するコントローラ部51とから構成される。
ハードディスクドライブ部52は、ストレージ装置4のハードディスクドライブ部10と同様の構成を有するものであり、当該ハードディスクドライブ部52内のハードディスクドライブが提供する記憶領域上に1又は複数の論理ボリューム(以下、これを外部ボリュームと呼ぶ)VOL0〜VOLnが形成される。
このように構成された記憶システム1は、ホスト装置2からデータの読書き要求が発行された場合には、次の手順でデータの読み書きが行われる。まず、ホスト装置2からデータの書込み要求が発行される場合、ネットワーク3介して外部ストレージ装置50にデータが送られる。そして、外部ストレージ装置50のコントローラ部51がデータを受け取ると、外部ボリュームVOL0〜VOLnにデータが書き込まれる。
一方、ホスト装置2からデータの読み込み要求が発行される場合には、外部ボリュームVOL0〜VOLnに格納されたデータを読み出し、読み出したデータをコントローラ部51で受け取ると、ネットワーク3を介して、読み出したデータがホスト装置2で受け取られる。
(1−2)交替ボリューム機能
次に、本実施の形態による記憶システム1に搭載された交替ボリューム機能について説明する。
この記憶システム1は、外部ボリュームVOL0〜VOLnのボリューム情報と同一の情報を新たなストレージ装置4内の仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnにマッピングし、マッピングした仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnを交替ボリュームとして設定することで、ホスト装置2が認識するボリュームの移行が行われる点を特徴としている。なお、ここで交替ボリュームとは、ホスト装置2が外部ボリュームVOL0〜VOLnにアクセスしていたアクセス先を交替してアクセスさせる仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnのことをいう。
このような交替ボリューム機能を実現するため、ホスト装置2にはホスト側交替パスプログラム20が実装され、ストレージ装置4の共有メモリ7には、ストレージ側交替パスプログラム70、ボリューム情報テーブル71及び交替ボリューム情報テーブル72が格納されている。
ホスト側交替パスプログラム20は、ホスト装置2がアクセスする外部ストレージ装置50の外部ボリュームVOL0〜VOLnの代わりのアクセス先としてアクセスできるように、ストレージ装置4側に形成される仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnを交替ボリュームとして設定するためのプログラムである。
またボリューム情報テーブル71は、外部ストレージ装置50に形成した外部ボリュームVOL0〜VOLn及びストレージ装置4に形成した仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnを識別するために、外部ボリュームVOL0〜VOLn及び仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnの固有の情報を管理するためのテーブルである。このボリューム情報テーブル71は、図2に示すように、「ボリューム名」フィールド71A、「ボリューム情報」フィールド71Bを備える。
このうち「ボリューム名」フィールド71Aには、外部ボリュームVOL0〜VOLn及び仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnの名称が格納される。
また「ボリューム情報」フィールド71Bは、ボリュームの管理情報であり、「ベンダID」フィールド71C、「製造番号」フィールド71D及び「ボリューム種類」フィールド71E等から主に構成されている。
そして「ベンダID」フィールド71Cには、外部ボリュームVOL0〜VOLn及び仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnのベンダIDの名称が格納され、「製造番号」フィールド71Dには、外部ボリュームVOL0〜VOLn及び仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnの製造番号が格納される。また「ボリューム種類」フィールド71Eには、ホスト装置2に対応する外部ボリュームVOL0〜VOLn及び仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnのフォーマットの種類が格納される。
さらに「ボリューム情報」フィールド71Bには、上述したフィールド71C〜71Eに限らず、例えば、外部ボリュームVOL0〜VOLn及び仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnの容量や最大データ転送長などのボリューム管理情報も、その他のフィールド71Fに格納される。
交替ボリューム情報テーブル72には、外部ボリュームVOL0〜VOLn及び仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnが交替ボリュームとして使用可能か否かの情報が格納される。交替ボリューム情報テーブル72は、図3に示すように、「交替ボリューム属性」フィールド72A、「ボリューム名」フィールド72B及び「ボリューム情報モード」フィールド72Cとから構成される。
「交替ボリューム属性」フィールド72Aには、記憶システム1内に形成された仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnを交替ボリュームとして使用するか否かの使用属性の情報が格納される。具体的に、「交替ボリューム属性」フィールド72Aには、ストレージ装置4に形成される仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnを交替ボリュームとして使用することが可能であることを意味する「ON」又は仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnを交替ボリュームとして使用せず、通常の仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnとして使用するということを意味する「OFF」が格納される。
また「ボリューム名」フィールド72Bには、外部ボリュームVOL0〜VOLn及び仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnの名称が格納され、「ボリューム情報モード」フィールド72Cには、仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnを交替ボリュームとして使用する際に、それぞれの外部ボリュームVOL0〜VOLn及び仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnのボリューム情報を交替ボリュームに使用できるか否かを表す情報が格納される。
本実施の形態では、「ボリューム情報モード」フィールド72Cの「自VOL」は、名称「Y」のボリュームが自らのボリュームであることを示す。また「ボリューム情報モード」フィールド72Cの「ON」は、名称「X」のボリュームが交替ボリュームとして使用できることを示す。一方、「ボリューム情報モード」フィールド72Cの「OFF」は、名称「Z」のボリュームが交替ボリュームとして使用できないことを示す。したがって、たとえ交替ボリューム属性が「ON」であっても、「Z」のボリューム名であるボリュームは、交替ボリュームとして使用できないことを意味する。
(1−3)交替ボリューム機能の運用手順
次に、上述したテーブルを参照して、交替ボリューム機能に関する運用手順について説明する。
具体的には図4に示すように、この記憶システム1の場合、ユーザが交替ボリューム設定の指示を入力する(SP0)。
例えば、ユーザがサービスプロセッサ11を介してユーザ設定画面Sから指示を入力する画面を図5に示す。まずユーザはユーザ設定画面Sの左上のボリュームリストL1から、交替ボリュームとして適用したいボリュームを選択する。
本実施の形態では、ユーザは、ストレージ装置4において仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnうち、「Y」である仮想ボリューム(以下、Yボリュームという)VVOLyを選択することとなる。
次に、交替ボリューム選択リストL2がユーザ設定画面Sの右上に表れるため、ユーザは、ボリュームリストL1から選択したYボリュームVVOLyが交替ボリューム選択リストL2に挙がっているかを確認する。
そしてユーザは、YボリュームVVOLyが交替ボリューム選択リストL2に挙がっていることを確認した後に、YボリュームVVOLyを再び選択する。
選択後、ユーザ設定画面Sの右下にある「決定」ボタンB1と「キャンセル」ボタンB2のうちから、「決定」ボタンB1を押す。ユーザは、ユーザ設定画面Sに表示される交替ボリューム適用リストL3の「状態」フィールドを参照することで、YボリュームVVOLyの状態が「設定中」であると確認することができる。
ここで、各リストL1〜L3に格納される情報を説明する。
ボリュームリストL1は、外部ボリュームVOL0〜VOLn及び仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnの情報が格納されたリストである。
このボリュームリストL1の「パス」フィールドL1Aには、外部ボリュームVOL0〜VOLn及び仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnのパスアドレスが格納される。また、「ボリューム名」フィールドL1Bには、外部ボリュームVOL0〜VOLn及び仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnの名称が格納され、「ボリューム番号」フィールドL1Cには、外部ボリュームVOL0〜VOLn及び仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnの番号が格納される。
一方、交替ボリューム選択リストL2は、交替ボリュームとなり得る仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnの情報が格納されたリストである。交替ボリューム選択リストL2の「パス」フィールドL2Aには、仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnのパスアドレスが格納される。
「ボリューム名」フィールドL2Bには、仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnの名称が格納されている。また「ボリューム番号」フィールドL2Cには、仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnの番号が格納されている。
交替ボリューム適用リストL3は、外部ボリュームVOL0〜VOLn及び仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnのうち、どのボリュームが交替ボリュームとして適用されるかという情報が格納される。
「ボリューム名」フィールドL3A及び「ボリューム番号」フィールドL3Bは、ボリュームリストL1の「ボリューム名」フィールドL1B及び「ボリューム番号」フィールドL1Cと同様の情報が格納されているので、説明を省略する。
「Active/Passive」フィールドL3Cには、どのボリュームに対して優先してデータの読書き要求が発行されているかの優先度の情報が格納されている。「Active」が表示されているボリュームにデータの読書き要求の発行が優先して行われることを示し、一方「Passive」が表示されているボリュームにはデータの読書き要求の発行は優先して行われず、交替ボリュームが設定された別のボリュームに対して優先してデータの読書き要求を発行することを示している。
「交替ボリューム名」フィールドL3Dには、「ボリューム名」フィールドL3Aに格納される外部ボリュームVOL0〜VOLn及び仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnに対して交替ボリュームとなる仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnの名称が格納されている。「交替ボリューム番号」フィールドL3Eには、交替ボリュームの番号が格納される。
「交替モード」フィールドL3Fには、ユーザが交替ボリュームを使用するか否かのモード情報が格納され、「状態」フィールドL3Gには、交替ボリュームとして設定されているか否かの情報が格納される。
こうしてユーザによる交替ボリューム設定の指示がサービスプロセッサ11を介して入力し終わると、ホスト装置2は、外部ストレージ装置50の外部ボリュームVOL0〜VOLnにデータの読書き要求の発行を行い、ストレージ装置4にマッピングの指示要求を送信する(SP1)。
例えば、図6に示すように、ホスト装置2は外部ストレージ装置50の外部ボリュームVOL0〜VOLnの名称が「X」である実ボリューム(以下、XボリュームVOLxという)にデータの読書き要求の発行を行う一方で、ユーザはホスト装置2からYボリュームVVOLyを、XボリュームVOLxの交替ボリュームとして設定する指示を入力したものとする(〔0〕、〔1〕)。
そして、図6に示すように、ホスト装置2のマッピングの指示とは、ストレージ装置4のYボリュームVVOLyに、外部ストレージ装置50のXボリュームVOLxのボリューム情報をマッピングするように指示されたものとする(〔2〕)。すなわち、外部ストレージ装置50のXボリュームVOLxは移行元のボリュームであり、ストレージ装置4のYボリュームVVOLyは移行先のボリュームとして指示された場合である。
このマッピング指示要求を受け取ったストレージ装置4は、外部ストレージ装置50にInquiryコマンドを発行する(SP2)。すなわち、図6に示すように、ストレージ装置4は、外部ストレージ装置50側のXボリュームVOLxのボリューム情報をストレージ装置4側に送るようにコマンドを発行する(〔3〕)。
Inquiryコマンドを受領した外部ストレージ装置50は、ストレージ装置4に対し、Inquiryコマンドの応答をする(SP3)。図6に示すように、外部ストレージ装置50は、XボリュームVOLxのボリューム情報をストレージ装置4に送信する(〔4〕)。
そうして、ストレージ装置4は、XボリュームVOLxのボリューム情報をボリューム情報テーブル71にマッピングをする(SP4)。このボリューム情報は、各ボリュームが所有する固有の固定情報である。図7に示すように、ストレージ装置4内に、XボリュームVOLxのボリューム情報がYボリュームVVOLyにマッピングされる(〔5〕)。これにより、ストレージ装置4の共有メモリ7内のボリューム情報テーブル71に格納される自らのYボリュームVVOLyに関する管理情報の他に、XボリュームVOLxに関する管理情報が追加されるため、ボリューム情報テーブル71が更新されたことになる。
こうしてボリューム情報テーブル71の情報が更新されると、ストレージ装置4は、マッピングが完了した旨をホスト装置2に通知する(SP5)。図7に示すように、ストレージ装置4は、ホスト装置2に完了の通知をする(〔6〕)。なお、ホスト装置2から外部ストレージ装置50のXボリュームVOLxには、引き続きデータの読書き要求の発行が行われている(〔0〕)。
完了通知を受領したホスト装置2は、次に、交替ボリューム情報テーブル72の作成の指示要求をストレージ装置4に送信する(SP6)。そして図8に示すように、ストレージ装置4は、交替ボリューム情報テーブル72の作成の指示要求をホスト装置2から受領する(〔7〕)。
そして、ストレージ装置4は交替ボリューム情報テーブル72を作成する(SP7)。図8に示すように、ストレージ装置4は、YボリュームVVOLyのボリューム情報に加えて、XボリュームVOLxのボリューム情報をYボリュームVVOLyに格納する(〔8〕)。なお、ホスト装置2から外部ストレージ装置50のXボリュームVOLxには、引き続きデータの読書き要求の発行が行われている(〔0〕)。
本実施の形態において、交替ボリューム情報テーブル72の「交替ボリューム属性」フィールド72Aには、ストレージ装置4内に形成される仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnを交替ボリュームとして使用するための「ON」が格納される。そして、「ボリューム名」フィールド72Bには「Y」及び「X」名称のボリュームがそれぞれ格納される。さらに、「ボリューム情報モード」フィールド72Cには、YボリュームVVOLyに対しては「自VOL」情報が格納され、XボリュームVOLxに対しては「ON」情報が格納される。「ボリューム情報モード」フィールド72Cの「ON」とは、XボリュームVOLxと同一の情報が格納される仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnを交替ボリュームとして設定してもよいという場合を示している。
そして、ストレージ装置4は、交替ボリューム情報テーブル72の作成を終了すると、交替ボリューム情報テーブル72の作成を完了した旨をホスト装置2に通知する(SP8)。この通知の様子を、図9に示す(〔9〕)。なお、ホスト装置2から外部ストレージ装置50のXボリュームVOLxには、引き続きデータの読書き要求の発行が行われている(〔0〕)。
次にホスト装置2は、Inquiryコマンドをストレージ装置4に発行する(SP9)。この発行の様子を、図10に示す(〔10〕)。なお、ホスト装置2から外部ストレージ装置50のXボリュームVOLxには、引き続きデータの読書き要求の発行が行われている(〔0〕)。
Inquiryコマンドを受領したストレージ装置4は、Inquiryコマンドに対する応答をホスト装置2に送信する(SP10)。すなわち、図10に示すように、ストレージ装置4は、ホスト装置2にInquiryコマンド応答として自らの情報であるYボリュームVVOLyのボリューム情報と、マッピングしたXボリュームVOLxのボリューム情報と、を併せて送信する(〔11〕)。なお、ホスト装置2から外部ストレージ装置50のXボリュームVOLxには、引き続きデータの読書き要求の発行が行われている(〔0〕)。
ホスト装置2は、取得した交替ボリューム情報テーブル72の「交替ボリューム属性」フィールド72Aが「ON」になっていることを確認した後に、Inquiryコマンド応答によって取得したYボリュームVVOLyのボリューム情報及びXボリュームVOLxのボリューム情報から交替ボリュームを検索する(SP11)。
ホスト装置2は、Inquiryコマンドを外部ストレージ装置50に発行する(SP12)。この発行の様子を、図11に示す(〔12〕)。
そして、Inquiryコマンドを受領した外部ストレージ装置50は、Inquiryコマンドに対する応答をホスト装置2に送信する(SP13)。すなわち、図11に示すように、外部ストレージ装置4は、ホスト装置2にInquiryコマンド応答として自らの情報であるXボリュームVOLxのボリューム情報を送信する(〔13〕)。なお、ホスト装置2から外部ストレージ装置50のXボリュームVOLxには、引き続きデータの読書き要求の発行が行われている(〔0〕)。
ホスト装置2はストレージ装置4及び外部ストレージ装置50から受領したInquiryコマンドにより、交替ボリュームを設定する(SP14)。本実施の形態において、ホスト装置2は、ストレージ装置4からYボリュームVVOLyのボリューム情報及びXボリュームVOLxのボリューム情報を受領し、外部ストレージ装置50からXボリュームVOLxのボリューム情報を受領したため、両ストレージ装置4、50が同一の情報であるXボリュームVOLxのボリューム情報を格納していると判断する。また、ホスト装置2は、ストレージ装置からのInquiryコマンド応答には、XボリュームVOLxのボリューム情報だけではなくYボリュームVVOLyのボリューム情報も含まれていると判断する。このため、ホスト装置2は、YボリュームVVOLyがXボリュームVOLxの交替ボリュームになり得ると判断し、YボリュームVVOLyをXボリュームVOLxの交替ボリュームとして設定する。図12に示すように、ホスト装置2は、XボリュームVOLxとYボリュームVVOLyとは交替ボリュームであるとして交替ボリュームの設定をする(〔14〕)。
そして、ホスト装置2のアクセス先を交替ボリュームであるYボリュームVVOLyに切り替えたのち、ホスト装置2はYボリュームVVOLyに対してデータの読書き要求の発行を行う(SP15)。
図12に示すように、ホスト装置2は、実際にはデータの読書き要求の発行はYボリュームVVOLyを介してXボリュームVOLxに行われることになる(〔15〕)。こうしてYボリュームVVOLyが仮想ボリュームであるため、ホスト装置2からはXボリュームVOLxにアクセスしているかのように認識され、結果として、ホスト装置2が認識するアクセス先のボリュームを移行したことになる。ホスト装置2は、YボリュームVVOLyに対してデータの読書き要求の発行がなされたので、今までホスト装置2からXボリュームVOLxに対して行っていたデータの読書き要求の発行を停止する。
(1−4)交替ボリューム機能の設定手順
次に、ホスト装置2とストレージ装置4との間で設定される交替ボリューム機能の設定処理手順を説明する。
(1−4−1)ホスト装置における交替ボリューム機能の設定手順
これに際して、まずホスト装置2が外部ボリュームVOL0〜VOLnに格納された情報と同一の情報をどの仮想ボリュームVVOL0〜VVOLn、vVOL0〜vVOLnにマッピングし、交替ボリュームとして設定するのかについての処理手順を説明する。ホスト装置2は、ホスト側交替パスプログラム20に基づいて、交替ボリューム機能の設定処理を実行する。
ホスト装置2は、ストレージ装置4のYボリュームVVOLyにおける固有のボリューム情報を識別するためにInquiryコマンドを発行することで、ホスト装置2側における交替ボリューム機能の設定処理を開始する(SP20)。
そしてホスト装置2は、ストレージ装置4のYボリュームVVOLyのボリューム情報をボリューム情報テーブル71及び交替ボリューム情報テーブル72から取得する(SP21)。
ホスト装置2は、取得したYボリュームVVOLyのボリューム情報が格納される交替ボリューム適用リストL3を参照して、ユーザ入力によって決定される交替モードがONか否かを判定する(SP22)。
ホスト装置2は、交替モードがONであると判断した場合には(SP22:YES)、交替ボリューム情報テーブル72の「交替ボリューム属性」フィールド72Aに格納された情報から、交替ボリューム属性を判定する(SP23)。
そしてホスト装置2は、交替ボリューム属性がONか否かを判断する(SP24)。
ホスト装置2は、交替ボリューム属性がONであると判断した場合には(SP24:YES)、ボリューム情報テーブル71から、さらにXボリュームVOLxに関するボリューム情報を取得する(SP25)。そしてホスト装置2は、外部ストレージ装置50に対してInquiryコマンドを発行し、XボリュームVOLxのボリューム情報を有する返答をする交替ボリュームを検索する(SP26)。
ホスト装置2は、ストレージ装置4のYボリュームVVOLy及び外部ストレージ装置50のXボリュームVOLxから同一の情報であるXボリューム情報を取得したので、YボリュームVVOLyはXボリュームVOLxの交替ボリュームとして設定する(SP27)。
そうしてホスト装置2は、YボリュームVVOLyに対してデータの読書き要求の発行を行う(SP28)。
そしてホスト装置2は、上述のように交替ボリュームを設定すると、交替ボリューム機能の設定処理を終了する(SP29)。
一方、ホスト装置2は、ステップSP22において交替モードがOFFであると判断した場合には(SP22:NO)、交替ボリューム情報テーブル72の「交替ボリューム属性」フィールド72Aを「OFF」に設定し(SP30)、交替ボリューム機能の設定処理を終了する(SP29)。
また、ホスト装置2は、ステップSP24において交替ボリューム情報テーブル72の「交替ボリューム属性」フィールド72AがOFFであると判断した場合には(SP22:NO)、「交替ボリューム属性」フィールド72Aを「OFF」に設定し(SP30)、交替ボリューム機能の設定処理を終了する(SP29)。
なお、図13に示すステップSP20〜ステップSP29までの処理は、図4に示すステップSP9〜SP14までの処理を具体的に示した処理である。
(1−4−2)ストレージ装置における交替ボリューム機能の設定手順
次に、ホスト装置2側での交替ボリューム機能の設定処理と並行してストレージ装置4側で行われる交替ボリューム機能の設定処理について説明する。ストレージ装置4は、ストレージ側交替パスプログラム70に基づいて、交替ボリューム機能の設定処理を実行する。
具体的には、まずストレージ装置4がYボリュームVVOLyにおける固有のボリューム情報を識別するためにホスト装置2から発行されたInquiryコマンドを受領することで、ストレージ装置4側における交替ボリューム機能の設定処理を開始する(SP40)。
そして、ストレージ装置4は、YボリュームVVOLyのボリューム情報をホスト装置2に発行する(SP41)。すなわち、ストレージ装置4は、ボリューム情報テーブル71及び交替ボリューム情報テーブル72に格納されているYボリュームVVOLyのボリューム情報をホスト装置2に送信する。
ホスト装置2にYボリュームVVOLyのボリューム情報を送信した後、ストレージ装置4は、交替ボリューム情報テーブル72を参照して、「交替ボリューム属性」フィールド72Aに格納された情報から交替ボリューム属性を判定し、交替ボリューム属性がONか否かを判断する(SP42)。
そしてストレージ装置4は、交替ボリューム属性がONであると判断した場合には(SP42:YES)、ボリューム情報テーブル71から、さらにXボリュームVOLxに関するボリューム情報をホスト装置2に送信する(SP43)。
ホスト装置2が交替ボリュームとして設定したYボリュームVVOLyに対してデータの読書き要求の発行を行うと、交替ボリューム機能の設定処理を終了する(SP44)。
一方、ステップSP42において、交替ボリューム属性がOFFであると判断した場合には(SP42:NO)、交替ボリューム情報テーブル72の「交替ボリューム属性」フィールド72AをOFF設定にして(SP43)、交替ボリューム機能の設定処理を終了する(SP44)。
(1−5)第1の実施の形態の効果
第1の実施の形態によれば、ホスト装置2がアクセスするアクセス先を新たなストレージ装置4に移行させる場合にも、移行元の実ボリュームVOLxから移行先の仮想ボリュームVVOLyに移行するため、ホスト装置2及びストレージ装置4、50間のデータの授受を一時的に停止せずに、アクセス先のボリュームを移行することができる。
また、ホスト装置2のアクセス先の移行を異機種のストレージ装置4、50間で行う場合にも、ストレージ装置4内の仮想ボリュームVVOLyに実ボリュームVOLxと同一の情報をマッピングするため、移行前の外部ストレージ装置50側のマイクロプログラムの変更をする必要がなく、移行のための変更処理を円滑にすることができる。
(2)第2の実施の形態
(2−1)第2の実施の形態による記憶システムの構成
次に、第2の実施の形態による記憶システム200について、以下に説明する。第2の実施の形態では、第1の実施の形態と同じ構成には同一の符号を付す。第2の実施の形態の説明では、第1の実施の形態と異なる構成についてのみ説明をする。
図15において、200は全体として第2の実施の形態による記憶システムを示す。この記憶システム200は、ホスト装置2がネットワーク3を介して第1の実施の形態で説明をしたストレージ装置4(第2の実施の形態では第1のストレージ装置4とする)及び第2のストレージ装置40と接続され、第1のストレージ装置4及び第2のストレージ装置40がそれぞれ外部ストレージ装置50と接続される構成である。
なお、第1の実施の形態で説明をした実ボリュームSVOL0〜SVOLn及び仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnは、本実施の形態では、第1の実ボリュームSVOL0〜SVOLn及び第1の仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnとして説明をする。
第2のストレージ装置40は、複数のチャネルアダプタ41、複数のメモリ部42、複数のディスクアダプタ48、ハードディスクドライブ部49及びサービスプロセッサ110を備えて構成される。そして、複数のチャネルアダプタ41、複数のメモリ部42、複数のディスクアダプタ48及びディスクアダプタ48間のデータやコマンドの授受は、例えば高速スイッチングによりデータ伝送を行う超高速クロスバススイッチなどのスイッチ又はバス等で行われる。
なお、第2のストレージ装置40複数のチャネルアダプタ41、複数のメモリ部42、複数のディスクアダプタ48及びサービスプロセッサ110は、第1の実施の形態で説明をした複数のチャネルアダプタ5、複数のメモリ部6、複数のディスクアダプタ9及びサービスプロセッサ11と同様の構成のため、説明は省略する。
ハードディスクドライブ部49は、例えばSCSI(Small Computer System Interface)ディスク等の高価なハードディスクドライブ、又はSATA(Serial AT Attachment)ディスク等の安価なハードディスクドライブでなる複数のハードディスクドライブ(図示せず)から構成される。
これらハードディスクドライブが提供する記憶領域上に1又は複数の論理ボリュームが定義される。
第2のストレージ装置40内に作成される論理ボリュームの属性としては、第2の実ボリュームsVOL0〜sVOLn及び第2の仮想ボリュームvVOL0〜vVOLnがある。そして、第2の実ボリュームsVOL0〜sVOLnは、記憶領域が割り当てられた論理ボリュームであり、実際にデータの入出力を行うことができる。これに対して第2の仮想ボリュームvVOL0〜vVOLnは、現実に存在しない仮想的な論理ボリュームである。
なお、第2の実ボリュームsVOL0〜sVOLn及び第2の仮想ボリュームvVOL0〜vVOLnは、第1の実ボリュームSVOL0〜SVOLn及び第1の仮想ボリュームVVOL0〜VVOLnと同様の構成のため、詳細な説明は省略する。
このように構成された記憶システム200は、ホスト装置2からデータの読書き要求の発行が行われる場合には、次の手順でデータの読み書きが行われる。例えば、ホスト装置2からデータの書込み要求が行われる場合、第1のストレージ装置4のチャネルアダプタ5又は第2のストレージ装置40のチャネルアダプタ41を介して外部ストレージ装置50にデータが送られる。そして、外部ストレージ装置50のコントローラ部51がデータを受け取ると、外部ボリュームVOL0〜VOLnにデータが書き込まれる。
一方、ホスト装置2にデータを読み出す場合には、外部ボリュームVOL0〜VOLnに格納されたデータを読み出し、コントローラ部51で読み出したデータを受け取ると、第1のストレージ装置4又は第2のストレージ装置40に読み出したデータを送信する。そして、第1のストレージ装置4のチャネルアダプタ5又は第2のストレージ装置40のチャネルアダプタ41を介して、ホスト装置2で読み出したデータが受け取られる。
(2−2)交替ボリューム機能
次に、本実施の形態による記憶システム200に搭載された交替ボリューム機能について説明する。
この記憶システム200は、外部ボリュームVOL0〜VOLnのボリューム情報と同一の情報を第1のストレージ装置4又は第2のストレージ装置40内の第1の仮想ボリュームVVOL0〜VVOLn又は第2の仮想ボリュームvVOL0〜vVOLnにマッピングして交替ボリュームとして設定することで、ホスト装置2が認識するボリュームの移行が行われる点を特徴としている。
加えて、本実施の形態では、第1の仮想ボリュームVVOL0〜VVOLn又は第2の仮想ボリュームvVOL0〜vVOLnを交替ボリュームとして設定する際に、ホスト装置2は交替パスによりホスト装置2からのデータの読書き要求の発行を振り分けることでストレージ装置のクラスタ化を実現できる点も特徴としている。
ここで交替パスとは、ホスト装置2からのデータの読書き要求を発行するための冗長パスのことである。
またクラスタ化とは、ホスト装置2がデータの授受を担当する仮想ボリュームを振り分けて仮想ボリュームにかかる負担の最適化や仮想ボリュームの冗長化を図ることをいう。
このような交替ボリューム機能を実現するため、第1のストレージ装置4の共有メモリ7及び第2のストレージ装置40の共有メモリ43を必要としているが、共有メモリ7に格納されるストレージ側交替パスプログラム70、ボリューム情報テーブル71及び交替ボリューム情報テーブル72は、第1の実施の形態で説明したので、本実施の形態での説明は省略する。
また、第2のストレージ装置40の共有メモリ43に格納されるストレージ側交替パスプログラム44、ボリューム情報テーブル45及び交替ボリューム情報テーブル46も、第1の実施の形態の共有メモリ7のストレージ側交替パスプログラム70、ボリューム情報テーブル71及び交替ボリューム情報テーブル72と同様の構成のため、本実施の形態での説明は省略する。
(2−3)交替ボリューム機能の運用手順
次に、上述したテーブルを参照して、交替ボリューム機能に関する運用手順について説明する。
具体的には図16に示すように、この記憶システム200の場合、ユーザが交替ボリューム設定の指示を入力する(SP50)。
こうしてユーザによる交替ボリューム設定の指示が入力し終わると、ホスト装置2は、外部ストレージ装置50の外部ボリュームVOL0〜VOLnであるXボリュームVOLxにデータの読書き要求の発行を行い(SP51)、第2のストレージ装置40に、マッピングの指示要求を送信する(SP52)。
例えば、図17に示すように、ホスト装置2は外部ストレージ装置50のXボリュームVOLxにデータの読書き要求の発行を行う一方で、ユーザはホスト装置2から第1のストレージ装置4及び第2のストレージ装置40に交替ボリューム設定の指示を入力したものとする(〔20〕、〔21〕)。
そして例えば、図17に示すように、ホスト装置2のマッピングの指示は、まず第2のストレージ装置40に、外部ストレージ装置50のXボリュームVOLxのボリューム情報をマッピングするように要求されたものとする(〔22〕)。すなわち、外部ストレージ装置50のXボリュームVOLxを移行元のボリュームとして、第2のストレージ装置40に形成される第2の仮想ボリュームを移行先のボリュームとして要求された場合である。
このマッピング指示要求を受け取った第2のストレージ装置40は、外部ストレージ装置50にInquiryコマンドを発行する(SP53)。すなわち、図18に示すように、第2ストレージ装置40は、外部ストレージ装置50側のXボリュームVOLxのボリューム情報を第2のストレージ装置40側に送るようにコマンドを発行する(〔23〕)。
Inquiryコマンドを受領した外部ストレージ装置50は、第2のストレージ装置40に対し、Inquiryコマンドの応答をする(SP54)。図18に示すように、外部ストレージ装置50は、XボリュームVOLxのボリューム情報を第2のストレージ装置40に送信する(〔24〕)。
そうして、第2のストレージ装置40は、XボリュームVOLxのボリューム情報を、ボリューム情報テーブル45にマッピングをする(SP55)。図19に示すように、第2のストレージ装置40は、XボリュームVOLxのボリューム情報が格納された第2の仮想ボリュームvVOL0v〜VOLnのうち、名称「Z」の仮想ボリューム(以下、これをZボリュームという)vVOLzにマッピングをする。これにより、第2のストレージ装置40の共有メモリ43内のボリューム情報テーブル45に格納されていたZボリュームvVOLzに関する情報の他に、XボリュームVOLxに関する情報が追加され、ボリューム情報テーブル45が更新される。
こうしてボリューム情報テーブル45の情報が更新されると、第2のストレージ装置40は、マッピングが完了した旨をホスト装置2に通知する(SP56)。図19に示すように、第2のストレージ装置40は、ホスト装置2に完了の通知をする(〔25〕)。なお、ホスト装置2から外部ストレージ装置50のXボリュームVOLxには、引き続きデータの読書き要求の発行が行われている(〔20〕)。
同様に、ホスト装置2は、第1のストレージ装置4のYボリュームVVOLyにもマッピング指示を行うと(SP57)、ステップSP58〜ステップSP61までを先に説明したステップSP53〜ステップSP56までと同様の処理を行い、YボリュームVVOLyにXボリュームVOLxをマッピングする。この様子は、図20に示す(〔26〕〜〔29〕)。
完了通知を受領したホスト装置2は、交替ボリューム情報テーブル72の作成の指示要求を第1のストレージ装置4に送信する(SP62)。この様子は、図21に示す(〔30〕)。
そうすると、第1のストレージ装置4は、第2のストレージ装置に対して、ZボリュームvVOLzのボリューム情報を送るように、Inquiryコマンドを発行する(SP63)。Inquiryコマンドを受領した第2のストレージ装置40は、ZボリュームvVOLzのボリューム情報を送信してInquiryコマンドの応答をする(SP64)。この様子は、図22に示す(〔31〕、〔32〕)。
そして、第1のストレージ装置4は交替ボリューム情報テーブル72を作成する(SP65)。図8に示すように、ストレージ装置4は、YボリュームVVOLyのボリューム情報に加えて、XボリュームVOLxのボリューム情報及びZボリュームvVOLzのボリューム情報をYボリュームVVOLyに格納する(〔33〕)。なお、ホスト装置2から外部ストレージ装置50のXボリュームVOLxには、引き続きデータの読書き要求の発行が行われている(〔20〕)。
そして、第1のストレージ装置4は、交替ボリューム情報テーブル72の作成を終了すると、交替ボリューム情報テーブル72の作成を完了した旨をホスト装置2に通知する(SP66)。この通知の様子は、図23に示す(〔34〕)。引き続き、ホスト装置2から外部ストレージ装置50のXボリュームVOLxには、データの読書き要求の発行が行われている(〔20〕)。
次にホスト装置2は、Inquiryコマンドを第1のストレージ装置4に発行する(SP67)。この発行の様子は、図24に示す(〔35〕)。
Inquiryコマンドを受領した第1のストレージ装置4は、Inquiryコマンドに対する応答をホスト装置2に送信する(SP68)。すなわち、図24に示すように、第1のストレージ装置4は、ホスト装置2にInquiryコマンド応答として自らの情報であるYボリュームVVOLyのボリューム情報と、マッピングしたXボリュームVOLxのボリューム情報及び第2のストレージ装置40から受領したZボリュームvVOLzのボリューム情報と、を併せて送信する(〔36〕)。引き続き、ホスト装置2から外部ストレージ装置50のXボリュームVOLxには、データの読書き要求の発行が行われている(〔20〕)。
ホスト装置2は、取得した交替ボリューム情報テーブル72の「交替ボリューム属性」フィールド72Aが「ON」になっていることを確認した後に、Inquiryコマンド応答によって取得したYボリュームVVOLyのボリューム情報、XボリュームVOLxのボリューム情報及びZボリュームvVOLzのボリューム情報から交替ボリュームを検索する(SP69)。すなわち、ホスト装置2は、Inquiryコマンドを第2のストレージ装置40に発行し(SP70)、Inquiryコマンドを受領した第2のストレージ装置40は、Inquiryコマンドに対する応答をホスト装置2に送信する(SP71)。第2のストレージ装置40は、XボリュームVOLxのボリューム情報をマッピングしたZボリュームvVOLzのボリューム情報をホスト装置2に送信する。この発行の様子は、図25に示す(〔37〕〜〔39〕)。引き続き、ホスト装置2から外部ストレージ装置50のXボリュームVOLxには、データの読書き要求の発行が行われている(〔20〕)。
ホスト装置2は第1のストレージ装置4及び第2のストレージ装置40から受領したInquiryコマンド応答により、交替ボリュームを設定する(SP72)。本実施の形態において、ホスト装置2は、第1のストレージ装置4からYボリュームVVOLyのボリューム情報、XボリュームVOLxのボリューム情報及びZボリュームvVOLzのボリューム情報を受領し、第2のストレージ装置40からZボリュームvVOLzのボリューム情報を受領したため、両ストレージ装置4、40が同一の情報であるZボリュームvVOLzのボリューム情報を格納していると判断する。そしてホスト装置2は、図26に示すように、XボリュームVOLxのボリューム情報をそれぞれマッピングしたYボリュームVVOLy及びZボリュームvVOLzをXボリュームVOLxの交替ボリュームとして設定する(〔40〕)。
そして、交替ボリュームを設定したホスト装置2は、データの読書き要求の発行をYボリュームVVOLy又はZボリュームvVOLzのどちらかにするか選択して交替パスを設定したのち、YボリュームVVOLy又はZボリュームvVOLzに対してデータの読書き要求の発行を行う(SP73)。この交替パスの設定は、両者のボリュームにかかる負荷を考慮して、ホスト装置2が両ボリュームのどちらかを選択し、データの読書き要求の発行を振り分ける。ホスト装置2は、図26に示すように、YボリュームVVOLy及びZボリュームvVOLzがXボリュームVOLxの交替ボリュームであるため、データの読書き要求の発行はYボリュームVVOLy又はZボリュームvVOLzを介してXボリュームVOLxになされることになる(〔41〕)。
(2−4)第2の実施の形態の効果
第2の実施の形態によれば、ホスト装置2がアクセスするアクセス先を第1のストレージ装置4又は第2のストレージ装置40に移行させる場合にも、移行元の実ボリュームVOLxから移行先のいずれかの仮想ボリュームVVOLy、VVOLzに移行するため、ホスト装置2及びストレージ装置4、40、50間のデータの授受を一時的に停止せずに、アクセス先のボリュームを移行することができる。
また、ホスト装置2のアクセス先の移行を異機種のストレージ装置4、40、50間で行う場合にも、第1のストレージ装置4内及び第2のストレージ装置40内の仮想ボリュームVVOLy、VVOLzに実ボリュームVOLxと同一の情報をマッピングするため、移行前の外部ストレージ装置50側のマイクロプログラムの変更をする必要がなく、移行のための変更処理を円滑にすることができる。
第2の実施の形態によれば、交替ボリュームとして仮想ボリュームVVOLy、VVOLzを使用し、ホスト装置2がデータの授受を担当する仮想ボリュームを振り分けることで、ストレージ装置のクラスタ化を実現できると同時に、それぞれのボリュームに送られるデータを整合させることができる。
(3)第3の実施の形態
(3−1)第3の実施の形態による記憶システムの構成
次に、第3の実施の形態による記憶システム300について、以下に説明する。第3の実施の形態では、第1及び第2の実施の形態と同じ構成には同一の符号を付す。第3の実施の形態の説明では、第2の実施の形態と異なる構成についてのみ説明をする。
本実施の形態による記憶システム300は、第2の実施の形態の記憶システム200に加えて、機種の異なる第3のストレージ装置60が第1のストレージ装置4及び外部ストレージ装置50に接続されている構成である。
第3のストレージ装置60の複数のハードディスクドライブ(図示せず)の記憶領域上に複数の論理ボリューム(図示せず)が形成されている。そして複数の論理ボリュームの属性の1つに、仮想ボリューム(図示せず)がある。仮想ボリュームは、現実に存在しない仮想的な論理ボリュームのことである。この仮想ボリュームのうち、「U」名称の仮想ボリューム(以下、これをUボリュームという)vVOLuを記憶システム300で使用するものである。
第3のストレージ装置60の共有メモリ(図示せず)内にも、ストレージ側交替パスプログラム、ボリューム情報テーブル及び交替ボリューム情報テーブルを備えているが、第1及び第2の実施の形態で説明したストレージ側交替パスプログラム70,44、ボリューム情報テーブル71,44及び交替ボリューム情報テーブル72,46と同様なので、説明を省略する。
(3−2)交替ボリューム機能の運用手順
上述のように構成された記憶システム300での交替ボリューム設定は、次のようになる。
すなわち、第2の実施の形態で説明したように、ホスト装置2の指示により外部ストレージ装置50のXボリュームVOLxのボリューム情報を第1のストレージ装置4及び第2のストレージ装置40のYボリュームVVOLy及びZボリュームvVOLzにマッピングを行い、YボリュームVVOLy及びZボリュームvVOLzをXボリュームVOLxの交替ボリュームとして設定する。
同様に、YボリュームVVOLyのボリューム情報を、第3のストレージ装置60のUボリュームvVOLuにマッピングをする。そうすると、YボリュームVVOLyは、ホスト装置2からのInquiryコマンドに対して、自ボリュームであるYボリュームVVOLyのボリューム情報に加え、XボリュームVOLxのボリューム情報及びZボリュームvVOLzのボリューム情報を返答する。一方、UボリュームvVOLuは、ホスト装置2に対して、自ボリュームであるUボリュームvVOLuのボリューム情報に加え、YボリュームVVOLyのボリューム情報を返答する。
この返答により、YボリュームVVOLy及びUボリュームvVOLuは、同一の情報であるYボリュームVVOLyのボリューム情報を格納しているため、ホスト装置2はYボリュームVVOLy及びUボリュームvVOLuをXボリュームVOLxの交替ボリュームとして設定する。
以上により、ホスト装置2は、YボリュームVVOLy及びZボリュームvVOLzを交替ボリュームとし、YボリュームVVOLy及びUボリュームvVOLuを交替ボリュームと識別することができる。これにより、ホスト装置2から外部ストレージ装置50にデータの読書き要求の発行を行う場合、図27に示すように、同一の情報をもつ仮想ボリュームに関連付けられてデータが送られる。すなわち、ホスト装置2からUボリュームvVOLu、YボリュームVVOLy及びZボリュームvVOLzを介して、外部ストレージ装置50にデータが送られる。なお、本実施の形態では、ホスト装置2がアクセスするアクセス先をUボリュームvVOLuとしたが、交替パスの設定によりYボリュームVVOLy又はZボリュームvVOLzにアクセス先を設定してもよい。
(3−3)第2の実施の形態の効果
第3の実施の形態によれば、ホスト装置2がアクセスするアクセス先を第1のストレージ装置4から第3のストレージ装置60のいずれに移行させる場合にも、移行元の実ボリュームVOLxから移行先のいずれかの仮想ボリュームVVOLy、vVOLz、vVOLuに移行するため、ホスト装置2及びストレージ装置4、40、50、60間のデータの授受を一時的に停止せずに、アクセス先のボリュームを移行することができる。
また、ホスト装置2のアクセス先の移行を異機種のストレージ装置4、40、50、60間で行う場合にも、第1のストレージ装置4から第3のストレージ装置60内の仮想ボリュームVVOLy、vVOLz、vVOLuに実ボリュームVOLxと同一の情報をマッピングして管理情報を連鎖して関連付けているため、移行前の外部ストレージ装置50側のマイクロプログラムの変更をする必要がなく、移行のための変更処理を円滑にすることができる。
さらに、交替ボリュームとして仮想ボリュームVVOLy、vVOLz、vVOLuを使用し、ホスト装置2がデータの授受を担当する仮想ボリュームを振り分けることで、ストレージ装置のクラスタ化を実現できると同時に、それぞれのボリュームに送られるデータを整合させることができる。
(4)第4の実施の形態
(4−1)第4の実施の形態による記憶システムの構成
次に、第4の実施の形態による記憶システム400について、以下に説明する。第4の実施の形態では、第1、第2及び第3の実施の形態と同じ構成には同一の符号を付す。第4の実施の形態は、第2の実施の形態の記憶システム200を2つ組み合わせた構成のため、ここでは、第2の実施の形態と異なる構成についてのみ説明をする。
本実施の形態による記憶システム400は、第2の実施の形態の記憶システム200を2つ並列に接続した構成である。
すなわち、記憶システム400は、図28に示すように、まず一のホスト装置2aがネットワーク(図示せず)を介して第1のストレージ装置4に接続され、第1のストレージ装置4、第2のストレージ装置40及び外部ストレージ装置50が相互に接続されている構成である。そして、他方のホスト装置2bも同様に、ネットワーク(図示せず)を介して第2のストレージ装置40に接続され、第2のストレージ装置40、第3のストレージ装置60及び外部ストレージ装置50が相互に接続されている構成である。
そしてホスト装置2からのマッピング指示により、第1のストレージ装置4のYボリュームVVOLy、第2のストレージ装置40のZボリュームvVOLzに、外部ストレージ装置50のXボリュームVOLxのボリューム情報がマッピングされ、第2のストレージ装置4のCボリュームvVOLc及び第3のストレージ装置のBボリュームVVOLbに、外部ストレージ装置50のAボリュームVOLaのボリューム情報がマッピングされる構成である。
(4−2)交替ボリューム機能の運用手順
上述のように構成された記憶システム400での交替ボリューム設定は、第2の実施の形態で説明した交替ボリューム機能の運用手順を一のホスト装置2a及び他方のホスト装置2bに対してそれぞれ並行して行えばよいので、説明を省略する。
以上により、一のホスト装置2aは、YボリュームVVOLy及びZボリュームvVOLzを交替ボリュームとし、他のホスト装置2bは、BボリュームVVOLb及びCボリュームvVOLcを交替ボリュームと設定することができる。
これにより、一のホスト装置2aから認識されるアクセス先のボリュームが移行されたので、ホスト装置2は、YボリュームVVOLy又はZボリュームvVOLzにデータの読書き要求の発行を行う。図28に示すように、一のホスト装置2aからYボリュームVVOLyに対してデータの読書き要求が発行されると、ZボリュームvVOLzを介して、外部ストレージ装置50にデータが送られる。
また、同様に、他のホスト装置2bから認識されるアクセス先のボリュームが移行されたので、ホスト装置2は、BボリュームVVOLb又はCボリュームvVOLcにデータの読書き要求の発行を行う。図28に示すように、他のホスト装置2bからBボリュームVVOLbに対してデータの読書き要求が発行されると、CボリュームvVOLcを介して、外部ストレージ装置50にデータが送られる。
(4−3)第4の実施の形態の効果
第4の実施の形態によれば、一のホスト装置2aがアクセスするアクセス先を第1のストレージ装置4又は第2のストレージ装置40に移行させる場合にも、移行元の実ボリュームVOLxから移行先の仮想ボリュームVVOLy、vVOLzに移行するため、ホスト装置2及びストレージ装置4、40、50間のデータの授受を一時的に停止せずに、アクセス先のボリュームを移行することができる。この効果は、他のホスト装置2bについても同様である。
また、ホスト装置2a、2bのアクセス先の移行を異機種のストレージ装置4、40、50、60間で行う場合にも、仮想ボリュームVVOLy、vVOLzに実ボリュームVOLxと同一の情報をもつボリューム情報がマッピングされ、仮想ボリュームvVOLb、vVOLcに実ボリュームVOLaと同一の情報がマッピングされて、同一の情報が連鎖して関連付けられるため、移行前の外部ストレージ装置50側のマイクロプログラムの変更をする必要がなく、移行のための変更処理を円滑にすることができる。
さらに、交替ボリュームとして仮想ボリュームVVOLy、vVOLz、VVOLb、vVOLcを使用し、ホスト装置2a、2bがデータの授受を担当する仮想ボリュームをそれぞれ振り分けることで、複数のグループによるストレージ装置のクラスタ化を実現できると同時に、それぞれのボリュームに送られるデータを整合させることができる。
(5)他の実施の形態
データの読書き要求を発行するホスト装置2と、当該データを格納する外部用の論理ボリュームVOL0〜VOLnが設けられた外部ストレージ装置50と、第1の仮想的な論理ボリュームVVOLyを形成する第1のストレージ装置4と、を構成する記憶システム1において、ホスト装置2は、外部用の論理ボリュームVOLxのボリューム情報を第1のストレージ装置4にマッピングする指示を第1のストレージ装置4に与え(SP1)、第1のストレージ装置4は、ホスト2装置からのマッピング指示に応じて前記外部用の論理ボリュームVOLxのボリューム情報を第1の仮想的な論理ボリュームVVOLyにマッピングすると共に(SP4)、前記外部用の論理ボリュームVOLxのボリューム情報及び第1の仮想的な論理ボリュームVVOLyのボリューム情報をホスト装置2に送信し(SP10)、ホスト装置2は、前記第1のストレージ装置4から送信される前記外部用の論理ボリューム情報VOLxに基づいて、前記第1の仮想的な論理ボリュームVVOLy又は前記外部用の論理ボリュームVOLxのボリューム情報と同一のボリューム情報をもつ仮想的な論理ボリュームを検索し(SP11)、当該検索により検出される仮想的な論理ボリュームが第1の仮想的な論理ボリュームVVOLyの場合には、第1の仮想的な論理ボリュームVVOLyを交替ボリュームとして設定したが(SP14)、これらをマッピング指示部、第1のマッピング部、第1の送信部、検索部及び設定部として、それぞれ個別のハードウェアとして構成するようにしても良い。
またホスト装置2は、前記第1の仮想的な論理ボリュームVVOLy又は前記外部用の論理ボリュームVOLxのボリューム情報と同一のボリューム情報をもつ仮想的な論理ボリュームに、交替ボリュームとして用いるための交替ボリューム属性を設定し、前記検索により仮想的な論理ボリュームを検出する際に前記交替ボリューム属性を判定したが(SP23、SP24)、これを判定部として、個別のハードウェアとして構成するようにしても良い。
ホスト装置2は、仮想的な論理ボリュームを検索するために、外部ストレージ装置50に、前記外部用の論理ボリュームVOLxのボリューム情報の送信を要求したが(SP12)、情報送信要求部としてそれぞれ個別のハードウェアとして構成するようにしても良い。
第2の仮想的な論理ボリュームvVOLzを形成する第2のストレージ装置40を有し、ホスト装置2は、外部用の論理ボリュームの管理情報でなるボリューム情報を第2のストレージ装置にマッピングする指示を与え(SP52)、第2のストレージ装置40は、ホスト装置2からのマッピング指示に応じて外部用の論理ボリュームVOLxのボリューム情報のマッピングを第2の仮想的な論理ボリュームvVOLzに行い(SP55)、ホスト装置2は、前記第1の仮想的な論理ボリュームVVOLyのボリューム情報に基づいて、前記第1の仮想的な論理ボリュームVVOLy又は前記外部用の論理ボリュームVOLxのボリューム情報と同一のボリューム情報をもつ仮想的な論理ボリュームを検索し(SP69)、第2のストレージ装置40は、マッピングされた第2の仮想的な論理ボリュームvVOLzのボリューム情報をホスト装置2に送信し(SP71)、ホスト装置2は、第1の仮想的な論理ボリュームVVOLyと前記第2の仮想的な論理ボリュームvVOLzに基づき、第1の仮想的な論理ボリュームVVOLy及び前記第2の仮想的な論理ボリュームvVOLzを交替ボリュームとして設定したが(SP72)、マッピング指示部、第2のマッピング部、検索部、第2の送信部、設定部をそれぞれ個別のハードウェアとして構成するようにしても良い。
本発明は、1又は複数のストレージシステムを有する記憶システムや、その他の形態の記憶システムに広く適用することができる。
第1の実施の形態における記憶システムの全体構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態におけるボリューム情報テーブルを示す図表である。 第1の実施の形態における交替ボリューム情報テーブルを示す図表である。 第1の実施の形態における交替ボリューム機能の説明に供するシーケンスである。 第1の実施の形態におけるユーザ設定画面の表示内容を示す図である。 第1の実施の形態における交替ボリューム機能の説明に供する概念図である。 第1の実施の形態における交替ボリューム機能の説明に供する概念図である。 第1の実施の形態における交替ボリューム機能の説明に供する概念図である。 第1の実施の形態における交替ボリューム機能の説明に供する概念図である。 第1の実施の形態における交替ボリューム機能の説明に供する概念図である。 第1の実施の形態における交替ボリューム機能の説明に供する概念図である。 第1の実施の形態における交替ボリューム機能の説明に供する概念図である。 第1の実施の形態におけるホスト装置での交替ボリューム機能の説明に供するフローチャートである。 第1の実施の形態におけるストレージ装置での交替ボリューム機能の説明に供するフローチャートである。 第2の実施の形態における記憶システムの全体構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態における交替ボリューム機能の説明に供するシーケンスである。 第2の実施の形態における交替ボリューム機能の説明に供する概念図である。 第2の実施の形態における交替ボリューム機能の説明に供する概念図である。 第2の実施の形態における交替ボリューム機能の説明に供する概念図である。 第2の実施の形態における交替ボリューム機能の説明に供する概念図である。 第2の実施の形態における交替ボリューム機能の説明に供する概念図である。 第2の実施の形態における交替ボリューム機能の説明に供する概念図である。 第2の実施の形態における交替ボリューム機能の説明に供する概念図である。 第2の実施の形態における交替ボリューム機能の説明に供する概念図である。 第2の実施の形態における交替ボリューム機能の説明に供する概念図である。 第2の実施の形態における交替ボリューム機能の説明に供する概念図である。 第3の実施の形態における交替ボリューム機能の説明に供する概念図である。 第4の実施の形態における交替ボリューム機能の説明に供する概念図である。
符号の説明
1……記憶システム、2……ホスト装置、20……ホスト側交替パスプログラム、3……ネットワーク、4……第1のストレージ装置、40……第2のストレージ装置、60……第3のストレージ装置、50……外部ストレージ装置、70……ストレージ側交替パスプログラム。

Claims (12)

  1. データの読書き要求を発行する上位装置と、
    当該データを格納する外部用の論理ボリュームが設けられた外部ストレージ装置と、
    第1の仮想的な論理ボリュームを形成する第1のストレージ装置と
    を備え、
    前記上位装置は、前記外部用の論理ボリュームの管理情報でなるボリューム情報をマッピングする指示を第1のストレージ装置に与え、
    前記第1のストレージ装置は、前記マッピング指示に応じて前記外部用の論理ボリュームのボリューム情報を第1の仮想的な論理ボリュームにマッピングすると共に、前記外部用の論理ボリュームのボリューム情報及び前記第1の仮想的な論理ボリュームのボリューム情報を前記上位装置に送信し、
    前記上位装置は、前記第1のストレージ装置から送信される前記外部用の論理ボリュームのボリューム情報に基づいて、前記第1の仮想的な論理ボリューム又は前記外部用の論理ボリュームのボリューム情報と同一のボリューム情報をもつ仮想的な論理ボリュームを検索し、当該検索により検出した前記仮想的な論理ボリュームを、前記外部用の論理ボリュームに格納される前記データの読書き要求を受領するための交替ボリュームとして設定する
    ことを特徴とする記憶システム。
  2. 前記上位装置は、前記第1の仮想的な論理ボリューム又は前記外部用の論理ボリュームのボリューム情報と同一のボリューム情報をもつ仮想的な論理ボリュームに、前記交替ボリュームとして用いるための交替ボリューム属性を設定し、前記検索により仮想的な論理ボリュームを検出する際に前記交替ボリューム属性を判定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の記憶システム。
  3. 前記上位装置は、前記第1の仮想的な論理ボリューム又は前記外部用の論理ボリュームのボリューム情報と同一のボリューム情報をもつ仮想的な論理ボリュームを検索するために、前記外部ストレージ装置に前記外部用の論理ボリュームのボリューム情報の送信を要求する
    ことを特徴とする請求項1に記載の記憶システム。
  4. 第2の仮想的な論理ボリュームを形成する第2のストレージ装置を有し、
    前記上位装置は、前記外部用の論理ボリュームの管理情報でなるボリューム情報を第2のストレージ装置にマッピングする指示を与え、
    前記第2のストレージ装置は、前記マッピング指示に応じて前記外部用の論理ボリュームのボリューム情報を第2の仮想的な論理ボリュームにマッピングを行い、
    前記上位装置は、前記第1のストレージ装置から送信される前記外部用の論理ボリュームのボリューム情報に基づいて、前記第1の仮想的な論理ボリューム又は前記外部用の論理ボリュームのボリューム情報と同一のボリューム情報をもつ仮想的な論理ボリュームを検索し、
    前記第2のストレージ装置は、前記マッピングされた第2の仮想的な論理ボリュームのボリューム情報を前記上位装置に送信し、
    前記上位装置は、前記第1の仮想的な論理ボリューム及び前記第2の仮想的な論理ボリュームに基づいて、前記検索により検出した仮想的な論理ボリュームを前記外部用の論理ボリュームに格納される前記データの読書き要求を受領するための交替ボリュームとして設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の記憶システム。
  5. 前記上位装置は、前記第1の仮想的な論理ボリュームのボリューム情報と前記第2の仮想的な論理ボリュームのボリューム情報とが同一のボリューム情報をもつ場合には、第1の仮想的な論理ボリュームと第2の仮想的な論理ボリュームとをペアの交替ボリュームとして設定すること
    を特徴とする請求項4に記載の記憶システム。
  6. 前記上位装置は、前記検索により検出した仮想的な論理ボリュームが前記第1の仮想的な論理ボリューム及び前記第2の仮想的な論理ボリュームの場合には、当該第1の仮想的な論理ボリューム又は前記第2の仮想的な論理ボリュームのいずれを交替ボリュームとして用いるかを選択するための交替パスを設定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の記憶システム。
  7. データの読書き要求を発行する上位装置と、
    当該データを格納する外部用の論理ボリュームが設けられた外部ストレージ装置と、
    第1の仮想的な論理ボリュームを形成する第1のストレージ装置と、
    を備える記憶システムのデータ管理移行方法において、
    前記上位装置が、前記外部用の論理ボリュームの管理情報でなるボリューム情報を第1のストレージ装置にマッピングする指示を与え、
    前記第1のストレージ装置が、前記マッピング指示に応じて前記外部用の論理ボリュームのボリューム情報を第1の仮想的な論理ボリュームにマッピングすると共に、前記外部用の論理ボリュームのボリューム情報及び第1の仮想的な論理ボリュームのボリューム情報を前記上位装置に送信し、
    前記上位装置が、前記第1のストレージ装置から送信される前記外部用の論理ボリュームのボリューム情報に基づいて、前記第1の仮想的な論理ボリューム又は前記外部用の論理ボリュームのボリューム情報と同一のボリューム情報をもつ仮想的な論理ボリュームを検索し、当該検索により検出する仮想的な論理ボリュームを、前記外部用の論理ボリュームに格納される前記データの読書き要求を受領するための交替ボリュームとして設定する
    ことを特徴とするデータ管理移行方法。
  8. 前記上位装置が、前記第1の仮想的な論理ボリューム又は前記外部用の論理ボリュームのボリューム情報と同一のボリューム情報をもつ仮想的な論理ボリュームに、前記交替ボリュームとして用いるための交替ボリューム属性を設定し、前記検索により仮想的な論理ボリュームを検出する際に前記交替ボリューム属性を判定する
    ことを特徴とする請求項7に記載のデータ管理移行方法。
  9. 前記上位装置が、前記第1の仮想的な論理ボリューム又は前記外部用の論理ボリュームのボリューム情報と同一のボリューム情報をもつ仮想的な論理ボリュームを検索するために、前記外部ストレージ装置に前記外部用の論理ボリュームのボリューム情報の送信を要求する
    ことを特徴とする請求項7に記載のデータ管理移行方法。
  10. 第2の仮想的な論理ボリュームを形成する第2のストレージ装置を有し、
    前記上位装置が、前記外部用の論理ボリュームの管理情報でなるボリューム情報を第2のストレージ装置にマッピングする指示を与え、
    前記第2のストレージ装置が、前記マッピング指示に応じて前記外部用の論理ボリュームのボリューム情報を第2の仮想的な論理ボリュームにマッピングを行い、
    前記上位装置が、前記第1のストレージ装置から送信される前記外部用の論理ボリュームのボリューム情報に基づいて、前記第1の仮想的な論理ボリューム又は前記外部用の論理ボリュームのボリューム情報と同一のボリューム情報をもつ仮想的な論理ボリュームを検索し、
    前記第2のストレージ装置が、前記マッピングされた第2の仮想的な論理ボリュームのボリューム情報を前記上位装置に送信し、
    前記上位装置が、前記第1の仮想的な論理ボリューム及び前記第2の仮想的な論理ボリュームに基づいて、前記検索により検出した仮想的な論理ボリュームを前記外部用の論理ボリュームに格納される前記データの読書き要求を受領するための交替ボリュームとして設定する
    ことを特徴とする請求項7に記載のデータ管理移行方法。
  11. 前記上位装置が、前記第1の仮想的な論理ボリュームのボリューム情報と前記第2の仮想的な論理ボリュームのボリューム情報とが同一のボリューム情報をもつ場合には、第1の仮想的な論理ボリュームと第2の仮想的な論理ボリュームとをペアの交替ボリュームとして設定すること
    を特徴とする請求項10に記載のデータ管理移行方法。
  12. 前記上位装置が、前記検索により検出した仮想的な論理ボリュームが前記第1の仮想的な論理ボリューム及び前記第2の仮想的な論理ボリュームの場合には、当該第1の仮想的な論理ボリューム又は前記第2の仮想的な論理ボリュームのいずれを交替ボリュームとして用いるかを選択するための交替パスを設定する
    ことを特徴とする請求項10に記載のデータ管理移行方法。
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