JP4688009B2 - Packaging bag - Google Patents

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JP4688009B2
JP4688009B2 JP2000399738A JP2000399738A JP4688009B2 JP 4688009 B2 JP4688009 B2 JP 4688009B2 JP 2000399738 A JP2000399738 A JP 2000399738A JP 2000399738 A JP2000399738 A JP 2000399738A JP 4688009 B2 JP4688009 B2 JP 4688009B2
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、包装袋に関するもので、より詳細には引き裂きによる開封性と剛性との組合せに優れ、更にはガスバリア性、紫外線遮断性にも優れた包装袋に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、油性食品、食用油、化粧品、液体洗剤、液体漂白剤、柔軟仕上げ剤、シャンプー、リンス、飲料等を収納したスタンディングパウチなどの包装袋には、二軸延伸プラスチックフィルムやアルミニウム箔等の基材にオレフィン系樹脂の内面フィルムを積層したものが知られている。
【0003】
しかしながら、このような自立性包装体においても、店頭での陳列時に前後または左右に腰折れとなったものが多数見受けられ自立保形性に満足できるものではなかった。
【0004】
この自立保形性を改良したものに、包装袋のサイドシール部に三角形に突出した幅広シール部を設けたもの(特開平5−330561)、包装袋のサイドシール部にくびれ部を形成したもの(特開平7−232743)等が提案されている。
【0005】
また、特に、酸素や紫外線に敏感な内容物を収納する包装袋の場合には、包装袋の層中にアルミニウム箔を積層させた包装袋が広く知られている。
【0006】
さらに、特開平6−182924では、基材、酸化珪素、顔料含有樹脂層及びシーラント層が順次積層された遮光性包装材料が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、スタンディングパウチなどの包装袋には、店頭での陳列の際の自立保形性、ガスバリア性、遮光性、さらには昨今の消費者ニーズから開封の際、容易に引き裂き開封できること等いくつかの重要な性能が要求されている。このような多くの問題を解決したのが本発明である。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、
「1.積層フィルムからなる包装袋において、積層フィルムの(a)内面フィルムが、メタロセン触媒を用いて製造されたエチレン・ブテン−1共重合体の最内面層、エチレン・ブテン−1共重合体の中間層、及びエチレン・ヘキセン−1共重合体の接合層の積層構造体からなりかつ内面フィルムが下記式(1)
T<0.0969×E+0.4 ・・・(1)
式中、Tは内面フィルムの引き裂き強度(kgf)であり、Eは内面フィルムの弾性強度(kgf/cm)、即ち該フィルムの弾性率(kgf/cm)とフィルムの厚み(cm)との積であるを満足するポリエチレン系樹脂フィルム層と、
(b)紫外線遮断性層と、
(c)ガスバリア性薄膜層と、
(d)外面フィルム層と
を積層した少なくとも4層構造からなる包装袋。
2.紫外線遮断性層(b)が、遮光性インキ層であることを特徴とする上記1に記載の包装袋。
3.ガスバリア性薄膜層(c)が(1)金属または金属酸化物または無機酸化物を蒸着したもの、(2)有機、無機コーティング、(3)その両方からなる薄膜層であることを特徴とする上記1または2に記載の包装袋。
4.ガスバリア性薄膜層(c)が(1)金属または金属酸化物または無機酸化物を蒸着したもの、(2)有機、無機コーティング、(3)その両方からなる薄膜層であることを特徴とする上記1〜3いずれかに記載の包装袋。」に関する。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の包装袋を構成する積層フィルムについて、以下図面に基づいて詳細に説明する。
【0010】
図1は、本発明の包装袋を構成する積層フィルムの1例を示す模式断面図である。図1において、符号1は積層フィルム、符号2は内面フィルム、符号3は紫外線遮断性層、符号4はガスバリア性薄膜層、符号5は外面フィルム層、符号6は内面フィルムの最内面層、符号7は内面フィルムの中間層、符号8は内面フィルムの接合層を表す。
【0011】
図2は、本発明の包装袋を構成する積層フィルムの他の例を示す模式断面図である。この例ではプラスチックフィルム9を内面フィルム2と紫外線遮断性層3の間に介在させた構成としたほかは、図1の積層フィルムと同様な構成を有する。
【0012】
図3は本発明の包装袋を構成する積層フィルムの他の例を示す模式断面図である。この例ではプラスチックフィルム9を紫外線遮断性層3とガスバリア性薄膜層4の間に介在させた構成としたほかは、図1の積層フィルムと同様な構成を有する
【0013】
図4は、本発明の包装袋の1例を示す図である。
【0014】
図5は、内面フィルムについて弾性強度(kgf/cm)と引き裂き強度(kgf)との関係を示すグラフである。
【0015】
図6は、本発明の包装袋の紫外線透過曲線を示す。
【0016】
具体的に説明すると、胴部の最内層を形成する内面フィルムは、ポリエチレン系樹脂フィルムからなるが、この内面フィルムが下記式(1)
T<0.0969×E+0.4 ・・・(1)
式中、Tは内面フィルムの引き裂き強度(kgf)であり、Eは内面フィルムの弾性強度(kgf/cm)、即ち該フィルムの弾性率(kgf/cm)とフィルムの厚み(cm)との積である。
を満足するポリエチレン系樹脂フィルムであることが特徴であり、この特徴により、積層フィルムの引き裂き強度を低い範囲に維持しながら、積層フィルムの剛性を向上させることが可能となる。
【0017】
これらのプロットから、ポリエチレン系樹脂フィルムの弾性強度(kgf/cm)と引き裂き強度(kgf)とは直線関係にあって、弾性強度(kgf/cm)が大きくなるほど引き裂き強度(kgf)も大きくなることが図5から分かる。
【0018】
また、弾性強度(kgf/cm)は、既に述べたとおり、フィルムの弾性率(kgf/cm)とフィルムの厚み(cm)との積であるから、結局のところフィルムの厚みが大きくなると、直線的にフィルムの引き裂き強度も大きくなることを示している。
【0019】
本発明の包装袋は積層フィルムからなり、その内面フィルムとしてポリエチレン系樹脂フィルムを用いるが、前記式(1)で規定される強度特性を有するものであれば、単層フィルムでも多層フィルムでもよく、その化学的組成等は特に制限を受けない。
【0020】
一般的に、ポリエチレン系樹脂単独では、前記式(1)の強度特性を有するものを入手することは容易でないので、2種以上のポリエチレン系樹脂の組合せ或いは更に改質用オレフィン系樹脂との組合せを用いるのが適当である。
【0021】
この場合、内面フィルムの厚みは、一般に20乃至200μm、特に50乃至150μmの範囲にあるのが望ましく、この厚みが上記範囲を下回るとヒートシール作業性が低下したり、最終包装袋の腰が低下する傾向があり、一方、厚みが上記範囲を上回ると引き裂き性が低下する傾向があるので好ましくない。
【0022】
本発明の包装袋では、図1及び図2に示すように、線状低密度ポリエチレンの内面フィルム2として、この線状低密度ポリエチレン内面フィルム2を、メタロセン系触媒を用いて製造されたエチレン・ブテン−1共重合体の最内面層6、エチレン・ブテン−1共重合体の中間層7、及びエチレン・ヘキセン−1共重合体の接合層8の積層構造体とすることが好ましい。
【0023】
内面フィルム2として、異なるα・オレフィンを共重合した線状低密度ポリエチレン及び異なる密度を有する線状低密度ポリエチレンを積層したものを用いることにより、優れたシール性、引き裂き開封性、耐環境応力亀裂性及びスタンディングパウチ等に優れた自立保形性の組合せを達成することができる。
【0024】
本発明の包装袋の内面フィルム2においては、最内層面(ヒートシール層)6として、メタロセン系触媒を用いて製造されたエチレン・ブテン−1共重合体を用いるのは、この特定の線状低密度ポリエチレンは、ヒートシール性が良好であるばかりでなく、引き裂き開封性も良好であるという特徴を有しており、最内面層に特に適していることによる。
【0025】
また、他の層とラミネートされる接合層8として、エチレン・ヘキセン−1共重合体を用いるのは、他の層とのラミネート強度に優れているとともに、柔軟性にも優れていることによる。
【0026】
即ち、他の層と線状低密度ポリエチレン系内層フィルム2との間に十分なラミネート強度が得られない場合、引き裂きによる開封時に、基材の引き裂き方向と内面フィルムの引き裂き方向との間にずれが発生する傾向があり、これにより引き裂きの軽快さが失われる場合がある。
【0027】
これに対し、両フィルムのラミネート強度が高い場合には、引き裂き開始点が一致して一点に固定されるようになり、フィルムの引き裂きが容易に行われるようになる。
【0028】
更に、前記最内面層6と前記接合層8との間にエチレン・ブテン−1共重合体を中間層7として介在させるのは、この中間層7がスタンディングパウチ等に要求される自立保形性を与え、しかも引き裂き開封性にも優れていることによる。
【0029】
内面フィルム2の最内面層6の樹脂は、密度が0.860乃至0.925g/ccの範囲にあることが、ヒートシール性と引き裂き開封性の点で好ましく、この密度が上記範囲外のものでは、ヒートシール性や引き裂き開封性が悪くなる傾向がある。
【0030】
中間層7に用いられる樹脂は、最内面層樹脂の密度よりも大きい密度、特に最内面層6の樹脂の密度よりも0.02g/cc以上大きい密度を有することが好ましい。
【0031】
中間層7の樹脂は、密度が0.91乃至0.95g/ccの範囲にあることが、スタンディングパウチ等に要求される自立保形性と引き裂き開封性の点で好ましく、この密度が上記範囲を下回ると自立保形性が低下し、上記範囲を上回ると引き裂き開封性が低下する傾向がある。
【0032】
さらに、引き裂き開封性を向上させるためには、中間層7にエチレン・ブテン−1共重合体に対し、0.1乃至80重量%、好ましくは5乃至50重量%の割合で高密度ポリエチレンまたは低密度ポリエチレンをブレンドしてもよい。高密度ポリエチレンまたは低密度ポリエチレンの割合が0.1重量%よりも少ないと実質的にさらなる引き裂き開封性の向上は認められず、80重量%よりも多くなると落下強度が低下する。
【0033】
接合層8の樹脂は、中間層7の樹脂の密度よりも小さい密度、特に中間層7の樹脂の密度よりも0.01g/cc以上小さい密度を有し、且つ最内面層6の樹脂の密度よりも大きい密度を有することが好ましい。
【0034】
一般に、接合層8の樹脂は、密度が0.90乃至0.935g/ccの範囲にあることが、ラミネート強度や柔軟性、更には成形性の点で好ましく、この密度が上記範囲を下回るとラミネート強度が低下し、上記範囲を上回ると柔軟性が低下する傾向がある。
【0035】
積層構造体からなる内面フィルム2における各層の厚み比は、最内面層6が10〜45%、特に15〜40%、中間層7が10〜80%、特に20〜70%及び接合層8が10〜45%、特に15〜40%の範囲内にあることが好ましい。
【0036】
最内面層6の厚み比が上記範囲を下回るとヒートシール性が低下する傾向があり、また、中間層7が上記範囲を下回ると内面フィルムの腰(剛性)が低下する傾向があり、更に接合層8が上記範囲を下回ると内面フィルムのラミネート強度が低下する。
【0037】
内面フィルム2の各層の厚み比が上記範囲にある場合には、最も優れた引き裂き開封性と、各特性のバランスとが得られる。
【0038】
共押出による積層構造体からなる内面フィルム2の製造は、各樹脂層の種類に対応する押出機を用い、多層多重ダイ中で各樹脂の溶融物を重ね合わせ、これをダイオリフィスから押し出すことにより行われる。
【0039】
本発明の包装袋では、単層フィルムでも良い。単層フィルムは前記したように2種以上のポリエチレン系樹脂の組み合わせ或いは更に改質用オレフィン系樹脂との組み合わせを用いるのが適当である。
【0040】
これら内面フィルム材を、Tダイ法、インフレーション製膜法などで予めフィルムに製膜して、基材とのラミネートに用いることもできるし、また、溶融ウェブの形で基材に押出コートすることもできる。
【0041】
胴部の次の層には、紫外線遮断性層3を形成する。特に好ましい紫外線遮断性層3として遮光性インキ層が挙げられる。この遮光性インキ層に使用される好ましいインキ組成物としては、例えば粒径が200μm以下の微粒子状の酸化第二鉄系顔料を含むものや微粒子状の酸化チタン系顔料と酸化第二鉄系顔料を含むもの等が挙げられる。
【0042】
この遮光性インキ層は、通常の印刷法ないし塗布法によって、その層厚が0.1〜50μm、好ましくは1〜20μmになるように、外面フィルム5上に形成されたガスバリア性薄膜層4上に印刷または塗布することによって形成する。遮光性インキ層の層厚が薄い場合には、十分な遮光性が得られず、また、層厚が厚すぎる場合には透明性が低下する。
【0043】
また、別の紫外線遮断性層3としてポリエチレンナフタレートフィルムまたは、ナフタレンジカルボン酸を含む共重合ポリエステルフィルムが挙げられる。これらのフィルムは、外面フィルム5上に形成されたガスバリア性薄膜層上4上にドライラミネート法によりラミネートすることができる。
【0044】
さらに、胴部の次の層には、ガスバリア性薄膜層4が形成される。このガスバリア性薄膜層4は、外面フィルム5上に形成された酸化アルミニウムや酸化珪素等の無機酸化物の蒸着層や有機物或いはその両方からなる塗布膜が挙げられる。
【0045】
さらに、次の層に外面フィルム5が形成される。使用するプラスチックフィルムとしては特に制限はないが、機械的な強度を有するフィルムを使用することが望ましく例えばポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、エチレンテレフタレート/イソフタレート共重合体等のポリエステルフィルム、ナイロン6、ナイロン6,6、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6/ナイロン6,6共重合体等のポリアミドフィルムが挙げられる。これらのフィルムは、一軸又は二軸延伸したフィルムとして用いられる。
【0046】
上記延伸フィルムのうち、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムは、機械的強度、耐クラック性、耐熱性に優れた材料であるため、レトルト殺菌を有する内容物を収納する包装袋の外面フィルムとして特に適している。しかし、耐衝撃性、耐ピンホール性に劣るため、二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを外面フィルムとする場合、通常は、内面フィルムの他に、この点を補うことのできる例えばナイロンフィルム等のプラスチックフィルムとラミネートした積層フィルムを使用して包装袋とする。
【0047】
一方、延伸ナイロンフィルムは、ガスバリア性、芳香成分に対するバリア性に優れているが、湿度成分に敏感で吸湿によるバリア性が低下するため、レトルト殺菌を必要としない内容物を収納する包装袋の外面フィルムとして適している。
【0048】
また、本発明の包装袋を形成する積層フィルムは、内面フィルム2と紫外線遮断性層3との間或いは、紫外線遮断性層3とガスバリア性薄膜層4との間に衝撃強度や突き刺し強度に優れたプラスチックフィルム9を介在させた層構成とすることもできる。このプラスチックフィルム9をさらに1層介在させる理由は、内面フィルム2と外面フィルム5だけでは実用上不足する強度、例えば、積層フィルムとしての衝撃強度や突き刺し強度等の不足分を補うためである。このプラスチックフィルムとしては、ナイロン6、ナイロン6,6、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6/ナイロン6,6共重合体等のポリアミドフィルムが挙げられる。これらフィルムは2軸延伸法、逐次延伸法、インフレーション法いずれの延伸法で製膜されていてもかまわない。
【0049】
本発明の包装袋は、種々の形態の包装袋として用いることができ、その製袋は、それ自体公知の製袋法で行うことができ、三方或いは四方シールの通常のパウチ類、ガゼット付きパウチ類、スタンディングパウチ類、ピロー包装袋などが挙げられるが、この例に限定されない。
【0050】
【実施例】
以下、本発明について実施例を挙げて更に詳細に説明するが、以下の具体例は本発明を限定するものではない。
(実施例1)
内面フィルム2として、最内面層6が密度0.910g/ccのエチレン・ブテン−1共重合体、中間層7が密度0.935g/ccのエチレン・ブテン−1共重合体、接合層8が密度0.920g/ccのエチレン・ヘキセン−1共重合体を共押出しして厚み70μmの三層共押出しポリエチレン系樹脂フィルムを作成した。このとき、各層の厚み比は、25%:50%:25%であった。これとは別に、外面フィルム5となる二軸延伸ナイロンフィルム上に無機酸化物の薄膜層4を形成したフィルム(尾池工業株式会社製商品名「MOSフィルムNO」)の薄膜層4上にさらに微粒子状の酸化チタン及び酸化第二鉄を分散させたグラビアインキ(東洋インキ製造株式会社製「New LpスーパーV白」)を印刷して、厚さ10μmの紫外線遮断性層3を形成したフィルムを作成した。このフィルムの紫外線遮断性層3面と前記内面フィルム2の接合層8面をドライラミネート法によりラミネートして積層フィルム1を作成した。この積層フィルム1を使用して常法により周縁部11をヒートシールし、図4に示すスタンディングパウチ10を作成した。パウチの下方には底部を構成するマチ部材がヒートシール部12により取り付けられている。
【0051】
(実施例2)
内面フィルム2として、厚みを120μmとした以外は実施例1と同様な三層共押出しポリエチレン系フィルムを作成した。これとは別に、外面フィルム5となる二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム上に無機酸化物と金属酸化物からなる薄膜層4を形成したフィルム(凸版印刷株式会社製商品名「GL−AE」)の薄膜層4上にさらに微粒子状の酸化チタン及び酸化第二鉄を分散させたグラビアインキ(東洋インキ製造株式会社製「New LpスーパーV白」を印刷し、厚さ10μmの紫外線遮断性層3を形成した。このフィルムの紫外線遮断性層3と内面フィルム2の接合層8面とをドライラミネート法により積層フィルム1を作成した。
【0052】
(実施例3)
紫外線遮断層3と内面フィルム2との間に2軸延伸ナイロンフィルムをドライラミネート法によりラミネートした以外は実施例2と同様な積層フィルムを作成した。
【0053】
(実施例4)
無機酸化物と金属酸化物からなる薄膜層4と紫外線遮断層3との間に、2軸延伸ナイロンフィルムをドライラミネート法によりラミネートした以外は実施例2と同様な積層フィルムを作成した。
【0054】
(実施例5)
内面フィルムを密度0.915g/ccのエチレン・ブテン1共重合体からなる線状低密度ポリエチレンと密度0.921g/ccの低密度ポリエチレンを70:30にブレンドした厚さ150μmの単層フィルムとした以外は実施例1と同様の積層フィルムを作成した。
【0055】
(比較例1)
紫外線遮断性層3を形成しない他は、実施例1と同様な積層フィルムを使用してスタンディングパウチを作成した。
【0056】
(比較例2)
ガスバリア性薄膜層4を形成しない他は、実施例1と同様な積層フィルムを使用してスタンディングパウチを作成した。
【0057】
【表1】

Figure 0004688009
【0058】
[比較試験]
(1) 弾性強度
テンシロン万能試験機を用いて、引張速度300mm/minで得られる弾性率に試験片の総厚みを乗じて得る。
(2) 引裂き強度
テスター産業製引裂き試験機を用いて、引裂き速度3000mm/minで測定した。
(3) 酸素透過度
MODERN CONTROLS社製OX−TRAN2/20を用い22℃−60%RHにて測定。
(4) 紫外線透過度
上記実施例1及び比較例1で得られたスタンディングパウチを用いパウチの分光透過率を日本分光社製V−570分光光度計を使用して測定した。
【0059】
測定結果を図6に示す。図6において曲線Aは実施例1,曲線Bは比較例1を示す。紫外線遮断性層を全く有さない比較例1のプラスチックフィルムは紫外領域及び可視領域の光をかなり透過する(曲線B)。これに対し紫外線遮断性層を設けた、本発明の実施例1のパウチでは紫外領域のみならず可視領域の光をも大幅に遮断し、優れた遮光性を有することが判る。
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、積層フィルムからなる包装袋の引き裂き強度を小さい値に維持しながら、積層フィルムの剛性を高めることが可能となり、包装袋の引き裂きによる開封性を向上させながら、包装袋に要求される剛性(腰)を高めることが可能となる。
また、一定の剛性を得るのに必要なフィルムの厚みを低減できるので、包装袋の製造に必要なコストを低減できるとともに省資源及び廃棄物削減が可能にる。
さらに、ガスバリア層及び紫外線遮断性層を設けた構成としているため、内容物の酸化劣化及び紫外線劣化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の包装袋を形成する積層フィルムの1例を示す模式断面図である。
【図2】本発明の包装袋を形成する積層フィルムの他の例を示す模式断面図である。
【図3】本発明の包装袋を形成する積層フィルムの他の例を示す模式断面図である。
【図4】本発明の包装袋の1例を示す図である。
【図5】内面フィルムについての弾性強度(kgf/cm)と引き裂き強度(kgf)との関係を示すグラフである。
【図6】 本発明の包装袋の紫外線透過曲線を示す。
【符号の説明】
1 積層フィルム
2 内面フィルム
3 紫外線遮断性層
4 ガスバリア性薄膜層
5 外面フィルム
6 最内面層
7 中間層
8 接合層
9 プラスチックフィルム
10 包装袋
11 周縁部
12 ヒートシール部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a packaging bag. More specifically, the present invention relates to a packaging bag that is excellent in a combination of tearing-opening property and rigidity, and further excellent in gas barrier properties and ultraviolet blocking properties.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, packaging bags such as standing pouches containing oily foods, edible oils, cosmetics, liquid detergents, liquid bleaches, softeners, shampoos, rinses, beverages, etc., such as biaxially stretched plastic films and aluminum foil What laminated | stacked the inner surface film of the olefin resin on the base material is known.
[0003]
However, even in such a self-supporting package, a large number of back-and-forth or right-and-left folds were observed at the time of display at the store, and the self-supporting formability was not satisfactory.
[0004]
What improved this self-supporting shape, provided a wide seal part protruding in a triangle on the side seal part of the packaging bag (Japanese Patent Laid-Open No. 5-330561), and formed a constricted part on the side seal part of the packaging bag (Japanese Patent Laid-Open No. 7-232743) has been proposed.
[0005]
In particular, in the case of a packaging bag storing contents sensitive to oxygen and ultraviolet rays, a packaging bag in which an aluminum foil is laminated in a layer of the packaging bag is widely known.
[0006]
Further, JP-A-6-182924 discloses a light-shielding packaging material in which a base material, silicon oxide, a pigment-containing resin layer, and a sealant layer are sequentially laminated.
[0007]
[Problems to be solved by the invention]
However, there are some packaging bags such as standing pouches, such as self-supporting shape, gas barrier, light-shielding, and easy tearing and opening when opening from the consumer needs. Important performance is required. The present invention has solved many of these problems.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
The present invention
“1. In a packaging bag made of a laminated film, the inner film (a) of the laminated film is an innermost layer of an ethylene / butene-1 copolymer produced using a metallocene catalyst, an ethylene / butene-1 copolymer. And an inner surface film of the following formula (1) : and an intermediate layer of ethylene / hexene-1 copolymer bonding layer
T <0.0969 × E + 0.4 (1)
In the formula, T is the tear strength (kgf) of the inner film, and E is the elastic strength (kgf / cm 2) of the inner film, that is, the elastic modulus (kgf / cm 2 ) of the film and the thickness (cm) of the film. A polyethylene-based resin film layer satisfying a product,
(B) an ultraviolet blocking layer;
(C) a gas barrier thin film layer;
(D) A packaging bag having at least a four-layer structure in which an outer film layer is laminated.
2. 2. The packaging bag according to 1 above, wherein the ultraviolet blocking layer (b) is a light blocking ink layer.
3. That the gas barrier thin film layer (c) is deposited (1) a metal or metal oxide or an inorganic oxide, (2) organic, inorganic coating, above, characterized in that a thin film layer made of both (3) The packaging bag according to 1 or 2 .
4). That the gas barrier thin film layer (c) is deposited (1) a metal or metal oxide or an inorganic oxide, (2) organic, inorganic coating, above, characterized in that a thin film layer made of both (3) The packaging bag in any one of 1-3 . ".
[0009]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The laminated film constituting the packaging bag of the present invention will be described in detail below based on the drawings.
[0010]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view showing an example of a laminated film constituting the packaging bag of the present invention. In FIG. 1, reference numeral 1 is a laminated film, reference numeral 2 is an inner film, reference numeral 3 is an ultraviolet blocking layer, reference numeral 4 is a gas barrier thin film layer, reference numeral 5 is an outer film layer, reference numeral 6 is an innermost layer of the inner film, reference numeral Reference numeral 7 denotes an intermediate layer of the inner film, and reference numeral 8 denotes a bonding layer of the inner film.
[0011]
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view showing another example of a laminated film constituting the packaging bag of the present invention. In this example, the structure is the same as the laminated film of FIG. 1 except that the plastic film 9 is interposed between the inner film 2 and the ultraviolet blocking layer 3.
[0012]
FIG. 3 is a schematic cross-sectional view showing another example of a laminated film constituting the packaging bag of the present invention. In this example, the structure is the same as that of the laminated film of FIG. 1, except that the plastic film 9 is interposed between the ultraviolet blocking layer 3 and the gas barrier thin film layer 4.
FIG. 4 is a diagram showing an example of the packaging bag of the present invention.
[0014]
FIG. 5 is a graph showing the relationship between elastic strength (kgf / cm) and tear strength (kgf) for the inner surface film.
[0015]
FIG. 6 shows an ultraviolet transmission curve of the packaging bag of the present invention.
[0016]
More specifically, the inner film forming the innermost layer of the body portion is made of a polyethylene resin film, and this inner film is represented by the following formula (1).
T <0.0969 × E + 0.4 (1)
In the formula, T is the tear strength (kgf) of the inner film, and E is the elastic strength (kgf / cm 2) of the inner film, that is, the elastic modulus (kgf / cm 2 ) of the film and the thickness (cm) of the film. Is the product.
It is a feature that the film is a polyethylene resin film satisfying the above, and this feature makes it possible to improve the rigidity of the laminated film while maintaining the tear strength of the laminated film in a low range.
[0017]
From these plots, the elastic strength (kgf / cm) and tear strength (kgf) of the polyethylene-based resin film are linearly related, and the tear strength (kgf) increases as the elastic strength (kgf / cm) increases. Can be seen from FIG.
[0018]
Moreover, since the elastic strength (kgf / cm) is a product of the elastic modulus (kgf / cm 2 ) of the film and the thickness (cm) of the film, as described above, after all, when the thickness of the film increases, It shows that the tear strength of the film increases linearly.
[0019]
The packaging bag of the present invention comprises a laminated film, and uses a polyethylene-based resin film as its inner film, but may be a single layer film or a multilayer film as long as it has strength characteristics defined by the above formula (1). The chemical composition and the like are not particularly limited.
[0020]
Generally, it is not easy to obtain a polyethylene resin alone having the strength characteristics of the above formula (1), so a combination of two or more polyethylene resins or a combination with a modifying olefin resin. It is appropriate to use
[0021]
In this case, it is desirable that the thickness of the inner film is generally in the range of 20 to 200 μm, particularly 50 to 150 μm. If the thickness is less than the above range, the heat sealing workability is lowered or the waist of the final packaging bag is lowered. On the other hand, if the thickness exceeds the above range, the tearability tends to decrease, which is not preferable.
[0022]
In the packaging bag of this invention, as shown in FIG.1 and FIG.2, as the inner surface film 2 of linear low density polyethylene, this linear low density polyethylene inner surface film 2 was manufactured by using the metallocene catalyst. A laminated structure of an innermost surface layer 6 of butene-1 copolymer, an intermediate layer 7 of ethylene / butene-1 copolymer, and a bonding layer 8 of ethylene / hexene-1 copolymer is preferable.
[0023]
By using a laminate of linear low density polyethylene copolymerized with different α-olefins and linear low density polyethylene having different densities, the inner film 2 has excellent sealing properties, tear-opening properties, and environmental stress crack resistance. It is possible to achieve a combination of self-supporting shape retention and excellent standing characteristics and standing pouches.
[0024]
In the inner surface film 2 of the packaging bag of the present invention, it is this specific linear shape that uses an ethylene / butene-1 copolymer produced using a metallocene catalyst as the innermost layer surface (heat seal layer) 6. The low density polyethylene has not only good heat sealability but also good tear tearability, and is particularly suitable for the innermost layer.
[0025]
The reason why the ethylene / hexene-1 copolymer is used as the bonding layer 8 to be laminated with another layer is that it is excellent in laminate strength with other layers and is excellent in flexibility.
[0026]
That is, when sufficient laminate strength is not obtained between the other layer and the linear low density polyethylene inner layer film 2, the opening direction by tearing is shifted between the tearing direction of the substrate and the tearing direction of the inner film. May tend to occur, which may result in loss of tearing lightness.
[0027]
On the other hand, when the laminate strength of both films is high, the tear start points coincide with each other and are fixed at one point, and the film is easily torn.
[0028]
Further, an ethylene / butene-1 copolymer is interposed as the intermediate layer 7 between the innermost surface layer 6 and the bonding layer 8 because the intermediate layer 7 is required to have a self-supporting shape required for a standing pouch or the like. Moreover, it is because it is excellent in tearing openability.
[0029]
The resin of the innermost surface layer 6 of the inner surface film 2 preferably has a density in the range of 0.860 to 0.925 g / cc in terms of heat sealability and tear openability, and this density is outside the above range. Then, there exists a tendency for heat sealability and tear openability to worsen.
[0030]
The resin used for the intermediate layer 7 preferably has a density greater than the density of the innermost surface layer resin, particularly 0.02 g / cc or more higher than the density of the resin of the innermost surface layer 6.
[0031]
The resin of the intermediate layer 7 preferably has a density in the range of 0.91 to 0.95 g / cc from the standpoint of the self-supporting shape required for a standing pouch and the like, and the tear openability. If it is less than 1, the self-supporting shape retention property is lowered, and if it is more than the above range, the tear opening property tends to be lowered.
[0032]
Further, in order to improve the tear-opening property, the intermediate layer 7 is made of a high-density polyethylene or a low content of 0.1 to 80% by weight, preferably 5 to 50% by weight with respect to the ethylene / butene-1 copolymer. Density polyethylene may be blended. If the proportion of the high density polyethylene or the low density polyethylene is less than 0.1% by weight, substantially no further improvement in tear-opening property is observed, and if it exceeds 80% by weight, the drop strength decreases.
[0033]
The resin of the bonding layer 8 has a density smaller than the density of the resin of the intermediate layer 7, particularly a density of 0.01 g / cc or more smaller than the density of the resin of the intermediate layer 7, and the density of the resin of the innermost layer 6. It is preferable to have a density greater than.
[0034]
In general, the resin of the bonding layer 8 preferably has a density in the range of 0.90 to 0.935 g / cc from the viewpoint of laminate strength, flexibility, and moldability. When the laminate strength decreases and exceeds the above range, the flexibility tends to decrease.
[0035]
The thickness ratio of each layer in the inner surface film 2 composed of the laminated structure is 10 to 45%, particularly 15 to 40% for the innermost surface layer 6, 10 to 80% for the intermediate layer 7, particularly 20 to 70%, and the bonding layer 8 It is preferable to be in the range of 10 to 45%, particularly 15 to 40%.
[0036]
When the thickness ratio of the innermost layer 6 is below the above range, the heat sealability tends to be reduced, and when the intermediate layer 7 is below the above range, the waist (rigidity) of the inner surface film tends to be reduced, and further bonding When the layer 8 is less than the above range, the laminate strength of the inner surface film is lowered.
[0037]
When the thickness ratio of each layer of the inner surface film 2 is in the above range, the most excellent tear-opening property and balance of each property can be obtained.
[0038]
The production of the inner surface film 2 composed of a laminated structure by coextrusion is performed by using an extruder corresponding to the type of each resin layer, superposing the melt of each resin in a multilayer multiple die, and extruding this from a die orifice. Done.
[0039]
The packaging bag of the present invention may be a single layer film. As described above, it is appropriate to use a combination of two or more kinds of polyethylene resins or a combination with a modifying olefin resin as described above.
[0040]
These inner surface film materials can be formed into a film in advance by a T-die method, an inflation film forming method, etc., and can be used for lamination with a base material, or can be extrusion coated on a base material in the form of a molten web. You can also.
[0041]
The ultraviolet blocking layer 3 is formed on the next layer of the body portion. A particularly preferable ultraviolet blocking layer 3 is a light blocking ink layer. Preferred ink compositions used for the light-shielding ink layer include, for example, those containing fine particle ferric oxide pigments having a particle size of 200 μm or less, or fine particle titanium oxide pigments and ferric oxide pigments. The thing containing is mentioned.
[0042]
The light-shielding ink layer is formed on the gas barrier thin film layer 4 formed on the outer film 5 so that the layer thickness is 0.1 to 50 μm, preferably 1 to 20 μm, by a normal printing method or coating method. It is formed by printing or coating. When the thickness of the light-shielding ink layer is thin, sufficient light-shielding properties cannot be obtained, and when the layer thickness is too thick, the transparency is lowered.
[0043]
As another ultraviolet blocking layer 3, a polyethylene naphthalate film or a copolymerized polyester film containing naphthalene dicarboxylic acid can be used. These films can be laminated on the gas barrier thin film layer 4 formed on the outer film 5 by a dry laminating method.
[0044]
Further, a gas barrier thin film layer 4 is formed in a layer next to the body portion. Examples of the gas barrier thin film layer 4 include a vapor-deposited layer of an inorganic oxide such as aluminum oxide and silicon oxide formed on the outer surface film 5 and a coating film made of an organic substance or both.
[0045]
Furthermore, the outer surface film 5 is formed in the next layer. The plastic film to be used is not particularly limited, but it is desirable to use a film having mechanical strength, for example, a polyester film such as polyethylene terephthalate, polybutylene terephthalate, polyethylene naphthalate, ethylene terephthalate / isophthalate copolymer, Examples thereof include polyamide films such as nylon 6, nylon 6,6, nylon 11, nylon 12, nylon 6 / nylon 6,6 copolymer. These films are used as uniaxially or biaxially stretched films.
[0046]
Among the above stretched films, the biaxially stretched polyethylene terephthalate film is a material excellent in mechanical strength, crack resistance, and heat resistance, and thus is particularly suitable as an outer surface film of a packaging bag for storing contents having retort sterilization. Yes. However, since it is inferior in impact resistance and pinhole resistance, when a biaxially stretched polyethylene terephthalate film is used as an outer film, it is usually a plastic film such as a nylon film that can compensate for this point in addition to the inner film. And a laminated bag using the laminated film.
[0047]
On the other hand, stretched nylon film is excellent in gas barrier properties and barrier properties against fragrance components, but it is sensitive to humidity components and the barrier properties due to moisture absorption are reduced, so the outer surface of a packaging bag that contains contents that do not require retort sterilization Suitable as a film.
[0048]
The laminated film forming the packaging bag of the present invention is excellent in impact strength and piercing strength between the inner film 2 and the ultraviolet blocking layer 3 or between the ultraviolet blocking layer 3 and the gas barrier thin film layer 4. Alternatively, a layer structure in which a plastic film 9 is interposed may be employed. The reason why one more layer of this plastic film 9 is interposed is to make up for the strength that is practically insufficient with only the inner surface film 2 and the outer surface film 5, for example, the insufficient strength such as impact strength and piercing strength as a laminated film. Examples of the plastic film include polyamide films such as nylon 6, nylon 6,6, nylon 11, nylon 12, nylon 6 / nylon 6,6 copolymer. These films may be formed by any of the biaxial stretching method, the sequential stretching method, and the inflation method.
[0049]
The packaging bag of the present invention can be used as a packaging bag of various forms, and the bag making can be carried out by a known bag making method per se, such as ordinary pouches with three- or four-side seals, pouches with gussets. , Standing pouches, pillow packaging bags, and the like, but are not limited to this example.
[0050]
【Example】
EXAMPLES Hereinafter, although an Example is given and this invention is demonstrated further in detail, the following specific examples do not limit this invention.
Example 1
As the inner film 2, the innermost layer 6 is an ethylene / butene-1 copolymer having a density of 0.910 g / cc, the intermediate layer 7 is an ethylene / butene-1 copolymer having a density of 0.935 g / cc, and the bonding layer 8 is An ethylene / hexene-1 copolymer having a density of 0.920 g / cc was coextruded to prepare a three-layer coextruded polyethylene resin film having a thickness of 70 μm. At this time, the thickness ratio of each layer was 25%: 50%: 25%. Separately, on the thin film layer 4 of a film (trade name “MOS film NO” manufactured by Oike Kogyo Co., Ltd.) in which an inorganic oxide thin film layer 4 is formed on a biaxially stretched nylon film to be the outer film 5. A film on which a gravure ink (“New Lp Super V White” manufactured by Toyo Ink Manufacturing Co., Ltd.) in which fine particle titanium oxide and ferric oxide are dispersed is printed to form an ultraviolet blocking layer 3 having a thickness of 10 μm. Created. A laminated film 1 was prepared by laminating the ultraviolet blocking layer 3 surface of this film and the bonding layer 8 surface of the inner film 2 by a dry laminating method. Using this laminated film 1, the peripheral portion 11 was heat-sealed by a conventional method, and a standing pouch 10 shown in FIG. 4 was created. A gusset member constituting the bottom portion is attached to the lower side of the pouch by a heat seal portion 12.
[0051]
(Example 2)
A three-layer coextruded polyethylene film similar to Example 1 was prepared as the inner film 2 except that the thickness was 120 μm. Separately from this, a thin film of a film (trade name “GL-AE” manufactured by Toppan Printing Co., Ltd.) in which a thin film layer 4 made of an inorganic oxide and a metal oxide is formed on a biaxially stretched polyethylene terephthalate film to be the outer film 5. A gravure ink (“New Lp Super V White” manufactured by Toyo Ink Manufacturing Co., Ltd.) in which fine particle titanium oxide and ferric oxide are further dispersed is printed on the layer 4 to form an ultraviolet blocking layer 3 having a thickness of 10 μm. A laminated film 1 was prepared by dry laminating the ultraviolet blocking layer 3 of this film and the bonding layer 8 surface of the inner film 2.
[0052]
(Example 3)
A laminated film similar to that of Example 2 was prepared except that a biaxially stretched nylon film was laminated between the ultraviolet blocking layer 3 and the inner film 2 by a dry lamination method.
[0053]
Example 4
A laminated film similar to Example 2 was prepared except that a biaxially stretched nylon film was laminated between the thin film layer 4 made of an inorganic oxide and a metal oxide and the ultraviolet blocking layer 3 by a dry lamination method.
[0054]
(Example 5)
A 150 μm-thick single-layer film in which a linear low-density polyethylene made of an ethylene / butene 1 copolymer having a density of 0.915 g / cc and a low-density polyethylene having a density of 0.921 g / cc are blended in an amount of 70:30. A laminated film similar to Example 1 was prepared except that.
[0055]
(Comparative Example 1)
A standing pouch was prepared using the same laminated film as in Example 1 except that the ultraviolet blocking layer 3 was not formed.
[0056]
(Comparative Example 2)
A standing pouch was prepared using the same laminated film as in Example 1 except that the gas barrier thin film layer 4 was not formed.
[0057]
[Table 1]
Figure 0004688009
[0058]
[Comparison test]
(1) Elastic strength Using a Tensilon universal tester, the elastic modulus obtained at a tensile speed of 300 mm / min is multiplied by the total thickness of the test piece.
(2) Tear strength tester Using a tear tester manufactured by Sangyo Sangyo, the tear strength was measured at a tear rate of 3000 mm / min.
(3) Oxygen permeability Measured at 22 ° C.-60% RH using OX-TRAN 2/20 manufactured by MODERN CONTROLS.
(4) Ultraviolet Transmittance Using the standing pouch obtained in Example 1 and Comparative Example 1, the spectral transmittance of the pouch was measured using a V-570 spectrophotometer manufactured by JASCO Corporation.
[0059]
The measurement results are shown in FIG. In FIG. 6, curve A shows Example 1, and curve B shows Comparative Example 1. The plastic film of Comparative Example 1 having no ultraviolet blocking layer transmits a large amount of light in the ultraviolet region and visible region (curve B). On the other hand, it can be seen that the pouch of Example 1 of the present invention provided with an ultraviolet blocking layer significantly blocks not only the ultraviolet region but also the light in the visible region and has an excellent light blocking property.
[0060]
【The invention's effect】
According to the present invention, it becomes possible to increase the rigidity of the laminated film while maintaining the tear strength of the packaging bag made of the laminated film at a small value, and the packaging bag is required to improve the openability by tearing the packaging bag. It is possible to increase the rigidity (waist).
In addition, since the film thickness required to obtain a certain rigidity can be reduced, the cost required for manufacturing the packaging bag can be reduced, and resource saving and waste reduction can be achieved.
Furthermore, since the gas barrier layer and the ultraviolet ray blocking layer are provided, the contents can be prevented from being oxidized and ultraviolet rays.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic cross-sectional view showing an example of a laminated film forming a packaging bag of the present invention.
FIG. 2 is a schematic cross-sectional view showing another example of a laminated film forming the packaging bag of the present invention.
FIG. 3 is a schematic cross-sectional view showing another example of a laminated film forming the packaging bag of the present invention.
FIG. 4 is a view showing an example of a packaging bag according to the present invention.
FIG. 5 is a graph showing the relationship between elastic strength (kgf / cm) and tear strength (kgf) for an inner film.
FIG. 6 shows an ultraviolet transmission curve of the packaging bag of the present invention.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Laminated film 2 Inner surface film 3 Ultraviolet ray blocking layer 4 Gas barrier thin film layer 5 Outer surface film 6 Outermost surface layer 7 Middle layer 8 Bonding layer 9 Plastic film 10 Packaging bag 11 Peripheral part 12 Heat seal part

Claims (4)

積層フィルムからなる包装袋において、積層フィルムの(a)内面フィルムが、メタロセン触媒を用いて製造されたエチレン・ブテン−1共重合体の最内面層、エチレン・ブテン−1共重合体の中間層、及びエチレン・ヘキセン−1共重合体の接合層の積層構造体からなりかつ内面フィルムが下記式(1)
T<0.0969×E+0.4 ・・・(1)
式中、Tは内面フィルムの引き裂き強度(kgf)であり、Eは内面フィルムの弾性強度(kgf/cm)、即ち該フィルムの弾性率(kgf/cm)とフィルムの厚み(cm)との積であるを満足するポリエチレン系樹脂フィルム層と、
(b)紫外線遮断性層と、
(c)ガスバリア性薄膜層と、
(d)外面フィルム層と
を積層した少なくとも4層構造からなる包装袋。
In a packaging bag made of a laminated film, the inner film (a) of the laminated film is an innermost layer of an ethylene / butene-1 copolymer produced using a metallocene catalyst, and an intermediate layer of the ethylene / butene-1 copolymer. , And a laminated structure of a joining layer of ethylene / hexene-1 copolymer, and the inner film has the following formula (1)
T <0.0969 × E + 0.4 (1)
In the formula, T is the tear strength (kgf) of the inner film, and E is the elastic strength (kgf / cm 2) of the inner film, that is, the elastic modulus (kgf / cm 2 ) of the film and the thickness (cm) of the film. A polyethylene-based resin film layer satisfying a product,
(B) an ultraviolet blocking layer;
(C) a gas barrier thin film layer;
(D) A packaging bag having at least a four-layer structure in which an outer film layer is laminated.
紫外線遮断性層(b)が、遮光性インキ層であることを特徴とする請求項1に記載の包装袋。The packaging bag according to claim 1, wherein the ultraviolet blocking layer (b) is a light blocking ink layer. ガスバリア性薄膜層(c)が(1)金属または金属酸化物または無機酸化物を蒸着したもの、(2)有機、無機コーティング、(3)その両方からなる薄膜層であることを特徴とする請求項1または2に記載の包装袋。The gas barrier thin film layer (c) is a thin film layer comprising (1) a metal or metal oxide or inorganic oxide deposited, (2) an organic or inorganic coating, and (3) both. Item 3. A packaging bag according to item 1 or 2 . ガスバリア性薄膜層(c)が(1)金属または金属酸化物または無機酸化物を蒸着したもの、(2)有機、無機コーティング、(3)その両方からなる薄膜層であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装袋。The gas barrier thin film layer (c) is a thin film layer comprising (1) a metal or metal oxide or inorganic oxide deposited, (2) an organic or inorganic coating, and (3) both. Item 4. The packaging bag according to any one of Items 1 to 3 .
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