JP4687870B2 - 液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は液晶表示装置およびその製造方法に関し、特には半透過半反射表示が可能なインプレーンスイッチングモードの液晶表示装置とその製造方法に関する。
インプレーンスイッチング(In Plane Switching:IPS)モードの液晶表示装置は、同一基板側に設けられた画素電極とコモン電極との間に基板に平行な横電界を形成し、この横電界によって液晶素子を駆動して画像表示を行う。このISPモードは、TNモードと比較して広い視野角が得られることが知られている。
図12は、このような液晶表示装置の配向状態を示す模式図である。この図に示すように、IPSモードの液晶表示装置において、駆動基板上には、画素電極101とこれに平行なコモン電極102とを覆う状態で配向膜103が設けられている。そして、この駆動基板の配向膜103形成面と対向基板の配向膜104形成面との間には、液晶層105が狭持されている。また、各基板を挟んでクロスニコルの状態で配置された2枚の偏光板106,107を備えている。ここで、配向膜103,104のラビングは、2枚の偏光板106,107の一方の透過軸と一致させ、さらに画素電極101とコモン電極102との平行方向に対して45°の向きで反平行としている。図面においては入射側の偏光板106と一致させた場合を図示した。
これにより、上記電極101−102間に電圧を印加していない状態では、液晶分子mの軸が入射側の偏光板106の透過軸と垂直に、出射側の偏光板107の透過軸と一致した状態となり、入射側の偏光板106から入射した光hは、液晶層105において位相差を生じることなく出射側の偏光板107に達し、ここで吸収された黒表示となる。一方、上記電極101−102間に電圧を印加した状態では、液晶層105を構成する液晶分子mの配向方向が概ね45°回転するため、液晶層105を通過する光hに位相差が生じる。そこで、液晶層105を通過する光hにλ/2の位相差が生じるように、液晶層105のギャップを調整する。これにより、入射側の偏光板106から入射した光hが、液晶層105を通過することにより90°回転した直線偏光となり、出射側の偏光板hを透過して白表示となる。
このような構成において、さらに駆動基板および対向基板と2枚の偏光板106,107との間に、液晶層103とリタデーションが略等しい位相差板を所定状態で配置することにより、短波長側においての中間調での透過率の逆転を防止する構成も提案されている(以上下記特許文献1参照)。
特開2001−242462号公報
近年、モバイル用途の液晶表示装置として、暗状態、外光下での視認性を向上させた半透過半反射型の液晶表示装置が広く適用されている。半透過半反射型の液晶表示装置は、ECBモードで液晶分子を縦方向にスイッチングさせて表示を行うため、視野角特性が十分ではない。
そこで、上述した視野角特性に優れたIPSモードで半透過半反射型の液晶表示装置を実現することが望まれている。しかしながら、図12を用いて説明したように、IPSモードの液晶表示装置では、クロスニコルの状態に配置された一方の偏光板107(または106)と液晶分子mの軸を一致させて黒表示が行われる。このため、上述した透過型のIPSモードの液晶表示装置の構成において、ただ単に出射側の偏光板と液晶層との間に反射板を設けて反射表示部を構成しただけでは、電圧無印加時に白表示となってしまい、透過表示部の黒表示に合わせることができない。
そこで本発明は、半透過半反射表示が可能なIPSモードの液晶表示装置を提供すること、およびこの液晶表示装置の製造方法を提供することを目的とする。
このような目的を達成するための本発明の液晶表示装置は、一対の基板と、当該基板間に挟持された液晶層と、当該液晶層に対して前記基板面に略平行な電界を印加する電極とを備えた、いわゆるIPSモードの液晶表示装置において、一方の基板に反射層をパターン形成してなる反射表示部と、当該反射層間に位置する透過表示部とを有している。そして、少なくとも一方の基板における反射層に対応する部分に、選択的に位相差層が設けられていることを特徴としている。
ここで、位相差層はλ/4層であり、電界を印加した場合に、反射表示部における液晶層部分がλ/4層として機能すると共に、透過表示部における液晶層部分がλ/2層として機能する。
このように構成された液晶表示装置では、IPSモードであり、少なくとも一方の基板の反射層に対応する部分に位相差層が設けられているため、反射層においても液晶層の位相差と位相差層の位相差の組み合わせにより光の偏光状態が制御できる。
例えば、透過表示部において電界無印加時に黒表示を行う場合には、クロスニコル状態で配置された偏光板の一方の透過軸と液晶分子の軸を合わせ、液晶層において位相差が生じない配向状態とする。この場合、反射表示部においては、位相差層が設けられたことにより、偏光板からの入射光に位相差が生じる。このため、位相差層をλ/4層とすることにより、液晶層および位相差層を一往復した光の偏光方向を90°回転させ、同一の偏光板からの出射を抑えて黒表示とすることができる。一方、電界印加時においては、液晶分子が基板と平行に回転するため、液晶層が位相差層として機能するようになる。この場合、反射表示部における液晶層部分がλ/4層として機能し、一方透過表示部における液晶層部分がλ/2層として機能するように設定することにより、反射表示部および透過表示部ともに白表示とすることができる。
また本発明は、上記構成の液晶表示装置を得るための製造方法でもある。その製造方法は、次の工程を行うことを特徴としている。先ず、一方の基板に、反射層をパターン形成する工程を行う。次に、この基板上に反射層を覆う状態で感光性樹脂膜を形成し、当該感光性樹脂膜が光学的に等方性となる温度に加熱した状態で当該基板側からの裏面露光を行うことにより当該反射層間における当該感光性樹脂膜部分を硬化させる工程を行う。その後、一部を硬化させた感光性樹脂膜を常温に戻した状態で当該感光性樹脂膜に対して全面露光を行う。これにより感光性樹脂膜を全面硬化させ、反射層上に当該感光性樹脂からなる位相差層を形成する工程を行う。
このような第2の製造方法によれば、反射層上に選択的に位相差層が積層形成される。一方、反射層から外れた位置には感光性樹脂が等方性の状態で硬化された部分が残されるため、透過表示部と反射層を備えた反射表示部との高さが均一化される。したがって、他方の基板上にギャップを調整するためのパターンを設けた状態でこれらを貼り合わせることにより、透過表示部よりも反射層を備えた反射表示部のギャップが狭い液晶表示装置が得られる。
以上説明したように本発明の液晶表示装置は、反射層に対応する部分に位相差層を設けて反射表示部としたことにより、IPSモードであっても反射表示部と透過表示部との表示状態を同一にし、半透過半反射表示を行うことが可能になる。したがって、広視野角のIPSモードで、暗状態、外光下での視認性を向上させた半透過半反射型の液晶表示装置を実現することが可能になる。
また本発明における第1および第2の液晶表示装置の製造方法によれば、反射層を形成した後に裏面露光を行うことで位相差層を形成することにより、マスクを用いたパターン露光を行うことなく位相差層を形成することが可能になる。したがって、反射層に対して位置ずれ無く精度良好に位相差層を設けることができ、表示特性の良好な上記構成の表示装置を得ることが可能になる。また、マスクを用いた露光を行うことなく位相差層を形成することが可能になることから、製造コストを抑えることも可能である。
以下、本発明を適用した実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、各実施形態においては、液晶表示装置の構成に続き、必要に応じて製造方法を説明する。
<第1実施形態>
図1は第1実施形態の液晶表示装置の断面構成図であり、図2および図3はこの表示装置における配向状態を示す模式図である。これらの図に示す液晶表示装置1は、1つの画素にそれぞれ透過表示部Aと反射表示部Bとを有するIPSモードの液晶表示装置1であり、次のように構成されている。
すなわち液晶表示装置1は、駆動基板10と、この駆動基板10の素子形成面側に対向配置された対向基板20と、これらの駆動基板10と対向基板20との間に挟持された液晶層30とを備えている。また駆動基板10および対向基板20の外側面には、偏光板40,50が密着状態で設けられている。これらの偏光板40は、クロスニコル状態で設けられていることとする(図2参照)。
このうち駆動基板10は、ガラス基板のような透明基板からなり、その液晶層30に向かう面上に、例えばTFT(Thin Film Transistor)等の駆動用素子11およびこれに接続された電極12が設けられ、これらが層間膜13で覆われている。この層間膜13上には、電極12を介して駆動用素子11に接続された画素電極14と共に、コモン電極15が配置されている。
画素電極14およびコモン電極15は、各画素部において偏光板40,50の透過軸に対して45°をなす方向に平行に配置されていることとする(図2参照)。これにより、画素電極14−コモン電極15間に電圧を印加した場合に、駆動基板10および対向基板20の基板面に対して平行で、かつ偏光板40,50の透過軸に対して45°をなす向きの電界が、液晶層30に対して印加される構成となっている。
またこれらの画素電極14およびコモン電極15とは、反射特性の良好な材料(例えばアルミニウム等)からなり、反射層を構成していることとする。尚、本第1実施形態においては、このような画素電極14およびコモン電極15で構成された反射層に挟まれている部分が透過表示部A、反射層が設けられている部分が反射表示部Bとなる。
そして、これらの画素電極14およびコモン電極15の上部には、選択的に位相差層16が設けられている。この位相差層16はλ/4層であることとする。またこの位相差層16の選択的な配置により、透過表示部Aのギャップg1が、反射表示部Bのギャップg2の約2倍となっている。そして、位相差層16の配向は、偏光板40,50の透過軸方向に対して45°の方向であることとする。この場合、画素電極14およびコモン電極15に電圧を印可した状態において、液晶分子mの軸と位相差層16の配向が垂直となる向きか、または平行となる向きとが考えられる。ここでは、波長分散を防止する観点から、画素電極14およびコモン電極15に電圧を印可した状態において、液晶分子mの軸と位相差層16の配向が垂直となる向きが好ましい(図3参照)。さらに、この位相差層16におけるλ/4の位相差は、各画素の色(目的とする表示色)毎に調整されていることとする。
またさらに、層間膜13の上方には、位相差層16を覆う状態で配向膜17が設けられている。この配向膜17は、駆動基板10側の偏光板40の透過軸に対して90°であり、かつ対向基板20側の偏光板50の透過軸に平行な向きにラビング処理または配向処理されたものであることとする(図2参照)。
一方、対向基板20は、ガラス基板のような透明基板からなり、この対向基板20の液晶層30に向かう面には、R(赤)、G(緑)、B(青)各色のカラーフィルタ21、および配向膜22がこの順に設けられている。この配向膜22は、駆動基板10側に設けられた配向膜17と反平行にラビング処理または配向処理されたものであることとする(図2参照)。
そして、以上の駆動基板10−対向基板20間に挟持された液晶層30は、偏光板40,50を透過した光に対して、画素電極14およびコモン電極15に電圧を印加した際に、透過表示部Aにおいてはλ/2の位相差層として機能し、反射表示部Bにおいてはλ/4の位相差層として機能するように各部のギャップg1,g2が調整されていることとする。すなわち、図3を参照し、画素電極14およびコモン電極15に電圧を印加することで液晶層30に印加される電界により、液晶層30を構成する液晶分子mが偏光板40,50の透過軸に対して45°をなす方向に配向する。このため、偏光板40,50を通過して液晶層30内に侵入した光は、液晶層30を通過することで位相差を生じるようになるが、この際、液晶層30の各部分が上述した位相差層として機能するように、ギャップg1,g2が調整されていることとする。
尚、ここでの図示は省略したが、このように構成された液晶表示装置1においては、駆動基板10側の偏光板40の外側にバックライトが配置される。そして、バックライトから照射された光hと検光子となる偏光板50側から入射した外光h’のうち、対向基板20側の偏光板50を検光子としてここから出射された光が表示光となる。
このような構成の液晶表示装置1は、次のように動作する。図2は、画素電極14およびコモン電極15に対して電圧を印加しない状態(電圧無印加時)における配向状態を示す模式図である。この図に示すように、電圧印加時においては、液晶層30内の液晶分子mは、配向膜17,22のラビング方向および検光子となる偏光板50の透過軸と平行で、かつバックライト側の偏光板40の透過軸と直交する向きに配向した状態となる。
このため、透過表示部Aにおいては、通常のIPSモードにおけるノーマリブラックの表示と同様に、偏光板40を通過したバックライトの光hは、この偏光板40の透過軸に対して垂直な向きに液晶分子mを配向させた液晶層30内を、位相差を生じることなくそのまま通過する。このため、光hは、偏光板50において吸収され、透過表示部Aにおいては黒表示となる。
一方、反射表示部Bにおいては、検光子となる偏光板50側から入射した外光h’は、この偏光板50の透過軸と平行な向きに液晶分子mを配向させた液晶層30内を、位相差を生じることなくそのまま通過する。そして、次にλ/4の位相差層16を往復することで(λ/4)×2の位相差を生じて90°回転した直線偏光となり、再び液晶層30内を位相差を生じることなくそのまま通過する。このため、偏光板50の透過軸と90°をなす偏光方向の外光h’が、偏光板50において吸収され、黒表示となる。
また図3は、画素電極14およびコモン電極15に対して電圧を印加した状態(電圧印加時)における配向状態を示す模式図である。この図に示すように、電圧印加時においては、液晶層30に印加される電界により、液晶層30内の液晶分子mは、基板面に平行で、かつ配向膜17,22のラビング方向および偏光板40,50の透過軸に対して45°の向きに配向した状態となる。
このため、透過表示部Aにおいては、通常のIPSモードにおけるノーマリブラックの表示と同様に、偏光板40を通過したバックライトの光hに対して、液晶層30の部分がλ/2層として機能する。このため、偏光板40を通過した光hが液晶層30を通過することで90°回転した直線偏光となり、クロスニコル状態で配置された偏光板50を透過して白表示となる。
一方、反射表示部Bにおいては、検光子となる偏光板50側から入射した外光h’に対して、液晶層30の部分がλ/4層として機能する。この液晶層30の液晶分子mの軸は、位相差層16の配向方向と直交している。このため、偏光板50を透過した外光h’は、この液晶層30内とλ/4の位相差層16とを往復で通過することで0°の直線偏光に戻り、先の偏光板50を通過する。そして、反射表示部Bにおいても白表示となる。この際、液晶層、位相差層が直交する構成とすることにより、波長分散の影響が抑えられる。
以上のように、第1実施形態の液晶表示装置1においては、電圧印加時および電圧無印加時において、反射表示部Bと透過表示部Aとにおいて同様のノーマリーブラックの表示を行うことが可能になる。この結果、広視野角のIPSモードで、暗状態、外光下での視認性を向上させた半透過半反射型の液晶表示装置を実現することが可能になる。
またこのような構成の液晶表示装置においては、駆動基板10と対向基板20との間の液晶セル内に位相差層16を配置しているため、液晶セルが厚膜化されることもない。
また、図4には、上記構成の液晶表示装置1において、偏光板40,50の透過軸方向と液晶分子の軸とのなす角度(液晶分子角度)と、反射表示部Bにおける反射率との関係を示す。この図に示すように、液晶分子角度を45°とすることにより、より高い反射率を確保できることがわかる。したがって、図3を用いて説明したように、電圧印加時に、偏光板40,50の透過軸方向と液晶分子mの配向方向が45°となる構成とすることにより、電圧印加時の反射表示部Bにおいて、より輝度の高いの白表示が可能となる。
次に、上記構成の液晶表示装置1の製造手順を図5に基づいて説明する。図5は、駆動基板10側の断面工程図である。
先ず、図5(1)に示すように、駆動基板10上に駆動用素子11と電極12を形成し、これらを覆う層間膜13を形成する。次に、層間膜13に、電極12に達する接続孔13aを形成した後、層間膜13上に画素電極14とコモン電極15とをパターン形成する。このうち画素電極14は、接続孔13aとその底部の電極12を介して駆動用素子11に接続させる。以上の工程は、従来と同様に行う。尚、画素電極14とコモン電極15の形成は、例えば導電性塗布膜を形成後、通常のリソグラフィー処理によって形成したレジストパターンをマスクに用いてこの導電性塗布膜をパターンエッチングすることによって行っても良い。導電性塗布膜としては、例えばアグファ性の導電性塗布膜を用いることができる。
次いで、画素電極14およびコモン電極15を覆う状態で、層間膜13上に、ここでの図示を省略した配向膜を形成してラビング処理またはUV配向処理を行う。この際のラビング方向またまUV配向の方向は、次に形成する位相差層(すなわち図1〜図3を用いて説明した位相差層16)の配向方向に一致させる。その後、この配向膜上に、UV硬化性液晶からなる感光性樹脂膜16aを形成する。この感光性樹脂膜16aは、λ/4の位相差を有する膜厚で形成されることとする。
その後、図5(2)に示すように、マスク60を用いたパターン露光により、感光性樹脂膜16aに対してUV光からなる露光光Hを照射する。この際、画素電極14およびコモン電極15上のみに露光光Hを照射することにより、露光光Hの照射部を硬化させ、硬化部を位相差層16とする。
以上の後、図5(3)に示すように、感光性樹脂16aに対して現像処理を行うことにより、画素電極14およびコモン電極15上において硬化させた位相差層16部分のみを残して他の感光性樹脂16a部分を除去する。これにより、駆動基板10の素子形成面側に段差形状を形成する。
以上の後は、通常の液晶表示装置の製造工程と同様に配向膜の形成工程が行われ、図1に示したように、位相差層16を覆う状態で配向膜17が設けられて駆動基板10側の工程を終了する。この配向膜17の形成は、ラビング処理またはUV配向処理(光配向処理)によって行われる。
また、対向基板20側の製造工程は、通常のIPSモードの液晶表示装置の製造工程と同様に、カラーフィルタ21の形成工程、配向膜22の形成工程が行われる。この配向膜22の形成は、ラビング処理またはUV配向処理によって行われる。
その後は、駆動基板10と対向基板20とを貼り合わせ、その間に液晶層30を封入し、さらに偏光板40,50を貼り合わせるセル工程を行う。この際、液晶層30のギャップg1,g2、配向膜17,22のラビング処理方向または配向処理方向、および偏光板40,50の透過軸方向を、上述した構成とすることが重要である。
以上により、反射層となる画素電極14およびコモン電極15上に、選択的に位相差層16が積層形成され、またこの位相差層16によって透過表示部Aのギャップg1が反射表示部Bのギャップg2よりも広い、上述したIPSモードの液晶表示装置1が得られる。
尚、以上の製造方法では、図5(1)を用いて説明したように、UV硬化性液晶からなる感光性樹脂膜16aを形成する構成とした。しかしながら、この感光性樹脂膜をポジ型液晶で構成しても良い。この場合、図5(2)の露光工程では裏面露光を行うことにより、画素電極14およびコモン電極15間の露光部のみを現像液に可溶とすることができる。したがって、マスクを用いたパターン露光を行うことなく位相差層16を形成することが可能になる。これにより、反射層となる画素電極14およびコモン電極15に対して位置ずれ無く精度良好に位相差層16を設けることができ、表示特性の良好な上記構成の表示装置を得ることが可能になる。また、マスクを用いる必要がないことから、製造コストを抑えることも可能である。
<第2実施形態>
図6には、第2実施形態の液晶表示装置の断面構成図を示す。この図に示す液晶表示装置1aが、図1を用いて説明した第1実施形態の液晶表示装置1と異なるところは、透過表示部Aと反射表示部Bのギャップg1,g2を、対向基板20側の等方性パターン24によって形成した点にあり、その他の構成は同様であることとする。尚、図6においては、図1の液晶表示装置1と同様の構成については同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
すなわち、本第2実施形態の液晶表示装置1aにおいては、図1を用いて説明した第1実施形態の液晶表示装置1における駆動基板10側に、位相差層16による段差を埋め込む状態で光学的に等方性を有する透明材料からなる樹脂部18が設けられている。そして、このような樹脂部18により、駆動基板10側の配向膜17の下地は、段差無く平坦になっていることとする。
一方、対向基板20側には、カラーフィルタ21上の反射表示部Bに対応する位置に、ギャップg1,g2を補正するための等方性パターン24が設けられている。この等方性パターン24は、光学的に等方性を有する透明材料からなり、透過表示部Aのギャップg1が、反射表示部Bのギャップg2の略2倍となるような高さtを有していることとする。尚、ギャップg1,g2の大きさは、第1実施形態と同様である。そして、この等方性パターン24を覆う状態で、配向膜22が設けられている。
このような構成の液晶表示装置1aであっても、偏光板40,50の透過軸の向き、配向膜17,22および位相差層16の配向の向き、およびギャップg1,g2の設定は第1実施形態の液晶表示装置1と同様の配向状態であるため、透過表示部Aと反射表示部Bとで同様のノーマリーブラックの表示を行うことが可能であり、第1実施形態の液晶表示装置1と同様の効果を得ることができる。
次に、上記構成の液晶表示装置1aの製造手順を図7に基づいて説明する。図7は、駆動基板10側の断面工程図である。
先ず、図7(1)に示すように、駆動基板10の上方に画素電極14とコモン電極15とを形成するまでを、通常の工程と同様に行った後、画素電極14およびコモン電極15を覆う状態で、層間膜13上に、配向膜(図示省略)を形成し、さらにUV硬化性液晶からなる感光性樹脂膜16aを形成するまでを、第1実施形態において図5(1)を用いて説明したと同様に行う。
そして、感光性樹脂膜16aをNI点を超える温度まで加熱するベーク処理により、UV硬化性液晶からなる感光性樹脂膜16aを光学的に等方性にしておく。
このような状態で、図7(2)に示すように、駆動基板10側からの裏面露光により、感光性樹脂膜16aに対してUV光からなる露光光Hを照射する。これにより、画素電極14およびコモン電極15をマスクとし、これらの電極14−15間の感光性樹脂膜16a部分のみに露光光Hを照射して、露光部を光学的に等方性の状態で硬化させた樹脂部18を形成する。
以上の後、図7(3)に示すように、感光性樹脂膜16aを常温に戻すことにより、当該感光性樹脂膜16aの未硬化部を異方性に戻す。この状態で感光性樹脂膜16aの全面にUV光からなる露光光Hを照射する全面露光を行う。これにより、感光性樹脂膜16aの異方性部分を硬化させ、位相差層16を形成する。
以上の後は、通常の液晶表示装置の製造工程と同様に配向膜の形成工程が行われ、図6に示したように、位相差層16および樹脂部18を覆う状態で配向膜17が設けられて駆動基板10側の工程を終了する。
また、対向基板20側の製造工程は、カラーフィルタ21の形成工程を行った後に、ギャップ調整用の等方性パターン24を形成する。この際、光学的に等方性を有する感光性樹脂膜をリソグラフィー技術によってパターニングすることにより、等方性パターン24の形成を行う。その後、この等方性パターン24を覆う状態でカラーフィルタ21上に配向膜22の形成工程が行われる。
その後は、第1実施形態で説明したと同様にセル工程を行うことにより、反射層となる画素電極14およびコモン電極15上に、選択的に位相差層16が積層形成され、またこの位相差層16によって透過表示部Aのギャップg1が反射表示部Bのギャップg2よりも広い、上述したIPSモードの液晶表示装置1が得られる。
そしてこのような製造方法では、図7を用いて説明したように、反射層となる画素電極14およびコモン電極15を形成した後に裏面露光を行うことで位相差層16を形成することにより、マスクを用いたパターン露光を行うことなく位相差層16を形成することが可能になる。したがって、反射層に対して位置ずれ無く精度良好に位相差層16を設けることができ、表示特性の良好な上記構成の表示装置を得ることが可能になる。また、位相差層16の形成に露光用のマスクを用いる必要がないため、製造コストの上昇を抑えることができる。
<第3実施形態>
図8には、第3実施形態の液晶表示装置の断面構成図を示す。この図に示す液晶表示装置1bが、図6を用いて説明した第2実施形態の液晶表示装置1aと異なるところは、反射表示部Bに設けられた反射層、すなわち画素電極14およびコモン電極15の表面が光散乱面として構成されている点にあり、その他の構成は同様であることとする。尚、図8においては、図1および図2の液晶表示装置と同様の構成については同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
すなわち、本第3実施形態の液晶表示装置1bにおいては、画素電極14およびコモン電極15の表面が光散乱面として構成されている。例えば、図示した例においては、画素電極14およびコモン電極15の表面が凸曲面として形成されているが、所望の光散乱状態が得られるのであれば、このような形状に限定されることはなく複数のドット形状の凸極面を有していても良い。このような凸曲面は、例えばここでの図示を省略したリフローパターンを金属材料膜で覆うことで得られ、この金属材料膜をパターンエッチングすることにより、表面が凸曲面(光散乱面)として構成された画素電極14およびコモン電極15が得られる。尚、上記リフローパターンは、層間膜13の表面を成形したものであっても良い。
このような構成の液晶表示装置1bによれば、反射層として機能する画素電極14およびコモン電極15の表面を光散乱面としたことにより、第2実施形態の液晶表示装置の効果に加えて、外光の光源と液晶表示装置の表示パネルと観察者との位置関係によらず、反射表示部Bにおける表示光の視認性を高めることが可能になる。
尚、この第3実施形態は、画素電極14およびコモン電極15の表面が光散乱面として構成されれば良いため、第1実施形態と組み合わせることが可能であり、同様の効果を得ることができる。
<第4実施形態>
図9および図10には、第4実施形態の液晶表示装置の断面構成図を示す。このうち図9は電界無印加時の状態を示し、図10は電界印加時の状態を示す。これらの図に示す液晶表示装置1cが、上述した第1実施形態〜第3実施形態の液晶表示装置と異なるところは、透過表示部Aと反射表示部Bのギャップg1,g2が同一であり、他の要因によって電圧印加時における透過表示部Aと反射表示部Bの液晶層30部分の位相差層としての機能を調整している点にある。尚、図9,図10においては、上述した各実施形態と同様の構成については同じ符号を付し、詳細な説明を省略する。
これらの図に示す液晶表示装置1cにおける駆動基板10側の構成は、図6を用いて説明した液晶表示装置と同様に、位相差層16による段差を埋め込む状態で樹脂部18が残されており、配向膜17の下地は段差無く平坦に構成されている。
一方、対向基板20側の構成は、図1を用いて説明した液晶表示装置と同様に、カラーフィルタ21上に直接、配向膜22が設けられており、配向膜22の下地はカラーフィルタ21による段差のみであり、ほぼ平坦に構成されている。
これにより、透過表示部Aと反射表示部Bのギャップg1,g2はほぼ同一となっている。
ここで、画素電極14およびコモン電極15に電圧を印加した状態においては、駆動基板10および対向基板20の基板面に対して平行で、かつ画素電極14およびコモン電極15に対して垂直な向きの電界が、液晶層30に印加される構成となっている。そして、液晶層30を構成する液晶分子mが、電界の向きに沿って配向する。この際、図10に示すように、画素電極14およびコモン電極15の上部においては、駆動基板10に対して垂直方向に電界が立ち上がるため、液晶分子mも立ち上がった配向状態となる。この立ち上がり度合いは、電界の強さと液晶層30の弾性定数によって調整される。そこで本第4実施形態においては、電圧を印加した状態で、液晶層30がλ/4層として機能する程度に液晶分子mが立ち上がるように、液晶層30の弾性定数が調整されていることとする。
このような液晶表示装置1cであっても、偏光板40,50の透過軸の向き、配向膜17,22および位相差層16の配向の向きが第1実施形態の液晶表示装置1と同様であり、また液晶層30に電界を印加した場合における透過表示部Aと反射表示部Bとの液晶層30部分における位相差が第1実施形態の液晶表示装置1と同様であるため、第1実施形態と同様の表示を行うことが可能であり、同様の効果を得ることができる。
このような液晶表示装置1cの製造においては、駆動基板10側の工程は第2実施形態において図7を用いて説明したと同様に行い、対向基板20側の工程は第1実施形態で説明したと同様に行う。そして、これらの基板を貼り合わせるセル工程においては、第1実施形態で説明したと同様に行うこと、および液晶層30の弾性定数が所定値に調整されていることが重要である。
<第5実施形態>
図11には、第5実施形態の液晶表示装置の断面構成図を示す。この図に示す液晶表示装置1dが、上述した第1実施形態〜第3実施形態の液晶表示装置と異なるところは、反射表示部Bに、画素電極14およびコモン電極15とは別の反射層19を設けた点にある。
すなわち、この液晶表示装置1dにおいては、液晶層30に電界を印加するための画素電極14とコモン電極15との間に反射層19が設けられ、この反射層19の上部(液晶層30側)に位相差層16が設けられている。そして、これらの反射層19および位相差層16の配置部分が反射表示部Bとなっている。また、画素電極14−コモン電極15−反射層19間、すなわちこれらが配置されていない部分が透過表示部Aとなっている。
ここで、反射層19は、画素電極14およびコモン電極15と同一層で構成されたもので良く、反射特性の良好な材料(例えばアルミニウム)からなる。この反射層19の表面は、図8を用いて説明した第2実施形態と同様の光散乱面として構成されていることが好ましいが、平面形状であっても良い。ただし、反射層19は、画素電極14およびコモン電極15に対して絶縁性が保たれていることとする。
そして、この反射層19上に設けられる位相差層16は、第1実施形態で説明したと同様のものであり、λ/4の位相差を備えていることとする。
また、透過表示部Aのギャップg1と反射表示部Bのギャップg2とは、第1実施形態で説明したと同様に設定されていることとする。図示した例においては、駆動基板10側の位相差層16間が樹脂部18で埋め込まれて平坦面であり、対向基板20側の反射表示部Bに対応する位置に等方性パターン24を設けたことにより、透過表示部Aのギャップg1と反射表示部Bのギャップg2とが調整されている例を示したが、ギャップg1,g2の調整はこのような構成に限定されることはなく、第1実施形態と同様に位相差層16で調整されていても良い。この場合、対向基板20側には等方性パターン24は設けられないこととする。
尚、位相差層16の形成プロセスにおいて裏面露光を行った場合には、画素電極14およびコモン電極15上にも位相差層16が設けられることになるが、この部分のギャップは透過表示部と同様であるため、この部分が反射表示部となることはない。
このような液晶表示装置1dであっても、偏光板40,50の透過軸の向き、配向膜17,22および位相差層16の配向の向き、およびギャップg1,g2の設定が第1実施形態の液晶表示装置1と同様の配向状態であるため、透過表示部Aと反射表示部Bとで同様の表示を行うことが可能であり、第1実施形態の液晶表示装置1と同様の効果を得ることができる。
また、液晶層30に電界を印加するための画素電極14−コモン電極15間に、これらと絶縁性を保って反射層19を設けて反射表示部Bを構成した。これにより、電極14,15に電圧を印加した状態においてのこれらの電極14,15上における電界の立ち上がりに依存することなく、反射層19の上方において液晶分子mを基板面と平行に保つことができる。したがって、反射部の液晶層の位相差が、λ/4としてほぼ完全に機能するため、高い反射率を得ることが可能になる。
尚、上述した第1〜第5実施形態においては、駆動基板10側のみに位相差層16を設けた構成を説明したが、本発明の液晶表示装置は、駆動基板10および対向基板20の少なくとも一方に位相差層16が設けられていれば良い。ただし、駆動基板10および対向基板20の両方に位相差層を設けた場合には、合計の位相差がλ/4となるように調整されることとする。
また、第1〜第5実施形態においては、配向膜17,22の配向方向を検光子側の偏光板50の透過軸と一致させた構成を説明したが、本発明の液晶表示装置は、配向膜17,22の配向方向をバックライト側の偏光板40の透過軸と一致させた構成であても良く、同様の効果を得ることができる。
また、第1〜第5実施形態においては、駆動基板10および対向基板20の外側に偏光板40,50を配置した構成を説明した。しかしながら、本発明は、駆動基板10と対向基板20とを貼り合わせたセル内に、偏光板40,50を配置した構成の液晶表示装置にも適用可能である。この場合、例えば駆動基板10側であれば、駆動用素子11が設けられた層と配向膜17との間に偏光板40を配置しても良い。また、対向基板20側であれば、カラーフィルタ21と配向膜22との間に偏光板50を配置しても良い。このような位置に設けられる偏光板40,50としては、例えばオプティバ製偏光材料からなる偏光板を用いることができる。
第1実施形態の液晶表示装置の構成を示す断面構成図である。 第1実施形態の液晶表示装置における電圧無印加時の配向状態を示す模式図である。 第1実施形態の液晶表示装置における電圧印加時の配向状態を示す模式図である。 偏光板の透過軸と液晶分子の配向方向とがなす角度と反射率との関係を示す図である。 第1実施形態の液晶表示装置の製造工程を示す断面工程図である。 第2実施形態の液晶表示装置の構成を示す断面構成図である。 第2実施形態の液晶表示装置の製造工程を示す断面工程図である。 第3実施形態の液晶表示装置の構成を示す断面構成図である。 第4実施形態の液晶表示装置の構成を示す断面構成図(その1)である。 第4実施形態の液晶表示装置の構成を示す断面構成図(その2)である。 第5実施形態の液晶表示装置の構成を示す断面構成図である。 従来のIPSモードの液晶表示装置における配向状態を示す模式図である。
符号の説明
1,1a,1b,1c,1d…液晶表示装置、10…駆動基板、14…画素電極(反射層)、15…コモン電極(反射層)、16…位相差層、16a,16b…感光性樹脂膜、19…反射層、20…対向基板、30…液晶層、A…透過表示部、B…反射表示部、g1…セルギャップ、g2…セルギャップ

Claims (10)

  1. 一対の基板と、当該基板間に挟持された液晶層と、当該液晶層に対して前記基板面に略平行な電界を印加する電極とを備えた液晶表示装置において、
    前記基板の一方に反射層をパターン形成してなる反射表示部と、当該反射層間に位置する透過表示部とを有すると共に、
    前記基板のうちの少なくとも一方における前記反射層に対応する部分に、選択的に位相差層が設けられており、
    前記位相差層はλ/4層であり、
    前記電界を印加した場合に、前記反射表示部における前記液晶層部分がλ/4層として機能すると共に、前記透過表示部における前記液晶層部分がλ/2層として機能する
    液晶表示装置
  2. 前記反射表示部のセルギャップと前記透過表示部におけるセルギャップとが異なる
    請求項1記載の液晶表示装置。
  3. 前記反射表示部のセルギャップと前記透過表示部におけるセルギャップとが略等しく調整され、
    前記反射層が前記電極を兼ねて形成されると共に、前記液晶層に電界を印加した場合の前記電極上においての液晶分子の立ち上がりにより前記反射表示部における前記液晶層部分がλ/4層として機能するように調整されている
    請求項1記載の液晶表示装置。
  4. 前記位相差層におけるλ/4の位相差は、各画素の色毎に調整されている
    請求項1記載の液晶表示装置。
  5. 前記電極に電圧が印加されていないときに黒表示となるように構成されている
    請求項1記載の液晶表示装置。
  6. 前記反射層は、前記基板面に略平行な電界を印加する電極と絶縁された状態で設けられている
    請求項1記載の液晶表示装置。
  7. 前記一対の基板を貼り合わせたセル内に設けられる配向膜は、光配向処理によって形成されたものである
    請求項1記載の液晶表示装置。
  8. 前記一対の基板を貼り合わせたセル内に偏光板が設けられている
    請求項1記載の液晶表示装置。
  9. 前記電極は、導電性塗布膜をパターニングしてなる
    請求項1記載の液晶表示装置。
  10. 一対の基板と、当該基板間に挟持された液晶層と、当該液晶層に対して前記基板面に略平行な電界を印加する電極とを備えてなる液晶表示装置の製造方法であって、
    前記基板のうちの一方の基板に、反射層をパターン形成する工程と、
    前記一方の基板上に前記反射層を覆う状態で感光性樹脂膜を形成し、当該感光性樹脂膜が光学的に等方性となる温度に加熱した状態で当該基板側からの裏面露光を行うことにより当該反射層間における当該感光性樹脂膜部分を硬化させる工程と、
    前記一部を硬化させた感光性樹脂膜を常温に戻した状態で当該感光性樹脂膜に対して全面露光を行うことにより当該感光性樹脂膜を全面硬化させ、前記反射層上に当該感光性樹脂からなる位相差層を形成する工程と
    含む液晶表示装置の製造方法。
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