JP4687677B2 - 含フッ素重合体の製造方法、含フッ素重合体水性分散液、2−アシルオキシカルボン酸誘導体及び界面活性剤 - Google Patents
含フッ素重合体の製造方法、含フッ素重合体水性分散液、2−アシルオキシカルボン酸誘導体及び界面活性剤 Download PDFInfo
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Description
しかしながら、このフルオロ2−ヒドロキシカルボン酸のOH基にアシル基を導入したエステル化合物は知られていない。
本発明の目的は、また、2−アシルオキシカルボン酸誘導体、及び、上記2−アシルオキシカルボン酸誘導体からなる界面活性剤を提供することにある。
RfCOZ (6)
(Rfは、炭素数1〜20のフルオロアルキル基、又は、炭素数1〜20のエーテル酸素含有フルオロアルキル基を表し、Zは、−OM1又はYを表し、M1は、H、NH4、Li、Na又はKを表し、Yは、F又はClを表す。)で表されるアルカノイル化合物とをエステル化させることより上記2−アシルオキシカルボン酸誘導体を製造することよりなる2−アシルオキシカルボン酸誘導体の製造方法である。
以下に本発明について詳細に説明する。
本明細書において、「エーテル酸素含有フルオロアルキル基」とは、繰り返し単位として炭素数1〜3のアルキレンオキシ基を主鎖中に含むアルキル基であって、少なくとも1個のHがFに置換されているものを意味する。
上記エーテル酸素含有フルオロアルキル基としては、−(CF2O)k−、−(CH2CF2O)k−、−(CF2CF2O)k−、−(CF(CF3)CF2O)k−、これらの組み合わせ、例えば、−(CF2CF2O)k−(CF(CF3)CF2O)k−(kは、同一又は異なって、それぞれエーテル酸素含有フルオロアルキル基の炭素数が1〜20となる整数である。)等が挙げられる。
上記Rfが上記エーテル酸素含有フルオロアルキル基である場合、炭素数の好ましい下限は2であり、好ましい上限は8、より好ましい上限は4である。
・下記一般式(1)
で表される2−アシルオキシカルボン酸誘導体、
・下記一般式(2)
RfOCO−Rf3−COOM (2)
(式中、Rf3は、1個の置換基Rf4及び/又は1個の二重結合を含むものであってもよい主鎖炭素数が1〜8であるアルキレン基を表し、Rf4は、H、F、炭素数1〜20のフルオロアルキル基、又は、炭素数1〜20のエーテル酸素含有フルオロアルキレン基を表す。Rf及びMは、上記定義したものと同じである。)
で表されるジカルボン酸ハーフエステル
等が好ましい。
上記一般式(1)におけるRf1、Rf2及びRfは、界面活性能を発揮するように炭素数、dの値等を決定すればよく、本発明の含フッ素重合体の製造方法において重合における乳化剤として用いる点で、更に、C−H結合の数を連鎖移動性を考慮して決定することが好ましく、上記界面活性能を発揮させたのち上記2−アシルオキシカルボン酸誘導体を残存させない用途に用いる点で、特に、上述の加水分解物の揮発性を損なうほどに各基の炭素数を多くしないことが重要である。
上記Rf1及びRf2において、上記フルオロアルキル基の炭素数の好ましい上限は9、より好ましい上限は5、更に好ましい上限は3、特に好ましい上限は2である。
上記Rf1及びRf2において、上記エーテル酸素含有フルオロアルキル基の炭素数の好ましい上限は8、より好ましい上限は5、更に好ましい上限は2である。
A(CF2)j(CH2)p−
(式中、Aは、H又はFを表し、jは、1〜6の整数を表し、pは、0〜3の整数を表す。)であることが好ましい。
上記Aとしては、Fが好ましい。
上記jの好ましい上限は4、より好ましい上限は3、更に好ましい上限は2である。
上記pの好ましい上限は1であり、上記pは0であることがより好ましい。
本明細書において、上記「2−アシルオキシカルボン酸誘導体」における「アシル」は、上記一般式(1)から明らかであるように−CORfであり、上記Rfの定義として示したように、上記エーテル酸素含有フルオロアルキル基を有するものも含む概念である。
上記Rfにおいて、上記エーテル酸素含有フルオロアルキル基の炭素数の好ましい下限は2であり、好ましい上限は8、より好ましい上限は4である。
A(CF2)n(CH2)m−
(式中、Aは、上記定義したものと同じである。nは、1〜4の整数を表し、mは、0〜3の整数を表す。)、又は、
A(CF2)q−O−[CFX−CF2(CH2)rO]tCFX−
(式中、Xは、F又はCF3を表し、qは、0〜3の整数を表し、rは、0〜2の整数を表し、tは、0〜3の整数を表す。Aは、上記定義したものと同じである。)であることが好ましい。
上記m、上記r及び上記tは、それぞれ0であることが好ましい。
上記一般式(1)において、上記dが2〜3の整数を表す場合、d個のRfは、同一であってもよいし異なっていてもよいし、aが2である場合、a個のRf1は同一であってもよいし異なっていてもよいし、bが2である場合、b個のRf2は同一であってもよいし異なっていてもよい。
A(CF2)u−
(式中、Aは、上記定義したものと同じ。uは、1〜3の整数を表す。)であり、かつ、Rfは、
A(CF2)w(CH2)y−
(式中、Aは、上記定義したものと同じ。wは、2〜4の整数を表し、yは、0〜1の整数を表す。)であることが好ましい。
(CF3)2C(OCOCF2CF2CF2CF3)COOM、
(CF3)(CF3CF2)C(OCOCF2CF2CF2CF3)COOM
(CF3CF2)2C(OCOCF2CF2CF2CF3)COOM、
(CF3)C(OCOCF2CF2CF2CF3)2COOM、
(CF3CF2)C(OCOCF2CF2CF2CF3)2COOM
(CF3)C(OCOCF2CF2CF3)2COOM、
(CF3CF2)C(OCOCF2CF2CF3)2COOM
(CF3)C(OCOCF2CF3)2COOM、
(CF3CF2)C(OCOCF2CF3)2COOM
(CF3)C(OCOCF2CF3)(OCOCF2CF2CF3)COOM、
(CF3)C(OCOCF2CF3)(OCOCF2CF2CF2CF3)COOM、
(CF3)C(OCOCF2CF2CF3)(OCOCF2CF2CF2CF3)COOM、
(CF3CF2)C(OCOCF2CF3)(OCOCF2CF2CF3)COOM、
(CF3CF2)C(OCOCF2CF3)(OCOCF2CF2CF2CF3)COOM、
(CF3CF2)C(OCOCF2CF2CF3)(OCOCF2CF2CF2CF3)COOM
(Mは、上記定義したものと同じ。)等が、上記界面活性能及び加水分解物の揮発性の点でより好ましい。
上記一般式(2)において、上記Rf3は、−CfH2f−、−CgH2g−2−又は−(CH2)h −T−(CH2)i −〔fは、1〜6の整数を表し、gは、2〜6の整数を表し、h及びiは、同一又は異なって、0〜3の整数を表し、Tは、−CRf4=CH−、−CH=CRf4−又は−CHRf4−を表す。Rf4は、上記定義したものと同じである。〕が好ましい。
RfOCORf5COOM (3)
(式中、Rf及びMは、上記定義したものと同じである。Rf5は、−CfH2f−又は−CgH2g−2−で表される炭素数1〜6の無置換のアルキレン基である。f及びgは、上記定義したものと同じである。)
で表されるジカルボン酸ハーフエステル(A)であってもよいし、下記一般式(4)
RfOCO(CH2)h−T−(CH2)iCOOM (4)
(式中、Tは、−CRf4=CH−、−CH=CRf4−又は−CHRf4−を表す。Rf、M、h、i及びRf4は、上記定義したものと同じである。)
で表されるジカルボン酸ハーフエステル(B)であってもよい。
上記一般式(3)と一般式(4)とから明らかであるように、上記ジカルボン酸ハーフエステル(A)は、上記一般式(2)におけるRf3が、置換基を有しない無置換のアルキレン基であるもの、上記ジカルボン酸ハーフエステル(B)は、上記Rf3が、1個の置換基Rf4(Rf4は、上記定義したものと同じである。)を有している置換アルキレン基又は置換アルケニレン基であるものである。
上記Rf5としては、−CH2−、−CH2CH2−、−CH2CH2CH2CH2−、−CH=CH−、−CH2−CH=CH−CH2−が好ましく、−CH2−、−CH2CH2−、−CH=CH−、−CH2−CH=CH−CH2−がより好ましい。
上記一般式(4)において、上記h及び上記iとしては、0又は1が好ましく、0であることがより好ましい。
で表される。
上記表面張力のより好ましい下限は、40Nm/mであり、より好ましい上限は60Nm/mである。
上記カルボン酸エステル結合含有カルボン酸誘導体は、使用量の一部又は全部が本発明の含フッ素重合体の製造方法における重合により得られた含フッ素重合体とともに水性分散液中に残存し、実質的に加水分解を起こさない環境条件下に変化がなければ、所望により上記水性分散液を凝析して得られる湿潤粉末中にも混在することとなる。
上記カルボン酸エステル結合含有カルボン酸誘導体は、例えば、界面活性剤等として使用した後、回収し、繰り返し利用することも可能である。
上記加熱としては、例えば、上記含フッ素重合体の水性分散液から調製したコーティング用組成物を基材に塗布した後の乾燥や焼成、上記含フッ素重合体の水性分散液を凝析して得た湿潤粉末の乾燥やペレット化、得られる乾燥粉末やペレットを用いた成形加工等における加熱が挙げられる。
上記カルボン酸エステル結合含有カルボン酸誘導体は、凝析、加熱等の通常の後処理を行った後、上記含フッ素重合体の水性分散液の10ppm以下、好ましくは1ppm以下の濃度に低減することができる。更に、凝析等の後処理の際、上記含フッ素重合体の水性分散液の液性を酸性又はアルカリ性にして、温度を上げて洗浄することにより、洗浄効率を高めることができる。
上記フッ素原子と結合している炭素原子の数は、上記除去の点で、2以上であるものが好ましく、4以下であることがより好ましく、3以下であることが更に好ましい。
上記重合において、通常、重合温度は、5〜120℃であり、重合圧力は、0.05〜10MPaGである。重合温度、重合圧力は、使用する単量体の種類、目的とする重合体の分子量、反応速度によって適宜決定される。
上記重合において、更に、目的に応じて、公知の連鎖移動剤、ラジカル捕捉剤を添加し、重合速度、分子量の調整を行うこともできる。
上記フッ素化アルキルビニルエーテルにおいて、上記R4及びR6は、好ましくは、炭素原子1〜4個を有するものであり、より好ましくは水素原子の全てがフッ素によって置換されているものであり、上記R5は、好ましくは、炭素原子2〜4個を有するものであり、より好ましくは、水素原子の全てがフッ素原子によって置換されているものである。
TFE重合体としては、また、TFEと、1つ又は2つ以上のフッ素非含有単量体との共重合体であってもよい。上記フッ素非含有単量体としては、例えば、エチレン、プロピレン等のアルケン類;ビニルエステル類;ビニルエーテル類が挙げられる。TFE重合体としては、また、TFEと、炭素原子2〜8個を有する1つ又は2つ以上のフッ素含有単量体と、1つ又は2つ以上のフッ素非含有単量体との共重合体であってもよい。
CTFE重合体としては、また、CTFEと、1つ又は2つ以上のフッ素非含有単量体との共重合体であってもよく、上記フッ素非含有単量体としては、エチレン、プロピレン等のアルケン類;ビニルエステル類;ビニルエーテル類等が挙げられる。
本発明の含フッ素重合体の製造方法では、例えば、(I)非溶融加工性樹脂として、ポリテトラフルオロエチレン重合体[PTFE重合体]が、(II)溶融加工性樹脂として、エチレン/TFE共重合体[ETFE]、TFE/HFP共重合体[FEP]及びTFE/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体[PFA、MFA等]が、(III)エラストマー性共重合体として、TFE/プロピレン共重合体、TFE/プロピレン共重合体/第3モノマー共重合体(上記第3モノマーは、VDF、HFP、CTFE、パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)類等)、TFEとパーフルオロ(アルキルビニルエーテル)類とからなる共重合体;HFP/エチレン共重合体、HFP/エチレン/TFE共重合体;PVDF;VDF/HFP共重合体、HFP/エチレン共重合体、VDF/TFE/HFP共重合体等の熱可塑性エラストマー;及び、特公昭61−49327号公報に記載の含フッ素セグメント化ポリマー等が好適に製造されうる。
上記パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)は、式:
Rf6(OCFQ5CF2)k3(OCR7Q6CF2CF2)k4(OCF2)k5OCF=CF2
(式中、Rf6は炭素数1〜6のパーフルオロアルキル基を表す。k3、k4及びk5は、同一又は異なっていてもよい0〜5の整数である。Q5、Q6及びR7は、同一又は異なって、F若しくはCF3である。)で表されるものである。
上記含フッ素重合体は、通常、上記重合を行うことにより得られる水性分散液の10〜50質量%の濃度である。上記水性分散液中において、含フッ素重合体の濃度の好ましい下限は10質量%、より好ましい下限は15質量%、好ましい上限は40質量%、より好ましい上限は35質量%、更に好ましい上限は30質量%である。
本発明の含フッ素重合体の製造方法において、PTFE重合体の重合は、通常、重合温度10〜100℃、重合圧力0.05〜5MPaGにて行われる。
上記重合は、攪拌機を備えた耐圧の反応容器に純水及び上記カルボン酸エステル結合含有カルボン酸誘導体を仕込み、脱酸素後、TFEを仕込み、所定の温度にし、重合開始剤を添加して反応を開始する。反応の進行とともに圧力が低下するので、初期圧力を維持するように、追加のTFEを連続的又は間欠的に追加供給する。所定量のTFEを供給した時点で、供給を停止し、反応容器内のTFEをパージし、温度を室温に戻して反応を終了する。
上記変性モノマーとしては、例えば、HFP、CTFE等のパーハロオレフィン;炭素原子1〜5個、特に炭素原子1〜3個を有するアルキル基を持つフルオロ(アルキルビニルエーテル);フルオロジオキソール等の環式のフッ素化された単量体;パーハロアルキルエチレン;ω―ヒドロパーハロオレフィン等が挙げられる。変性モノマーの供給は、目的や、TFEの供給に応じて、初期一括添加、又は、連続的若しくは間欠的に分割添加を行うことができる。
変性PTFE中の変性モノマー含有率は、通常、0.001〜2モル%の範囲である。
上記連鎖移動剤の使用量は、通常、供給されるTFE全量に対して、1〜1000ppmであり、好ましくは1〜500ppmである。
上記PTFE重合体の水性分散液に対して凝析を行う場合、通常、ポリマーラテックス等の乳化重合により得た水性分散液を、水を用いて10〜20質量%のポリマー濃度になるように希釈し、場合によっては、pHを中性又はアルカリ性に調整した後、撹拌機付きの容器中で反応中の撹拌よりも激しく撹拌して行う。上記凝析は、メタノール、アセトン等の水溶性有機化合物、硝酸カリウム、炭酸アンモニウム等の無機塩や、塩酸、硫酸、硝酸等の無機酸等を凝析剤として添加しながら撹拌を行ってもよい。上記凝析は、また、インラインミキサー等を使用して連続的に行ってもよい。
上記乾燥は、10〜250℃、好ましくは100〜200℃の乾燥温度で行う。
上記重合後に行う後処理において、上記カルボン酸エステル結合含有カルボン酸誘導体は、通常、加水分解されて、加水分解物を生成する。
(1)本発明の含フッ素重合体の製造方法において、FEPの重合は、通常、重合温度60〜100℃、重合圧力0.7〜4.5MPaGにて行うことが好ましい。
FEPの好ましい単量体組成(質量%)は、TFE:HFP=(60〜95):(5〜40)、より好ましくは(85〜90):(10〜15)である。上記FEPとしては、また、更に第3成分としてパーフルオロ(アルキルビニルエーテル)類を用い、全単量体の0.5〜2質量%である範囲内で変性させたものであってもよい。
上記FEPの重合において、上述のカルボン酸エステル結合含有カルボン酸誘導体は、本発明の含フッ素重合体の製造方法における使用範囲で用いることができるが、通常、水性媒体の0.0001〜5質量%の量を添加する。
上記FEPの重合において、連鎖移動剤としては、シクロヘキサン、メタノール、エタノール、四塩化炭素、クロロホルム、塩化メチレン、塩化メチル等を使用することが好ましく、pH緩衝剤としては、炭酸アンモニウム、燐酸水素二ナトリウム等を使用することが好ましい。
TFE/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体の好ましい単量体組成(モル%)は、TFE:パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)=(95〜99.7):(0.3〜5)、より好ましくは(98〜99.5):(0.5〜2)である。上記パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)としては、式:CF2=CFORf(式中、Rfは炭素数1〜6のパーフルオロアルキル基)で表されるものを使用することが好ましい。
上記TFE/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体の重合において、上述のカルボン酸エステル結合含有カルボン酸誘導体は、本発明の含フッ素重合体の製造方法における使用範囲で用いることができるが、通常、水性媒体の0.0001〜2質量%の量で添加する。
上記TFE/パーフルオロ(アルキルビニルエーテル)共重合体の重合において、連鎖移動剤としてシクロヘキサン、メタノール、エタノール、四塩化炭素、クロロホルム、塩化メチレン、塩化メチル、メタン、エタン等を使用することが好ましく、pH緩衝剤として、炭酸アンモニウム、燐酸水素二ナトリウム等を使用することが好ましい。
ETFEの好ましい単量体組成(モル%)は、TFE:エチレン=(50〜99):(50〜1)である。上記ETFEとしては、また、更に第3モノマーを用い、全単量体の0〜20質量%である範囲内で変性させたものであってもよい。好ましくは、TFE:エチレン:第3モノマー=(70〜98):(30〜2):(4〜10)である。上記第3モノマーとしては、パーフルオロブチルエチレン、パーフルオロブチルエチレン、2,3,3,4,4,5,5−ヘプタフルオロ−1−ペンテン(CH2=CFCF2CF2CF2H)、2−トリフルオロメチル−3,3,3−トリフルオロプロペン((CF3)2C=CH2)が好ましい。
上記ETFEの重合において、上述のカルボン酸エステル結合含有カルボン酸誘導体は、本発明の含フッ素重合体の製造方法における使用範囲で用いることができるが、通常、水性媒体の0.0001〜2質量%の量で添加する。
上記ETFEの重合において、連鎖移動剤として、シクロヘキサン、メタノール、エタノール、四塩化炭素、クロロホルム、塩化メチレン、塩化メチル等を使用することが好ましい。
本発明の含フッ素重合体の製造方法において、エラストマー性重合体の重合は、攪拌機を備えた耐圧の反応容器に純水及び上記カルボン酸エステル結合含有カルボン酸誘導体を仕込み、脱酸素後、モノマーを仕込み、所定の温度にし、重合開始剤を添加して、反応を開始する。反応の進行とともに圧力が低下するので、初期圧力を維持するように、追加のモノマーを連続的又は間欠的に追加供給する。所定量のモノマーを供給した時点で、供給を停止し、反応容器内のモノマーをパージし、温度を室温に戻して反応を終了する。乳化重合する場合、ポリマーラテックスを連続的に反応容器より取り出すことが好ましい。
特に、熱可塑性エラストマーを製造する場合、WO00/01741号パンフレットに開示されているように、一旦含フッ素重合体微粒子を高いカルボン酸エステル結合含有カルボン酸誘導体濃度で合成してから希釈して更に重合を行うことで、通常の重合に比べて、最終的な重合速度を速くできる方法を使用することも可能である。
エラストマー性重合体の好ましい単量体組成(質量%)は、フッ化ビニリデン:HFP:TFE=(20〜70):(20〜60):(0〜40)である。この組成のエラストマー性重合体は、良好なエラストマー特性、耐薬品性、及び、熱的安定性を示す。
上記重合開始剤の添加濃度は、目的とするポリマーの分子量や、重合反応速度によって適宜決定されるが、モノマー全量の0.0001〜10質量%、好ましくは0.01〜5質量%の量に設定する。
上記連鎖移動剤の使用量は、供給されるモノマー全量に対して、通常0.5×10−3〜5×10−3モル%、好ましくは1.0×10−3〜3.5×10−3モル%である。
上記凝固は、アルカリ土類金属塩を添加することにより行われる。上記アルカリ土類金属塩としては、カルシウム又はマグネシウムの硝酸塩、塩素酸塩及び酢酸塩が挙げられる。
上記pH調節及び上記凝固は、いずれを先に行ってもよいが、先にpH調節を行うことが好ましい。
各操作の後、エラストマーと同容量の水で洗浄を行い、エラストマー内に存在する少量の緩衝液や塩等の不純物を除去し、乾燥を行う。乾燥は、通常、乾燥炉内で、高温下、空気を循環させながら、約70〜200℃で行われる。
上記各処理において、上記カルボン酸エステル結合含有カルボン酸誘導体は、通常、加水分解されて、加水分解物を生成する。
本発明の含フッ素重合体水性分散液は、含フッ素重合体からなる粒子と、カルボン酸エステル結合含有カルボン酸誘導体と、水性媒体とからなる含フッ素重合体水性分散液である。
本発明の含フッ素重合体水性分散液は、上記カルボン酸エステル結合含有カルボン酸誘導体の存在下、含フッ素重合体からなる粒子が水性媒体中に分散しているものである。
上記加水分解物は、通常、揮発性を有し、加熱により除去することができるものである。上記加水分解物としては、例えば、本発明の含フッ素重合体の製造方法に関する記載で例示したものが挙げられる。上記加熱としては、例えば、本発明の含フッ素重合体水性分散液から調製したコーティング用組成物を基材に塗布した後の乾燥や焼成、上記含フッ素重合体水性分散液を凝析して得た湿潤粉末の乾燥やペレット化、得られる乾燥粉末やペレットを用いた成形加工等における加熱が挙げられる。上記加熱は、約10〜250℃の温度で行うことが好ましい。
で表される2−アシルオキシカルボン酸誘導体もまた、本発明の1つである。
(A)d=1である場合
フルオロアルケニルエーテルより2−ヒドロキシカルボン酸エステルを製造し、更に、このエステルを公知の方法を用いて加水分解して、2−ヒドロキシカルボン酸又はその塩の形で得る方法。
上記フルオロアルケニルエーテルとしては、例えばヘキサフルオロプロペンの製造時に副生するオクタフルオロイソブテンを原料としてアルコール付加物に変換し、次いで脱フッ化水素を行うことにより得られるヘプタフルオロイソブテニルアルキルエーテル[(CF3)2C=CFOR1、R1は、炭素数1〜12のアルキル基]等が挙げられる。
上記フルオロアルケニルエーテルから上記2−ヒドロキシカルボン酸エステルを得る方法としては、ルテニウム化合物又はオスミウム化合物を用いて酸化反応させる方法が挙げられる。
上記酸化反応としては、例えば、RuO4を化学量論より求められる量で用いる酸化反応、RuO2・nH2OやRuCl3・nH2O等の前駆体を共酸化剤でRuO4にして酸化反応に寄与させる触媒的酸化、OsO4を化学量論より求められる量で用いる酸化反応、共酸化剤でOsO4にして酸化反応に寄与させる触媒的酸化等、特開2002−234860号公報に記載の酸化反応等が挙げられる。
CF3(CF2)ZCFCF2O(式中、zは、1〜17の整数を表し、−CFCF2Oは、エポキシ構造を表す。)で表される化合物を出発物質として用い、J.Org.Chem.,31,2312(1966)記載の方法に従い、CF3(CF2)ZC(OH)2COOH(式中、zは、上記定義したものと同じ。)で表される化合物を得る方法。
(I)RfCOOH(Rfは上記定義したものと同じ。)から得られるハロゲン化アシルを作用させて脱ハロゲン化水素反応させる方法。
(II)RfCOOM1(Rfは上記定義したものと同じ。M1は、H、NH4、Li、Na又はKを表す。)で表されるカルボン酸又はその塩を作用させて脱水反応させる方法。
(III)RfCOOR2(Rfは上記定義したものと同じ。R2は、炭素数1〜12のアルキル基)で表される酸エステルを作用させてエステル交換反応する反応。
(IV)RfCOOCOR3(Rfは上記定義したものと同じ。R3は、Rf又は炭素数1〜12のアルキル基を表す。)で表される酸無水物を作用させる反応。
上記(I)の方法における上記ハロゲン化アシルとしては、RfCOF、RfCOCl、RfCOBr又はRfCOI(Rfは上記定義したものと同じ。)の何れを用いてもよいが、RfCOF、RfCOClが好ましい。
RfCOZ (6)
(Rfは、上記定義したものと同じであり、Zは、−OM1又はYを表し、M1は、H、NH4、Li、Na又はKを表し、Yは、F又はClを表す。)で表されるアルカノイル化合物とをエステル化することより2−アシルオキシカルボン酸誘導体を製造する方法が好ましい。本方法もまた、本発明の1つである。
この方法は、上記(I)の方法における上記ハロゲン化アシルのハロゲンがF又はClである方法、及び、上記(II)の方法である。
上記助酸剤は、上記2−ヒドロキシカルボン酸誘導体に対し0.1〜2当量の範囲で使用することが好ましい。
上記脱水剤は、上記2−ヒドロキシカルボン酸誘導体に対し0.7〜5当量で使用することが好ましく、上記2−ヒドロキシカルボン酸誘導体に対する上記RfCOOM1の滴下量は0.7〜2当量の範囲が好ましい。
上記2−アシルオキシカルボン酸誘導体からなる界面活性剤もまた、本発明の一つである。
本発明の界面活性剤は、上記一般式(1)で表される2−アシルオキシカルボン酸誘導体を少なくとも1種含有するものであれば、界面活性剤として充分に用いることができるが、上記2−アシルオキシカルボン酸誘導体を2種以上含有するものであってもよい。
[1](CF3)2C(OH)COOCH3の合成
滴下ロート、冷却管、温度計及び撹拌子を有する1000mL三つ口丸底フラスコ中に、(CF3)2C=CFOCH3を53.0g(0.25mol)、RuO2・nH2Oを0.03g(0.25mmol)、K2CO3を17.3g(0.13mol)及び水を40.0g仕込み、室温下で撹拌しながら、1.7mol/L次亜塩素酸ナトリウムを滴下して、RuO2・nH2OからRuO4を発生させながら反応させた。6時間反応させた時点で、1.7mol/L次亜塩素酸ナトリウムの仕込み量は147g(0.25mol)となった。RuO4がRuO2・nH2Oに戻った時点で、反応混合物からRuO2・nH2Oを濾別し、得られた濾液を分液ロートで分液した。得られた有機層をガスクロマトグラフィーで分析したところ、(CF3)2C=CFOCH3転化率は99.8%で、選択率90.5%で(CF3)2C(OH)COOCH3が得られた。
冷却管、温度計及び撹拌子を有する100mL三つ口丸底フラスコ中に、水酸化ナトリウム0.9g、メタノール20mLを入れ、攪拌下に均一に溶解した。この中に、(CF3)2C(OH)COOCH34.5gを3分間かけて滴下し、引き続き、水2mLを滴下し、1時間20℃で攪拌した。減圧下にメタノールを留去し、水を10mL加えた後、35%塩酸をpHが2になるまで滴下した。クロロホルム20mLを加え、油層を分離回収した。クロロホルムを留去し、(CF3)2C(OH)COOH3.9gを得た。
冷却管、温度計及び撹拌子を有する100mL三つ口フラスコ中に、(CF3)2C(OH)COOH 2.1g、クロロホルム20mLを仕込み、20℃で攪拌しながら、トリエチルアミン1.6gを5分かけて滴下した。滴下終了後、HCF2CF2CF2CF2COCl 4.1gを10分間かけて滴下した。1時間攪拌後、水20mLを加え、攪拌洗浄後、油層を分離、クロロホルムを留去して、3.1gの(CF3)2C(OCOCF2CF2CF2CF2H)COOHを得た。この化合物をアンモニア水で中和し、(CF3)2C(OCOCF2CF2CF2CF2H)COONH4を得た。
冷却管、温度計及び撹拌子を有する100ml三つ口フラスコ中に、(CF3)2C(OH)COOH 2.1g、クロロホルム20mlを仕込み、20℃で攪拌しながら、トリエチルアミン1.6gを5分かけて滴下した。滴下終了後、HCF2CF2CF2CF2COCl 4.1gを10分間かけて滴下した。1時間攪拌後、水20mlを加え、攪拌洗浄後、油層を分離、クロロホルムを留去して、3.1gの(CF3)2C(OCOCF2CF2CF2CF2H)COOHを得た。この化合物をアンモニア水で中和した。
得られた水溶液について、(CF3)2C(OCOCF2CF2CF2CF2H)COOH濃度を0.1質量%にして、表面張力をウィルムヘルミー法により25℃にて測定したところ、62Nm/mであった。
冷却管、温度計及び撹拌子を有する100ml三つ口フラスコに、CF3C(OH)2COOH 1.0g及びクロロホルムを20ml仕込み、20℃で撹拌しながら、トリエチルアミン1.5gを5分かけて滴下した。滴下終了後、HCF2CF2CF2CF2COCl 3.4gを10分間かけて滴下した。1時間攪拌後、水20mlを加え、攪拌洗浄後、油層を分離、クロロホルムを留去して、1.3gのCF3C(OCOCF2CF2CF2CF2H)2COOHを得た。この化合物をアンモニア水で中和した。
得られた水溶液について、CF3C(OCOCF2CF2CF2CF2H)2COOH濃度を0.1質量%にして、表面張力をウィルムヘルミー法により25℃にて測定したところ、56Nm/mであった。
冷却管、温度計および撹拌子を有する100mL三つ口フラスコ中に、無水マレイン酸5.0g及びHCF2CF2CF2CF2CH2CH2OH 40.0gを仕込み、70℃まで加温した。引き続き、濃硫酸0.3mlを添加し、70℃で3時間反応させた。反応物に水を加え、洗浄、分液を3回繰り返し、回収した油層より、残存アルコールを留去して、HCF2CF2CF2CF2CH2OOCCH=CH−COOH 13.7gを得た。この化合物をアンモニアで中和し、HCF2CF2CF2CF2CH2OOCCH=CH−COONH4を得た。
内容量3Lの攪拌翼付きステンレススチール製オートクレーブに、脱イオン水1.5L、パラフィンワックスを60g(融点60℃)、及び、2−アシルオキシカルボン酸誘導体として、(CF3)2C(OCOCF2CF2CF2CF2H)COONH4を250mg仕込み、系内をテトラフルオロエチレン[TFE]で置換した。内温を70℃にし、内圧が0.78MPaになるように、TFEを圧入し、0.6重量%の過硫酸アンモニウム[APS]水溶液5gを仕込み、反応を開始した。重合の進行に伴って重合系内の圧力が低下するので、連続的にTFEを追加して、内圧を0.78MPaに保ち、反応を継続した。水性分散体中の樹脂固形分が5質量%前後になるまで、TFEを追加した時点で攪拌を停止し、槽内の残圧を常圧に戻して反応を終了した。この水性分散体について以下の項目を測定した。結果を表1に示す。
・残存界面活性剤濃度:得られた水性分散液100gに硝酸1gを添加し、25℃で15分間攪拌して得られた樹脂粉末を再度、100gの水で洗浄し、180℃で6時間乾燥してPTFE粉末を得た。この粉末1gをメタノール20mlに分散し、50℃での24時間攪拌下で抽出を行い、メタノール中に抽出された界面活性剤濃度を、Quattro LC(Micromass社製)を用いて液体クロマトグラフ/タンデム型質量分析(LC/MS/MS)にて定量し、対樹脂濃度に換算した。
上記液体クロマトグラフでは、Phenomonex Columbus C18(15cm×2mm i.d.)カラム、0.02M酢酸アンモニウム:メタノール(60:40 v:v、移動相A)及び0.02M酢酸アンモニウム:メタノール(10:90 v:v、移動相B)を用い、(1)溶出開始後0〜6分においては移動相A(100%)−移動相B(100%)濃度勾配、(2)溶出開始後6〜12分においては移動相B(100%)、そして(3)溶出開始後12〜13分においては移動相B(100%)−移動相A(100%)濃度勾配により溶出を行った。上記タンデム型質量分析では、ネガティブ・エレクトロスプレー型(ESP−)のイオン化を行った。
表1に示すように、製造例4で得られたマレイン酸ハーフエステル[HCF2CF2CF2CF2CH2OOCCH=CH−COONH4]を210mg使用した以外は、参考例と同様の重合及び測定を行った。結果を表1に示す。
界面活性剤としてパラフルオロオクタノエート[PFOA]240mgを使用した以外は、参考例と同様の重合及び測定を行った。結果を表1に示す。
Claims (3)
- 水性媒体中で、界面活性剤として、カルボン酸エステル結合含有カルボン酸誘導体を使用して含フッ素重合体を重合する含フッ素重合体の製造方法であって、
前記カルボン酸エステル結合含有カルボン酸誘導体は、フッ素原子により置換されていてもよいカルボン酸エステル結合と、−COOM(Mは、H、NH4、Li、Na又はKを表す。)とを有するものであり、
カルボン酸エステル結合含有カルボン酸誘導体は、下記一般式(4)
RfOCO(CH2)h−T−(CH2)iCOOM (4)
(式中、Tは、−CRf4=CH−、−CH=CRf4−又は−CHRf4−を表し、Rf4は、H、F、又は、炭素数1〜4のフルオロアルキル基を表し、h及びiは、同一又は異なって、0〜3の整数を表す。Rfは、CF3−、CF3CF2−、CF3CF2CF2−、CF3CF2CF2CF2−、HCF2−、HCF2CF2−、HCF2CF2CF2−、HCF2CF2CF2CF2−、又は、HCF2CF2CF2CF2CH2−である。Mは、前記と同じ。)で表されるジカルボン酸ハーフエステル(B)である
ことを特徴とする含フッ素重合体の製造方法。 - カルボン酸エステル結合含有カルボン酸誘導体は、水性媒体の0.0001〜15質量%の量を添加するものである請求項1記載の含フッ素重合体の製造方法。
- 一般式(4)において、h及びiは、0である請求項1又は2記載の含フッ素重合体の製造方法。
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