JP4687585B2 - アンテナ回路および時計 - Google Patents

アンテナ回路および時計 Download PDF

Info

Publication number
JP4687585B2
JP4687585B2 JP2006178232A JP2006178232A JP4687585B2 JP 4687585 B2 JP4687585 B2 JP 4687585B2 JP 2006178232 A JP2006178232 A JP 2006178232A JP 2006178232 A JP2006178232 A JP 2006178232A JP 4687585 B2 JP4687585 B2 JP 4687585B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
frequency signal
magnetic field
detection
rectangular wave
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006178232A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008011057A (ja
Inventor
薫 染谷
敬一 野村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Casio Computer Co Ltd filed Critical Casio Computer Co Ltd
Priority to JP2006178232A priority Critical patent/JP4687585B2/ja
Priority to US11/586,243 priority patent/US7848180B2/en
Priority to KR1020060105181A priority patent/KR100870815B1/ko
Priority to DE602006002468T priority patent/DE602006002468D1/de
Priority to EP06022512A priority patent/EP1783860B1/en
Publication of JP2008011057A publication Critical patent/JP2008011057A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4687585B2 publication Critical patent/JP4687585B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Electric Clocks (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)

Description

本発明は、磁気センサを用いたアンテナ回路、および、当該アンテナ回路を備えた時計に関する。
近年、磁気インピーダンス効果素子(MI素子)を使った磁気センサを用いてアンテナを形成する技術が提案されている(たとえば、特許文献1)。特許文献1に記載されているように、ワイヤ状或いはリボン状等に形成された軟磁性材料に微少高周波電流を通電すると、軟磁性材料の両端にインピーダンスによる出力電圧が発生する。磁気インピーダンス効果とは、微少高周波電流を通電した軟磁性材料に、外部磁界を印加すると軟磁性材料のインピーダンスが敏感に変化して、軟磁性材料両端の出力電圧が変化する効果をいう。
図18は、MI素子を使った磁気センサ(以下、「MI磁気センサ」と称する。)を用いて磁気を検出するように構成されたアンテナ回路、および、アンテナ回路に引き続くフィルタ回路の一例を示す図である。S1は高周波信号発生器、R1は抵抗、C1はコンデンサ、Z1はMI磁気センサを示す。図18の磁気検出回路においては、高周波信号発生器S1からの高周波信号は、抵抗R1、MI磁気センサZ1で分割され、コンデンサC1を通して出力される。ここで、MI磁気センサZ1に、破線矢印に示すような交流磁界をかけると、図19(a)に示すような、MI磁気センサZ1の磁界とインピーダンスの関係で、高周波信号発生器S1の信号が分割され、交流磁界により磁気インピーダンス変化を示す。ここで、磁界がプラス/マイナスの変化をするため、偶関数の出力は正弦波を中心から折り返した形となり、変化周波数の2倍の周波数成分が出力されることになる。
さらに、図19(b)に示すような固定磁界(符号1901参照)を加えると、この磁界中心に外部磁界の変化が出力される。すなわち、図19(b)において、固定磁界近傍ではほぼ直線であり、外部磁界にしたがって抵抗の変化を示す。つまり、上述したような折り返しを生じないため、磁気抵抗変化は同じ周波数で生じる。
また、図18のアンテナ回路において、a点で発生する信号はS1よりAsinωt、磁界変化を受けた磁気センサによるa点の電圧は、Va=Asinωt・Z1/(R1+Z1)となる。
MI磁気センサZ1は、磁界変化でそのインピーダンスが変化するため、Z1=Z(1+Bsinpt)とすると、B<<1より、Vaは以下のように書き換えられる。
Va=Asinωt・Z1(R1+Z1)
=Asinωt・Z(1+Bsinpt)/(R1+Z(1+Bsinpt))
≒Asinωt・Z(1+Bsinpt)/(R1+Z) ・・・(1)
(1)式は、振幅変調(AM)と同じ形式であり、高周波信号発生器S1の信号が磁界周波数により振幅変調を受けることを示す。その一方、高周波信号発生器S1からの信号は、磁気センサの表皮効果を生じさせるための高周波信号であり、磁気センサのインピーダンス変化は、高周波信号発生器S1からの信号を変調する状態となる。図20(a)に示すように、磁界変化(符号2000参照)により、高周波信号発生器S1からの信号は、符号2002のように変化を受けた状態となる。よって、a点或いはコンデンサC1からは、図10(a)に示すような波形が伝搬される。したがって、この波形をAM受信機と同等の回路で受信する構成を採用することにより、磁界変化を受信することが可能となる。ここで、変化を受けた信号は、振幅変調されているため、図20(b)に示すように、キャリア信号2010に対し、側波帯2011、2012が発生している。側波帯が磁気変化で変動するためこれを検出すればよいが、(1)式に示すように、Bの値は十分に小さいため(数パーセント程度)、キャリアに対して、側波帯は著しく小さい。
特開2000−188558号公報
受信感度について考える。たとえば、一般的な電波時計の受信感度を40dBμ/mとすると10−8(0e)(ただし、1(0e)≒79.6A/m)の感度と換算される。真空の透磁率換算では、1(0e)≒1Gとみなせるので、電波時計に利用するためには、10−8Gの受信ができなければならない。
しかしながら、現状のMIセンサの感度は、通常のセンサ形状の場合には50mV/G程度であり、1μVの信号検出が可能だとしても、その1/(5*10)の磁界検出である。つまり、10−8Gの受信できる必要があるのに対して、2*10−5G程度が受信可能であるにすぎず、したがって、たとえば電波時計に利用するには感度不足となる。
感度を向上させるためには、以下の手段を考えることができる。
(1)MIセンサ自体の形状を工夫することにより、反磁界の影響を減少させる。
(2)側波帯の検出精度を向上させる。
本発明においては、側波帯の検出精度を向上させることにより、受信した電波から所望の信号を取り出すことができる受信装置および受信装置を備えた時計を提供することを目的とする。
たとえば、高周波信号発生器S1からの20MHzの信号に対して、受信信号(40KHz)のC/Nを140dBとし、S1からの信号が3Vrmsで抵抗R1に印加されていると考える。抵抗R1とMI磁気センサZ1との間の点(a点)でのS1側のインピーダンスは、消費電力を減らすためには大きいほうが良い。したがって、R1=Z1=1MΩと考えると、高周波信号発生器S1からのノイズは、0.949μVrmsとなる。上記S1側のインピーダンスは、500kΩであり、これによる熱雑音量Vnは、帯域Bを10Hz、絶対温度Tを300とすると、
Vn=20log√(4kBTR)=−77.8dBμ+10log(BR)
=−77.8+67.0=−10.8dBμ=0,29μVrms
これらの総合的なノイズ量は0.99μVrmsであり、そのうち印加信号ノイズが支配的であることがわかる。
また、上記熱雑音量を軽減するためには、信号相関をとることが知られている。したがって、図18に示す、ダイオードD1、D2による包絡線検波回路に代えて、図21に示すように、位相比較器81、ローパスフィルタ82、発振器83および混合器(ミクサ)84を用いて同期検波を行う場合もある。しかしながら、図21に示すような従来の同期検波では、弱電界の下では、ノイズの影響により位相比較器81および発振器83による同期が取りにくいという問題点もあった。
本発明においては、比較的簡単な回路構成で、高周波信号発生器からのノイズを減らすことにより、側波帯の検出精度を向上させたアンテナ回路および当該アンテナ回路を搭載した時計を提供することを目的とする。
本発明の目的は、磁界の変化に応じて電気的な特性が変化する磁界検出手段と、前記磁界検出手段に高周波信号を印加する高周波信号発生手段と、前記磁界検出手段および高周波信号発生手段により得られた受信信号から、前記高周波信号の少なくとも一部を減少させる信号減少手段と、前記高周波信号が減少した受信信号を検波する検波手段と、を備えたことを特徴とするアンテナ装置により達成される。
本発明によれば、受信信号に含まれるキャリア成分である高周波信号を、その反転信号によりキャンセルすることで、受信信号のキャリア成分を減少させ、キャリア成分に付随するノイズも減少させることができる。これにより、側波帯の検出精度を向上させることが可能となる。
好ましい実施態様においては、前記信号減少手段が、前記高周波信号或いはレベル調整された高周波信号を反転させる反転器と、前記受信信号と、前記反転器からの反転された高周波信号とを加算する加算器と、を有する。
また、別の好ましい実施態様においては、前記信号減少手段が、前記受信信号と、前記高周波信号或いはレベル調整された高周波信号とを受け入れて、これらの間の差分を出力する差動増幅器を有する。上記実施態様では、差動増幅器を利用して、キャリア成分のキャンセルを実現する。
また、好ましい実施態様においては、前記検波手段が、高周波信号或いはレベル調整された高周波信号を受け入れて、受け入れた信号により同期検波を行う同期検波回路を有する。
好ましい実施態様においては、前記検波手段が、高周波信号或いはレベル調整された高周波信号を受け入れて、当該信号から矩形波を生成する矩形波生成手段を有し、前記矩形波により同期検波を実現される。
別の好ましい実施態様においては、さらに、前記高周波信号の立上りおよび立下りを検出して、それぞれを示す、立上りパルスおよび立下りパルスを出力する立上り・立下り検出手段と、前記立下りパルスに基づいて、前記差動増幅器の出力を、所定の基準電圧にクランプするクランプ手段と、前記立下りパルスに基づいて、前記クランプされた信号をサンプル・ホールドするサンプル・ホールド手段と、を備える。
また、本発明の目的は、磁界の変化に応じて電気的な特性が変化する磁界検出手段と、
前記磁界検出手段に高周波信号を印加する高周波信号発生手段と、前記磁界検出手段および高周波信号発生手段により得られた受信信号を検波する検波手段と、を備え、前記検波手段が、高周波信号或いはレベル調整された高周波信号を受け入れて、受け入れた信号により同期検波を行う同期検波回路を有することを特徴とするアンテナ装置により達成される。
この発明によれば、磁界を検出するために使用した高周波信号を用いて、受信信号を同期検波することができる。
好ましい実施態様においては、前記検波手段が、高周波信号或いはレベル調整された高周波信号を受け入れて、当該信号から矩形波を生成する矩形波生成手段を有し、前記矩形波により同期検波を実現される。
また、別の実施態様において、アンテナ装置は、磁界の変化に応じて電気的な特性が変化する磁界検出手段と、前記磁界検出手段に高周波信号を印加する高周波信号発生手段と、
前記磁界検出手段および高周波信号発生手段により得られた受信信号を検波する検波手段と、を備え、前記検波手段が、前記受信信号を受け入れて、当該信号から矩形波を生成する矩形波生成手段と、当該矩形波により同期検波を行う同期検波回路とを有する。
この実施の形態においては、受信信号、つまり、変調信号から同期信号成分を取り出して、同期信号を用いて同期検波を実現する。
また、本発明の目的は、上述したアンテナ装置と、前記アンテナ装置により得られた、時刻情報を含む標準電波に相当する信号を増幅する増幅手段と、前記増幅手段から出力された信号を検波して、復調された信号を出力する検波手段と、前記復調された信号から時刻情報を抽出する時刻情報抽出手段と、時刻を計時する計時手段と、当該計時手段により計時された時刻を表示する時刻表示手段と、前記時刻情報抽出手段により抽出された時刻情報に基づいて、前記計時手段により計時された時刻を修正する時刻修正手段と、を備えたことを特徴とする時計によっても達成される。
本発明によれば、本発明においては、比較的簡単な回路構成で、高周波信号発生器からのノイズを減らすことにより、側波帯の検出精度を向上させたアンテナ回路および当該アンテナ回路を搭載した時計を提供するが可能となる。
[腕時計]
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。図1、図2は、それぞれ、本発明の実施の形態にかかる受信回路を含む腕時計の正面図、および、図1のA−A’断面図(12時−6時断面図)である。腕時計1は、時計モジュール等を内部に収容する時計ケース10を備えている。時計ケース10の外周部分であって6時および12時のそれぞれの位置には、腕時計1をユーザが手首に装着するための時計バンド16が取り付けられているとともに、時計ケース10の外周側面には、腕時計1の各種機能を実行するためのスイッチ11が設けられている。
時計ケース10は、ステンレスやチタンなどの金属により環状の短柱形状に形成されている。また、時計ケース10の6時及び12時のそれぞれの位置の側方部分には、時計バンド16を取り付けるための延出部が形成されており、この延出部には、時計バンド16を取り付けるピンを通すための孔部が形成されている。
時計ケース10の上端部には、当該上端部を塞ぐように時計ガラス12が、シール部材13を介して嵌められており、時計ケース10の下端部には、当該下端部を塞ぐように裏蓋(バック)14がOリング15を介して取り付けられている。裏蓋14は、ステンレスやチタンなど強度が強い金属により厚みが薄いほぼ平面状に形成されている。
時計ケース10の内部には、上部ハウジング21および下部ハウジング22が、それぞれの周縁部が時計ケース10の内側周面に設けられている中枠に取り付けられて配置されている。
上部ハウジング21の上面には、所定の樹脂で形成されたプリント配線基板30が配置されており、更にその上面には文字盤23が配置され、文字盤23の上面にはリング状の見切り板24が時計ガラス12の周縁部に当接した状態で配置されている。また、文字盤23の6時寄りの位置に形成された開口23aの下方には、時刻等を表示する液晶表示パネル25が上部ハウジング21に支持されて配置されている。すなわち、腕時計1を正面から見たときに、時計ガラス12を介して液晶表示パネル25に表示された時刻が視認できるようになっている。
また、文字盤23の上面には、平面視略矩形状に形成された12個の時字23bが円周方向に等間隔で設けられており、これら各時字23bが1時から12時までの各時に対応している。本実施の形態においては、これら時字23bのうち、12時に対応する時字23bには、外部磁界に応じて磁気抵抗が変化する磁気抵抗効果素子を用いたMI磁気センサ40が形成されている。このMI磁気センサ40が、標準電波を受信するアンテナとして機能する。MI磁気センサ40は、プリント配線基板30の上面にパターニングされた磁性体からなり、文字盤23の対応する位置形成された開口部からその上面が露出するようになっている。
また、上部ハウジング21は、時計ケース10のほぼ中央付近に配置されたアナログ指針機構26を備える。アナログ指針機構26は、文字盤23の中央部に形成された軸孔からその上方に延びる指針軸と、指針軸に取り付けられた時針、分針などの指針26aを有し、指針26aを文字盤23の上方で運針させる。
下部ハウジング22には、電池27が組み込まれている。また、上部ハウジング21と下部ハウジング22との間には、アナログ指針機構26や、アンテナ回路42と接続された回路基盤28が配置されている。
回路基盤28には種々の回路要素が配置される。回路要素には、CPUなどの制御IC、発振回路を備え現在時刻を計時する計時回路、アンテナ回路(ただし、アンテナ回路中、MI磁気センサ40のみは時字23bに形成されている)、アンテナ回路を含み、当該アンテナ回路の出力信号を増幅、検波して標準電波に含まれるタイムコードの信号を取り出す受信回路などが含まれる。制御ICは、受信回路で取り出された信号中のタイムコードに基づいて計時回路による現在時刻を修正し、修正した現在時刻を液晶表示パネル25に表示させる。或いは、現在時刻を示すようにアナログ指針機構26を制御して指針26aを運針させる処理などを行う。
[回路構成]
図3は、本実施の形態にかかる腕時計1の回路の内部構成を示すブロックダイヤグラムである。図3に示すように、腕時計1は、CPU50、入力部51、表示部52、ROM53、RAM54、受信回路44、計時回路部55および発振回路部56を備える。
CPU50は、所定のタイミングで、或いは、入力部200から入力された操作信号に応じてROM53に格納されたプログラムを読み出して、RAM54に展開し、当該プログラムに基づいて、腕時計1を構成する各部への指示やデータの転送などを実行する。具体的には、たとえば所定時間毎に受信回路44を制御して標準電波を受信させて、受信回路44からのタイムコードの信号に基づいて計時回路部55で計時される現在時刻データを修正する処理や、計時回路部55によって計時された現在時刻を表示部52に転送する処理などを実行する。
入力部51は、腕時計1の各種機能の実行を指示するためのスイッチ11を含み、スイッチ11が操作されると、対応する操作信号をCPU50に出力する。表示部52は、文字盤23やCPU50によって制御されたアナログ指針機構26、液晶パネル25を含み、計時回路部55によって計時された現在時刻を表示する。ROM53は、腕時計1を動作させ、また、所定の機能を実現するためのシステムプログラムやアプリケーションプロググラム、データなどを記憶する。RAM54は、CPU50の作業領域として用いられ、ROM53から読み出されたプログラムやデータ、CPU50にて処理されたデータなどを一時的に記憶する。
後に詳述するが、受信回路44は、アンテナ回路42を含み、アンテナ回路42にて受信された信号から所定の周波数の信号を取り出して、取り出された信号をCPU50に出力する。計時回路部55は、発振回路部56から入力される信号を計数して現在時刻を計時し、現在時刻データをCPU50に出力する。発振回路部56は、常時一定周波数のクロック信号を出力する。
図4は、受信回路44の概略を示すブロックダイヤグラムである。図4に示すように、受信回路44は、アンテナ回路42、フィルタ回路70、増幅回路80、バンドパスフィルタ(BPF)90および検波回路100を有する。フィルタ回路70は、例示的にローパスフィルタとしているが(たとえば、図5参照)、これに限定されるものではなく、バンドパスフィルタ(BPF)を利用しても良い。
アンテナ回路42は、図5を参照して説明するように、高周波信号発生器S1、抵抗R1、MI磁気センサZ1(図1においては、符号40で示す)、コンデンサC1、および、ダイオードD1、D2を含む。
上述したように、アンテナ回路42からは標準電波に相当する信号が出力され、フィルタ回路70および増幅回路80およびBPF90を経て、検波回路100に与えられる。検波回路100は、標準電波の信号を復調する。復調された信号は、CPU50に与えられ、CPU50においてデコードされ、時刻情報が抽出される。
[第1の実施の形態]
以下、本実施の形態にかかるアンテナ回路についてより詳細に説明する。図5は、本発明の第1の実施の形態にかかるアンテナ回路およびアンテナ回路に引き続くLPFを示す図である。図5に示すように、第1の実施の形態にかかるアンテナ回路42は、図18に示すアンテナ回路と同様に、高周波信号発生器S1、抵抗R1、コンデンサC1、C3、MI磁気センサZ1、および、ダイオードD1、D2を有している。
高周波信号発生器S1は、たとえば、20MHzの信号を発生する。高周波信号発生器S1は、抵抗R1の一端に接続される。抵抗R1の他端は、MI磁気センサZ1およびコンデンサC1のそれぞれの一端に接続される。また、ダイオードD1、D2は、包絡線検波回路として機能する。
本実施の形態において、アンテナ回路42は、さらに、高周波信号発生器S1からの高周波信号を入力し、入力した高周波信号を反転して、反転信号を出力する反転器92と、コンデンサC1の他端と、包絡線検波回路との間に介在し、一方の入力はコンデンサC1の他端と接続され、他方の入力は反転器92の出力と接続され、かつ、その出力が、クランプ用のコンデンサC3を介して包絡線検波回路に与えられるように構成された加算器94とを備えている。アンテナ回路42に後続するフィルタ回路70は、図18に示すものと同様である。
このように構成されたアンテナ回路42の作用について説明する。前述したように、アンテナ回路42のa点における電圧Vaは以下のように表すことができる。
Va≒Asinωt・Z(1+Bsinpt)/(R1+Z) ・・・(1)
(Asinωt:高周波信号発生器S1の信号、Z(1+Bsinpt):MI磁気センサZ1の信号)
(1)式に示すように変調信号は、振幅変調(AM)と同じ形式であり、S1の信号が磁界周波数により振幅変調を受けることを示す。したがって、図6(a)に示すように、高周波信号発生器S1によるキャリア信号601の両側に、磁界受信による側波帯602、603が現れる。なお、図6(a)において、符号600は標準電波の受信信号である。キャリア信号には印加信号ノイズ(符号604参照)が含まれるため、このノイズの影響で側波帯を検波するのが困難となる。そこで、本実施の形態においては、高周波発生器S1からのキャリア信号の反転信号を、変調信号に加えることで、図6(b)に示すように、キャリア信号のレベルを減少させる(図6(b)の符号611参照)。キャリア信号のレベルの減少にともなってノイズ成分も減少する(符号614参照)ため、その結果、側波帯の検波が容易となる。
なお、反転信号が加えられた後のキャリア信号のレベルが、側波帯のレベルの2倍よりも大きくなるように、反転信号のレベルが決定されるのが望ましい。これにより、反転信号が加算された後の変調信号は過変調とはならず、図5のような包絡線検波回路にて検波することが可能となる。
本実施の形態によれば、MI磁気センサを高周波信号により駆動して、磁界変化に応じた変調信号を生じさせ、かつ、その高周波信号を反転させた反転信号を変調信号と合成することにより、キャリア信号、つまり、高周波信号をキャンセルする。これにより、高純度の側波帯を抽出することができ、アンテナ回路を高感度化することが可能となる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。図7は、本発明の第2の実施の形態にかかるアンテナ回路を示す図である。第1の実施の形態と同様に、アンテナ回路42は、高周波信号発生器S1、抵抗R1、コンデンサC1、および、MI磁気センサZ1を備える。また、第2の実施の形態にかかるアンテナ回路42は、第1の実施の形態と同様に、高周波信号発生器S1からの高周波信号を反転して反転信号を出力する反転器102と、一方の入力がコンデンサC1の他端と接続され、他方の入力が反転器102の出力と接続された加算器104を備えている。また、第2の実施の形態においては、一方の入力が加算器104の出力と接続され、他方の入力が高周波発生器S1の出力と接続されているミクサ(混合器)60が設けられている。
第2の実施の形態にかかるアンテナ回路42においても、変調信号には、高周波信号発生器S1の反転信号が加算されるため、キャリア信号のレベルが減少する。ここで、特に、加算器104においてキャリア信号のレベルが、側波帯のレベルの2倍以下となる可能性がある場合には、包絡線検波回路の代わりにミクサ60を設けて、変調信号と反転信号とを乗算することにより、同期検波を行えば良い。
本発明においては、高周波信号発生器S1から出力される高周波信号がキャリア信号となる。したがって、高周波信号発生器S1からの信号をそのまま(同位相で)ミクサ60に与えることにより、同期検波が実現される。無論、第1の実施の形態と同様に、キャリア信号のレベルを減少させることができるため、ノイズ成分も減少する。したがって、側波帯の検波が容易になる。
第2の実施の形態によれば、キャリア信号の減少レベルにかかわらず、変調信号を検波して、側波帯を抽出することができ、アンテナ回路を高感度化することが可能となる。
[第3の実施の形態]
第1の実施の形態および第2の実施の形態においては、キャリア信号の反転信号を与えて、キャリア信号をキャンセルしている。第3の実施の形態においては、差動増幅器を利用して、キャリア信号をキャンセルする。図8は、第3の実施の形態にかかるアンテナ回路を示す図である。
第3の実施の形態にかかるアンテナ回路42は、高周波信号発生器S1、抵抗R1、コンデンサC1およびMI磁気センサZ1を備える。また、第3の実施の形態においては、高周波信号発生器S1から出力される信号線は、抵抗R3に接続され、かつ、抵抗R3は、抵抗R4に接続される。
また、コンデンサC1から出力される信号線が、差動増幅器114の+(プラス)入力に接続され、かつ、抵抗R3と抵抗R4との間から延びる信号線が、差動増幅器114の−(マイナス)入力に接続される。また、差動増幅器114から出力の信号線は、ミクサ60の一方の入力に接続され、抵抗R3と抵抗R4との間から延びる信号線は、ミクサ60の他方の入力にも接続される。
本実施の形態においては、インピーダンスの設定はこれに限定するものではないが、R1=R3=R4=Z1とするのが望ましい。このように設定することにより、差動増幅器114の+入力に与えられる変調信号のうち、キャリア成分が、差動増幅器114の−入力に与えられる、レベル調整された高周波信号によりキャンセルされる。つまり、磁界が無い状態で、差動増幅器114の+入力に与えられる信号が、差動増幅器114の−入力に与えられる信号によりほぼキャンサルされる。したがって、差動増幅器114から出力される信号は過変調となるが、同期検波とすることで側波帯を抽出することが可能となる。
第3の実施の形態によれば、差動増幅器において、変調信号からキャリア成分を除去し、キャリア成分の相当の部分が除去された変調信号を同期検波することにより、側波帯を抽出することができ、アンテナ回路を高感度化することが可能となる。
[第4の実施の形態]
図9に示すように、第4の実施の形態においては、第3の実施の形態に示すアンテナ回路のように、ミクサ60に、抵抗R3と抵抗R4との間からの信号線を通る信号を印加するのではなく、コンパレータ126を介して、パルス信号(矩形波)を印加するように構成されている。第4の実施の形態にかかるアンテナ回路においても、第3の実施の形態と同様に、R1=R3=R4=Z1とするのが望ましい。このように設定することにより、差動増幅器124の+入力に与えられる変調信号のキャリア成分が、差動増幅器124の−入力に与えられる高周波信号によりキャンセルされる。
図10は、図9におけるp、q、r、s、tの各点の信号を示す図である。図10に示すように、差動増幅器124の出力に相当するp点では、信号は過変調となっている。その一方、高周波信号発生器S1から、Asinωtの信号が発生しているとすると、q点では、(A/2)sinωtの信号がコンパレータ126に入力される。したがって、r点においては、q点に入力される信号と同期したパルス信号(矩形波)が出力される。ミクサ60による同期検波(s点参照)された信号をフィルタ回路70に通すことにより、磁界変化を示す信号(t点参照)を取り出すことができる。
特に、第4の実施の形態においては、コンパレータ126によりミクサ60に与える信号をパルス化している。これにより、アンテナ回路42をC−MOSなどによりIC化することが可能となる。また、コンパレータ126により高周波信号をパルス化することにより、アンテナ回路42の消費電力の低減を実現する。
[第5の実施の形態]
次に、本発明の第5の実施の形態について説明する。第1の実施の形態ないし第4の実施の形態においては、変調信号中のキャリア信号をキャンセルして、側波帯を適切に抽出できるようにすることで、アンテナ回路を高感度化している。第5の実施の形態においては、特に、熱雑音の軽減を図ることができるアンテナ回路を提供する。
図11は、第5の実施の形態にかかるアンテナ回路を示す図である。図11に示すように、第5の実施の形態にかかるアンテナ回路24は、高周波信号発生器S1、抵抗R1、バンドパスフィルタ(BPF)130、MI磁気センサZ1およびミクサ60を有している。ミクサ60には、変調信号のほか、高周波信号発生器S1からの高周波信号が印加される。
従来の同期検波のためには、図20に示すように、変調信号のキャリア信号と同位相の信号をミクサ84に印加するために、LPF82、局所発振器83および位相比較回路84が必要であった。しかしながら、本実施の形態にかかるアンテナ回路42では、高周波信号発生器S1が高周波信号を発生し、かつ、変調信号から当該高周波信号をキャリア信号として除去することが望まれる。したがって、高周波信号発生器S1からの信号をミクサ60に印加することで、安定でずれのない同期検波が可能となる。
また、これにより従来の回路において問題となっていた、弱電界時の同期検波の欠点を補うことができる。したがって、アンテナ回路の高感度化を実現することが可能となる。
[第6の実施の形態]
図12は、第6の実施の形態にかかるアンテナ回路を示す図である。図12に示すように、第6の実施の形態においては、第5の実施の形態に示すアンテナ回路のように、ミクサ60に、高周波信号発生器S1の信号を印加するのではなく、コンパレータ136を介して、パルス信号(矩形波)を印加するように構成している。第6の実施の形態の、第5の実施の形態との関係は、第4の実施の形態の、第3の実施の形態との関係にほぼ対応する。
第6の実施の形態にかかるアンテナ回路42の作用は、第5の実施の形態のものと同様である。なお、第6の実施の形態においては、コンパレータ136によりミクサ60に与える信号をパルス化している。これにより、アンテナ回路42をC−MOSなどによりIC化が容易となる。また、コンパレータ136により高周波信号をパルス化することにより、アンテナ回路42の消費電力の低減を実現する。
[第7の実施の形態]
図13は、第7の実施の形態にかかるアンテナ回路を示す図である。図13に示すように、第7の実施の形態においては、第6の実施の形態のように、高周波信号発生器S1の信号をコンパレータで受けて、高周波信号の周期のパルス信号(矩形波)をミクサ60に印加するのではなく、BPF130の出力、つまり、変調信号をコンパレータ146で受けて、当該コンパレータ146の出力をミクサ60に印加して同期検波を実現している。つまり、第5の実施の形態(第6の実施の形態)のように、高周波信号(或いは対応する矩形波)をそのままミクサに与えて乗算するのではなく、変調信号から、高周波信号と同じ周期および位相のパルス信号(矩形波)を作り出してミクサ60に印加することで、第5の実施の形態や第6の実施の形態と同様の効果を得ている。
[第8の実施の形態]
次に、本発明の第8の実施の形態について説明する。図14は、第8の実施の形態にかかるアンテナ回路を示す図である。図14に示すように、第8の実施の形態にかかるアンテナ回路42は、高周波信号発生器S1’、抵抗R1、R3、R4、MI磁気センサZ1、コンデンサC4、差動増幅器154、立上り・立下り検出回路156、スイッチSW1と、コンデンサC5と、抵抗R5とを有するサンプル・ホールド回路158、および、スイッチSW2を備えている。
第8の実施の形態においては、第3の実施の形態とほぼ同様に、差動増幅器154を利用し、変調信号が差動増幅器154の+入力に印加される一方、高周波信号発生器S1’から、抵抗R3および抵抗R4によりレベル調整された高周波信号が差動増幅器154の−入力に印加される。インピーダンスの設定はこれに限定するものではないが、R1=R3=R4=Z1とするのが望ましい。このような設定により、差動増幅器154の+入力に与えられる変調信号のうち、キャリア成分が、差動増幅器154の−入力に与えられる、レベル調整された高調波信号によりキャンセルされる。
また、第8の実施の形態においては、高調波信号発生器S1’は、サイン波ではなく矩形波を出力するようになっている。矩形波は、同じ波長のサイン波と比較して、高調波成分を多く含む。したがって、MI磁気センサZ1の表皮効果を起こしやすいため有利である。
立ち上がり・立下り検出回路156は、高調波信号発生器S1’からの矩形波の立上りおよび立下りの双方を検出し、矩形波の立上り時にパルスが出るような立上りクロックCLK1、および、矩形波の立下り時にパルスが出るような立下りクロックCLK2を出力する。図15は、立上り・立下り検出回路156の構成を示す図である。
図15に示すように、立上り・立下り検出回路156は、コンデンサC6、抵抗R6、コンパレータ190、インバータ191、コンデンサC7、抵抗R7、および、コンパレータ191を有している。コンデンサC6および抵抗R6により微分回路が形成され、その出力がコンパレータ190の+入力に印加されるようになっている。また、コンパレータ190の−入力には、基準電圧Vrefが印加される。また、コンデンサC7および抵抗R7によっても微分回路が形成され、この微分回路には、インバータ191により反転された矩形波が印加される。微分回路の出力はコンパレータ191の+入力に印加される。また、コンパレータ190の−入力にも、基準電圧Vrefが印加される。
立上りクロックCLK1は、サンプル・ホールド回路158のスイッチSW1を制御し、立上りクロックCLK1がハイレベルのときにスイッチSW1を閉じ、コンデンサC4側の信号をサンプル・アンドホールド回路158の側に流すようにする。また、立下りクロックCLK2は、スイッチSW2を制御し、立下りクロックCLK2がハイレベルのときにスイッチSW2を閉じ、コンデンサC4に基準電位Vrefをチャージさせる。
以下、第8の実施の形態の作用について、図14に示すアンテナ回路の各点での波形を示す図16を参照して、より詳細に説明する。図16に示すように、抵抗R3と抵抗R4との間の位置A点においては、高周波信号発生器S1’からの矩形波のレベルが調整された波形が現われる。B点においても、磁界が無い場合には、破線に示すように、A点と同様の波形が現われる。その一方、MI磁気センサZ1が磁界を検出すると、実線に示すように波形が変化する。差動増幅器154は、B点において磁界が検出されたことによる変化分を取り出すことが出来る(図16のC点参照)。エッジの部分の変化が特に顕著となっているのは、MI磁気センサZ1を、高周波信号の立上りおよび立下りの周波数成分の高いところを使用してセンサ動作させているためである。
立下り検出によるCLK2がハイレベルとなるタイミングで、差動増幅器154の出力(C点参照)を、コンデンサC2に充電し、Vref中心であった信号を、Vref基準つまりVrefが最低レベルとなるようにクランプする(D点参照)。このクランプにより、差動増幅器154の出力の立上りエッジおよび立下りエッジの変化の両方を取り出すことが出来る。たとえば、単に差動増幅器154の出力を半波整流(或いは全波整流)して積分しただけでは、図17に示すように、立上りの部分の変化分しか取り出すことができないため、検波出力のレベルが低くなり検出感度が低下する。その一方、本実施の形態によれば、立上りの部分および立下りの部分の双方の変化分を取り出すことができ、検波出力のレベルを高くすることができる。
立上りクロックCLK1によりスイッチSW1が制御されることにより、サンプル・ホールド回路158によりクランプされた波形のピーク値が検出され、これにより検波が実現される。検波された出力はE点の波形として表される。
第8の実施の形態によれば、高周波信号発生器から出力される高周波信号の立下りを検出し、そのタイミングで、差動増幅器の出力、つまり、磁界検出による変化分の信号をクランプする。これにより、検波出力のレベルを高くすることが可能となる。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
たとえば、第1の実施の形態や第2の実施の形態において、加算器に印加する、高周波信号の反転信号のレベルを抵抗などを利用して調整しても良い。
また、第1ないし第7の実施の形態において、サイン波の高周波信号を出力する高周波信号発生器S1の代わりに、第8の実施の形態のように、矩形波を発生する高周波信号発生器S1’を用いても良い。
図1は、本発明の実施の形態にかかる受信回路を含む腕時計の正面図である。 図2は、図1のA−A’断面図(12時−6時断面図)である。 図3は、本実施の形態にかかる腕時計1の回路の内部構成を示すブロックダイヤグラムである。 図4は、本実施の形態にかかる受信回路44の概略を示すブロックダイヤグラムである。 図5は、本発明の第1の実施の形態にかかるアンテナ回路およびアンテナ回路に引き続くLPFを示す図である。 図6(a)、(b)は、変調信号の周波数成分を説明する図である。 図7は、本発明の第2の実施の形態にかかるアンテナ回路を示す図である。 図8は、本発明の第3の実施の形態にかかるアンテナ回路を示す図である。 図9は、本発明の第4の実施の形態にかかるアンテナ回路およびアンテナ回路に引き続くLPFを示す図である。 図10は、図9におけるp、q、r、s、tの各点の信号を示す図である。 図11は、本発明の第5の実施の形態にかかるアンテナ回路を示す図である。 図12は、本発明の第6の実施の形態にかかるアンテナ回路を示す図である。 図13は、本発明の第7の実施の形態にかかるアンテナ回路を示す図である。 図14は、本発明の第8の実施の形態にかかるアンテナ回路を示す図である。 図15は、第8の実施の形態にかかる立上り・立下り検出回路の構成を示す図である。 図16は、第8の実施の形態にかかるアンテナ回路における各点での信号を示す図である。 図17は、従来のアンテナ回路における信号の例を示す図である。 図18は、MI磁気センサを用いて磁気を検出するように構成されたアンテナ回路、および、アンテナ回路に引き続くフィルタ回路の一例を示す図である。 図19は、磁界とインピーダンスとの関係を示す図である。 図20(a)は、磁界変化を受けた高周波信号の例を示す図、図20(b)は、その周波数成分を説明する図である。 図21は、従来のアンテナ回路およびアンテナ回路に引き続くフィルタ回路の例を示す図である。
符号の説明
42 アンテナ回路
44 受信回路
50 CPU
51 入力部
52 表示部
55 計時回路部
56 発振回路部
70 フィルタ回路
80 増幅回路
90 BPF
100 検波回路
S1 高周波信号発生器
R1 抵抗
Z1 MI磁気センサ
C1,C3 コンデンサ
D1,D2 ダイオード
92 反転器
94 加算器

Claims (10)

  1. 磁界の変化に応じて電気的な特性が変化する磁界検出手段と、
    前記磁界検出手段に高周波信号を印加する高周波信号発生手段と、
    前記磁界検出手段および高周波信号発生手段により得られた受信信号から、前記高周波信号の少なくとも一部を減少させる信号減少手段と、
    前記高周波信号が減少した受信信号を検波する検波手段と、を備えたことを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記信号減少手段が、前記高周波信号或いはレベル調整された高周波信号を反転させる反転器と、前記受信信号と、前記反転器からの反転された高周波信号とを加算する加算器と、を有することを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記信号減少手段が、前記受信信号と、前記高周波信号或いはレベル調整された高周波信号とを受け入れて、これらの間の差分を出力する差動増幅器を有することを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  4. 前記検波手段が、高周波信号或いはレベル調整された高周波信号を受け入れて、受け入れた信号により同期検波を行う同期検波回路を有することを特徴とする請求項1ないし3の何れか一項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記検波手段が、高周波信号或いはレベル調整された高周波信号を受け入れて、当該信号から矩形波を生成する矩形波生成手段を有し、前記矩形波により同期検波を実現されることを特徴とする請求項4に記載のアンテナ装置。
  6. さらに、前記高周波信号の立上りおよび立下りを検出して、それぞれを示す、立上りパルスおよび立下りパルスを出力する立上り・立下り検出手段と、
    前記立下りパルスに基づいて、前記差動増幅器の出力を、所定の基準電圧にクランプするクランプ手段と、
    前記立下りパルスに基づいて、前記クランプされた信号をサンプル・ホールドするサンプル・ホールド手段と、を備えたことを特徴とする請求項3に記載のアンテナ装置。
  7. 磁界の変化に応じて電気的な特性が変化する磁界検出手段と、
    前記磁界検出手段に高周波信号を印加する高周波信号発生手段と、
    前記磁界検出手段および高周波信号発生手段により得られた受信信号を検波する検波手段と、を備え、
    前記検波手段が、高周波信号或いはレベル調整された高周波信号を受け入れて、受け入れた信号により同期検波を行う同期検波回路を有することを特徴とするアンテナ装置。
  8. 前記検波手段が、高周波信号或いはレベル調整された高周波信号を受け入れて、当該信号から矩形波を生成する矩形波生成手段を有し、前記矩形波により同期検波を実現されることを特徴とする請求項7に記載のアンテナ装置。
  9. 磁界の変化に応じて電気的な特性が変化する磁界検出手段と、
    前記磁界検出手段に高周波信号を印加する高周波信号発生手段と、
    前記磁界検出手段および高周波信号発生手段により得られた受信信号を検波する検波手段と、を備え、
    前記検波手段が、前記受信信号を受け入れて、当該信号から矩形波を生成する矩形波生成手段と、当該矩形波により同期検波を行う同期検波回路とを有することを特徴とするアンテナ装置。
  10. 請求項1ないし9の何れか一項に記載のアンテナ装置と、
    前記アンテナ装置により得られた、時刻情報を含む標準電波に相当する信号を増幅する増幅手段と、
    前記増幅手段から出力された信号を検波して、復調された信号を出力する検波手段と、
    前記復調された信号から時刻情報を抽出する時刻情報抽出手段と、
    時刻を計時する計時手段と、
    当該計時手段により計時された時刻を表示する時刻表示手段と、
    前記時刻情報抽出手段により抽出された時刻情報に基づいて、前記計時手段により計時された時刻を修正する時刻修正手段と、を備えたことを特徴とする時計。
JP2006178232A 2005-10-28 2006-06-28 アンテナ回路および時計 Active JP4687585B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006178232A JP4687585B2 (ja) 2006-06-28 2006-06-28 アンテナ回路および時計
US11/586,243 US7848180B2 (en) 2005-10-28 2006-10-25 Antenna apparatus, receiving apparatus and watch using magnetic sensor
KR1020060105181A KR100870815B1 (ko) 2005-10-28 2006-10-27 자기센서를 이용한 안테나장치, 수신장치 및 시계
DE602006002468T DE602006002468D1 (de) 2005-10-28 2006-10-27 Antennenanordnung, Empfangseinrichtung, und Uhr mittels Magnetsensors
EP06022512A EP1783860B1 (en) 2005-10-28 2006-10-27 Antenna apparatus, receiving apparatus and watch using magnetic sensor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006178232A JP4687585B2 (ja) 2006-06-28 2006-06-28 アンテナ回路および時計

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008011057A JP2008011057A (ja) 2008-01-17
JP4687585B2 true JP4687585B2 (ja) 2011-05-25

Family

ID=39068889

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006178232A Active JP4687585B2 (ja) 2005-10-28 2006-06-28 アンテナ回路および時計

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4687585B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5811210B2 (ja) 2014-02-20 2015-11-11 愛知製鋼株式会社 磁気検出器

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01191548A (ja) * 1988-01-27 1989-08-01 Japan Radio Co Ltd 周波数検波式復調回路
JP2001033533A (ja) * 1999-07-22 2001-02-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気インピーダンスセンサ回路
JP2003329745A (ja) * 2002-05-08 2003-11-19 Canon Electronics Inc 磁界強度検出装置
JP2004132790A (ja) * 2002-10-09 2004-04-30 Fuji Electric Holdings Co Ltd 電流センサ
JP2004317333A (ja) * 2003-04-17 2004-11-11 Fuji Electric Holdings Co Ltd 磁界センサ及び電流センサ
JP2006010542A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Norio Miyauchi 電波修正時計

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01191548A (ja) * 1988-01-27 1989-08-01 Japan Radio Co Ltd 周波数検波式復調回路
JP2001033533A (ja) * 1999-07-22 2001-02-09 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁気インピーダンスセンサ回路
JP2003329745A (ja) * 2002-05-08 2003-11-19 Canon Electronics Inc 磁界強度検出装置
JP2004132790A (ja) * 2002-10-09 2004-04-30 Fuji Electric Holdings Co Ltd 電流センサ
JP2004317333A (ja) * 2003-04-17 2004-11-11 Fuji Electric Holdings Co Ltd 磁界センサ及び電流センサ
JP2006010542A (ja) * 2004-06-28 2006-01-12 Norio Miyauchi 電波修正時計

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008011057A (ja) 2008-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4668100A (en) Electronic equipment with geomagnetic direction sensor
TW200644417A (en) Low-voltage MEMS oscillator
KR100870815B1 (ko) 자기센서를 이용한 안테나장치, 수신장치 및 시계
JP2009250667A (ja) 電波受信装置
JP2003220041A (ja) バンド構造体及びこれを用いた生体情報観測装置
US20150105630A1 (en) Heart pulse monitor including a fluxgate sensor
JP4687585B2 (ja) アンテナ回路および時計
US20200257249A1 (en) Electronic watch
JP4215438B2 (ja) 電気時計
JP2006053158A (ja) 電子機器
JP2014157043A (ja) 電子機器
JP2007124335A (ja) アンテナ装置、受信装置及び電子機器
JP2008020325A (ja) 無線機能付腕時計
JP2007139473A (ja) 電波受信装置および電波修正時計
JP2004101346A (ja) 歩数計
JPH08201537A (ja) 腕時計の指針位置検出装置
JP2002090432A (ja) 磁場検出装置
JP2008089496A (ja) アンテナ回路、受信回路および時計
CN101170209B (zh) 使用了磁传感器的天线装置、接收装置及钟表
US20180275617A1 (en) Electronic timepiece
JP4631822B2 (ja) 受信回路および時計
JP2004279363A (ja) 方位センサ付電子機器及びプログラム
TW432259B (en) Electronic watch with a compass function
JP3558428B2 (ja) 生体情報計測装置
JP5751280B2 (ja) 電波時計

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20081202

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100430

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100629

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110118

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110131

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4687585

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140225

Year of fee payment: 3