JP4687280B2 - モータ駆動電気錠のデッドボルト制御機構 - Google Patents

モータ駆動電気錠のデッドボルト制御機構 Download PDF

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この発明は、モータ駆動電気錠のデッドボルト制御機構(以下単にデッドボルト制御機構という)に係り、特に、経年変化が生ぜず、長期間確実な作動を期待できるデッドボルト制御機構に関する。
本出願人は、先に、後記特許文献1を以て、新規なデッドボルト制御機構を提案した。
このデッドボルト制御機構は、錠箱の側板に回動可能に支承され、デッドボルトと係合してこれを錠箱のフロント板から出没させる作動アームを形成すると共に、シリンダ錠の内筒に連結されたデッドカムと、このデッドカムに同軸且つ一体に結合されたセクターギアと、施、解錠時、施、解錠信号に応じて施錠方向、或いは反対方向の解錠方向に回転するマイクロモータと、このマイクロモータの出力軸に減速機を介して連結された差動歯車装置と、この差動歯車装置の遊星歯車の移動軌跡に沿い、遊星歯車を挟むような位置関係で、且つ遊星歯車が遊動できる間隔を保って配設された施錠用受け歯車及び解錠用受け歯車と、施錠用受け歯車とセクターギアとを連結する施錠用従動歯車列と、解錠用受け歯車とセクターギアとを連結する解錠用従動歯車列とを有し、上記施錠用受け歯車及び解錠用受け歯車のモジュール及び歯数を、これらの歯車の1回転以内でデッドボルトの施錠、及び解錠操作ができるように設定すると共に、施錠用受け歯車及び解錠用受け歯車の少なくとも1個の歯の歯幅を他のものより大きく設定して突放し歯を形成し、施錠或いは解錠操作の完了時、この突放し歯が差動歯車装置のスイングアームを半径方向に押動して歯車列を分断するようにしたことを特徴とするものである。
特許第3362208号に係る特許公報
上記特許文献1に記載の発明によるデッドボルト制御機構において、差動歯車装置は、その作動原理上、スイングアームが揺動するためには遊星歯車がスイングアームに対し固定されているか、或いは摩擦トルクを介してスイングアームに回動可能に支承されている必要がある。
一方、スイングアームが揺動して遊星歯車が受け歯車と噛み合うに致った後は、モータの回転力を受け歯車に伝達するため、遊星歯車はスイングアームに対し相対的に回動する必要がある。
これら相反する機能を兼ね備えるため、かかる切り替え装置においては、遊星歯車を摩擦装置を介してスイングアームに回動可能に支承させるのが一般的であり、本出願人が前記特許文献1に記載の発明を実施するために採った構造は、遊星歯車をスイングアームに回動可能に支承する支軸の、スイングアームと遊星歯車との間に波形ワッシャーを弾装する、というものである。
しかしながら、このような波形ワッシャーは、モータが回転している間は常時スイングアーム及び/又は遊星歯車と摺接するものであるから、長期間の使用により摩耗し、波形ワッシャーを重要な部品として使用するデッドボルト制御機構の作動を不確実にする、という不都合がある。
そこで、この発明は、前記特許文献1に記載の発明を改良し、摩擦トルクを使用せずにスイングアームの切り替えを合理的に行うデッドボルト制御機構を提案し、もって上記した不都合を解消することを目的としている。
上記の目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、錠箱の側板に回動可能に支承され、デッドボルトと係合してこれを錠箱のフロント板から出没させる作動アームを形成すると共に、シリンダ錠の内筒に連結されたデッドカムと、このデッドカムに同軸且つ一体に結合されたセクターギアと、施、解錠時、施、解錠信号に応じて施錠方向、或いは反対方向の解錠方向に回転するマイクロモータと、このマイクロモータの出力軸に減速機を介して連結された差動歯車装置と、この差動歯車装置の遊星歯車の移動軌跡に沿い、遊星歯車を挟むような位置関係で、且つ遊星歯車が遊動できる間隔を保って配設された施錠用受け歯車及び解錠用受け歯車と、施錠用受け歯車とセクターギアとを連結する施錠用従動歯車列と、解錠用受け歯車とセクターギアとを連結する解錠用従動歯車列とを有し、上記施錠用受け歯車及び解錠用受け歯車のモジュール及び歯数を、これらの歯車の1回転以内でデッドボルトの施錠、及び解錠操作ができるように設定すると共に、施錠用受け歯車及び解錠用受け歯車の少なくとも1個の歯の歯幅を他のものより大きく設定して突放し歯を形成し、施錠或いは解錠操作の完了時、この突放し歯が差動歯車装置のスイングアームを半径方向に押動して歯車列を分断するようにしたものにおいて、捩りコイルばねのコイル部を遊星歯車に巻締めるように弾装すると共に、コイル部から巻解れた自由端部の、スイングアームへの投影をコイル部の近傍において交差させ、この交差部に関しコイル部とは反対側の自由端部を相互に近接する方向に曲げて開脚部を形成し、この開脚部をスイングアームの両側端縁に形成されたばね掛け片に内側から係合させ、以て、遊星歯車が施錠用及び解錠用受け歯車の中間にあるときには遊星歯車をスイングアームに固定し、スイングアームが揺動して遊星歯車が施錠用或いは解錠用受け歯車と噛み合ったとき、捩りコイルばねの自由端が施錠用或いは解錠用受け歯車列の何れかの歯車に弾接して、捩りコイルばねのコイル部を弛め、遊星歯車を自由にするようにしたことを特徴とする。
また、請求項2に記載の発明は、錠箱の側板に回動可能に支承され、デッドボルトと係合してこれを錠箱のフロント板から出没させる作動アームを形成すると共に、シリンダ錠の内筒に連結されたデッドカムと、このデッドカムに同軸且つ一体に結合されたセクターギアと、施、解錠時、施、解錠信号に応じて施錠方向、或いは反対方向の解錠方向に回転するマイクロモータと、このマイクロモータの出力軸に減速機を介して連結された差動歯車装置と、この差動歯車装置の遊星歯車の移動軌跡に沿い、遊星歯車を挟むような位置関係で、且つ遊星歯車が遊動できる間隔を保って配設された施錠用受け歯車及び解錠用受け歯車と、施錠用受け歯車とセクターギアとを連結する施錠用従動歯車列と、解錠用受け歯車とセクターギアとを連結する解錠用従動歯車列とを有し、上記施錠用受け歯車及び解錠用受け歯車のモジュール及び歯数を、これらの歯車の1回転以内でデッドボルトの施錠、及び解錠操作ができるように設定すると共に、施錠用受け歯車及び解錠用受け歯車の少なくとも1個の歯の歯幅を他のものより大きく設定して突放し歯を形成し、施錠或いは解錠操作の完了時、この突放し歯が差動歯車装置のスイングアームを半径方向に押動して歯車列を分断するようにしたものにおいて、捩りコイルばねのコイル部を遊星歯車に巻締めるように弾装すると共に、コイル部から巻解れた自由端部の、スイングアームへの投影をコイル部の近傍において交差させ、この交差部に関しコイル部とは反対側の自由端部を相互に近接する方向に曲げて開脚部を形成し、この開脚部の自由端部を施錠用或いは解錠用受け歯車群の何れかの歯車に係止させ、以て、遊星歯車が施錠用及び解錠用受け歯車の中間にあるときには遊星歯車を受け歯車群に連結して固定し、スイングアームが揺動して遊星歯車が施錠用或いは解錠用受け歯車と噛み合ったとき、捩りコイルばねの自由端が施錠用或いは解錠用受け歯車列の何れかの歯車に弾接して、捩りコイルばねのコイル部を弛め、遊星歯車を自由にするようにしたことを特徴とする。
上記のように構成された請求項1及び2に記載の発明によるデッドボルト制御機構は、遊星歯車が施錠用及び解錠用受け歯車の中間にあるときには、遊星歯車はスイングアームに固定され、スイングアームが揺動して遊星歯車が施錠用或いは解錠用受け歯車と噛み合うと、捩りコイルばねが弛んで遊星歯車が自由になるので、作動歯車装置の作動の切り替えが効率よく行われる、という効果がある。
また、捩りコイルばねが遊星歯車を固定しているときには遊星歯車と捩りコイルばねとの相対回動は無いし、捩りコイルばねが弛んで遊星歯車を自由にしたときには、両者はほとんど接触せず捩りコイルばねの摩耗は無いから、デッドボルト制御機構の確実な作動を長期間期待することができる。
更にまた、構成が非常に簡単で実施が極めて容易である、等種々の効果を奏する。
作動歯車装置の遊星歯車に捩りコイルばねのコイル部を遊星歯車に巻締めるように弾装すると共に、コイル部から巻解れた自由端部の、スイングアームへの投影をコイル部の近傍において交差させ、この交差部に関しコイル部とは反対側の自由端部を相互に近接する方向に曲げて開脚部を形成し、この開脚部の自由端部をスイングアーム、又は、施錠用或いは解錠用受け歯車群の何れかの歯車に係止させて固定するようにし、スイングアームが揺動した後は捩りコイルばねのコイル部を弛めるようにしたので、発明の所期の目的を簡単な機構で達成することができた。
以下、請求項1に記載の発明の一実施例を図1及び図2を参照して説明する。
なお、本願発明の構成の大部分を占める作動歯車装置を用いた切り替え機構は前記特許文献1に記載されていて周知であるから、簡単に説明する。
図1において符号1は錠箱の側板の内面を示し、この側板1に固定されたマイクロモータの出力軸には第1傘歯車2が装着されている。
この第1傘歯車2は、これより大径の第2傘歯車3と噛み合っており、この第2傘歯車3には小径の平歯車である太陽歯車4が同軸且つ一体に結合されている。尚、第1傘歯車2と第2傘歯車3とは減速機を構成している。
また、第2傘歯車3及び太陽歯車4の回転軸にスイングアーム5の一端部が回動自在に軸支されており、このスイングアーム5の他端部に回動自在に支承された遊星歯車6は太陽歯車4と噛み合っている。
上記太陽歯車4、スイングアーム5及び遊星歯車6は公知の差動歯車装置7を構成している。
上記遊星歯車6の太陽歯車4回りの回動軌跡に沿って、施錠用受け歯車8と解錠用受け歯車9とが配設されている。
これら施錠用受け歯車8及び解錠用受け歯車9は、遊星歯車6を間に挟むようにして、かつ、相互の間に遊星歯車6が遊動できる間隔を保って、遊星歯車6と噛み合い可能に設けられている。
また、施錠用受け歯車8及び解錠用受け歯車9は、それぞれ第1及び第2アイドルギアを介して、デッドカム13のセクターギア1と噛み合っている。このデッドカム13に一体に形成された作動アーム15は、図示しないデッドボルトを制御してこれを錠箱から突出させたり、錠箱内に引っ込めたりする。
ここで、施錠用受け歯車8からセクターギア14に至る歯車列を施錠用従動歯車列16と、解錠用受け歯車9からセクターギア14に至る歯車列を解錠用従動歯車列17とそれぞれ総称することにする。
更にまた、上記施錠用受け歯車8及び解錠用受け歯車9のモジュール及び歯数は、これらの歯車の1回転以内で図示しないデッドボルトの施錠及び解錠操作が完了できるように設定されている。
加えて、施錠用受け歯車8及び解錠用受け歯車9には、それぞれ突放し歯18が形成されている。図示の実施例においては、突放し歯を他の歯と区別するために、突放し歯の側面に縦線を記入してある。
各突放し歯18は、両側にボスを一体に連設した歯車の1個の歯の歯幅を他のものより大きく設定して形成されており、歯幅の延長部がスイングアーム5と係合する。
尚、これは本発明の必須の構成要素ではないが、図示の実施例ではスイングアーム5の先端が細くなるように成形されており、スイングアームが時計方向或いは反時計方向に振られて施錠用受け歯車8、或いは解錠用受け歯車9と噛み合い係合をするとき、このスイングアームの先端が第1アイドルギア11のボス外周面と当接し、遊星歯車6と受け歯車8(9)との過度の噛み込みを防止する。
一方、図1及び図2に示すように、遊星歯車6のボス部に捩りコイルばね19のコイル部が遊星歯車を巻締めるように弾装されている。
この捩りコイルばね19のコイル部から巻解れた自由端部の、スイングアームへの投影は、図1に示すように、コイル部の近傍において交差している。
また、この交差部に関しコイル部とは反対側の自由端部を相互に近接する方向に曲げて付番しない開脚部を形成し、この開脚部をスイングアームの両側端縁に形成されたばね掛け片21、21に内側から係合させている。
したがって、遊星歯車6は、捩りコイルばね19を介して、摩擦トルクを介してよりも強固にスイングアーム5に固定されることになる。
更にまた、捩りコイルばねの両自由端は図1に示すようにL字形に成形されており、この自由端は第1アイドルギア11のボス部に当接可能に臨んでいる。
上記のように構成された請求項1に記載の発明の一実施例によるデッドボルト制御機構は、図1に示すようにスイングアーム5が施錠用或いは解錠用受け歯車8、9の中間の位置にあるときには、遊星歯車6は捩りコイルばね19を介してスイングアーム5に固定された状態にあるから、電気錠の施錠信号或いは解錠信号の発生時、第1傘歯車2が施錠方向或いは解錠方向に回転すると、スイングアーム5は施錠用或いは解錠用受け歯車8、9に近接する方向に回動し、遊星歯車6が受け歯車8、9の何れかと噛み合う。
ちなみに、図1は施錠動作が終了し、施錠用受け歯車の突放し歯18がスイングアーム5を下方に押し下げた状態を示すが、後の説明との整合性を確保するため、図1に示す状態でも施錠できるものとする。
例えば図1に鎖線で示すように、スイングアーム5が施錠方向に振れた場合には、遊星歯車6は施錠用受け歯車8と噛み合うに致る。
すると、捩りコイルばね19の図1で上方の自由端が施錠側の第1アイドルギア11のボス部に弾接するので、捩りコイルばねのコイル部が少し弛む。
すると、遊星歯車6がスイングアーム5に関して相対回動可能になるので、モータの回転力が遊星歯車6、施錠用受歯車8及び施錠用従動歯車列16を介してデッドカム13に伝達され、図示しないデッドボルトが扉枠のストライク孔に投入されて扉口が施錠される。
施錠が完全に行われると、施錠用受け歯車8の前記突放し歯18がスイングアーム5の側端縁を図1で下方に押動し、遊星歯車6と施錠用受け歯車8との噛み合い係合をといて図1に示す待機状態に復帰させる。この作動は解錠時にも同様に行われることは言うまでもない。
なお、図1に鎖線で示すように、捩りコイルばねの自由端が第1アイドルギア11のボス部に弾接してコイル部を弛めたとき、遊星歯車6が完全にスイングアーム5から自由になってしまうと、モータの回転力の伝達効率は良くなるが、スイングアーム及びこれと一体の遊星歯車6を受け歯車8(9)に押し付けようとする力が無くなってしまうので、遊星歯車6を巻き締める力を少しは残しておく方が良い。
図3は請求項2に記載の発明の一実施例によるデッドボルト制御機構を示し、図3において図1と等符号を付した部分は図1と均等な部分を示す。
図3に示すデッドボルト制御機構と図1に示すそれとの相違、換言すれば請求項1に記載の発明と請求項2に記載の発明との相違はただ一点、捩りコイルばね19の自由端部が、スイングアーム5のばね掛け片ではなく、第1アイドルギア11のボス部に係止されていることである。
図3に示すデッドボルト制御機構においても、待機状態において遊星歯車6がスイングアーム5に対し相対回動できないように固定され、したがって施、解錠信号発生時スイングアーム5が効率良く揺動でき、遊星歯車6が受け歯車8(9)と噛み合うに致り、捩りコイルばね19のコイル部が弛められて遊星歯車6がスイングアーム5に対して相対回動できるようになる。
また、その他の作動も前記した請求項1に記載のデッドボルト制御機構と同様であるから、更に詳細な説明は省略する。
なお、これは請求項1に記載の発明においても、請求項2に記載の発明においても共通であるが、捩りコイルばねのコイル部、或いは自由端部が係合する部分は必ずしも歯車のボス部である必要はなく、他の部材との干渉を心配しなくてもよい場合には歯車を切ってある部分と係合させてもよい。
請求項1に記載の発明の一実施例によるデッドボルト制御機構の要部側面図。 遊星歯車の一部断面側面図。 請求項2に記載の発明の一実施例によるデッドボルト制御機構の要部側面図。
符号の説明
1 錠箱
2 第1傘歯車
3 第2傘歯車
4 太陽歯車
5 スイングアーム
6 遊星歯車
7 作動歯車装置
8 施錠用受け歯車
9 解錠用受け歯車
11 第1アイドルギア
12 第2アイドルギア
13 デッドカム
14 セクターギア
15 作動アーム
16 施錠用従動歯車列
17 解錠用従動歯車列
18 突放し歯
19 捩りコイルばね
21 ばね掛け片

Claims (2)

  1. 錠箱の側板に回動可能に支承され、デッドボルトと係合してこれを錠箱のフロント板から出没させる作動アームを形成すると共に、シリンダ錠の内筒に連結されたデッドカムと、このデッドカムに同軸且つ一体に結合されたセクターギアと、施、解錠時、施、解錠信号に応じて施錠方向、或いは反対方向の解錠方向に回転するマイクロモータと、このマイクロモータの出力軸に減速機を介して連結された差動歯車装置と、この差動歯車装置の遊星歯車の移動軌跡に沿い、遊星歯車を挟むような位置関係で、且つ遊星歯車が遊動できる間隔を保って配設された施錠用受け歯車及び解錠用受け歯車と、施錠用受け歯車とセクターギアとを連結する施錠用従動歯車列と、解錠用受け歯車とセクターギアとを連結する解錠用従動歯車列とを有し、上記施錠用受け歯車及び解錠用受け歯車のモジュール及び歯数を、これらの歯車の1回転以内でデッドボルトの施錠、及び解錠操作ができるように設定すると共に、施錠用受け歯車及び解錠用受け歯車の少なくとも1個の歯の歯幅を他のものより大きく設定して突放し歯を形成し、施錠或いは解錠操作の完了時、この突放し歯が差動歯車装置のスイングアームを半径方向に押動して歯車列を分断するようにしたものにおいて、捩りコイルばねのコイル部を遊星歯車に巻締めるように弾装すると共に、コイル部から巻解れた自由端部の、スイングアームへの投影をコイル部の近傍において交差させ、この交差部に関しコイル部とは反対側の自由端部を相互に近接する方向に曲げて開脚部を形成し、この開脚部をスイングアームの両側端縁に形成されたばね掛け片に内側から係合させ、以て、遊星歯車が施錠用及び解錠用受け歯車の中間にあるときには遊星歯車をスイングアームに固定し、スイングアームが揺動して遊星歯車が施錠用或いは解錠用受け歯車と噛み合ったとき、捩りコイルばねの自由端が施錠用或いは解錠用受け歯車列の何れかの歯車に弾接して、捩りコイルばねのコイル部を弛め、遊星歯車を自由にするようにしたことを特徴とするモータ駆動電気錠のデッドボルト制御機構。
  2. 錠箱の側板に回動可能に支承され、デッドボルトと係合してこれを錠箱のフロント板から出没させる作動アームを形成すると共に、シリンダ錠の内筒に連結されたデッドカムと、このデッドカムに同軸且つ一体に結合されたセクターギアと、施、解錠時、施、解錠信号に応じて施錠方向、或いは反対方向の解錠方向に回転するマイクロモータと、このマイクロモータの出力軸に減速機を介して連結された差動歯車装置と、この差動歯車装置の遊星歯車の移動軌跡に沿い、遊星歯車を挟むような位置関係で、且つ遊星歯車が遊動できる間隔を保って配設された施錠用受け歯車及び解錠用受け歯車と、施錠用受け歯車とセクターギアとを連結する施錠用従動歯車列と、解錠用受け歯車とセクターギアとを連結する解錠用従動歯車列とを有し、上記施錠用受け歯車及び解錠用受け歯車のモジュール及び歯数を、これらの歯車の1回転以内でデッドボルトの施錠、及び解錠操作ができるように設定すると共に、施錠用受け歯車及び解錠用受け歯車の少なくとも1個の歯の歯幅を他のものより大きく設定して突放し歯を形成し、施錠或いは解錠操作の完了時、この突放し歯が差動歯車装置のスイングアームを半径方向に押動して歯車列を分断するようにしたものにおいて、捩りコイルばねのコイル部を遊星歯車に巻締めるように弾装すると共に、コイル部から巻解れた自由端部の、スイングアームへの投影をコイル部の近傍において交差させ、この交差部に関しコイル部とは反対側の自由端部を相互に近接する方向に曲げて開脚部を形成し、この開脚部の自由端部を施錠用或いは解錠用受け歯車群の何れかの歯車に係止させ、以て、遊星歯車が施錠用及び解錠用受け歯車の中間にあるときには遊星歯車を受け歯車群に連結して固定し、スイングアームが揺動して遊星歯車が施錠用或いは解錠用受け歯車と噛み合ったとき、捩りコイルばねの自由端が施錠用或いは解錠用受け歯車列の何れかの歯車に弾接して、捩りコイルばねのコイル部を弛め、遊星歯車を自由にするようにしたことを特徴とするモータ駆動電気錠のデッドボルト制御機構。
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