JP4686918B2 - 情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム - Google Patents

情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関し、特に、音声により情報を提供する際に用いて好適な情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】
PDA(Personal Digital Assistance)や携帯電話機が普及し、それらの機器を用いて、さまざまなデータを管理することや、配信された情報の閲覧などができるようになってきている。例えば、電子メール、スケジュール帖、新聞などのテキストベースのコンテンツをPDAなどで管理、閲覧できるようになってきている。
【0003】
テキストベースによる情報配信も行われているが、ラジオ放送などにより、音声による情報配信も行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、テキストベースで管理されているデータは、液晶などで構成されるディスプレイ上にテキスト(文字)として表示されるため、ユーザは、例えば、歩きながら、車を運転しながらといった視覚を用いる行動とともに、テキストベースで管理されるデータ(情報)を利用することはできないといった課題があった。
【0005】
ラジオ放送などにより、音声による情報提供は、歩きながら、車を運転しながらといった視覚を用いる行動とともに受けることが可能である。しかしながら、ラジオ放送などにより提供される情報は、一方的なものであり、換言すれば、ユーザ側で、提供される情報の選択(所望の情報のみを、抽出して聴く、繰り返して聴く、斜め読みなどに相当する聴き方など)を行うことはできないといった課題があった。
【0006】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、音声により情報を提供するとともに、ユーザにとって自由度の高い情報の提供を行うことにより、使い勝手の良い情報の提供を行えるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の情報処理装置は、新聞の内容を提供する新聞アプリケーションの新聞アプリケーションデータ、電子メールの内容を提供するメールアプリケーションのメールアプリケーションデータ、およびスケジュールの内容を提供するスケジュールアプリケーションのスケジュールアプリケーションデータのうちの少なくとも1つのアプリケーションデータを記憶する記憶手段と、前記新聞アプリケーション、前記メールアプリケーション、または前記スケジュールアプリケーションのうち、前回起動されていたアプリケーションを起動する初期化手段と、前記初期化手段で起動されたアプリケーションまたは起動が指示された前記アプリケーションが、前記新聞アプリケーション、前記メールアプリケーション、または前記スケジュールアプリケーションのいずれかであるかを判断し、その判断結果に基づき起動されたアプリケーションに対応するアプリケーションデータの階層構造を解析する解析手段と、前記解析手段による解析結果をDOM(Document Object Model)イメージとして構築する構築手段と、前記構築手段により構築された前記DOMイメージから所定のデータの抽出を指示する指示手段と、前記指示手段により指示された前記データを、前記DOMイメージから抽出する抽出手段と、前記抽出手段により抽出された前記データがテキストデータである場合、前記テキストデータを音声データに変換する変換手段と、前記抽出手段により抽出された前記データに基づく音声を出力するか、または、前記変換手段により変換された前記音声データに基づく音声を出力する出力手段とを備え、前記指示手段は、上方向、下方向、左方向、および右方向を、それぞれ指示するためのボタンと、前記アプリケーションの切り換え時に操作される切り替えボタンを備え、前記上方向または前記下方向のボタンが操作された場合、前記階層構造における階層間を移動し、前記左方向または前記右方向のボタンが操作された場合、前記階層構造における同一階層内を移動し、前記切り替えボタンが操作された場合、起動されているアプリケーションとは異なるアプリケーションを起動し、その起動されたアプリケーションの所定のデータに移動し、それぞれの移動先のデータを抽出する指示を出す
【0008】
前記記憶手段により記憶される前記アプリケーションデータは、他の装置がネットワークを介して取得したものであるか、または、所定の記録媒体に記録されたものであるようにすることができる。
【0009】
前記指示手段は、有線または無線により指示を出すようにすることができる。
【0010】
前記出力手段は、前記メールアプリケーションが起動されているときであり、前記抽出手段により抽出された前記データが、引用のときと、本文のときとでは異なる声質であるように変更して前記音声を出力するようにすることができる。
【0011】
前記アプリケーションデータは、XMLで記述されるようにすることができる。
【0012】
本発明の情報処理方法は、新聞の内容を提供する新聞アプリケーションの新聞アプリケーションデータ、電子メールの内容を提供するメールアプリケーションのメールアプリケーションデータ、およびスケジュールの内容を提供するスケジュールアプリケーションのスケジュールアプリケーションデータのうちの少なくとも1つのアプリケーションデータを記憶する記憶手段、解析手段、指示手段、変換手段、および出力手段を少なくとも備える情報処理装置の情報処理方法において、前記新聞アプリケーション、前記メールアプリケーション、または前記スケジュールアプリケーションのうち、前回起動されていたアプリケーションが起動されたとき、または指示されたアプリケーションが起動されたとき、前記解析手段が、その起動されたアプリケーションに対応するアプリケーションデータの階層構造を解析し、解析結果をDOM(Document Object Model)イメージとして構築し、その構築されたDOMから所定のデータの抽出が、前記指示手段により指示された場合、その指示に対応し、前記DOMイメージから前記データを抽出し、前記変換手段が、抽出された前記データがテキストデータである場合、前記テキストデータを音声データに変換前記出力手段が、抽出された前記データに基づく音声を出力するか、または、前記変換手段により変換された前記音声データに基づく音声を出力するための制御を行うステップを含み、前記指示手段は、上方向、下方向、左方向、および右方向を、それぞれ指示するためのボタンと、前記アプリケーションの切り換え時に操作される切り替えボタンを備え、その指示手段のうち前記上方向または前記下方向のボタンが操作された場合、前記階層構造における階層間を移動する制御が行われ、前記左方向または前記右方向のボタンが操作された場合、前記階層構造における同一階層内を移動する制御が行われ、前記切り替えボタンが操作された場合、起動されているアプリケーションとは異なるアプリケーションを起動され、その起動されたアプリケーションの所定のデータに移動され、それぞれの移動先のデータが抽出される
【0013】
本発明の記録媒体のプログラムは、新聞の内容を提供する新聞アプリケーションの新聞アプリケーションデータ、電子メールの内容を提供するメールアプリケーションのメールアプリケーションデータ、およびスケジュールの内容を提供するスケジュールアプリケーションのスケジュールアプリケーションデータのうちの少なくとも1つのアプリケーションデータを記憶する記憶手段、解析手段、指示手段、変換手段、および出力手段を少なくとも備える情報処理装置を制御するコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されてる記録媒体であって、前記新聞アプリケーション、前記メールアプリケーション、または前記スケジュールアプリケーションのうち、前回起動されていたアプリケーションが起動されたとき、または指示されたアプリケーションが起動されたとき、前記解析手段が、その起動されたアプリケーションに対応するアプリケーションデータの階層構造を解析し、解析結果をDOM(Document Object Model)イメージとして構築し、その構築されたDOMから所定のデータの抽出が、前記指示手段により指示された場合、その指示に対応し、前記DOMイメージから前記データを抽出し、前記変換手段が、抽出された前記データがテキストデータである場合、前記テキストデータを音声データに変換前記出力手段が、抽出された前記データに基づく音声を出力するか、または、前記変換手段により変換された前記音声データに基づく音声を出力するための制御を行うステップを含み、前記指示手段は、上方向、下方向、左方向、および右方向を、それぞれ指示するためのボタンと、前記アプリケーションの切り換え時に操作される切り替えボタンを備え、その指示手段のうち前記上方向または前記下方向のボタンが操作された場合、前記階層構造における階層間を移動する制御が行われ、前記左方向または前記右方向のボタンが操作された場合、前記階層構造における同一階層内を移動する制御が行われ、前記切り替えボタンが操作された場合、起動されているアプリケーションとは異なるアプリケーションを起動され、その起動されたアプリケーションの所定のデータに移動され、それぞれの移動先のデータが抽出される
【0014】
本発明のプログラムは、新聞の内容を提供する新聞アプリケーションの新聞アプリケーションデータ、電子メールの内容を提供するメールアプリケーションのメールアプリケーションデータ、およびスケジュールの内容を提供するスケジュールアプリケーションのスケジュールアプリケーションデータのうちの少なくとも1つのアプリケーションデータを記憶する記憶手段、解析手段、指示手段、変換手段、および出力手段を少なくとも備える情報処理装置を制御するコンピュータが読み取り可能なプログラムであって、前記新聞アプリケーション、前記メールアプリケーション、または前記スケジュールアプリケーションのうち、前回起動されていたアプリケーションが起動されたとき、または指示されたアプリケーションが起動されたとき、前記解析手段が、その起動されたアプリケーションに対応するアプリケーションデータの階層構造を解析し、解析結果をDOM(Document Object Model)イメージとして構築し、その構築されたDOMから所定のデータの抽出が、前記指示手段により指示された場合、その指示に対応し、前記DOMイメージから前記データを抽出し、前記変換手段が、抽出された前記データがテキストデータである場合、前記テキストデータを音声データに変換前記出力手段が、抽出された前記データに基づく音声を出力するか、または、前記変換手段により変換された前記音声データに基づく音声を出力するための制御を行うステップを含み、前記指示手段は、上方向、下方向、左方向、および右方向を、それぞれ指示するためのボタンと、前記アプリケーションの切り換え時に操作される切り替えボタンを備え、その指示手段のうち前記上方向または前記下方向のボタンが操作された場合、前記階層構造における階層間を移動する制御が行われ、前記左方向または前記右方向のボタンが操作された場合、前記階層構造における同一階層内を移動する制御が行われ、前記切り替えボタンが操作された場合、起動されているアプリケーションとは異なるアプリケーションを起動され、その起動されたアプリケーションの所定のデータに移動され、それぞれの移動先のデータが抽出される処理をコンピュータに実行させる。
【0015】
本発明の情報処理装置および方法、記録媒体、並びにプログラムにおいては、新聞の内容を提供する新聞アプリケーションの新聞アプリケーションデータ、電子メールの内容を提供するメールアプリケーションのメールアプリケーションデータ、およびスケジュールの内容を提供するスケジュールアプリケーションのスケジュールアプリケーションデータのうちの少なくとも1つのアプリケーションデータが記憶され、新聞アプリケーション、メールアプリケーション、またはスケジュールアプリケーションのうち、前回起動されていたアプリケーションが起動されたとき、または指示されたアプリケーションが起動されたとき、その起動されたアプリケーションに対応するアプリケーションデータの階層構造が解析され、解析結果がDOM(Document Object Model)イメージとして構築され、その構築されたDOMから所定のデータの抽出が、指示された場合、その指示に対応し、DOMイメージからデータが抽出され、抽出されたデータがテキストデータである場合、テキストデータを音声データに変換、抽出されたデータに基づく音声を出力するか、または、変換された音声データに基づく音声を出力するための制御が行われる。また、指示は上方向、下方向、左方向、および右方向を、それぞれ指示するためのボタンと、アプリケーションの切り換え時に操作される切り替えボタンを備えられている操作部材が操作されることにより行われ、操作部材が上方向または下方向のボタンが操作された場合、階層構造における階層間を移動する制御が行われ、左方向または右方向のボタンが操作された場合、階層構造における同一階層内を移動する制御が行われ、切り替えボタンが操作された場合、起動されているアプリケーションとは異なるアプリケーションを起動され、その起動されたアプリケーションの所定のデータに移動され、それぞれの移動先のデータが抽出される。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明を適用した情報処理装置の一実施の形態の外観の構成を示す図である。情報処理装置1は、端末2とコントローラ3から構成されている。端末2とコントローラ3は、一体化されていても良いし、図1に示すように、別々に設けられていても良い。別々に設けられている場合、端末2のコントローラ端子11とコントローラ21のコントローラ端子21は、有線または無線により接続され、互いにデータの授受が行えるようにされる。
【0017】
端末2には、他の装置、例えば、パーソナルコンピュータ(不図示)と接続される通信ケーブル接続部12が備えられ、通信ケーブル接続部12と接続された装置とデータの授受が行えるようにされている。
【0018】
なお、本実施の形態においては、図1に示したように、通信ケーブル接続部12が備えられ、その通信ケーブル接続部12に所定のケーブルを介して接続された他の装置から、ユーザに音声により提供される情報の基となるデータの供給を受けるとして説明するが、記憶媒体(不図示)を装着できるスロット(不図示)などを設け、その記憶媒体からデータが供給されるようにしても良い。勿論、通信ケーブル接続部12と、スロットの両方を設け、他の装置と記憶媒体の両方からデータの供給が受けられるようにしても良い。
【0019】
また、データの供給を行うパーソナルコンピュータなどの他の装置は、インターネットなどに代表されるネットワークから、または、郵便などで配達された記録媒体などからデータを取得する。取得されるデータは、端末2で扱えるデータとして取得され、その後、端末2に供給されるようにしても良いし、取得した装置側で、端末2で扱えるデータに変換され、その後、端末2に供給されるようにしても良い。
【0020】
また、端末2の通信ケーブル接続部12に携帯電話(不図示)などの通信機器を接続し、その通信機器による通信によりデータを取得し、端末2に供給されるようにしても良いし、端末2自体に通信機能を設けても良い。
【0021】
端末1の情報表示部13は、例えば、端末2の電源がオンされていることを認識させる表示を行ったり、ユーザに音声により提供されている情報を文字で表示することにより提供する際などに用いられる。端末2のイヤホンジャック挿入口14には、イヤホンやヘッドホンなど音声をユーザに伝える際に用いられる装置が接続される。イヤホンジャック挿入口14のかわりに、スピーカなどを備えても良い。
【0022】
ユーザが、イヤホンジャック挿入口14に挿入したイヤホンなどにより提供される音声のボリュームを調節するために、端末2には、音量調節部15が備えられている。また、端末2には、端末2の電源のオン、オフを指示するための電源スイッチ16も設けられている。
【0023】
コントローラ3には、複数のボタンが供えられている。ボタン22−1乃至22−4は、ユーザが所望の情報を検索する際に操作されるボタンである。ボタン22−5は、アプリケーションなどを切り換える際に操作されるボタンである。
【0024】
図2は、情報処理装置1の内部構成を示す図である。端末2のCPU(Central Processing Unit)31は、ROM(Read Only Memory)32に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM(Random Access Memory)33には、CPU31が各種の処理(例えば、後述する音声の合成の処理など)を実行する上において必要なデータやプログラムなどが適宜記憶される。
【0025】
入出力インタフェース35は、コントローラ3から構成される入力部36が接続され(本実施の形態においては、コントローラ端子11を介して接続される)、入力部36に入力された信号をCPU31に出力する。また、入出力インタフェース35には、情報表示部13やイヤホンジャック挿入口14を介して接続されたイヤホンなどから構成される出力部37も接続されている。
【0026】
さらに、入出力インタフェース35には、ハードディスクなどから構成される記憶部38、および、通信ケーブル接続部12を介して他の装置とデータの授受を行う通信部39も接続されている。ドライブ40は、磁気ディスク51、光ディスク52、光磁気ディスク53、半導体メモリ54などの記録媒体からデータを読み出したり、データを書き込んだりするときに用いられる。ただし、本実施の形態においては、上述したように、外部の記憶媒体からデータが提供されない構成でもよく、ドライブ40は、必ずしも必要なものではなく、必要に応じて設けられればよい。
【0027】
通信部39は、通信ケーブル接続部12を介して他の装置と通信を行うとしたが、その通信には、USB(Universal Serial Bus)、LAN(Local Area Network)、Bluetooth、赤外線などが用いられ、通信自体は、ケーブルを用いた有線でも良いし、無線によるものでも良い。通信ケーブル接続部12は、用いられる通信方式により、その形状や備えられる機能が異なる。
【0028】
図3は、端末2において、ROM32または記憶部38(図2)に記憶されている所定のプログラムが起動されることにより構成されるソフトウェアについて説明する図である。ファイルI/O制御部61は、ROM32、RAM33、記憶部38、または、ドライブ40に装着された記憶媒体などに格納されたファイル(データ)の入出力を制御する。ファイルI/O制御部61により入出力が制御されたファイルは、解析部62に供給される。詳細は後述するが、解析部62に供給されるファイルは、階層構造になっており、その階層構造を解析部62は、解析する。
【0029】
解析部62による解析結果は、RAM33などのメモリ上にDOM(Document Object Model)イメージとして構築される。ドキュメントオブジェクトモデルマネージャー部63は、解析部62の解析結果(DOMイメージ)を用いて、入力制御部64からの指示に従って、ファイル内から所定のデータを抽出し、音声合成部65またはサウンド出力部66に出力する。入力制御部64は、コントローラ3を用いたユーザの指示を解析部62とドキュメントオブジェクトモデルマネージャー部63に伝える。
【0030】
ドキュメントオブジェクトモデルマネージャー部63により抽出されたデータがテキストデータである場合、音声合成部65に出力され、音声データに変換されてから、サウンド出力部66に供給される。ドキュメントオブジェクトモデルマネージャー部63により抽出されたデータが、音声データである場合、音声合成部65の処理を行う必要がないので、直接サウンド出力部66に供給される。
【0031】
このようなソフトウェアにより扱われるアプリケーションデータについて説明する。図4は、ユーザに提供される情報として新聞の内容が提供されるときの、アプリケーションデータの構造である。新聞のアプリケーションデータは、最上位に“新聞”と名付けられた要素が1つあり、その直下に、“カテゴリー”という要素が複数設けられている。
【0032】
各“カテゴリー”の要素の直下には、“トピック”という要素が1以上設けられている。さらに、各“トピック”の要素の直下には、“段落”という要素が1以上設けられ、各“段落”という要素の直下には、1つの“#text”というデータが関連付けられている。各要素には、要素独自の情報を属性値として含ませることができるようになっている。新聞のアプリケーションデータは、このような階層構造とされている。
【0033】
図5は、新聞のアプリケーションデータの具体的な内容を示す図である。アプリケーションデータは、タグの付加されたテキストファイルであり、例えば、XML(Extensible Markup Language)を用いて記述される。
【0034】
最上位に設けられている“新聞”と名付けられた要素は、他のアプリケーションデータと区別が付くように、また、このアプリケーションデータが何を含むものであるかを示すように設けられている。この“新聞”という要素は、図中2行目に示すように、新聞名をname属性値(name=“○○新聞”)として、新聞の日付をdate属性値(date=“2001年3月6日”)として含む。
【0035】
“カテゴリー”という要素は、例えば、経済、国際、政治、芸能などのname属性(例えば、図中3行目に示すように、name=“政治”)を含む。“トピックス”という要素は、提供される情報を示すヘッドラインを、ヘッドライン属性値(例えば、図中4行目に示すように、headline=“○○県知事選に立候補する○○氏の辞職許可”)として含む。
【0036】
各トピックスという要素の下には、ヘッドラインに表される内容の詳細がテキストデータとして存在している(例えば、図中5行目乃至11行目)。
【0037】
図6は、ユーザに提供される情報として電子メール(以下、メールと記述する)の内容が提供されるときの、アプリケーションデータの構造である。メールのアプリケーションデータは、基本的に、新聞のアプリケーションデータと同様の階層構造をしており、最上位に“メールボックス”と名付けられた要素が1つあり、その直下に、“カテゴリー”という要素が複数設けられている。
【0038】
各“カテゴリー”の要素の直下には、“メール”という要素が1以上設けられている。さらに、各“メール”の要素の直下には、“引用”または“本文”の少なくとも1つの要素が1以上設けられ、各“引用”または“本文”という要素の直下には、1つの“#text”というデータ関連付けられている。
【0039】
図7は、メールアプリケーションデータの具体的な内容を示す図であり、基本的に、新聞アプリケーションデータと同様に、各要素毎に、情報として属性が含まれている。最上位に存在する“メールボックス”の要素のname属性は、メールの受け取り人の名前である。“カテゴリー”の要素のname属性は、例えば、メールを管理するメーラーで、フォルダなどを用いて分類されている、その分類を適用し、そのフォルダ名を用いる。
【0040】
“メール”という要素には、個々のメールのヘッダーに含まれるような情報、例えば、メールのタイトル“Subject”、差出人“From”、差し出し日“Date”が属性値“Subject、From、Date”として用いられる。“引用”は、本文の内容を示すような情報がある場合には設けられる。“本文”には、メールの内容が記述される。
【0041】
図8は、ユーザに提供される情報としてスケジュール帖の内容が提供されるときの、アプリケーションデータの構造である。スケジュール帖のアプリケーションデータは、基本的に、新聞やメールのアプリケーションデータと同様な階層構造をしており、最上位に“スケジュール帖”と名付けられた要素が1つあり、その直下に、“今月のスケジュール”と“スケジュール”という要素が設けられている。
【0042】
スケジュール帖は、使い勝手を考慮すると、今月の予定と、既に過ぎてしまった月、または、先の月の予定を比べた場合、今月の予定の方が、使用頻度が高く(重要であり)、他の月と分けた方が良い。そのような観点から、“今月のスケジュール”と“スケジュール”という要素が設けられている。“今月のスケジュール”の直下には、“今週のスケジュール”と“スケジュール”という要素が設けられている。
【0043】
“今週のスケジュール”は、今週のスケジュールに関するものであり、“スケジュール”は、その他の週のスケジュールに関するものである。“今週のスケジュール”の直下には、“今日のスケジュール”と“スケジュール”という要素が設けられている。“今日のスケジュール”は、今日のスケジュールに関するものであり、“スケジュール”は、その他の日のスケジュールに関するものである。
【0044】
“スケジュール”という要素の直下には、必要に応じ、“段落”という要素が設けられている。この“段落”という要素は、実際にスケジュールが存在するときに設けられる。また各“段落”には、“#text”というデータが関連付けられている。
【0045】
図9は、スケジュール帖アプリケーションデータの具体的な内容を示す図であり、基本的に、新聞アプリケーションデータやメールアプリケーションデータと同様に、各要素毎に、情報として属性が含まれている。最上位に存在する“スケジュール帖”の要素のname属性は、スケジュールを管理する(利用する)ユーザの名前である。“スケジュール”の要素のname属性は、個々の予定の基本的な情報、例えば、件名、開始日時、終了日時、場所などを、属性値(name、from、to、venue)として記述される。
【0046】
次に、このようなアプリケーションデータを扱う図1,2に示した情報処理装置1の動作について、図10のフローチャートを参照して説明する。ステップS1において、端末1のCPU31(図2)(入力制御部64(図3))は、電源スイッチ16(図1)が操作されたと判断し、前回起動したアプリケーションの記録を読み込む。
【0047】
本実施の形態におけるアプリケーションとは、上述した新聞アプリケーションデータ、メールアプリケーションデータ、および、スケジュール帖アプリケーションデータである。また、前回起動したアプリケーションの記録は、例えば、記憶部38(図2)に記憶されている。また、前回起動したアプリケーションとは、前回、電源がオフされる直前に起動されていたアプリケーションである。
【0048】
ステップS2において、前回起動されたアプリケーションデータの記録から、前回起動されたアプリケーションは、新聞アプリケーションデータであるか否かが判断される。ステップS2において、前回起動されたアプリケーションデータは、新聞アプリケーションデータであると判断された場合、ステップS3に進み、ファイルI/O制御部61(図3)の制御のもと、news.xmlが読み出され、解析部62により、その読み出されたnews.xmlが解析される。new.xmlとは、図4(図5)に示したような階層構造をもつアプリケーションデータのことである。
【0049】
解析部62の解析結果は、例えば、RAM33などのメモリ上に、DOM(Document Object Model)イメージを構築する。そして、ステップS4において、カレントノードが“新聞”にされる。ここでカレントノードとは、図4に示したような階層構造のアプリケーションデータの、各要素のことをノードと称し、そのノードのうちの処理対象となってるノードのことをカレントノードと称する。
【0050】
ステップS5において、カレントノードの情報が、読み上げられる。すなわち、ドキュメントオブジェクトモデルマネージャー部63は、解析部62の解析結果を用いて、カレントノードを判断し、そのカレントノードの情報を読み出し(この場合、新聞の名前など)、その読み出した情報が、テキストデータである場合、音声合成部65の処理をへて、サウンド出力部66により音声データとして、ユーザに提供される。ステップS5におけるカレントノードの読み上げは、後述する図11に示したフローチャートのステップS25の処理と同様に行われる。
【0051】
一方、ステップS2において、前回起動したアプリケーションは、新聞ではないと判断された場合、ステップS6において、前回起動したアプリケーションは、メールであるか否かが判断される。ステップS6において、前回起動したアプリケーションは、メールであると判断された場合、ステップS7に進み、メールではないと判断された場合、ステップS9に進む。ステップS9に処理が進む場合、前回起動されたアプリケーションデータは、新聞でも、メールでもない、すなわち、スケジュール帖であると判断された場合である。
【0052】
ステップS7とステップS8の処理は、基本的に、ステップS3とステップS4の処理と同様であるので、その説明は省略する。また、ステップS9とステップS10の処理も、基本的に、ステップS3とステップS4の処理と同様であるので、その説明は省略する。ただし、ステップS8においては、カレントノードが“メールボックス”に、ステップS10においては、カレントノードが“今日”に、それぞれ設定される。
【0053】
このように、端末2に電源が投入された時点で、前回起動されたアプリケーションを判断し、そのアプリケーションデータの最上位のノードに移動する。このように、前回の情報を用いて初期化が行われるようにしても良いし、図10に示したフローチャートの処理の一部を省略し、デフォルトとして、電源が投入されたときには、例えば、新聞アプリケーションが起動されるように設定しても良い。また、電源投入時に起動されるアプリケーションは、ユーザにより設定されるようにしても良い。
【0054】
どのような設定にしても良いが、端末2に電源が投入され、初期化が終了されると、図11に示したフローチャートの処理が開始される。ステップS21において、ユーザからコントローラ3を用いた指示があったか否かが判断される。ステップS21において、ユーザからの指示があったと判断されるまで、ステップS21の処理は繰り返され、(待機状態が維持され)、ユーザからの指示があったと判断された場合、ステップS22に進む。
【0055】
ステップS22において、ユーザからの指示は、コントローラ3のUpボタン22−1が操作されることによる指示であるか否かが判断される。Upボタン22−1が操作される場合、ユーザが、現在のカレントノードより上位に存在するノードへ、カレントノードを変更することを指示したことになる。従って、ステップS22において、Upボタン22−1が操作されたと判断された場合、ステップS23に進み、指示された時点でのカレントノードに対する上位ノードは存在するか否かが判断される。
【0056】
例えば、図4に示した新聞アプリケーションの階層構造を参照して説明するに、カレントノードが“新聞”というノードであった場合、そのノードに対する上位ノードは存在しないが、カレントノードが“トピック”というノードであった場合、“カテゴリー”という上位ノードが存在する。
【0057】
ステップS23において、現在位置するカレントノードに対する上位ノードは、存在すると判断された場合、ステップS23に進み、存在しないと判断された場合、ステップS35に進む。ステップS24において、存在すると判断された上位のノードにカレントノードが変更される。そして、その変更されたカレントノードに対して、ステップS25の処理として、カレントノードの内容の読み上げという処理が実行される。ステップS25の処理の詳細は、図12乃至図15のフローチャートを参照して後述する。
【0058】
一方、ステップS22において、Upボタン21−1が操作されたのではないと判断された場合、ステップS26に進み、Nextボタン22−2が操作されたか否かが判断される。Nextボタン22−2が操作される場合、ユーザが、現在のカレントノードより次に存在するノードへ、カレントノードを変更することを指示したことになる。従って、ステップS26において、Nextボタン22−2が操作されたと判断された場合、ステップS27に進み、カレントノードに対する次のノードは存在するか否かが判断される。
【0059】
例えば、図4に示した新聞アプリケーションの階層構造を参照して説明するに、カレントノードが、図中、左端の“トピック”というノードであった場合、そのノードに対する次のノードとしては、その隣(図中、左から2番目)の“トピック”というノードが存在するが、カレントノードが、図中、左から3番目の“トピック”というノードであった場合、その次のノードは存在しない(この場合、同一カテゴリー内で、複数の“トピック”というノードが存在しないため)。
【0060】
ステップS27において、現在位置するカレントノードに対する次のノードは、存在すると判断された場合、ステップS28に進み、存在しないと判断された場合、ステップS35に進む。ステップS28において、存在すると判断された次のノードにカレントノードが変更される。そして、その変更されたカレントノードに対して、ステップS25の処理として、カレントノードの内容の読み上げという処理が実行される。
【0061】
一方、ステップS26において、Nextボタン21−2が操作されたのではないと判断された場合、ステップS29に進み、Previousボタン22−3が操作されたか否かが判断される。Previousボタン22−3が操作される場合、ユーザが、現在のカレントノードより前に存在するノードへの変更を指示したことになる。従って、ステップS29において、Previousボタン22−3が操作されたと判断された場合、ステップS30に進み、カレントノードに対する前のノードは存在するか否かが判断される。
【0062】
Nextボタン21−2とPreviousボタン22−3は、逆の方向のノードに進ませる関係にあり、例えば、図4に示した新聞アプリケーションの階層構造を参照して説明するに、カレントノードが、図中、左から2番目の“トピック”というノードであった場合、そのノードに対する前のノードとしては、その左隣(図中、左端)の“トピック”というノードが存在するが、カレントノードが、図中、左端の“トピック”というノードであった場合、その前のノードは存在しない。
【0063】
ステップS30において、現在位置するカレントノードに対する前のノードは、存在すると判断された場合、ステップS31に進み、存在しないと判断された場合、ステップS35に進む。ステップS31において、存在すると判断された前のノードにカレントノードが変更される。そして、その変更されたカレントノードに対して、ステップS25の処理として、カレントノードの内容の読み上げという処理が実行される。
【0064】
一方、ステップS32において、Previousボタン21−3が操作されたのではないと判断された場合、ステップS32に進み、Downボタン22−4が操作されたか否かが判断される。Downボタン22−4が操作される場合、ユーザが、現在のカレントノードより下位に存在するノードへ、カレントノードを変更することを指示したことになる。従って、ステップS32において、Downボタン22−4が操作されたと判断された場合、ステップS33に進み、カレントノードに対する下位ノードは存在するか否かが判断される。
【0065】
Upボタン21−1とDownボタン22−4は、逆の方向のノードに進ませる関係にあり、例えば、図4に示した新聞アプリケーションの階層構造を参照して説明するに、カレントノードが、最上位の“新聞”というノードであった場合、そのノードに対する下位のノードとしては、複数の“カテゴリー”というノードが存在するが、カレントノードが“段落”というノードであった場合、その下位のノードは存在しない。
【0066】
なお、下位のノードとして、複数存在する場合、例えば、図4において、“新聞”というノードに対する下位のノードとして、“カテゴリー”という複数のノードが存在するわけだが、このように複数の変更先のノードとして複数のノードが対象となるときは、図中(DOMイメージ中)、最も左側に位置する、変更先として対象となっているノードを変更先として決定する。
【0067】
ステップS32において、現在位置するカレントノードに対する下位のノードは、存在すると判断された場合、ステップS34に進み、存在しないと判断された場合、ステップS35に進む。ステップS34において、存在すると判断された下位のノードにカレントノードが変更される。そして、その変更されたカレントノードに対して、ステップS25の処理として、カレントノードの内容の読み上げという処理が実行される。
【0068】
ステップS35に処理が進む場合、ユーザが指示した変更先には、ノードが存在しないというときなので、そのことをユーザに知らせる為の警告音が発せられる。
【0069】
一方、ステップS32において、Downボタン22−4が操作されたのではないと判断された場合、ステップS36に進み、Funcボタン22−5が操作されたのか否かが判断される。ステップS36において、Funcボタン22−5が操作されたと判断された場合、ステップS37に進み、操作されていないと判断された場合、ステップS38に進む。
【0070】
ステップS37において、現在のアプリケーション状態を次のアプリケーションの状態に変更し、その状態を保持する。アプリケーションは、Funcボタン22−5を操作する毎に、新聞、メール、スケジュール帖の順で変更されるように設定されているとする。そのような場合、新聞アプリケーションの状態で、Funcボタン22−5が操作されたときは、ステップS37において、メールアプリケーションに状態が変更される。勿論、他の順で変更されるように設定されていても良い。
【0071】
Funcボタン22−5が操作されて、他のアプリケーションに状態が変更される場合、現在のカレントノードの位置によらず、次のアプリケーションの最上位のノードがカレントノードとされる。
【0072】
このように、ユーザは、コントローラ3のボタン22−1乃至22−5を操作することにより、所望のノードへ移動することが可能とされている。すなわち、所望の情報の選択を簡便に行うことができる。
【0073】
一方、ステップS36において、Funcボタン22−5は操作されてはいないと判断された場合、ステップS38に進む。ステップS38に処理が進む場合、コントローラ3に備えられているボタン22−1乃至22−5が操作されたのではなく、端末2の電源スイッチ16が操作されたと判断することができる。従って、ステップS38において、終了処理が実行される。ステップS38における終了処理は、図16のフローチャートを参照して後述する。
【0074】
図12のフローチャートを参照して、ステップS25のカレントノードの内容の読み上げ処理について説明する。ステップS25の処理は、カレントノードが存在するアプリケーションが、新聞アプリケーションであるか、メールアプリケーションであるか、または、スケジュール帖アプリケーションであるかにより処理が異なる。図12のフローチャートを参照して説明する処理は、カレントノードが存在するアプリケーションが、新聞アプリケーションであるときである。
【0075】
ステップS51において、音声出力デバイス(図3に示したサウンド出力部66)が、再生中であるか否かが判断される。ステップS51において、音声出力デバイスが再生中であると判断された場合、ステップS52に進む。ステップS52において、音声出力デバイスによる再生を中止し、ステップS53に進む。
【0076】
一方、ステップS51において、音声出力デバイスが再生中ではないと判断された場合、ステップS52の処理は省略され、ステップS53に進む。ステップS53において、カレントノードは、音声ファイルの指定属性を持つか否かが判断される。
【0077】
カレントノードは、図13(A)に示すように、テキストベースのデータであるか、または、図13(B)に示すように、音声ベースのファイルが関連付けられたデータであり、テキストベースのデータの場合、音声合成部65の処理を必要とするが、音声ベースのファイルが関連付けられている場合、音声合成部65の処理は必要としない。そのため、ステップS53において、その時点で位置するカレントノードは、音声ファイルの指定属性を持つか否かが判断される。
【0078】
なお、図13(A)は、カレントノードが“トピック”である場合、そのカレントノードのデータが、headlineとして、“○○県知事に...”といったテキストデータであるときを示し、図13(B)は、カレントノードが“トピック”である場合、そのカレントノードのデータが、fileとして、“topic1_headline.avi”という音声ファイルと関連付けられているときを示している。
【0079】
ステップS53において、カレントノードは、音声ファイルの指定属性を持つ(“file=”という記述により、音声ファイルと関連付けられている)と判断された場合、ステップS54に進み、カレントノードと関連付けられている(指定されている)音声ファイルがサウンド出力部66の処理により再生される。
【0080】
一方、ステップS53において、カレントノードは、音声ファイルの指定属性を持たないと判断された場合、ステップS55に進み、カレントノードは、最上位である“新聞”であるか否かが判断される。ステップS55において、“新聞”であると判断された場合、ステップS56に進み、“新聞”のname属性値、Date属性値が、音声合成部65とサウンド出力部66の処理をへて、読み上げられる。
【0081】
一方、ステップS55において、カレントノードは、“新聞”ではないと判断された場合、ステップS57に進み、“カテゴリー”であるか否かが判断される。ステップS57において、カレントノードは“カテゴリー”であると判断された場合、ステップS58に進み、“カテゴリー”のname属性値が、音声合成部65とサウンド出力部66の処理をへて、読み上げられる。
【0082】
一方、ステップS57において、カレントノードは、“カテゴリー”ではないと判断された場合、ステップS59に進み、“トピック”であるか否かが判断される。ステップS59において、カレントノードは“トピック”であると判断された場合、ステップS60に進み、“トピック”のheadline属性値が、音声合成部65とサウンド出力部66の処理をへて、読み上げられる。
【0083】
一方、ステップS59において、カレントノードは、“トピック”ではないと判断された場合、ステップS61に進む。ステップS61に処理が進む場合、カレントノードは“段落”であると判断されたときである。従って、ステップS61において、“段落”の子ノードの値が、音声合成部65とサウンド出力部66の処理をへて、読み上げられる。“段落”の子ノードの値とは、例えば、図4に示した図中、最下位に位置する“#text”というテキストベースのデータである。
【0084】
次に、ステップS25の処理として、カレントノードが、メールアプリケーション内にあるときについて、図14のフローチャートを参照して説明する。ステップS71乃至S74の処理は、図12に示したフローチャートのステップS51乃至S54の処理と同様であるので、その説明は省略する。
【0085】
ステップS73において、カレントノードは、音声ファイルの指定属性を持たないと判断された場合、ステップS75に進み、カレントノードは、最上位である“メールボックス”であるか否かが判断される。ステップS75において、“メールボックス”であると判断された場合、ステップS76に進み、“メールボックス”のname属性値が、音声合成部65とサウンド出力部66の処理をへて、読み上げられる。
【0086】
一方、ステップS75において、カレントノードは、“メールボックス”ではないと判断された場合、ステップS77に進み、“カテゴリー”であるか否かが判断される。ステップS77において、カレントノードは“カテゴリー”であると判断された場合、ステップS78に進み、“カテゴリー”のName属性値が、音声合成部65とサウンド出力部66の処理をへて、読み上げられる。
【0087】
一方、ステップS77において、カレントノードは、“カテゴリー”ではないと判断された場合、ステップS79に進み、“メール”であるか否かが判断される。ステップS79において、カレントノードは“メール”であると判断された場合、ステップS80に進み、“メール”のDate、from、Subject属性値が、それぞれ、音声合成部65とサウンド出力部66の処理をへて、読み上げられる。
【0088】
一方、ステップS79において、カレントノードは、“メール”ではないと判断された場合、ステップS81に進み、“本文”であるか否かが判断される。ステップS81において、カレントノードは“本文”であると判断された場合、ステップS82に進み、“本文”の子ノードの値が、音声合成部65とサウンド出力部66の処理をへて、読み上げられる。
【0089】
一方、ステップS81において、カレントノードは、“本文”ではないと判断された場合、ステップS83に進む。ステップS83に処理が進む場合、カレントノードは“引用”であると判断されたときである。“引用”は、必ず設けられているものではないため、ユーザが、聴覚から得られる情報だけでは、場合によっては、“引用”が読み上げられているのにも拘わらず、“本文”が読み上げられていると誤認してしまう可能性がある。そこで、“本文”の読み上げのときと、“引用”の読み上げのときとで、読み上げる声質を変更する。このように、声質を変更することにより、ユーザが誤認してしまうようなことを防ぐことが可能となる。
【0090】
ステップS83において、声質が“引用”の読み上げ用のものに変更される。そして、ステップS84において、変更された声質により、“引用”の子ノードの値が、音声合成部65とサウンド出力部66の処理をへて、読み上げられる。読み上げが終了されると、ステップS85に進み、デフォルトの声質に変更される(戻される)。
【0091】
次に、ステップS25の処理として、カレントノードが、スケジュール帖アプリケーション内にあるときについて、図15のフローチャートを参照して説明する。ステップS91乃至S94の処理は、図12に示したフローチャートのステップS51乃至S54の処理と同様であるので、その説明は省略する。
【0092】
ステップS93において、カレントノードは、音声ファイルの指定属性を持たないと判断された場合、ステップS95に進み、カレントノードは、最上位である“スケジュール帖”であるか否かが判断される。ステップS95において、“スケジュール帖”であると判断された場合、ステップS96に進み、“スケジュール帖”のname属性値が、音声合成部65とサウンド出力部66の処理をへて、読み上げられる。
【0093】
一方、ステップS95において、カレントノードは、“スケジュール帖”ではないと判断された場合、ステップS97に進み、“今月のスケジュール”であるか否かが判断される。ステップS97において、カレントノードは“今月のスケジュール”であると判断された場合、ステップS98に進み、“今月のスケジュール”のName属性値が、音声合成部65とサウンド出力部66の処理をへて、読み上げられる。
【0094】
一方、ステップS97において、カレントノードは、“今月のスケジュール”ではないと判断された場合、ステップS99に進み、“今週のスケジュール”であるか否かが判断される。ステップS99において、カレントノードは“今週のスケジュール”であると判断された場合、ステップS100に進み、“今週のスケジュール”のname属性値が、音声合成部65とサウンド出力部66の処理をへて、読み上げられる。
【0095】
一方、ステップS99において、カレントノードは、“今週のスケジュール”ではないと判断された場合、ステップS101に進み、“今日のスケジュール”であるか否かが判断される。ステップS101において、カレントノードは“今日のスケジュール”であると判断された場合、ステップS102に進み、“今日のスケジュール”のname属性値と子ノード数が、音声合成部65とサウンド出力部66の処理をへて、読み上げられる。子ノード数が読み上げられるのは、今日のスケジュールとして、いくつのスケジュールが入っているかをユーザに認識させるためである。
【0096】
一方、ステップS101において、カレントノードは、“今日のスケジュール”ではないと判断された場合、ステップS103に進み、“スケジュール”であるか否かが判断される。ステップS103において、カレントノードは“スケジュール”であると判断された場合、ステップS103に進み、“スケジュール”のname、from、to、および、venue属性値が、それぞれ、音声合成部65とサウンド出力部66の処理をへて、読み上げられる。
【0097】
一方、ステップS103において、カレントノードは、“スケジュール”ではないと判断された場合、ステップS105に進む。ステップS105に処理が進む場合、カレントノードは“段落”であると判断されたときである。従って、ステップS105において、“段落”の子ノードの値が、音声合成部65とサウンド出力部66の処理をへて、読み上げられる。“段落”の子ノードの値とは、例えば、図8に示した図中、最下位に位置する“#text”というテキストベースのデータである。
【0098】
このようにして、カレントノードが存在するアプリケーションに対応した処理が行われることにより、カレントノードの内容の読み上げ、すなわち、ユーザに対して音声による、ユーザが所望とする情報の提供が行われる。
【0099】
次に、図16のフローチャートを参照して、図11に示したフローチャートのステップS38の終了処理について説明する。ステップS111において、その時点でのアプリケーションの状態が、例えば、記憶部38(図2)に記憶される。このように電源がオフにされるときのアプリケーションの状態が記憶されるのは、上述したように、次回、電源が投入されたときに行われる、図10のフローチャートを参照して説明した初期化の処理に用いられるからである。
【0100】
従って、初期化の処理に用いないようにした場合、例えば、デフォルトとして新聞アプリケーションが起動されるように設定されたような場合には、ステップS111の記憶の処理は省略することが可能である。
【0101】
ステップS111の処理が終了されると、ステップS112において、アプリケーションが終了され、端末2の電源がオフの状態にされる。
【0102】
上述した説明をさらに、具体例を挙げて、図17を参照して説明する。ユーザが端末2の電源スイッチ16を操作すると、端末2は、図10に示したフローチャートに基づく初期化の処理を実行する。前回電源がオフにされる直前に起動されていたアプリケーションが新聞アプリケーションである場合、または、デフォルトとして、新聞アプリケーションが起動されると設定されている場合、端末2は、news.xmlファイルを読み込み、図17に示すような階層構造のDOMイメージを、メモリ上に構築する(図10に示したフローチャートのステップS3の処理)。
【0103】
その後、カレントノードを、新聞アプリケーションの最上位に位置する“新聞”というノードに設定し(ステップS4の処理)、カレントノードを読み上げる(ステップS5の処理)。新聞アプリケーションの読み上げは、図12のフローチャートの処理に基づいて行われる。ステップS51の処理として、音声出力デバイスが再生中か否かの判断が行われるが、端末2の起動直後のため、音声出力(再生)は行われていない。従って、ステップS52の処理は処理は省略され、ステップS53の処理として、カレントノードが音声ファイルの指定属性があるか否かが判断される。
【0104】
ここでは、新聞アプリケーションは、図5に示したようなデータであるとする。図5の2行目は、“新聞”というノードのデータであるが、音声ファイルを指定属性としていない。従って、ステップS53の処理において、カレントノードは、音声ファイルの指定属性を持たないと判断される。そして、ステップS55の処理として、“新聞”のノードであると判断され、ステップS56の処理として、name属性とdate属性が読み上げられる。この場合、例えば、“2001年3月21日の○○新聞です”といった情報が、音声としてユーザに提供される。
【0105】
次の段階として、ユーザがDownボタン22−4を操作すると、図17に示したように、“新聞”というノードから、“カテゴリー(政治)”というノードにカレントノードが変更される(図11に示したフローチャートの処理に従ってカレントノードが変更される)。この際、“新聞”というノードの下位階層の“カテゴリー”のノードとしては、政治、経済、国際、スポーツという4つのノードが存在する。これらのノードは、name属性値により区別される。
【0106】
図17に示したような階層構造のDOMイメージがメモリ上に構築されているわけだが、このように、変更先の対象として複数のノードが存在するときは、DOMイメージ上で、一番左側に存在するノードが変更先として決定される。
【0107】
仮に、“新聞”というノードがカレントノードと設定されているときで、“2001年3月21日の○○新聞です”といった情報が、音声としてユーザに提供されている途中に、Downボタン22−4が操作されたとき、ステップS51,S52の処理により、その読み上げ(再生)は中止され、“カテゴリー(政治)”のノードに、カレントノードが変更される。
【0108】
カレントノードが“カテゴリー(政治)”の状態で、Nextボタン22−2が操作された場合、“カテゴリー(経済)”にカレントノードが変更される。このカレントノードの変更は、図11および図12に示したフローチャートの処理に基づいて行われる。以下においても同様であるので、適宜、その説明は省略して説明する。
【0109】
カレントノードが“カテゴリー(経済)”の状態で、Downボタン22−4が操作された場合、“カテゴリー(経済)”の直下の“トピック”にカレントノードが変更される。新聞アプリケーションデータが、図5に示したようなデータである場合、カレントノードとして位置している“トピック”のノードのデータ(headline属性値)は、21行目のデータである。従って、カレントノードの情報として、ユーザに、“自由貿易協定作り米通商代表が遅れに危機感”といった情報が、音声として提供される(読み上げられる)。
【0110】
次の段階として、ユーザが、トピックのヘッドラインを聴取して、そのヘッドラインの記事の内容を知りたいと思い、Downボタン22−4を更に操作した場合、図17に示すように、DOMイメージ上で左側に位置する“段落”というノードに変更される。この変更により、図5における22行目の<段落>という値から、25行目の</段落>という値の間にある、すなわち、22行目のテキストベースのデータが読み上げられる(再生される)。
【0111】
ユーザは、ボタン22−1乃至22−5を操作することにより、読み上げられている記事の内容を、最後まで聴取することも可能であるし、途中で中止させることも可能である。ユーザは、次の段落も聴取したいと思い、さらに、Downボタン22−4を操作すると、カレントノードは、DOMイメージ上で、右隣に存在する“段落”のノードに変更される。
【0112】
変更された後に、更にDownボタン22−4を操作した場合、図17に示した階層構造においては、右隣に存在する“段落”というノードは存在しないので、そのことをユーザに認識させる警告音が発せられる(図11のステップS35の処理)。
【0113】
変更された後の状態、すなわち、図17に示した階層構造において、一番下の右側に存在する“段落”がカレントノードとして設定されている状態で、ユーザが、Previousボタン22−3を操作した場合、前に聴取した左隣に存在する“段落”というノードにカレントノードが変更され、ユーザは、再度、左側に存在する“段落”の情報を聴取することが可能となる。さらに、ユーザがUpボタン22−1を操作した場合、上位に存在する“トピック”というノードにカレントノードが変更される。
【0114】
このように、ユーザは、コントローラ3を操作することにより、端末2から、所望の情報を音声により取得することが可能である。その情報の取得は、自由度が高く、例えば、斜め読みに相当する聴き方や、聴きたい情報のみを選択することができる。
【0115】
上述した実施の形態においては、端末2やコントローラ3を物理的に存在する装置として説明したが、例えば、パーソナルコンピュータなどで仮想的に用いられる装置としてもよい。例えば、コントローラ3を模写した画像を、パーソナルコンピュータのディスプレイ(いずれも不図示)上に表示させ、ユーザは、その表示されたコントローラ3の画像を、マウスなどを用いて操作することができるように構成すればよい。そして、そのユーザの操作に対応する処理は、上述したように行われることにより、ユーザに情報が提供される。
【0116】
上述した一連の処理は、ハードウェアにより実行させることもできるが、ソフトウェアにより実行させることもできる。一連の処理をソフトウェアにより実行させる場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータ、または、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能な、例えば汎用のパーソナルコンピュータなどに、記録媒体からインストールされる。
【0117】
記録媒体は、図2に示すように、端末2(パーソナルコンピュータなど)とは別に、ユーザにプログラムを提供するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク51(フレキシブルディスクを含む)、光ディスク52(CD-ROM(Compact Disc-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disc)を含む)、光磁気ディスク53(MD(Mini-Disc)(登録商標)を含む)、若しくは半導体メモリ54などよりなるパッケージメディアにより構成されるだけでなく、コンピュータに予め組み込まれた状態でユーザに提供される、プログラムが記憶されているROM32や記憶部38が含まれるハードディスクなどで構成される。
【0118】
なお、本明細書において、媒体により提供されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に従って、時系列的に行われる処理は勿論、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0119】
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
【0120】
【発明の効果】
以上の如く、本発明によれば、ユーザは、所望の情報を自由度高く選択することができ、その選択した情報を音声により聴取することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した情報処理装置の一実施の形態の構成を示す図である。
【図2】端末2の内部構成例を示す図である。
【図3】ソフトウェアの構成例を示す図である。
【図4】新聞アプリケーションの階層構造を説明する図である。
【図5】新聞アプリケーションのデータ構造を説明する図である。
【図6】メールアプリケーションの階層構造を説明する図である。
【図7】メールアプリケーションのデータ構造を説明する図である。
【図8】スケジュール帖アプリケーションの階層構造を説明する図である。
【図9】スケジュール帖アプリケーションのデータ構造を説明する図である。
【図10】初期化について説明するフローチャートである。
【図11】カレントノードの変更について説明するフローチャートである。
【図12】ステップS25におけるカレントノードの内容の読み上げの処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図13】テキストデータと音声ファイルについて説明する図である。
【図14】ステップS25におけるカレントノードの内容の読み上げの他の処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図15】ステップS25におけるカレントノードの内容の読み上げの更に他の処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図16】ステップS38における終了処理の詳細を説明するフローチャートである。
【図17】カレントノードの変更について説明する図である。
【符号の説明】
1 情報処理装置, 2 端末, 3 コントローラ, 11 コントローラ端子, 12 通信ケーブル接続部, 13 情報表示部, 14 イヤホンジャック挿入口, 15 音量調整部, 21 コントローラ端子, 22 ボタン, 61 ファイルI/O制御部, 62 解析部, 63 ドキュメントオブジェクトモデルマネージャー部, 64 入力制御部, 65 音声合成部,66 サウンド出力部

Claims (8)

  1. 新聞の内容を提供する新聞アプリケーションの新聞アプリケーションデータ、電子メールの内容を提供するメールアプリケーションのメールアプリケーションデータ、およびスケジュールの内容を提供するスケジュールアプリケーションのスケジュールアプリケーションデータのうちの少なくとも1つのアプリケーションデータを記憶する記憶手段と、
    前記新聞アプリケーション、前記メールアプリケーション、または前記スケジュールアプリケーションのうち、前回起動されていたアプリケーションを起動する初期化手段と、
    前記初期化手段で起動されたアプリケーションまたは起動が指示された前記アプリケーションが、前記新聞アプリケーション、前記メールアプリケーション、または前記スケジュールアプリケーションのいずれかであるかを判断し、その判断結果に基づき起動されたアプリケーションに対応するアプリケーションデータの階層構造を解析する解析手段と、
    前記解析手段による解析結果をDOM(Document Object Model)イメージとして構築する構築手段と、
    前記構築手段により構築された前記DOMイメージから所定のデータの抽出を指示する指示手段と、
    前記指示手段により指示された前記データを、前記DOMイメージから抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により抽出された前記データがテキストデータである場合、前記テキストデータを音声データに変換する変換手段と、
    前記抽出手段により抽出された前記データに基づく音声を出力するか、または、前記変換手段により変換された前記音声データに基づく音声を出力する出力手段と
    を備え
    前記指示手段は、上方向、下方向、左方向、および右方向を、それぞれ指示するためのボタンと、前記アプリケーションの切り換え時に操作される切り替えボタンを備え、前記上方向または前記下方向のボタンが操作された場合、前記階層構造における階層間を移動し、前記左方向または前記右方向のボタンが操作された場合、前記階層構造における同一階層内を移動し、前記切り替えボタンが操作された場合、起動されているアプリケーションとは異なるアプリケーションを起動し、その起動されたアプリケーションの所定のデータに移動し、それぞれの移動先のデータを抽出する指示を出す
    情報処理装置。
  2. 前記記憶手段により記憶される前記アプリケーションデータは、他の装置がネットワークを介して取得したものであるか、または、所定の記録媒体に記録されたものである
    請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記指示手段は、有線または無線により前記指示を出す
    請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 前記出力手段は、前記メールアプリケーションが起動されているときであり、前記抽出手段により抽出された前記データが、引用のときと、本文のときとでは異なる声質であるように変更して前記音声を出力する
    請求項1に記載の情報処理装置。
  5. 前記アプリケーションデータは、XMLで記述される
    請求項1に記載の情報処理装置。
  6. 新聞の内容を提供する新聞アプリケーションの新聞アプリケーションデータ、電子メールの内容を提供するメールアプリケーションのメールアプリケーションデータ、およびスケジュールの内容を提供するスケジュールアプリケーションのスケジュールアプリケーションデータのうちの少なくとも1つのアプリケーションデータを記憶する記憶手段、解析手段、指示手段、変換手段、および出力手段を少なくとも備える情報処理装置の情報処理方法において、
    前記新聞アプリケーション、前記メールアプリケーション、または前記スケジュールアプリケーションのうち、前回起動されていたアプリケーションが起動されたとき、または指示されたアプリケーションが起動されたとき、前記解析手段が、その起動されたアプリケーションに対応するアプリケーションデータの階層構造を解析し、
    解析結果をDOM(Document Object Model)イメージとして構築し、その構築されたDOMから所定のデータの抽出が、前記指示手段により指示された場合、その指示に対応し、前記DOMイメージから前記データを抽出し、
    前記変換手段が、抽出された前記データがテキストデータである場合、前記テキストデータを音声データに変換
    前記出力手段が、抽出された前記データに基づく音声を出力するか、または、前記変換手段により変換された前記音声データに基づく音声を出力するための制御を行う
    ステップを含み、
    前記指示手段は、上方向、下方向、左方向、および右方向を、それぞれ指示するためのボタンと、前記アプリケーションの切り換え時に操作される切り替えボタンを備え、その指示手段のうち前記上方向または前記下方向のボタンが操作された場合、前記階層構造における階層間を移動する制御が行われ、前記左方向または前記右方向のボタンが操作された場合、前記階層構造における同一階層内を移動する制御が行われ、前記切り替えボタンが操作された場合、起動されているアプリケーションとは異なるアプリケーションを起動され、その起動されたアプリケーションの所定のデータに移動され、それぞれの移動先のデータが抽出される
    情報処理方法。
  7. 新聞の内容を提供する新聞アプリケーションの新聞アプリケーションデータ、電子メールの内容を提供するメールアプリケーションのメールアプリケーションデータ、およびスケジュールの内容を提供するスケジュールアプリケーションのスケジュールアプリケーションデータのうちの少なくとも1つのアプリケーションデータを記憶する記憶手段、解析手段、指示手段、変換手段、および出力手段を少なくとも備える情報処理装置を制御するコンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体であって、
    前記新聞アプリケーション、前記メールアプリケーション、または前記スケジュールアプリケーションのうち、前回起動されていたアプリケーションが起動されたとき、または指示されたアプリケーションが起動されたとき、前記解析手段が、その起動されたアプリケーションに対応するアプリケーションデータの階層構造を解析し、
    解析結果をDOM(Document Object Model)イメージとして構築し、その構築されたDOMから所定のデータの抽出が、前記指示手段により指示された場合、その指示に対応し、前記DOMイメージから前記データを抽出し、
    前記変換手段が、抽出された前記データがテキストデータである場合、前記テキストデータを音声データに変換
    前記出力手段が、抽出された前記データに基づく音声を出力するか、または、前記変換手段により変換された前記音声データに基づく音声を出力するための制御を行う
    ステップを含み、
    前記指示手段は、上方向、下方向、左方向、および右方向を、それぞれ指示するためのボタンと、前記アプリケーションの切り換え時に操作される切り替えボタンを備え、その指示手段のうち前記上方向または前記下方向のボタンが操作された場合、前記階層構造における階層間を移動する制御が行われ、前記左方向または前記右方向のボタンが操作された場合、前記階層構造における同一階層内を移動する制御が行われ、前記切り替えボタンが操作された場合、起動されているアプリケーションとは異なるアプリケーションを起動され、その起動されたアプリケーションの所定のデータに移動され、それぞれの移動先のデータが抽出される
    コンピュータが読み取り可能なプログラムが記録されている記録媒体。
  8. 新聞の内容を提供する新聞アプリケーションの新聞アプリケーションデータ、電子メールの内容を提供するメールアプリケーションのメールアプリケーションデータ、およびスケジュールの内容を提供するスケジュールアプリケーションのスケジュールアプリケーションデータのうちの少なくとも1つのアプリケーションデータを記憶する記憶手段、解析手段、指示手段、変換手段、および出力手段を少なくとも備える情報処理装置を制御するコンピュータが読み取り可能なプログラムであって、
    前記新聞アプリケーション、前記メールアプリケーション、または前記スケジュールアプリケーションのうち、前回起動されていたアプリケーションが起動されたとき、または指示されたアプリケーションが起動されたとき、前記解析手段が、その起動されたアプリケーションに対応するアプリケーションデータの階層構造を解析し、
    解析結果をDOM(Document Object Model)イメージとして構築し、その構築されたDOMから所定のデータの抽出が、前記指示手段により指示された場合、その指示に対応し、前記DOMイメージから前記データを抽出し、
    前記変換手段が、抽出された前記データがテキストデータである場合、前記テキストデータを音声データに変換
    前記出力手段が、抽出された前記データに基づく音声を出力するか、または、前記変換手段により変換された前記音声データに基づく音声を出力するための制御を行う
    ステップを含み、
    前記指示手段は、上方向、下方向、左方向、および右方向を、それぞれ指示するためのボタンと、前記アプリケーションの切り換え時に操作される切り替えボタンを備え、その指示手段のうち前記上方向または前記下方向のボタンが操作された場合、前記階層構造における階層間を移動する制御が行われ、前記左方向または前記右方向のボタンが操作された場合、前記階層構造における同一階層内を移動する制御が行われ、前記切り替えボタンが操作された場合、起動されているアプリケーションとは異なるアプリケーションを起動され、その起動されたアプリケーションの所定のデータに移動され、それぞれの移動先のデータが抽出される
    処理をコンピュータに実行させるプログラム。
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