JP4686150B2 - マルチモニタシステム、マルチモニタ方法及び目印表示プログラム - Google Patents

マルチモニタシステム、マルチモニタ方法及び目印表示プログラム Download PDF

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Description

本発明は、マルチモニタシステム、マルチモニタ方法及び目印表示プログラムに関し、さらに詳しくは、2台以上のモニタ(ディスプレイ)の画面を仮想的に接続し、ポインティングデバイスに応じて表示されたポインタをその画面間で相互に移動可能とする拡張デスクトップ環境で稼働するマルチモニタシステム、マルチモニタ方法及び目印表示プログラムに関する。
拡張デスクトップ環境では、1台のコンピュータに2台以上のモニタを接続し、あたかも1台の大きなモニタであるかのように表示させることができる「マルチモニタ(マルチディスプレイ)」と呼ばれる機能がある。ここでは、1台のコンピュータに2台のモニタ(以下、一方を「プライマリモニタ」といい、他方を「セカンダリモニタ」という。)を接続し、プライマリモニタの画面の右辺をセカンダリモニタの左辺と仮想的に接続した場合を例に説明する。
たとえば図30に示すように、両方のモニタの解像度が同じで、かつ画面M1,M2の上端と下端をきっちり合わせた場合は、マウスポインタ(カーソル)MPを両方の画面M1,M2間で自由に移動させることができる。
しかしながら、図31に示すように、セカンダリモニタの画面M2がプライマリモニタの画面M1と仮想的に上下にずれている場合は、両画面M1,M2間でマウスポインタMPの移動可能な区間はB−Cに制限される。たとえばプライマリモニタの画面M1上でマウスポインタMPを区間B−Cに向かって右方向に移動させる場合は、マウスポインタMPをそのまま区間B−Cを通過させてセカンダリモニタの画面M2上に移動させることができる。しかし、プライマリモニタの画面M1上でマウスポインタMPを区間C−Dに向かって右方向に移動させる場合は、マウスポインタMPは区間C−D上で停止させられ、マウスポインタMPをセカンダリモニタの画面M2上に移動させることはできない。逆に、セカンダリモニタの画面M2上でマウスポインタMPを区間A−Bに向かって左方向に移動させる場合は、マウスポインタMPは区間A−B上で停止させられ、マウスポインタMPをプライマリモニタの画面M1上に移動させることはできない。
また図32に示すように、両方のモニタの解像度が異なり、画面M1,M2の上端と下端をきっちり合わせられない場合も上記と同様に、両画面M1,M2間でマウスポインタMPの移動可能な区間はB−Cに制限される。
上記では両画面M1,M2を左右に並べた例を説明したが、両画面M1,M2を上下に並べた場合も上記と同様に、両画面M1,M2間でマウスポインタMPの移動可能な区間は制限される。その結果、以下のような問題が生じる。
第1に、両画面M1,M2間でマウスポインタMPの移動可能な区間が制限されている場合、ユーザは手探りで移動可能な区間B−Cを探さなければならない。図31及び図32では両画面M1,M2の仮想的な位置関係が示されているため、移動可能な区間B−Cが判るが、実際は両画面M1,M2の物理的な位置関係は仮想的な位置関係と必ずしも一致していないので、移動可能な区間B−Cは判らない。
第2に、ユーザがマウスポインタMPの移動可能な区間B−C近辺でマウスポインタMPを操作していると、意図せずマウスポインタMPを他方の画面上に移動させてしまうことがある。この場合、ユーザは元の画面を見ながらマウス等のポインティングデバイスを様々な方向に移動させてマウスポインタMPを探そうとすることが多い。しかし、マウスポインタMPの移動可能な区間が制限されている場合、一旦移動させてしまったマウスポインタMPは直ぐには元の画面に戻って来ず、マウスポインタMPを発見するまでにかなりの時間がかかることがある。
たとえば図31に示したプライマリモニタの画面M1からセカンダリモニタの画面M2上にマウスポインタMPを意図せずに移動させてしまった場合に、一旦マウスポインタMPを画面M2の上方に移動させてしまうと、マウスポインタMPの移動不可能な区間A−Bに阻まれ、マウスポインタMPをプライマリモニタの画面M1上に戻しにくくなることがある。
マウスポインタMPを見失ったときに直ぐに他方の画面を見れば、マウスポインタMPを発見することはできる。しかし、両モニタは物理的に離れて配置されていることが多いため、両モニタ間での視線の移動距離は大きく、また、マウスポインタMPを見失った直後はユーザの意識もそれまで作業をしていた元の画面に向いている。このため、他方の画面上のマウスポインタMPはユーザの視界に入らず、結果としてマウスポインタMPを見つけるまでにかなりの時間を費やすことになる。
特開平5−143238号公報(特許文献1)は、1つの画面上に2以上のウィンドウを表示することの可能なマルチウィンドウシステムにおいて、ポインティングデバイスにより画面上のカーソルを移動させるポインティングカーソル制御装置を開示している。この装置は、カーソルがウィンドウの境界に達したときにカーソルを一時停止させ、ユーザがポインティングデバイスを一定距離又は一定速度以上で移動させたとき、カーソルをウィンドウの外部に移動させるように構成されている。この公報はマルチウィンドウシステムにおけるカーソルのウィンドウ間移動方法を開示するものに過ぎず、本発明のようにマルチモニタシステムにおけるカーソルの画面間移動方法を開示するものではない。
特開2002−323968号公報(特許文献2)は、1台のモニタに2台以上のコンピュータを接続するためのマルチコンピュータシステムを開示している。このシステムは、接続された2台以上のコンピュータに対応付けて2つ以上のコンピュータ指定領域をモニタの画面上に表示しておき、ユーザがカーソルを所望のコンピュータ指定領域に移動させると、そのコンピュータ指定領域に対応付けられたコンピュータに切り替えるように構成されている。この公報はマルチコンピュータシステムを開示するものに過ぎず、本発明のように1台のコンピュータに2台以上のモニタを接続するためのマルチモニタシステムを開示するものではない。
特開平5−27941号公報(特許文献3)は、スクロールとポインタの移動とを切り替えることの可能な表示システムを開示している。このシステムは、画面上に表示されたウィンドウ枠にポインタの通過可能な領域(ウィンドウスクロールエリア)と不可能な領域とを設けておき、ユーザがマウスを移動させることにより、ポインタをウィンドウスクロールエリアを通ってウィンドウの外側に向かって移動させようとすると、そのウィンドウ内の表示をスクロールさせ、ポインタの通過不可能な領域ではポインタを自由に移動させることができるように構成されている。この公報はマウスによるスクロール方法を開示するものに過ぎず、本発明のようにマルチモニタシステムにおけるポインタの画面間移動方法を開示するものではない。
特開平5−143238号公報 特開2002−323968号公報 特開平5−27941号公報
本発明の目的は、2台以上のモニタの画面を仮想的に接続し、ポインティングデバイスに応じて表示されたポインタをその画面間で相互に移動可能とする拡張デスクトップ環境において、ポインティングデバイスの操作性を向上させたマルチモニタシステム、マルチモニタ方法及びプログラムを提供することである。
本発明のもう1つの目的は、ポインタを画面間で相互に移動可能な箇所を識別できるようにしたマルチモニタシステム、マルチモニタ方法及びプログラムを提供することである。
本発明のさらにもう1つの目的は、ポインタが一方の画面から他方の画面に移動したことを認識できるようにしたマルチモニタシステム、マルチモニタ方法及びプログラムを提供することである。
課題を解決するための手段及び発明の効果
本発明によるマルチモニタシステムは、第1及び第2のモニタと、第1及び第2のモニタの画面上に表示すべきポインタの座標を指示するポインティングデバイスと、ポインティングデバイスにより指示された座標にポインタを表示するポインタ表示制御手段と、第1のモニタの画面の周縁と第2のモニタの画面の周縁とを所定箇所で仮想的に接続し、ポインタを第1及び第2のモニタの画面間で相互に移動可能とする拡張デスクトップ設定手段と、ポインタが所定箇所に達したとき、ポインタを強制的に停止させる手段と、ポインタが強制的に停止された後、ポインティングデバイスの停止を検知する手段と、ポインティングデバイスの停止が検知された後、ポインティングデバイスが第1及び第2のモニタの一方の画面から当該他方の画面へポインタを移動させるための座標を指示したとき、ポインタの停止を解除して当該他方の画面へのポインタの移動を許容するポインタ移動許容手段とを備える。ポインティングデバイスには、たとえばマウス、トラックポイント、トラックボールなどがある。モニタは少なくとも2台あればよく、3台以上あってもよい。拡張デスクトップ設定手段は、画面を横又は縦に接続する場合は所定箇所として線分の所定区間で接続し、画面を斜めに接続する場合は所定箇所として頂点で接続する。オブジェクトとしては、たとえばアイコン等の図形、記号、文字、壁紙等の模様が用いられる。
本システムにおいては、ポインタが強制的に停止された後、ユーザがポインティングデバイスを一時的に停止させ、その後、再びポインティングデバイスを移動させることによりポインタを一方の画面から他方の画面へ移動させようとしたとき、ポインタが他方の画面に移動されるため、ユーザが意図してポインティングデバイスを一時的に停止させない限り、ポインタは他方の画面へ移動されない。
本発明によるもう1つのマルチモニタシステムは、第1及び第2のモニタと、第1及び第2のモニタの画面上に表示すべきポインタの座標を指示するポインティングデバイスと、ポインティングデバイスにより指示された座標にポインタを表示するポインタ表示制御手段と、第1のモニタの画面の一辺と第2のモニタの画面の一辺とを所定区間で仮想的に接続し、ポインタを第1及び第2のモニタの画面間で相互に移動可能とする拡張デスクトップ設定手段と、ポインタが一辺の所定区間に達したとき、ポインタを強制的に停止させる手段と、ポインタが強制的に停止された後、ポインティングデバイスが第1及び第2のモニタの一方の画面から外側へポインタを移動させるための座標を指示したとき、所定区間の両端のうちポインタの位置から近い方の端へポインタをスキップさせ、ポインタの停止を解除して当該他方の画面へのポインタの移動を許容するポインタ移動許容手段とを備える。
本システムにおいては、ポインタが一辺の所定区間以外の区間に達したとき、所定区間の両端のうちポインタの位置から近い方の端へポインタがスキップされ、他方の画面に移動されるため、所定区間以外の区間でもポインタを移動させることができる。しかも、ポインタが所定区間以外の区間に達したとき強制的に停止され、その後もユーザがポインタを一方の画面から外側へ移動させようとしたとき、ポインタが他方の画面に移動されるため、ユーザは意図せずにポインタを他方の画面へ移動させてしまうことはない。また、ポインタが強制的に停止された後、ユーザがポインティングデバイスを一時的に停止させ、その後、再びポインティングデバイスを移動させることによりポインタを一方の画面から外側へ移動させようとしたとき、ポインタが他方の画面に移動されるため、ユーザが意図してポインティングデバイスを一時的に停止させない限り、ポインタは他方の画面へ移動されない。
好ましくは、本システムはさらに、所定箇所又は区間を識別するためのオブジェクトを第1及び/又は第2のモニタの画面上に表示する手段を備える。
この場合、第1及び第2のモニタのうち少なくとも一方の画面上に所定箇所又は区間を識別するためのオブジェクトが表示されるため、ポインタを画面間で相互に移動可能な箇所を識別することができる。その結果、ポインタを両画面間で相互に移動させやすく、ポインタを見失うこともないなど、ポインティングデバイスの操作性を向上させることができる。
好ましくは、オブジェクトは所定箇所又は区間に隣接して表示される目印ウィンドウである。
この場合、目印ウィンドウは所定面積を有するため、上記所定箇所又は区間の識別はさらに容易になる。
好ましくは、マルチモニタシステムはさらに、ポインタが目印ウィンドウ上又はその近傍に移動したとき、目印ウィンドウの表示を停止する手段を備える。
この場合、ポインタが目印ウィンドウ上又はその近傍に移動したとき、目印ウィンドウが隠れるため、目印ウィンドウの下に隠れていたオブジェクト(アイコン、タスクバー、ツールバー、他のウィンドウなど)も操作することができ、目印ウィンドウは他の操作の邪魔にならない。
好ましくは、マルチモニタシステムはさらに、第1及び第2のモニタの一方の画面から当該他方の画面へポインタが移動したとき、一方のモニタの画面上に当該他方のモニタを識別するための情報を表示する手段を備える。
この場合、一方の画面から他方の画面へポインタが移動したとき、一方のモニタの画面上に他方のモニタを識別するための情報が表示されるため、ユーザはポインタが他方の画面に移動したことを一方のモニタの画面上で認識することができる。
本発明によるプログラムは、第1のモニタの画面の周縁と第2のモニタの画面の周縁とを所定箇所で仮想的に接続し、ポインティングデバイスに応じて表示されたポインタを第1及び第2のモニタの画面間で相互に移動可能とする拡張デスクトップ環境で稼働するプログラムであって、ポインタが所定箇所に達したとき、ポインタを強制的に停止させるステップと、ポインタが強制的に停止された後、ポインティングデバイスの停止を検知するステップと、ポインティングデバイスの停止が検知された後、ポインティングデバイスが第1及び第2のモニタの一方の画面から当該他方の画面へポインタを移動させるための座標を指示したとき、ポインタの停止を解除して当該他方の画面へのポインタの移動を許容するポインタ移動許容ステップとをコンピュータに実行させる。
本プログラムによれば、ポインタが強制的に停止された後、ユーザがポインティングデバイスを一時的に停止させ、その後、再びポインティングデバイスを移動させることによりポインタを一方の画面から他方の画面へ移動させようとしたとき、ポインタが他方の画面に移動されるため、ユーザが意図してポインティングデバイスを一時的に停止させない限り、ポインタは他方の画面へ移動されない。
本発明によるもう1つのプログラムは、第1のモニタの画面の一辺と第2のモニタの画面の一辺とを所定区間で仮想的に接続し、ポインティングデバイスに応じて表示されたポインタを第1及び第2のモニタの画面間で相互に移動可能とする拡張デスクトップ環境で稼働するプログラムであって、ポインタが一辺の所定区間以外の区間に達したとき、ポインタを強制的に停止させるステップと、ポインタが強制的に停止された後、ポインティングデバイスの停止を検知するステップと、ポインティングデバイスの停止が検知された後、ポインティングデバイスが第1及び第2のモニタの一方の画面から外側へポインタを移動させるための座標を指示したとき、所定区間の両端のうちポインタの位置から近い方の端へポインタをスキップさせ、ポインタの停止を解除して当該他方の画面へのポインタの移動を許容するポインタ移動許容ステップとをコンピュータに実行させる。
本プログラムによれば、ポインタが一辺の所定区間以外の区間に達したとき、所定区間の両端のうちポインタの位置から近い方の端へポインタがスキップされ、他方の画面に移動されるため、所定区間以外の区間でもポインタを移動させることができる。しかも、ポインタが所定区間以外の区間に達したとき強制的に停止され、その後もユーザがポインタを一方の画面から外側へ移動させようとしたとき、ポインタが他方の画面に移動されるため、ユーザは意図せずにポインタを他方の画面へ移動させてしまうことはない。また、ポインタが強制的に停止された後、ユーザがポインティングデバイスを一時的に停止させ、その後、再びポインティングデバイスを移動させることによりポインタを一方の画面から外側へ移動させようとしたとき、ポインタが他方の画面に移動されるため、ユーザが意図してポインティングデバイスを一時的に停止させない限り、ポインタは他方の画面へ移動されない。
また、本発明によるマルチモニタ方法は、マルチモニタシステムを使用したときの動作方法である。さらに、本発明による記憶媒体は、上記プログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体である。
以下、図面を参照し、本発明の実施の形態を詳しく説明する。図中同一又は相当部分には同一符号を付してその説明は繰り返さない。
1.構成
本発明の実施の形態によるマルチモニタシステム1は、図1を参照して、ノート型パーソナルコンピュータ10と、外部モニタ21とを備える。本例では、ノート型パーソナルコンピュータ10のモニタ11をプライマリモニタとして機能させ、外部モニタ21をセカンダリモニタとして機能させる。
図2を参照して、ノート型パーソナルコンピュータ10は、CPU(Central Processing Unit)12と、メモリ13と、ハードディスク14と、CD−ROM(Compact Disk-Read Only Memory)ドライブ15と、入出力インターフェース16とを備える。入出力インターフェース16には、キーボード17と、トラックポイント20と、プライマリモニタ11とが接続される。入出力インターフェース16にはまた、マウス18と、外部モニタ21がセカンダリモニタとして接続される。トラックポイント20及びマウス18は、プライマリモニタ11及びセカンダリモニタ21の画面上に表示すべきマウスポインタの座標を指示する。トラックポイント20は内蔵のポインティングデバイスであり、マウス18は外付けのポインティングデバイスである。以下、ポインティングデバイスとしてマウス18を例に説明する。
図3を参照して、ハードディスク14には、汎用のオペレーティングシステム30が記憶される。オペレーティングシステム30は、ポインタ表示制御プログラム31と、拡張デスクトップ設定プログラム32とを含む。ポインタ表示制御プログラム31は、マウス18により指示された座標にマウスポインタを表示する。拡張デスクトップ設定プログラム32は、プライマリモニタ11の画面の周縁とセカンダリモニタ21の画面の周縁とを所定箇所で仮想的に接続し、マウスポインタをプライマリモニタ11及びセカンダリモニタモニタ21の画面間で相互に移動可能とするマルチモニタ機能を有する。ハードディスク14にはさらに、上記所定箇所を識別するための目印ウィンドウをプライマリモニタ11及び/又はセカンダリモニタモニタ21の画面上に表示する目印表示制御プログラム33が記憶される。
なお、目印表示制御プログラム33はハードディスク14にプレインストールされて提供されたり、CD−ROM19等のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記録されて提供されたり、インターネット等の電気通信回線を経由して提供される。
図4を参照して、マルチモニタシステム1は、ポインタ表示制御プログラム31、拡張デスクトップ設定プログラム32及び目印表示制御プログラム33をコンピュータ10に実行させることにより、それぞれポインタ表示制御部41、拡張デスクトップ設定部42及び目印表示制御部43として機能させる。
ポインタ表示制御部41は、マウス18により指示された座標にマウスポインタを表示する。拡張デスクトップ設定部42は、プライマリモニタ11の画面の周縁とセカンダリモニタ21の画面の周縁とを所定箇所で仮想的に接続し、マウスポインタをプライマリモニタ11及びセカンダリモニタ21の画面間で相互に移動可能とする。
目印表示制御部43は、目印ウィンドウ表示部44と、目印ウィンドウ隠しオプション制御部45と、ポインタ一時停止オプション制御部46と、モニタ番号表示オプション制御部47と、ポインタスキップオプション制御部48とを備える。
目印ウィンドウ表示部44は、所定箇所を識別するための目印ウィンドウをプライマリモニタ11及びセカンダリモニタ21の画面上であって上記所定箇所に隣接して表示する。目印ウィンドウ隠しオプション制御部45は、マウスポインタが目印ウィンドウ上又はその近傍に移動したとき、目印ウィンドウの表示を停止する。ポインタ一時停止オプション制御部46は、マウスポインタが上記所定箇所に達したとき、マウスポインタを停止させ、マウスポインタが停止された後、マウス18がプライマリモニタ11及びセカンダリモニタ21の一方の画面から当該他方の画面へマウスポインタを移動させるための座標を指示したとき、マウスポインタの停止を解除して当該他方の画面へのマウスポインタの移動を許容する。モニタ番号表示オプション制御部47は、プライマリモニタ11及びセカンダリモニタ21の一方の画面から当該他方の画面へマウスポインタが移動したとき、一方のモニタの画面上に当該他方のモニタを識別するための情報を表示する。ポインタスキップオプション制御部48は、プライマリモニタ11の画面の一辺とセカンダリモニタ21の画面の当該他辺とを上記所定箇所として所定区間で仮想的に接続した拡張デスクトップ環境において、マウスポインタが上記一辺の所定区間以外の区間に達したとき、マウスポインタを停止させ、マウスポインタが停止された後、マウス18がプライマリモニタ11及びセカンダリモニタ21の一方の画面から外側へマウスポインタを移動させるための座標を指示したとき、上記所定区間の両端のうちマウスポインタの位置から近い方の端へマウスポインタをスキップさせ、マウスポインタの停止を解除して当該他方の画面へのマウスポインタの移動を許容する。
2.動作
次に、上記マルチモニタシステム1の動作を図5を参照して説明する。
2.1.ポインタ表示制御
本システムはポインタ表示制御プログラム31をコンピュータ10に実行させることにより、プライマリモニタ11及びセカンダリモニタモニタ21の画面上であってマウス18により指示された座標にマウスポインタを表示する(S1)。ユーザがマウス18を所望の方向に移動させると、これに応じてマウスポインタが画面上を移動する。
2.2.拡張デスクトップ設定
次に、本システム1は拡張デスクトップ設定プログラム32をコンピュータ10に実行させることにより、マルチモニタの環境設定を行う(S2)。
拡張デスクトップ設定プログラム32は、たとえば図6に示すように、プライマリモニタ11の画面M1の右辺C1−D1とセカンダリモニタ21の画面M2の左辺A2−B2とを仮想的に接続する。この場合において、プライマリモニタ11の画面M1が下方にずれ、セカンダリモニタ21の画面M2が上方にずれると、拡張デスクトップED1が得られる。ここでは、プライマリモニタ11の画面M1の右辺C1−D1とセカンダリモニタ21の画面M2の左辺A2−B2とは、上記所定箇所として所定区間B2−D1で仮想的に接続される。
拡張デスクトップ設定プログラム32はまた、図7に示すように、プライマリモニタ11の画面M1の上辺A1−D1とセカンダリモニタ21の画面M2の下辺B2−C2とを仮想的に接続する。この場合において、プライマリモニタ11の画面M1が左方にずれ、セカンダリモニタ21の画面M2が右方にずれると、拡張デスクトップED2が得られる。ここでは、プライマリモニタ11の画面M1の上辺A1−D1とセカンダリモニタ21の画面M2の下辺B2−C2とは、上記所定箇所として所定区間B2−D1で仮想的に接続される。
拡張デスクトップ設定プログラム32はまた、図8に示すように、プライマリモニタ11の画面M1の右上頂点D1とセカンダリモニタ21の画面M2の左下頂点B2とを仮想的に接続する。これにより、拡張デスクトップED3が得られる。
拡張デスクトップ設定プログラム32はまた、図9に示すように、プライマリモニタ11の解像度がセカンダリモニタ21の解像度よりも大きい場合、プライマリモニタ11の画面M1の右辺C1−D1とセカンダリモニタ21の画面M2の左辺A2−B2とを仮想的に接続する。これにより、拡張デスクトップED4が得られる。ここでは、プライマリモニタ11の画面M1の右辺C1−D1とセカンダリモニタ21の画面M2の左辺A2−B2とは、上記所定区間として画面M2の左辺A2−B2全体で仮想的に接続される。
拡張デスクトップ設定プログラム32はさらに、図6〜図9に示すように、マウスポインタMPをプライマリモニタ11の画面M1とセカンダリモニタモニタ21の画面M2との間で相互に移動可能とする。たとえば図6に示したように、プライマリモニタ11の画面M1とセカンダリモニタ21の画面M2とが所定区間B2−D1で接続された場合、マウスポインタMPは所定区間B2−D1で移動可能となる。また図7に示したように、プライマリモニタ11の画面M1とセカンダリモニタ21の画面M2とが所定区間B2−D1で接続された場合、マウスポインタMPは所定区間B2−D1で移動可能となる。また図8に示したように、プライマリモニタ11の画面M1とセカンダリモニタ21の画面M2とが所定頂点D1(B2)で接続された場合、マウスポインタMPは所定頂点D1(B2)及びその近傍で移動可能となる。また図9に示したように、プライマリモニタ11の画面M1とセカンダリモニタ21の画面M2とが所定区間A2−B2で接続された場合、マウスポインタMPは所定区間A2−B2で移動可能となる。
2.3.目印ウィンドウ生成
再び図5を参照して、本システム1は目印表示制御プログラム33をコンピュータ10に実行させることにより、目印ウィンドウ50を生成し、プライマリモニタ11の画面M1及び/又はセカンダリモニタ21の画面M2上の最前面に表示する(S3)。
たとえば図6に示すようにプライマリモニタ11の画面M1とセカンダリモニタ21の画面M2とが所定区間B2−D1で接続された場合、マウスポインタMPを両画面M1及びM2間で相互に移動可能な所定区間B2−D1を正確かつ迅速に把握できるように、プライマリモニタ11の画面M1上に目印ウィンドウ50が所定区間B2−D1に隣接して表示されるとともに、セカンダリモニタ21の画面M2上に目印ウィンドウ50が所定区間B2−D1に隣接して表示される。
また図7に示すようにプライマリモニタ11の画面M1とセカンダリモニタ21の画面M2とが所定区間B2−D1で接続された場合、マウスポインタMPを両画面M1及びM2間で相互に移動可能な所定区間B2−D1を正確かつ迅速に把握できるように、プライマリモニタ11の画面M1上に目印ウィンドウ50が所定区間B2−D1に隣接して表示されるとともに、セカンダリモニタ21の画面M2上に目印ウィンドウ50が所定区間B2−D1に隣接して表示される。
また図8に示すようにプライマリモニタ11の画面M1とセカンダリモニタ21の画面M2とが所定頂点D1(B2)で接続された場合、マウスポインタMPを両画面M1及びM2間で相互に移動可能な所定頂点D1(B2)及びその近傍を正確かつ迅速に把握できるように、プライマリモニタ11の画面M1上に目印ウィンドウ50が所定頂点D1に隣接して表示されるとともに、セカンダリモニタ21の画面M2上に目印ウィンドウ50が所定頂点B2に隣接して表示される。
また図9に示すようにプライマリモニタ11の画面M1とセカンダリモニタ21の画面M2とが所定区間A2−B2で接続された場合、マウスポインタMPを両画面M1及びM2間で相互に移動可能な所定区間A2−B2を正確かつ迅速に把握できるように、プライマリモニタ11の画面M1上に目印ウィンドウ50が所定区間A2−B2に隣接して表示される。ただし、セカンダリモニタ21の画面M2上には必ずしも目印ウィンドウを表示する必要はない。セカンダリモニタ21の画面M2の左辺A2−B2全体でマウスポインタMPが移動可能だからである。
このように目印ウィンドウ50を表示することにより、ユーザはプライマリモニタ11の画面M1とセカンダリモニタ21の画面M2とがどの箇所で接続されているのかを正確かつ迅速に把握することができ、その結果、マウスポインタMPを両画面M1,M2間で自在に移動させることができる。
ここで、目印ウィンドウ生成処理の詳細を図10を参照して説明する。
目印表示制御プログラム33は、拡張デスクトップ設定プログラム32で設定された情報からプライマリモニタ11の画面M1における4つの頂点の座標を取得する(S11)。具体的には図6〜図9に示した座標A1(A1x,A1y)、B1(B1x,B1y)、C1(C1x,C1y)、及びD1(D1x,D1y)を取得する。
目印表示制御プログラム33はまた、拡張デスクトップ設定プログラム32で設定された情報からセカンダリモニタ21の画面M2における4つの頂点の座標を取得する(S12)。具体的には図6〜図9に示した座標A2(A2x,A2y)、B2(B2x,B2y)、C2(C2x,C2y)、及びD2(D2x,D2y)を取得する。
目印表示制御プログラム33はまた、拡張デスクトップ設定プログラム32で設定された情報から拡張デスクトップED1〜ED4の解像度(Vx,Vy)を取得する(S13)。
その後、目印表示制御プログラム33は、プライマリモニタ11及びセカンダリモニタ21の画面M1,M2の仮想的な配置を特定する(S14)。詳細は次の通り。
図11を参照して、目印表示制御プログラム33は、次の式(1)が成立するか否かを判断する(S141)。
(D1x−A1x)+(D2x−A2x)=Vx…(1)
式(1)が成立する場合、目印表示制御プログラム33は、次の式(2)が成立するか否かを判断する(S142)。
(B1y−A1y)+(B2y−A2y)=Vy…(2)
式(2)も成立する場合、目印表示制御プログラム33は、プライマリモニタ11の画面M1及びセカンダリモニタ21の画面M2は仮想的に斜めに並んでいると判断する(S143)。一方、式(2)は成立しない場合、プライマリモニタ11の画面M1及びセカンダリモニタ21の画面M2は仮想的に横に並んでいると判断する(S144)。
式(1)が成立しない場合もまた、目印表示制御プログラム33は、上記式(2)が成立するか否かを判断する(S145)。
ここで式(2)は成立する場合、プライマリモニタ11の画面M1及びセカンダリモニタ21の画面M2は仮想的に縦に並んでいると判断する(S146)。一方、式(2)も成立しない場合、エラーを発生する(S147)。式(1)が成立しない場合、通常、プライマリモニタ11の画面M1及びセカンダリモニタ21の画面M2は仮想的に縦に並んでいるはずであるから、ステップS145は念のために行うもので、省略してもよい。
以上により、目印表示制御プログラム33は、プライマリモニタ11の画面M1及びセカンダリモニタ21の画面M2が斜めに並んでいるのか、横に並んでいるのか、又は縦に並んでいるのかを特定することができる。
次に、プライマリモニタ11の画面M1及びセカンダリモニタ21の画面M2が斜めに並んでいる場合(S143)、目印表示制御プログラム33は、A2x>0か否か、つまりセカンダリモニタ21の画面M2がプライマリモニタ11の画面M1よりも右側か否かを判断する(S148)。A2x>0の場合、目印表示制御プログラム33は、A2y>0か否か、つまりセカンダリモニタ21の画面M2がプライマリモニタ11の画面M1よりも下側か否かを判断する(S149)。A2y>0の場合、目印表示制御プログラム33は、プライマリモニタ11の画面M1は左上側で、セカンダリモニタ21の画面M2は右下側と判断する(S150)。A2y>0でない場合、目印表示制御プログラム33は、プライマリモニタ11の画面M1は左下側で、セカンダリモニタ21の画面M2は右上側と判断する(S151)。
一方、A2x>0でない場合もまた、目印表示制御プログラム33は、A2y>0か否か、つまりセカンダリモニタ21の画面M2がプライマリモニタ11の画面M1よりも下側か否かを判断する(S152)。A2y>0の場合、目印表示制御プログラム33は、プライマリモニタ11の画面M1は右上側で、セカンダリモニタ21の画面M2は左下側と判断する(S153)。A2y>0でない場合、目印表示制御プログラム33は、プライマリモニタ11の画面M1は右下側で、セカンダリモニタ21の画面M2は左上側と判断する(S154)。
また、プライマリモニタ11の画面M1及びセカンダリモニタ21の画面M2が横に並んでいる場合(S144)、目印表示制御プログラム33は、A2x>0か否かを判断する(S155)。A2x>0の場合、目印表示制御プログラム33は、プライマリモニタ11の画面M1は左側で、セカンダリモニタ21の画面M2は右側と判断する(S156)。A2x>0でない場合、目印表示制御プログラム33は、プライマリモニタ11の画面M1は右側で、セカンダリモニタ21の画面M2は左側と判断する(S157)。
さらに、プライマリモニタ11の画面M1及びセカンダリモニタ21の画面M2が縦に並んでいる場合(S146)、目印表示制御プログラム33は、A2y>0か否かを判断する(S158)。A2y>0の場合、目印表示制御プログラム33は、プライマリモニタ11の画面M1は上側で、セカンダリモニタ21の画面M2は下側と判断する(S159)。A2y>0でない場合、目印表示制御プログラム33は、プライマリモニタ11の画面M1は下側で、セカンダリモニタ21の画面M2は上側と判断する(S160)。
以上により、目印表示制御プログラム33は、プライマリモニタ11の画面M1及びセカンダリモニタ21の画面M2について8通りの位置関係を特定することができる。図10に示したように、モニタの配置確認処理においてエラーが発生した場合(S15でYES)、目印ウィンドウの生成処理は終了する。一方、エラーが発生しない場合(S15でNO)、目印表示制御プログラム33は、拡張デスクトップ設定プログラム32で設定された情報から両画面M1,M2が接続されている所定区間を特定する(S16)。詳細は次の通り。
図12を参照して、目印表示制御プログラム33はまず、B1y−A1y=Vyか否かを判断する(S161)。図13に示すようにB1y−A1y=Vyの場合、目印表示制御プログラム33は、所定区間をA2−B2と特定する(S162)。B1y−A1y=Vyでない場合、目印表示制御プログラム33は、B2y−A2y=Vyか否かを判断する(S163)。図14に示すようにB2y−A2y=Vyの場合、目印表示制御プログラム33は、所定区間をC1−D1と特定する(S164)。B2y−A2y=Vyでない場合、目印表示制御プログラム33は、A2y>0か否かを判断する(S165)。図15に示すようにA2y>0の場合、目印表示制御プログラム33は、所定区間をA2−C1と特定する(S166)。一方、図16に示すようにA2y>0でない場合、目印表示制御プログラム33は、所定区間をB2−D1と特定する(S167)。
ここでは、プライマリモニタ11の画面M1が左側でセカンダリモニタ21の画面M2が右側に配置されている場合を例に説明したが、プライマリモニタ11の画面M1が右側でセカンダリモニタ21の画面M2が左側に配置されている場合、プライマリモニタ11の画面M1が上側でセカンダリモニタ21の画面M2が下側に配置されている場合、プライマリモニタ11の画面M1が下側でセカンダリモニタ21の画面M2が上側に配置されている場合も、上記と同様の方法で所定区間を決定することができる。
再び図10を参照して、所定区間を特定した後、目印表示制御プログラム33は、プライマリモニタ11の画面M1及びセカンダリモニタ21の画面M2は横に並んでいるか否かを判断する(S17)。図6に示したように両モニタの画面M1,M2が横に並んでいる場合、目印ウィンドウ50のサイズを決定する(S18)。具体的には、高さHを所定区間B2−D1の長さに設定し、幅Wを20ピクセルに設定する(S18)。そして、目印表示制御プログラム33は、目印ウィンドウ50をプライマリモニタ11及びセカンダリモニタ21の両画面M1,M2上に表示する(S19)。いずれの目印ウィンドウ50も所定区間B2−D1に隣接して表示される。
ここでは、プライマリモニタ11の画面M1が左側でセカンダリモニタ21の画面M2が右側に配置されている場合を例に説明したが、逆にプライマリモニタ11の画面M1が右側でセカンダリモニタ21の画面M2が左側に配置されている場合も同様である。
両モニタの画面M1,M2が横に並んでいない場合(S17でNO)、目印表示制御プログラム33は、プライマリモニタ11の画面M1及びセカンダリモニタ21の画面M2は縦に並んでいるか否かを判断する(S20)。図7に示したように両モニタの画面M1,M2が縦に並んでいる場合、目印表示制御プログラム33は、目印ウィンドウ50のサイズを決定する(S21)。具体的には、高さHを20ピクセルに設定し、幅Wを所定区間B2−D1の長さに設定する(S21)。そして、目印表示制御プログラム33は、目印ウィンドウ50をプライマリモニタ11及びセカンダリモニタ21の両画面M1,M2上に表示する(S22)。いずれの目印ウィンドウ50も所定区間B2−D1に隣接して表示される。
ここでは、プライマリモニタ11の画面M1が下側でセカンダリモニタ21の画面M2が上側に配置されている場合を例に説明したが、逆にプライマリモニタ11の画面M1が上側でセカンダリモニタ21の画面M2が下側に配置されている場合も同様である。
両モニタの画面M1,M2が縦にも並んでいない場合(S20でNO)、目印表示制御プログラム33は、図8に示したようにプライマリモニタ11の画面M1及びセカンダリモニタ21の画面M2は斜めに並んでいると判断し(S23)、目印ウィンドウ50のサイズを決定する(S24)。具体的には、高さH及び幅Wをいずれも20ピクセルに設定する(S24)。そして、目印表示制御プログラム33は、目印ウィンドウ50をプライマリモニタ11及びセカンダリモニタ21の両画面M1,M2上に表示する(S25)。いずれの目印ウィンドウ50も頂点B2,D1に隣接して表示される。
ここでは、プライマリモニタ11及びセカンダリモニタ21の画面M1及びM2が頂点D1及びB2で接している場合を例に説明したが、他の頂点C1及びA2、B1及びD2、又はA1及びC2で接している場合も同様である。
本システム1は目印表示制御プログラム33をコンピュータ10に実行させることにより、上記のように目印ウィンドウ50を生成した後、目印ウィンドウ50の属性(プロパティ)を変更する(S26)。詳細は次の通り。
図17を参照して、目印表示制御プログラム33は、既に設定されている目印ウィンドウ50の属性を読み取る(S401)。属性には、目印ウィンドウの表示又は非表示、色、透過率、及び幅若しくは高さがあり、デフォルトでは表1に示すように設定されている。なお、この表1の内容は、プライマリモニタ11用とセカンダリモニタ21用とにそれぞれ別個に持つことが可能である。
Figure 0004686150
目印表示制御プログラム33はまず、プライマリモニタ11用の目印ウィンドウ50の属性を必要に応じて変更する(S402)。
ユーザが非表示を指定すると(S403)、目印表示制御プログラム33は、プライマリモニタ11用の目印ウィンドウ50を非表示に設定し、目印ウィンドウ50を常に隠すように設定する(S404)。この場合、従来と同様に目印ウィンドウ50は表示されないため、目印ウィンドウの色、透過率、及び幅若しくは高さの設定は不要である。
ユーザが色を指定すると(S405)、目印表示制御プログラム33は、プライマリモニタ11用の目印ウィンドウ50の色を指定された色に設定する(S406)。
ユーザが透過率を指定すると(S407)、目印表示制御プログラム33は、プライマリモニタ11用の目印ウィンドウ50の透過率を指定された透過率に設定する(S408)。透過率を高く設定すると、目印ウィンドウ50の下に表示されているオブジェクト(アイコン、タスクバー、ツールバー、他のウィンドウなど)が見えるようになる。
ユーザが幅及び/又は高さを指定すると(S409)、目印表示制御プログラム33は、プライマリモニタ11用の目印ウィンドウ50の幅W及び/又は高さHを指定された幅又は高さに設定する(S410)。図6に示したように目印ウィンドウ50が画面の縦辺に沿って表示される場合、ここで設定される値は幅Wとなる。図7に示したように目印ウィンドウ50が画面の横辺に沿って表示される場合、ここで設定される値は高さHとなる。図8に示したように目印ウィンドウ50が画面の角に表示される場合、ここで設定される値は幅W及び高さHとなる。
次に、目印表示制御プログラム33は、セカンダリモニタ21用の目印ウィンドウ50の属性を必要に応じて変更する(S411)。
ユーザが非表示を指定すると(S412)、目印表示制御プログラム33は、セカンダリモニタ21用の目印ウィンドウ50を非表示に設定し、目印ウィンドウ50を常に隠すように設定する(S413)。
ユーザが色を指定すると(S414)、目印表示制御プログラム33は、セカンダリモニタ21用の目印ウィンドウ50の色を指定された色に設定する(S415)。
ユーザが透過率を指定すると(S416)、目印表示制御プログラム33は、セカンダリモニタ21用の目印ウィンドウ50の透過率を指定された透過率に設定する(S417)。
ユーザが幅及び/又は高さを指定すると(S418)、目印表示制御プログラム33は、セカンダリモニタ21用の目印ウィンドウ50の幅W及び/又は高さHを指定された幅又は高さに設定する(S419)。
2.4.マウスポインタ画面間移動制御
再び図5を参照して、本システム1は目印表示制御プログラム33をコンピュータ10に実行させることにより、上記のように目印ウィンドウ50の属性を変更した後、マウスポインタMPの画面M1,M2間の移動を制御する(S4)。
マウスポインタMPの移動制御に関し、表2に示すように、オプションOP1〜OP4が用意されている。なお、この表2の内容は、プライマリモニタ11用とセカンダリモニタ21用とにそれぞれ別個に持つことが可能である。
Figure 0004686150
オプションOP1は、有効になると、マウスポインタMPが目印ウィンドウ50上又はその近傍に移動したとき目印ウィンドウ50の表示を停止することにより、目印ウィンドウ50を隠す。
オプションOP1によれば、マウスポインタMPが目印ウィンドウ50上又はその近傍に移動したとき目印ウィンドウ50が隠れるため、目印ウィンドウ50の下に隠れていたオブジェクトも操作することができ、目印ウィンドウ50は他の操作の邪魔にならない。
オプションOP2は、有効になると、マウスポインタMPが上述した所定区間に達したときマウスポインタMPを強制的に停止させ、マウスポインタMPが強制的に停止された後、マウス18の停止を検知し、さらにマウス18の停止が検知された後、マウス18が一方の画面M1又はM2から当該他方の画面M2又はM1へマウスポインタMPを移動させるための座標を指示したとき、マウスポインタMPの停止を解除して当該他方の画面M2又はM1へのマウスポインタMPの移動を許容する。
オプションOP2によれば、マウスポインタMPが所定区間に達したとき強制的に停止される。その後、ユーザがマウス18を一時的に停止させた後、再びマウス18を移動させることによりマウスポインタMPを一方の画面M1又はM2から他方の画面M2又はM1へ移動させようとしたとき、マウスポインタMPが他方の画面M2又はM1に移動されるため、ユーザは意図せずにマウスポインタMPを他方の画面M2又はM1へ移動させてしまうことはない。
オプションOP3は、有効になると、マウスポインタMPが一方のモニタの画面M1又はM2から当該他方のモニタの画面M2又はM1へ移動したとき、移動前の画面M1又はM2上に移動後のモニタを識別するための情報を表示する。
オプションOP3によれば、一方の画面M1又はM2から他方の画面M2又はM1へポインタが移動したとき、一方のモニタの画面M1又はM2上に他方のモニタを識別するための情報が表示されるため、ユーザはマウスポインタMPが他方の画面M2又はM1に移動したことを一方のモニタの画面M1又はM2上で認識することができる。
オプションOP4は、有効になると、図9に示したように両画面M1,M2が所定区間A2−B2で接続されている場合において、マウスポインタMPが所定区間A2−B2以外の区間A2−D1又はB2−C1に達したとき、マウスポインタMPを強制的に停止させ、マウスポインタMPが強制的に停止された後、マウス18の停止を検知し、さらにマウス18の停止が検知された後、マウス18が一方の画面M1から外側へマウスポインタMPを移動させるための座標を指示したとき、所定区間A2−B2の両端のうちマウスポインタMPの位置から近い方の端B2又はA2へマウスポインタMPをスキップさせ、マウスポインタの停止を解除して当該他方の画面M2へのマウスポインタMPの移動を許容する。
オプションOP4によれば、マウスポインタMPが所定区間A2−B2以外の区間A2−D1又はB2−C1に達したとき、所定区間A2−B2の両端A2,B2のうちポインタの位置から近い方の端A2又はB2へマウスポインタMPがスキップされ、他方の画面M2に移動されるため、所定区間A2−B2以外の区間A2−D1又はB2−C1でもマウスポインタMPを移動させることができる。しかも、マウスポインタMPが所定区間A2−B2以外の区間A2−D1又はB2−C1に達したとき強制的に停止される。その後、ユーザがマウス18を一時的に停止させた後、再びマウス18を移動させることによりマウスポインタMPを一方の画面M1から外側へ移動させようとしたとき、マウスポインタMPが他方の画面M2に移動されるため、ユーザは意図せずにマウスポインタMPを他方の画面M2へ移動させてしまうことはない。
以下、マウスポインタMPの移動制御を図18を参照して詳細に説明する。ここではマウスポインタMPがプライマリモニタ11の画面M1上にある場合を説明するが、マウスポインタMPがセカンダリモニタ21の画面M2上にある場合も同様である。
目印表示制御プログラム33は、ポインタ表示制御プログラム31からマウスポインタMPの座標を取得する(S51)。
目印表示制御プログラム33は、取得した座標に基づいてマウスポインタMPが目印ウィンドウ50上又は目印ウィンドウ50から所定の範囲内(以下「目印ウィンドウ上又はその近傍」という)にあるか否かを判断する(S52)。マウスポインタMPが目印ウィンドウ50上又はその近傍にある場合はステップS53に進み、そうでない場合はステップS54に進む。
まずマウスポインタMPが目印ウィンドウ50上又はその近傍にある場合(S52でYES)を説明する。この場合、目印表示制御プログラム33は、オプションOP1が有効か否かを判断する(S53)。オプションOP1が有効な場合、目印表示制御プログラム33は目印ウィンドウ50の表示を停止して目印ウィンドウ50を隠す(S55)。
次に、目印表示制御プログラム33は、マウスポインタMPがプライマリモニタ11側の所定区間上にあるか否かを判断する(S56)。マウスポインタMPがプライマリモニタ11側の所定区間上にある場合、マウスポインタMPの移動方向を読み取り(S57)、マウスポインタMPがセカンダリモニタ21の画面M2に向かっているか否かを判断する(S58)。
マウスポインタMPがセカンダリモニタ21の画面M2に向かって移動している場合(S58でYES)、目印表示制御プログラム33は、オプションOP2が有効か否かを判断する(S59)。オプションOP2が有効な場合、目印表示制御プログラム33はオプションOP2を実行する(S60)。詳細は後述する。オプションOP2が無効な場合、目印表示制御プログラム33はマウスポインタMPの画面M2への移動をポインタ表示制御プログラム31に許容し、直ちにマウスポインタMPを画面M2に移動させる(S61)。
続いて、目印表示制御プログラム33は、オプションOP3が有効か否かを判断する(S62)。オプションOP3が有効な場合、目印表示制御プログラム33はオプションOP3を実行する(S63)。詳細は後述する。
一方、マウスポインタMPがセカンダリモニタ21に向かって移動していない場合(S58でNO)、目印表示制御プログラム33は、オプションOP2が有効か否かを判断する(S64)。オプションOP2が有効な場合、目印表示制御プログラム33はオプションOP2用のタイマ(詳細は後述)をリセットし(S65)、さらにオプションOP2用のマウスデータ有効フラグ(詳細は後述)をクリアする(S66)。
次にマウスポインタMPが目印ウィンドウ50上又はその近傍にない場合(S52でNO)を説明する。この場合、目印表示制御プログラム33は、目印ウィンドウ50の属性が表示か非表示かを判断する(S54)。属性が表示の場合、目印表示制御プログラム33は目印ウィンドウ50を隠すことなく表示する(S67)。
次に、目印表示制御プログラム33は、マウスポインタMPがプライマリモニタ11側の所定区間以外の区間(図6上ではB2−C1、図7上ではA1−B2)上にあるか否かを判断する(S68)。マウスポインタMPがプライマリモニタ11側の所定区間以外の区間上にある場合、マウスポインタMPの移動方向を読み取り(S69)、マウスポインタMPがプライマリモニタ11の画面M1から外側に向かっているか否かを判断する(S70)。
マウスポインタMPがプライマリモニタ11の画面M1から外側に向かって移動している場合(S70でYES)、目印表示制御プログラム33は、オプションOP4が有効か否かを判断する(S71)。オプションOP4が有効な場合、目印表示制御プログラム33はオプションOP4を実行する(S72)。詳細は後述する。
続いて、目印表示制御プログラム33は、オプションOP3が有効か否かを判断する(S73)。オプションOP3が有効な場合、目印表示制御プログラム33はオプションOP3を実行する(S74)。
一方、マウスポインタMPがプライマリモニタ11の画面M1から外側に向かって移動していない場合(S70でNO)、目印表示制御プログラム33は、オプションOP4が有効か否かを判断する(S75)。オプションOP4が有効な場合、目印表示制御プログラム33はオプションOP4用のタイマ(詳細は後述)をリセットし(S76)、さらにオプションOP4用のマウスデータ有効フラグ(詳細は後述)をクリアする(S77)。
2.5.1.ポインタ一時停止オプション:OP2
本オプションOP2は、マウスポインタMPが所定区間上に達した後も引き続きマウス18から入力される座標データ(以下「マウスデータ」という)を無効にすることにより、マウスポインタMPを所定区間上で強制的に停止させる。そして、マウス18の動きが所定時間(たとえば500ミリ秒)以上止まったとき、マウスデータを有効にすることにより、マウスポインタMPをセカンダリモニタ21の画面M2上に移動させる。マウスデータを有効にするか無効にするかの判別にはマウスデータ有効フラグを用いる。マウスデータを有効にするためにはマウスデータ有効フラグをセットし、マウスデータを無効にするためにはマウスデータ有効フラグをクリア(リセット)する。また、マウス18の停止時間を計測するためにはタイマを用いる。このオプションOP2用のタイマはマウスデータを無効にするたびにリセットされ、再び計測を開始する。
図19を参照して、目印表示制御プログラム33は、オプションOP2用のタイマが計時中か否かを判断する(S601)。最初、タイマは計時中でないから、目印表示制御プログラム33は、マウスデータ有効フラグがセットされているか否かを判断する(S602)。最初、マウスデータ有効フラグはセットされていないから、目印表示制御プログラム33は、マウスデータを無効にし(S603)、オプションOP2用のタイマをスタートする(S604)。
マウスポインタMPが所定区間上に達した後も引き続きマウス18が動かされていると、マウスデータは次々と連続的に発生するため、図18を参照して、目印表示制御プログラム33はオプションOP2を再び実行する(S60)。
このとき、再び図19を参照して、目印表示制御プログラム33は、再びオプションOP2用のタイマが計時中か否かを判断する(S601)。このとき、タイマは既に計時中であるから、目印表示制御プログラム33は、マウスデータを無効にし(S605)、オプションOP2用のタイマをリセットし、再スタートする(S606)。
したがって、マウスポインタMPが所定区間上に達した後も引き続きマウス18が動かされている限り、目印表示制御プログラム33は上記オプションOP2の実行(S60)を繰り返し、その結果として、オプションOP2用のタイマは非常に短い計時を繰り返す。この間、次々連続的に発生するマウスデータは全て無効にされるため、マウスポインタMPは所定区間上で停止される。
目印表示制御プログラム33は図19に示した処理を実行する一方で、図20に示した処理を並行して実行する。図20を参照して、目印表示制御プログラム33は、オプションOP2用のタイマにより計測される時間が所定時間を経過したか否かを判断する(S609)。マウスポインタMPが所定区間上に達した後も引き続きマウス18が動かされている間は上述したようにマウスデータは次々と連続的に発生するため、オプションOP2用のタイマにより計測される時間は常に所定時間よりも短い(S609でNO)。しかし、マウスポインタMPが所定区間上に達した後、マウス18が一旦止められ、再び動かされると、オプションOP2用のタイマにより計測される時間が所定時間を越える(S609でYES)。そのため、目印表示制御プログラム33は、マウスデータ有効フラグをセットし(S610)、オプションOP2用のタイマをストップする。すなわち、目印表示制御プログラム33はここでマウス18の停止を検知している。
再び図19を参照して、オプションOP2用のタイマが計時中でなく(S601でNO)、かつマウスデータ有効フラグがセットされると(S602でYES)、目印表示制御プログラム33は、オプションOP2用のマウスデータ有効フラグをクリアし(S607)、マウスポインタMPのセカンダリモニタ21の画面M2上への移動をポインタ表示制御プログラム31に許容する(S608)。そのため、ポインタ表示制御プログラム31はマウスポインタMPをセカンダリモニタ21の画面M2上へ移動させる。
2.5.2.モニタ番号表示オプション:OP3
図21を参照して、マウスポインタMPがセカンダリモニタ21の画面M2上に移動すると(S631でYES)、目印表示制御プログラム33は、プライマリモニタ11の画面M1とセカンダリモニタ21の画面M2との位置関係を特定する(S632)。
具体的には、目印表示制御プログラム33は、両モニタ11,12の画面M1,M2は横に並んでいるか否かを判断する(S633)。画面M1,M2が横に並んでいる場合(S633でYES)、目印表示制御プログラム33は、プライマリモニタ11の画面M1が左側でかつセカンダリモニタ21の画面M2が右側か否かを判断する(S634)。画面M1が左側で画面M2が右側の場合(S634でYES)、目印表示制御プログラム33は、図22に示すように、移動先のモニタ番号(ここでは「2」)を表示するための表示エリア51の左上頂点の座標を(X−w,Y−h/2)に設定する(S635)。逆に、画面M1が右側で画面M2が左側の場合(S634でNO)、目印表示制御プログラム33は、図23に示すように、表示エリア51の左上頂点の座標を(X,Y−h/2)に設定する(S636)。
画面M1,M2が横に並んでいない場合(S633でNO)、目印表示制御プログラム33は、画面M1,M2は縦に並んでいると判断し(S637)、続いてプライマリモニタ11の画面M1が上側でかつセカンダリモニタ21の画面M2が下側か否かを判断する(S638)。画面M1が上側で画面M2が下側の場合(S638でYES)、目印表示制御プログラム33は、図24に示すように、表示エリア51の左上頂点の座標を(X−w/2,Y−h)に設定する(S639)。逆に、画面M1が下側で画面M2が上側の場合(S638でNO)、目印表示制御プログラム33は、図25に示すように、表示エリア51の左上頂点の座標を(X−w/2,Y)に設定する(S640)。
次に、目印表示制御プログラム33は幅w及び高さhの表示エリア51を生成し(S634)、その表示エリア51がプライマリモニタ11の画面M1内に収まっているか否かを判断する(S642)。マウスポインタMPが所定区間の端付近を通過する場合は表示エリア51が画面M1内に収まらないので、その表示エリアを画面M1内に収まるようにずらす(S643)。表示エリア51が画面M1内に収まっている場合(S642でYES)、目印表示制御プログラム33はセカンダリモニタ21のモニタ番号を示す「2」を表示エリア51内に表示する(S644)。そして、目印表示制御プログラム33はオプションOP3用のタイマをスタートする(S645)。
オプションOP3用のタイマをスタートすると、図26を参照して、目印表示制御プログラム33は、オプションOP3用のタイマにより計測される時間が所定時間を経過したか否かを判断する(S646)。移動先のモニタ番号を表示してから所定時間(たとえば3秒)が経過すると、ユーザはマウスポインタMPがセカンダリモニタ21の画面M2上に移動したと認識できるであろうから、目印表示制御プログラム33は表示エリア51をその役割を果たしたものとして消去する。これにより、オプションOP3用のタイマは計測を終了する。
2.5.3.ポインタスキップオプション:OP4
本オプションOP4は、マウスポインタMPが所定区間以外の区間上に達した後も引き続き入力されるマウスデータを無効にすることにより、マウスポインタMPを所定区間以外の区間上で強制的に停止させる。オプションOP4はオプションOP2に類似し、オプションOP2用のタイマの代わりにオプションOP4用のタイマを用い、オプションOP2用のマウスデータ有効フラグの代わりにOP4用のマウスデータ有効フラグを用いる。
図27に示したステップS721〜S727及び図28に示したS731〜S732はそれぞれ図19に示したステップS601〜S607及び図20に示したS709〜S610と同じであるから、その説明は繰り返さない。ここでは、目印表示制御プログラム33はステップS731〜S732によりマウス18の停止を検知している。
図27を参照して、オプションOP4用のマウスデータ有効フラグをクリアした後(S727)、目印表示制御プログラム33は、プライマリモニタ11の画面M1及びセカンダリモニタ21の画面M2が相互に接続される所定区間の情報を取得し(S728)、その両端の座標を取得する(S729)。所定区間の両端の座標のうちマウスポインタMPの現在の座標から近い方の端にマウスポインタMPの座標を変更し、かつマウスポインタMPのセカンダリモニタ21の画面M2上への移動をポインタ表示制御プログラム31に許容する(S730)。そのため、ポインタ表示制御プログラム31はマウスポインタMPを所定区間の両端のうちマウスポインタMPから近い方の端にスキップさせ、かつセカンダリモニタ21の画面M2上へ移動させる。
以上、本発明の実施の形態によれば、プライマリモニタ11及びセカンダリモニタ21の画面M1,M2上に所定区間に沿って目印ウィンドウ50が表示されるため、マウスポインタMPを画面M1,M2間で相互に移動可能な箇所を容易かつ速やかに識別することができる。その結果、マウスポインタMPを両画面M1,M2間で相互に移動させやすく、マウスポインタMPを見失うこともないなど、マウス18の操作性を向上させることができる。
上記実施の形態のポインタ一時停止オプションOP2では、マウスポインタMPが所定区間上で強制的に停止された後、ユーザがマウス18を一時的に停止させ、その後、再びマウス18を移動させたとき、マウスポインタMPを他方の画面に移動させるようにしているが、このようにマウス18の停止を検知することなく、マウスポインタMPが停止された後も引き続き、ユーザがマウス18を所定時間以上移動させ続けたとき、マウスポインタMPを他方の画面に移動させるようにしてもよい。これを実現するためには、たとえば図19に示したステップS606を省略すればよい。この場合、オプションOP2用のタイマは、マウスポインタMPが停止されて後も引き続きユーザがマウス18を移動させ続けた時間を計測する。そして、この計測時間が所定時間を経過したとき、目印表示制御プログラム33は、図19に示したステップS607及びS608を実行する。
また、ポインタスキップオプションOP4では、マウスポインタMPが所定区間以外の区間上で強制的に停止された後、ユーザがマウス18を一時的に停止させ、その後、再びマウス18を移動させたとき、マウスポインタMPを他方の画面に移動させるようにしているが、このようにマウス18の停止を検知することなく、マウスポインタMPが停止された後も引き続き、ユーザがマウス18を所定時間以上移動させ続けたとき、マウスポインタMPを他方の画面に移動させるようにしてもよい。これを実現するためには、たとえば図27に示したステップS726を省略すればよい。この場合、オプションOP4用のタイマは、マウスポインタMPが停止されて後も引き続きユーザがマウス18を移動させ続けた時間を計測する。そして、この計測時間が所定時間を経過したとき、目印表示制御プログラム33は、図27に示したステップS727〜S730を実行する。
また、目印ウィンドウ50の形状は上述した矩形に限定されることなく、いかなる形状でもよい。また、目印ウィンドウ50は所定箇所に接触していなくてもよく、所定箇所から所定間隔をおいて配置されてもよい。
また、図29に示すように、所定箇所の上端又は下端だけに矢印52を表示したり、所定箇所の上端及び下端の両方に矢印を表示したりしてもよい。要するに、マウスポインタMPを移動可能な所定箇所を識別するための何らかのオブジェクトを表示すればよい。
また、目印ウィンドウ50の属性を非表示に設定し、モニタ表示オプションOP3だけを有効にしてもよい。この場合、目印ウィンドウ等のオブジェクトは表示されないが、マウスポインタMPが他の画面に移動すると、移動先のモニタ番号が表示されるので、ユーザはマウスポインタMPを見失うことなく、マウス18の操作性を向上させることができる。
上記実施の形態は2台のモニタ11,12を用いているが、3台以上のモニタを用いた拡張デスクトップ環境でも本発明は適用可能である。また、コンピュータの型式は上述したノート型に限定されることなく、たとえばデスクトップ型でもよいなど、その型式は何ら限定されない。また、2台目以降のモニタは外部モニタとして機能するものであればよく、プロジェクタ等を使用することもできる。
また、上記実施の形態では目印表示制御プログラム33はオペレーティングシステム30とは別に追加ユーティリティとしてインストールされているが、オペレーティングシステム30に組み込まれていてもよい。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、本発明は上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
本発明によるマルチモニタシステムは、拡張デスクトップ環境で稼働するコンピュータに利用可能である。
本発明の実施の形態によるマルチモニタシステムの外観構成を示す正面図である。 図1に示したノート型パーソナルコンピュータの構成を示す機能ブロック図である。 図2に示したハードディスクに記憶されているプログラムを示す機能ブロック図である。 図1に示したマルチモニタシステムの内部構成を示す機能ブロック図である。 図1〜図4に示したマルチモニタシステムの動作を示すフロー図である。 図3〜図5に示した拡張デスクトップ機能によりプライマリモニタの画面とセカンダリモニタの画面とを横に接続した拡張デスクトップを示す図である。 図3〜図5に示した拡張デスクトップ機能によりプライマリモニタの画面とセカンダリモニタの画面とを縦に接続した拡張デスクトップを示す図である。 図3〜図5に示した拡張デスクトップ機能によりプライマリモニタの画面とセカンダリモニタの画面とを斜めに接続した拡張デスクトップを示す図である。 図3〜図5に示した拡張デスクトップ機能により互いに解像度が異なるプライマリモニタの画面とセカンダリモニタの画面とを横に接続した拡張デスクトップを示す図である。 図5に示した目印ウィンドウ生成処理を示すフロー図である。 図10に示した目印ウィンドウ生成処理において、モニタの配置を特定する処理の詳細を示すフロー図である。 図10に示した目印ウィンドウ生成処理において、所定区間を特定する処理の詳細を示すフロー図である。 図12に示した特定区間特定処理において、解像度の高いプライマリモニタの画面を左側に配置しかつ解像度の低いセカンダリモニタの画面を右側に配置した拡張デスクトップを示す図である。 図12に示した特定区間特定処理において、解像度の低いプライマリモニタの画面を左側に配置しかつ解像度の高いセカンダリモニタの画面を右側に配置した拡張デスクトップを示す図である。 図12に示した特定区間特定処理において、プライマリモニタの画面を左側上方に配置しかつセカンダリモニタの画面を右側下方に配置した拡張デスクトップを示す図である。 図12に示した特定区間特定処理において、プライマリモニタの画面を左側下方に配置しかつセカンダリモニタの画面を右側上方に配置した拡張デスクトップを示す図である。 図5に示した目印ウィンドウ属性変更処理を示すフロー図である。 図5に示したマウスポインタ画面間移動制御処理を示すフロー図である。 図18に示したマウスポインタ画面間移動制御処理において、ポインタ一時停止オプションを示すフロー図である。 図19に示したポインタ一時停止オプションにおいて、タイマをスタートさせたときの処理を示すフロー図である。 図18に示したマウスポインタ画面間移動制御処理において、モニタ番号表示オプションを示すフロー図である。 図21に示したモニタ番号表示オプションにおいて、マウスポインタを左側のプライマリモニタの画面から右側のセカンダリモニタの画面上に移動させる場合に表示されるモニタ番号の表示エリアを示す図である。 図21に示したモニタ番号表示オプションにおいて、マウスポインタを右側のプライマリモニタの画面から左側のセカンダリモニタの画面上に移動させる場合に表示されるモニタ番号の表示エリアを示す図である。 図21に示したモニタ番号表示オプションにおいて、マウスポインタを上側のプライマリモニタの画面から下側のセカンダリモニタの画面上に移動させる場合に表示されるモニタ番号の表示エリアを示す図である。 図21に示したモニタ番号表示オプションにおいて、マウスポインタを下側のプライマリモニタの画面から上側のセカンダリモニタの画面上に移動させる場合に表示されるモニタ番号の表示エリアを示す図である。 図21に示したモニタ番号表示オプションにおいて、タイマをスタートさせたときの処理を示すフロー図である。 図18に示したマウスポインタ画面間移動制御処理において、ポインタスキップオプションを示すフロー図である。 図19に示したポインタスキップオプションにおいて、タイマをスタートさせたときの処理を示すフロー図である。 図6に示した目印ウィンドウに代えて、所定箇所を識別するためのオブジェクトとして矢印を表示した拡張デスクトップを示す図である。 プライマリモニタの画面の右辺とセカンダリモニタの左辺とを接続した拡張デスクトップを示す図である。 図30に示したプライマリモニタの画面が下方にずれ、セカンダリモニタの画面が上方にずれた拡張デスクトップを示す図である。 解像度の高いプライマリモニタの画面の右辺と解像度の低いセカンダリモニタの左辺とを接続した拡張デスクトップを示す図である。
符号の説明
1 マルチモニタシステム
10 ノート型パーソナルコンピュータ
11 プライマリモニタ
18 マウス
21 セカンダリモニタ(外部モニタ)
31 ポインタ表示制御プログラム
32 拡張デスクトップ設定プログラム
33 目印表示制御プログラム
41 ポインタ表示制御部
42 拡張デスクトップ設定部
43 目印表示制御部
44 目印ウィンドウ表示部
45 目印ウィンドウ隠しオプション制御部
46 ポインタ一時停止オプション制御部
47 モニタ番号表示オプション制御部
48 ポインタスキップオプション制御部
50 目印ウィンドウ
51 表示エリア
52 矢印
ED1〜ED4 拡張デスクトップ
M1,M2 画面
MP マウスポインタ
OP1 目印ウィンドウ隠しオプション
OP2 ポインタ一時停止オプション
OP3 モニタ番号表示オプション
OP4 ポインタスキップオプション

Claims (19)

  1. 第1及び第2のモニタと、
    前記第1及び第2のモニタの画面上に表示すべきポインタの座標を指示するポインティングデバイスと、
    前記ポインティングデバイスにより指示された座標にポインタを表示するポインタ表示制御手段と、
    前記第1のモニタの画面の周縁と前記第2のモニタの画面の周縁とを所定箇所で仮想的に接続し、前記ポインタを前記第1及び第2のモニタの画面間で相互に移動可能とする拡張デスクトップ設定手段と、
    前記ポインタが前記所定箇所に達したとき、前記ポインタを強制的に停止させる手段と、
    前記ポインタが強制的に停止された後、前記ポインティングデバイスの停止を検知する手段と、
    前記ポインティングデバイスの停止が検知された後、前記ポインティングデバイスが前記第1及び第2のモニタの一方の画面から当該他方の画面へ前記ポインタを移動させるための座標を指示したとき、前記ポインタの停止を解除して当該他方の画面への前記ポインタの移動を許容するポインタ移動許容手段とを備えたことを特徴とするマルチモニタシステム。
  2. 第1及び第2のモニタと、
    前記第1及び第2のモニタの画面上に表示すべきポインタの座標を指示するポインティングデバイスと、
    前記ポインティングデバイスにより指示された座標にポインタを表示するポインタ表示制御手段と、
    前記第1のモニタの画面の一辺と前記第2のモニタの画面の一辺とを所定区間で仮想的に接続し、前記ポインタを前記第1及び第2のモニタの画面間で相互に移動可能とする拡張デスクトップ設定手段と、
    前記ポインタが前記一辺の所定区間以外の区間に達したとき、前記ポインタを強制的に停止させる手段と、
    前記ポインタが強制的に停止された後、前記ポインティングデバイスの停止を検知する手段と、
    前記ポインティングデバイスの停止が検知された後、前記ポインティングデバイスが前記第1及び第2のモニタの一方の画面から外側へ前記ポインタを移動させるための座標を指示したとき、前記所定区間の両端のうち前記ポインタの位置から近い方の端へ前記ポインタをスキップさせ、前記ポインタの停止を解除して当該他方の画面への前記ポインタの移動を許容するポインタ移動許容手段とを備えたことを特徴とするマルチモニタシステム。
  3. 請求項1又は2に記載のマルチモニタシステムであってさらに、
    前記所定箇所又は区間を識別するためのオブジェクトを前記第1及び/又は第2のモニタの画面上に表示する手段を備えたことを特徴とするマルチモニタシステム。
  4. 請求項に記載のマルチモニタシステムであって、
    前記オブジェクトは前記所定箇所又は区間に隣接して表示される目印ウィンドウであることを特徴とするマルチモニタシステム。
  5. 請求項に記載のマルチモニタシステムであってさらに、
    前記ポインタが前記目印ウィンドウ上又はその近傍に移動したとき、前記目印ウィンドウの表示を停止する手段を備えたことを特徴とするマルチモニタシステム。
  6. 請求項1又は2に記載のマルチモニタシステムであってさらに、
    前記第1及び第2のモニタの一方の画面から当該他方の画面へ前記ポインタが移動したとき、前記一方のモニタの画面上に当該他方のモニタを識別するための情報を表示する手段を備えたことを特徴とするマルチモニタシステム。
  7. 第1及び第2のモニタの画面上に表示すべきポインタの座標をポインティングデバイスから入力するステップと、
    前記ポインティングデバイスから入力された座標にポインタを表示するステップと、
    前記第1のモニタの画面の周縁と前記第2のモニタの画面の周縁とを所定箇所で仮想的に接続し、前記ポインタを前記第1及び第2のモニタの画面間で相互に移動可能とする拡張デスクトップ設定ステップと、
    前記ポインタが前記所定箇所に達したとき、前記ポインタを強制的に停止させるステップと、
    前記ポインタが強制的に停止された後、前記ポインティングデバイスの停止を検知するステップと、
    前記ポインティングデバイスの停止が検知された後、前記ポインティングデバイスが前記第1及び第2のモニタの一方の画面から当該他方の画面へ前記ポインタを移動させるための座標を指示したとき、前記ポインタの停止を解除して当該他方の画面への前記ポインタの移動を許容するポインタ移動許容ステップとを備えたことを特徴とするマルチモニタ方法。
  8. 第1及び第2のモニタの画面上に表示すべきポインタの座標をポインティングデバイスから入力するステップと、
    前記ポインティングデバイスから入力された座標にポインタを表示するステップと、
    前記第1のモニタの画面の一辺と前記第2のモニタの画面の一辺とを所定区間で仮想的に接続し、前記ポインタを前記第1及び第2のモニタの画面間で相互に移動可能とする拡張デスクトップ設定ステップと、
    前記ポインタが前記一辺の所定区間以外の区間に達したとき、前記ポインタを強制的に停止させるステップと、
    前記ポインタが強制的に停止された後、前記ポインティングデバイスの停止を検知するステップと、
    前記ポインティングデバイスの停止が検知された後、前記ポインティングデバイスが前記第1及び第2のモニタの一方の画面から外側へ前記ポインタを移動させるための座標を指示したとき、前記所定区間の両端のうち前記ポインタの位置から近い方の端へ前記ポインタをスキップさせ、前記ポインタの停止を解除して当該他方の画面への前記ポインタの移動を許容するポインタ移動許容ステップとを備えたことを特徴とするマルチモニタ方法。
  9. 請求項7又は8に記載のマルチモニタ方法であってさらに、
    前記所定箇所又は区間を識別するためのオブジェクトを前記第1及び/又は第2のモニタの画面上に表示する手段を備えたことを特徴とするマルチモニタ方法。
  10. 請求項に記載のマルチモニタ方法であって、
    前記オブジェクトは前記所定箇所又は区間に隣接して表示される目印ウィンドウであることを特徴とするマルチモニタ方法。
  11. 請求項10に記載のマルチモニタシステムであってさらに、
    前記ポインタが前記目印ウィンドウ上又はその近傍に移動したとき、前記目印ウィンドウの表示を停止するステップを備えたことを特徴とするマルチモニタ方法。
  12. 請求項7又は8に記載のマルチモニタ方法であってさらに、
    前記第1及び第2のモニタの一方の画面から当該他方の画面へ前記ポインタが移動したとき、前記一方のモニタの画面上に当該他方のモニタを識別するための情報を表示するステップを備えたことを特徴とするマルチモニタ方法。
  13. 第1のモニタの画面の周縁と第2のモニタの画面の周縁とを所定箇所で仮想的に接続し、ポインティングデバイスに応じて表示されたポインタを前記第1及び第2のモニタの画面間で相互に移動可能とする拡張デスクトップ環境で稼働するプログラムであって、
    前記ポインタが前記所定箇所に達したとき、前記ポインタを強制的に停止させるステップと、
    前記ポインタが強制的に停止された後、前記ポインティングデバイスの停止を検知するステップと、
    前記ポインティングデバイスの停止が検知された後、前記ポインティングデバイスが前記第1及び第2のモニタの一方の画面から当該他方の画面へ前記ポインタを移動させるための座標を指示したとき、前記ポインタの停止を解除して当該他方の画面への前記ポインタの移動を許容するポインタ移動許容ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  14. 第1のモニタの画面の一辺と第2のモニタの画面の一辺とを所定区間で仮想的に接続し、ポインティングデバイスに応じて表示されたポインタを前記第1及び第2のモニタの画面間で相互に移動可能とする拡張デスクトップ環境で稼働するプログラムであって、
    前記ポインタが前記一辺の所定区間以外の区間に達したとき、前記ポインタを強制的に停止させるステップと、
    前記ポインタが強制的に停止された後、前記ポインティングデバイスの停止を検知するステップと、
    前記ポインティングデバイスの停止が検知された後、前記ポインティングデバイスが前記第1及び第2のモニタの一方の画面から外側へ前記ポインタを移動させるための座標を指示したとき、前記所定区間の両端のうち前記ポインタの位置から近い方の端へ前記ポインタをスキップさせ、前記ポインタの停止を解除して当該他方の画面への前記ポインタの移動を許容するポインタ移動許容ステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  15. 請求項13又は14に記載のプログラムであってさらに、
    前記所定箇所又は区間を識別するためのオブジェクトを前記第1及び/又は第2のモニタの画面上に表示するステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  16. 請求項15に記載のプログラムであって、
    前記オブジェクトは前記所定箇所又は区間に隣接して表示される目印ウィンドウであることを特徴とするプログラム。
  17. 請求項16に記載のプログラムであってさらに、
    前記ポインタが前記目印ウィンドウ上又はその近傍に移動したとき、前記目印ウィンドウの表示を停止するステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  18. 請求項13又は14に記載のプログラムであってさらに、
    前記第1及び第2のモニタの一方の画面から当該他方の画面へ前記ポインタが移動したとき、前記一方のモニタの画面上に当該他方のモニタを識別するための情報を表示するステップをコンピュータに実行させるためのプログラム。
  19. 請求項13〜18のいずれか1項に記載のプログラムを記憶したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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