JP4685483B2 - 発電装置及び発電装置の作動媒体・潤滑油回収方法 - Google Patents

発電装置及び発電装置の作動媒体・潤滑油回収方法 Download PDF

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Description

本発明は、比較的低温の排熱等を回収して、この熱エネルギーを電力に変換する発電装置に係り、特にタービン発電機の軸受の潤滑に用いる潤滑油に作動媒体が混入した場合や作動媒体に潤滑油が混入した場合に、その作動媒体と潤滑油を分離し、回収した作動媒体や潤滑油をそれぞれ作動媒体循環経路や潤滑油循環経路に戻すことができるようにした発電装置、及び発電装置の作動媒体・潤滑油回収方法に関するものである。
200℃〜400℃程度の排ガス或いは60℃〜100℃の排温水等比較的低温の排熱を発電電力として有効に回収することが試みられている。このような低温度の排熱の回収は、所謂ランキンサイクル等を利用したクローズドシステムの発電装置として実現可能であり、装置のコンパクト化のために、作動媒体として水ではなく、低沸点の作動媒体が用いられている。
上述したクローズドシステムの発電装置におけるタービン発電機の軸受の潤滑は、通常潤滑油を用いて行われている。この潤滑油が循環する潤滑油系統は、通常、熱サイクルを構成する作動媒体系統とは、ラビリンスシール等により分離されているが、隙間無く遮断することは不可能で、条件によっては作動媒体系統に潤滑油が漏れ出すことも、潤滑油系統に作動媒体が入り込むこともある。特にタービン発電機の起動時或いは停止時に、潤滑油と作動媒体の温度、圧力の違いにより、潤滑油と作動媒体の混合が生じ易い。そのまま放置すると、潤滑油系統すら潤滑油成分がなくなり、作動媒体が主体になり,粘性が低下し、軸受の潤滑に支障をきたす場合もある。これを防止するため、潤滑油に混入した作動媒体をタンク内に貯留し、潤滑油と作動媒体の比重差により分離し、潤滑油を潤滑油系統に、作動媒体を作動媒体系にそれぞれ戻す試みもなされている。
上記潤滑油と作動媒体の比重差により分離する方法は、潤滑油中の作動媒体を排出するためには、一定の効果はあるものの、条件によっては潤滑油と作動媒体の分離が不十分となり、分離した作動媒体中に潤滑油が混入したり、作動媒体系統に潤滑油が混入する場合もある。作動媒体中に潤滑油が混入すると、作動媒体の伝熱特性が悪化したり、沸点上昇により蒸気圧力が低下したりするため、性能の悪化を招く。また、潤滑油が減少することで、潤滑系統の循環不良を招くこともある。
また、潤滑系統の圧力と、凝縮器内圧との差が小さい場合、分離作動媒体を戻すために潤滑油タンクの高さを高くし液ヘッドを高く取るか、ポンプ等の補助動力を用いる等の手段が必要となる。また、分離作動媒体に混入した潤滑油以外にも、装置内には作動媒体に潤滑油が混入する可能性のある個所があり、潤滑油を回収する手段が望まれている。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、作動媒体系統から分離して潤滑油系統に混入した場合、作動媒体成分のみを抽出して回収し作動媒体系統に戻すと共に、潤滑油系統から分離して作動媒体系に混入した場合潤滑油成分のみを抽出して回収し潤滑油系に戻すことができる発電装置、及び発電装置の作動媒体・潤滑油回収方法を提供することを目的とする。
上記課題を達成するため請求項1に記載の発明は、蒸気発生器、凝縮器、膨張機、これらを作動媒体が循環する作動媒体循環経路と、及び前記膨張機により駆動される発電機を具備し、前記蒸気発生器にて外部熱源からの熱で発生した作動媒体蒸気を、前記膨張機に導き前記発電機を駆動し、該膨張機からの作動媒体蒸気を前記凝縮器に導き外部からの冷却媒体にて凝縮させ、該凝縮した作動媒体液を作動媒体循環ポンプにて前記蒸気発生器に送り込むように構成し、潤滑油循環経路と、該潤滑油循環経路に設けた潤滑油供給ポンプを具備し、該潤滑油供給ポンプにより前記膨張機及び/又は前記発電機のロータ軸を支持する軸受に潤滑油を送り込むように構成した発電装置において、潤滑油タンクと、加熱器を設け、前記作動媒体循環経路を循環する作動媒体液は前記潤滑油循環経路を循環する潤滑油と比重差により分離できる相溶性の殆どない作動媒体液であり、前記軸受を潤滑し前記作動媒体が混入した潤滑油を前記潤滑油タンクに導き、比重差により該潤滑油タンク内で潤滑油と作動媒体とに分離し、該分離した作動媒体を前記加熱器の被加熱側に導入して加熱し、発生した潤滑油滴が混入する作動媒体蒸気を油滴分離器に通して油滴分を抽出・除去し、抽出した油滴分を前記潤滑油タンク内の潤滑油に戻し、油滴分を除去した作動媒体蒸気を前記作動媒体循環経路に戻し、前記潤滑油タンク内の潤滑油を前記潤滑油循環経路に戻すように構成したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発電装置において、前記作動媒体循環経路の作動媒体の一部を前記加熱器の被加熱側に導入するように構成したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発電装置において、前記潤滑油タンクと前記加熱器のそれぞれ下端をU字型配管で接続したことを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発電装置において、 前記加熱器の熱源は前記蒸気発生器と同じ外部熱源であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発電装置において、前記加熱器の熱源は前記蒸気発生器で発生した作動媒体蒸気であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発電装置において、前記加熱器の熱源を作動媒体蒸気の凝縮熱とすると共に、凝縮した凝縮液を細管もしくはオリフィスを介して前記凝縮器に導くことを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の発電装置において、前記潤滑油タンクで分離した作動媒体を前記加熱器に導入する経路に制御弁を設けると共に、該潤滑油タンクに所定量の作動媒体液が貯留した場合又は貯留したと判断した場合該制御弁を開くことを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、蒸気発生器にて外部熱源からの熱で発生した作動媒体蒸気を膨張機に導き、発電機を駆動し、該膨張機からの作動媒体蒸気を凝縮器に導き外部からの冷却媒体にて凝縮させ、該凝縮した作動媒体液を作動媒体循環ポンプにて蒸気発生器に送り込むように構成した作動媒体循環経路と、前記膨張機もしくは前記発電機のロータ軸を支持する軸受に潤滑油を循環させる潤滑油循環経路を具備する発電装置の潤滑油に混入した作動媒体及び/又は作動媒体に混入した潤滑油を回収する作動媒体・潤滑油回収方法において、前記作動媒体循環経路を循環する作動媒体液は前記潤滑油循環経路を循環する潤滑油と比重差により分離できる相溶性の殆どない作動媒体液であり、前記軸受を潤滑した作動媒体の混入した潤滑油を潤滑油タンクに導き、比重差により該潤滑油タンク内で潤滑油と作動媒体とに分離し、該分離した作動媒体及び/又は作動媒体循環経路の作動媒体の一部を加熱器の被加熱側に導入して加熱し発生した潤滑油滴が混入した作動媒体蒸気を油滴分離器に通して油滴分を抽出・除去し、抽出した油滴分を前記潤滑油タンク内の潤滑油に戻し、油滴分を除去した作動媒体蒸気を前記作動媒体循環経路に戻し、前記潤滑油タンク内の潤滑油を前記潤滑油循環経路に戻すことを特徴とする。
請求項1乃至7に記載の発明によれば、軸受を潤滑し作動媒体が混入した潤滑油を潤滑油タンクに導き、比重差により該潤滑油タンク内で潤滑油と作動媒体とに分離し、該分離した作動媒体を加熱器の被加熱側に導入して加熱し発生した潤滑油滴が混入する作動媒体蒸気を油滴分離器に通して油滴分を抽出・除去し、抽出した油滴分を潤滑油タンク内の潤滑油に戻し、油滴分を除去した作動媒体蒸気を作動媒体循環経路に戻し、潤滑油タンク内の潤滑油を潤滑油循環経路に戻すので、潤滑油循環経路中の潤滑油に混入する作動媒体を極力抑制できると共に、作動媒体循環経路中の作動媒体中に混入する潤滑油を極力抑制できる。
請求項2に記載の発明によれば、作動媒体循環経路の作動媒体の一部を加熱器の被加熱側に導入するので、該作動媒体は加熱され、気化した作動媒体蒸気はその中に含まれる潤滑油滴が除去されて作動媒体循環経路に戻されることになるから、作動媒体中に混入する潤滑油を抑制できる。
請求項3に記載の発明によれば、U字型配管で接続することにより、ヒートサイホン作用が発生し、潤滑油循環経路に搬送できる。
請求項8に記載の発明によれば、軸受を潤滑した作動媒体の混入した潤滑油を潤滑油タンクに導き、比重差により該潤滑油タンク内で潤滑油と作動媒体とに分離し、該分離した作動媒体及び/又は作動媒体循環経路の作動媒体の一部を加熱器の被加熱側に導入して加熱し発生した潤滑油滴が混入した作動媒体蒸気を油滴分離器に通して油滴分を抽出・除去し、抽出した油滴分を前記潤滑油タンク内の潤滑油に戻し、油滴分を除去した作動媒体蒸気を前記作動媒体循環経路に戻し、潤滑油タンク内の潤滑油を前記潤滑油循環経路に戻すので、潤滑油に混入した作動媒体及び/又は作動媒体に混入した潤滑油を回収し、潤滑油に混入する作動媒体及び/又は作動媒体に混入する潤滑油を極力抑制できる。
以下、本発明の実施の形態例を図面を基づいて説明する。図1は本発明に係る発電装置の概略システム構成を示す図である。この発電装置は、クローズドシステムの発電装置であり、所謂ランキンサイクルを利用した発電装置である。本発電装置は、外部排熱源(例えば、200℃〜400℃程度の排ガス或いは60℃〜100℃の排温水等)101の排熱を回収して作動媒体の高圧蒸気102を発生する蒸気発生器11と、該高圧蒸気102を膨張させることにより駆動するタービン(膨張機)13と該タービン13に駆動される発電機12を備えたタービン発電機14と、前記タービン13を駆動した後の低圧蒸気103を外部冷却媒体(例えば、冷却水や外気等)104にて冷却して作動媒体の凝縮液を形成する凝縮器15と、該凝縮器15にて凝縮した作動媒体の凝縮液105を加圧して前記蒸気発生器11に送り込む送液ポンプ16を備え、これらを蒸気発生器11、タービン13、凝縮器15、及び送液ポンプ16を作動媒体循環経路17で接続している。
なお、この実施形態では、膨張機としてタービン発電機14のタービン13を用いる例を説明するが、発電機12を駆動する膨張機はタービン13に限らずスクリュー型の膨張機やスクロール型の膨張機など他の形式の膨張機についても同様に適用が可能である。
ここで、作動媒体として、低沸点媒体であるHFC123或いはトリフルオロエタノール(CF3CH2OH)等を用いている。これにより、比較的低温(200℃〜400℃程度)の排ガス或いは比較的低温(60℃〜100℃)の排温水等の比較的低温の熱源を利用して、これらの熱をまず作動媒体の高圧蒸気に変換し、これによりタービン発電機14の発電機12に直結したタービン13を回転駆動し、発電を行うことができる。ここで、作動媒体は、低沸点媒体としたが、高沸点媒体であってもよい。
上記発電装置において、送液ポンプ16で、作動媒体の凝縮液105を蒸気発生器11に送り込む。凝縮液105は蒸気発生器11で外部排熱源101の熱エネルギーを受け、沸騰蒸発して高圧蒸気102となる。この作動媒体の高圧蒸気102はタービン発電機14の発電機12に直結したタービン13に送りこまれ、ここで高圧蒸気102の膨張によりタービン13を駆動して発電機12を駆動(回転)させて発電する。タービン13から排出された低圧蒸気103は凝縮器15にて、冷却水等の冷却媒体104で冷却され、凝縮し、必要に応じて過冷却器(図示せず)で冷却され、送液ポンプ16に吸引され、クローズドシステムを一巡する。
タービン発電機14の主軸は軸受18、19により支持されている。そして各軸受18、19には、潤滑油供給ポンプ20により潤滑油タンク21に貯留された潤滑油106が加圧され各軸受18、19に潤滑油循環経路24を通って供給される。各軸受18、19を潤滑・冷却した潤滑油106は加熱され昇温して潤滑油受皿22、23に貯留され、潤滑油循環経路24を通って潤滑油タンク21に戻るようになっている。なお、潤滑油循環経路24の潤滑油供給ポンプ20の吐出口側には、潤滑油フィルタ27や流量計28が設けられている。
潤滑油供給ポンプ20の吐出口側の配管(潤滑油循環経路24)には、油冷却器(装置)25が配置され、該油冷却器(装置)25に冷却媒体ポンプ29により冷却配管26を通して凝縮器15からの作動媒体の凝縮液105を冷却媒体として供給することにより、昇温した潤滑油106を冷却する。油冷却器25で潤滑油106を冷却した後の作動媒体の凝縮液105は冷却配管26を通って発電機12の冷却ジャケット12aに供給され、該発電機12を冷却した後冷却配管26を通って凝縮器15に戻るようになっている。なお、冷却配管26の冷却媒体ポンプ29の吐出口側には流量計30が設けられている。
本発電装置においては、上記のように潤滑油循環経路24に潤滑油タンク21を設け、潤滑油106に混入した作動媒体を該潤滑油と該作動媒体の比重差により分離・回収するようにしている。即ち、比重の大きい作動媒体液107は潤滑油タンク21の底部に滞留し、比重の小さい潤滑油106は該作動媒体液107の上部に滞留する。なお、潤滑油タンク21内には上端が開口した内筒21aが配置され、潤滑油タンク21に滞留している潤滑油106のみが上端開口から内筒21a内に流入し、吐出口21bから潤滑油106が潤滑油供給ポンプ20に吸い込まれるようになっている。また、潤滑油タンク21の上部には油滴分離器21cが配置されている。ここで内筒としたが、タンクが二重構造になれば筒状でなくてもよい。
潤滑油タンク21には、その底部に滞留した作動媒体液107を導き、加熱・気化させる加熱器31が配管32を介して接続されており、該加熱器31の被加熱側31aに導かれた作動媒体液107は加熱され、気化し、作動媒体蒸気となる。作動媒体液107に混入している潤滑油は該加熱器31内で油滴となる。加熱器31内では気泡ポンプ作用が生じて、油滴は作動媒体液107の蒸気と共に運ばれ潤滑油タンク21内に流入する。潤滑油タンク21内に流入した作動媒体蒸気中の油滴は該潤滑油タンク21の上部一体に配置された油滴分離器21cに捕獲され、該油滴が除去された作動媒体蒸気は媒体蒸気戻し管33を通って凝縮器15に導かれる。
これにより、潤滑油タンク21の底部(下部)に貯留された作動媒体液107は、最終的に媒体蒸気の状態で凝縮器15に戻される。なお、作動媒体蒸気を戻す位置は、作動媒体循環経路17で潤滑油タンク21の内圧力よりも低圧の気相の部分であればよく、具体的にはタービン発電機14のタービン13の出口から凝縮器15内、或いはそれらを連通する個所であれば特にかまわない。
一般に潤滑油106は作動媒体液107よりも比重が小さく、潤滑油タンク21内に両液が存在すると、若干量は相互に溶解するが、全体としては比重差により潤滑油106が上部に、作動媒体液107が下部に貯留することになる。従って、潤滑油106に混入した作動媒体液107は上述のように潤滑油タンク21の底部に貯留され、加熱器31により気化し、最終的に作動媒体蒸気として作動媒体循環経路17に戻される。そして潤滑油タンク21内に配置された内筒21aの吐出口21bから潤滑油106を取り出し、潤滑油供給ポンプ20で加圧することにより潤滑油循環経路24に循環させることができる。
上記発電装置では、これに加えて、作動媒体循環経路17に混入した潤滑油が集まりやすいと考えられる場所のうち、特に蒸気発生器11の出口に設けられた気液分離器34、また、凝縮器15の液面付近となる液面検出器35から、潤滑油を比較的多く含んだ作動媒体液を回収し、制御弁36、37を介して加熱器31の被加熱側31aに送る回収液配管38、39を設けている。蒸気発生器11の出口及び気液分離器34の液相部は、作動媒体の多くが蒸気となっているため、比較的潤滑油を多く含んだ作動媒体となっている。気液分離器34内に液面が確保されていれば、気液分離器34内でも、比重差により、ある程度作動媒体と潤滑油とが分離されるため、その液面近辺には比較的潤滑油が多く含まれた作動媒体が存在する。また、凝縮器15内の作動媒体液面付近にも、潤滑油が比較的よく集まる。
本発電装置では、このうち、気液分離器34内の液面付近と、凝縮器15の液面検出器35の部分から、潤滑油を多く含んだ作動媒体液を取り出し、回収液配管38、39を通して回収作動媒体液として加熱器31の被加熱側31aに送るようにしている。このようにすると、上記した潤滑油タンク内で分離された作動媒体液107中の潤滑油と同様に、加熱器中で油滴として残留し、潤滑油タンク21内に戻る。即ち、作動媒体循環経路17に漏出した潤滑油が潤滑油タンク21内に回収されることになる。また、潤滑油と共に回収液配管38、39を通して回収された回収作動媒体液中の作動媒体も、上記と同様作動媒体蒸気として回収され、潤滑油タンク21を経由して凝縮器15に戻る。


また、回収液配管38、39を通して回収された回収作動媒体液中の作動媒体液は、気化して加熱器31内の蒸気流動を促進するため、加熱器31内の潤滑油滴の排出を促進する作用もある。
このとき、特に凝縮器15から作動媒体液(凝縮液105)を回収する回収液配管39などでは、回収のためのポンプが必要となる場合があるが、凝縮器15の位置が十分に高ければ必要ない。また、凝縮器15内で分離した潤滑油を、作動媒体循環経路17を循環する作動媒体と混合させて蒸気発生器11に送り、蒸気発生器11若しくは気液分離器34から作動媒体ごと潤滑油を回収することとしてもよい。
本実施形態例では、発電装置の運転時間を基にして、作動媒体循環経路17に潤滑油がある程度混入したと推定される場合に、制御弁36、37を開いて作動媒体を回収しているが、これは当該個所に、特に油面を検知する油面検知器等を設けて、その信号などにより行ってもよいし、装置の伝熱性能が低下したと認められる場合に行ってもよい。これらの操作は発電装置に備える制御盤が自動で行ってもよいし、運転員等が手動で操作しても差し支えない。
上記発電装置では、加熱器31の加熱源として、蒸気発生器11の出口から取り出した作動媒体の高圧蒸気102の一部を加熱媒体配管40及び制御弁41を通して加熱器31に供給している。加熱器31の加熱源としては蒸気発生器11に供給される外部排熱源101の排熱を用いても差し支えない。また、電気ヒーター、その他の加熱源によってもよいが、電気ヒーターは発電した電力を消費し、その他の加熱源は別途装置に供給する必要があるため、効率及び簡便性に鑑みて、外部排熱源101の排熱か、作動媒体蒸気を用いるほうがよい。他に、発電機12の発熱や、気液分離器34で分離された分離液の余熱等、発電装置内の高温個所を熱源とすることもできる。
加熱器31に供給される作動媒体蒸気は、加熱器31中で潤滑油タンク21で分離された作動媒体液107を加熱し、自らは冷却凝縮される。凝縮した作動媒体液は、オリフィス42を介して凝縮器15に戻すようにしている。このようにすると、潤滑油タンク21からの作動媒体液107が多く、必要な加熱量が多い場合は、加熱器31に供給される作動媒体蒸気の多くが凝縮して作動媒体液となり、流量が多くなって加熱作用を増す。逆に潤滑油タンク21からの作動媒体液107が少なく、必要な加熱量が少ない場合は、加熱器31に供給される作動媒体蒸気は蒸気のままオリフィス42に達し、ベーパーロックにより流量を減じて不必要な加熱媒体蒸気を消費することがない。
なお、図1において、43は潤滑油循環経路24に設けられた制御弁、45は潤滑油タンク21内とタービン発電機14内を接続する均圧配管44に設けられた制御弁、46は媒体蒸気戻し管33に設けられた制御弁、47は潤滑油タンク21の底部に滞留する作動媒体液107を加熱器31の被加熱側31aに供給する配管32に設けて制御弁である。
図2は本発明に係る発電装置の他の概略システム構成を示す図である。図2において、図1と同一符号を付した部分は同一又は相当部分を示す。本発電装置は図1に示す発電装置と異なる点は、潤滑油タンク21の底部に滞留する作動媒体液107を加熱器31の被加熱側31aに供給する配管32に制御手段として制御弁(電磁弁)47を設けると共に、潤滑油タンク21に界面検出器48を設け、該界面検出器48が潤滑油タンク21の、底部に作動媒体液107が一定量貯留されたことを検知すると制御弁47を開いて、潤滑油タンク21内の作動媒体液107を加熱器31の被加熱側31aに導き、加熱し気化させるようにしている点である。加熱器31で気化した作動媒体蒸気は、潤滑油タンク21内を通りその中の油滴は油滴分離器21cで除去され、媒体蒸気戻し管33を通して凝縮器15に戻される点は図1の発電装置と同一である。
このようにすると、潤滑油タンク21内に一定量の作動媒体液107が溜まるまで、分離された作動媒体液107は潤滑油タンク21内に滞留することとなり、この間に潤滑油と作動媒体は更に分離され、より効率良く作動媒体を回収できる。
図2に示す発電装置でも、図1に示す発電装置と同様に作動媒体を作動媒体循環経路17(気液分離器34)から作動媒体液を回収液配管38を通して抜き出し、加熱器31の被加熱側31aに供給し、作動媒体液中に混入している潤滑油を潤滑油タンク21内に回収している。これは潤滑油タンク21内の作動媒体液107を取り出すのと同時に行ってもよいし、別に行ってもよい。当然常時行うこととしてもよい。
なお、本実施例では、加熱器の加熱源として蒸気発生器11に供給される外部排熱源101と同じ外部排熱源101を用いているが、作動媒体蒸気を用いてもよい。外部排熱源101を用いたほうが、熱源として温度が高いため加熱が容易となる。なお、本発電装置では、外部排熱源101に対して蒸気発生器11と加熱器31とを並列に接続することとしたが、直列に接続しても良いし、外部排熱源101を蒸気発生器11の途中で分岐させ、分岐した排熱源で加熱器31を加熱することとしても良い。また、本発電装置では、凝縮器15内に潤滑油が析出しても、作動媒体の凝縮液105と混合して蒸気発生器11に送ることとし、混入した潤滑油がすべて気液分離器34に集まるようにし、作動媒体液を回収する回収液配管を回収液配管38の1系統のみとした。
本発電装置では、潤滑油タンク21に界面検出器48を設け、該潤滑油タンク21の底部に一定量の作動媒体液107が貯留されたことを検知したら、制御弁47を開いて潤滑油タンク21内の作動媒体液107を加熱器31の被加熱側31aに供給しているが、これは単に運転時間等によってもよく、潤滑油106の液面によってもよい。また、本発電装置では、潤滑油タンク21内の作動媒体液107を加熱器31の被加熱側31aに導く操作を、界面検出器48を用いて自動操作によることとしたが、ボールタップ等を用いてもよいし、運転員が手動で行っても差し支えない。
図3は本発明に係る発電装置の他の概略システム構成を示す図である。図3において、図1及び図2と同一符号を付した部分は同一又は相当部分を示す。本発電装置が図1及び図2に示す発電装置と異なる点は、図1及び図2では、油滴分離器21cは潤滑油タンク21内の上部に一体に設けられているが、ここでは油滴分離器21cを潤滑油タンク21の外に設け、加熱器31の被加熱側31aで加熱された気化した作動媒体蒸気を油滴分離器21cに導いている点である。これにより、作動媒体蒸気中に含まれる油滴は油滴分離器21cで捕獲され、油滴が除去された作動媒体蒸気は媒体蒸気戻し管33を通って凝縮器15に戻される。また、油滴分離器21cで捕獲された油滴は潤滑油106として潤滑油タンク21内に流入する。
以上本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲、及び明細書と図面に記載された技術的思想の範囲内において種々の変形が可能である。
本発明に係る発電装置の概略システム構成を示す図である。 本発明に係る発電装置の概略システム構成を示す図である。 本発明に係る発電装置の概略システム構成を示す図である。
符号の説明
11 蒸気発生器
12 発電機
13 タービン(膨張機)
14 タービン発電機
15 凝縮器
16 送液ポンプ
17 作動媒体循環経路
18 軸受
19 軸受
20 潤滑油供給ポンプ
21 潤滑油タンク
22 潤滑油受皿
23 潤滑油受皿
24 潤滑油循環経路
25 油冷却器
26 冷却配管
27 潤滑油フィルタ
29 冷却媒体ポンプ
30 流量計
31 加熱器
32 配管
33 媒体蒸気戻し管
34 気液分離器
35 液面検出器
36 制御弁
37 制御弁
38 回収液配管
39 回収液配管
40 加熱媒体配管
41 制御弁
42 オリフィス
43 制御弁
44 均圧配管
45 制御弁
46 制御弁
47 制御弁
48 界面検出器

Claims (8)

  1. 蒸気発生器、凝縮器、膨張機、これらを作動媒体が循環する作動媒体循環経路と、及び前記膨張機により駆動される発電機を具備し、前記蒸気発生器にて外部熱源からの熱で発生した作動媒体蒸気を、前記膨張機に導き前記発電機を駆動し、該膨張機からの作動媒体蒸気を前記凝縮器に導き外部からの冷却媒体にて凝縮させ、該凝縮した作動媒体液を作動媒体循環ポンプにて前記蒸気発生器に送り込むように構成し、潤滑油循環経路と、該潤滑油循環経路に設けた潤滑油供給ポンプを具備し、該潤滑油供給ポンプにより前記膨張機及び/又は前記発電機のロータ軸を支持する軸受に潤滑油を送り込むように構成した発電装置において、
    潤滑油タンクと、加熱器を設け、
    前記作動媒体循環経路を循環する作動媒体液は前記潤滑油循環経路を循環する潤滑油と比重差により分離できる相溶性の殆どない作動媒体液であり、
    前記軸受を潤滑し作動媒体が混入した潤滑油を前記潤滑油タンクに導き、比重差により該潤滑油タンク内で潤滑油と作動媒体とに分離し、該分離した作動媒体を前記加熱器の被加熱側に導入して加熱し、発生した潤滑油滴が混入する作動媒体蒸気を油滴分離器に通して油滴分を抽出・除去し、抽出した油滴分を前記潤滑油タンク内の潤滑油に戻し、油滴分を除去した作動媒体蒸気を前記作動媒体循環経路に戻し、前記潤滑油タンク内の潤滑油を前記潤滑油循環経路に戻すように構成したことを特徴とする発電装置。
  2. 請求項1に記載の発電装置において、
    前記作動媒体循環経路の作動媒体の一部を前記加熱器の被加熱側に導入するように構成したことを特徴とする発電装置。
  3. 請求項1又は2に記載の発電装置において、
    前記潤滑油タンクと前記加熱器のそれぞれ下端をU字型配管で接続したことを特徴とする発電装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発電装置において、
    前記加熱器の熱源は前記蒸気発生器と同じ外部熱源であることを特徴とする発電装置。
  5. 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発電装置において、
    前記加熱器の熱源は前記蒸気発生器で発生した作動媒体蒸気であることを特徴とする発電装置。
  6. 請求項5に記載の発電装置において、
    前記加熱器の熱源を作動媒体蒸気の凝縮熱とすると共に、凝縮した凝縮液を細管もしくはオリフィスを介して前記凝縮器に導くことを特徴とする発電装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の発電装置において、
    前記潤滑油タンクで分離した作動媒体を前記加熱器に導入する経路に制御弁を設けると共に、該潤滑油タンクに所定量の作動媒体液が貯留した場合又は貯留したと判断した場合該制御弁を開くことを特徴とする発電装置。
  8. 蒸気発生器にて外部熱源からの熱で発生した作動媒体蒸気を膨張機に導き、発電機を駆動し、該膨張機からの作動媒体蒸気を凝縮器に導き外部からの冷却媒体にて凝縮させ、該凝縮した作動媒体液を作動媒体循環ポンプにて蒸気発生器に送り込むように構成した作動媒体循環経路と、前記膨張機もしくは前記発電機のロータ軸を支持する軸受に潤滑油を循環させる潤滑油循環経路を具備する発電装置の潤滑油に混入した作動媒体及び/又は作動媒体に混入した潤滑油を回収する作動媒体・潤滑油回収方法において、
    前記作動媒体循環経路を循環する作動媒体液は前記潤滑油循環経路を循環する潤滑油と比重差により分離できる相溶性の殆どない作動媒体液であり、
    前記軸受を潤滑した作動媒体の混入した潤滑油を潤滑油タンクに導き、比重差により該潤滑油タンク内で潤滑油と作動媒体とに分離し、該分離した作動媒体及び/又は作動媒体循環経路の作動媒体の一部を加熱器の被加熱側に導入して加熱し発生した潤滑油滴が混入した作動媒体蒸気を油滴分離器に通して油滴分を抽出・除去し、抽出した油滴分を前記潤滑油タンク内の潤滑油に戻し、油滴分を除去した作動媒体蒸気を前記作動媒体循環経路に戻し、前記潤滑油タンク内の潤滑油を前記潤滑油循環経路に戻すことを特徴とする作動媒体・潤滑油回収方法。
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