JP4685151B2 - ゴルフボール - Google Patents

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Description

本発明は、ゴルフボールに関する。詳細には、本発明は、コアとカバーとを備えておりカバーにディンプルが形成されているゴルフボールに関する。
市販されている一般的なゴルフボールは、コアとカバーとを備えている。コアはソリッドゴムからなり、カバーは樹脂組成物からなる。コアがセンターと中間層とからなるゴルフボールも存在する。中間層はソリッドゴムからなる場合もあるし、樹脂組成物からなる場合もある。
カバーの表面には、多数のディンプルが形成されている。ディンプルの役割は、飛行時のゴルフボール周りの空気の流れを乱すことによって乱流剥離を起こさせることにある(以下、「ディンプル効果」と称される)。乱流剥離によって空気のゴルフボールからの剥離点が後方に下がり、抗力係数(Cd)が小さくなる。乱流剥離によってバックスピンに起因するゴルフボールの上側と下側とにおける剥離点の差が助長され、ゴルフボールに作用する揚力が高められる。抗力の低減と揚力の向上とによって、ゴルフボールの飛距離が増大する。空力的に優れたディンプルは、乱流剥離を促進する。換言すれば、空力的に優れたディンプルは、空気の流れをよりよく乱しうる。
ゴルフボールの飛行時には、空気はディンプルに沿って流れる。ディンプルの形状は、ゴルフボールの空力特性を決定する重要な要素の1つである。ディンプル効果の向上を意図して、ディンプル断面形状に関する種々の提案がなされている。特許第2685526号公報には、中心に凸部を備えたディンプルが開示されている。特許第2956931号公報には、曲率の異なる2つの曲面からなるディンプルが開示されている。
ディンプルの容積も、ゴルフボールの空力特性を決定する重要な要素の1つである。特開昭62−192181号公報には、ディンプル容積指標が所定範囲とされたゴルフボールが開示されている。
特許第2685526号公報 特許第2956931号公報 特開昭62−192181号公報
ゴルフボールに対するゴルファーの最大の要求は、飛行性能である。飛行性能の観点から、ディンプルには改良の余地がある。本発明の目的は、大きな飛距離が得られるゴルフボールの提供にある。
本発明に係るゴルフボールは、コアと、カバーと、このカバーの表面に形成された多数のディンプルとを備えている。このゴルフボールでは、カバーの厚みは1.4mm以下であり、カバーのショアD硬度は53以下である。このゴルフボールでは、ディンプルの表面積s1の合計S1と、仮想球面のうちディンプルによって切り取られた領域の面積s2の合計S2との比(S1/S2)は、1.03以上である。
好ましくは、ゴルフボールの圧縮変形量Cbとコアの圧縮変形量Ccとの差(Cc−Cb)は0.20mm以下であり、コアの圧縮変形量Ccは3.00mm以下である。このゴルフボールでは、大きな揚力が得られる。飛行性能の観点から、ディンプルの総容積Vは400mm以上800mm以下が好ましい。
好ましくは、ディンプルは、その中心に凹陥部を有する。ディンプルが環状溝を備えてもよい。凹陥部又は環状溝は、1.03以上である比(S1/S2)と最適な総容積Vとの両立に寄与する。
このゴルフボールは、従来のゴルフボールに比べて比(S1/S2)が大きい。このゴルフボールでは、抗力が低減される。このゴルフボールでは、柔軟なカバーにより、大きなスピン速度が得られる。このゴルフボールでは、小さな抗力と大きなスピン速度との相乗効果により、最適な弾道が得られる。このゴルフボールは、飛行性能に優れる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフボール1が示された模式的断面図である。このゴルフボール1は、球状のコア2と、カバー3とを備えている。カバー3の表面には、多数のディンプル4が形成されている。カバー3の表面のうちディンプル4以外の部分は、ランド5である。このゴルフボール1は、カバー3の外側にペイント層及びマーク層を備えているが、これらの層の図示は省略されている。このゴルフボール1の直径は、通常は40mmから45mm、さらには42mmから44mmである。米国ゴルフ協会(USGA)の規格が満たされる範囲で空気抵抗が低減されるという観点から、直径は42.67mm以上42.85mm以下が特に好ましい。このゴルフボール1の質量は、通常は40g以上50g以下、さらには44g以上47g以下である。米国ゴルフ協会の規格が満たされる範囲で慣性が高められるという観点から、質量は45.00g以上45.93g以下が特に好ましい。
本明細書においてカバー3とは、ペイント層及びマーク層を除く最外層を意味する。カバーが2層構造であると称されるゴルフボールが存在するが、この場合は、外側の層が本明細書におけるカバー3に相当する。
図2は図1のゴルフボール1が示された拡大平面図であり、図3はその正面図である。このゴルフボール1は、平面形状が円形であり直径が4.00mmであるAディンプルと、平面形状が円形であり直径が3.45mmであるBディンプルと、平面形状が円形であり直径が3.30mmであるCディンプルと、平面形状が円形であり直径が3.15mmであるDディンプルとを備えている。本明細書において「平面形状」という用語は、ランド5とディンプル4との境界である輪郭線が無限遠から見られたときの形状を意味する。Aディンプルの個数は132個であり、Bディンプルの個数は180個であり、Cディンプルの個数は60個であり、Dディンプルの個数は60個である。このゴルフボール1のディンプル総数Nは、432個である。図2には、ゴルフボール1の表面が等価な10個のユニットに区画されたときの1個のユニットに関し、AからDの符号によってディンプル4の種類が示されている。
図4(a)は図1のゴルフボール1の一部が示された拡大図であり、図4(b)は図4(a)の断面図である。この図4(b)には、ディンプル4の平面形状の重心及びゴルフボール1の中心を通過する平面による断面が示されている。この図4に示されているように、ディンプル4は、傾斜面6、環状平坦面7、環状溝8及び円形平面9からなる。傾斜面6の表面積、環状平坦面7の表面積、環状溝8の表面積及び円形平面9の表面積が合計されることで、表面積s1が算出される。全てのディンプルの表面積s1が合計されることで、表面積S1が得られる。図4(b)から明らかなように、環状溝8の断面形状は「U」字状である。ディンプル4が、断面形状が「V」字状、半円状、円弧状等である環状溝を有してもよい。
図4(b)において二点鎖線で示されているのは、仮想球面のうち、ディンプル4によって切り取られた領域である。この領域の面積は、s2である。全てのディンプルに関する面積s2が合計されることで、面積S2が得られる。仮想球面とは、ディンプル4が存在しないと仮定されたときの球面を意味する。
このディンプル4では、環状溝8によりその表面積s1が高められている。ゴルフボール1の飛行時には、空気はディンプル4に沿って流れる。表面積s1が大きなディンプル4は、空気の流れをよりよく乱すと推測される。表面積s1が大きなディンプル4が多く設けられることで、ゴルフボール1の抗力が低減されうる。表面積s1が大きなディンプル4が数多く設けられることで、比(S1/S2)が大きくなる。換言すれば、比(S1/S2)は、抗力と相関する指標である。比(S1/S2)が1.03以上であるゴルフボール1は、飛行性能に優れる。比(S1/S2)は1.06以上がより好ましく、1.09以上が特に好ましい。比(S1/S2)は1.50以下が好ましい。比(S1/S2)が大きすぎる場合は高価な金型が必要であり、ペイント層の形成も困難だからである。
比(s1/s2)が1.03以上であるディンプル4が多数設けられることで、比(S1/S2)が1.03以上であるゴルフボール1が得られうる。比(s1/s2)が1.03以上であるディンプル4がディンプル総数Nに占める比率は50%以上が好ましく、65%以上がより好ましく、80%以上が特に好ましい。この比率は、理想的には100%である。
表面積s1は、8.2mm以上38.7mm以下が好ましい。合計表面積S1は、4130mm以上7740mm以下が好ましい。面積s2は、通常は8.0mm以上25.8mm以下である。合計面積S2は、通常は4010mm以上5160mm以下である。
本明細書において「総容積V」とは、全てのディンプルの容積vの総和を意味する。ここで「ディンプルの容積v」とは、仮想球面とディンプル4とに囲まれた部分の容積を意味する。本発明では、総容積Vは400mm以上800mm以下に設定される。総容積Vが上記範囲未満であると、ホップする弾道となるおそれがある。この観点から、総容積Vは420mm以上がより好ましく、440mm以上が特に好ましい。総容積Vが上記範囲を超えると、ドロップする弾道となるおそれがある。この観点から、総容積Vは760mm以下がより好ましく、720mm以下が特に好ましい。環状溝8を有するディンプル4が多数形成されることにより、総容積Vが適正範囲であり、しかも比(S1/S2)が1.03以上であるゴルフボール1が得られうる。
図4において両矢印D1で示されているのは、ディンプル4の直径である。この直径D1は、ディンプル4の両側に共通の接線が画かれたときの両接点の距離である。この接点の連続したものが、輪郭線である。直径は、通常2.0mm以上7.0mm以下、さらには2.2mm以上6.8mm以下、特には2.4mm以上6.6mm以下に設定される。
円形ディンプル4に代えて、又は円形ディンプル4とともに、非円形ディンプルが形成されてもよい。非円形ディンプルの具体例としては、長円形ディンプル、楕円形ディンプル、卵形ディンプル及び多角形ディンプルが挙げられる。非円形ディンプルが形成される場合、通常その輪郭長さxは6mm以上25mm以下、特には9mm以上22mm以下とされる。形状又はサイズが互いに異なる複数種のディンプルが形成されるのが好ましい。
ディンプル4の最高部位が仮想球面から突出しないことが好ましい。これにより、ディンプル4に流れ込んだ空気の放出が抑制される。理想的には、ディンプル4の最高部位は輪郭線上に位置する。
ゴルフボール1の表面積占有率Yは、70%以上90%以下が好ましい。表面積占有率Yが上記範囲未満であると、ディンプル効果が不十分となるおそれがある。この観点から、表面積占有率Yは72%以上がより好ましく、75%以上が特に好ましい。表面積占有率Yが上記範囲を超えると、ランド5が摩滅しやすい。この観点から、表面積占有率Yは88%以下がより好ましく、87%以下が特に好ましい。本明細書において「表面積占有率Y」という用語は、合計面積S2が仮想球の表面積に占める比率を意味する。
図4において両矢印Fで示されているのは、ディンプル4の深さである。この深さFは、ディンプル4の最深部と仮想球面との距離である。深さFは、0.10mm以上2.00mm以下が好ましい。深さFが上記範囲未満であると、ホップする弾道となるおそれがある。この観点から、深さFは0.12mm以上がより好ましく、0.14mm以上が特に好ましい。深さFが上記範囲を越えると、ドロップする弾道となるおそれがある。この観点から、深さFは1.95mm以下がより好ましく、1.90mm以下が特に好ましい。
ディンプル4の総数Nは、200個以上500個以下が好ましい。総数Nが上記範囲未満であると、略球体であるというゴルフボール1の本来的特徴が維持されえないおそれがある。この観点から、総数Nは230個以上がより好ましく、250個以上が特に好ましい。総数Nが上記範囲を超えると、抗力係数(Cd)が大きくなって飛距離が不十分となるおそれがある。この観点から、総数Nは470個以下がより好ましく、450個以下が特に好ましい。
表面積s1、面積s2、容積v、直径D1、深さF等のディンプル仕様は、ゴルフボール1が実測されることで求められる。ゴルフボール1は表面にペイント層を備えているのが一般的であり、このペイント層の影響で寸法の正確な実測に困難を伴うことがある。ペイント層を備えたゴルフボール1の実測が困難な場合、ペイント前のゴルフボールが実測されてもよい。
カバー3のショアD硬度は、53以下に設定される。換言すれば、このカバー3は軟質である。軟質なカバー3により、大きなスピン速度が得られる。本発明者らが得た知見によれば、比(S1/S2)が1.03以上であるゴルフボール1では抗力が十分に低減されるが、揚力は十分ではない。カバー3のショアD硬度が53以下に設定されることで、大きなスピン速度が得られ、このスピン速度が揚力の不足を補って弾道が適正化される。このゴルフボール1では、表面積の大きなディンプル4と軟質なカバー3との相乗効果により、大きな飛距離が得られる。大きなスピン速度は、ゴルフボールのコントロール性にも寄与する。スピン速度の観点からカバー3のショアD硬度は50以下が好ましく、45以下が特に好ましい。ゴルフボール1の反発性能の観点から、カバー3のショアD硬度は25以上が好ましく、30以上が特に好ましい。ショアD硬度は、「ASTM−D 2240−68」の規定に準拠して、スプリング式硬度計ショアD型によって測定される。測定には、カバー3と同一の樹脂組成物からなるスラブが用いられる。
カバー3の厚みは、1.4mm以下に設定される。換言すれば、このカバー3は薄い。前述のように、このゴルフボール1では、揚力向上の目的で軟質なカバー材が用いられている。軟質なカバー材は、反発性能に劣る。カバー3が薄くされることで、ゴルフボール1の反発性能の低下が抑制される。反発性能の観点から、カバー3の厚みは1.2mm以下が好ましく、1.0mm以下が特に好ましい。極端に薄いカバー3の成形は困難なので、厚みは0.3mm以上が好ましく、0.5mm以上が特に好ましい。
カバー3の基材ポリマーとしては、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、アイオノマー樹脂、熱可塑性ポリオレフィンエラストマー、熱可塑性ポリエステルエラストマー、熱可塑性ポリスチレンエラストマー及び熱可塑性ポリアミドエラストマーが例示される。スピン速度の観点から、熱可塑性ポリウレタンエラストマーがカバー3の主成分とされるのが好ましい。熱可塑性ポリウレタンエラストマーと他のポリマーとが併用される場合、全基材ポリマーに占める熱可塑性ポリウレタンエラストマーの比率は50質量%以上が好ましく、70質量%以上が特に好ましい。
カバー3には、必要に応じ、各種添加剤が適量配合される。添加剤の具体例としては、二酸化チタン等の着色剤、硫酸バリウム等の充填剤、分散剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、蛍光剤及び蛍光増白剤等が挙げられる。比重調整の目的で、カバー3に高比重金属の粉末が配合されてもよい。高比重金属の具体例としては、タングステン及びモリブデンが挙げられる。
このゴルフボール1の圧縮変形量Cbとコア2の圧縮変形量Ccとの差(Cc−Cb)は、0.20mm以下が好ましい。差(Cc−Cb)が0.20mm以下に設定されることにより、ゴルフボール1のスピン速度が大きくなり、大きな揚力が得られる。スピン速度の観点から、差(Cc−Cb)は0.15mm以下がより好ましく、0.10mm以下が特に好ましい。ゴルフボール1の反発性能の観点から、差(Cc−Cb)は−0.20mm以上が好ましく、−0.15mm以上が特に好ましい。
圧縮変形量の測定では、まず測定対象である球体(ゴルフボール1又はコア2)が金属製の剛板の上に置かれる。次に、球体に向かって金属製の円柱が徐々に降下する。この円柱の底面と剛板との間に挟まれた球体は、変形する。球体に98Nの初荷重がかかった状態から1274Nの終荷重がかかった状態までの円柱の移動距離が、圧縮変形量である。
コア2の圧縮変形量Ccは、3.00mm以下が好ましい。換言すれば、コア2がある程度硬質であることが好ましい。前述のように、このゴルフボール1では、揚力向上の目的で軟質なカバー材が用いられている。軟質なカバー材は、反発性能に劣る。コア2が硬質とされることで、ゴルフボール1の反発性能が維持される。この観点から、圧縮変形量Ccは2.80mm以下、さらには2.50mm以下、さらには2.45mm以下、さらには2.40mm以下が好ましい。ゴルフボール1の打球感の観点から、圧縮変形量Ccは2.00mm以上が好ましい。
このゴルフボール1の圧縮変形量Cbは、3.00mm以下が好ましい。圧縮変形量Cbが上記範囲を超えると、ゴルフボール1の反発性能が不十分となるおそれがある。この観点から、圧縮変形量Cbは2.80mm以下、さらには2.60mm以下、さらには2.40mm以下が特に好ましい。ゴルフボール1の打球間の観点から、圧縮変形量Cbは1.80mm以上が好ましく、2.00mm以上が特に好ましい。
コア2は、ゴム組成物が架橋されることで得られる。ゴム組成物の基材ゴムとしては、ポリブタジエン、ポリイソプレン、スチレン−ブタジエン共重合体、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体及び天然ゴムが例示される。これらのゴムの2種以上が併用されてもよい。反発性能の観点から、ポリブタジエンが好ましい。ポリブタジエンと他のゴムとが併用される場合は、ポリブタジエンが主成分とされるのが好ましい。具体的には、全基材ゴムに占めるポリブタジエンの比率が50質量%以上、特には80質量%以上とされるのが好ましい。シス−1,4結合の比率が40%以上、特には80%以上であるポリブタジエンが特に好ましい。
コア2の架橋には、通常は共架橋剤が用いられる。反発性能の観点から好ましい共架橋剤は、炭素数が2から8であるα,β−不飽和カルボン酸の、1価又は2価の金属塩である。好ましい共架橋剤の具体例としては、アクリル酸亜鉛、アクリル酸マグネシウム、メタクリル酸亜鉛及びメタクリル酸マグネシウムが挙げられる。高い反発性能が得られるという理由から、アクリル酸亜鉛及びメタクリル酸亜鉛が特に好ましい。
共架橋剤として、炭素数が2から8であるα,β−不飽和カルボン酸と酸化金属とが配合されてもよい。両者はゴム組成物中で反応し、塩が得られる。この塩が、架橋反応に寄与する。好ましいα,β−不飽和カルボン酸としては、アクリル酸及びメタクリル酸が挙げられる。好ましい酸化金属としては、酸化亜鉛及び酸化マグネシウムが挙げられる。
共架橋剤の配合量は、基材ゴム100質量部に対して15質量部以上50質量部以下が好ましい。配合量が上記範囲未満であると、ゴルフボール1の反発性能が不十分となることがある。この観点から、配合量は20質量部以上がより好ましい。配合量が上記範囲を超えると、ゴルフボール1の打球感が不十分となることがある。この観点から、配合量は45質量部以下がより好ましく、40質量部以下が特に好ましい。
コア2のゴム組成物には、共架橋剤と共に有機過酸化物が配合されるのが好ましい。有機過酸化物は、架橋反応に寄与する。有機過酸化物の配合により、ゴルフボール1の反発性能が高まる。好適な有機過酸化物としては、ジクミルパーオキサイド、1,1−ビス(t−ブチルパーオキシ)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキサン及びジ−t−ブチルパーオキサイドが挙げられる。特に汎用性の高い有機過酸化物は、ジクミルパーオキサイドである。
有機過酸化物の配合量は、基材ゴム100質量部に対して0.1質量部以上3.0質量部以下が好ましい。配合量が上記範囲未満であると、ゴルフボール1の反発性能が不十分となることがある。この観点から、配合量は0.3質量部以上がより好ましく、0.5質量部以上が特に好ましい。配合量が上記範囲を超えると、ゴルフボール1の打球感が硬くなることがある。この観点から、配合量は2.5質量部以下が特に好ましい。
コア2には、比重調整等の目的で充填剤が配合されてもよい。好適な充填剤としては、酸化亜鉛、硫酸バリウム、炭酸カルシウム及び炭酸マグネシウムが例示される。充填剤として、高比重金属からなる粉末が配合されてもよい。高比重金属の具体例としては、タングステン及びモリブデンが挙げられる。充填剤の配合量は、コア2の意図した比重が達成されるように適宜決定される。特に好ましい充填剤は、酸化亜鉛である。酸化亜鉛は、単なる比重調整のみならず架橋助剤としても機能する。コア2には、硫黄、老化防止剤、着色剤、可塑剤、分散剤等の各種添加剤が、必要に応じて適量配合されてもよい。コア2に架橋ゴム粉末又は合成樹脂粉末が配合されてもよい。
コア2の一般的な架橋温度は、140℃以上180℃以下、特には160℃以上180℃以下である。コア2の一般的な架橋時間は、10分以上60分以下である。
コアが、センターと、このセンターを被覆する中間層とから構成されてもよい。この場合、センターには、上記コア2のゴム組成物と同等のゴム組成物が用いられる。中間層には、樹脂組成物又はゴム組成物が用いられる。中間層に樹脂組成物が用いられる場合、その基材ポリマーとしては、アイオノマー樹脂、熱可塑性ポリウレタンエラストマー、熱可塑性ポリオレフィンエラストマー、熱可塑性ポリエステルエラストマー、熱可塑性ポリスチレンエラストマー及び熱可塑性ポリアミドエラストマーが例示される。ゴルフボール1の反発性能の観点から、アイオノマー樹脂が特に好ましい。中間層の樹脂組成物には、上記カバー3と同等の充填剤その他の添加剤が添加されうる。
中間層がゴム組成物からなる場合、上記コア2と同等の基材ゴム、共架橋剤、有機過酸化物及び充填剤が用いられうる。中間層における共架橋剤の配合量は、基材ゴム100質量部に対して15質量部以上40質量部以下、さらには20質量部以上40質量部以下、特には20質量部以上35質量部以下である。中間層における有機過酸化物の配合量は、基材ゴム100質量部に対して0.1質量部以上6.0質量部以下、さらには0.5質量部以上5.0質量部以下、特には0.5質量部以上4.0質量部以下である。
図5(a)は本発明の他の実施形態に係るゴルフボール10の一部が示された平面図であり、図5(b)はその断面図である。この図5(b)には、ディンプル11の平面形状の重心及びゴルフボール10の中心を通過する平面による断面が示されている。このゴルフボール10も、図1に示されたゴルフボール1と同等のコア及びカバーを備えている。図5に示されているように、ディンプル11は、傾斜面12、環状平坦面13及び凹陥部14からなる。傾斜面12の表面積、環状平坦面13の表面積及び凹陥部14の表面積が合計されることで、表面積s1が算出される。全てのディンプルの表面積s1が合計されることで、表面積S1が得られる。図5(b)から明らかなように、凹陥部14はディンプル11の中心に位置する。凹陥部14の断面形状は円弧状である。換言すれば、凹陥部14は球面の一部である。ディンプルが、円錐状、円錐台状、角錐状、角錐台状、円柱状、角柱状等である凹陥部を有してもよい。
図5(b)において二点鎖線で示されているのは、仮想球面のうち、ディンプル11によって切り取られた領域である。この領域の面積は、s2である。全てのディンプルに関する面積s2が合計されることで、合計面積S2が得られる。
このディンプル11では、凹陥部14によりその表面積s1が高められている。このゴルフボール10でも、比(S1/S2)は1.03以上である。このゴルフボール10は、飛行性能に優れる。比(S1/S2)は1.06以上がより好ましく、1.09以上が特に好ましい。比(S1/S2)は1.50以下が好ましい。
このゴルフボール10でも、総容積Vは400mm以上800mm以下に設定される。総容積Vは420mm以上がより好ましく、440mm以上が特に好ましい。総容積Vは760mm以下がより好ましく、720mm以下が特に好ましい。凹陥部14を有するディンプル11が多数形成されることにより、総容積Vが適正範囲であり、しかも比(S1/S2)が1.03以上であるゴルフボール10が得られうる。このゴルフボール10でも、表面積占有率Yは70%以上90%以下が好ましい。表面積占有率Yは72%以上がより好ましく、75%以上が特に好ましい。表面積占有率Yは88%以下がより好ましく、87%以下が特に好ましい。このゴルフボール10でも、ディンプル11の総数Nは、200個以上500個以下が好ましい。総数Nは230個以上がより好ましく、250個以上が特に好ましい。総数Nは470個以下がより好ましく、450個以下が特に好ましい。
このゴルフボール10のカバーのショアD硬度は、53以下に設定される。カバーのショアD硬度は50以下が好ましく、45以下が特に好ましい。カバーのショアD硬度は25以上が好ましく、30以上が特に好ましい。カバーの厚みは、1.4mm以下に設定される。カバーの厚みは1.2mm以下が好ましく、1.0mm以下が特に好ましい。カバーの厚みは0.3mm以上が好ましく、0.5mm以上が特に好ましい。
このゴルフボール10の圧縮変形量Cbとコアの圧縮変形量Ccとの差(Cc−Cb)は、0.20mm以下が好ましい。差(Cc−Cb)は0.15mm以下がより好ましく、0.10mm以下が特に好ましい。差(Cc−Cb)は−0.20mm以上が好ましく、−0.15mm以上が特に好ましい。
コアの圧縮変形量Ccは、3.00mm以下が好ましい。圧縮変形量Ccは2.80mm以下、さらには2.50mm以下、さらには2.45mm以下、さらには2.40mm以下が好ましい。圧縮変形量Ccは2.00mm以上が好ましい。
このゴルフボール10の圧縮変形量Cbは、3.00mm以下が好ましい。圧縮変形量Cbは2.80mm以下、さらには2.60mm以下、さらには2.40mm以下が好ましい。圧縮変形量Cbは1.80mm以上が好ましく、2.00mm以上が特に好ましい。
図6(a)は本発明のさらに他の実施形態に係るゴルフボール15の一部が示された平面図であり、図6(b)はその断面図である。この図6(b)には、ディンプル16の平面形状の重心及びゴルフボール15の中心を通過する平面による断面が示されている。このゴルフボール15も、図1に示されたゴルフボール1と同等のコア及びカバーを備えている。図6に示されているように、ディンプル16は、傾斜面17、第一環状平坦面18、環状溝19、第二環状平坦面20及び凹陥部21からなる。傾斜面17の表面積、第一環状平坦面18の表面積、環状溝19の表面積、第二環状平坦面20の表面積及び凹陥部21の表面積が合計されることで、表面積s1が算出される。全てのディンプルの表面積s1が合計されることで、表面積S1が得られる。
図6(b)において二点鎖線で示されているのは、仮想球面のうち、ディンプル15によって切り取られた領域である。この領域の面積は、s2である。全てのディンプルに関する面積s2が合計されることで、合計面積S2が得られる。
このディンプル16では、環状溝19及び凹陥部21によりその表面積s1が高められている。このゴルフボール15でも、比(S1/S2)は1.03以上である。このゴルフボール15は、飛行性能に優れる。比(S1/S2)は1.06以上がより好ましく、1.09以上が特に好ましい。比(S1/S2)は1.50以下が好ましい。
このゴルフボール15でも、総容積Vは400mm以上800mm以下に設定される。総容積Vは420mm以上がより好ましく、440mm以上が特に好ましい。総容積Vは760mm以下がより好ましく、720mm以下が特に好ましい。環状溝19又は凹陥部21を有するディンプル15が多数形成されることにより、総容積Vが適正範囲であり、しかも比(S1/S2)が1.03以上であるゴルフボールが得られうる。このゴルフボール15でも、表面積占有率Yは70%以上90%以下が好ましい。表面積占有率Yは72%以上がより好ましく、75%以上が特に好ましい。表面積占有率Yは88%以下がより好ましく、87%以下が特に好ましい。このゴルフボール15でも、ディンプルの総数Nは、200個以上500個以下が好ましい。総数Nは230個以上がより好ましく、250個以上が特に好ましい。総数Nは470個以下がより好ましく、450個以下が特に好ましい。
このゴルフボール15のカバーのショアD硬度は、53以下に設定される。カバーのショアD硬度は50以下が好ましく、45以下が特に好ましい。カバーのショアD硬度は25以上が好ましく、30以上が特に好ましい。カバーの厚みは、1.4mm以下に設定される。カバーの厚みは1.2mm以下が好ましく、1.0mm以下が特に好ましい。カバーの厚みは0.3mm以上が好ましく、0.5mm以上が特に好ましい。
このゴルフボール15の圧縮変形量Cbとコアの圧縮変形量Ccとの差(Cc−Cb)は、0.20mm以下が好ましい。差(Cc−Cb)は0.15mm以下がより好ましく、0.10mm以下が特に好ましい。差(Cc−Cb)は−0.20mm以上が好ましく、−0.15mm以上が特に好ましい。
コアの圧縮変形量Ccは、3.00mm以下が好ましい。圧縮変形量Ccは2.80mm以下、さらには2.50mm以下、さらには2.45mm以下、さらには2.40mm以下が好ましい。圧縮変形量Ccは2.00mm以上が好ましい。
このゴルフボール15の圧縮変形量Cbは、3.00mm以下が好ましい。圧縮変形量Cbは2.80mm以下、さらには2.60mm以下、さらには2.40mm以下が好ましい。圧縮変形量Cbは1.80mm以上が好ましく、2.00mm以上が特に好ましい。
環状溝を有するディンプル(図4に示されたタイプ)、凹陥部を有するディンプル(図5に示されたタイプ)、環状溝及び凹陥部を有するディンプル(図6に示されたタイプ)等の、種々のディンプルが1つのゴルフボールに混在してもよい。これらのディンプルに代えて、又はこれらのディンプルの1種又は2種以上と共に、凸部によって表面積s1が高められたディンプルが形成されてもよい。凸部の形状としては、環状、球状、円錐状、円錐台状、角錐状、角錐台状、円柱状、角柱状等が挙げられる。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例1]
ポリブタジエン(ジェイエスアール社の商品名「BR−11」)100質量部、アクリル酸亜鉛30質量部、酸化亜鉛10質量部、硫酸バリウム適量及びジクミルパーオキサイド0.8質量部を混練し、ゴム組成物を得た。このゴム組成物を共に半球状キャビティを備えた上型及び下型からなる金型に投入し、160℃で25分間加熱して、直径が40.7mmのコアを得た。
一方、熱可塑性ポリウレタンエラストマー100質量部及び二酸化チタン3質量部を混練し、樹脂組成物を得た。
上記コアを、内周面に多数の突起を備えた金型に投入し、コアの周囲に上記樹脂組成物を射出して、厚みが1.0mmであるカバーを成形した。カバーには、突起の形状が反転した形状のディンプルが多数形成された。このカバーに塗装を施して、直径が42.7mmである実施例1のゴルフボールを得た。このゴルフボールのディンプル仕様は、下記表1に示されたタイプIIである。タイプIIのディンプルパターンの全てのディンプルは、その中心に凹陥部を備えている。
[比較例1及び実施例2から3]
金型を変形してディンプルの仕様を下記表4に示される通りとした他は実施例1と同様にして、比較例1及び実施例2から3のゴルフボールを得た。ディンプルの仕様の詳細が、下記表1に示されている。タイプIのディンプルパターンの全てのディンプルは、断面形状が図7に示された円弧状である。タイプIIIのディンプルパターンの全てのディンプルは、環状溝を備えている。タイプIVのディンプルパターンの全てのディンプルは、凹陥部及び環状溝を備えている。
[実施例4及び比較例2から3]
コアのタイプ、カバーのタイプ又はディンプルの仕様を下記表4に示される通りとした他は実施例1と同様にして、実施例4及び比較例2から3のゴルフボールを得た。コアの配合の詳細が、下記表2に示されている。カバーの配合の詳細が、下記表3に示されている。
Figure 0004685151
Figure 0004685151
Figure 0004685151
[反発係数の測定]
ゴルフボールに、質量が200gであるアルミニウム製の中空円柱を45m/sの速度で衝突させた。そして、衝突前後における中空円柱の速度及び衝突後のゴルフボールの速度を計測し、ゴルフボールの反発係数を求めた。12回測定されて得られたデータの平均値が、比較例1のゴルフボールの反発係数が1.00とされたときの指数として、下記の表4に示されている。
[飛距離テスト]
ツルテンパー社のスイングマシンに、メタルヘッドを備えたドライバー(住友ゴム工業社の商品名「XXIO」、シャフトタイプ:S、ロフト角:10°)を装着した。ヘッド速度が45m/secとなるようにマシン条件を設定し、ゴルフボールを打撃して、飛距離(発射地点から静止地点までの距離)を測定した。5回の測定の平均値が、下記の表4に示されている。
Figure 0004685151
表4から明らかなように、各実施例のゴルフボールは飛行性能に優れている。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
以上説明されたように、本発明のゴルフボールは飛行性能に優れている。このゴルフボールは、これを打撃するゴルファーに爽快感を与え、かつスコアの向上に寄与する。
図1は、本発明の一実施形態に係るゴルフボールが示された模式的断面図である。 図2は、図1のゴルフボールが示された拡大平面図である。 図3は、図2のゴルフボールが示された正面図である。 図4(a)は図1のゴルフボールの一部が示された拡大図であり、図4(b)はその断面図である。 図5(a)は本発明の他の実施形態に係るゴルフボールの一部が示された平面図であり、図5(b)はその断面図である。 図6(a)は本発明のさらに他の実施形態に係るゴルフボールの一部が示された平面図であり、図6(b)はその断面図である。 図7は、比較例1に係るゴルフボールの一部が示された断面図である。
符号の説明
1・・・ゴルフボール
2・・・コア
3・・・カバー
4・・・ディンプル
5・・.・ランド
6・・・傾斜面
7・・・環状平坦面
8・・・環状溝
9・・・円形平面
A・・・Aディンプル
B・・・Bディンプル
C・・・Cディンプル
D・・・Dディンプル

Claims (3)

  1. コアと、カバーと、このカバーの表面に形成された多数のディンプルとを備えており、
    このカバーの厚みが1.4mm以下であり、
    このカバーのショアD硬度が53以下であり、
    ディンプルの表面積s1の合計S1と、仮想球面のうちディンプルによって切り取られた領域の面積s2の合計S2との比(S1/S2)が1.03以上であり、
    環状溝を有するディンプルを備えたゴルフボール。
  2. 初荷重が98Nであり終荷重が1274Nである条件で測定された、その圧縮変形量Cbとコアの圧縮変形量Ccとの差(Cc−Cb)が0.20mm以下であり、このコアの圧縮変形量Ccが3.00mm以下である請求項1に記載のゴルフボール。
  3. 上記ディンプルの総容積Vが400mm以上800mm以下である請求項1又は2に記載のゴルフボール。
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