JP4685055B2 - パイプ端部拡径治具 - Google Patents
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Description
さらに、上記往復動部材の上記円柱部は、上記軸心方向の中間部位に、上記往復動部材の上記後方作動により上記短円筒部材の外周面に周状膨出部を形成させ該周状膨出部によって上記パイプの先端面の内周角部を面取り状に塑性変形させるための周状突条部を、有してもよい。
図1〜図7は本発明に係るパイプ端部拡径治具の実施の一形態を示し、現場等で管継手に接続する前にパイプ9の径寸法と真円度を矯正するためのものである。被矯正用パイプ9は、例えば、内外の樹脂(PE)層の間に金属(アルミニウム)層を挟んだ三層タイプの複合管である。
そして、第3段付部17の内周縁部から後方へストレート状に形成され短円筒部材3の後端が挿入される保持孔部18を有し、保持孔部18は、その後端縁に、短円筒部材3の後端面3aを受ける第2段付部12を有する。保持孔部18の内径寸法は、自由状態(前後方向に押圧されていない状態)の短円筒部材3の外径寸法よりも僅かに大きく形成される。
なお、逆テーパ部14の軸心L方向に対する傾斜角度は5°以下であり、より好ましくは3°以下である。5°超過であると、パイプ9の塑性変形(拡径)が難しくなり、また、パイプ9の先端19を後方拡径テーパ状に塑性変形した後で、パイプ9を治具本体1から抜く際に大きな力を必要とし、作業性が悪くなってしまう。
具体的に説明すると、5は、円柱部20を有するロッド部材であり、ロッド部材5は、円柱部20の前端に小段差部をもって雄ネジ部21を有する。また、ロッド部材5は、円柱部20の後部に形成された抜止め鍔部25と後端雄ネジ部24とを有する。抜止め鍔部25が、治具本体1の中間孔部27内にて段付部32に係止する。
6は、前端膨出部22を形成する前端ナット部材であってロッド部材5の雄ネジ部21に螺着される。
先ず、アーム部材44の揺動によって、棒部材43を治具本体1に対し前方へ移動させることで、往復動部材2を、その抜止め鍔部25が治具本体1の段付部32に突き当たるまで移動させると(図9参照)、第1段付部11と前端膨出部22の間隔が十分にあり、短円筒部材3は自由状態となっており、図1,図3に示したように、自由状態の短円筒部材3と治具本体1の挿入孔部10との間に形成された円筒状空隙30にパイプ9を挿入して、パイプ9の先端面29を、治具本体1の第1段付部11に突き当てる。
図5は、拡径塑性部7の前半分部がストレート部15に夫々接する位置まで引き抜かれた状態を示す。この状態では、拡径塑性部7の前半分部はストレート部15により絞られて、軸心L方向にストレート状となっている。
次に、図6は、拡径塑性部7が全てストレート部15に接する位置まで引き抜かれた状態を示し、拡径塑性部7は全てストレート状に絞られている途中である。
そして、図7のように、治具本体から取り出されたパイプ9の拡径塑性部7は、ストレート部15によりストレート状に絞られており、外径寸法Dが極めて高精度に矯正(修正)され、かつ、真円度が矯正される。
D0 は矯正前のパイプ9の先端19の外径寸法であり、d0 は矯正前の先端19の内径寸法である。
ここで、実測値の一例を述べると、外径呼び寸法が16mmのパイプ9の矯正前の実測値は、外径寸法D0 の最大値が16.2mmで、最小値が16mmであり、 0.2mmの公差があった。また、内径寸法d0 の最小値が 11.6mm で、最大値が12.2mmであり、 0.6mmの公差があった。内径寸法d0 の公差に大きなばらつきがあるため、図11に示すように、管継手34の内挿筒部35をスムーズに挿入できない場合があったり、または、Oリング等のシール材36をパイプ9の差込時に傷付け易く、逆に、シール材36との圧接状態が不十分となる。このように、密封性に問題を生じ易いことが判る。
上記と同じ条件のパイプ9を、拡径治具によって矯正した後に実測したところ、外径寸法D1 は全周にわたって16.2mmとなり、矯正前にあった 0.2mmの公差が消滅した。そして、パイプ9の肉厚寸法Tが不変なので、内径寸法d1 も 0.2mm改善して、矯正後の内径寸法d1 は最小値が11.8mmとなり、公差が( 0.6mmから) 0.4mmに改善した。これにより、図11に示したように、パイプ9を管継手に差込んで接続した場合、パイプ9の先端19の内周面19bに対して、内挿筒部35が安定して挿入し易く、かつ、挿入時にシール材36を傷付けず、締付リング38によって内径方向に強く圧縮された接続状態下で、内周面19bと密に圧接し、常に安定して優れたシール性(密封性)を発揮できる。
しかも、先端19の外周面19aもストレート部15により絞られるため、真円度が飛躍的に増して、シール性(密封性)は一層確実に安定する。
周状突条部23は、往復動部材2の後方作動により短円筒部材3の外周面3bに周状膨出部31を形成させ周状膨出部31によってパイプ9の先端面29の内周角部29aを面取り状に塑性変形させるためのものであり、断面半円弧形状や半楕円弧形状を有する。そして、パイプ9を治具本体に挿入する際の状態、即ち、往復動部材2を最も前方へ作動させた状態(図9参照)では、図12に示したように、周状突条部23は、治具本体1のストレート部15の後端縁13に対応するように位置する。そして、往復動部材2を最も後方へ作動させた状態(図10参照)では、図13に示したように、周状突条部23は、治具本体1の第1段付部11に対応するように位置する。
また、パイプ9の先端19の外径寸法・内径寸法が高精度となりかつ真円度が向上する点については、図1〜図8で説明したものと同じである。
また、パイプ9のうち矯正された先端19が、管継手の内挿筒部35のシール材36の位置まで十分に達っするように、パイプ9を管継手に接続することができるので、流体の漏出を確実に防ぐことができる。
しかも、パイプ9への面取り状の塑性変形は、矯正作業の過程において同時に行われるため、追加的に作業する必要がなく、作業効率が非常によい。
2 往復動部材
3 短円筒部材
3a 後端面
3b 外周面
4 作動手段
9 パイプ
10 挿入孔部
11 第1段付部
12 第2段付部
14 逆テーパ部
15 ストレート部
19 先端
20 円柱部
22 前端膨出部
23 周状突条部
29 先端面
29a 内周角部
31 周状膨出部
L 軸心
P10 長さ寸法
P14 長さ寸法
Claims (3)
- パイプ(9)が挿入され該パイプ(9)の先端面(29)を受ける第1段付部(11)を奥部に有する前方開口状挿入孔部(10)が形成された治具本体(1)と、該挿入孔部(10)と同一軸心(L)の円柱部(20)と前端膨出部(22)とを有し上記挿入孔部(10)の軸心(L)方向に往復動自在に上記挿入孔部(10)に挿入された往復動部材(2)と、該円柱部(20)に外嵌された弾性材の短円筒部材(3)と、該往復動部材(2)を上記往復動させる作動手段(4)と、を備え、
上記治具本体(1)は、上記第1段付部(11)の後方に、上記短円筒部材(3)の後端面(3a)を受けて上記前端膨出部(22)とで共挟みし上記往復動部材(2)の上記後方作動により上記短円筒部材(3)の軸心(L)方向寸法を短縮させつつ外径方向に膨張させる第2段付部(12)を有し、
かつ、上記挿入孔部(10)は、パイプ外径矯正用ストレート部(15)と後方拡径状の逆テーパ部(14)と上記第1段付部(11)とを、前方から後方に順に有し、
かつ、上記短円筒部材(3)の上記膨張により、上記パイプ(9)の先端(19)が上記逆テーパ部(14)に沿って後方拡径テーパ状に塑性変形されると共に、上記往復動部材(2)が上記前方作動をした状態で、上記パイプ(9)を前方へ引き抜いて、上記後方拡径テーパ状に塑性変形された上記先端(19)が、上記矯正用ストレート部(15)により絞られつつ、引き抜かれるように構成したことを特徴とするパイプ端部拡径治具。 - 上記軸心(L)方向における上記逆テーパ部(14)の長さ寸法(P14)を、上記挿入孔部(10)の長さ寸法(P10)の30%〜70%に設定した請求項1記載のパイプ端部拡径治具。
- 上記往復動部材(2)の上記円柱部(20)は、上記軸心(L)方向の中間部位に、上記往復動部材(2)の上記後方作動により上記短円筒部材(3)の外周面(3b)に周状膨出部(31)を形成させ該周状膨出部(31)によって上記パイプ(9)の先端面(29)の内周角部(29a)を面取り状に塑性変形させるための周状突条部(23)を、有する請求項1又は2記載のパイプ端部拡径治具。
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