JP4684953B2 - 盛土補強構造 - Google Patents
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Description
また、構築後も、斜面の上方の土塊の量は平坦な部分と比べて少ないので、強度が向上することもない。
そのため、地震時には斜面が側方に崩れ、盛土全体が下がり、地盤が沈下する場合があった。
第3の発明は、斜面を有する盛土を補強する盛土補強構造であって、前記盛土の前記斜面の下端部に連続して構築された壁体と、前記盛土の前記斜面上に連続して構築され、端部が前記壁体と連結された斜め壁と、を有し、前記壁体と前記斜め壁とで前記盛土を囲繞し、前記斜め壁は、所定の間隔で前記斜面上に設けられた複数のH形鋼と、複数の前記H形鋼の間に設けられたコンクリートからなることを特徴とする盛土補強構造である。
第6の発明は、斜面を有する盛土を補強する補強工法であって、前記盛土の前記斜面の下端部に壁体を構築する工程(a)と、前記盛土の前記斜面上に斜め壁を設ける工程(b)と、前記斜め壁の端部を前記壁体と連結する工程(c)と、からなり、前記工程(b)は、複数のH型鋼を前記斜面上に所定の間隔で載置し、複数の前記H型鋼の間にコンクリートを打設することにより前記斜め壁を構築する工程であることを特徴とする盛土補強工法である。
また、図4は図3のC−C断面図である。
図1に示すように、盛土3は略等脚台形断面形状であり、両側面には斜面7a、7bが設けられている。
斜面7a、7bの下端部には端部5a、5bが設けられている。
くい基礎15a、15b、15c、15d、15eには壁体9aが構築されている。
なお、壁体9aは端部5aに接するようにして構築されている。
なお、壁体9bは、端部5bに接するようにして構築されている。
斜め壁11a、11bの下端部は、壁体9a、9bにU形に曲げた棒鋼によって連結されている。
従って、斜め壁11aと斜面7aの隙間に雨水等が流れ込んでも、斜面上面の充填剤21で斜面の崩壊を防ぐことができる。
また、斜め壁11a、11bの下端部は壁体9a、9bに連結されている。
まず、地盤13内にくい基礎15a、15b、15c、15d、15eを構築する。
次に、くい基礎15a、15b、15c、15d、15eに壁体9aを設ける。
そして、斜面7aとポール17の間の隙間に,モルタルや流動化土等からなる充填材21を充填して、斜め壁11aを構築する。
なお、盛土補強構造1bの構築方法は、盛土補強構造1aと同様であるため、説明を省略する。
従って、地震時および豪雨時に、盛土3の斜面7a、7bが側方に崩壊するのを防ぐことができる。
なお、斜め壁31bの構造は、斜め壁31aの構造と同様であるため、説明を省略する。
従って、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
なお、斜め壁41bの構造は斜め壁41aの構造と同様であるため、説明を省略する。
なお、斜め壁41bの構築方法は、斜め壁41aの構築方法と同様であるため、説明を省略する。
従って、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
従って、第2の実施形態より鋼材量が少なくなるという利点がある。
このように、基礎として壁基礎23aを用いることによって、くい基礎を用いた場合と比べて、より盛土補強構造55の耐震性を向上させることができる。
従って、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
従って、くい基礎を用いる第1の実施形態と比べて、より耐震性が向上する。
図13は、第5の実施形態に係る盛土補強構造57を示す正面断面図であって、図14は図13のI方向矢視図である。
即ち、壁体9aは、アースアンカー25a、25b、25c、25d、25eによって、地盤13内の下層の強固な地盤に固定されている。
なお、アースアンカー25b、25c、25d、25eの構造は、アースアンカー25aの構造と同様であるため、説明を省略する。
まず、壁体9aを地盤13上に構築する。
次に、斜め壁11aを斜面7a上に構築して、壁体9aと連結する。
なお、斜め壁11aの構築および壁体9aとの連結は、アースアンカー25aを構築した後に行ってもよい。
なお、掘削時には孔部30aの下端部が、地盤13の下層の強固な地盤に達するまで掘削を行う。
次に、孔部30a内にモルタル29aを注入し、固化させる。
最後に、必要に応じて鋼線27aの上端部を引っ張って、壁体9aに固定する。
なお、アースアンカー25b、25c、25d、25eの構築方法は、アースアンカー25aの構築方法と同様であるため、説明を省略する。
従って、第1の実施形態と同様の効果を奏する。
従って、地盤13が軟弱な場合でも、壁体9aを地盤13に確実に固定でき、盛土補強構造57の耐震性を確保できる。
3…………盛土
5a………端部
7a………斜面
9a………壁体
11a……斜め壁
13………地盤
15a……くい基礎
17………ポール
19………U形材
21………充填材
23a……壁基礎
25a……アースアンカー
27a……鋼線
29a……モルタル
31a……斜め壁
33a……H形鋼
35………コンクリート
41a……斜め壁
43a……鉄筋
45a……鉄筋
51a……盛土補強構造
53a……盛土補強構造
55………盛土補強構造
57………盛土補強構造
Claims (12)
- 斜面と前記斜面下端部の直立面とを有する盛土を補強する盛土補強構造であって、
前記盛土の前記直立面に接して構築された壁体と、
前記盛土の前記斜面上に斜面の全面を覆って連続して構築された斜め壁と、
を有し、
前記壁体は、前記直立面でのみ盛土と接触し、上部には盛土側に傾斜する傾斜部を有しており、前記斜め壁は、端部が前記傾斜部に当接して連結され、前記壁体と前記斜め壁とで前記盛土を囲繞することを特徴とする盛土補強構造。 - 前記壁体は、鉄筋コンクリート製であることを特徴とする請求項1記載の盛土補強構造。
- 前記壁体には、くい基礎もしくは地中壁基礎が設けられることを特徴とする請求項1記載の盛土補強構造。
- 前記壁体に、前記盛土中心方向に斜めに設けられるアースアンカーが設けられることを特徴とする請求項1記載の盛土補強構造。
- 前記斜め壁は、板状に形成された鉄筋コンクリートからなることを特徴とする請求項1記載の盛土補強構造。
- 斜面を有する盛土を補強する盛土補強構造であって、
前記盛土の前記斜面の下端部に連続して構築された壁体と、
前記盛土の前記斜面上に連続して構築され、端部が前記壁体と連結された斜め壁と、
を有し、
前記壁体と前記斜め壁とで前記盛土を囲繞し、
前記斜め壁は、鉄筋コンクリート製で円柱状のポールと、鉄筋コンクリート製で断面がU字状の柱体とを並列させた構造を有することを特徴とする盛土補強構造。 - 斜面を有する盛土を補強する盛土補強構造であって、
前記盛土の前記斜面の下端部に連続して構築された壁体と、
前記盛土の前記斜面上に連続して構築され、端部が前記壁体と連結された斜め壁と、
を有し、
前記壁体と前記斜め壁とで前記盛土を囲繞し、
前記斜め壁は、所定の間隔で前記斜面上に設けられた複数のH形鋼と、複数の前記H形鋼の間に設けられたコンクリートからなることを特徴とする盛土補強構造。 - 斜面と前記斜面下端部に直立面とを有する盛土を補強する補強工法であって、
前記盛土の前記直立面に接して、上部に盛土側に傾斜する傾斜部を有する壁体を構築する工程(a)と、
前記盛土の前記斜面上に斜面の全面を覆って斜め壁を設ける工程(b)と、
前記斜め壁の端部を前記壁体の前記傾斜部に当設させて連結する工程(c)と、
からなることを特徴とする盛土補強工法。 - 前記工程(a)は、地中にくい基礎もしくは地中壁基礎を設けた後に、前記くい基礎もしくは前記地中壁基礎に前記壁体を設ける工程であることを特徴とする請求項8記載の盛土補強工法。
- 前記壁体および地盤を、前記盛土中心方向に斜めに削孔して孔部を形成する工程(d)と、
前記孔部に鋼製のワイヤを挿入する工程(e)と、
前記孔部にモルタルを充填し、硬化させる工程(f)と、
をさらに具備することを特徴とする請求項8記載の盛土補強工法。 - 斜面を有する盛土を補強する補強工法であって、
前記盛土の前記斜面の下端部に壁体を構築する工程(a)と、
前記盛土の前記斜面上に斜め壁を設ける工程(b)と、
前記斜め壁の端部を前記壁体と連結する工程(c)と、
からなり、
前記工程(b)は、鉄筋コンクリート製で円柱状のポールと、鉄筋コンクリート製で断面がU字状の柱体とを並列させることにより前記斜め壁を構築する工程であることを特徴とする盛土補強工法。 - 斜面を有する盛土を補強する補強工法であって、
前記盛土の前記斜面の下端部に壁体を構築する工程(a)と、
前記盛土の前記斜面上に斜め壁を設ける工程(b)と、
前記斜め壁の端部を前記壁体と連結する工程(c)と、
からなり、
前記工程(b)は、複数のH型鋼を前記斜面上に所定の間隔で載置し、複数の前記H型鋼の間にコンクリートを打設することにより前記斜め壁を構築する工程であることを特徴とする盛土補強工法。
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