JP4683421B2 - ボールジョイントのプロテクタ - Google Patents

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本発明は、ボール摺動部への異物混入を防止するボールジョイントのプロテクタに関する。
互いに連結されるべき第1及び第2の部材を互いに他に対し枢動可能に連結するボールジョイントは、任意の方向に回転可能で、且つ並進方向には高い剛性を持つため、例えば自動車等の車両の変速装置のリンク機構等に組み込まれて使用される。
従来のボールジョイントでは、ボール摺動部に粉塵や泥水のごとき異物が浸入することを防止すべくボール摺動部をゴムでシールし、グリスなどを封入する構造が知られている。
実公昭63−32980号公報では、ゴム製のダストカバー(シール部材)が損傷するのを防止するために、ロッドにネジ止めされるロッドエンドとの間にプロテクタを共締めしてダストカバーを保護する構造が提案されている。
実公昭63−32980号公報
特許文献1に開示されたボールジョイントのプロテクタは、ロッドとロッドエンドがネジ止めされる構造のボールジョイントが前提であり、そのような構造を有しない、例えばロッドとロッドエンドが鋳込まれる構造のボールジョイントでは、プロテクタをロッドとロッドエンドとの間に挟みこむことができず、ボールジョイントのプロテクタとして適用することができない。
また、特許文献1記載のボールジョイントのプロテクタでは、ロッドとプロテクタが同位相で変位するため、ロッドが可動するのに必要な範囲が広くなってしまい、レイアウトの自由度が低下するという問題がある。更に、プロテクタをネジで固定するため、組み立て性が悪い。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、ボールジョイント部を有するロッドエンドとロッドが固着されている場合でも、装着が容易でボールジョイント摺動部を効果的に保護することが可能なボールジョイントのプロテクタを提供することである。
請求項1記載の発明によると、第1部材の端部と第2部材の端部とを該第2部材の前記端部に挿入固定された連結ピンと、前記第1部材の前記端部に回転可能に挿入されるとともに前記連結ピンが貫通穴中に挿入されたボールとにより枢動可能に連結するボールジョイントのプロテクタであって、前記プロテクタは、前記連結ピンが係合する上部係合穴を有し前記ボールに形成された前記貫通穴の上部を覆う上部カバー部と、前記連結ピンが係合する下部係合穴を有し前記ボールの前記貫通穴の下部を覆う下部カバー部とを有し、前記連結ピンは二面幅部を有し、前記プロテクタの前記上部係合穴及び下部係合穴のいずれか一方は、前記連結ピンの前記二面幅部に対応する二面幅対応部を有し、前記プロテクタの前記下部カバー部は、前記上部カバー部に対して前記第1部材の前記端部を覆う面積が小さくなるように切欠きを有し、前記第1部材の前記端部の上面と下面とを前記プロテクタの前記上部カバー部と下部カバー部とで挟み込んだ状態で、前記プロテクタが前記連結ピンに前記プロテクタと前記連結ピンの位相を同期させるように組み込まれていることを特徴とするボールジョイントのプロテクタが提供される。
請求項1記載の発明によると、ボール摺動部への異物混入を効果的に防止でき、ボール摺動部の破損や異音の発生を防止することができる。更に、第1部材の端部に対してプロテクタを上下に挟み込み、連結ピンに挿入することでプロテクタを容易に固定することができ、保守も容易である。
また、プロテクタと連結ピンの位相を同期させたため、第1部材の作動に必要な範囲を最小限に抑えることが可能であり、レイアウト上有利となる。また、プロテクタの誤組みを防止することもできる。
更に、プロテクタの下部カバー部に切欠きを設けることにより、プロテクタ内に異物が混入しても抜け出し易くなり、異物混入による不具合の発生を防止することができる。
図1を参照すると、本発明実施形態のプロテクタが適用可能なボールジョイント8の斜視図が示されている。このボールジョイント8は、例えば自動車の変速操作機構部のロッドとシフトレバーとを枢動可能に連結するのに使用される。
ロッド2とロッドエンド4とは鋳造により一体化されている。ロッドエンド4は鍔部12を有しており、この鍔部12には図示しない部品が取り付けられる。ロッド2の左端には、例えばラックが設けられており、モータにより回転されるピニオンとラックが噛合することにより、ロッド2は図1で左右に移動される。
ロッドエンド4の端部4aとシフトレバー等のレバー6の端部6aとは、連結ピン10を有するボールジョイント8により枢動可能に連結される。
図2はプロテクタをボールジョイントに組み込んだ状態の本発明実施形態の外観斜視図である。プロテクタ14は樹脂から形成され、ロッドエンド4の端部4aの上面と下面とをプロテクタ14で挟み込んだ状態で、連結ピン10をプロテクタ14に挿入することにより、プロテクタ14がボールジョイント部に対して取り付けられる。
次に、図3の断面図を参照して、本発明実施形態のボールジョイント8及びプロテクタ14の構造について詳細に説明する。16は自己潤滑性樹脂から形成されたボールであり、その中心に貫通穴17を有している。ボール16は、レバー4の球状摺動面(球状ソケット)18中に回転可能に収容される。
プロテクタ14は樹脂のモールド成型により形成され、ボール16の貫通穴17の上部を覆う上部カバー部14aと、ボール16の貫通穴17の下部を覆う下部カバー部14bと、上部カバー部14aと下部カバー部14bと連結する側部14cとから構成される。
上部カバー部14aはピン10が係合する上部係合穴21を有する環状突出部20を有しており、下部カバー部14bはピン10が係合する下部係合穴23を有する環状突出部22を有している。
連結ピン10の上端部には二面幅部10aが形成されている。即ち、丸棒からなる連結ピン10の上端部を両側から切削加工して、一対の平行面から成る二面幅部10aが形成されている。
上部カバー部14aの環状突出部20に形成された上部係合穴21は連結ピン10の二面幅部10aに対応する形状をしており、下部カバー部14bの環状突出部22の係合穴23は連結ピン10が丁度挿入される円形穴である。
以下、本実施形態の組み立て手順について説明する。まず、レバー6の端部6aに連結ピン10を溶接固定する。次いで、端部4aにボール16が組み込まれたレバー4の端部4aの上面と下面とをプロテクタ14の上部カバー部14aと下部カバー部14bとで挟み込んだ状態で、連結ピン10を下部係合穴23、ボール16の貫通穴17及び上部係合穴21に渡り挿入する。
これにより、プロテクタ14がボールジョイント8とともに連結ピン10に組み込まれ、図2に示す連結ピン10の二面幅部10aに形成されたピン穴11中に抜け止めピンを挿入することにより、組み立てが完成する。
図4は組み立てられた状態の実施形態の平面図を示している。図5は連結ピン10を抜いた状態のロッドエンド4及びプロテクタ14の組付け状態の底面図を示している。図5から明らかなように、プロテクタ14の下部カバー部14bは一対の切欠き24,26を有している。
下部カバー部14bにこれらの切欠き24,26が形成されていることにより、下部カバー部14bは上部カバー部14aに対してロッドエンド4の端部4aを覆う面積が小さくなっている。
上述した実施形態のボールジョイントのプロテクタによると、シール構造を持たない自己潤滑性ボールジョイント8にプロテクタ14を取り付けることで、ボール摺動部への異物混入を防ぐことができ、ボール摺動部の破損や異音の発生を防止することができる。
更に、ロッドエンド4の端部4aに対してプロテクタ14を上下に挟み込み、連結ピン10に挿入することでプロテクタ14を容易に固定することができ、保守も容易である。
また、プロテクタ14の上部カバー部14aと連結ピン10の先端に二面幅を持たせて、プロテクタ14と連結ピン10の位相を同期させたため、ロッド2の作動に必要な範囲を最小限に抑えることが可能であり、レイアウト上有利となる。さらに、プロテクタ14の誤組みを防止する効果も期待できる。
プロテクタ14の下部カバー部14bが切欠き24,26を有しているため、プロテクタ14内に異物が混入しても下方に抜け易くなり、プロテクタ14内に異物混入に起因する不具合の発生を抑制できる。また、ロッドエンド4とレバー6の摺動部の間に樹脂製のプロテクタ14を配置することで、ガタによる異音の発生を防止することができる。
上述した実施形態では、レバー6をロードエンド4の下方に配置したが、レバー6をロッドエンド4の上方に配置するようにしてもよい。
本発明のプロテクタが適用可能なボールジョイント部の斜視図である。 ボールジョイント部にプロテクタを組み込んだ状態の本発明実施形態の外観斜視図である。 本発明実施形態の断面図である。 実施形態の平面図である。 ロッドエンドとプロテクタ組み付け状態の底面図である。
符号の説明
2 ロッド
4 ロッドエンド
6 レバー
8 ボールジョイント
10 連結ピン
14 プロテクタ
14a 上部カバー部
14b 下部カバー部
16 ボール
18 球面状摺動面(球面状ソケット)
10a 二面幅部
21 上部係合穴
23 下部係合穴
24,26 切欠き

Claims (1)

  1. 第1部材の端部と第2部材の端部とを該第2部材の前記端部に挿入固定された連結ピンと、前記第1部材の前記端部に回転可能に挿入されるとともに前記連結ピンが貫通穴中に挿入されたボールとにより枢動可能に連結するボールジョイントのプロテクタであって、
    前記プロテクタは、前記連結ピンが係合する上部係合穴を有し前記ボールに形成された前記貫通穴の上部を覆う上部カバー部と、前記連結ピンが係合する下部係合穴を有し前記ボールの前記貫通穴の下部を覆う下部カバー部とを有し、
    前記連結ピンは二面幅部を有し、
    前記プロテクタの前記上部係合穴及び下部係合穴のいずれか一方は、前記連結ピンの前記二面幅部に対応する二面幅対応部を有し、
    前記プロテクタの前記下部カバー部は、前記上部カバー部に対して前記第1部材の前記端部を覆う面積が小さくなるように切欠きを有し、
    前記第1部材の前記端部の上面と下面とを前記プロテクタの前記上部カバー部と下部カバー部とで挟み込んだ状態で、前記プロテクタが前記連結ピンに前記プロテクタと前記連結ピンの位相を同期させるように組み込まれていることを特徴とするボールジョイントのプロテクタ。
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