JP4682650B2 - 放射線画像検出器及び放射線画像撮影システム - Google Patents

放射線画像検出器及び放射線画像撮影システム Download PDF

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本発明は、放射線画像検出器及び放射線画像撮影システムに係り、特に、X線画像に代表される放射線画像を撮影するための放射線画像検出器及び放射線画像撮影システムに関する。
従来より、医療診断にあっては、被写体にX線等の放射線を照射し、当該被写体を透過した放射線の強度分布を検出して得られた放射線画像が広く利用されており、近年では、撮影に際し、放射線を検出して電気エネルギーに変換し、放射線画像情報として検出するFPD(Flat Panel Detector:放射線画像検出器)を用いた放射線画像撮影装置が提案されている。
近年、FPDの運搬性・取扱い性の向上を目的として当該FPDをカセッテに収容したカセッテ型FPDも開発されている(例えば、特許文献1参照)。特にカセッテ型FPDの搬送性を活かすために、カセッテ型FPDを制御するコンソールに無線で通信するカセッテ型FPDが提案されている。無線式のカセッテ型FPDにおいては他の機器からの給電が行われないので電池が内蔵されていて、さらには、各種データを記憶する記憶手段が内蔵されている。ここで、記憶手段が揮発性の例えばRAMなどであると、電池の残量がなくなったり、電池を交換したりする際にはRAMに電力が供給されず、コンソールなどの外部機器にまだ転送されていないRAM内の画像情報が消去されてしまう。画像情報が消去されてしまうと、再度患者に撮影を強いることになり、患者に対する被曝量が増加してしまう。これを防止するために、カセッテ型FPDには例えばフラッシュメモリなどの不揮発性の記憶手段が搭載されている(例えば特許文献2参照)。
特開平6−342099号公報 特開平7−246199号公報
ところで、不揮発性の記憶手段は揮発性の記憶手段よりも作業性が悪く効率的でない。作業効率を高めるために、不揮発性の記憶手段を用いながらも画像情報の消去を防止することが望まれている。
本発明の課題は、不揮発性の記憶手段を用いたとしても、画像情報が消去されることを防止して再撮影を抑制することである。
請求項1記載の発明は、
照射された放射線を検出して画像情報を取得する放射線画像検出器において、
電力供給源としての電池と、
前記画像情報を記憶する少なくとも1つの不揮発性記憶手段と、
前記画像情報を記憶する少なくとも1つの揮発性記憶手段と、
前記電池の残量を検出する電池残量検出部と、
前記少なくとも1つの不揮発性記憶手段及び前記少なくとも1つの揮発性記憶手段を制御する制御部とを備え、
前記制御部は、前記電池残量検出部の検出結果に基づいて、前記揮発性記憶手段に記憶されている情報の少なくとも一部を、前記不揮発性記憶手段に記憶させるか否かを決定することを特徴としている。
請求項2記載の発明は、
照射された放射線を検出して画像情報を取得する放射線画像検出器において、
電力供給源としての電池と、
前記画像情報を記憶する少なくとも1つの不揮発性記憶手段と、
前記画像情報を記憶する少なくとも1つの揮発性記憶手段と、
前記電池からの電力供給のON/OFFを指示する電源スイッチと、
前記電源スイッチの指示に基づいて前記少なくとも1つの不揮発性記憶手段及び前記少なくとも1つの揮発性記憶手段を制御する制御部と、
前記電源スイッチのON/OFF指示及び前記制御部の制御結果に基づいて、前記電池の電力供給を制御する電力制御部とを備え、
前記制御部は、前記電源スイッチによって電力供給OFFが指示された場合には、前記揮発性記憶手段に記憶されている情報の少なくとも一部を、前記不揮発性記憶手段に記憶させ、
前記電力制御部は、前記制御部によって前記不揮発性記憶手段に前記情報の少なくとも一部が記憶された後に、前記電池の電力供給を停止することを特徴としている。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の放射線画像検出器において、
前記少なくとも1つの不揮発性記憶手段が、前記少なくとも1つの揮発性記憶手段と同一の情報を記憶していることを特徴としている。
請求項記載の発明は、請求項1〜の何れか一項に記載の放射線画像検出器において、
照射された放射線を検出し、当該放射線を電気信号に変換して蓄積し、蓄積された電気信号を読み出して前記被写体の放射線画像情報を取得するカセッテ型のフラットパネルディテクタであることを特徴としている。
請求項記載の発明における放射線画像撮影システムは、
請求項1〜の何れか一項に記載の放射線画像検出器と、
前記放射線画像検出器を制御するコンソールとを備えることを特徴としている。
本発明によれば、不揮発性記憶手段と揮発性記憶手段とが備えられているので、効率の求められる作業時においては揮発性記憶手段を用いて、バックアップ時には不揮発性記憶手段を用いることが可能となるしたがって、不揮発性の記憶手段を用いながらも、画像情報が消去されることを防止することができ、結果的に再撮影を抑制することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を、図1から図6を参照して説明する。
図1は、本発明に係る放射線画像検出器を適用した放射線画像撮影システムの一実施形態の概略構成を示す図である。
本実施形態による放射線画像撮影システム1は、例えば、病院内で行われる放射線画像撮影において適用されるシステムであり、図1に示すように、撮影や患者に関する各種の情報等を管理するサーバ2と、放射線画像撮影に関する操作を行う放射線照射操作装置3と、例えば無線LAN(Local Area Network)等の無線通信方式による通信を行うための基地局4と、放射線画像検出器5を制御するとともに放射線画像検出器5により検出された放射線画像の画像処理等を行うコンソール6とがネットワーク7を通じて接続されている。放射線照射操作装置3にはケーブル8を介して、被写体9である患者に放射線を照射して放射線画像の撮影を行う放射線画像撮影装置10が接続されている。放射線画像撮影装置10及び放射線画像検出器5は、例えば1つの撮影室11内に1つずつ設置されており、放射線照射操作装置3によって放射線画像撮影装置10を操作し放射線画像検出器5によって放射線画像を検出することによって放射線画像情報を得ることができる。なお、1つの撮影室11に複数の放射線画像検出器5が備えられていてもよい。
ここで、ネットワーク7は、当該システム専用の通信回線であっても良いが、システム構成の自由度が低くなってしまう等の理由のため、イーサネット(Ethernet;登録商標)等の既存の回線である方が好ましい。なお、ネットワーク7には、ここに例示したものの他、他の撮影室11の放射線画像撮影装置10を操作する放射線照射操作装置3や放射線画像検出器5、コンソール6が複数接続されていてもよい。
まず、放射線照射操作装置3は、操作パネル等から構成され放射線画像撮影装置10を操作する、例えば管電圧や照射線量(mAs値)などの撮影条件の信号を入力する入力操作部、撮影条件等の情報や各種の指示等を表示する表示部、及び放射線画像撮影装置10に対して電力を供給する電源部等(いずれも図示せず)を備えて構成されている。
放射線画像撮影装置10は、撮影室11の内部に配置され、例えばX線などの放射線を照射する放射線源12を有しており、この放射線源12により放射線照射操作装置3で設定された管電圧や照射線量で放射線を照射する。放射線源12としては、例えば、放射線管が用いられ、放射線管は熱励起によって生ずる電子を高電圧で加速して陰極に衝突させることで、放射線を発生させる。
次に、放射線画像検出器5は、放射線画像撮影装置10の放射線源12から照射されて被写体9を透過した放射線を検出して放射線画像を取得するものであり、撮影を行う際に放射線源12から照射される放射線の照射範囲に配置されている。なお、放射線画像検出器5は、例えば、図1に示すように、被写体9と被写体9を載置する寝台13との間に配置されるが、放射線画像検出器5を配置する位置はこれに限定されず、例えば、寝台の下方に放射線画像検出器5を装着する検出器装着口(図示しない)を設けて、放射線画像検出器5がこの検出器装着口に装着されるようにしてもよい。
放射線画像検出器5は、カセッテ型のフラットパネルディティクタである放射線画像検出器5である。以下、図2及び図3を用いて、放射線画像検出器5の構造について説明する。
図2に示すように、放射線画像検出器5は、内部を保護する筐体14を備えており、カセッテとして携帯可能に構成されている。
筐体14の内部には、照射された放射線を電気信号に変換する撮像パネル15が層を成して形成されている。撮像パネル15における放射線の照射面側には、入射された放射線の強度に応じて発光を行う発光層(図示せず)が設けられている。
発光層は、一般にシンチレータ層と呼ばれるものであり、例えば、蛍光体を主たる成分とし、入射した放射線に基づいて、波長が300nmから800nmの電磁波、すなわち、可視光線を中心に紫外光から赤外光にわたる電磁波(光)を出力する。
この発光層で用いられる蛍光体は、例えば、CaWO等を母体とするものや、CsI:TlやGdS:Tb、ZnS:Ag等の母体内に発光中心物質が付活されたものを用いることができる。また、希土類元素をMとしたとき、(Gd,M,Eu)の一般式で示される蛍光体を用いることができる。特に、放射線吸収及び発光効率が高いことよりCsI:TlやGdS:Tbが好ましく、これらを用いることで、ノイズの低い高画質の画像を得ることができる。
この発光層の放射線が照射される側の面と反対側の面には、発光層から出力された電磁波(光)を電気エネルギーに変換して蓄積し、蓄積された電気エネルギーに基づく画像信号の出力を行う信号検出部232が形成されている。
ここで、撮像パネル15の回路構成について説明する。図4は、信号検出部232を構成する1画素分の光電変換部の等価回路図である。
図4に示すように、1画素分の光電変換部の構成は、フォトダイオード233と、フォトダイオード233で蓄積された電気エネルギーをスイッチングにより電気信号として取り出す薄膜トランジスタ(以下TFT234)とから構成されている。取り出された電気信号は、増幅器238により信号読み出し回路237が検出可能なレベルにまで電気信号を増幅する。なお、増幅器238には、TFT234とコンデンサで構成された図示しないリセット回路が接続されており、TFT234にスイッチを入れることにより蓄積された電気信号をリセットするリセット動作が行われる。また、フォトダイオード233は、単に規制キャパシタンスを有した光ダイオードでもよいし、フォトダイオード233と光電変換部のダイナミックレンジを改良するように追加コンデンサを並列に含んでいるものでもよい。
図5は、このような光電変換部を二次元に配列した等価回路図であり、画素間には、走査線Llと信号線Lrが直交するように配設されている。前述のフォトダイオード233には、TFT234が接続されており、TFT234が接続されている側のフォトダイオード233の一端は信号線Lrに接続されている。一方、フォトダイオード233の他端は、各行に配された隣接するフォトダイオード233の一端と接続されて共通のバイアス線Lbを通じてバイアス電源239に接続されている。このバイアス電源239の一端は制御部27に接続され、制御部27からの指示によりバイアス線Lbを通じてフォトダイオード233に電圧がかかる。また各行に配されたTFT234は、共通の走査線Llに接続されており、走査線Llは走査駆動回路236を介して制御部27に接続されている。同様に、各列に配されたフォトダイオード233は、共通の信号線Lrに接続されて制御部27に制御される信号読み出し回路237に接続されている。信号読み出し回路237には、撮像パネル15から近い順に、増幅器238、サンプルホールド回路240、アナログマルチプレクサ241、A/D変換機242が共通の信号線Lr上に配されている。
なお、TFT234は、液晶ディスプレイ等に使用されている無機半導体系のもの、有機半導体を用いたもののいずれであってもよい。
また、本実施形態では光電変換素子としてのフォトダイオード233を用いた場合を例示したが、光電変換素子はフォトダイオード以外の固体撮像素子を用いてもよい。
この信号検出部232の側部には、図2に示すように各光電変換素子にパルスを送って当該各光電変換素子を走査・駆動させる走査駆動回路16と、各光電変換素子に蓄積された電気エネルギーを読み出す信号読出し回路17とが配されている。
また、図2及び図3に示すように放射線画像検出器5には、撮像パネル15から出力された画像信号を画像情報として記録する画像記憶部18が備えられている。この画像記憶部18には、本発明の不揮発性記憶手段としての着脱自在なフラッシュメモリ181と、本発明の揮発性メモリとしてのDRAM182とが設けられていて、これらのフラッシュメモリ181及びDRAM182は、制御部27の制御に基づいて画像情報や、患者情報を記憶する。ここで、患者情報とは、患者の個人情報や、患者の撮影予約情報などである。
また、放射線画像検出器5には、放射線画像検出器5を構成する複数の駆動部(走査駆動回路16、信号読出し回路17、通信部24(後述)、画像記憶部18、電池残量検出部40(後述)、インジケータ25(後述)、入力操作部26(後述)、撮像パネル15など)に電力を供給する電力供給源として電源部19が設けられている。電源部19は、例えばニカド電池、ニッケル水素電池、リチウムイオン電池、小型シール鉛電池、鉛蓄電池、燃料電池、太陽電池等の充電自在な充電池(電池)21で構成されている。
そして、放射線画像検出器5における筐体14の外部には、図2に示すように、充電池21からの電力供給のON/OFFを指示する電源スイッチ34が設けられている。なお、電源スイッチ34は筐体14内部に配置されていても構わない。そして、図3に示すように、放射線画像検出器5には、電源スイッチ34のON/OFF指示及び制御部27の制御結果に基づいて、充電池21の電力供給を制御する電力制御部20が設けられている。この電源スイッチ34によって電力供給ONの指示が制御部27に入力されると、制御部27は、その指示に基づいて電力制御部20を制御して、充電池21からの電力供給を開始する。一方、電源スイッチ34によって電力供給OFFの指示が制御部27に入力されると、制御部27は、その指示に基づいてフラッシュメモリ181を制御して、DRAM182に記憶されている情報の少なくとも一部を、フラッシュメモリ181に記憶させてから、電力制御部27を制御して、充電池21の電力供給を停止する。これにより、DRAM182に記憶されている情報の少なくとも一部が制御部27によってフラッシュメモリ181に記憶された後に、充電池21の電力供給が停止されるようになる。
筐体14の一端には充電用の端子22が形成されており、例えば、図1に示すように、放射線画像検出器5をクレードル等の充電用装置23に装着することによって充電用装置23側の端子(図示せず)と筐体側の端子22とが接続されて前記充電池21の充電が行われる。また、充電池21は、例えば、筐体14の側部から引き出すことにより交換可能となっている。なお、電源部19を構成する充電池21の形状は、図2に例示したものに限定されず、例えば、撮像パネル15と平行してプレート状の電池を設けるようにしてもよい。各電池をこのような形状とすると、筐体14に対する撮像パネル面の割合が増えることになり、有効な撮像領域を増加させることができる。このため、撮像領域が同じで放射線画像検出器5全体の大きさを小さくすることができ、結果的に放射線画像検出器5を薄型化することが可能となる。
また、放射線画像検出器5には、コンソール6等の外部装置との間で各種信号の送受信を行う通信部24(図3参照)が設けられている。通信部24は、例えば、撮像パネル15から出力された画像信号をコンソール6に転送したり、コンソール6等から送信される撮影指示信号、待機指示信号等を受信する。
また、筐体14の表面一端には、充電池21の充電状況や各種の操作状況等を表示して報知するインジケータ(報知部)25が設けられており、操作者が放射線画像検出器5の充電池21の充電状況等を目視にて確認することができる。
筐体14の外部には、撮影指示及び待機指示を入力するための入力操作部26が設けられている。ここで、待機状態とは撮影可能状態よりも電力消費量の少ない状態のことであり、待機状態では駆動している駆動部の数が撮影可能状態よりも少なく設定されている。
また、図3に示すように、放射線画像検出器5は、例えば、汎用のCPU、ROM、RAM等(いずれも図示せず)から構成された制御部27を有する制御装置28を備えており、制御部27は、ROMに格納される所定のプログラムを読み出してRAMの作業領域に展開し、当該プログラムに従ってCPUが各種処理を実行する。
ROMにはプログラムの他に種々の制御データが記憶されている。この制御データには、例えば充電池21の残量が撮影可能な量を満たしているか否かを判定するための残量判定データなどがある。
また、放射線画像検出器5は、充電池21の残量を検出する電池残量検出部40を備えている。この電池残量検出部40は、制御部27の制御に基づいて充電池21の残量を検出し、得られた電池残量を制御部27に出力する。ここで、電池残量検出部40による充電池21の残量検出結果が所定量以下となった場合には、制御部27は、DRAM182に記憶されている情報の少なくとも一部を、フラッシュメモリ181に記憶させる。
そして、制御部27には、入力操作部26から入力された情報や通信部24から受信された信号が送られ、制御部27は、送られた信号に基づいて各部の制御を行う。
また、制御部27は、走査駆動回路16を駆動させて各光電変換素子にパルスを送り当該各光電変換素子を走査・駆動させる。そして、各光電変換素子に蓄積された電気エネルギーを読み出す信号読出し回路17によって読み出され、読み出された画像信号は制御部27に送られる。制御部27は送られた画像信号を画像記憶部18に記憶させる。また、画像記憶部18に記憶された画像信号は通信部24を介して適宜コンソール6に送られる。
次に、コンソール6は、図6に示すように、例えば、汎用のCPU、ROM、RAM等(いずれも図示せず)から構成された制御部29を有する制御装置30を備えており、制御部29は、ROMに格納される所定のプログラムを読み出してRAMの作業領域に展開し、当該プログラムに従ってCPUが各種処理を実行する。
また、コンソール6は、各種の指示等を入力する入力操作部31、画像や各種のメッセージ等を表示する表示部32、放射線画像検出器5等の外部装置との間で信号の送受信を行う通信部33等を備えている。
入力操作部31は、例えば、操作パネルやキーボードやマウス等から構成されており、操作パネル又はキーボードで押下操作されたキーの押下信号やマウスによる操作信号を入力信号として制御部29に対して出力する。
表示部32は、例えば、CRT(Cathode Ray Tube)やLCD(Liquid Crystal Display)等を備えて構成されており、制御部29から出力される表示信号の指示に従って、各種画面を表示する。
通信部33は、無線LAN等の無線通信方式により、基地局4を介して、放射線画像検出器5との間で各種情報の通信を行うものである。
制御部29には、入力操作部31から入力された信号や通信部33を介して外部から受信した信号等が送られるようになっており、送られた信号について所定の処理を行う。例えば、制御部29には放射線画像検出器5により検出された放射線画像情報等が送られることになり、制御部29は、これに基づいて所定の画像処理を行うことで放射線画像を得る。また、制御部29は放射線画像や、サムネイル画像、入力部から入力された各種の情報等を前記表示部32に表示させる。
次に、本実施形態に係る放射線画像検出器5を適用した放射線画像撮影システム1の作用について説明する。
放射線技師によって電源スイッチ34に電力供給ONの指示が入力されると、制御部27は、その指示に基づいて電力制御部20を制御して、充電池21からの電力供給を開始する。これにより、複数の駆動部に充電池21から電力が供給される。
その後、コンソール6に撮影予約指示が入力されると、放射線技師はその撮影に使用する放射線画像検出器5をコンソール6上で選択し、その旨をコンソール6の入力操作部31に入力する。また、制御部27は、撮影予約指示で入力された患者情報を、画像記憶部18のDRAM182に記憶させる。
そして、入力操作部26から撮影指示が入力されると、制御部27は、放射線画像撮影を行う。撮影により撮像パネル15から出力された画像信号は、制御部27によって画像情報として画像記憶部18のDRAM182に記憶される。
電池残量検出部40による充電池21の残量検出結果が所定量以下となった場合には、制御部27は、DRAM182に記憶されている情報(例えば、画像情報及び患者情報など)の少なくとも一部を、フラッシュメモリ181に記憶させる。なお、DRAM182に記憶されている情報のうち、フィラッシュメモリ181に記憶させるものは、予め初期設定として決定されているが、転送のタイミングになるとその都度放射線技師に選択をさせてもよい。なお、DRAM182に記憶されている情報の全てをフラッシュメモリ181に記憶させることが最も好ましい態様である。これにより、DRAM182に記憶されている情報と同一の情報が、充電池21の残量が0となる前にフラッシュメモリ181に記憶されることになる。残量検出結果が所定量以下となった場合、放射線技師は充電池21の充電を行うために放射線画像検出器5を充電用装置23に装着する。充電時においても電池残量検出部40は充電池21の残量を検出している。充電により残量検出結果が所定量を超えると、制御部27は、フラッシュメモリ181に記憶されている情報の全てをDRAM182に記憶させる。
また、放射線技師によって電源スイッチ34に電力供給OFFの指示が入力されると、制御部27は、その指示に基づいてフラッシュメモリ181を制御して、DRAM182に記憶されている情報(画像情報及び患者情報)の少なくとも一部を、フラッシュメモリ181に記憶させてから、電力制御部27を制御して充電池21の電力供給を停止させる。これにより、DRAM182に記憶されている情報の少なくとも一部が制御部27によってフラッシュメモリ181に記憶された後に、充電池21の電力供給が停止されるようになる。電力供給がOFFとなったら、充電池21の交換も可能となる。
再度、放射線技師によって電源スイッチ34に電力供給ONの指示が入力されると、制御部27は、その指示に基づいて電力制御部20を制御して充電池21からの電力供給を開始する。この際、制御部27は、DRAM182を制御してフラッシュメモリ181に記憶されている情報の全てをDRAM182に記憶させる。
以上のように本実施形態によれば、フラッシュメモリ181とDRAM182とが備えられているので、効率の求められる作業時においてはDRAM182を用いて、バックアップ時にはフラッシュメモリ181を用いることが可能となる。これにより、フラッシュメモリ181を用いながらも、画像情報が消去されることを防止することができ、結果的に再撮影を抑制することが可能となる。
そして、電池残量検出部40の検出結果が所定量以下となった場合に、DRAM182に記憶されている情報の少なくとも一部がフラッシュメモリ181に記憶されるので、DRAM182内の情報を充電池21が切れる前にフラッシュメモリ181に記憶させることができる。これによって、充電池21が切れることにより情報が消去されることを防止することができる。
また、充電池21の電力供給が停止される前に、DRAM182に記憶されている情報の少なくとも一部がフラッシュメモリ181に記憶されているので、電力供給が停止されることにより情報が消去されることを防止することができる。
なお、本発明は上記実施形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。
例えば、本実施形態では、フラッシュメモリ181とDRAM182とがそれぞれ1つ画像記憶部18に設けられている場合を例示して説明したが、フラッシュメモリ181やDRAM182は、それぞれ複数設けられていてもよい。
また、本実施形態では、電池残量検出部40の検出結果が所定量以下となったとき、電源スイッチ34に電力供給OFFの指示が入力されたときに、DRAM182内の情報がフラッシュメモリ181に記憶される場合を例示して説明したが、画像情報や患者情報がDRAM182に記憶される際に、同じ情報がフラッシュメモリ181に記憶されるようにしてもよい。この場合、DRAM182に対する処理が正常に終了したあとに、フラッシュメモリ181内の情報を消去してもよい。
また、本実施形態では、電力供給がOFFとなったときに充電池21を交換する場合を例示して説明したが、電力供給がONのときに充電池21を交換することも可能である。こうした場合、交換前に予め入力操作部26から電池交換指示を入力することで、その電池交換指示に基づいて制御部27が、DRAM182に記憶されている情報の少なくとも一部をフラッシュメモリ181に記憶させるようにすれば、電池交換時に電力供給がONであっても、DRAM182中の情報をフラッシュメモリ181に記憶させることが可能となる。
また、画像確認用のサムネイル画像情報を作成している場合には、コンソール6から画像確認指示に基づいて、DRAM182内のサムネイル画像情報を読み出すことになるが、この画像確認指示が所定時間以上コンソール6から送信されないときには、サムネイル画像情報をフラッシュメモリ181に記憶してから、DRAM182内のサムネイル画像情報を消去することも可能である。
また、本実施形態では、電力供給が停止される以前に、DRAM182内の情報がフラッシュメモリ181に記憶される場合を例示して説明したが、少なくとも画像記憶部18に対する電力供給が停止される場合に、DRAM182内の情報がフラッシュメモリ181に記憶されるようにすることがバックアップの観点で最適である。
また、本実施形態においては、電源部19を構成する電池として、充電可能な充電池21を備えるものとしたが、電源部19の構成はこれに限定されず、交換自在な使い捨ての電池または充電式電池を用いるものとしてもよい。
また、本実施形態では、充電池21の充電を行うためにクレードル等の充電用装置を用いるものとしたが、放射線画像検出器の端子に電力供給用のコードを接続することにより外部電源から電力の供給を受けて充電されるようにしてもよい。また、充電池を放射線画像検出器から取り出した状態で充電を行う構成としてもよい。
本発明に係る放射線画像撮影システムの一実施形態を例示する概略構成を示す図である。 本発明に係る放射線画像検出器の要部構成を示す斜視図である。 本発明に係る放射線画像検出器の要部構成示すブロック図である。 図2の放射線画像検出器に備わる信号検出部を構成する1画素分の光電変換部の等価回路図である。 図4の光電変換部を二次元に配列した等価回路図である。 図1の放射線画像撮影システムを構成するコンソールの要部構成示すブロック図である。
符号の説明
1 放射線画像撮影システム
2 サーバ
3 放射線照射操作装置
4 基地局
5 放射線画像検出器
6 コンソール
7 ネットワーク
10 放射線画像撮影装置
16 走査駆動回路
17 信号読出し回路
18 画像記憶部
19 電源部
20 電力制御部
21 充電池(電池)
23 充電用装置
24 通信部
26 入力操作部
27 制御部
34 電源スイッチ
40 電池残量検出部
181 フラッシュメモリ(不揮発性記憶手段)
182 DRAM(揮発性記憶手段)

Claims (5)

  1. 照射された放射線を検出して画像情報を取得する放射線画像検出器において、
    電力供給源としての電池と、
    前記画像情報を記憶する少なくとも1つの不揮発性記憶手段と、
    前記画像情報を記憶する少なくとも1つの揮発性記憶手段と、
    前記電池の残量を検出する電池残量検出部と、
    前記少なくとも1つの不揮発性記憶手段及び前記少なくとも1つの揮発性記憶手段を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記電池残量検出部の検出結果に基づいて、前記揮発性記憶手段に記憶されている情報の少なくとも一部を、前記不揮発性記憶手段に記憶させるか否かを決定することを特徴とする放射線画像検出器。
  2. 照射された放射線を検出して画像情報を取得する放射線画像検出器において、
    電力供給源としての電池と、
    前記画像情報を記憶する少なくとも1つの不揮発性記憶手段と、
    前記画像情報を記憶する少なくとも1つの揮発性記憶手段と、
    前記電池からの電力供給のON/OFFを指示する電源スイッチと、
    前記電源スイッチの指示に基づいて前記少なくとも1つの不揮発性記憶手段及び前記少なくとも1つの揮発性記憶手段を制御する制御部と、
    前記電源スイッチのON/OFF指示及び前記制御部の制御結果に基づいて、前記電池の電力供給を制御する電力制御部とを備え、
    前記制御部は、前記電源スイッチによって電力供給OFFが指示された場合には、前記揮発性記憶手段に記憶されている情報の少なくとも一部を、前記不揮発性記憶手段に記憶させ、
    前記電力制御部は、前記制御部によって前記不揮発性記憶手段に前記情報の少なくとも一部が記憶された後に、前記電池の電力供給を停止することを特徴とする放射線画像検出器。
  3. 請求項1又は2記載の放射線画像検出器において、
    前記少なくとも1つの不揮発性記憶手段が、前記少なくとも1つの揮発性記憶手段と同一の情報を記憶していることを特徴とする放射線画像検出器。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載の放射線画像検出器において、
    照射された放射線を検出し、当該放射線を電気信号に変換して蓄積し、蓄積された電気信号を読み出して前記被写体の放射線画像情報を取得するカセッテ型のフラットパネルディテクタであることを特徴とする放射線画像検出器。
  5. 請求項1〜4の何れか一項に記載の放射線画像検出器と、
    前記放射線画像検出器を制御するコンソールとを備えることを特徴とする放射線画像撮影システム。
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