JP4681673B1 - 動作検証装置、動作検証方法および動作検証プログラム - Google Patents

動作検証装置、動作検証方法および動作検証プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】動的なウェブページに対する動作テストを再現するためのテスト・プログラムを作成し実行する。
【解決手段】操作記録部137は、動作確認対象のウェブページに対するデータ入力操作を検出し、データ入力操作に対応する関数であってウェブページへの入力データを取得するためのインタフェースを備える関数を、操作内容ファイルに記録する。オブジェクト検出部524は、ページ構成ファイルの中から、ユーザ操作に応じたイベントを発生させるためのイベントハンドラが埋め込まれているオブジェクトを検出する。イベント記録部526は、イベントハンドラが埋め込まれているオブジェクトで発生するイベントに対応する関数を操作内容ファイルに記録する。動的タグ記録部528は、ページ構成ファイル内にオブジェクトを動的に作成するプログラムが含まれている場合、動的に作成されたオブジェクトに対するユーザ操作を操作内容ファイルに記録する。
【選択図】図20

Description

この発明は、製品の動作をテストするための技術に関する。
製品品質を保証する上で、製品出荷前の動作テストは不可欠である。一般的には、テスト・エンジニアが製品を手動操作し、その操作結果を確認することにより動作テストを実行することが多い。しかし、操作バリエーションが豊富な多機能製品の場合、手動による動作テストには限界がある。
そこで、テスト・プログラムで動作テストを自動実行することにより、動作テストの省力化を図ることも多い。例えば、HP(Hewlett-Packard)社が提供する自動機能テストツール「QTP(Quick Test Professional)」は、ユーザが自作したテスト・プログラムを実行することにより、動作テストを自動化する。ウェブページの動作テストは、一般的に、そのウェブページを表示するウェブブラウザに対して入力操作を行い、操作結果を確認することにより実施される。
特開2004−227396号公報
近年注目されているAjaxを利用することで、所定のユーザ操作のイベントに応じてHTML画面の表示態様が変化したりタグが追加されるなどの動的なウェブページを作成することができる。このような動的なウェブページでは、ウェブブラウザに対する入力操作を全て記録するだけでは、ユーザの行った動作テストをテスト・プログラムで再現できないという問題がある。
本発明は上記課題を鑑みてなされたものであり、その目的は、動的なウェブページに対する動作テストを再現するためのテスト・プログラムを作成し実行する技術を提供することにある。
本発明のある態様は、ウェブページの動作確認のためのテスト・プログラムを実行する動作検証装置である。この装置は、動作確認対象のウェブページに対するデータ入力操作を検出し、前記データ入力操作に対応する関数であって前記ウェブページへの入力データを取得するためのインタフェースを備える関数を、操作内容ファイルに記録する操作記録部と、前記ウェブページを構成するためのページ構成ファイルを取得するファイル取得部と、前記ページ構成ファイルの中から、ユーザによる操作に応じたイベントを発生させるためのイベントハンドラが埋め込まれているオブジェクトを検出するオブジェクト検出部と、前記イベントハンドラが埋め込まれているオブジェクトにおいて発生するイベントに対応する関数を前記操作内容ファイルに記録するイベント記録部と、前記ページ構成ファイル内にオブジェクトを動的に作成するプログラムが含まれている場合、動的に作成されたオブジェクトに対するユーザによる操作を前記操作内容ファイルに記録する動的タグ記録部と、前記操作内容ファイルに記録された関数に応じてプログラムコードを設定することにより、前記ウェブページに対して実行された一連の操作を再現するためのテスト・プログラムを生成するプログラム生成部と、前記操作内容ファイルとは異なる入力データファイルから入力データを取得して前記関数に渡すことにより、前記テスト・プログラムを実行させるプログラム実行部と、を備える。
この態様によると、動的なウェブページにおける、ユーザによる明示的な操作として現れないイベントハンドラによる画面態様の変化やタグの自動生成をも、それらに対応する関数を操作内容ファイルに記録することができる。したがって、動的なウェブページに対する動作テストをテスト・プログラムとして生成し実行することができる。
なお、以上の構成要素の任意の組み合わせ、本発明の表現を装置、方法、システム、プログラム、プログラムを格納した記録媒体などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、動的なウェブページに対する動作テストを再現するためのテスト・プログラムを作成し実行することができる。
ポータルサイト第1画面の画面図である。 ポータルサイト第2画面の画面図である。 辞書テストを実行したときのログを示す図である。 辞書テストを実行するためのプログラムを示す図である。 動作検証装置の機能ブロック図である。 ログを取得して動作テストを実行するまでの概要図である。 ログ画面の画面図である。 関数設定画面の画面図である。 プログラム画面の画面図である。 入力設定画面の画面図である。 ケース設定画面の画面図である。 参考技術1の動作検証装置と参考技術2の動作検証装置とのそれぞれにおける構成の概要を示す図である。 参考技術1の動作検証装置と参考技術2の動作検証装置とのそれぞれにおける動作の概要を示す図である。 参考技術2の動作検証装置の機能構成を示すブロック図である。 参考技術2において、ユーザのデータ入力操作を検出して動作テストを実行するまでの概要図である。 参考技術2における関数設定画面の画面図である。 参考技術2における関数設定画面の画面図である。 参考技術2における入力設定画面の画面図である。 参考技術2におけるケース設定画面の画面図である。 (a)はAjaxを利用したウェブページにおいて動的にタグが追加される例を示し、(b)はJavaScriptがDOMを書き換える例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る動作検証装置の構成を示すブロック図である。 イベント記録部および動的タグ記録部によって操作内容ファイルに追加される関数の例を示す図である。 実施の形態による動作検証装置の操作記録時のフローチャートである。 実施の形態による動作検証装置のプログラム実行時のフローチャートである。
本実施の形態の動作検証システムについて説明する前に、その前提となる動作検証装置に係る参考技術1および2について説明する。
(参考技術1)
図1(a)は、ポータルサイト第1画面300の画面図である。
参考技術1においては、ポータル・サイト「XYZ!」を対象とした動作テストについて説明する。ポータルサイト第1画面300は、エディットボックス302と検索リンク304を含む。検索リンク304は、「ウェブ」、「ブログ」、「画像」、「辞書」という4つのリンクを含む。ユーザがエディットボックス302に文字列を入力し、検索リンク304のうちのいずれかをマウス・クリックすると、入力文字列の検索が開始される。例えば、エディットボックス302に文字列「液晶」と入力し、リンク「ウェブ」をマウス・クリックした場合、文字列「液晶」を含むウェブサイトが検索対象となる。エディットボックス302に文字列「液晶」と入力し、リンク「ブログ」をマウス・クリックした場合には、このポータル・サイトに開設されているブログ(Weblog)のうち、文字列「液晶」を含むブログページが検索対象となる。
ここでは、エディットボックス302に文字列「テスト」が入力され、リンク「辞書」がマウス・クリックされたとする。
図1(b)は、ポータルサイト第2画面310の画面図である。
ポータルサイト第1画面300にて、「テスト」を入力し、「辞書」をマウス・クリックすると、図1(b)に示すポータルサイト第2画面310が表示される。検索結果欄306には、このポータル・サイトが提供している「辞書」サービスにより、文字列「テスト」に関連する項目が羅列される。
ここで、検索結果欄306の1番上にあるリンク「テスト(test)」がマウス・クリックされたとする。
上記過程においては、以下に示す3つの操作がなされている。
A1.ポータルサイト第1画面300のエディットボックス302に文字列「テスト」を入力する操作。
A2.ポータルサイト第1画面300の検索リンク304のうち、リンク「辞書」をマウス・クリックする操作。
A3.ポータルサイト第2画面310の検索結果欄306のうち、リンク「テスト(test)」をマウス・クリックする操作。
以下においては、上記A1〜A3の操作により実現される動作過程のことを、「辞書テスト」とよぶ。
図2は、辞書テストを実行したときのログ320を示す図である。
HP社のQTPが導入されているクライアント端末を操作して、上記ポータル・サイトにアクセスし、A1〜A3の操作を実行した場合、QTPは図2に示すログ320を生成する。ログ320には、操作A1〜A3が所定フォーマットの符合文として記録される。
例えば、操作A1は、
Browser("XYZ!").Page("XYZ!").WebEdit("p").Set"テスト"
という符号文にて表現される。これは、"XYZ!"というウェブ・サイト、"XYZ!"という名前のウェブページ、pという名前のエディットボックス(図1(a)、図1(b)に示すエディットボックス302に相当する)に対して、文字列「テスト」が入力されたことを意味している。
同様にして、操作A2は、
Browser("XYZ!").Page("XYZ!").Link("辞書").Click
操作A3は、
Browser("XYZ!").Page("XYZ!-全ての辞書-テスト").Link("テスト(test)").Click
という符号文にて表示される。参考技術1においては、QTPの文法に基づいて説明するが、符合文のフォーマットはこれに限られるものではない。
QTPは、ログ320の符合文を解釈しながら、符合文により表現される操作を再現実行できる。このため、いったんログ320を生成すれば、同一内容の辞書テストを何度でも繰り返し実行できる。また、ログ320の一部を書き換えれば、手動操作時とは異なる内容にて辞書テストを実行できる。例えば、
Browser("XYZ!").Page("XYZ!").WebEdit("p").Set"テスト"
に含まれる文字列「テスト」を別の文字列「テイスト」に変更し、
Browser("XYZ!").Page("XYZ!").WebEdit("p").Set"テイスト"
と書き換えてQTPに入力すれば、エディットボックス302への入力文字列だけ変更した同内容の辞書テストを自動実行できる。
しかし、ログ320を書き換えながら動作テストを実行するには、ログ320の文法に関してある程度の知識が必要である。また、ログ320の書き換えに際し、人為的なミスが発生する可能性がある。
図3は、辞書テストを実行するためのプログラム330を示す図である。
ログ320により動作テストを実行する代わりに、ログ320と同等の内容をVB(Visual Basic)スクリプト等で記述することにより、テスト・プログラムを作成してもよい。図3に示すプログラム330は、図2のログ320を参照しつつ作成されたテスト・プログラムである。
例えば、操作A1は、
WebEditSet(Browser("XYZ!").Page("XYZ!").WebEdit("p"),DataTable("p1,dtGlobalSheet")
というVB関数により表現される。WebEditSet関数の具体的なロジックは、同図中段に記述されている通りである。
プログラム330、文字列「テスト」のような入力データをプログラム330中に含まない点においてログ320と異なる。代わりに、WebEditSet関数は、dtGlobalSheetとして表現されるファイル(以下、「入力データファイル」とよぶ)から入力データを受け取る。すなわち、ロジックと入力データが分離されることになる。入力データファイルの書き換えや取り替えにより、様々な入力データに基づいて同一ロジックの辞書テストを実行できる。手動による動作テストやログ320による動作テストに比べて、プログラム330による動作テストは、入力データのバリエーションを増やしやすいというメリットがある。
ただし、プログラム330による動作テストには、以下の問題点がある。
d1.プログラムを作成する手間が新たに発生する。
d2.プログラム作成者によって、プログラムの内容が変化する。例えば、プログラマP1が操作A1に対応して作成するWebEditSet関数と、プログラマP2が操作A1に対応して作成するWebEditSet関数は、関数名は同じでもロジックが同一になるとは限らない。また、プログラム自体にバグが混入する可能性がある。このため、プログラム330自体の信頼性を担保するための取り組みが必要となる。また、プログラム330には、例外処理等、動作テストとは直接関係しないロジックも必要であるが、全てのプログラマが例外処理まで考慮したロジックを実装するとは限らない。例えば、図3に示すWebEditSet関数の場合、入力データが空文字の場合にも対応できるようにロジックが組まれているが、別のプログラマがWebEditSet関数を実装する場合には、こういった配慮が欠如するかもしれない。
結果として、プログラマのスキルが動作テストの内容・結果に影響を及ぼしやすくなってしまう。
図4は、動作検証装置100の機能ブロック図である。
本明細書のブロック図が示す各機能ブロックは、ハードウェア的には、コンピュータのCPUをはじめとする素子や機械装置で実現でき、ソフトウェア的にはコンピュータプログラム等によって実現されるが、ここでは、それらの連携によって実現される機能ブロックを描いている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェア、ソフトウェアの組み合わせによっていろいろなかたちで実現できることは、当業者には理解されるところである。例えば、各機能ブロックは、コンピュータプログラムとして記録媒体に格納され、情報処理装置のハードディスクにインストールされ、適宜メインメモリに読み出されてプロセッサにより実行されてもよい。
動作検証装置100は、専用ハードウェアとして形成されてもよいし、ウェブブラウザなどのユーザインタフェースと連携するソフトウェア・モジュールとして形成されてもよい。
参考技術1の動作検証装置100とは、QTPのアドオンとして形成されるソフトウェア・モジュールであるとして説明する。
動作検証装置100は、IF(インタフェース)部110、データ処理部130およびデータ保持部140を含む。
IF部110は、ユーザやQTPとのインタフェースを担当する。データ処理部130は、IF部110やデータ保持部140から取得されたデータを元にして各種のデータ処理を実行する。データ処理部130は、IF部110とデータ保持部140との間のインタフェースの役割も果たす。データ保持部140は、各種データを保持するための記憶領域である。
IF部110:
IF部110は、入力部112と出力部118を含む。入力部112はユーザやQTPからの入力処理を担当し、出力部118はユーザやQTPに対する出力処理を担当する。入力部112は、ログ取得部114と入力データ取得部116を含む。ログ取得部114は、QTPからログを取得する。入力データ取得部116は、入力データファイルを取得し、入力データファイルからプログラムに提供する入力データを取得する。入力データファイルの詳細については、図5や図9に関連して詳述する。
出力部118は、関数設定画面表示部120、入力設定画面表示部122、プログラム画面表示部124およびケース設定画面表示部126を含む。関数設定画面表示部120は、図7に示す関数設定画面210を表示させる。入力設定画面表示部122は、図9に示す入力設定画面230を表示させる。プログラム画面表示部124は、図8に示すプログラム画面220を表示させる。ケース設定画面表示部126は、図10に示すケース設定画面240を表示させる。
データ処理部130:
データ処理部130は、プログラム生成部132、プログラム実行部134およびテストケース登録部136を含む。プログラム生成部132は、動作テスト用のプログラムを自動的に生成する。プログラム実行部134は、生成されたプログラムを実行させる。参考技術1においては、QTPにプログラムを実行させる。テストケース登録部136は、実行セットをケースファイルに登録する。実行セットおよびケースファイルについては図10に関連して詳述する。
データ保持部140:
データ保持部140は、ログ保持部142、プログラム保持部144、入力データファイル保持部146、ケースファイル保持部148、関数保持部150および結果保持部152を含む。ログ保持部142は、ログを保持する。プログラム保持部144は、プログラムを保持する。入力データファイル保持部146は、入力データファイルを保持する。ケースファイル保持部148は、ケースファイルを保持する。関数保持部150は、動作テスト用のプログラムに登録される関数について、関数ライブラリを保持する。結果保持部152は、動作テストの結果を保持する。
図5は、参考技術1において、ログを取得して動作テストを実行するまでの概要図である。
まず、動作テストの対象となる機器を手動操作する。参考技術1においては、クライアント端末のウェブブラウザを操作して、ポータル・サイト「XYZ!」にアクセスする。QTPはログを生成し、ログ取得部114はQTPからログを取得する。各種符合文にはあらかじめ関数が対応づけられている。関数設定画面表示部120は、関数保持部150の関数ライブラリを読み出し、ログに含まれる各符号文に対応する関数を一覧表示させる(S1)。関数設定画面表示部120において、ユーザは、適宜、関数を追加・変更・削除できる。こうして、プログラムに含まれるべき関数が特定される。S1については、図7に関連して後に詳述する。
次に、このプログラムに供給すべき入力データを設定する(S2)。設定内容は、入力データファイルとして登録される。S2については、図9に関連して後に詳述する。S1で設定された関数群からプログラムを自動生成する(S3)。S3については、図8に関連して後に詳述する。
次に、複数種類のプログラムおよび複数種類の入力データファイルから、プログラムと入力データファイルの組み合わせを「実行セット」として登録する。実行セットは複数個登録することもできる(S4)。設定内容は、ケースファイルとして登録される。例えば、プログラムP1を入力データファイルF2に基づいて実行した後、プログラムP2を入力データファイルF6に基づいて実行させたい場合、
実行セット1:プログラムP1+入力データファイルF2
実行セット2:プログラムP2+入力データファイルF6
としてケースファイルに登録される。S4については、図10に関連して詳述する。
最後に、ケースファイルにしたがって、プログラムを実行する(S5)。上記例の場合には、プログラム実行部134は、実行セット1と実行セット2を連続実行させる。プログラム実行部134は、プログラムの実行結果、言い換えれば、テスト結果をテスト結果保持部152に登録する。
図6は、ログ画面200の画面図である。
ログ取得部114がログを取得すると、出力部118はログ画面200におけるログ表示領域202にログを画面表示させる。ユーザは、QTPのログをログ表示領域202にコピー&ペーストしてもよい。あるいは、出力部118は、ログ画面200の表示時において、QTPが生成したログ(ファイル)を取得し、ログ表示領域202に画面表示させてもよい。ユーザが実行ボタン204をマウス・クリックすると、次の図7に示す関数設定画面210が表示される。
図7は、関数設定画面210の画面図である。
プログラム生成部132は、ログに含まれる符号文について関数を特定し、関数設定画面210の関数欄214に特定した関数を一覧表示させる。番号欄212は実行順序、説明欄216は関数の概要説明、オブジェクト欄218は操作対象オブジェクト、パラメータ欄219はパラメータ名、入力値欄217は入力データを示す。
先述の操作A1を示す符合文、
Browser("XYZ!").Page("XYZ!").WebEdit("p").Set"テスト"
には、あらかじめ、WebEditSet関数が関数ライブラリにおいて対応づけられている。プログラム生成部132はログ320の1番目の符合文を読み出すと、関数保持部150の関数ライブラリを参照し、WebEditSet関数を特定する。操作A1が操作対象とするオブジェクトは、「Browser("XYZ!").Page("XYZ!")」のページであるため、オブジェクト欄218には、「Browser("XYZ!").Page("XYZ!")」が設定される。WebEditSet関数は、エディットボックスp(エディットボックス302)に設定される入力データを引数とする関数である。入力値欄217において、エディットボックスpに設定すべき入力データを設定することもできるが、関数設定画面210では入力データを登録しないものとして説明する。エディットボックスpに設定すべき入力データは、図9に関連して詳述する入力設定画面230にて設定される。
ログ320には操作A1〜A3に対応して3つの符合文が含まれているため、プログラム生成部132は3つの関数を特定する。ユーザは、関数設定画面210にて、関数を追加・削除・変更してもよい。図7における4番目のTextCheck関数と5番目のWebScreenCapture関数は、ユーザが追加選択した関数である。
TextCheck関数は、表示中のウェブページにおいて、変数qに代入される文字列が含まれているかを判定する関数である。WebScreenCapture関数は、表示中のウェブページを画面キャプチャする関数である。動作テストの結果を証跡管理する上で、WebScreenCapture関数は便利な関数である。このように、関数ライブラリには、WebEditSet関数のようにユーザの操作に対応した関数だけでなく、TestCheck関数のように動作テストを補助・支援するための関数も用意されている。ユーザは、関数ライブラリから所望の関数を選択するだけで、動作テストに含めたいロジックを設定できる。
テストケース設定ボタン215がクリックされると、図10のケース設定画面240が表示される。入力データファイル作成ボタン213がクリックされると、図9の入力設定画面230が表示される。プログラム作成ボタン211がクリックされると、図8のプログラム画面220が表示される。
参考技術1の動作検証装置100には、以下のメリットがある。
m1.GUI(Graphical User Interface)ベースで関数を選択するだけで、プログラムに含めたいロジックを選択できる。プログラムを作成するための手間がほとんどかからない。
m2.プログラムに含まれる関数は、関数ライブラリとして登録済みの関数であるため、作成者によってプログラムの品質がばらつきにくい。例外処理等の必要なロジックも、あらかじめ各関数に組み込まれている。
図8は、プログラム画面220の画面図である。
関数設定画面210において、プログラム作成ボタン211がマウス・クリックされると、プログラム生成部132がプログラムを生成し、プログラム画面表示部124はプログラム画面220におけるプログラム表示領域222にそのソースコードを表示させる。プログラムは、プログラム保持部144に保持される。
図9は、入力設定画面230の画面図である。
関数設定画面210において、入力データファイル作成ボタン213がマウス・クリックされると、入力設定画面表示部122は入力設定画面230を表示させる。関数設定画面210においては、パラメータpとqが定義されている。番号欄232は入力順序、変数欄234はパラメータpへの入力データ、変数欄236はパラメータqへの入力データを示す。入力設定画面230では、このパラメータpとqに代入する入力データを設定する。各入力データは、入力データファイルとして入力データファイル保持部146に保持される。
例えば、プログラム330に、図9に示す形式の入力データファイルを与えると、
1.文字列「テスト」をエディットボックス302に入力して辞書を検索し、実行結果を示す画面に文字列「試験」が含まれているかを判定するテスト
2.文字列「test」をエディットボックス302に入力して辞書を検索し、実行結果を示す画面に文字列「試験」が含まれているかを判定するテスト
3.文字列「テストケース」をエディットボックス302に入力して辞書を検索し、実行結果を示す画面に文字列「試験」が含まれているかを判定するテスト
・・・のように、異なる入力データに基づく複数の辞書テストを連続実行できる。
図10は、ケース設定画面240の画面図である。
関数設定画面210において、テストケース設定ボタン215がマウス・クリックされると、ケース設定画面表示部126はケース設定画面240を表示させる。番号欄244は実行順序、実行セット欄245は実行セットの概要、プログラム欄246は実行対象となるプログラム、入力データファイル欄247は入力データの抽出対象となる入力データファイルを示す。
ここでは、インターネット証券のウェブ・サイトを動作テストの対象として説明する。
同図においては、1.ログイン、2.ニュースチェック、3.株売り、4.債券売り、5.住所変更、6.ログアウトという6つの実行セットが登録されている。まず、QTPは、プログラム「login.vbs」から「login」プロジェクトを生成する。ここでいう「プロジェクト」とは、QTPの実行形式ファイル群を含むディレクトリである。QTPは「login」プロジェクトを入力として、login.vbsとlogin.xlsに定義された処理を実行する。ユーザが実行ボタン248をマウス・クリックすると、最初に、実行セット「ログイン」の「login」プロジェクトが実行される。1番目の実行セット「ログイン」が完了すると、実行セット「ニュースチェック」として、「ncheck」プロジェクトが実行される。
このように、実行ボタン248がマウス・クリックされると、1.ログイン、2.ニュースチェック、3.株売り、4.債券売り、5.住所変更、6.ログアウトという6つの実行セットが連続実行される。これにより、「ログインして、ニュースをチェックした後、手持ち株と手持ち債券の売りを指示し、住所変更をした上で、ログアウトする」というテスト・シナリオに基づく動作テストを自動化できる。
ユーザは、ケース設定画面240において自由にテスト・シナリオを作ることができる。例えば、実行セット「株売り」の代わりに実行セット「株買い」を登録してもよいし、実行セット「株売り」の入力データファイルとして「stock1.xls」ではなく別の入力データファイルを登録してもよい。ケース設定画面240において登録されたテスト・シナリオはケースファイルとして記録され、ケースファイル保持部148に保持される。
テスト・シナリオの構成や入力データファイル等を少しずつ変化させることにより、動作テストのバリエーションを広げやすくなる。
以上、参考技術1の動作検証装置100を説明した。
動作検証装置100によれば、プログラムと入力データ、すなわち、処理とパラメータを分離できる。そして、そのためのプログラムをGUIベースの設定に基づき自動生成できる。これにより、プログラムに含めるロジックの多様性を確保しつつも、安定した品質のプログラムを簡易に生成できる。また、入力データファイルの内容を変更するだけで、動作テストの内容を変更できるため、動作テストのバリエーションを広げやすくなる。
さらに、実行セットをケースファイルに登録してテスト・シナリオを作ることにより、既存のプログラムを組み合わせながら、様々な状況における動作テストを実現できる。また、WebEditSet関数のようなテスト対象機器を操作するための関数だけでなく、WebScreenCapture関数のような動作テストを支援するための関数を用意しておくことにより、動作テストの効率や信頼性をいっそう向上させやすくなる。
(参考技術2)
参考技術2では、上記の参考技術1を改良した動作検証装置100を提案する。
まず、参考技術1における動作検証装置100と、参考技術2の動作検証装置100とを比較しつつ、参考技術2の動作検証装置100についてその概要を説明する。
図11は、参考技術1の動作検証装置100と参考技術2の動作検証装置100とのそれぞれにおける構成の概要を示す。図11(a)が示すように、参考技術1の動作検証装置100は、動作テストの実行エンジンであるQTPモジュール102と、QTPモジュール102を使用したウェブサーバ400の動作テストを効率化するためのラッパーモジュール104とを備えた。このラッパーモジュール104には、図4で示した各機能ブロックが含まれる。
図11(a)において、ユーザは、QTPモジュール102を介して、動作確認の対象装置であるウェブサーバ400を操作する(S100)。ラッパーモジュール104は、その操作内容が記録されたログをQTPモジュール102から取得して、関数設定画面210をユーザに提供した(S102)。ユーザは、動作テスト実行の際、QTPモジュールが読み込み可能な動作テスト用プログラムをラッパーモジュール104において生成させ、QTPモジュール102にそのプログラムを実行させた(S104)。
これに対して、図11(b)が示すように、参考技術2の動作検証装置100は、動作テストの実行エンジンの機能とラッパーモジュール104の機能とが統合された統合検証モジュール106を備える。ユーザが統合検証モジュール106を介してウェブサーバ400を操作すると(S200)、統合検証モジュール106はその操作内容を逐次検出して関数設定画面210のデータを設定し、関数設定画面210をユーザに提供する(S202)。ユーザは、動作テスト実行の際、統合検証モジュール106において動作テスト用プログラムを生成させて実行させる(S204)。
図12は、参考技術1の動作検証装置100と参考技術2の動作検証装置100とのそれぞれにおける動作の概要を示す。図12(a)は、参考技術1の動作検証装置100における動作の概要を示している。ユーザはウェブサーバ400に対するデータ入力操作を実行し(S110)、QTPモジュール102はその操作内容が記録されたログを出力する(S112)。ユーザはそのログのデータをQTPモジュール102の所定の入力エリアにコピーする(S114)。ラッパーモジュール104は所定の入力エリアに設定されたログのデータに基づいて関数設定画面を設定して表示させ(S116)、ユーザはその関数設定画面を介して追加・変更すべき関数・入力データを設定する(S118)。
ラッパーモジュール104は、関数設定画面のデータに基づいて、動作テストのためのQTP用プログラムを生成する(S120)。ユーザは、QTP用プログラムをQTPモジュール102の所定の入力エリアにコピーする(S122)。ユーザは、ケース設定画面において、QTP用プログラムと入力データファイルとをセットとして指定した動作テストのシナリオを設定する(S124)。ラッパーモジュール104は、そのシナリオに基づいて、QTP用プログラムと入力データファイルのセットをQTPモジュール102に渡して、セット毎に動作テストを実行させる(S126)。
図12(b)は、参考技術2の動作検証装置100における動作の概要を示している。ユーザは、ウェブサーバ400に対するデータ入力操作を実行する(S210)。統合検証モジュール106は、そのデータ入力操作を逐次検出して、データ入力操作に対応する関数を操作内容ファイルに記録し、その操作内容ファイルの記録データを関数設定画面において表示する(S212)。ユーザは、その関数設定画面を介して追加・変更すべき関数・入力データを操作内容ファイルに設定する(S214)。そしてユーザは、ケース設定画面において、操作内容ファイルと入力データファイルとをセットとして指定した動作テストのシナリオを設定する(S216)。統合検証モジュール106は、そのシナリオに基づいて、シナリオ内の1以上のセットを集約した動作テスト用プログラムを生成して実行する(S218)。
このように、参考技術1の動作検証装置100では、QTPモジュール102とラッパーモジュール104とが分離していた。したがって、両モジュールを連係させるために、ユーザ自身が仲介作業を実行する必要があった。また、ラッパーモジュール104はシナリオ内のセット毎にQTPモジュール102をコールして、テスト用プログラムをセット毎に実行させる必要があった。
これに対して、参考技術2の動作検証装置100では、動作テストの実行エンジンと、その効率的な利用を実現するラッパーとが分離されることなく、シームレスに統合されている。したがって、参考技術1の動作検証装置100と比較すると、分離したモジュールを連係させるために必要であったユーザの作業が不要になり、動作テストのためのユーザの作業量が低減する。また、シナリオ内の複数のセットが集約された動作テスト用プログラムが生成され、そのプログラムの実行により一連のシナリオが実行されるため、迅速な動作テストが実現される。
図13は、参考技術2の動作検証装置100の機能構成を示すブロック図である。同図の機能ブロックは、図11(b)で示した統合検証モジュール106に含まれる。参考技術2の機能ブロックのうち、参考技術1の機能ブロックに対応する機能ブロックには、同じ符号を付している。参考技術1の機能ブロックと同じ符号を付した機能ブロックについてはその機能が参考技術1に既述した内容と異なる場合に記載しており、同様の機能についてはその記載を省略する。
データ保持部140は、操作内容ファイル保持部143と、プログラム保持部144と、入力データファイル保持部146と、ケースファイル保持部148と、関数保持部150とを有する。操作内容ファイル保持部143は、動作テスト用プログラムに設定すべき関数が記録される操作内容ファイルを記憶する。プログラム保持部144は、操作内容ファイルにしたがって生成された動作テスト用プログラムを記憶する。
IF部110の入力部112は、操作検出部115とユーザ設定受付部117とを有する。操作検出部115は、ウェブサーバ400に対するユーザのデータ入力操作を逐次検出する。ユーザ設定受付部117は、関数設定画面210、入力設定画面230、ケース設定画面240に対するユーザによる設定情報を検出する。
IF部110の出力部118は、関数設定画面表示部120と入力設定画面表示部122とケース設定画面表示部126とを有する。関数設定画面表示部120は、操作内容ファイル保持部143に記録された操作内容ファイルの内容を表示する関数設定画面210を所定の表示装置に表示させる。
データ処理部130は、プログラム生成部132と、プログラム実行部134と、テストケース登録部136と、操作記録部137と、入力データ記録部138とを有する。操作記録部137は、関数保持部150を参照して、操作検出部115において検出されたデータ入力操作に対応する関数を特定し、その関数を操作内容ファイルに記録する。また操作記録部137は、関数設定画面210に対するユーザの設定情報を操作内容ファイルに記録する。入力データ記録部138は、入力設定画面230を介してユーザが入力した入力データを入力データファイルに記録する。プログラム生成部132は、操作内容ファイルに記録された関数に応じて動作テスト用プログラムを生成する。プログラム実行部134は、動作テストの実行エンジンとして、動作テスト用プログラムを実行し、その結果をテスト結果保持部152に記録する。
図14は、参考技術2において、ユーザのデータ入力操作を検出して動作テストを実行するまでの概要図である。まず、ユーザはクライアント端末のウェブブラウザを操作してウェブサーバ400にアクセスし、ウェブサーバ400に対する各種操作、典型的にはウェブサーバ400が提供するウェブページに対するデータ入力操作を実行する。操作検出部115はユーザによるデータ入力操作を逐次検出し、操作記録部137は関数保持部150の関数ライブラリを読み出し、そのデータ入力操作に対応する関数を操作内容ファイルに逐次記録する(S220)。
次に、関数設定画面表示部120は、操作内容ファイル保持部143の操作内容ファイルを読み出し、ユーザによる操作に対応する関数を一覧表示する関数設定画面を表示させる。関数設定画面において、ユーザは、適宜、関数を追加・変更・削除でき、また、動作テスト用プログラムに静的に設定すべき入力データを設定できる。こうして、動作テスト用プログラムに含まれるべき関数が特定される。関数設定画面については、図15および図16に関連して後述する。
次に、入力設定画面表示部122は、入力設定画面230を表示させる。ユーザは、入力設定画面230を介して、動作テストの実行時に動作テスト用プログラムに対して動的に供給されるべき入力データを設定する。ユーザにより設定された入力データは、入力データファイルに記録される(S222)。入力設定画面230については、図17に関連して後述する。
次に、ケース設定画面表示部126は、ケース設定画面240を表示させる。ユーザは、複数種類の操作内容ファイルおよび複数種類の入力データファイルから、操作内容ファイルと入力データファイルとの組み合わせを実行セットとして登録する。テストケース登録部136は、1以上の実行セットをケースファイルに記録する(S224)。例えば、テストケース1において、操作内容ファイルF01の設定内容を入力データファイルF12に基づいて実行させた後、操作内容ファイルF02の設定内容を入力データファイルF16に基づいて実行させる場合、
テストケース1:
実行セット1:操作内容ファイルF01+入力データファイルF12
実行セット2:操作内容ファイルF02+入力データファイルF16
としてケースファイルに登録される。ケース設定画面240については、図18に関連して後述する。
次に、プログラム生成部132は、ケースファイルおよび操作内容ファイルに基づいて動作テスト用プログラムを生成する(S226)。具体的には、実行セットに設定された操作内容ファイルに順次記録された関数を、動作テスト用プログラムのプログラムコードに順次設定してもよい。また、プログラム生成部132は、1つのテストケースに複数の実行セットが設定されている場合、各実行セットの操作内容ファイルに記録された関数を1つの動作テスト用プログラムに集約して設定する。
また、プログラム生成部132は、操作内容ファイルの関数に対して入力データそのものが設定されていた場合には、その入力データを動作テスト用プログラムに静的に設定する。例えば、動作テスト用プログラムの生成の際に、そのプログラムコードにおける関数の引数として入力データをあらかじめ設定する。また、操作内容ファイルの関数に対して入力データファイルが指定されていた場合には、その入力データファイルのデータをプログラム実行時に読み込むように設定する。
最後に、プログラム実行部134は、動作テスト用プログラムを実行して、ウェブサーバ400に対してユーザにより実行された一連の操作を再現する(S228)。入力データファイルのデータを必要とする関数に対しては、動作テスト用プログラムの実行の際に読み込んだ入力データファイルのデータを引数として渡す。すなわち、入力データファイルから動的に取得した入力データに基づいて関数を実行する。
図15は、関数設定画面210の画面図である。同図は、図18で後述する「検索記入.xls」を表示する関数設定画面210を示している。データファイルカラム名欄250は、パラメータに設定する入力データを記録した入力データファイルのカラム名が指定される領域である。ユーザは、入力値欄217に入力データそのものを記述してもよく、その代わりに、データファイルカラム名欄250に入力データファイルのカラム名を指定してもよい。データファイルカラム名欄250に入力データファイルのカラム名が指定された場合、動作テスト用プログラムの実行時に、その入力データファイルのカラムに設定された1以上の入力データが読み込まれて関数に渡される。
図16は、参考技術2における関数設定画面210の画面図である。同図の「検索部署名」パラメータの入力値欄217においては、入力データの候補がドロップダウンリスト252で一覧表示されている。ドロップダウンリスト252において表示される入力データの候補は、ウェブページに対するユーザによるデータ入力の際に、そのウェブページのドロップダウンリストにおいて表示された入力データの候補である。ユーザはドロップダウンリスト252から入力データを選択することができ、入力データの設定におけるユーザの負担が軽減される。
ドロップダウンリスト252を設定するために、操作検出部115は、ウェブページに対するユーザによるデータ入力操作の際に、そのウェブページのドロップダウンリストにおいて表示された入力データの候補を取得する。例えば、ウェブサーバ400から取得されたウェブページのデータ、例えばHTMLデータからドロップダウンリストにおける入力データの候補を取得する。操作記録部137は、その入力データの候補を操作内容ファイルの入力値欄217に記録する。関数設定画面表示部120は、入力値欄217が入力される際に、操作内容ファイルに記録された入力データの候補をドロップダウンリストの形式で一覧表示させる。
図17は、参考技術2における入力設定画面230の画面図である。図17(a)は、図15および図16の関数設定画面210においてカラム名が指定された入力データファイル「検索記入データ.xls」を表示する入力設定画面230を示している。なお、図15および図16では、図17(a)の「氏名漢字」カラムと「氏名カナ」カラムとが指定されている。図16(b)は、別の入力データファイル「ログインデータ2.xls」を表示する入力設定画面230を示している。同図の入力データファイルについては、図18に関連して後述する。
図18は、参考技術2におけるケース設定画面240の画面図である。実行番号欄253には各実行セットの基本的な実行順序、テストケースID欄254にはテストケースの識別情報が設定される。グループID欄256には実行セットの繰り返し処理のグループを示す識別情報、行番号欄258には動作テストにおける入力データファイルの参照範囲が設定される。操作内容ファイル欄260は各実行セットにおける操作内容ファイル、入力データファイル欄262は各実行セットの入力データファイルが設定される。ケース設定画面240における設定内容は、ケースファイル保持部148においてケースファイルとして記憶される。
ケース設定画面240においてテスト実行ボタン264が押下されると、プログラム生成部132は、ケースファイルおよび操作内容ファイルにしたがって動作テスト用プログラムを生成する。具体的には、ケースファイルにおいて同一のテストケースIDが設定された1以上の操作内容ファイルに基づいて、各操作内容ファイルに記録された関数がプログラムコードに設定された1つの動作テスト用プログラムを生成する。例えば、プログラム生成部132は、図18のケース設定画面240の内容が記録されたケースファイルにしたがって、登録ケースを実行するための1つの動作テスト用プログラムと、検索ケースを実行するための1つの動作テスト用プログラムとを生成する。なお、「1つの動作テスト用プログラム」は、1つの実行単位として実行されるプログラム、言い換えれば1つの実行契機で実行されるプログラムを意味し、物理的なプログラム数は問わない。
プログラム実行部134は、各操作内容ファイルに記録された1つの関数を実行する際、その操作内容ファイルと対応づけられた入力データファイルのデータのうち、操作内容ファイルにおいてその関数と対応づけられたカラムのデータをその関数に渡す。
また、プログラム実行部134は、同一のテストケースにおいて同一のグループIDが付与された複数の実行セットを、同一の繰り返し処理を実行すべき同一のグループとして取り扱う。具体的には、同一のグループIDが付与された複数の実行セットそれぞれの実行を繰り返し、繰り返しのたびに、各実行セットの操作内容ファイルに記録された関数に対して、入力データファイルに記録された所定数のレコードを渡す。参考技術2では、繰り返しのたびに入力データファイルに記録された1レコードを関数に渡すこととする。なお、上述の処理を実行するための繰り返し命令がプログラムコードに設定された動作テスト用プログラムを、プログラム生成部132おいて生成してもよい。
また、プログラム実行部134は、行番号が指定された実行セットについては、その操作内容ファイルに記録された関数に対して、入力データファイルにおいてその行番号で特定される入力データを渡す。したがって、グループIDによる繰り返し処理が指定され、さらに行番号が指定された場合には、行番号の指定数だけその繰り返しを実行することになる。例えば、図18の登録ケースでは、実行セットをまたがったグループの設定はなく、各実行セットでは入力データ1個分の処理が実行される。これに対し、図18の検索ケースでは、各実行セットにおける入力データ1個分の処理が3回繰り返される。
具体的には、1回目の繰り返しでは、ログイン2.xlsに記録された関数に対してログインデータ2.xlsの35行目のデータ「t_yamada」が渡される。そして、検索記入.xlsに記録された関数、具体的には図15のNo1の関数に対しては検索記入データ.xlsの1行目・氏名漢字のデータ「山田太郎」が渡される。また、図15のNo2の関数に対しては検索記入データ.xlsの1行目・氏名カナのデータ「ヤマダタロウ」が渡される。
2回目の繰り返しでは、ログイン2.xlsに記録された関数に対してログインデータ2.xlsの36行目のデータ「h_yamada」が渡される。そして、検索記入.xlsに記録された図15のNo1の関数に対して検索記入データ.xlsの2行目・氏名漢字のデータ「山田花子」が渡される。また、図15のNo2の関数に対して検索記入データ.xlsの2行目・氏名カナのデータ「ヤマダハナコ」が渡される。
3回目の繰り返しにおいても同様に、インクリメントされた行番号における入力データが各関数に渡されることになる。
参考技術2の動作検証装置100においても、参考技術1で既述した効果を奏する。具体的には、処理とパラメータの分離、および、GUIベースの設定が実現されるため、動作テスト用プログラムに含めるロジックの多様性を確保しつつも、安定した品質のプログラムを簡易に生成できる。また、入力データファイルの設定によって、動作テストのバリエーションを広げやすくなる。さらに、ケースファイルの設定によって、様々なシナリオにおける動作テストを実現できる。
参考技術2の動作検証装置100においては、さらに、動作テスト用プログラムを実行する実行エンジン機能と、実行エンジンの効率的な利用を実現するラッパー機能とがシームレスに、ユーザによる仲介を要することなく連係する。これにより、動作テストを実行するためのユーザの負担を軽減できる。また、参考技術1の動作検証装置100の場合と異なり、ユーザは、QTPのプロジェクト等、プログラム実行のための環境を意識する必要がない。すなわち、ユーザにとって理解・操作が容易な形式の操作内容ファイルと入力データファイルとを設定すればよい。これにより、ユーザは動作テストを容易に実施できるようになる。
参考技術2の動作検証装置100においては、さらにまた、同一テストケースの複数の実行セットが集約された1つの動作テスト用プログラムが生成され、その1つの動作テスト用プログラムが実行される。参考技術1の動作検証装置100における実行セット毎、すなわち実行セットに基づき生成されたQTPのプロジェクト毎の実行と比較して、1つのテストケースにおける一連の動作テストを実行する際のオーバーヘッドが低減され、迅速な動作テストを実現できる。
参考技術2の動作検証装置100においては、さらにまた、複数の実行セットにわたる繰り返しのグループを設定できる。これにより、実行セットを柔軟に分割でき、また、動作テストのシナリオを柔軟に設定できる。さらにまた、入力データファイルの参照範囲を設定できる。これにより、入力データファイルが同一であっても、シナリオに応じて柔軟に参照範囲を変更でき、様々なバリエーションの動作テストを容易に実現できる。
上述した参考技術2においては、関数設定画面210における値設定を支援する例としてドロップダウンリスト252を示した。変形例においては、ウェブページにおけるラジオボタン、チェックボックス、リストボックス等で選択可能に表示された入力データの候補が、ドロップダウンリスト252またはその他の形式で関数設定画面210において選択可能に表示されてもよい。すなわち、動作確認対象の機器に対するデータ入力操作の際にユーザに対して様々な形式で選択可能に表示された入力データの候補が、関数設定画面210における値設定の際に選択可能に表示されてもよい。
上述した参考技術1においては、ウェブサーバ400に対するユーザの操作をQTPが受け付け、ログを生成したことを条件として、動作検証装置100が動作テスト用プログラムを作成している。また、上述した参考技術2においては、ウェブサーバ400に対するユーザの操作を動作検証装置100が検出して、動作テスト用プログラムを作成している。変形例として、動作検証装置100においてウェブサーバ400からHTMLファイルを取得した時点で、動作テスト用プログラムを生成してもよい。この場合、動作検証装置100は、HTMLファイルに含まれるフォームタグを検索し、HTMLファイルにどのような入力インタフェースが含まれているかを特定する。そして、各入力インタフェースにデータを入力するための関数を選択し、これらの関数を様々な順序で並べれば、ユーザによる明示的なウェブ操作がなくても、動作テスト用のプログラムを生成できる。
(実施の形態)
以下、本発明の実施の形態について述べる。
上記の参考技術1および2では、動作検証装置100がウェブページの動作テスト用プログラムを作成し、ウェブページの動作検証を行うことを述べた。具体的には、参考技術1では、ウェブサーバ400に対するユーザの操作をQTPが受け付け、ログを生成したことを条件として、動作検証装置100が動作テスト用プログラムを作成する。また、参考技術2では、ウェブサーバ400に対するユーザの操作を動作検証装置100が検出して、動作テスト用プログラムを作成する。いずれの場合も、検証対象のウェブページが静的な場合を前提としている。
近年では、Ajax(Asynchronous JavaScript + XML)を活用して動的なウェブページを作成することも広く行われている。従来のウェブアプリケーションでは、画面の遷移を発生させるためには、ウェブサーバに対してHTTPリクエストを送信後、HTTPレスポンスを新たにサーバから受け取ることで行われる。Ajaxを利用すると、画面遷移を伴うことなく、動的なウェブアプリケーションを実現することができる。ウェブサーバとの間ではJavaScriptのHTTP通信機能を利用し、サーバからの通信結果をJavaScriptで処理して、HTMLの更新が実現される。
Ajaxを利用したウェブページでは、HTML画面とDOM(Document Object Model)ツリーとが常に連動している。ここで、DOMとは、HTMLやXMLをプログラム上で使うためのAPIであり、HTMLやXMLのデータとAjaxを結び付けるためのものであり、HTMLやXMLをツリー構造として展開する。JavaScriptでDOMを操作することで、画面の遷移を行わずに画面の変化、すなわち動的なタグの追加が可能となる。Ajaxはプラグインを必要とすることなくウェブブラウザのみで動作することから、ウェブアプリケーションの可能性を広げるものとして注目されている。
ウェブページを構成するためのHTMLは複数種類のタグの組み合わせで構成されているが、これらのタグには「イベント」を設定することができる。例えば「onClick」というイベントを設定することで、HTML画面に表示されたオブジェクトをクリックすることが可能になる。さらに、所定のイベントが実行されたときに動作するJavaScriptを設定することができる。Ajaxでは、このようなJavaScriptを利用することで、ウェブアプリケーションにおいて、クリック操作、入力操作、オンマウス操作などを利用可能にする。
Ajaxにより実現される操作について、以下に例を述べる。
1.クリック操作:HTML画面上のオブジェクトをクリックする操作であり、画面遷移、選択、入力操作前のフォーカスなどの様々な場面で利用される。
2.入力処理:オブジェクトに対する文字列の入力操作に使用される。
3.オンマウス操作:オブジェクト上にマウスカーソルを合わせたときに、オブジェクトの色を変更したり、メニューをスクロール表示させたりする際に利用される。
4.ドラッグアンドドロップ操作:オブジェクト(例えばスライドバー)の移動などに利用される。
5.マウスホイール操作:オブジェクト(例えばマップ)の拡大・縮小などに利用される。
6.ダブルクリック操作:ダブルクリック時に、文字入力用のオブジェクトを表示させるときなどに利用される。
このように、Ajaxを利用することで動的なウェブページの作成が可能になるが、Ajax機能によって動的に作成されるオブジェクトには、イベントハンドラが埋め込まれていないので、上述の参考技術1および2の構成では、ユーザによる入力操作の内容をQTPまたは動作検証装置100が検出することができず、動作テスト用プログラムの操作内容ファイルに記録することができないという問題がある。
さらに、Ajaxを利用したウェブページの動作に関して、タグの自動生成がある。図19は、Ajaxを利用したウェブページにおいて動的にタグが追加される例を示す。図19(a)では、「名前」のテキストボックスにテキストを入力すると、ウェブページ内に「クリア」ボタンが自動的に追加される様子を示している。これは、「名前」のテキストボックスのタグにおいてテキスト入力操作のイベントが設定されており、テキストを入力することで、このイベントに関連づけられたJavaScriptが「クリア」ボタンを追加するのである。
図19(b)は、(a)に応じてJavaScriptがDOMを書き換える例を示す。イベントに関連づけられたJavaScriptは、このDOMツリーに「クリア」ボタンに対応するタグを追加する。
図19のように動的に追加されるタグは、データ入力処理の記録の後に追加されるので、参考技術1および2の動作検証装置では、このタグを操作内容ファイルに記録できないという問題がある。さらに、テスト・プログラムの実行の際にも、動的に追加されるタグに対する操作を実行できないという問題がある。さらに、テスト結果データをキャプチャして記録する際にも、動的に追加されるタグをキャプチャできないという問題がある。
そこで、本実施の形態では、Ajaxを利用したウェブページにおいて、ユーザによりなされる操作や動的なタグを動作テスト用プログラムに正確に反映させるための技術を提供する。
図20は、本発明の実施の形態に係る動作検証装置500の機能構成を示すブロック図である。同図の機能ブロックのうち、参考技術1および2で示した動作検証装置100の機能ブロックに対応する機能ブロックには、同じ符号を付している。同じ符号を付した機能ブロックについては、その機能が参考技術1および2に既述した内容と異なる場合に記載しており、同様の機能については既述であるため適宜その記載を省略する。
Ajaxを利用したウェブページは、HTMLソースに直接記述されるかまたは外部に記述されたJavaScriptをウェブブラウザが読み込んで実現されるが、図20の機能ブロックは、これらを切り分けることなく機能のみに注目した機能ブロックとして表されている。
本実施の形態のデータ処理部130は、Ajax対応ウェブページにおけるテスト操作の自動記録およびテスト操作自動実行を実現する。
データ処理部130のうち、プログラム生成部132、プログラム実行部134、テストケース登録部136、操作記録部137および入力データ記録部138については、参考技術2で説明したものと同様の機能を有している。本実施の形態では、これらに加えてAjax対応部520が追加されている。Ajax対応部520は、IF部110、データ処理部130およびデータ保持部140と協働して、Ajaxを利用したウェブページにおけるデータ入力操作を検出する。Ajax対応部520は、ファイル取得部522、オブジェクト検出部524、イベント記録部526および動的タグ記録部528を含む。
ファイル取得部522は、ウェブページを構成しているHTMLファイルやXMLファイル等のファイルを取得する
オブジェクト検出部524は、ファイル取得部522により取得されたHTMLファイルまたはXMLファイルの中から、ユーザによる操作に応じたイベントを発生させるためのイベントハンドラが埋め込まれているオブジェクトを検出する。
イベント記録部526は、イベントハンドラが埋め込まれているオブジェクトにおいて発生するイベントに対応する関数を、操作記録部137内の操作内容ファイルに記録する。イベント記録部526は、IF部110およびデータ処理部130と連携して動作する。
イベント記録部526および動的タグ記録部528は、操作記録部137と連携して動作する。すなわち、ユーザは、クライアント端末のウェブブラウザを操作してウェブサーバ400にアクセスし、ウェブサーバ400に対する各種操作、典型的にはウェブサーバ400が提供するウェブページに対するデータ入力操作を実行する。操作検出部115はユーザによるデータ入力操作を逐次検出し、操作記録部137は関数保持部150の関数ライブラリを読み出し、そのデータ入力操作に対応する関数を操作内容ファイルに逐次記録する。さらに、イベントハンドラが埋め込まれているオブジェクトに対してユーザによるオンマウス操作やクリック操作などが行われた場合は、その操作に対応する関数を操作内容ファイルに記録する。
動的タグ記録部528は、ページ構成ファイル内にオブジェクトを動的に作成するプログラム、典型的にはJavaScriptが含まれている場合、そのJavaScriptによって動的に作成されたオブジェクトに対するユーザによる操作を、操作記録部137内の操作内容ファイルに記録する。より具体的には、動的タグ記録部528は、操作内容ファイルの作成中に、定期的にウェブページを構成するHTMLファイルまたはXMLファイルを再取得することによって、動的に作成されたオブジェクトを検出し、操作内容ファイルに記録することができる。別法では、動的タグ記録部528は、操作内容ファイルの作成中にユーザからなされる指示に応じて、ウェブページを構成するHTMLファイルまたはXMLファイルを再取得することによって、動的に作成されたオブジェクトを検出し、操作内容ファイルに記録することができる。
図21は、イベント記録部526および動的タグ記録部528によって操作内容ファイルに追加される関数の例600を示す。左列が関数名であり、中央列が関数の説明であり、右列が関数で扱われるパラメータの例である。関数602〜614は、イベントハンドラに対応する関数であり、関数616は、後述する動的タグ作成時の待機時間を規定するための関数である。
mouseOver関数602は、オブジェクト(エレメント)へのオンマウス操作の関数である。パラメータのポイント位置は、該当エレメント内の相対座標であり、指定があった場合はその位置でmouseOverイベントを発行する。
dragStart関数604、dragEnd関数606、dragAndDrop関数608は、オブジェクト(エレメント)のドラッグアンドドロップ操作の関数である。dragStart関数604は、指定エレメントのドラッグを開始する。dragEnd関数606は、ドラッグ中のエレメントをドロップする。ドロップ先はエレメントで指定するか、またはドラッグエレメントからの相対座標で指定する。dragAndDrop関数608は、指定エレメントのドラッグアンドドロップを一括実行する。ドロップ先はエレメントで指定するか、ドラッグエレメントからの相対座標で指定する。
doubleClick関数610は、エレメントのダブルクリック操作の関数であり、指定エレメントに対してダブルクリックイベントを実行する。
mouseWheel関数612は、エレメント上でのマウスホイール回転操作の関数である。指定エレメントにフォーカスを設定し、ロボット操作としてマウスホイールを回転させる。
mouseAction関数614は、汎用的なマウス操作の関数である。
wait関数616は、動的タグ生成待機の際の待機時間を規定する関数である。
図20に戻り、操作内容ファイル作成後のIF部110およびデータ処理部130の動作は、参考技術2で説明したのと同様である。すなわち、関数設定画面表示部120が、操作内容ファイル保持部143の操作内容ファイルを読み出し、ユーザによる操作に対応する関数を一覧表示する関数設定画面を表示する。続いて、ユーザは、入力設定画面を介して、動作テストの実行時に動作テスト用プログラムに対して動的に供給されるべき入力データを設定する。さらに、ユーザは、複数種類の操作内容ファイルおよび複数種類の入力データファイルから、操作内容ファイルと入力データファイルとの組み合わせを実行セットとして登録する。テストケース登録部136は、1以上の実行セットをケースファイルへ記録する。関数設定画面、入力データ設定画面、およびケース設定画面についても、参考技術2で示したものと同様であってよい。
プログラム生成部132は、ケースファイルおよび操作内容ファイルに基づいて動作テスト用プログラムを生成する。具体的には、実行セットに設定された操作内容ファイルに順次記録された関数を、動作テスト用プログラムのプログラムコードに順次設定してもよい。また、プログラム生成部132は、1つのテストケースに複数の実行セットが設定されている場合、各実行セットの操作内容ファイルに記録された関数を1つの動作テスト用プログラムに集約して設定する。プログラム生成部132の他の動作も、参考技術2と同様である。
プログラム実行部134は、動作テスト用プログラムを実行して、ウェブサーバ400に対してユーザにより実行された一連の操作を再現する。入力データファイルのデータを必要とする関数に対しては、動作テスト用プログラムの実行の際に読み込んだ入力データファイルのデータを引数として渡す。すなわち、入力データファイルから動的に取得した入力データに基づいて関数を実行する。
本実施の形態におけるプログラム実行部134は、上記の他に、動的タグに対応する以下の機能が必須となる。これについて説明する。
図19(a)に示したような動的タグを生成するとき、処理に時間がかかる場合がある。したがって、動的タグの生成を伴うテスト・プログラムを実行したとき、動的タグを検出できなかったり、または動的タグに対する操作がエラーになることがある。具体的には、図19(a)の構成に対するテスト・プログラムにおいて、テキストボックスへのテキストの入力と、「クリア」ボタンのクリック操作が連続して行われる場合、「クリア」ボタンの生成に時間がかかると、クリック操作の対象となるオブジェクトが見つからないため、エラーになってしまう。
そこで、プログラム実行部134は、テスト・プログラムの実行中に、初期状態では表示されない動的タグの生成が完了するのを待機するために、予め設定された時間だけ後続のクリック操作や入力操作等の処理を待機する機能、または、動的タグ生成の後続の処理の対象となるオブジェクトが検出されるまで、後続の処理を繰り返すリトライ機能を有している。設定時間だけ待機しても動的タグが生成されなかったり、または所定の回数だけリトライしても後続の操作の対象が検出されない場合は、エラー表示を行う。
代替的に、プログラム実行部134は、操作内容ファイルの作成時に動的タグが生成されるのに要した時間に基づき、テスト・プログラムを実行中の待機時間を設定するようにしてもよい。この場合、動的タグ記録部528は、イベントが発生してから動的タグが生成されるまでに要した時間を測定して操作内容ファイルまたは他のファイルに記録し、プログラム実行部134は、テスト・プログラムの実行時にそれらのファイルを参照するようにする。
図22は、本実施の形態による動作検証装置500の、操作記録時のフローチャートである。
ユーザは、ウェブサーバ400に対するデータ入力操作を実行する(S302)。統合検証モジュール106は、そのデータ入力操作を逐次検出して、データ入力操作に対応する関数を操作内容ファイルに記録するとともに、イベントの発生を検出して、イベントハンドラに対応する関数を操作内容ファイルに記録する(S304)。ウェブページのHTMLファイル等に動的タグの生成が含まれる場合は、それに対応する関数を操作内容ファイルに記録する(S306)。続いて、操作内容ファイルの記録データを関数設定画面において表示する(S308)。ユーザは、その関数設定画面を介して追加・変更すべき関数・入力データを操作内容ファイルに設定する(S310)。そしてユーザは、ケース設定画面において、操作内容ファイルと入力データファイルとをセットとして指定した動作テストのシナリオを設定する(S312)。統合検証モジュール106は、そのシナリオに基づいて、シナリオ内の1以上のセットを集約した動作テスト用プログラムを生成する(S314)。
図23は、本実施の形態による動作検証装置500のプログラム実行時のフローチャートである。
プログラム実行部134は、動作テスト用プログラムを実行する(S320)。動的タグ生成が含まれる場合、wait関数にしたがって所定の時間だけ後続の処理を待機するか、または所定の回数だけ後続の処理をリトライする(S322)。所定の時間内、または所定のリトライ回数内に動的タグが生成された場合は(S324のY)、後続の処理を継続する(S326)。動的タグが生成されない場合は(S324のN)、その旨をユーザに知らせるエラー表示をする(S328)。
以上説明したように、本実施形態によれば、Ajaxを利用した動的なウェブページにおける、ユーザによる明示的な操作として現れないイベントハンドラによる画面態様の変化やタグの自動生成をも、それらに対応する関数を操作内容ファイルに記録することができる。したがって、動的なウェブページに対する動作テストをテスト・プログラムとして生成し実行することができる。
上述した参考技術、実施の形態、変形例の任意の組み合わせもまた本発明の実施の形態として有用である。組み合わせによって生じる新たな実施の形態は、組み合わせされる参考技術、実施の形態、変形例それぞれの効果をあわせもつ。
請求項に記載の各構成要件が果たすべき機能は、参考技術、実施の形態、変形例において示された各構成要素の単体もしくはそれらの連係によって実現されることも当業者には理解されるところである。
132 プログラム生成部、 134 プログラム実行部、 137 操作記録部、 500 動作検証装置、 520 Ajax対応部、 522 ファイル取得部、 524 オブジェクト検出部、 526 イベント記録部、 528 動的タグ記録部。

Claims (21)

  1. ウェブページを表示するウェブブラウザに対する操作に応じたウェブサーバの動作確認のためのテスト・プログラムを実行させる装置であって、
    前記ウェブページに含まれるオブジェクトの識別情報と、前記オブジェクトをマウス・クリックする操作または前記オブジェクトに対するデータ入力操作で入力されたデータとの組み合わせが記録されたログを取得するログ取得部と、
    前記マウス・クリックする操作または前記データ入力操作を自動的に実行する処理がそれぞれ記述されたロジックが組み込まれた複数種類の関数のうち、前記ログに記録された前記データ入力操作については前記ウェブページに含まれるオブジェクトの識別情報と前記オブジェクトに入力されたデータを記述した入力データファイル内の入力データを指定する識別子とを引数とする入力関数を選択し、前記ログに記録されたマウス・クリックする操作については各操作の操作対象であるオブジェクトの識別情報を引数とする関数を選択し、選択した関数を呼び出すコールステップを組み合わせて前記ログに記録された一連の操作を再現するためのテスト・プログラムを生成するプログラム生成部と、
    前記入力データファイルから前記入力関数に渡すべき前記識別子で指定される入力データを取得する入力データ取得部と、
    前記入力データ取得部により取得された入力データに基づいて前記一連の操作を実行したときの動作確認のために、前記取得された入力データを前記入力関数に渡して前記テスト・プログラムを実行させるプログラム実行部と、
    を備えることを特徴とする動作検証装置。
  2. 前記入力データファイル内の入力データを設定するための入力設定画面を表示させる入力設定画面表示部、を更に備え、
    前記入力データ取得部は、前記入力設定画面を介して設定された入力データを入力データファイルとして記録し、
    前記プログラム実行部は、前記入力データファイルから前記入力関数に渡すべき入力データを抽出することを特徴とする請求項1に記載の動作検証装置。
  3. テスト・プログラムと入力データファイルを対応づけるためのケース設定画面を表示させるケース設定画面表示部と、
    前記ケース設定画面を介して設定されたテスト・プログラムと入力データファイルのセットをケースファイルとして記録するテストケース登録部と、を更に備え、
    前記プログラム実行部は、前記ケースファイルにおいて複数のセットが記録されているときには、前記複数のセットに含まれる各テスト・プログラムを各入力データファイルに基づいて順次実行させることを特徴とする請求項2に記載の動作検証装置。
  4. 前記ログに記録された操作内容に応じて選択された関数を一覧表示させる画面であって、前記テスト・プログラムに登録すべき関数を変更するための関数設定画面を表示させる関数設定画面表示部、を更に備え、
    前記プログラム生成部は、前記関数設定画面に対する変更操作の結果として登録された関数により前記テスト・プログラムを生成することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の動作検証装置。
  5. 前記テスト・プログラムの実行中における前記ウェブページの表示画面を記録するための画面キャプチャ関数を前記テスト・プログラムに登録可能であることを特徴とする請求項4に記載の動作検証装置。
  6. ウェブページを表示するウェブブラウザに対する操作に応じたウェブサーバの動作確認のためのテスト・プログラムを実行させるコンピュータ・プログラムであって、
    前記ウェブページに含まれるオブジェクトの識別情報と、前記オブジェクトをマウス・クリックする操作または前記オブジェクトに対するデータ入力操作で入力されたデータとの組み合わせが記録されたログを取得する処理と、
    前記マウス・クリックする操作または前記データ入力操作を自動的に実行する処理がそれぞれ記述されたロジックが組み込まれた複数種類の関数のうち、前記ログに記録された前記データ入力操作については前記ウェブページに含まれるオブジェクトの識別情報と前記オブジェクトに入力されたデータを記述した入力データファイル内の入力データを指定する識別子とを引数とする入力関数を選択し、前記ログに記録されたマウス・クリックする操作については各操作の操作対象であるオブジェクトの識別情報を引数とする関数を選択し、選択した関数を呼び出すコールステップを組み合わせて前記ログに記録された一連の操作を再現するためのテスト・プログラムを生成する処理と、
    前記入力データファイルから前記入力関数に渡すべき前記識別子で指定される入力データを取得する処理と、
    前記取得された入力データに基づいて前記一連の操作を実行したときの動作確認のために、前記取得された入力データを前記入力関数に渡して前記テスト・プログラムを実行させる処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする動作検証プログラム。
  7. ウェブページに含まれるオブジェクトの識別情報と、前記オブジェクトをマウス・クリックする操作または前記オブジェクトに対するデータ入力操作で入力されたデータとの組み合わせをログに記録する機能と、前記ウェブページを表示するウェブブラウザに対する操作に応じたウェブサーバの動作確認のためのテスト・プログラムを実行する機能とを備える自動機能テストツールと連携し、
    前記自動機能テストツールから前記ログを取得する処理と、
    前記マウス・クリックする操作または前記データ入力操作を自動的に実行する処理がそれぞれ記述されたロジックが組み込まれた複数種類の関数のうち、前記ログに記録された前記データ入力操作については前記ウェブページに含まれるオブジェクトの識別情報と前記オブジェクトに入力されたデータを記述した入力データファイル内の入力データを指定する識別子とを引数とする入力関数を選択し、前記ログに記録されたマウス・クリックする操作については各操作の操作対象であるオブジェクトの識別情報を引数とする関数を選択し、選択した関数を呼び出すコールステップを組み合わせて前記ログに記録された一連の操作を再現するためのテスト・プログラムを生成する処理と、
    前記入力データファイルから前記入力関数に渡すべき前記識別子で指定される入力データを取得する処理と、
    前記取得された入力データに基づいて前記一連の操作を実行したときの動作確認のために、前記取得された入力データを前記入力関数に渡して前記テスト・プログラムを前記自動機能テストツールに実行させる処理と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする動作検証プログラム。
  8. ウェブページを表示するウェブブラウザに対する操作に応じたウェブサーバの動作確認のためのテスト・プログラムを実行させる装置であって、
    前記ウェブページに含まれるオブジェクトの識別情報と、前記オブジェクトをマウス・クリックする操作または前記オブジェクトに対するデータ入力操作で入力されたデータとの組み合わせが記録されたログを取得し、前記マウス・クリックする操作または前記データ入力操作を自動的に実行する処理がそれぞれ記述されたロジックが組み込まれた関数が記録される操作内容ファイルに対して、前記ログに記録された前記データ入力操作については前記ウェブページに含まれるオブジェクトの識別情報と前記オブジェクトに入力されたデータを記述した入力データファイル内の入力データを指定する識別子とを引数とする入力関数を記録し、前記ログに記録されたマウス・クリックする操作については各操作の操作対象であるオブジェクトの識別情報を引数とする関数を記録する操作記録部と、
    前記操作内容ファイルに記録された関数を呼び出すコールステップを組み合わせたプログラムコードを設定することにより、前記ウェブページに対して実行された一連の操作を再現するためのテスト・プログラムを生成するプログラム生成部と、
    前記操作内容ファイルとは異なる入力データファイルから前記識別子で指定される入力データを取得して前記入力関数に渡すことにより、前記テスト・プログラムを実行させるプログラム実行部と、
    を備えることを特徴とする動作検証装置。
  9. 前記操作内容ファイルに記録された関数を一覧表示させる画面であって、当該関数に対する入力データの指定を受け付けるための関数設定画面を表示させる関数設定画面表示部と、
    前記関数設定画面を介して、前記関数に対する入力データそのものの指定、もしくは、前記関数に対する入力データファイルの指定をユーザから受け付けるユーザ設定受付部と、
    をさらに備え、
    前記プログラム生成部は、前記関数に対して入力データそのものが指定された場合、その入力データを前記プログラムコードにあらかじめ設定し、
    前記プログラム実行部は、前記関数に対して入力データファイルが指定された場合、前記テスト・プログラムを実行する際にその入力データファイルから入力データを取得して前記関数に渡すことを特徴とする請求項8に記載の動作検証装置。
  10. 前記操作記録部は、前記ウェブページに対してデータ入力操作が実行された際、ユーザに対して選択可能に表示された複数の入力データの候補を取得し、
    前記関数設定画面表示部は、前記関数設定画面に表示された関数に対して入力データそのものが指定される際、前記複数の入力データの候補を選択可能に表示させることを特徴とする請求項9に記載の動作検証装置。
  11. 操作内容ファイルと入力データファイルとを対応づけるためのケース設定画面を表示させるケース設定画面表示部と、
    前記ケース設定画面を介して設定された操作内容ファイルと入力データファイルとのセットをケースファイルとして記録するテストケース登録部と、
    をさらに備え、
    前記プログラム生成部は、前記ケースファイルにおいて複数のセットが記録されている場合、前記複数のセットのそれぞれに含まれる操作内容ファイルに記録された関数が集約して設定された一つのテスト・プログラムを生成し、
    前記プログラム実行部は、前記一つのテスト・プログラムを前記複数のセットのそれぞれに含まれる入力データファイルに基づいて実行することを特徴とする請求項8に記載の動作検証装置。
  12. 前記入力データファイルには、複数の入力データが記録され、
    前記ケースファイルには、グループ化された複数のセットが記録され、
    前記プログラム実行部は、前記一つのテスト・プログラムの実行において前記グループ化された複数のセットを繰り返し実行し、繰り返しのたびに、各セットに含まれる操作内容ファイルに記録された関数に対して、各セットに含まれる入力データファイルに記録された入力データのうち所定数の入力データを渡すことを特徴とする請求項11に記載の動作検証装置。
  13. 前記入力データファイルには、複数の入力データが記録され、
    前記ケースファイルには、前記入力データファイルに対する参照範囲がさらに記録され、
    前記プログラム実行部は、前記一つのテスト・プログラムの実行において、操作内容ファイルに記録された関数に対して、その操作内容ファイルに対応づけられた入力データファイルに記録された入力データのうち前記参照範囲の入力データを渡すことを特徴とする請求項11に記載の動作検証装置。
  14. ウェブページを表示するウェブブラウザに対する操作に応じたウェブサーバの動作確認のためのテスト・プログラムを実行させるコンピュータプログラムであって、
    前記ウェブページに含まれるオブジェクトの識別情報と、前記オブジェクトをマウス・クリックする操作または前記オブジェクトに対するデータ入力操作で入力されたデータとの組み合わせが記録されたログを取得し、前記マウス・クリックする操作または前記データ入力操作を自動的に実行する処理がそれぞれ記述されたロジックが組み込まれた関数が記録される操作内容ファイルに対して、前記ログに記録された前記データ入力操作については前記ウェブページに含まれるオブジェクトの識別情報と前記オブジェクトに入力されたデータを記述した入力データファイル内の入力データを指定する識別子とを引数とする入力関数を記録し、前記ログに記録されたマウス・クリックする操作については各操作の操作対象であるオブジェクトの識別情報を引数とする関数を記録する機能と、
    前記操作内容ファイルに記録された関数を呼び出すコールステップを組み合わせたプログラムコードを設定することにより、前記ウェブページに対して実行された一連の操作を再現するためのテスト・プログラムを生成する機能と、
    前記操作内容ファイルとは異なる入力データファイルから前記識別子で指定される入力データを取得して前記入力関数に渡すことにより、前記テスト・プログラムを実行させる機能と、
    をコンピュータに実現させるための動作検証プログラム。
  15. ウェブページを表示するウェブブラウザに対する操作に応じたウェブサーバの動作を確認するためのテスト・プログラムを実行する動作検証装置であって、
    動作確認対象のウェブページに含まれるオブジェクトの識別情報と、前記オブジェクトに対するデータ入力操作で入力されたデータとの組み合わせが記録されたログを取得し、前記データ入力操作を自動的に実行する処理がそれぞれ記述されたロジックが組み込まれた関数であって前記ウェブページに含まれるオブジェクトの識別情報と前記オブジェクトに入力されたデータを記述した入力データファイル内の入力データを指定する識別子とを引数とする入力関数を、操作内容ファイルに記録する操作記録部と、
    前記ウェブページを表示させるページ構成ファイルを取得するファイル取得部と、
    前記ページ構成ファイルの中から、前記ウェブページに含まれるオブジェクトに対するマウスを利用したユーザによる操作に応じて予め定められた処理を発生させるためのイベントハンドラが埋め込まれているオブジェクトを検出するオブジェクト検出部と、
    前記イベントハンドラが埋め込まれているオブジェクトに対する前記ユーザによる操作に関連づけられた前記予め定められた処理を実行する関数を前記操作内容ファイルに記録するイベント記録部と、
    前記ページ構成ファイル内にオブジェクトを動的に作成するプログラムが含まれている場合、動的に作成されたオブジェクトに対するユーザによる操作のみを前記操作内容ファイルに記録する動的タグ記録部と、
    前記操作内容ファイルに記録された関数を呼び出すコールステップを組み合わせたプログラムコードを設定することにより、前記ウェブページに対して実行された一連の操作を再現するためのテスト・プログラムを生成するプログラム生成部と、
    前記操作内容ファイルとは異なる入力データファイルから前記識別子で指定される入力データを取得して前記入力関数に渡すことにより、前記テスト・プログラムを実行させるプログラム実行部と、
    を備えることを特徴とする動作検証装置。
  16. 前記動的タグ記録部は、前記操作内容ファイルの作成中に定期的に前記ページ構成ファイルを再取得することによって、動的に作成されたオブジェクトを検出することを特徴とする請求項15に記載の動作検証装置。
  17. 前記動的タグ記録部は、前記操作内容ファイルの作成中にユーザからなされる指示に応じて前記ページ構成ファイルを再取得することによって、動的に作成されたオブジェクトを検出することを特徴とする請求項15に記載の動作検証装置。
  18. 前記プログラム実行部は、前記テスト・プログラムの実行中に、初期状態では表示されない動的オブジェクトが作成されるまで実行を待機する機能を有することを特徴とする請求項15ないし17のいずれかに記載の動作検証装置。
  19. 前記プログラム実行部は、前記操作内容ファイルの作成時に動的オブジェクトが作成されるのに要した時間に基づき、前記テスト・プログラムを実行中の待機時間を設定することを特徴とする請求項18に記載の動作検証装置。
  20. ウェブページを表示するウェブブラウザに対する操作に応じたウェブサーバの動作を確認するためのテスト・プログラムを実行する装置に、
    動作確認対象のウェブページに含まれるオブジェクトの識別情報と、前記オブジェクトに対するデータ入力操作で入力されたデータとの組み合わせが記録されたログを取得し、前記データ入力操作を自動的に実行する処理がそれぞれ記述されたロジックが組み込まれた関数であって前記ウェブページに含まれるオブジェクトの識別情報と前記オブジェクトに入力されたデータを記述した入力データファイル内の入力データを指定する識別子とを引数とする入力関数を、操作内容ファイルに記録する操作記録機能と、
    前記ウェブページを表示させるページ構成ファイルを取得するファイル取得機能と、
    前記ページ構成ファイルの中から、前記ウェブページに含まれるオブジェクトに対するマウスを利用したユーザによる操作に応じて予め定められた処理を発生させるためのイベントハンドラが埋め込まれているオブジェクトを検出するオブジェクト検出機能と、
    前記イベントハンドラが埋め込まれているオブジェクトに対する前記ユーザによる操作に関連づけられた前記予め定められた処理を実行する関数を前記操作内容ファイルに記録するイベント記録機能と、
    前記ページ構成ファイル内にオブジェクトを動的に作成するプログラムが含まれている場合、動的に作成されたオブジェクトに対するユーザによる操作のみを前記操作内容ファイルに記録する動的タグ記録機能と、
    前記操作内容ファイルに記録された関数を呼び出すコールステップを組み合わせたプログラムコードを設定することにより、前記ウェブページに対して実行された一連の操作を再現するためのテスト・プログラムを生成するプログラム生成機能と、
    前記操作内容ファイルとは異なる入力データファイルから前記識別子で指定される入力データを取得して前記入力関数に渡すことにより、前記テスト・プログラムを実行させるプログラム実行機能と、
    を実現させるための動作検証プログラム。
  21. ウェブページを表示するウェブブラウザに対する操作に応じたウェブサーバの動作を確認するためのテスト・プログラムを実行する装置により実行される動作検証方法であって、
    動作確認対象のウェブページに含まれるオブジェクトの識別情報と、前記オブジェクトに対するデータ入力操作で入力されたデータとの組み合わせが記録されたログを取得し、前記データ入力操作を自動的に実行する処理がそれぞれ記述されたロジックが組み込まれた関数であって前記ウェブページに含まれるオブジェクトの識別情報と前記オブジェクトに入力されたデータを記述した入力データファイル内の入力データを指定する識別子とを引数とする入力関数を、操作内容ファイルに記録するステップと、
    前記ウェブページを表示させるページ構成ファイルを取得するステップと、
    前記ページ構成ファイルの中から、前記ウェブページに含まれるオブジェクトに対するマウスを利用したユーザによる操作に応じて予め定められた処理を発生させるためのイベントハンドラが埋め込まれているオブジェクトを検出するステップと、
    前記イベントハンドラが埋め込まれているオブジェクトに対する前記ユーザによる操作に関連づけられた前記予め定められた処理を実行する関数を前記操作内容ファイルに記録するステップと、
    前記ページ構成ファイル内にオブジェクトを動的に作成するプログラムが含まれている場合、動的に作成されたオブジェクトに対するユーザによる操作のみを前記操作内容ファイルに記録するステップと、
    前記操作内容ファイルに記録された関数を呼び出すコールステップを組み合わせたプログラムコードを設定することにより、前記ウェブページに対して実行された一連の操作を再現するためのテスト・プログラムを生成するステップと、
    前記操作内容ファイルとは異なる入力データファイルから前記識別子で指定される入力データを取得して前記入力関数に渡すことにより、前記装置に前記テスト・プログラムを実行させるステップと、
    を含むことを特徴とする動作検証方法。
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