JP4681461B2 - コンクリート床の施工方法およびそれに用いる騎乗式トローウェル - Google Patents

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本発明のコンクリート床の施工方法およびそれに用いる騎乗式トローウェルに関する。さらに詳しくは、コンクリート床の仕上げに騎乗式トローウェルが使用されるコンクリート床の施工方法およびそれに用いる騎乗式トローウェルに関する。
従来より、大規模倉庫などのコンクリート床の仕上げに、床を鏡面のように仕上げること(以下、鏡面仕上げという)ができるところから、騎乗式トローウェルが使用されている。この鏡面仕上げは、約300kgの騎乗式トローウェルの重量に騎乗者の重量が加算された状態で、コンクリート床が強烈にこすりあげられることによりなされる。
ところが、騎乗式トローウェルにより仕上げを行った場合、竣工後のフォークリフト走行などの影響により、図5に示すように、床表面が5mm程度の板状に剥離することがある。これは、騎乗式トローウェルにより仕上げを行った場合、トローウェルの羽との摩擦熱により表面層のコンクリートの硬化が促進されて表面硬化層が形成され、この表面硬化層により下層から上昇してきたブリージング水が塞き止められ、その結果表面硬化層の数ミリメートル下方に脆弱層が形成されたり、仕上げ作業における騎乗式トローウェルの頻繁な往来により過度の擦り上げによるコンクリート床がダメージを受けることによると考えられている。
そのため、騎乗式トローウェルによりコンクリート床の仕上げを行っている関係者より、この表層剥離が生じないコンクリート床の施工方法の出現が熱望されている。
本発明はかかる従来技術の課題に鑑みなされたものであって、騎乗式トローウェルによりコンクリート床の仕上げを行っても、施工後に表面剥離が生ずることのないコンクリート床の施工方法を提供することを主たる目的とし、それに用いる騎乗式トローウェルを提供することをも目的としている。
本発明のコンクリート床の施工方法は、騎乗式トローウェルによる仕上げをなすコンクリート床の施工方法であって、床表面の温度分布を測定し、温度の高い箇所への騎乗式トローウェルの進入を避けながら仕上げ作業をなすことを特徴とする。
本発明のコンクリート床の施工方法においては、温度分布の測定を工区際に配設された表面温度測定装置によりなしてもよく、コンクリート床の上方に騎乗式トローウェルによる仕上げ作業の妨げならないように移動可能に配設された表面温度測定装置によりなしてもよく、あるいは騎乗式トローウェルに装備された表面温度測定装置によりなしてもよい。
一方、本発明の騎乗式トローウェルは、表面温度測定装置と、撮像装置と、該表面温度測定装置の測定結果に基づいて騎乗式トローウェルの進路を撮像画像上に表示する進路作成装置とを装備してなることを特徴とする。
本発明の騎乗式トローウェルにおいては、進路作成装置が、進路作成部と、画像合成部と、表示部とを備え、前記進路作成部が、表面温度測定装置により得られた温度分布を閾値処理して低温部を抽出する低温部抽出手段と、低温部抽出手段により抽出された隣接する低温部を連結して進路を作成する進路作成手段と、進路作成手段により作成された進路を画像合成部に出力する出力部とを含むものとされる。
本発明によれば、騎乗式トローウェルによる過度の擦り上げが防止され、表面硬化層のダメージが抑制される。その結果、竣工後における表面剥離が防止されるという優れた効果が得られる。
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではない。
発明の概要
コンクリートの硬化は、元来、練り混ぜ水とセメントとの水和反応によりなされ、その際にコンクリートの温度が上昇する。一方、騎乗式トローウェルにより仕上げを行った場合にも、摩擦熱によりコンクリート表面の温度が上昇する。また、この摩擦熱によるコンクリート表面の温度上昇は、水和反応による温度上昇よりも大きい。そのため、騎乗式トローウェルにより仕上げを行った場合、騎乗式トローウェルにより温度が上昇した箇所とそうでない箇所とが発生してコンクリート床表面に温度むらつまり温度分布が生じる。
そこで、赤外線温度計によりコンクリート床表面の温度分布を測定し、温度の高い箇所への騎乗式トローウェルの進入を防止して、コンクリート床の表面剥離の一因である騎乗式トローウェルによる過度の擦り上げを排除するものとする。
以下、本発明をより具体的に説明する。
実施形態1
本発明の実施形態1に係るコンクリート床の施工方法(以下、単に施工方法という)を図1にブロック図で示し、図2に概略図で示す。
施工方法は、図1および2に示すように、作業範囲をカバーできるようにして工区際Lに配設された赤外線温度計1により作業範囲のコンクリート床表面の温度分布を測定し、その温度分布をモニター2に表示しその温度分布を監視者Bが監視する。そして、監視者Bはモニター2に表示された温度分布により、表面温度の高い箇所を例えば拡声器3により騎乗式トローウェル4に騎乗している操縦者Pに指示する。操縦者Pは、指示された温度の高い箇所に騎乗式トローウェル4が進入しないように注意しながら仕上げ作業を行う。
このように、実施形態1によれば、騎乗式トローウェル4の操縦者Pが、床表面の温度分布を監視している監視者Bからの指示に従い、表面温度の高い箇所に騎乗式トローウェル4が進入しないようにしながら仕上げ作業を行うので、過度の擦り上げによるコンクリート床表面の過度の温度上昇による表面硬化層の形成が抑制される。そのため、竣工後におけるコンクリート床の表面剥離が防止される。
なお、監視者Bおよび操縦者Pに無線通話装置を装備させて仕上げ作業をさせるようにしてもよい。
実施形態2
本発明の実施形態2に係る施工方法を図3に概略図で示す。実施形態2は実施形態1を改変してなるものであって、騎乗式トローウェル4に赤外線温度計1、撮像装置5および進路表示装置10を装備してなるものである。
赤外線温度計1は、図3に示すように、騎乗式トローウェル4の前部下方に配設され、進行方向の前方のコンクリート床表面の温度分布を測定するにようにされている。
撮像装置5は、例えばCCDカメラとされて、赤外線温度計1と一体化されて騎乗式トローウェル4に配設されている。この撮像装置5は、赤外線温度計1の測定範囲をカバーして撮像がなし得るようその画角が調整されている。
進路表示装置10は、図3に示すように、騎乗式トローウェル4の操縦席の前方において操縦者が見やすい位置に配設されている。
図4に、進路表示装置10の具体的な構成をブロック図で示す。
進路表示装置10は、図4に示すように、進路作成部20と、進路作成部20により作成された進路を撮像装置5により撮像された画像に合成させる画像合成部30と、合成画像を画面に表示する表示部40とを備えてなるものとされる。
進路作成部20は、赤外線温度計1により測定された温度を閾値処理して低温部を抽出する低温部抽出手段21と、低温部抽出手段21により抽出された隣接する低温部を直線または曲線にて連結して進路を作成する進路作成手段22と、進路作成手段22により作成された進路を画像合成部30に出力する出力手段23とを含むものとされる。
画像合成部30は、例えばレイヤーを用いて撮像画像に進路作成部20により作成された進路を重ね合わせて合成画像を作成するものとされる。
なお、かかる各手段を含む進路作成部20および画像合成部30は、例えば前記機能に対応するプログラムを格納したコンピュータにより実現される。
表示部40は、例えば液晶ディスプレイとされる。この表示部40においては、手前側が下に表示され、進路前方が上に表示されるようにされている。また、進路は例えば白線により表示されるものとされている。
騎乗式トローウェル4が、かかる構成とされていることにより、操縦者は表示部40に表示された進路に従って騎乗式トローウェル4を走行させればよいので、作業能率が著しく向上する。また、操縦者に進路の判断させることがないので、操縦者の負担が軽減される。さらに、広範囲における仕上げ作業においても赤外線温度計1の設置替えをする必要がなくなり、作業期間の短縮が図られるとともに、監視者が不要となり施工コストが低減されるという実施形態1にない効果も得られる。
以上、本発明を実施形態に基づいて説明してきたが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではなく、種々改変が可能である。例えば、実施形態1では、赤外線温度計1は工区際Lに配設されているが、赤外線温度計1は必ずしも工区際Lに配設される必要はなく、例えば、作業現場の柱などを利用してワイヤなどの赤外線温度計1移動ガイド部材を配設し、それに赤外線温度計1を移動可能吊架して上方からコンクリート床の温度を測定するようにしてもよい。
本発明は、騎乗式トローウェルによるコンクリート床の仕上げに適用できる。
本発明の実施形態1に係る施工方法に適用される装置構成のブロック図である。 同施工方法による施工の概略図である。 本発明の実施形態2に係る施工方法による施工の概略図である。 同実施形態に用いられている進路表示装置のブロック図である。 表面剥離が生じたコンクリート床の写真である。
符号の説明
1 赤外線温度計
2 モニター
3 拡声器
4 騎乗式トローウェル
5 撮像装置
10 進路作成装置
20 進路作成部
21 低温部抽出手段
22 進路作成手段
23 出力手段
30 画像合成部
40 表示部

Claims (6)

  1. 騎乗式トローウェルによる仕上げをなすコンクリート床の施工方法であって、
    床表面の温度分布を測定し、温度の高い箇所への騎乗式トローウェルの進入を避けながら仕上げ作業をなすことを特徴とするコンクリート床の施工方法。
  2. 温度分布の測定を工区際に配設された表面温度測定装置によりなすことを特徴とする請求項1記載のコンクリート床の施工方法。
  3. 温度分布の測定をコンクリート床の上方に、騎乗式トローウェルの仕上げ作業の妨げにならないように移動可能に配設された表面温度測定装置によりなすことを特徴とする請求項1記載のコンクリート床の施工方法。
  4. 温度分布の測定を騎乗式トローウェルに装備された表面温度測定装置によりなすことを特徴とする請求項1記載のコンクリート床の施工方法。
  5. 表面温度測定装置と、撮像装置と、該表面温度測定装置の測定結果に基づいて騎乗式トローウェルの進路を撮像画像上に表示する進路作成装置とを装備してなることを特徴とする騎乗式トローウェル。
  6. 進路作成装置が、進路作成部と、画像合成部と、表示部とを備え、
    前記進路作成部が、表面温度測定装置により得られた温度分布を閾値処理して低温部を抽出する低温部抽出手段と、低温部抽出手段により抽出された隣接する低温部を連結して進路を作成する進路作成手段と、進路作成手段により作成された進路を画像合成部に出力する出力部とを含むことを特徴とする請求項5記載の騎乗式トローウェル。
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