JP4681400B2 - 通信システム - Google Patents

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本発明は、非同期対策用のバッファを使用した通信システムに関し、特に、非同期による異常の発生を簡易な構成により抑える通信システムに関する。
移動無線通信システムや固定無線通信システムといった無線通信システムでは、音声やテキストや画像などのデータの信号を無線により送信することや受信することが行われている。
一例として、非同期デジタル無線通信システムでは、後述する本発明の実施例に係る図1に示されるような無線送信システム1及び外部システム2や、後述する本発明の実施例に係る図5に示されるような無線受信システム41及び外部システム42が用いられる。なお、ここでは、説明の便宜上から図1や図5を参照するが、本発明を限定する意図は全く無い。
ここで、図1に示される無線送信システム1に備えられたクロック生成部12と、当該無線送信システム1とデジタル伝送路3を介して接続された外部システム2に備えられたクロック生成部22とでは、これら両システム1、2のクロック生成部12、22(クロック源振)が異なる。同様に、図5に示される無線受信システム41に備えられたクロック生成部52と、当該無線受信システム41とデジタル伝送路43を介して接続された外部システム42に備えられたクロック生成部61とでは、これら両システム41、42のクロック生成部52、61(クロック源振)が異なる。
このため、図1に示される両システム1、2間や図5に示される両システム41、42間では、同一のサンプリング周波数を規定したとしても、完全には同期せず、データの過不足が非同期インタフェースで発生する。仮に、互いに高精度な源振を用いたとしても、次第にサンプリング位置がずれていき、サンプル抜け又は連続サンプル、データ変化点での不良サンプリングが発生する。このような不正なサンプリングが発生すると、音声を通信する場合には異音として聞こえ、テキストや画像を通信する場合には誤りを発生させてしまい正常な通信を行うことができない。
このような非同期による異音などの防止策としては、図1に示されるデータ入力部13内若しくは図5に示されるデータ出力部55内にFIFO(先入れ先出し)方式のバッファ31、71を設置することで、データの過不足に対処することができるが、長時間の運用時にはバッファ量がオーバーフロー状態或いはエンプティ状態に陥ってしまい、同様の異音などが発生してしまう。
このため、非同期対策用のバッファの制御を行い、バッファ量がオーバーフロー状態或いはエンプティ状態に陥らないようにする必要がある。
従来技術の一例として、特許文献1に記載された音声データ受信方法及び音声データ受信装置では、非同期バッファの蓄積量をモニタして、バッファがオーバーフロー状態或いはエンプティ状態に近づくとデータの圧縮率を可変してバッファ蓄積量を制御する。しかしながら、このような技術を例えば図1に示される両システム1、2間や図5に示される両システム41、42間に適用する場合には、バッファ蓄積量の情報や圧縮方式の情報などの制御パラメータを両システム間で送受信する必要があることから、構成が大きくなり複雑化してしまい、現実的には困難であると考えられる。
特開2002−268691号公報
上述のように、従来の無線通信システムでは、非同期対策用のバッファを使用した場合に、非同期による異常の発生を簡易な構成により抑えることが強く望まれていた。
本発明は、このような従来の事情に鑑み為されたもので、非同期対策用のバッファを使用した場合に、非同期による異常の発生を簡易な構成により抑えることができる通信システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る通信システムでは、次のような構成により、受信したデータをバッファへ書き込んで、当該バッファから当該データを読み出して送信する。
すなわち、通信状態判定手段が、通信する状態であるか或いは通信しない状態であるかを判定する。バッファ量判定手段が、前記バッファに書き込まれているデータの量が、当該バッファの容量に対して、所定の割合以上であるか否か(或いは、当該所定の割合を超えるか否か)を判定する。バッファ制御手段が、前記通信状態判定手段により通信する状態であることが判定され、且つ、前記バッファ量判定手段により前記バッファに書き込まれているデータの量が当該バッファの容量に対して前記所定の割合以上であること(或いは、前記所定の割合を超えること)が判定された場合に、前記バッファに書き込まれたデータを読み出す処理を実行する。
従って、通信する状態であり且つバッファに書き込まれているデータの量が当該バッファの容量に対して所定の割合以上である(或いは、所定の割合を超える)ことに応じて、当該バッファに書き込まれたデータが読み出されるため、例えば、非同期対策用のバッファを使用した場合に、非同期による異常の発生を簡易な構成により抑えることができる。
ここで、通信システムでは、例えば、外部のシステムから受信されるデータを送信バッファへ書き込んで当該送信バッファから当該データを読み出して送信する機能、或いは、受信されたデータを受信バッファへ書き込んで当該受信バッファから当該データを読み出して外部のシステムへ送信する機能、或いは、これらの両方を有する。この場合、当該送信バッファや当該受信バッファに、本発明を適用することができる。なお、通信システムと他のシステムとの間の通信や、(他のシステムとの間ではない)通信システムによる通信としては、それぞれ、有線通信が用いられてもよく、或いは、無線通信が用いられてもよい。
また、データとしては、音声やテキストや画像など、種々なデータが用いられてもよい。
また、バッファとしては、種々なものが用いられてもよく、例えば、FIFO(先入れ先出し)方式のバッファを用いることができる。
また、通信(送信、或いは、受信)する状態であるか否かを判定する手法としては、種々な手法が用いられてもよく、例えば、人により入力される指示の信号に基づいて判定する手法や、或いは、通信システムに備えられた機能により受信信号などに基づいて判定する手法などを用いることができる。具体例として、外部のシステムの操作者などにより発せられて当該外部のシステムから入力される信号(例えば、PTT信号)に基づいて送信する状態であるか否かを判定する手法や、或いは、受信信号に有効なキャリア(若しくは、有効なデータなど)が含まれているか否か(例えば、受信キャリア検出信号)に応じて受信する状態であるか否かを判定する態様などを用いることができる。
また、バッファに書き込まれているデータの量が当該バッファの容量(書き込み可能な最大のデータ量)に対して所定の割合以上であるか否か(或いは、所定の割合を超えるか否か)を判定する場合における所定の割合としては、種々な値が用いられてもよく、例えば、バッファに対するデータの書き込みと読み出しのバランスを考慮すると、(1/2)すなわち50パーセントであるのが好ましく、或いは、これに近い値が好ましい。つまり、バッファに対するデータの書き込み速度と読み出し速度にずれがある場合に、前記所定の割合が(1/2)すなわち50パーセントであると、いずれの速度が速いときにおいても、同程度で許容することが可能である。
また、バッファからのデータの読み出しについて、バッファ制御手段は、例えば、前記通信状態判定手段により通信する状態であることが判定され、且つ、前記バッファ量判定手段により前記バッファに書き込まれているデータの量が当該バッファの容量に対して前記所定の割合未満であること(或いは、前記所定の割合以下であること)が判定された場合に、前記バッファに書き込まれたデータを読み出す処理を禁止する。
また、バッファからのデータの読み出しについて、バッファ制御手段は、例えば、前記通信状態判定手段により通信しない状態であることが判定された場合には、前記バッファをリセットする。
ここで、バッファをリセットする態様としては、例えば、バッファに書き込まれたデータを消去する態様が用いられる。
また、バッファへのデータの書き込みについて、バッファ制御手段は、例えば、前記通信状態判定手段により通信する状態であることが判定された場合に、前記バッファへデータを書き込む処理を実行する。
また、バッファへのデータの書き込みについて、バッファ制御手段は、例えば、前記通信状態判定手段により通信しない状態であることが判定された場合には、前記バッファをリセットする。
以上説明したように、本発明に係る通信システムによると、受信したデータをバッファへ書き込んで当該バッファから当該データを読み出して送信するに際して、通信する状態であることが判定され、且つ、当該バッファに書き込まれているデータの量が当該バッファの容量に対して所定の割合以上であること(或いは、所定の割合を超えること)が判定された場合に、当該バッファに書き込まれたデータを読み出す処理を実行するようにしたため、例えば、非同期対策用のバッファを使用した場合に、非同期による異常の発生を簡易な構成により抑えることができる。
本発明に係る実施例を図面を参照して説明する。
本実施例では、音声のデータの信号を入力及び出力して通信する非同期デジタル無線通信システムについて、送信側の実施例を(実施例1)で示し、受信側の実施例を(実施例2)で示す。なお、送信側と受信側とは、例えば、それぞれ別個なシステムとして構成されてもよく、或いは、送信側と受信側とが一体のシステムとして構成されてもよい。
また、通信する信号としては、必ずしも音声のデータの信号ばかりでなく、テキストや画像のデータの信号が用いられてもよい。
本発明の第1実施例を説明する。
図1には、本発明の一実施例に係る送信側の構成例を示してあり、具体的には、無線伝送路を使用して音声信号を送信する無線送信システム1の構成例や、当該無線送信システム1とデジタル伝送路3を介して接続された外部システム2の構成例を示してある。ここで、デジタル伝送路3としては、例えば、シリアル伝送路が用いられてもよく、或いは、パラレル伝送路が用いられてもよい。
無線送信システム1は、デジタル入力部11と、クロック生成部12と、FIFOバッファ31を有したデータ入力部13と、変調処理部14と、周波数変換部15と、アンテナ16を備えている。
無線送信システム1では、クロック生成部12によりクロック信号が生成されてデータ入力部13と変調処理部14と周波数変換部15(及び、例えば、図示していない他の処理部)へ供給され、当該クロック生成部12により生成されたクロック及びタイミングで各部が同期動作する。
外部システム2は、マイク21と、クロック生成部22と、A/D(Analog to Digital)変換部23を備えている。
外部システム2では、クロック生成部22によりクロック信号が生成されてA/D変換部23(及び、例えば、図示していない他の処理部)へ供給され、当該クロック生成部22により生成されたクロック及びタイミングで各部が同期動作する。
外部システム2及び無線送信システム1により行われる動作の概要を示す。
外部システム2では、例えば人により発せられるなどした音声をマイク21により入力してアナログ音声信号としてA/D変換部23へ出力する。そして、A/D変換部23が、マイク21からのアナログ入力信号をクロック生成部22からのクロック及びタイミングでA/D変換して、これにより得られたデジタル音声信号(デジタルのデータ)をデジタル伝送路3を使用して無線送信システム1へ出力する。
また、外部システム2では、同様にして、例えば人による操作により受け付けられたプレストークのための信号(PTT信号)をデジタル伝送路3を介して無線送信システム1へ出力する。
本例では、PTT信号がオン(ON)状態である場合には送信する状態であるとし、PTT信号がオフ(OFF)状態である場合には送信しない状態であるとする。
無線送信システム1では、外部システム2からのデジタル音声信号がデジタル伝送路3を介してデジタル入力部11により受信入力され、当該デジタル音声信号がデジタル入力部11を経由してデータ入力部13に入力される。データ入力部13は、デジタル入力部11から入力されたデータ(デジタル音声信号)を次段の変調処理部14の入力フォーマットへ変換するなどのデータ処理を行い、当該データ処理後のデータを変調処理部14へ出力する。変調処理部14は、データ入力部13から入力されるデータに対して各種の変調処理を施し、これにより得られた変調信号を周波数変換部15へ出力する。周波数変換部15は、変調処理部14から入力される変調信号を無線周波数の信号へ周波数変換してアンテナ16へ出力する。そして、周波数変換部15からの信号がアンテナ16から無線により送信される。
また、無線送信システム1では、外部システム2からのPTT信号をデジタル伝送路3を介して受信する。
次に、無線送信システム1に備えられたデータ入力部13について詳しく説明する。
図2には、無線送信システム1に備えられたデータ入力部13の構成例と、図1に示されるのと同様な他の処理部を示してある。
データ入力部13は、非同期バッファであるFIFO(先入れ先出し)方式のバッファ(FIFOバッファ)31と、FIFO出力制御部32を備えている。
外部システム2のA/D変換部23から無線送信システム1のデジタル入力部11へは、データと、イネーブル信号と、クロック(CLK)信号と、PTT信号が出力され、これらが無線送信システム1のデジタル入力部11を介してデータ入力部13のFIFOバッファ31へ入力される。
FIFOバッファ31は、デジタル入力部11からの入力について、書き込み対象となるデータであるライト(Write)データを入力するためのDIN端子と、書き込みのためのイネーブル信号であるライト(Write)イネーブル信号を入力するためのWR_EN端子と、書き込みのためのクロック信号であるライトクロック(Write CLK)信号を入力するためのWR_CLK端子と、PTT信号を入力するためのAINIT端子を有する。
また、FIFOバッファ31は、FIFO出力制御部32からの入力について、読み出しのためのイネーブル信号であるリード(Read)イネーブル信号を入力するためのRD_EN端子と、読み出しのためのクロック信号であるリードクロック(Read CLK)信号を入力するためのRD_CLK端子を有する。
また、FIFOバッファ31は、FIFO出力制御部32への出力について、読み出し対象となるデータであるリード(Read)データを出力するためのDOUT端子と、当該FIFOバッファ31内のデータ数の情報を出力するためのWR_COUNT端子を有する。
データ入力部13では、デジタル入力部11から入力されるデータが、内部のFIFOバッファ31に、当該入力されるデータのタイミングで書き込み(ライト)処理される。
FIFOバッファ31に書き込まれたデータは、FIFO出力制御部32による制御により、クロック生成部12により生成されるタイミングで、読み出し(リード)される。このとき、FIFO出力制御部32には、出力制御のための情報として、FIFOバッファ31内のバッファ量を特定する情報(本例では、データ数の情報)が当該FIFOバッファ31から入力されるとともに、外部システム2からのPTT信号がデジタル入力部11から入力される。
また、FIFO出力制御部32には、FIFOバッファ31の容量つまりFIFOバッファ31に蓄積することが可能な最大のデータ量を特定する情報(本例では、データ数の情報)が予め設定される。
図3には、FIFO出力制御部32により行われる制御処理の手順の一例を示してある。
まず、初期(スタート)の状態は、PTT信号がオフ状態(送信しない状態)であるとする(ステップS1)。
FIFOバッファ31への書き込み処理については、PTT信号の状態がオン状態(送信する状態)であるか或いはオフ状態(送信しない状態)であるかを判定し(ステップS2)、PTT信号がオフ状態である場合には、FIFOバッファ31をリセット処理する(ステップS4)。なお、PTT信号がオフ状態であるときのデータは無線送信しないものであるため、この状態でFIFOバッファ31をリセットしても問題は無い。
一方、上記判定の結果(ステップS2)、PTT信号がオン状態である場合には、FIFOバッファ31ヘのデータの書き込み処理を入力データのタイミングで実施する(ステップS3)。そして、PTT信号がオフ状態にならない限り、つまりPTT信号がオン状態である間は、この書き込み処理を繰り返して行う。
FIFOバッファ31からの読み出し処理については、PTT信号の状態がオン状態(送信する状態)であるか或いはオフ状態(送信しない状態)であるかを判定し(ステップS5)、PTT信号がオフ状態である場合には、FIFOバッファ31をリセット処理する(ステップS4)。なお、書き込み時と同様に、PTT信号がオフ状態であるときのデータは無線送信しないものであるため、この状態でFIFOバッファ31をリセットしても問題は無い。
一方、上記判定の結果(ステップS5)、PTT信号がオン状態である場合には、FIFOバッファ31から入力されるバッファ内データ数の情報に基づいて、FIFOバッファ31内に蓄積されているデータの量(バッファ量)を監視(モニタ)し、そのバッファ量がFIFOバッファ31の容量の半分以上であるか否かを判定する(ステップS6)。
この判定の結果(ステップS6)、FIFOバッファ31内に蓄積されているバッファ量がFIFOバッファ31の容量の半分未満である場合には、FIFOバッファ31からのデータの読み出し処理を禁止して(ステップS7)、FIFOバッファ31内に蓄積されるデータの量(バッファ量)がFIFOバッファ31の容量の半分(つまり、(容量/2))に達するまで待機する。
ここで、このような待機を行う理由は、無線送信システム1と外部システム2との両システム間のクロック源振(クロック生成部12、22)が異なり、これらのシステム間でデータを送受する場合に発生するデータの増減を吸収するためであり、いずれのシステム1、2のクロック源振が速くとも対応することができるようにするためである。例えば、書き込み処理と読み出し処理を行う場合には、外部システム2側のクロック源振の方が速ければ、FIFOバッファ31内の蓄積データ量は書き込み処理数が勝って増加していき、逆に、外部システム2側のクロック源振の方が遅ければ、FIFOバッファ31内の蓄積データ量は読み出し処理数が勝って減少していく。
上記判定の結果(ステップS6)、FIFOバッファ31内に蓄積されているバッファ量がFIFOバッファ31の容量の半分以上であった場合、或いは、半分未満であったが待機してFIFOバッファ31内の蓄積データ量を監視(モニタ)していき当該蓄積データ量が容量の半分に到達した場合には、FIFOバッファ31からのデータの読み出し処理を実施する(ステップS8)。そして、PTT信号がオフ状態にならない限り、つまりPTT信号がオン状態である間は、この読み出し処理を繰り返して行う(ステップS9)。なお、この読み出し処理の実施中にFIFOバッファ31内のデータ蓄積量が容量の半分未満になったとしても、FIFOバッファ31からの読み出し処理を禁止せずに、この読み出し処理を繰り返して行う。PTT信号がオフ状態になった場合には、FIFOバッファ31をリセット処理する(ステップS4)。
次に、本例により得られる効果の具体例を示す。
上述のような送信処理を実施した場合には、例えば、PTT信号をオン状態にしたままであると、FIFOバッファ31がリセットされず、両システム1、2間の源振クロックの差に応じてバッファ蓄積量が増加或いは減少していく。そこで、PTT信号をオン状態にしてから非同期によるFIFOバッファ31のオーバーフロー状態或いはエンプティ状態が発生するまでの時間について考察する。
図4には、異なるシステム(本例では、無線送信システム1と外部システム2)間におけるクロック源信の誤差(周波数誤差)と、FIFOバッファを使用しない場合において異なるシステム間におけるクロック源振の誤差により非同期異常が発生する間隔(非同期異常発生間隔)と、FIFOバッファ31を使用した場合においてPTT信号をオンにしてから非同期による異常(FIFOバッファ31のオーバーフロー状態或いはエンプティ状態)が発生するまでの時間を計算した結果の対応の一例を示してある。また、最下段に、FIFOバッファ31を使用することによる遅延時間の最大値(MAX)の一例を示してある。
なお、FIFOバッファ31を使用した場合においてPTT信号をオンにしてから非同期による異常が発生するまでの時間については、FIFOバッファ31の容量が16サンプル、64サンプル、256サンプル、512サンプル、1024サンプル、2048サンプルのそれぞれである場合を示してある。
また、本例では、クロック(CLK)源振が10MHzであり、送受するデータのサンプリング周波数が48kHzである場合を示してある。
一例として、両システムのクロック源振として、±0.5ppm以下の周波数安定度を有するOCXOなどの発振器を用いた場合には、両システム間での周波数誤差は最大で1.0ppmであり、10MHzから換算すると周波数誤差は10Hzとなる。
図4を参照すると、周波数誤差が10Hzであるときにおける非同期による異常発生までの時間は、FIFOバッファを使用しない場合にはPTT信号をオンにしてから約20秒(sec)となり、FIFOバッファ31を使用した場合にはバッファ容量に応じて、バッファ容量が16サンプルでは2.78分[min]となり、バッファ容量が64サンプルでは11.11分[min]となり、バッファ容量が256サンプルでは44.44分[min]となり、バッファ容量が512サンプルでは1.98時間[h]となり、バッファ容量が1024サンプルでは2.96時間[h]となり、バッファ容量が2048サンプルでは5.93時間[h]となる。このように、本例のようにFIFOバッファ31を使用することにより、非同期による異常が発生するまでの時間を長くすることができる。
また、本例では、FIFOバッファ31内のデータ蓄積量をその容量の半分にしてから当該FIFOバッファ31からのデータの送出を開始するため、スタート時の遅延量は図4に示される遅延時間(MAX)の約半分の遅延時間となる。
上記のことから、PTT信号を使用して音声通信を行う場合に、連続送信時間及び人間の耳に違和感を覚える遅延時間を考慮すると、FIFOバッファ31の容量としては例えば256サンプル〜1024サンプルであれば十分に運用に適用できると考えられる。なお、本考察は本発明を限定するものではなく、本発明では種々な態様が用いられてもよい。
以上のように、本例の無線送信システム1では、非同期バッファであるFIFOバッファ31がリセット状態から解除されるとFIFOバッファ31のデータ蓄積量がバッファ容量の1/2になるまでデータを蓄積させてから通信(本例では、FIFOバッファ31からの読み出し処理)を開始することや、送信入力信号と同期したPTT信号に基づいてFIFOバッファ31をリセット処理することが行われる。
従って、本例の無線送信システム1では、非同期システム1、2間をデジタル伝送路3で接続して音声信号などの情報を送受信する(本例では、外部システム2から無線送信システム1への方向で通信する)に際して、伝送する音声信号などの情報について、各システム1、2間のクロック及びサンプリングレートの違いにより途切れ等の異常通信が発生することを防止することができる。
また、本例のようなFIFOバッファ31やFIFO出力制御部32の回路は、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)などのプログラマブルロジックIC(Integrated Circuit)を用いて容易に構成することが可能である。この場合、FIFOバッファ31について、バッファ容量のカスタマイズやバッファの制御などはプログラムを書き換えるのみで対応可能であり、ハードウエア的に影響が少なく効率的に実現することができる。
このように、本例では、簡易な構成により、非同期システム1、2間の非同期バッファ(本例では、FIFOバッファ31)を適切に制御することができる。
なお、本例の無線送信システム1では、外部システム2から受信されるデータをFIFOバッファ31へ書き込んで当該FIFOバッファ31から当該データを読み出して無線により送信する構成において、外部システム2から受信されるPTT信号に基づいてFIFO出力制御部32が送信する状態であるか否かを判定する機能により通信状態判定手段が構成されており、FIFOバッファ31から入力される情報に基づいてFIFO出力制御部32がFIFOバッファ31内のデータ蓄積量が(容量/2)以上であるか否かを判定する機能によりバッファ量判定手段が構成されており、これらの判定結果に基づいてFIFO出力制御部32がFIFOバッファ31からのデータの読み出し処理などを制御する機能によりバッファ制御手段が構成されている。
本発明の第2実施例を説明する。
図5には、本発明の一実施例に係る受信側の構成例を示してあり、具体的には、無線伝送路を使用して音声信号を受信する無線受信システム41の構成例や、当該無線受信システム41とデジタル伝送路43を介して接続された外部システム42の構成例を示してある。ここで、デジタル伝送路43としては、例えば、シリアル伝送路が用いられてもよく、或いは、パラレル伝送路が用いられてもよい。
無線受信システム41は、アンテナ51と、クロック生成部52と、周波数変換部53と、復調処理部54と、FIFOバッファ71を有したデータ出力部55と、デジタル出力部56を備えている。
無線受信システム41では、クロック生成部52によりクロック信号が生成されて周波数変換部53と復調処理部54とデータ出力部55(及び、例えば、図示していない他の処理部)へ供給され、当該クロック生成部52により生成されたクロック及びタイミングで各部が同期動作する。
外部システム42は、クロック生成部61と、D/A(Digital to Analog)変換部62と、スピーカ63を備えている。
外部システム42では、クロック生成部61によりクロック信号が生成されてD/A変換部62(及び、例えば、図示していない他の処理部)へ供給され、当該クロック生成部61により生成されたクロック及びタイミングで各部が同期動作する。
無線受信システム41及び外部システム42により行われる動作の概要を示す。
無線受信システム41では、アンテナ51により無線信号を受信して入力する。受信信号は、周波数変換部53により無線周波数の信号からベースバンド処理周波数の信号へ周波数変換され、復調処理部54により当該受信信号のキャリア検出及び復調の処理が施され、その後、復調された信号(デジタル音声データ)がデータ出力部55へ送られる。データ出力部55は、次段のデジタル出力部56との間においてデータフォーマットの変換などのデータ処理を行い、当該データ処理後のデータをデジタル出力部56へ出力する。デジタル出力部56は、データ出力部55から入力されるデジタル音声データをデジタル伝送路43を使用して外部システム42に対して出力する。
また、本例では、復調処理部54からデータ出力部55へ受信キャリア検出の結果を示す受信キャリア検出信号が出力される。
本例では、受信キャリア検出信号がオン(ON)状態である場合には例えば受信キャリアが存在して受信する状態であるとし、受信キャリア検出信号がオフ(OFF)状態である場合には例えば受信キャリアが存在しなくて受信しない状態であるとする。
外部システム42では、無線受信システム41からのデータを、デジタル伝送路43を介して、クロック生成部61からのクロック及びタイミングで取り込み、当該データをD/A変換部62によりクロック生成部61からのクロック及びタイミングでD/A変換する。これにより得られたアナログ音声信号が、スピーカ63から例えば人に対して音声として出力される。
次に、無線受信システム41に備えられたデータ出力部55について詳しく説明する。
図6には、無線受信システム41に備えられたデータ出力部55の構成例と、図5に示されるのと同様な他の処理部を示してある。
データ出力部55は、非同期バッファであるFIFO(先入れ先出し)方式のバッファ(FIFOバッファ)71と、FIFO出力制御部72を備えている。
無線受信システム41のデジタル出力部56から外部システム42のD/A変換部62へは、データが出力され、これはデータ出力部55のFIFOバッファ71から出力されてFIFO出力制御部72を経由したものである。また、外部システム42のD/A変換部62から無線受信システム41のデジタル出力部56へは、イネーブル信号と、クロック(CLK)信号が出力され、これらが無線受信システム41のデジタル出力部56を介してデータ出力部55のFIFO出力制御部72へ入力されて更にFIFOバッファ71へ入力される。
FIFOバッファ71は、復調処理部54からの入力について、書き込み対象となるデータであるライト(Write)データを入力するためのDIN端子と、書き込みのためのイネーブル信号であるライト(Write)イネーブル信号を入力するためのWR_EN端子と、書き込みのためのクロック信号であるライトクロック(Write CLK)信号を入力するためのWR_CLK端子と、復調処理部54からの受信キャリア検出信号を入力するためのAINIT端子を有する。
また、FIFOバッファ71は、FIFO出力制御部72からの入力について、読み出しのためのイネーブル信号であるリード(Read)イネーブル信号を入力するためのRD_EN端子と、読み出しのためのクロック信号であるリードクロック(Read CLK)信号を入力するためのRD_CLK端子を有する。
また、FIFOバッファ71は、FIFO出力制御部72への出力について、読み出し対象となるデータであるリード(Read)データを出力するためのDOUT端子と、当該FIFOバッファ31内のデータ数の情報を出力するためのWR_COUNT端子を有する。
データ出力部55では、復調処理部54から入力されるデータが、内部のFIFOバッファ71に、当該入力されるデータのタイミングで書き込み(ライト)処理される。
FIFOバッファ71に書き込まれたデータは、FIFO出力制御部72による制御により、外部システム42からのタイミングで、読み出し(リード)される。このとき、FIFO出力制御部72には、出力制御のための情報として、FIFOバッファ71内のバッファ量を特定する情報(本例では、データ数の情報)が当該FIFOバッファ71から入力されるとともに、復調処理部54からの受信キャリア検出信号が入力される。
また、FIFO出力制御部72には、FIFOバッファ71の容量つまりFIFOバッファ71に蓄積することが可能な最大のデータ量を特定する情報(本例では、データ数の情報)が予め設定される。
図7には、FIFO出力制御部72により行われる制御処理の手順の一例を示してある。
まず、初期(スタート)の状態は、復調処理部54からの受信キャリア検出信号がオフ状態(受信しない状態)であるとする(ステップS11)。
FIFOバッファ71への書き込み処理については、受信キャリア検出信号の状態がオン状態(受信する状態)であるか或いはオフ状態(受信しない状態)であるかを判定し(ステップS12)、受信キャリア検出信号がオフ状態である場合には、FIFOバッファ71をリセット処理する(ステップS14)。なお、受信キャリア検出信号がオフ状態であるときのデータはノイズ成分であるため、この状態でFIFOバッファ71をリセットしても問題は無い。
一方、上記判定の結果(ステップS12)、受信キャリア検出信号がオン状態である場合には、FIFOバッファ71ヘのデータの書き込み処理を入力データのタイミングで実施する(ステップS13)。そして、受信キャリア検出信号がオフ状態にならない限り、つまり受信キャリア検出信号がオン状態である間は、この書き込み処理を繰り返して行う。
FIFOバッファ71からの読み出し処理については、受信キャリア検出信号の状態がオン状態(受信する状態)であるか或いはオフ状態(受信しない状態)であるかを判定し(ステップS15)、受信キャリア検出信号がオフ状態である場合には、FIFOバッファ71をリセット処理する(ステップS14)。なお、書き込み時と同様に、受信キャリア検出信号がオフ状態であるときのデータはノイズ成分であるため、この状態でFIFOバッファ71をリセットしても問題は無い。
一方、上記判定の結果(ステップS15)、受信キャリア検出信号がオン状態である場合には、FIFOバッファ71から入力されるバッファ内データ数の情報に基づいて、FIFOバッファ71内に蓄積されているデータの量(バッファ量)を監視(モニタ)し、そのバッファ量がFIFOバッファ71の容量の半分以上であるか否かを判定する(ステップS16)。
この判定の結果(ステップS16)、FIFOバッファ71内に蓄積されているバッファ量がFIFOバッファ71の容量の半分未満である場合には、FIFOバッファ71からのデータの読み出し処理を禁止して(ステップS17)、FIFOバッファ71内に蓄積されるデータの量(バッファ量)がFIFOバッファ71の容量の半分(つまり、(容量/2))に達するまで待機する。
ここで、このような待機を行う理由は、無線受信システム41と外部システム42との両システム間のクロック源振(クロック生成部52、61)が異なり、これらのシステム間でデータを送受する場合に発生するデータの増減を吸収するためであり、いずれのシステム41、42のクロック源振が速くとも対応することができるようにするためである。例えば、書き込み処理と読み出し処理を行う場合には、外部システム42側のクロック源振の方が速ければ、FIFOバッファ71内の蓄積データ量は読み出し処理数が勝って減少していき、逆に、外部システム42側のクロック源振の方が遅ければ、FIFOバッファ71内の蓄積データ量は書き込み処理数が勝って増加していく。
上記判定の結果(ステップS16)、FIFOバッファ71内に蓄積されているバッファ量がFIFOバッファ71の容量の半分以上であった場合、或いは、半分未満であったが待機してFIFOバッファ71内の蓄積データ量を監視(モニタ)していき当該蓄積データ量が容量の半分に到達した場合には、FIFOバッファ71からのデータの読み出し処理を実施する(ステップS18)。そして、受信キャリア検出信号がオフ状態にならない限り、つまり受信キャリア検出信号がオン状態である間は、この読み出し処理を繰り返して行う(ステップS19)。なお、この読み出し処理の実施中にFIFOバッファ71内のデータ蓄積量が容量の半分未満になったとしても、FIFOバッファ71からの読み出し処理を禁止せずに、この読み出し処理を繰り返して行う。受信キャリア検出信号がオフ状態になった場合には、FIFOバッファ71をリセット処理する(ステップS14)。
ここで、本例のような無線受信システム41においても、例えば、図4を参照して無線送信システム1について述べたのと同様な効果を得ることができる。
以上のように、本例の無線受信システム41では、非同期バッファであるFIFOバッファ71がリセット状態から解除されるとFIFOバッファ71のデータ蓄積量がバッファ容量の1/2になるまでデータを蓄積させてから通信(本例では、FIFOバッファ71からの読み出し処理)を開始することや、受信キャリア検出信号に基づいてFIFOバッファ71をリセット処理することが行われる。
従って、本例の無線受信システム41では、非同期システム41、42間をデジタル伝送路43で接続して音声信号などの情報を送受信する(本例では、無線受信システム41から外部システム42への方向で通信する)に際して、伝送する音声信号などの情報について、各システム41、42間のクロック及びサンプリングレートの違いにより途切れ等の異常通信が発生することを防止することができる。
また、本例のようなFIFOバッファ71やFIFO出力制御部72の回路は、例えばFPGA(Field Programmable Gate Array)などのプログラマブルロジックIC(Integrated Circuit)を用いて容易に構成することが可能である。この場合、FIFOバッファ71について、バッファ容量のカスタマイズやバッファの制御などはプログラムを書き換えるのみで対応可能であり、ハードウエア的に影響が少なく効率的に実現することができる。
このように、本例では、簡易な構成により、非同期システム41、42間の非同期バッファ(本例では、FIFOバッファ71)を適切に制御することができる。
なお、本例の無線受信システム41では、無線により受信されるデータをFIFOバッファ71へ書き込んで当該FIFOバッファ71から当該データを読み出して外部システム42へ送信する構成において、受信信号から取得される受信キャリア検出信号に基づいてFIFO出力制御部72が受信する状態であるか否かを判定する機能により通信状態判定手段が構成されており、FIFOバッファ71から入力される情報に基づいてFIFO出力制御部72がFIFOバッファ71内のデータ蓄積量が(容量/2)以上であるか否かを判定する機能によりバッファ量判定手段が構成されており、これらの判定結果に基づいてFIFO出力制御部72がFIFOバッファ71からのデータの読み出し処理などを制御する機能によりバッファ制御手段が構成されている。
ここで、本発明に係るシステムや装置などの構成としては、必ずしも以上に示したものに限られず、種々な構成が用いられてもよい。また、本発明は、例えば、本発明に係る処理を実行する方法或いは方式や、このような方法や方式を実現するためのプログラムや当該プログラムを記録する記録媒体などとして提供することも可能であり、また、種々な装置やシステムとして提供することも可能である。
また、本発明の適用分野としては、必ずしも以上に示したものに限られず、本発明は、種々な分野に適用することが可能なものである。
また、本発明に係るシステムや装置などにおいて行われる各種の処理としては、例えばプロセッサやメモリ等を備えたハードウエア資源においてプロセッサがROM(Read Only Memory)に格納された制御プログラムを実行することにより制御される構成が用いられてもよく、また、例えば当該処理を実行するための各機能手段が独立したハードウエア回路として構成されてもよい。
また、本発明は上記の制御プログラムを格納したフロッピー(登録商標)ディスクやCD(Compact Disc)−ROM等のコンピュータにより読み取り可能な記録媒体や当該プログラム(自体)として把握することもでき、当該制御プログラムを当該記録媒体からコンピュータに入力してプロセッサに実行させることにより、本発明に係る処理を遂行させることができる。
本発明の第1実施例に係る無線通信システムの構成例を示す図である。 データ入力部の構成例を示す図である。 FIFO出力制御部により行われる処理の手順の一例を示す図である。 周波数誤差と非同期発生間隔と非同期異常発生までの時間との対応の一例を示す図である。 本発明の第2実施例に係る無線通信システムの構成例を示す図である。 データ出力部の構成例を示す図である。 FIFO出力制御部により行われる処理の手順の一例を示す図である。
符号の説明
1・・無線送信システム、 2、42・・外部システム、 3・・デジタル伝送路、 11・・デジタル入力部、 12、22、52、61・・クロック生成部、 13・・データ入力部、 14・・変調処理部、 15、53・・周波数変換部、 16、51・・アンテナ、 21・・マイク、 23・・A/D変換部、 31、71・・FIFOバッファ、 32、72・・FIFO出力制御部、 41・・無線受信システム、 54・・復調処理部、 55・・データ出力部、 56・・デジタル出力部、 62・・D/A変換部、 63・・スピーカ、

Claims (1)

  1. 受信したデータをバッファへ書き込んで当該バッファから当該データを読み出して送信する通信システムにおいて、
    通信する状態であるか或いは通信しない状態であるかを判定する通信状態判定手段と、
    前記バッファに書き込まれているデータの量が当該バッファの容量に対して所定の割合以上であるか否か或いは当該所定の割合を超えるか否かを判定するバッファ量判定手段と、
    前記通信状態判定手段によって通信する状態であるか或いは通信しない状態であるかを判定した結果と前記バッファ量判定手段によって前記バッファに書き込まれているデータの量が当該バッファの容量に対して所定の割合以上であるか否か或いは当該所定の割合を超えるか否かを判定した結果に応じて前記バッファからのデータの読み出しを制御するバッファ制御手段と、
    を備え
    前記バッファ制御手段は、前記通信状態判定手段により通信しない状態であることが判定された場合に前記バッファに書き込んであるデータを消去し、
    前記バッファ制御手段は、前記通信状態判定手段により通信する状態であることが判定され且つ前記バッファ量判定手段により前記バッファに書き込まれているデータの量が当該バッファの容量に対して前記所定の割合以上であること或いは前記所定の割合を超えることが判定された場合に前記バッファに書き込まれたデータを読み出す処理を実行し、
    前記バッファ制御手段は、前記通信状態判定手段により通信する状態であることが判定され且つ前記バッファ量判定手段により前記バッファに書き込まれているデータの量が当該バッファの容量に対して前記所定の割合未満であることが判定された場合に前記バッファからのデータの読み出し処理を禁止し、前記バッファに書き込まれているデータの量が当該バッファの容量に対して前記所定の割合に達するまで待機する、
    ことを特徴とする通信システム。
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