JP4211928B2 - 通信モジュール、これを有する再生装置、ナビゲーション装置及びディスプレイ装置 - Google Patents

通信モジュール、これを有する再生装置、ナビゲーション装置及びディスプレイ装置 Download PDF

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Description

本発明は、通信モジュール、これを有する再生装置、ナビゲーション装置及びディスプレイ装置に関し、特にIEEE1394を介してコンテンツを入出力する通信モジュール、これを有する再生装置、ナビゲーション装置及びディスプレイ装置に関する。
従来、音声のデジタル転送には、SPDIF(SONY/Philips Digital Interface Format)等の同期式通信が使用されていた。このため、音声データの転送時にクロックの同期はずれ状態を容易に検出することができた。同様に、同期式通信ではクロックの同期はずれ状態からの回復を容易に検出することができた。このような理由により、同期式通信を使用した音声データのデジタル転送では、通信上のエラーに対して最小限の時間でミュートを解除することが可能であった。
また近年、安価で高速且つリアルタイム転送に適したデジタルインタフェースとして、IEEE1394高速シリアルバス(以下、IEEE1394と略す)が注目されている。
IEEE1394は、データ転送速度が100Mbps,200Mbps,400Mbpsと高速であり、また、プラグアンドプレイやホットプランギングに対応しているという特徴を有する。更に、IEEE1394では、ビデオや音声等のデータを転送するための帯域が確保されており、これらデータのリアルタイム転送を可能にする機能(アイソクロナス・データ転送)が備えられているという特徴も有する。
例えば以下に示す特許文献1には、アイソクロナス・データ転送を利用した技術が開示されている。また、図7を用いて従来技術によるIEEE1394の通信モジュール部110を説明する。
図7に示すように、通信モジュール部110は、FIFO(First-In First-Out)と1394送受信部112と1394エラー検出部113とミュート制御部115と音声ミュート出力回路116とを有する。
1394送受信部112は、1394バス120とアイソクロナス・パケットの送受信を行う。1394送受信部112は、受信したアイソクロナス・パケットからコンテンツデータを抽出し、これを再構築する。その後、1394送受信部112は、再構築したコンテンツデータをFIFO111に入力する。また、1394送受信部112は、受信したアイソクロナス・パケットから1394ヘッダ及びヘッダのCRC符号Header_CRCを除去し、得られたパケットを1394エラー検出部113に入力する。
FIFO111は入力されたコンテンツデータを順次バッファリングする。また、FIFO111は、1394送受信部112から1394バス120へ出力するデータも一時バッファリングする。尚、以降では、コンテンツデータが音声データである場合を例に挙げて説明する。
一方、1394エラー検出部113は、入力されたパケットに含まれるCRC符号Data_CRCを用いて、このパケットに含まれるエラーをチェックする。1394エラー検出部113は上記チェックでエラーを検出すると、このことをミュート制御部115に通知する。
ミュート制御部115は、1394エラー検出部113からエラー検知が通知されると、音声ミュート出力回路116を介して音声DAC(Digital Analog Converter)131をミュート状態に制御する(これをミュート処理という)。その後、ミュート制御部115は、1394エラー検出部113からエラー検出が一定期間通知されないことに基づいて、ミュートを解除する。
特開2002−353971号公報
しかしながら、上記従来の構成では、ミュート解除条件である一定期間が最大のデータレートを想定した期間であるため、例えばデータレートの低いコンテンツに対しては必要以上にミュート処理を施すことになっていた。これは音切れや映像のブラックアウト等の不具合を生じさせるため、ユーザの快適性が損なわれてしまうという問題を生じさせていた。
そこで本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、ユーザの快適性を損なうことなくミュートを行うことが可能な通信モジュール、これを有する再生装置、ナビゲーション装置及びディスプレイ装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、非同期通信方式のネットワークから受信したコンテンツを一時保持する保持手段と、前記コンテンツに含まれるエラーを検出するエラー検出手段と、前記保持手段にデータが滞在する時間を算出するデータ滞在時間算出手段と、前記エラー検出手段でエラーが検出された際に前記コンテンツの再生をミュート状態とするミュート制御手段とを有し、前記ミュート制御手段が前記データ滞在時間算出手段で算出された前記データが滞在する時間に基づいて前記ミュート状態とする時間を制御するように構成される。データが保持手段に滞在する時間に基づいてミュート状態とする時間を制御することで、必要以上にミュート処理が行われることを回避でき、音切れや映像のブラックアウト等の発生を低減することが可能となる。すなわち、ユーザの快適性を損なうことなくミュートを行うことが可能となる。
また、本発明は、前記データ滞在時間算出手段が前記コンテンツのデータレートと前記保持手段の容量、制御方法、空き容量の推移の少なくとも1つとに基づいて前記データが滞在する時間を算出するように構成することもできる。
また、本発明は、前記コンテンツのフォーマットを判別するフォーマット判別手段を有し、前記ミュート制御手段が前記コンテンツのフォーマットに応じて異なる制御を実行するように構成することもできる。例えばエラーが含まれる音声データをそのまま再生すると、ユーザの聴覚に傷つけたり、スピーカ等の機材を破損する恐れがあるが、多少のエラーが含まれている映像データを再生しても、ユーザに障害を及ぼしたり、ディスプレイ等の表示装置を破損するという問題は生じない。そこで本発明のように、コンテンツの種類、例えば音声データであるか映像データであるかに応じてミュート処理を切り替えることで、的確なミュート処理を実行するように構成できる。
例えば前記したミュート制御手段は、前記コンテンツが音声データである場合、エラーが検出された度に前記コンテンツの再生をミュート状態とし、前記コンテンツが映像データである場合、前記データが滞在する時間に応じて期間を設定し、該期間内に検出されたエラーの数に基づいて前記コンテンツの再生をミュート状態とするように構成することもできる。
また、前記した保持手段は先入れ先出し方式のバッファであってもよい。更に、前記した非同期通信方式のネットワークはIEEE1394高速シリアルバスであってもよい。
また、前記したミュート制御手段は、前記データが滞在する時間が短い場合よりも長い場合に、前記ミュート状態とする時間が長くなるように制御することが好ましい。
また、本発明による再生装置は、上記した通信モジュールと、該通信モジュールで受信したコンテンツをアナログデータに変換するコンバータとを有し、前記コンバータが前記ミュート制御手段によりミュート状態に制御されるように構成される。データが保持手段に滞在する時間に基づいてミュート状態とする時間を制御することで、必要以上にミュート処理が行われることを回避でき、音切れや映像のブラックアウト等の発生が低減された再生装置を実現できる。すなわち、ユーザの快適性を損なうことなくミュートを行うことが可能な再生装置を実現できる。
また、本発明によるナビゲーション装置は、上記した通信モジュールと、該通信モジュールで受信したコンテンツをアナログデータに変換するコンバータとを有し、前記コンバータが前記ミュート制御手段によりミュート状態に制御されるように構成される。データが保持手段に滞在する時間に基づいてミュート状態とする時間を制御することで、必要以上にミュート処理が行われることを回避でき、音切れや映像のブラックアウト等の発生が低減されたナビゲーション装置を実現できる。すなわち、ユーザの快適性を損なうことなくミュートを行うことが可能なナビゲーション装置を実現できる。
また、本発明によるディスプレイ装置は、上記した通信モジュールと、該通信モジュールで受信したコンテンツをアナログデータに変換するコンバータとを有し、前記コンバータが前記ミュート制御手段によりミュート状態に制御されるように構成される。データが保持手段に滞在する時間に基づいてミュート状態とする時間を制御することで、必要以上にミュート処理が行われることを回避でき、音切れや映像のブラックアウト等の発生が低減されたディスプレイ装置を実現できる。すなわち、ユーザの快適性を損なうことなくミュートを行うことが可能なディスプレイ装置を実現できる。
本発明によれば、ユーザの快適性を損なうことなくミュートを行うことが可能な通信モジュール、これを有する再生装置、ナビゲーション装置及びディスプレイ装置を実現することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
まず、本発明による実施例1について図面を用いて詳細に説明する。尚、以下の説明では、IEEE1394を適用した場合について例を挙げるが、本発明ではこれに限定されず、非同期通信方式であり、且つ送受信したパケットからコンテンツのデータレートを特定することが可能な通信方式であれば、如何なるものも適用することができる。
図1は、実施例1による通信モジュール部10の構成を示すブロック図である。図1に示すように、通信モジュール部10は、FIFO11と1394送受信部12と1394エラー検出部13とデータレート検出部14とミュート制御部15と音声ミュート出力回路16と映像ミュート出力回路17とを有する。
1394送受信部12は、1394バス20とアイソクロナス・パケットの送受信を行う。ここで、アイソクロナス・パケットの構造を図2に示す。図2に示すように、アイソクロナス・パケットは主として1394ヘッダとヘッダのCRC符号Header_CRCとCIPヘッダ1及び2とデータDataとデータのCRC符号Data_CRCとを含んで構成される。本実施例では、上記構造におけるCIPヘッダ2とデータDataとCRC符号Data_CRCとを使用する。データDataは音声データや映像データ等のコンテンツデータが格納される領域である。CRC符号Data_CRCはこのコンテンツのエラーをチェックするための符号である。CIPヘッダ2は、‘FMT’と‘FDF’とを含む。‘FMT’はデータDataのフォーマットIDを表している。‘FDF’は‘FMT’で定義されたアプリケーションで使用される領域であり、例えばデータ転送に使用するチャネルの数やサンプリング周波数等のようなデータレートを特定するために必要な情報を格納する。
図1に戻って説明する。1394送受信部12は、受信したアイソクロナス・パケットからコンテンツデータを抽出し、これを再構築する。その後、1394送受信部12は、再構築したコンテンツデータをFIFO11に入力する。また、1394送受信部12は、受信したアイソクロナス・パケットから1394ヘッダ及びヘッダのCRC符号Header_CRCを除去し、得られたパケットを1394エラー検出部13及びデータレート検出部14に入力する。
FIFO11はコンテンツの保持手段であり、先入れ先出し方式のバッファである。従って、FIFO11は入力されたコンテンツデータを順次バッファリングする。また、FIFO11は、1394送受信部12から1394バス20へ出力するデータも一時バッファリングする。尚、以降では、コンテンツデータが音声データである場合を例に挙げて説明する。
FIFO11は、自己が持つ機能により、自己の容量や制御方法や蓄積したデータ量の推移状態を管理することができる。本実施例において、FIFO11が管理した内容はデータレート検出部14に通知される。
ここで、FIFO11が自己に蓄積されたデータ量の推移状態を管理する際の動作について説明する。図3は、FIFO11のデータ領域(但し、仮想アドレス空間)を示す図である。FIFO11に蓄積されたデータは実メモリ空間と共に仮想アドレス空間で管理される。FIFO11の管理機能は、例えば1つのコンテンツ(音声データ/映像データ)毎に蓄積されたデータ量の推移状態を、コンテンツの最後尾アドレス(仮想アドレス)を監視することで検知する。また、検知したデータ量の推移状態は、コンテンツ毎にミュート制御部15に通知される。
一方、1394エラー検出部13は、入力されたパケットに含まれるCRC符号Data_CRCを用いて、このパケットに含まれるエラーをチェックする。1394エラー検出部13は上記チェックでエラーを検出すると、このことをミュート制御部15に通知する。
また、データレート検出部14は、入力されたパケットの‘FDF’に含まれたチャネル数やサンプリング周波数等に基づいてデータレートを検出する。尚、‘FDF’は、上述のように‘FMT’で定義されたアプリケーションで使用される領域であり、例えばデータ転送に使用するチャネルの数やサンプリング周波数等のようなデータレートを特定するために必要な情報を格納する。‘FMT’はデータのフォーマットIDを格納する。また、データレート検出部14は、検出したデータレートと、現在使用しているFIFO11のレートコントロールとに基づいて、FIFO11内部にデータが滞在する時間(これをデータ滞在時間という)を算出する。すなわち、データレート検出部14は、FIFO11にデータが滞在する時間を算出する手段として機能する。尚、FIFO11のレートコントロールとは、FIFO11の容量や制御方法、若しくは空き容量の推移状態等を指す。データレート検出部14は、データ滞在時間を算出すると、これをミュート制御部15へ通知する。
ミュート制御部15は、1394エラー検出部13からエラー検知が通知されると、音声ミュート出力回路16を介して音声DAC(Digital Analog Converter)31をミュート状態に制御する(ミュート処理)。この際、ミュート制御部15は、データレート検出部14から通知されたデータ滞在時間に基づいて、ミュート状態とする時間(以下、ミュート継続時間という)を設定しておく。例えばミュート制御部15は、データレートが10Kbpsである場合、ミュート継続時間を1n(ナノ)sとし、100Kbpsである場合、ミュート継続時間を0.5nsとし、1Mbpsである場合、ミュート継続時間を0.25nsとする。但し、一般的にデータレートが大きい場合、データ滞在時間は短い。従って、本実施例では、データ滞在時間が短い場合よりも長い場合に、ミュート継続時間が長くなるように設定されている。また、このミュート継続期間が経過すると、ミュート制御部15は、音声ミュート出力回路16を介して音声DAC31のミュート状態を解除する。
以上のようにミュート制御部15は、FIFO11にデータが滞在する時間に基づいてミュート継続時間を変更する。このようにデータ滞在時間に応じてミュート継続時間を設定することで、必要以上にミュート処理が行われることを回避でき、音切れ等の発生を低減することが可能となる。
また、コンテンツデータが映像データである場合を以下に説明する。ミュート制御部15には、音声データである場合と同様に、エラー検知とデータ滞在時間とが通知される。ミュート制御部15は、データ滞在時間毎にある期間(これを映像エラー検出期間という)を設定し、この期間内に所定の数以上のエラーが含まれていた場合のみ、映像ミュート出力回路17を介して映像DAC32をミュート状態に制御する。例えばミュート制御部15は、データレートが10Kbpsである場合、映像エラー検出期間を10sとし、100Kbpsである場合、映像エラー検出期間を5sとし、1Mbpsである場合、映像エラー検出期間を2.5sとし、この期間内に予め設定しておいた所定の数以上のエラーが含まれている場合にミュート処理を実行する。尚、映像DAC32に対するミュート処理は、固定された期間であってもデータ滞在時間毎に異なる期間であってもよい。また、コンテンツデータの種別の判定は、音声データであるか映像データであるかは、データレート検出部14がCIPヘッダ2の‘FMT’を参照することで実行される。すなわち、データレート検出部14はコンテンツデータのフォーマットを判別する手段としても機能する。判別されたフォーマットはミュート制御部15に通知される。
以上の構成において、データレート検出部14とミュート制御部15とは、例えばCPU(Central Processing Unit)等のような情報処理装置で実現される。尚、これらを実現するためのプログラムは予め通信モジュール部10内部に設けられたROM(Read Only Memory)等の記憶手段に記憶されており、必要に応じて読み出されて実行される。
次に、本実施例による通信モジュール部10の動作について図面と共に詳細に説明する。但し、以下の説明では、コンテンツデータが音声データ又は映像データである場合について例を挙げる。
図4は通信モジュール部10の動作を示すフローチャートである。図4に示すように、通信モジュール部10は、アイソクロナス・パケットを受信すると(ステップS11)、CIPヘッダ2の‘FDF’に含まれるチャネル数とサンプリング周波数とからデータレートを検出する(ステップS12)。この際、通信モジュール部10は、同じくCIPヘッダ2における‘FMT’を参照し、データのフォーマットを判別する(ステップS13)。次に通信モジュール部10は、データレートとFIFO11のレートコントロールとからデータの滞在時間を算出する(ステップS14)。尚、FIFO11のレートコントロールは先にデータレート検出部14に通知されている。
次に通信モジュール部10は、判別したフォーマットからデータが音声データであるか否かを判定し(ステップS15)、音声データであればステップS16へ移行する。また、音声データでない、すなわち映像データであればステップS20へ移行する。
ステップS16において、通信モジュール部10は、算出したデータ滞在時間からミュート継続時間を設定する(ステップS16)。その後、通信モジュール部10は、CRC符号Data_CRCを用いて音声データのエラーチェックを行う(ステップS17)。ステップS17の結果、エラーが検出された場合(ステップS17のYes)、通信モジュール部10はステップS16で設定したミュート継続時間に従ったミュート処理を設定し(ステップS18)、ステップS19へ移行する。尚、このミュート処理は、対象の音声データをFIFO11から読み出して音声DAC31に入力する際に同期して実行される。
また、ステップS17の結果、エラーが検出されない場合(ステップS17のNo)、通信モジュール部10はステップS19へ移行する。ステップS19において、通信モジュール部10は、同一パケットに対するエラーチェックを終了したか否かを判別し(ステップS19)、未終了の場合(ステップS19のNo)、ステップS17へ帰還してエラーチェックを行う。また、ステップS19の判別の結果、チェックが終了した場合(ステップS19のYes)、通信モジュール部10は処理を終了する。
一方、ステップS20において、通信モジュール部10は、算出したデータ滞在時間から映像エラー検出期間を設定する(ステップS20)。その後、通信モジュール部10は、CRC符号Data_CRCを用いて映像データのエラーチェックを行い(ステップS21)。ステップS21の結果、エラーが検出された場合(ステップS21のYes)、通信モジュール部10はミュート制御部15内のカウンタを1インクリメントし(ステップS22)、ステップS23へ移行する。尚、ミュート制御部15内のカウンタはソフトカウンタでもメカカウンタでもよい。
また、ステップS21の結果、エラーが検出されない場合(ステップS21のNo)、通信モジュール部10はステップS23へ移行する。ステップS23において、通信モジュール部10は、インクリメント後のカウント値が予め設定しておいた所定の数以上であるか否かを判定する(ステップS23)。この判定の結果、所定の数以上である場合(ステップS23のYes)、通信モジュール部10はミュート処理を設定し(ステップS24)、ステップS26へ移行する。また、ステップS23の判定の結果、所定の数未満である場合(ステップS23のNo)、通信モジュール部10は映像エラー検出期間が経過したか否かを判定する(ステップS25)。この判定の結果、映像エラー検出期間が経過した場合(ステップS25のNo)、通信モジュール部10はステップS26へ移行する。また、ステップS25の判定の結果、映像エラー検出期間が経過していない場合(ステップS25のNo)、通信モジュール部10はステップS21に帰還してエラーチェックを行う。
ステップS26に移行した通信モジュール部10は、カウンタをリセットし(ステップS26)、次に同一パケットに対するエラーチェックを終了したか否かを判定する(ステップS27)。この判定の結果、エラーチェックが未終了の場合(ステップS25のNo)、通信モジュール部10はステップS21へ帰還してエラーチェックを行う。また、ステップS27の判定の結果、チェックが終了した場合(ステップS27のYes)、通信モジュール部10は処理を終了する。
以上のように、本実施例によれば、コンテンツデータの種類、例えば音声データであるか映像データであるかに応じてミュート処理を切り替えることができる。例えば、エラーが含まれる音声データをそのまま再生すると、ユーザの聴覚に傷つけたり、スピーカ等の機材を破損する恐れがあるが、多少のエラーが含まれている映像データを再生しても、ユーザに障害を及ぼしたり、ディスプレイ等の表示装置を破損するという問題は生じない。本実施例は、このような場合に適用して的確なミュート処理を実行するように構成できる。
次に、本実施例による通信モジュール部10が適用される機器の例について、図面を用いて詳細に説明する。図5は、通信モジュール部10を車載用ナビゲーション装置40に適用した場合の例を示す図である。これを第1の例とする。また、図6は、通信モジュール部10をディスプレイ装置50に適用した例を示す図である。これを第2の例とする。
先ず、第1の例について説明する。図5に示すように、車載用ナビゲーション装置40は、本体41とDVD(Digital video disk)プレイヤ42とディスプレイ43とを有する。本体41とDVDプレイヤ42とは1394バス20を介して接続されている。また、本体41とディスプレイ43とは1394バス20を介して接続されている。
本体41はCPUやメモリやユーザインタフェース等の最低限ナビゲーション装置として必要な構成の他に、上記の通信モジュール部10と音声DAC31と映像DAC32とを含んで構成されている。通信モジュール部10には、1394バス20を介してDVDプレイヤ42が接続されている。但し、本実施例ではDVDプレイヤに限定されず、CD(Compact Disk)プレイヤやHDD(ハードディスクドライブ)やCDチェンジャや通信機器やカメラ等のマルチメディア機器であってもよい。
DVDプレイヤ42で読み取られたマルチメディア・データ(コンテンツデータ)はアイソクロナス・パケットとして通信モジュール部10へ入力される。通信モジュール部10は上述した動作に基づいてミュート処理を行いつつ、マルチメディア・データを本体41内部へ入力する。本体41は入力されたマルチメディア・データをディスプレイ43へ入力し、これを再生する。以上のように、音声DAC31や映像DAC32がナビゲーション装置本体41に組み込まれた構成では、これに本実施例の通信モジュール部10を組み込むことで、音切れや映像のブラックアウト等の発生を低減することができる。尚、本発明は、このような車載用ナビゲーション装置40に限らず、DVDやCD等の再生機能を有する装置、いわゆる再生装置であれば如何なるものも適用することができる。
次に、第2の例について説明する。図6に示すように、ディスプレイ装置50は通信モジュール部10を含み、1394バス20を介して例えばナビゲーション装置51と接続されている。また、ディスプレイ装置50には、音声DAC31及び映像DAC32も含まれている。
ナビゲーション装置51は表示再生するデータをアイソクロナス・パケットとしてディスプレイ装置50の通信モジュール部10へ入力する。通信モジュール部10は上述した動作に基づいてミュート処理を行いつつ、データをディスプレイ装置50内部へ入力する。ディスプレイ装置50は入力されたデータを表示再生する。以上のように、音声DAC31や映像DAC32がディスプレイ装置50に組み込まれた構成では、これに本実施例の通信モジュール部10を組み込むことで、音切れや映像のブラックアウト等の発生を低減することができる。
尚、上記実施例1は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、更に本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。
本発明の実施例1による通信モジュール部10の構成を示すブロック図である。 アイソクロナス・パケットの構造を示す図である。 FIFO11の仮想メモリ空間を示す図である。 本発明の実施例1による通信モジュール部10の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施例1による通信モジュール部10を適用した車載用ナビゲーション装置40の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例1による通信モジュール部10を適用したディスプレイ装置50の構成を示すブロック図である。 従来技術による通信モジュール部110の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 通信モジュール部
11 FIFO
12 1394送受信部
13 1394エラー検出部
14 データレート検出部
15 ミュート検出部
16 音声ミュート出力回路
17 映像ミュート出力回路
20 1394バス
31 音声DAC
32 映像DAC
40 車載用ナビゲーション装置
41 本体
42 DVDプレイヤ
43 ディスプレイ
50 ディスプレイ装置
51 ナビゲーション装置

Claims (10)

  1. 非同期通信方式のネットワークから受信したコンテンツを一時保持する保持手段と、
    前記コンテンツに含まれるエラーを検出するエラー検出手段と、
    前記保持手段にデータが滞在する時間を算出するデータ滞在時間算出手段と、
    前記エラー検出手段でエラーが検出された際に前記コンテンツの再生をミュート状態とするミュート制御手段とを有し、
    前記ミュート制御手段は、前記データ滞在時間算出手段で算出された前記データが滞在する時間に基づいて前記ミュート状態とする時間を制御することを特徴とする通信モジュール。
  2. 前記データ滞在時間算出手段は、前記コンテンツのデータレートと前記保持手段の容量、制御方法、空き容量の推移の少なくとも1つとに基づいて前記データが滞在する時間を算出することを特徴とする請求項1記載の通信モジュール。
  3. 前記コンテンツのフォーマットを判別するフォーマット判別手段を有し、
    前記ミュート制御手段は、前記コンテンツのフォーマットに応じて異なる制御を実行することを特徴とする請求項1記載の通信モジュール。
  4. 前記ミュート制御手段は、前記コンテンツが音声データである場合、エラーが検出された度に前記コンテンツの再生をミュート状態とし、前記コンテンツが映像データである場合、前記データが滞在する時間に応じて期間を設定し、該期間内に検出されたエラーの数に基づいて前記コンテンツの再生をミュート状態とすることを特徴とする請求項3記載の通信モジュール。
  5. 前記保持手段は先入れ先出し方式のバッファであることを特徴とする請求項1記載の通信モジュール。
  6. 前記非同期通信方式のネットワークはIEEE1394高速シリアルバスであることを特徴とする請求項1記載の通信モジュール。
  7. 前記ミュート制御手段は、前記データが滞在する時間が短い場合よりも長い場合に、前記ミュート状態とする時間が長くなるように制御することを特徴とする請求項1記載の通信モジュール。
  8. 請求項1から7の何れか1項に記載の前記通信モジュールと、
    前記通信モジュールで受信したコンテンツをアナログデータに変換するコンバータとを有し、
    前記コンバータは前記ミュート制御手段によりミュート状態に制御されることを特徴とする再生装置。
  9. 請求項1から7の何れか1項に記載の前記通信モジュールと、
    前記通信モジュールで受信したコンテンツをアナログデータに変換するコンバータとを有し、
    前記コンバータは前記ミュート制御手段によりミュート状態に制御されることを特徴とするナビゲーション装置。
  10. 請求項1から7の何れか1項に記載の前記通信モジュールと、
    前記通信モジュールで受信したコンテンツをアナログデータに変換するコンバータとを有し、
    前記コンバータは前記ミュート制御手段によりミュート状態に制御されることを特徴とするディスプレイ装置。
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