JP4680605B2 - バイオメトリクス情報登録方法,バイオメトリクス情報登録装置およびバイオメトリクス情報登録プログラム - Google Patents

バイオメトリクス情報登録方法,バイオメトリクス情報登録装置およびバイオメトリクス情報登録プログラム Download PDF

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本発明は,バイオメトリクス認証の技術に関するものであり,特に,バイオメトリクスによる本人認証をICカード等の携帯可能な記録媒体を用いて行う場合において,バイオメトリクス情報の登録処理を確実に行うためのバイオメトリクス情報登録方法,バイオメトリクス情報登録装置およびバイオメトリクス情報登録プログラムに関するものである。
バイオメトリクス認証とは,身体的な特徴(例えば,指紋,掌紋,手形,手のひら静脈,手の甲の静脈,虹彩,顔,音声等)や,身体的な特性(例えば,筆跡,打鍵等)など,個人に固有の情報を利用して本人認証を行う認証技術である。バイオメトリクス認証は,現在広く行われている暗証番号やパスワードに比べて原理的に“なりすまし”しにくいことを特徴とし,ネットワークを介した商取引時の本人認証や,施設などへの入場時の本人認証など,様々な状況での本人認証への利用が期待される。なお,以下では,身体的な特徴や身体的な特性などの個人に固有の情報を,バイオメトリクス情報と呼ぶ。
バイオメトリクス認証を用いた本人認証の技術として,携帯可能な記録媒体にその所有者のバイオメトリクス情報をあらかじめ登録しておき,本人認証が必要な場合に,その記録媒体に登録されたバイオメトリクス情報とその場で取得した所有者本人のバイオメトリクス情報とを比較し,本人認証を行う技術がある(例えば,特許文献1,特許文献2,特許文献3参照)。携帯可能な記録媒体としては,ICカードが多く用いられる。
図8は,金融機関におけるバイオメトリクス認証の運用手順の例を示す図である。図8を用いて,バイオメトリクス認証による本人認証の例を説明する。図8の例は,金融業務における本人認証にバイオメトリクス認証を用いた場合の例である。
まず,顧客が口座開設の申し込みを行うと(手順1),金融機関では,顧客ごとにユニークな情報である顧客番号,口座番号等の情報(以下,ICカード所有者情報という)を格納したICカードを発行し(手順2),そのICカードを顧客に郵送する(手順3)。
ICカードを受け取った顧客が(手順4),バイオメトリクス登録を行うために受け取ったICカードを持参して来店すると(手順5),金融機関では,その顧客のバイオメトリクス情報をICカードに登録し(手順6:バイオメトリクス登録処理),そのICカードを顧客に返却する(手順7)。
後日,その顧客が取引のためにICカードを持参して来店すると(手順8),金融機関では,来店した顧客から取得したバイオメトリクス情報とその顧客が持参したICカードに登録されたバイオメトリクス情報とを比較することにより,本人認証を行う(手順9:バイオメトリクス認証処理)。双方のバイオメトリクス情報が一致した場合に,取引が開始される(手順10)。
図9は,バイオメトリクス認証システムのハードウェア構成の例を示す図である。図9のバイオメトリクス認証システムは,コンピュータ端末103と,ICカードR/W装置101と,バイオメトリクス読取装置102とから構成される。なお,この例では,ICカードR/W装置101とバイオメトリクス読取装置102とは一体化されており,USBケーブルでコンピュータ端末103と接続されている。
ICカードR/W装置101は,差し込まれたICカード100に記録されたICカード所有者情報やバイオメトリクス情報を読み込み,差し込まれたICカード100にバイオメトリクス情報を書き込む。バイオメトリクス読取装置102は,ICカード100の所有者のバイオメトリクス情報を読み取る。なお,この例では,バイオメトリクス情報として“掌紋”を取得しているものとする。
コンピュータ端末103には,バイオメトリクス認証プログラム104が格納されている。バイオメトリクス認証プログラム104は,ICカードR/W装置101やバイオメトリクス読取装置102を制御し,バイオメトリクス登録処理やバイオメトリクス認証処理などの業務処理を実行する。
図10は,バイオメトリクス認証に関する業務処理の例を説明する図である。図10のバイオメトリクス認証に関する業務処理の例は,図9に示すバイオメトリクス認証システムによる業務処理の例である。図10(A),(B)は,バイオメトリクス登録処理(図8(手順6)参照)の例を示し,図10(C)は,バイオメトリクス認証処理(図8(手順9)参照)の例を示す。
バイオメトリクス登録処理は,発行されたICカード100を持参して来店した顧客(ICカード100の所有者)のバイオメトリクス情報をその持参したICカード100に登録する処理(図10(A)参照)と,その処理により登録されたバイオメトリクス情報とその顧客のバイオメトリクス情報とを即時に比較することにより,登録結果が妥当か否かを確認する処理(図10(B)参照)とからなる。
バイオメトリクス情報の登録時には,図10(A)に示すように,顧客が持参したバイオメトリクス情報が未登録のICカード100をICカードR/W装置101にセットし,その状態でバイオメトリクス読取装置102により顧客のバイオメトリクス情報(ここでは,“掌紋”)を取得し,取得したバイオメトリクス情報をICカード100に書き込む。このような処理により,ICカード100にその所有者(顧客)のバイオメトリクス情報が登録される。
引き続き,図10(B)に示すようなバイオメトリクス登録確認を行う。バイオメトリクス登録によりバイオメトリクス情報登録済となったICカード100がICカードR/W装置101にセットされた状態で,バイオメトリクス読取装置102により再び顧客のバイオメトリクス情報を取得する。取得したバイオメトリクス情報とICカード100に登録されたバイオメトリクス情報とを比較し,一致していれば,バイオメトリクス登録の処理が正常に行われたものと判断する。
バイオメトリクス認証処理は,取引のためにバイオメトリクス情報登録済のICカード100を持参して来店した顧客が本人であるかを確認する処理(図10(C)参照)である。
バイオメトリクス情報の認証時には,図10(C)に示すように,顧客が持参したバイオメトリクス情報登録済のICカード100をICカードR/W装置101にセットし,その状態でバイオメトリクス読取装置102により顧客のバイオメトリクス情報を取得し,取得したバイオメトリクス情報とICカード100に登録されたバイオメトリクス情報とが一致するかを比較する。一致していれば,来店した顧客がICカードの所有者本人であると判断する。
以上のようなバイオメトリクス登録処理,バイオメトリクス認証処理などの業務処理は,連続する複数のセションからなる場合がある。セションとは,ICカード100へのアクセス開始からアクセス終了までのひとかたまりの処理を言う。以下,連続する複数のセションからなる業務処理の例として,3つの連続するセションからなるバイオメトリクス登録処理の例をあげ,図11〜図13を用いて具体的に説明する。
図11は,ICカード所有者情報の取得を行うセションの例を説明する図である。図11において,オペレーション欄はオペレータやICカード100の所有者が行うオペレーションを示し,画面欄はコンピュータ端末103の表示装置に表示される画面を示し,処理欄はバイオメトリクス認証プログラム104により実行される処理を示す。
まず,コンピュータ端末103において,バイオメトリクス認証プログラム104が起動されると,コンピュータ端末103の表示装置に業務選択画面(画面a)が表示される。業務選択画面(画面a)において,オペレータが業務処理区分として“登録”を選択すると(オペレーションO100),登録画面(画面b)が表示され,バイオメトリクス登録処理が開始される。
ここで,業務選択画面(画面a)において,“認証”が選択されるとバイオメトリクス認証処理が開始され,“削除”が選択されるとバイオメトリクス削除処理(ICカード100に登録されたバイオメトリクス情報を削除する業務処理)が開始され,“終了”が選択されるとバイオメトリクス認証プログラム104が終了する。
次に,オペレータが「読取」ボタンを押下すると(オペレーションO101),バイオメトリクス認証プログラム104はICカード挿入待ちメッセージ表示の処理を行い(処理P100),コンピュータ端末103の表示装置に画面cが表示される。バイオメトリクス認証プログラム104は,ICカード挿入の監視を行う(処理P101)。このとき,ICカードR/W装置101にICカード100が挿入されたと同時にICカード100に電源が供給されるようにしておく。
オペレータがICカードR/W装置101にICカード100を挿入すると(オペレーションO102),バイオメトリクス認証プログラム104は,ICカード100へのアクセス処理を開始し(処理P102),ICカード100に記録されたICカード所有者情報を取得し(処理P103),ICカード100へのアクセス処理を終了する(処理P104)。続いてICカード所有者情報表示の処理を行い(処理P105),コンピュータ端末103の表示装置に画面dが表示される。
オペレータは,画面dのICカード所有者情報が来店したICカード100の所有者本人のものであるかを確認する(オペレーションO103)。ここで所有者本人のものであると判断されれば,バイオメトリクス情報の登録を行うセションに移行する。
図12は,バイオメトリクス情報の登録を行うセションの例を説明する図である。図12において,オペレーション欄はオペレータやICカード100の所有者が行うオペレーションを示し,画面欄はコンピュータ端末103の表示装置に表示される画面を示し,処理欄はバイオメトリクス認証プログラム104により実行される処理を示す。
まず,オペレータは,図11のオペレーションO103において画面dのICカード所有者情報が来店したICカード100の所有者本人のものであると判断すると,「実行」ボタンを押下する(オペレーションO104)。
バイオメトリクス認証プログラム104は,ICカード100へのアクセス処理を開始し(処理P106),バイオメトリクス情報の登録を要求する(処理P107)。このとき,コンピュータ端末103の表示装置の画面には,手のひら誘導メッセージが表示される(画面e)。
ICカード100の所有者がバイオメトリクス読取装置102に手のひらをかざすと(オペレーションO105),バイオメトリクス認証プログラム104は,バイオメトリクス読取装置102によって読み取られたICカード100の所有者のバイオメトリクス情報(この場合には“掌紋”)を取得し(処理P108),取得したバイオメトリクス情報をICカード100に書き込む(処理P109)。手のひらを「かざす」→「離す」を繰り返しながら(オペレーションO105),バイオメトリクス情報の取得(処理P108)・書込み(処理P109)を,規定回数(一般的には,3回程度)行う。
規定回数のバイオメトリクス情報の取得・書込みが終了すると,バイオメトリクス認証プログラム104は,登録完了メッセージ表示の処理を行い(処理P110),ICカード100へのアクセス処理を終了する(処理P111)。コンピュータ端末103の表示装置の画面には,登録完了のメッセージが表示される(画面f)。その後,バイオメトリクス情報の登録確認を行うセションに移行する。
図13は,バイオメトリクス情報の登録確認を行うセションの例を説明する図である。図13において,オペレーション欄はオペレータやICカード100の所有者が行うオペレーションを示し,画面欄はコンピュータ端末103の表示装置に表示される画面を示し,処理欄はバイオメトリクス認証プログラム104により実行される処理を示す。
まず,オペレータがバイオメトリクス情報の登録完了を確認して「OK」ボタンを押下すると(オペレーションO106),バイオメトリクス認証プログラム104は,ICカード100へのアクセス処理を開始し(処理P112),ICカード100に記録されたICカード所有者情報を取得し(処理P113),取得したICカード所有者情報表示の処理を行う(処理P114)。コンピュータ端末103の表示装置には登録確認画面(画面g)が表示され,オペレータは,その登録確認画面(画面g)に表示されたICカード所有者情報が来店したICカード100の所有者本人のものであるかを確認する(オペレーションO107)。
次に,バイオメトリクス認証プログラム104は,バイオメトリクス情報の照合を要求する(処理P115)。このとき,コンピュータ端末103の表示装置の画面には,手のひら誘導メッセージが表示される(画面h)。
ICカード100の所有者がバイオメトリクス読取装置102に手のひらをかざすと(オペレーションO108),バイオメトリクス認証プログラム104は,バイオメトリクス読取装置102によって読み取られたICカード100の所有者のバイオメトリクス情報と,ICカードR/W装置101に挿入されているICカード100に登録されたバイオメトリクス情報との照合を行い,その照合結果を得る(処理P116)。
バイオメトリクス認証プログラム104は,照合結果ランプを点灯する処理を行い(処理P117),照合結果メッセージを表示する処理を行う(処理P118)。コンピュータ端末103の表示装置の画面には,照合結果メッセージが表示される(画面i)。なお,画面iの照合結果メッセージの例は,照合が成功した場合の例である。また,照合結果ランプは,例えば,バイオメトリクス読取装置102に備えられ,照合成功時には緑色に点灯し,照合失敗時にはアンバーに点灯する。
照合結果を確認したオペレータが「OK」ボタンを押下すると(オペレーションO109),バイオメトリクス認証プログラム104は,照合結果ランプを消灯する処理を行い(処理P119),ICカード100へのアクセス処理を終了し(処理P120),ICカード100への電源の供給をOFFにする(処理P121)。また,コンピュータ端末103の表示装置の画面が登録画面(画面j)となり,ICカードR/W装置101からICカード100が返却される(オペレーションO110)。
オペレータが「終了」ボタンを押下すると(オペレーションO111),コンピュータ端末103の表示装置には,業務選択画面(画面k)が表示される。
このように,図11〜図13の例に示すバイオメトリクス登録処理は,ICカード所有者情報の取得を行うセション,バイオメトリクス情報の登録を行うセション,バイオメトリクス情報の登録確認を行うセションの3つの連続するセションから成り立っている。
特開2001−67399号公報 特開2001−76270号公報 特開2003−296766号公報
図11〜図13の例に示すバイオメトリクス登録処理において,ICカードR/W装置101に挿入されたICカード100へのアクセスは常に良好な状態にあるわけではなく,接触不良等により,ICカード100へのアクセス・エラーが発生する場合がある。ICカード100の接触不良は,すぐに回復する場合もあれば,回復に時間がかかったり,回復されない場合もある。
ICカード100の接触不良等が発生する理由としては,
(1)ICカード100の接触面に小さいほこりがついている,
(2)ICカード100やICカードR/W装置101に損傷がある,
(3)ICカード100がICカードR/W装置101から抜き取られている,
などが考えられる。
理由(1),理由(2)などの場合には,そのほこりや損傷の程度によっては,早い回復が期待できる。また,理由(3)などの場合には,再びICカードR/W装置101にICカード100が差し込まれれば,すぐに回復することができる。
ICカード100の接触不良がICカード100へのアクセス処理の開始時までに回復しないような場合には,業務処理の継続が不可となり,業務処理がエラー停止してしまう可能性がある。しかし,ICカード100へのアクセス処理の開始時までにICカード100の接触不良が回復すれば,業務処理の継続が可能である。
上記理由(1),理由(2)などによる接触不良の場合には,ICカード100へのアクセス処理の開始時までに回復していれば基本的には問題なく業務処理の継続が可能であるが,データを正しく読み取れずに誤ったデータを取得してしまう可能性もある。また,上記理由(3)による接触不良の場合には,ICカード100のすり替えが発生している可能性があり,たとえICカード100へのアクセス処理の開始時までに回復していたとしても,セキュリティ上の問題が発生している可能性がある。ICカードR/W装置101が差込型である場合などには,業務処理中であっても容易にICカードR/W装置101からICカード100を取り出せるタイミングがある。
例えば,あるセションから次のセションに移行する間,すなわち,図11〜図13の例において,図11に示すICカード所有者情報の取得を行うセションから図12に示すバイオメトリクス情報の登録を行うセションに移行する間(図11の処理P104〜図12の処理P106の間)や,図12に示すバイオメトリクス情報の登録を行うセションから図13に示すバイオメトリクス情報の登録確認を行うセションに移行する間(図12の処理P111〜図13の処理P112の間)では,ICカードR/W装置101からICカード100を取り出すことが可能であり,その間にICカード100のすり替えが行われている可能性がある。
本発明は,上記の問題点の解決を図り,連続する複数のセションからなる業務処理において,誤ったデータの取得やICカードのすり替え発生などの可能性を判断し,その業務処理を中断する必要があるか否かを適切に判断する技術を提供することを目的とする。
本発明は,上記の課題を解決するため,携帯可能な記録媒体を用いたバイオメトリクス認証を利用する業務処理を行うためのバイオメトリクス認証システムにおいて,記録媒体にバイオメトリクス情報を登録するバイオメトリクス情報登録方法であって,バイオメトリクス情報登録処理の開始時における第1のセション時に,バイオメトリクス認証システムに装着される携帯可能な記録媒体から,携帯可能な記録媒体の所有者を一意に認識する情報である所有者情報を取得し,取得された所有者情報をバイオメトリクス認証システム内に保持する過程と,記録媒体にバイオメトリクス情報を書き込む第2のセション時に,記録媒体から所有者情報を取得し,取得された所有者情報とバイオメトリクス認証システム内に保持された所有者情報とが一致するかを確認し,一致する場合には記録媒体の所有者のバイオメトリクス情報をバイオメトリクス読取装置から取得し,取得されたバイオメトリクス情報を記録媒体に書き込み,一致しない場合にはエラーを通知する過程と,バイオメトリクス情報の登録を確認する第3のセション時に,記録媒体から所有者情報を取得し,取得された所有者情報とバイオメトリクス認証システム内に保持された所有者情報とが一致するかを確認し,一致しない場合にはエラーを通知し,一致する場合には,さらに,記録媒体の所有者のバイオメトリクス情報をバイオメトリクス読取装置から取得し,取得されたバイオメトリクス情報と,記録媒体に書き込まれたバイオメトリクス情報とが一致するかを確認し,一致する場合にはバイオメトリクス情報が一致することを通知し,一致しない場合にはエラーを通知する過程とを有することを特徴とする。
これによって,ICカード等の携帯可能な記録媒体に記録された所有者情報がバイオメトリクス情報登録処理のセション間において異なる場合を検出することができるようになり,登録の確認も確実にできるようになる。
以上の各過程による処理は,コンピュータとソフトウェアプログラムとによって実現することができ,そのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録することも,ネットワークを通して提供することも可能である。
本発明によって,複数のセションに跨る一連の業務処理において,その業務処理の最初のセションで取得したICカード所有者情報を保持しておき,それ以降のセション時にICカードから取得したICカード所有者情報と保持されている最初のセションで取得したICカード所有者情報とを比較確認することにより,誤ったデータの取得やICカードのすり替え発生などを検出することが可能となり,業務処理を中断する必要があるか否かを適切に判断することが可能となる。
以下,本発明の実施の形態について,図を用いて説明する。
図1は,本発明の実施の形態におけるバイオメトリクス認証システムの構成例を示す図である。図1の例に示すバイオメトリクス認証システムは,コンピュータ端末1,ICカードR/W装置101,バイオメトリクス読取装置102から構成される。
ICカードR/W装置101は,図9に示すものと同様に,差し込まれたICカード100に記録されたICカード所有者情報やバイオメトリクス情報を読み込み,差し込まれたICカード100にバイオメトリクス情報を書き込む。
バイオメトリクス読取装置102は,図9に示すものと同様に,ICカード100の所有者のバイオメトリクス情報を読み取る。なお,本実施の形態では,バイオメトリクス情報として“掌紋”を用いるものとする。
コンピュータ端末1は,業務処理を遂行するためのアプリケーションプログラムが動作する装置であり,ICカードR/W装置101,バイオメトリクス読取装置102を制御し,バイオメトリクス登録処理,バイオメトリクス認証処理などを行うバイオメトリクス認証プログラム10を備える。
バイオメトリクス認証プログラム10は,ICカード情報入出力部11,バイオメトリクス情報入力部12,バイオメトリクス登録処理部13,バイオメトリクス認証処理部14から構成される。バイオメトリクス登録処理部13およびバイオメトリクス認証処理部14は,複数セション間でICカード所有者情報を引き継ぐためのICカード所有者情報記憶部15を用いる。
バイオメトリクス登録処理部13およびバイオメトリクス認証処理部14における業務継続判断処理部16,17は,業務処理が複数セションにわたる部分の2回目以降のセションにおいて業務処理を継続するか中断するかを判断するものである。
ICカード情報入出力部11は,ICカードR/W装置101がICカード100から読み取ったICカード所有者情報やバイオメトリクス情報などを入力し,ICカード100に書き込むバイオメトリクス情報などを出力する。
バイオメトリクス情報入力部12は,バイオメトリクス読取装置102が読み取ったICカード100の所有者のバイオメトリクス情報を入力する。
バイオメトリクス登録処理部13は,バイオメトリクス情報の登録時に,バイオメトリクス情報入力部12から受け取ったICカード100の所有者のバイオメトリクス情報を,ICカード情報入出力部11に送り,バイオメトリクス情報の登録確認時に,バイオメトリクス情報入力部12から受け取ったICカード100の所有者のバイオメトリクス情報と,ICカード情報入出力部11から受け取ったICカード100から読み取ったバイオメトリクス情報とを比較確認する。
なお,バイオメトリクス登録処理部13は,バイオメトリクス情報の登録からバイオメトリクス情報の登録確認までの一連の業務処理の最初のセション時(ICカード100へのアクセス開始時)に,ICカード情報入出力部11から受け取ったICカード所有者情報をICカード所有者情報記憶部15に格納する。
バイオメトリクス認証処理部14は,バイオメトリクス情報入力部12から受け取ったICカード100の所有者のバイオメトリクス情報と,ICカード情報入出力部11から受け取ったICカード100から読み取ったバイオメトリクス情報とを比較確認する。
なお,バイオメトリクス認証処理部14は,バイオメトリクス情報の認証の一連の業務処理の最初のセション時(ICカード100へのアクセス開始時)に,ICカード情報入出力部11から受け取ったICカード所有者情報をICカード所有者情報記憶部15に格納する。
以下,バイオメトリクス認証における複数のセションに跨る一連の業務処理の例として,バイオメトリクス登録処理の例について,図2〜図4を用いて説明する。図2〜図4の例は,上述の図11〜図13の例と同様に,3つの連続するセションからなるバイオメトリクス登録処理の例である。
図2は,本実施の形態におけるICカード所有者情報の取得を行うセションの例を説明する図である。図2において,オペレーション欄はオペレータやICカード100の所有者が行うオペレーションを示し,画面欄はコンピュータ端末1の表示装置に表示される画面を示し,処理欄はバイオメトリクス認証プログラム10により実行される処理を示す。
まず,コンピュータ端末1において,バイオメトリクス認証プログラム10が起動されると,コンピュータ端末1の表示装置に業務選択画面(画面A)が表示される。業務選択画面(画面A)において,オペレータが業務処理区分として“登録”を選択すると(オペレーションO10),登録画面(画面B)が表示され,バイオメトリクス登録処理が開始される。
ここで,業務選択画面(画面A)において,“認証”が選択されるとバイオメトリクス認証処理が開始され,“削除”が選択されるとバイオメトリクス削除処理(ICカード100に登録されたバイオメトリクス情報を削除する業務処理)が開始され,“終了”が選択されるとバイオメトリクス認証プログラム10が終了する。
次に,オペレータが「読取」ボタンを押下すると(オペレーションO11),バイオメトリクス認証プログラム10はICカード挿入待ちメッセージ表示の処理を行い(処理P10),コンピュータ端末1の表示装置に画面Cが表示される。バイオメトリクス認証プログラム10は,ICカード挿入の監視を行う(処理P11)。このとき,ICカードR/W装置101にICカード100が挿入されたと同時にICカード100に電源が供給されるようにしておく。
オペレータがICカードR/W装置101にICカード100を挿入すると(オペレーションO12),バイオメトリクス認証プログラム10は,ICカード100へのアクセス処理を開始し(処理P12),ICカード100に記録されたICカード所有者情報を取得し(処理P13),その取得したICカード所有者情報をICカード所有者情報記憶部15に格納し(処理P14),ICカード100へのアクセス処理を終了する(処理P15)。続いてICカード所有者情報表示の処理を行い(処理P16),コンピュータ端末1の表示装置に画面Dが表示される。
オペレータは,画面DのICカード所有者情報が来店したICカード100の所有者本人のものであるかを確認する(オペレーションO13)。ここで所有者本人のものであると判断されれば,バイオメトリクス情報の登録を行うセションに移行する。
図3は,本実施の形態におけるバイオメトリクス情報の登録を行うセションの例を説明する図である。図3において,オペレーション欄はオペレータやICカード100の所有者が行うオペレーションを示し,画面欄はコンピュータ端末1の表示装置に表示される画面を示し,処理欄はバイオメトリクス認証プログラム10により実行される処理を示す。
まず,オペレータは,図2のオペレーションO13において画面DのICカード所有者情報が来店したICカード100の所有者本人のものであると判断すると,「実行」ボタンを押下する(オペレーションO14)。
バイオメトリクス認証プログラム10は,ICカード100へのアクセス処理を開始し(処理P17),ICカード100に記録されたICカード所有者情報を取得し(処理P18),その取得したICカード所有者情報とICカード所有者情報記憶部15に格納されているICカード所有者情報とが一致するかを確認する(処理P19)。
ここで,バイオメトリクス認証プログラム10は,処理P19においてICカード100から取得したICカード所有者情報とICカード所有者情報記憶部15に格納されているICカード所有者情報とが一致する場合には,処理を継続すると判断し,一致しない場合には,処理を中断すると判断する。
バイオメトリクス認証プログラム10は,処理を継続すると判断した場合には,バイオメトリクス情報の登録を要求する(処理P20)。このとき,コンピュータ端末1の表示装置の画面には,手のひら誘導メッセージが表示される(画面E)。
ICカード100の所有者がバイオメトリクス読取装置102に手のひらをかざすと(オペレーションO15),バイオメトリクス認証プログラム10は,バイオメトリクス読取装置102によって読み取られたICカード100の所有者のバイオメトリクス情報(この場合には“掌紋”)を取得し(処理P21),取得したバイオメトリクス情報をICカード100に書き込む(処理P22)。手のひらを「かざす」→「離す」を繰り返しながら(オペレーションO15),バイオメトリクス情報の取得(処理P21)・書込み(処理P22)を,規定回数(一般的には,3回程度)行う。
規定回数のバイオメトリクス情報の取得・書込みが終了すると,バイオメトリクス認証プログラム10は,登録完了メッセージ表示の処理を行い(処理P23),ICカード100へのアクセス処理を終了する(処理P24)。コンピュータ端末1の表示装置の画面には,登録完了のメッセージが表示される(画面F)。その後,バイオメトリクス情報の登録確認を行うセションに移行する。
図4は,本実施の形態におけるバイオメトリクス情報の登録確認を行うセションの例を説明する図である。図4において,オペレーション欄はオペレータやICカード100の所有者が行うオペレーションを示し,画面欄はコンピュータ端末1の表示装置に表示される画面を示し,処理欄はバイオメトリクス認証プログラム10により実行される処理を示す。
まず,オペレータがバイオメトリクス情報の登録完了を確認して「OK」ボタンを押下すると(オペレーションO16),コンピュータ端末1の表示装置には,登録確認画面(画面G)が表示される。バイオメトリクス認証プログラム10は,ICカード100へのアクセス処理を開始し(処理P25),ICカード100に記録されたICカード所有者情報を取得し(処理P26),その取得したICカード所有者情報とICカード所有者情報記憶部15に格納されているICカード所有者情報とが一致するかを確認する(処理P27)。
ここで,バイオメトリクス認証プログラム10は,処理P27においてICカード100から取得したICカード所有者情報とICカード所有者情報記憶部15に格納されているICカード所有者情報とが一致する場合には,処理を継続すると判断し,一致しない場合には,処理を中断すると判断する。
バイオメトリクス認証プログラム10は,処理を継続すると判断した場合には,バイオメトリクス情報の照合を要求する(処理P28)。このとき,コンピュータ端末1の表示装置の画面には,手のひら誘導メッセージが表示される(画面H)。
ICカード100の所有者がバイオメトリクス読取装置102に手のひらをかざすと(オペレーションO17),バイオメトリクス認証プログラム10は,バイオメトリクス読取装置102によって読み取られたICカード100の所有者のバイオメトリクス情報と,ICカードR/W装置101に挿入されているICカード100に登録されたバイオメトリクス情報との照合を行い,その照合結果を得る(処理P29)。
バイオメトリクス認証プログラム10は,照合結果ランプを点灯する処理を行い(処理P30),照合結果メッセージを表示する処理を行う(処理P31)。コンピュータ端末1の表示装置の画面には,照合結果メッセージが表示される(画面I)。なお,画面Iの照合結果メッセージの例は,照合が成功した場合の例である。また,照合結果ランプは,例えば,バイオメトリクス読取装置102に備えられ,照合成功時には緑色に点灯し,照合失敗時にはアンバーに点灯する。
照合結果を確認したオペレータが「OK」ボタンを押下すると(オペレーションO18),バイオメトリクス認証プログラム10は,照合結果ランプを消灯する処理を行い(処理P32),ICカード100へのアクセス処理を終了し(処理P33),ICカード100への電源の供給をOFFにする(処理P34)。また,コンピュータ端末1の表示装置の画面が登録画面(画面J)となり,ICカードR/W装置101からICカード100が返却される(オペレーションO19)。
オペレータが「終了」ボタンを押下すると(オペレーションO20),コンピュータ端末1の表示装置には,業務選択画面(画面K)が表示される。
なお,バイオメトリクス情報の照合が失敗した場合には,リトライ(バイオメトリクス情報の登録確認を行うセションを最初からやり直す)できるようにしてもよい。
このように,図2〜図4の例に示すバイオメトリクス登録処理では,ICカード所有者情報の取得を行うセションで取得したICカード所有者情報をICカード所有者情報記憶部15に格納し,バイオメトリクス情報の登録を行うセション時およびバイオメトリクス情報の登録確認を行うセション時に,ICカードR/W装置101に挿入されたICカード100に記録されたICカード所有者情報とICカード所有者情報記憶部15に格納されたICカード所有者情報とが一致するか否かを確認している。
これによって,ICカード100に記録されたICカード所有者情報がセション間において異なる場合を検出することができるようになり,業務処理を継続するか中断するかを的確に判断できるようになる。
次に,本実施の形態のバイオメトリクス登録処理における各セションごとの処理フローチャートについて,図5〜図7を用いて説明する。
図5は,本実施の形態におけるICカード所有者情報の取得を行うセションの処理フローチャートである。例えば,コンピュータ端末1の表示装置に登録画面(例えば,図2の画面B)が表示された状態で「読取」ボタンが押下されると,ICカード所有者情報の取得を行うセションの処理が開始される。
まず,ICカードR/W装置101にICカード100が挿入されたかを監視し(ステップS10),ICカード100の挿入が確認されると,ICカード100へのアクセスを開始する(ステップS11)。
ICカードR/W装置101からICカード100に記録されたICカード所有者情報を取得し(ステップS12),その取得したICカード所有者情報をICカード所有者情報記憶部15に格納する(ステップS13)。
ICカード100へアクセスを終了し(ステップS14),コンピュータ端末1の表示装置に取得したICカード所有者情報を表示する(ステップS15)。その後,バイオメトリクス情報の登録を行うセションの処理に移行する。
図6は,本実施の形態におけるバイオメトリクス情報の登録を行うセションの処理フローチャートである。例えば,図5のステップS15においてICカード所有者情報がコンピュータ端末1の表示装置に表示された状態で「実行」ボタンが押下されると,バイオメトリクス情報の登録を行うセションの処理が開始される。
まず,ICカード100へのアクセスを開始し(ステップS20),ICカードR/W装置101からICカード100に記録されたICカード所有者情報を取得する(ステップS21)。ステップS21で取得したICカード所有者情報と,ICカード所有者情報記憶部15に格納されたICカード所有者情報とを比較し,一致するかを確認する(ステップS22)。
ステップS22において一致しない場合には,ICカード所有者情報の不一致エラーを通知し(ステップS23),ICカード100へのアクセスを終了する(ステップS26)。ICカード所有者情報の不一致エラーの通知は,例えば,コンピュータ端末1の表示装置への出力などにより行われる。
ステップS22において一致する場合には,バイオメトリクス読取装置102からICカード100の所有者のバイオメトリクス情報を取得し(ステップS24),その取得したバイオメトリクス情報を,ICカードR/W装置101に挿入されたICカード100に記録する(ステップS25)。ICカード100へのアクセスを終了し(ステップS26),バイオメトリクス情報の登録が完了する。
その後,バイオメトリクス情報の登録確認を行うセションの処理に移行する。ただし,ステップS22において,ICカード所有者情報の不一致エラーが発生している場合には,バイオメトリクス情報の登録確認を行うセションの処理に移行しない。
図7は,本実施の形態におけるバイオメトリクス情報の登録確認を行うセションの処理フローチャートである。例えば,図6の処理でバイオメトリクス情報の登録が完了した場合に「実行」ボタンが押下されると,バイオメトリクス情報の登録確認を行うセションの処理が開始される。
まず,ICカード100へのアクセスを開始し(ステップS30),ICカードR/W装置101からICカード100に記録されたICカード所有者情報を取得する(ステップS31)。ステップS31で取得したICカード所有者情報と,ICカード所有者情報記憶部15に格納されたICカード所有者情報とを比較し,一致するかを確認する(ステップS32)。
ステップS32において一致しない場合には,ICカード所有者情報の不一致エラーを通知し(ステップS33),ICカード100へのアクセスを終了する(ステップS38)。ICカード所有者情報の不一致エラーの通知は,例えば,コンピュータ端末1の表示装置への出力などにより行われる。
ステップS32において一致する場合には,バイオメトリクス読取装置102からICカード100の所有者のバイオメトリクス情報を取得し(ステップS34),その取得したバイオメトリクス情報と,ICカードR/W装置101に挿入されたICカード100に記録されたバイオメトリクス情報とが一致するかを確認する(ステップS35)。
ステップS35において一致しない場合には,バイオメトリクス情報の不一致エラーを通知し(ステップS36),ICカード100へのアクセスを終了する(ステップS38)。バイオメトリクス情報の不一致エラーの通知は,例えば,コンピュータ端末1の表示装置への出力などにより行われる。なお,バイオメトリクス情報が不一致の場合に,リトライ可能としてもよい。
ステップS35において一致する場合には,バイオメトリクス情報が一致することを通知し(ステップS37),ICカード100へのアクセスを終了する(ステップS38)。バイオメトリクス情報が一致することの通知は,例えば,コンピュータ端末1の表示装置への出力などにより行われる。
以上,本発明の実施の形態として主にバイオメトリクス登録処理の例について説明したが,これに限るものではなく,複数のセションからなる一連の業務処理全般に対して本発明は適用可能である。
例えば,バイオメトリクス認証処理においてリトライが発生する場合などに,最初のバイオメトリクス認証処理(セション)で格納されたICカード所有者情報と,リトライ時のバイオメトリクス認証処理(セション)でICカード100から取得したICカード所有者情報が一致するか否かを確認し,バイオメトリクス認証処理のリトライを継続するか否かを判断できるようにしてもよい。
本発明の実施の形態におけるバイオメトリクス認証システムの構成例を示す図である。 本実施の形態におけるICカード所有者情報の取得を行うセションの例を説明する図である。 本実施の形態におけるバイオメトリクス情報の登録を行うセションの例を説明する図である。 本実施の形態におけるバイオメトリクス情報の登録確認を行うセションの例を説明する図である。 本実施の形態におけるICカード所有者情報の取得を行うセションの処理フローチャートである。 本実施の形態におけるバイオメトリクス情報の登録を行うセションの処理フローチャートである。 本実施の形態におけるバイオメトリクス情報の登録確認を行うセションの処理フローチャートである。 金融機関におけるバイオメトリクス認証の運用手順の例を示す図である。 バイオメトリクス認証システムのハードウェア構成の例を示す図である。 バイオメトリクス認証に関する業務処理の例を説明する図である。 ICカード所有者情報の取得を行うセションの例を説明する図である。 バイオメトリクス情報の登録を行うセションの例を説明する図である。 バイオメトリクス情報の登録確認を行うセションの例を説明する図である。
符号の説明
1 コンピュータ端末
10 バイオメトリクス認証プログラム
11 ICカード情報入出力部
12 バイオメトリクス情報入力部
13 バイオメトリクス登録処理部
14 バイオメトリクス認証処理部
15 ICカード所有者情報記憶部
16 業務継続判断処理部
17 業務継続判断処理部
100 ICカード
101 ICカードR/W装置
102 バイオメトリクス読取装置

Claims (3)

  1. 携帯可能な記録媒体を用いたバイオメトリクス認証を利用する業務処理を行うためのバイオメトリクス認証システムにおいて,前記記録媒体にバイオメトリクス情報を登録するバイオメトリクス情報登録方法であって,
    バイオメトリクス情報登録処理の開始時における第1のセション時に,前記バイオメトリクス認証システムに装着される携帯可能な記録媒体から,携帯可能な記録媒体の所有者を一意に認識する情報である所有者情報を取得し,取得された所有者情報を前記バイオメトリクス認証システム内に保持する過程と,
    前記記録媒体にバイオメトリクス情報を書き込む第2のセション時に,前記記録媒体から所有者情報を取得し,取得された所有者情報と前記バイオメトリクス認証システム内に保持された所有者情報とが一致するかを確認し,一致する場合には前記記録媒体の所有者のバイオメトリクス情報をバイオメトリクス読取装置から取得し,取得されたバイオメトリクス情報を前記記録媒体に書き込み,一致しない場合にはエラーを通知する過程と
    前記バイオメトリクス情報の登録を確認する第3のセション時に,前記記録媒体から所有者情報を取得し,取得された所有者情報と前記バイオメトリクス認証システム内に保持された所有者情報とが一致するかを確認し,一致しない場合にはエラーを通知し,一致する場合には,さらに,前記記録媒体の所有者のバイオメトリクス情報をバイオメトリクス読取装置から取得し,取得されたバイオメトリクス情報と,前記記録媒体に書き込まれたバイオメトリクス情報とが一致するかを確認し,一致する場合にはバイオメトリクス情報が一致することを通知し,一致しない場合にはエラーを通知する過程とを有する
    ことを特徴とするバイオメトリクス情報登録方法。
  2. 携帯可能な記録媒体を用いたバイオメトリクス認証を利用する業務処理を行うためのバイオメトリクス認証システムにおいて,前記記録媒体にバイオメトリクス情報を登録するバイオメトリクス情報登録装置であって,
    バイオメトリクス情報登録処理の開始時における第1のセション時に,前記バイオメトリクス認証システムに装着される携帯可能な記録媒体から,携帯可能な記録媒体の所有者を一意に認識する情報である所有者情報を取得し,取得された所有者情報を前記バイオメトリクス認証システム内に保持する手段と,
    前記記録媒体にバイオメトリクス情報を書き込む第2のセション時に,前記記録媒体から所有者情報を取得し,取得された所有者情報と前記バイオメトリクス認証システム内に保持された所有者情報とが一致するかを確認し,一致する場合には前記記録媒体の所有者のバイオメトリクス情報をバイオメトリクス読取装置から取得し,取得されたバイオメトリクス情報を前記記録媒体に書き込み,一致しない場合にはエラーを通知する手段と
    前記バイオメトリクス情報の登録を確認する第3のセション時に,前記記録媒体から所有者情報を取得し,取得された所有者情報と前記バイオメトリクス認証システム内に保持された所有者情報とが一致するかを確認し,一致しない場合にはエラーを通知し,一致する場合には,さらに,前記記録媒体の所有者のバイオメトリクス情報をバイオメトリクス読取装置から取得し,取得されたバイオメトリクス情報と,前記記録媒体に書き込まれたバイオメトリクス情報とが一致するかを確認し,一致する場合にはバイオメトリクス情報が一致することを通知し,一致しない場合にはエラーを通知する手段とを備える
    ことを特徴とするバイオメトリクス情報登録装置
  3. 携帯可能な記録媒体を用いたバイオメトリクス認証を利用する業務処理を行うためのバイオメトリクス認証システムにおいて,前記記録媒体にバイオメトリクス情報を登録する処理を,コンピュータに実行させるためのバイオメトリクス情報登録プログラムであって,
    前記コンピュータを
    バイオメトリクス情報登録処理の開始時における第1のセション時に,前記バイオメトリクス認証システムに装着される携帯可能な記録媒体から,携帯可能な記録媒体の所有者を一意に認識する情報である所有者情報を取得し,取得された所有者情報を前記バイオメトリクス認証システム内に保持する手段と,
    前記記録媒体にバイオメトリクス情報を書き込む第2のセション時に,前記記録媒体から所有者情報を取得し,取得された所有者情報と前記バイオメトリクス認証システム内に保持された所有者情報とが一致するかを確認し,一致する場合には前記記録媒体の所有者のバイオメトリクス情報をバイオメトリクス読取装置から取得し,取得されたバイオメトリクス情報を前記記録媒体に書き込み,一致しない場合にはエラーを通知する手段と
    前記バイオメトリクス情報の登録を確認する第3のセション時に,前記記録媒体から所有者情報を取得し,取得された所有者情報と前記バイオメトリクス認証システム内に保持された所有者情報とが一致するかを確認し,一致しない場合にはエラーを通知し,一致する場合には,さらに,前記記録媒体の所有者のバイオメトリクス情報をバイオメトリクス読取装置から取得し,取得されたバイオメトリクス情報と,前記記録媒体に書き込まれたバイオメトリクス情報とが一致するかを確認し,一致する場合にはバイオメトリクス情報が一致することを通知し,一致しない場合にはエラーを通知する手段として,
    機能させるためのバイオメトリクス情報登録プログラム。
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