JP4680041B2 - 導電性部材及び帯電部材及びこの帯電部材を有するプロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents
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Description
1.帯電ローラの構成物質が帯電ローラから染み出して感光体ドラムの表面に付着し、この付着が進行すると感光体ドラム4の表面4aに帯電ローラの跡が残る。
2.帯電ローラに交流電圧を印加したときに、感光体ドラムに接触している帯電ローラが振動して帯電音が起こる。
3.感光体ドラム4の表面4aのトナーが帯電ローラに付着することによって、帯電性能が低下する。特に、帯電ローラにおいて、(1)の染み出しが生じると、より一層トナー付着が生じ易くなる。
4.帯電ローラを構成している物質が感光体に付着し易い。
5.感光体ドラム4を長期間駆動しないと帯電ローラに永久変形が生じる。
更に、空隙保持部材の少なくとも像担持体と当接する部分が電気絶縁性樹脂材料で構成されているので、導電性部材に高電圧を印加したときに、空隙保持部材と像担持体の基層との間に異常放電(リーク)電流が発生するのを防止できる。
109 Ω・cmであるので、十分な帯電能力及び転写能力を確保することができると共に、像担持体への電圧集中による異常放電の発生を防止することができ、従って、均一画像が得られる。
また、電気抵抗調整層の外周面に表面層を形成したので、トナー、及び、トナーに添加されている添加剤が長期にわたって導電性部材表面に付着することを防止できる。
<実施例1>
電気抵抗調整層としてABS樹脂(デンカABS GR-3000、電気化学工業製)50重量%、ポリエーテルエステルアミド(IRGASTAT P18、チバスペシャリティケミカルズ社製)50重量%、ポリカーボネート-グリシジルメタクリレート-スチレン-アクリロイトリル共重合体(モディパーC L440-G、日本油脂株式会社製)をポリエーテルエステルアミドとABS樹脂の合計100重量部に対して4.5重量部を混合の後、溶融混練した樹脂組成物を、SUM(Niメッキ)からなる外径10mmの中心軸(芯軸)上に射出成形により被覆し、外径14mmの成形品を得た。
る。
次に、成形品26を回転させながら図8に示す切削バイト27を一方から他方に移動させて成形品の外周面を切削加工して、空隙保持部材23の外径(最大径)を12.7mm、電気抵抗調整層22の外径を12.6mmに同時仕上げ加工し、図6に示す形状の表面層22cを塗布する前の成形品を形成した。
<実施例2>
電気抵抗調整層としてABS樹脂(デンカABS GR-3000、電気化学工業製)50重量%、ポリエーテルエステルアミド(IRGASTAT P18、チバスペシャリティケミカルズ社製)50重量%、ポリカーボネート-グリシジルメタクリレート-スチレン-アクリロイトリル共重合体(モディパーC L440-G、日本油脂株式会社製)をポリエーテルエステルアミドとABS樹脂の合計100重量部に対して4.5重量部を混合の後、溶融混練した樹脂組成物を、SUM(Niメッキ)からなる外径10mmの中心軸(芯軸)上に射出成形により被覆し、外径14mmの成形品を形成した。
る。
<実施例3>
電気抵抗調整層としてABS樹脂(デンカABS GR-3000、電気化学工業製)50重量%、ポリエーテルエステルアミド(IRGASTAT P18、チバスペシャリティケミカルズ社製)50重量%、ポリカーボネート-グリシジルメタクリレート-スチレン-アクリロイトリル共重合体(モディパーC L440-G、日本油脂株式会社製)をポリエーテルエステルアミドとABS樹脂の合計100重量部に対して4.5重量部を混合の後、溶融混練した樹脂組成物を、SUM(Niメッキ)からなる外径10mmの中心軸(芯軸)上に射出成形により被覆し、外径14mmの成形品を形成した。
る。
ジ23cを有するリング状部材を挿入接着した。
<比較例1>
実施例1と同様の加工方法で図3に示す導電性部材としての帯電ローラ2を得た。その際、導電性支持体11の外周面11aには嵌合溝を設けず、また、電気抵抗調整層12と空隙保持部材13を密着させ、空隙保持部材13を導電性支持体11の端部に圧入して接着し、全面に渡り密着させた。
<比較例2>
実施例1と同様の加工方法で図3に示す導電性部材としての帯電ローラ2を得た。その際、導電性支持体11の外周面11aには嵌合溝を設けず、また、電気抵抗調整層12と空隙保持部材13間には接着剤を使用せず、導電性支持体11の端部への圧入のみとした。
〈試験〉
実施例1、2、3および比較例1、2のサンプルを環境条件(100℃、1時間)のもとに放置し、その後、室温まで放冷後に電気抵抗調整層と空隙保持部材との隙間Hを測定した。その結果を表1に示す。
2…帯電ローラ
3…パワーパック(電圧印加電源)
4…感光体ドラム(像担持体)
4a…表面
9…プロセスカートリッジ
20…導電性部材
21…導電性支持体
21a…両端部
21b…外周面
21c…嵌合溝
22…電気抵抗調整層
22a…端面
22b…外周面
22c…表面層
23…空隙保持部材
G…空隙
Claims (10)
- 軸部材をなす長尺状の導電性支持体と、該導電性支持体の外周面に設けられた電気抵抗調整層と、該電気抵抗調整層と異なる材質からなりかつ前記導電性支持体の両端部に設けられて前記電気抵抗調整層の端面に当接される一対の空隙保持部材とを備え、該空隙保持部材の外周面は像担持体と当接したときに該像担持体の外周面と前記電気抵抗調整層の外周面との間に一定間隔の空隙が形成されるように前記電気抵抗調整層の外周面に対して高低差が設けられている導電性部材において、
前記導電性支持体の外周に前記電気抵抗調整層が嵌合される嵌合溝が形成され、前記空隙保持部材の少なくとも像担持体と当接する部分が、電気絶縁性樹脂材料で構成されていることを特徴とする導電性部材。 - 前記嵌合溝が前記電気抵抗調整層の端面と前記空隙保持部材の前記電気抵抗調整層の端面に対向する端面とに跨って位置するように形成されていることを特徴とする請求項1に記載の導電性部材。
- 前記空隙保持部材が前記電気抵抗調整層の端面に接着固定されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の導電性部材。
- 前記空隙保持部材の体積固有抵抗が、1013Ω・cm以上であることを特徴とする請求項1に記載の導電性部材。
- 前記電気抵抗調整層の体積固有抵抗が、106Ω・cm〜109Ω・cmであることを特徴とする請求項4に記載の導電性部材。
- 前記電気抵抗調整層の外周面に対する前記空隙保持部材の外周面の高低差が、前記空隙保持部材の外周面と前記電気抵抗調整層の外周面とを同時に一体加工することにより形成され、前記電気抵抗調整層の外周面に表面層が形成されていることを特徴とする請求項5に記載の導電性部材。
- 前記表面層の抵抗が前記電気抵抗調整層の抵抗より大きいことを特徴とする請求項6に記載の導電性部材。
- 請求項6に記載の導電性部材を円筒形状とすることにより構成された帯電部材。
- 請求項8に記載の帯電部材を有するプロセスカートリッジ。
- 請求項9に記載のプロセスカートリッジを有する画像形成装置。
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JP2006259513A (ja) * | 2005-03-18 | 2006-09-28 | Ricoh Co Ltd | 導電性支持体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
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